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血圧降下剤
JPH0525055A
Japan
- Other languages
English - Inventor
Haruji Sawada 治司 澤田 Masayoshi Furushiro 雅義 古代 Mahoko Hamura 真帆子 羽村 Tsuneichi Watanabe 常一 渡辺 Teruo Yokokura 輝男 横倉 - Current Assignee
- Yakult Honsha Co Ltd
Description
translated from
を低下させるのに有効な薬剤、すなわち血圧降下剤に関
するものである。
本態性高血圧症と、腎、副腎、神経系の疾患に伴う二次
性高血圧症とがあるが、近年は、前者が全体の90%を
占めている。従来、本態性高血圧の予防と治療には血圧
降下剤がしばしば使われている。しかしながら、従来の
血圧降下剤は、いずれも何らかの副作用を示すという欠
点があった。すなわち、降圧利尿剤として知られている
ものは低カリウム血症や高酸血症を招き易い。また、抹
消血管拡張性降圧剤は赤血球減少、B−遮断剤は気管支
喘息、a−メチルドーパはGOTやGPTの上昇および
溶血性貧血など、それぞれ特有の副作用を示すから、こ
れらの血圧降下剤の服用には慎重を要し、服用量および
服用期間はおのずから制限される。
強く望まれており、有望な血圧降下剤として微生物由来
のものが注目されている。既に知られている微生物由来
の血圧降下剤としては、乳酸菌由来の高分子多糖類を有
効成分とするもの(特開昭59−190929号)、ク
ロレラ藻体から分離された分子量1万以上の糖蛋白質か
らなるもの(特開昭60−45603号)、ストレプト
コッカス属細菌の生菌体または死菌体からなるもの(特
開昭61−221124号)、乾燥ビール酵母を有効成
分とするもの(特開昭63−255234号)、乳酸菌
の熱水抽出物からなるもの(特開昭63−139129
号公報,特開平2−247127号公報)などがある。
最後に引用した乳酸菌の熱水抽出物は、糖、蛋白質、核
酸などからなるが、主たる有効成分は糖画分、特にペプ
チドグリカン画分であると考えられている。
肉の酵素分解物等、ある種の蛋白質が血圧降下作用を示
すことも知られている。しかしながら、これら蛋白質系
のものは、いずれも数百ミリグラムないし数グラム/kg
-体重 という多量投与をしなければならないのが欠点で
ある。
性の高い微生物菌体もしくは動植物体に由来する血圧降
下性物質の中から、より降圧作用が強く少量で有効なも
のを見いだし、これを血圧降下剤として提供することに
ある。
ス属乳酸菌の菌体水抽出物から分離される蛋白質画分を
有効成分とする血圧降下剤を提供するものである。ここ
で、菌体水抽出物の蛋白質画分とは、菌体水抽出物に核
酸画分除去処理およびペプチドグリカン除去処理を施し
た残渣として得られる、主として蛋白質からなる画分で
あり、好ましくはそれから得られる精製蛋白質画分であ
る。
質、核酸、糖および灰分から主としてなるが、そこから
単離された蛋白質画分は、血圧降下作用を有することが
知られている蛋白質と比べるとはるかに強力な血圧降下
作用を示す。本発明の血圧降下剤の有効成分である蛋白
質は、ラクトバチルス属乳酸菌の菌体から次のようにし
て分離することができる。原料とするラクトバチルス属
乳酸菌は特に限定されるものではないが、好ましい具体
例を示すと、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス
・アシドフィルス、ラクトバチルス・ロイテリ、ラクト
バチルス・ブルガリクスなどがあり、中でもラクトバチ
ルス・カゼイ YIT9018株は優れた原料である。
これを任意の培養条件で培養し、常法により集菌する。
