JPS58164514A - 免疫刺激性プロテオグリカンおよびその製造方法 - Google Patents

免疫刺激性プロテオグリカンおよびその製造方法

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JPS58164514A
JPS58164514A JP58038124A JP3812483A JPS58164514A JP S58164514 A JPS58164514 A JP S58164514A JP 58038124 A JP58038124 A JP 58038124A JP 3812483 A JP3812483 A JP 3812483A JP S58164514 A JPS58164514 A JP S58164514A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は菌体膜から分離したプロテオグリカンフラクシ
ョンならびにその製造法および特に腫瘍細胞に対する細
胞毒性が知られているN、に、(ナチュラルキラー)細
胞の活性化等、免疫刺激剤としてのその使用に関する。
本発明者名儀の1978年12月19日出願の仏国特許
第7835649号明細書にはダラム陰性菌を原料とす
る解毒した膜プロテオグリカンの製造法およびそのワク
チン補助薬としての使用が開示されている。
本発明は、特にKlebsiella pneumon
iae菌株に由来する膜プロテオグリカンを原料とし、
免疫刺激特性(最も顕著な特性はN、 K、細胞を強力
に活性化することである)を有するプロテオグリカンフ
ラクションを分離することを記載するものである。
本発明による、ダラム陰性菌株の可溶性膜プロテオグリ
カンを特徴とする特にインターフェロン誘発性等の免疫
刺激活性を有する菌体膜プロテオグリカンの製造法はニ ーグラム陰性菌株の可溶性膜プロテオグリカンをリゾチ
ームによシ加水分解し、 9分子量200 、000〜400 、000を有する
プロテオグリカンを加水分解生成物から分離すること を特徴とする。
本発明による方法において出発物質として用いる可溶性
膜プロテオグリカンは好ましくは、仏国特許第7835
649号明細書記載の方法により製造する。仏国特許第
7835649号明細書の方法において、本質的な工程
は、塩基または次亜臭素酸塩のいずれかを用いる公知の
方法で分離した粗膜プロテオグリカンを水性媒質中で処
理し、可溶性プロテオグリカンを含有する水相を回収す
ることがら成る。
この方法の他の特徴は前記明細書中に見出すことができ
、その数示は本明細書中に参照として記載する。。
本発明による、活性フラクションを構成し、分子量20
0 、000〜400 、000を有するプロテオグリ
カンの分離は公知のいずれかの方法、特に、例えばセフ
ファロースゲルCL2Bによる、分子ふるいクロマトグ
ラフィーを用いて行なうことができる。
リゾチーム処理によシ、プロテオグリカンのN−アセチ
ルムラミル−β−(1−4)−N−アセチルグルコサミ
ン結合が加水分解され、当該フラクションの分子量は減
少する。
この加水分解に要する時間は好筺しくは10分間〜1時
間、一般には30分程度である。
加水分解生成物をクロマトグラフィー分別にかける前に
リゾチームおよび存在する異種の塩もしくは化合物を除
去することが望ましい可溶性プロテオグリカッは、好ま
しくは、例えば1種もしくは数種の脂肪溶媒を用いて脱
脂した後にリゾチームと反応させる。
使用可能なダラム陰性菌の中で特に Klebsiella pneumoniae、5er
ratia marcescensおよびEscher
ichfa coliの名を挙げる必要があるが、甲で
も特に重要なものは、le Centred′Immu
nologie et de Biologie PI
ERREFABREで分離され、la Co11ect
ion Nationalede Cu1ture d
e Microorganismes (CNCM)に
おいてA145−I−IPと登録された無莢膜菌株Kl
ebsiella pneumoniaeである。
このようにして得たプロテオグリカッは以下の物理化学
特性: 分子量       200,000〜400 、00
0ヘキノース含量       8〜10飴ガラクト−
ス含量    22〜28%ヘキノースアミン含量  
 3〜6係 ウロン酸含量       4〜6係 蛋白質き量       35〜50%を有している 同様に本発明は薬剤としてのプロテオグリ力/の使用に
関する一、実際にこれらのプロテオグリ力/は重要な免
疫刺激特性を発現する。
これらの免疫刺激特性はマウスにおける注射投与および
経口投与から明白であった。
同様に、マウスにおいてMo1oneyウイルスが誘発
したリンパ腺腫に対し、これらの生成物がN、 K、細
胞を有意(P)0.01)に活性化することも認められ