しくは熱水を用いる抽出処理を行なって、水抽出物を得
る。熱水抽出法による場合は、菌体を約50〜100℃
の熱水中に約10〜80mg/mlの濃度で懸濁させて約1
0〜60分間保持することにより可溶性成分を溶出さ
せ、その後、菌体を分離する。pHは特に調整する必要
はないが、通常、約6〜8が適当である。なお、水抽出
に先立って、自己消化または細胞壁溶解酵素を利用する
軽い前処理を施してもよい。たとえば、菌体を自己消化
させたのち100℃で5〜30分間加熱抽出する方法、
リゾチーム等のN-アセチルグルコサミニダーゼを作用さ
せて細胞壁の基底膜構造を切断してから抽出処理を行う
方法、などが可能である。
よびペプチドグリカン除去処理を施す。核酸は、ヌクレ
アーゼP1(ヤマサ醤油株式会社)等の核酸分解酵素で
処理すると低分子化するので、透析によって除去するこ
とができる。その後、陰イオン交換樹脂カラムに流して
蛋白質を吸着させ、カラムを水でよく洗浄してペプチド
グリカン等の非吸着成分を除いてから吸着された蛋白質
を溶出させれば、核酸やペプチドグリカンを含まない蛋
白質画分を得ることができる。上述のようにして精製さ
れた蛋白質画分は、さらにイオン交換、ゲル濾過、逆相
クロマトグラフィー等によってさらに精製すると、蛋白
質としての純度の高いものになり、あるいは特定の分子
量を有するものになる。ラクトバチルス属乳酸菌の菌体
水抽出物から分離される蛋白質画分に含まれる蛋白質
は、その分子量のいかんにかかわらず血圧降下作用を示
すことが確認されており、したがって、上記精製蛋白質
はいずれも本発明の血圧降下剤構成成分として使用する
ことができる。
画分は水に易溶であるから、本発明の血圧降下剤は容易
に任意の剤形のものとすることができる。また、投与方
法も、経口投与、腹腔内投与、静脈内投与などのいずれ
もが可能であるが、降圧効果が最も確実なのは経口投与
である。経口投与のための錠剤、顆粒剤、散剤、カプセ
ル剤、液体製剤などにする場合は、製剤化にあたり一般
に使用されている結合剤、包含剤、賦形剤、潤滑剤、崩
壊剤、湿潤剤、その他任意の補助成分を、必要に応じて
用いることができる。投与量は1回当たり5〜10mg/k
gで十分であるが、毒性はほとんど無いので、それ以上
の大量投与も可能である。本血圧降下剤の投与により、
通常2〜3時間後から10〜30mmHgの血圧降下が期待
できる。効果は12〜24時間以上持続する。連日投与
すればさらに効果的であって、より少ない投与量で顕著
な降圧作用を発揮する。
コーンスティープリカー、0.1%リン酸一カリウム、
0.1%リン酸二カリウム)400リットルにラクトバ
チルス・カゼイ YIT‐9018 (微工研条寄第66
5号) を接種し、水酸化ナトリウムでpHを6に制御し
ながら35℃で20時間培養した。その後、遠心分離し
て、洗浄菌体1.3kg(乾物換算重量)を得た。この菌
体を55℃、pH7で2時間自己消化させてから100
℃で10分間加熱抽出し、抽出液を凍結乾燥して、23
4gの水抽出物を得た。
酢酸緩衝液500mlに溶解し、ヌクレアーゼP1(ヤマ
サ醤油株式会社)4000ユニットを添加して55℃で
5時間反応させた。反応終了後、pHを9.0に調整し、
遠心分離して上清を得、これを一晩蒸留水中で透析した
のち、pH8.5の10mMギ酸アンモニウム緩衝液で平衡
化した陰イオン交換樹脂Qセファロースファーストフロ
ーカラム(2000ml)に通塔し、蛋白質を吸着させ
た。さらに同じ緩衝液で洗浄し、非吸着性の多糖−グリ
コペプチド複合体等のペプチドグリカン層成分を除去し
た。次いで、吸着された蛋白質をpH8.5の1Mギ酸アン
モニウム緩衝液で溶出させ、蒸留水に対して透析したの
ち凍結乾燥して、7.5gの蛋白質画分A(蛋白質とし
ての純度95%)を得た。
(SHR,雄,1群5匹)に10mg/kg体重 となるよう
に、ゾンデにて経口投与した。対照群には、水道水0.