た−、この作用は抗インターフェロン(α−IF)によ
り阻害されるため、このフラクションによるN、 K、
細胞の活性化はインターフェロン誘発作用によるものと
考えられる。
幼動物においては、プロテオグリカンはN。
K、細胞およびプレーN、 K、を同時に刺激する。
同様に、マウスの牌臓細胞における 1nvi tro
での投与量に比例するDNA合成活性化、さらに牛血清
アルブミン(BSA)に対する早発的抗体反応の相乗が
認められる。
その他に、以下の5系統: ・in vitroにおけるヒト顆粒細胞の化学ルミネ
センス、 ・125■標識A蛋白質のin vitroにおける食
細胞現象、 十 ・活性大食細胞(Ia  もしくはIa’−)、y)性
質に関する研究、 ・in vivoにおけるコロイド炭素の除去試験、 ・Candida albicansに対する防御試験
において大食細胞を強力に刺激することが認められる。
研究されたすべての系において、細胞活性の有意な変化
が認められる。これらはin viv。
において、炭素除去の顕著な増大およびCandida
 albicans感染に対する抵抗力の増IJnによ
り説明される1、化学ルミネサンス試験により、ヒト顆
粒細胞の食細胞現象の初期段階における顕著な衝卓が認
められた。in viv。
において活性化した後のin vitroにおける大食
細胞の測定では、より原始的表現型を同時に誘発する食
細胞特性の増大が認められた。
μ下の例は本発明によるプロテオグリカッの製造法を詳
述するものである− 例1 可溶性膜プロテオグリカッの製造 a)  粗膜プロテオグリカンの分離 Klebsiella pneumoniae 145
−I−IP菌株の生物量を、凍結NaCt0.15 M
を含有する0、01 M、  PH7,0のTris−
HC1緩衝液中に分散させた後、機械粉砕して細胞膜を
破壊する。
菌体溶解物を7,500g、10分間の遠心分離で清澄
した後、上澄み液を30,000 gで4.5分間遠心
分離する。、 沈澱物を0.15MのNaC1水溶液中に分散する1、
懸濁液を新たに7,500 gで10分間清澄化した後
、30,000 gで45分間遠心分離する、。
沈澱物を蒸留水中に再分散した後、新たに7.500 
g %ついで30,000gで遠、シ・分離する。lそ
して粗膜プロテオグリカンの沈澱を最初の容量の1/4
の蒸留水に再分散し、懸濁液を7.500gで10分間
清澄し、上澄み液を凍結乾燥する。
b)可溶性膜プロテオグリカンの抽出 凍結乾燥した粗膜プロテオグリカンを NaOH(0,1M )中に分散した後、56℃におH
Clで中和してから、蒸留水に対して24時間透析を行
なう。そして懸濁液を30,000 g )45分間の
遠心分離で清澄化した後、上澄み液を0.22μ膜で1
過する。汐1液は凍結乾燥する 例2 免疫刺激性フラク/ヨンの製造 a)  OT溶性膜プロテオグリカンの脱脂例1で得た
可溶性膜プロテオグリカンの凍結乾燥物を25℃、2時
間、クロロホルム/ツタノール(2/1 )混合液中に
おいて最初の抽出により脱脂する。、 7ノリノ1グラスA4上での脱水後、残渣を25℃にお
いて2時間、エーテル/エタノール混合液中で抽出する
ンリノトクラスA4上での脱水後、残渣は真空乾燥する
b)  リゾチーム処理 脱脂し々uJ溶性膜プロテオグリカンの乾燥残渣を、E
DTA−Na20.008 Mおよびリゾチーム80 
mg/lを含有する0、015 M、 PH8,0のT
ris−HC7緩衝液中に溶解する 25℃、30分の保温後、蒸留水中で Biogel P3oカラムを用いて溶液をクロマトグ
ラフィーにかける。。
排出容量から溶出する最初のピークを採集した後、蒸留
水に対して透析する5、 0.22μ膜でf1過しだ後、r液を凍結乾燥する。
C)クロマトクラフィー分別 前記凍結乾燥物をPH7,0,0,01MのTris−
HC1緩衝液中シζ溶解した後、当該緩衝液で平衡した
セファロースゲルCL2Bを用いる分子ふるいクロマド
グシフイーにより分別する。
ピークに対応し、免疫刺激活性を包含し、分子量200
 、000〜400 、000を有するフラクンヨノを
再採集した後、蒸留水にえ」して透析する、。
透析物は0.22μ膜lJ過により滅菌した後、無菌的
に凍結乾燥する。。
凍結乾燥物は以下の例で使用される免疫刺激性ゾロラ珂
グリカンフラク/ヨンを構成する。
セファロースCL2B上の均質ピークとして分離される
プロテオグリカンフラク7ヨンは以下の平均的分析特性
: ・分ゴ縫       (よ300,000 )・−、
キノース含量      9.3%・カラクト−ス含量
    25.2%・−キソースアミン含量  4.5
% ・ウロー・酸含量      5.3ヂ・蛋白質金遣 
      42.5係−RNA含fit      
 <0.05%−I)NA含It       <0.