5ml/100gを同様にして経口投与した。上記投与から3
時間後、6時間後、12時間後、および24時間後に、
各群ラットについて尾動脈の収縮期血圧を測定した結果
を図1に示す。
た蛋白質画分7.5gをpH8.5の10mMギ酸アンモニウ
ム緩衝液2000mlに溶解し、同緩衝液で平衡化した陰
イオン交換樹脂Qセファロースファーストフローカラム
(1000ml)に通塔し、蛋白質を吸着させた。次い
で、吸着された蛋白質をpH7.0の同緩衝液、pH5.5
の同緩衝液、およびpH5.5の1Mギ酸アンモニウム緩
衝液で順次溶出させて三つの画分に分画したのち蒸留水
に対して透析し、蛋白質画分A1,A2,A3を得た。
次に、上記蛋白質画分A1を10mMギ酸アンモニウム緩衝
液(pH5.5)2000mlに溶解し、同緩衝液で平衡化
した陰イオン交換樹脂Qセファロースファーストフロー
カラム(500ml)に通塔し、蛋白質を吸着させた。次
いで、吸着された蛋白質を200mM、400mM、および
1Mのギ酸アンモニウム緩衝液で順次溶出させて三つの
画分に分画したのち蒸留水に対して透析し、蛋白質画分
A11,A12,A13を得た。
衝液(pH5.5)で平衡化したQセファロースファース
トフローに吸着させ、吸着された蛋白質を200mM〜4
00mMのギ酸アンモニウム緩衝液で順次溶出させて五つ
の画分に分画したのち蒸留水に対して透析し、蛋白質画
分A121,A122,A123,A124,A125
を得た。次に、上記蛋白質画分A122を逆相HPLC
分取用カラム(Cosmosil 5C-18P)を用いて、0.05%
TFAをベースに流し、60分で50%アセトニトリル
となるように5ml/分の流速でリニアグラジエント溶出
を行ない、透析して、三つの蛋白質画分A1221,A
1222,A1223に分けた。
PLC分取用カラム(Cosmosil 5C-18P)を用いて、0.
05%TFAをベースに流し、60分で50%アセトニ
トリルとなるように5ml/分の流速でリニアグラジエン
ト溶出を行なった。溶出のピークを分取し、透析して、
精製蛋白質APを得た。この精製蛋白質は、蛋白質とし
ての純度は95%以上(キャピラリー電気泳動装置によ
る)、分子量(SDS−ポリアクリルアミド電気泳動に
よる)は約5000であった。上記各蛋白質画分につい
て、実施例1の場合と同様にして血圧降下作用を調べ
た。その結果、すべての蛋白質画分について、危険率5
%で有意な血圧降下を生じさせることを確認した。
ルト等を製造するのに普通に使われている乳酸菌の菌体
成分であり且つ蛋白質であるから、安全性が高く、長期
投与による副作用の心配もない。しかも、従来の蛋白質
系血圧降下剤と比べるとはるかに少ない投与量で有効で
あるから、服用も容易である。本発明の血圧降下剤は、
従来の乳酸菌菌体熱水抽出物系血圧降下剤と比べても多
くの利点を有する。すなわち実質的に蛋白質のみからな
ることにより製剤化が容易であり、安定性のよい製剤を
提供することができる。また、必要に応じて蛋白質画分
を分子量分画し、特定分子量の蛋白質を有効成分として
使用することができるから、抗原抗体反応など、生体に
対する副作用を最小限度に抑えたものを提供することが
できる。
を示すグラフ。
Claims (1)
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- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ラクトバチルス属乳酸菌の菌体水抽出物
より分離された蛋白質画分を有効成分とする血圧降下
剤。