02%・脂肪酸含は      (1% を示す 以下のfll ij:例2で得たプロテオグリカンの免
疫中!1激特性を明らかにするものである。。
後述のN、に、試験群はKiessling R,およ
びWigze]l H−によりr Immuno 1.
 Rev、 J 44 、165(1979)に記載さ
れた例に従って行なった。
±1 注射投与にょるN、 K、細胞の活性化−動一東=4ケ
月令のCBA/Jマウス(オス)j−的−@][Lj:
 −N、に、感受性YAC−1,C? ウス由来のMa
loneyウィル゛スによりリンパ腺腫を誘発)、 試験例 PBS O,2ml中のプロテオグリカン15μgをマ
ウスに腹腔内投与する。
24時間後に試験を行なう。
測定結果は図1のグラフ上に集める。
尚該グラフ上には、標的細胞に対する有効細胞(いわゆ
るN、に、細胞)数の比を関数とする標的細胞の溶菌6
分率が表わされている5゜図1上において曲ff51は
被験動物に対応し、曲線2は対照群に対応する1、 7j照動物に利して被験動物でit N、 K、細胞の
強力4・活性化が認められる。
この試験における結果は対照値に対して有意(’P)0
.01)である。
例4 経[」投与によるN、に、細胞の活性化動物: CBA
/Hマウス 標的細胞:・N、に、感受性YAC細胞(Malone
yリンパ腺腫) ・N、 K、非感受性P815細胞 (DBA/2肥満細胞腫) 試験例 11j1.l、l投与敬15μgのプロテオダリカンノ
ンク/ヨンを14日間、マウスに経口投与し、続V4で
、188日目も同様に15μgを1回#1′:++投1
すする。
Ait、 果 at  YAC細胞(感受性) 測定結果は図2のグラフ上に表わされる。
グラフ」−には異なる時間における有効細胞と標的細胞
の間の比を関数とする標的細胞の溶菌画分率が表示され
る1、そして、1には処置開始時を起点とする経過時間
が示され、各時間において4種のそれぞれ異なる希釈率
:200/1.100/1.50/1および25/1に
対する溶菌百分率を測定した55点は数回の測定値の平
均値を示し、3つの実験群において観察された結果を表
示しておいた2、白点は被験動物において観察された結
果を示し、黒点は対照動物の結果を示す、。
結果は非常に明白であり、N、に、活性の有意な著しい
増大が証明される。3日目から検知できる当該活性は6
日目および9 El目において非常に重大になり、全実
験期間中(21日間)を通にて非常に制い水準を維持す
る5、b)P815細胞(非感受性) 観察結果はYAC細胞を標的として用いたN。
K、陽性試験に反するものであり、実験のいかなる時点
においても有意な細胞毒性は認められない、。
土虹− プロテオグリカンフラクション11こよるインク−ノエ
ロ/産出の検定 動物:5り8令 CBA/J マウス(オス)標的細胞
:・N、 K、感受性YAC−1−N、に、感受性Nu
l目Teratoma試験例 ブ[コテオクリカンフラク/ヨンを単体で、もしくは抗
インターフェロン(α−IF ) 、!:共に動物にり
え、通例に従ってN、 K、試験を行なう 例3中に示したように描かれる図3および図4のグラフ
に観察結果を集める。。
図3のグラフはYAC標的細胞における観察結果4表/
j、し、 ・曲線1は被験動物に対応し、 ・曲線2はχJ照動物に対応し、 ・曲線3乞1プロテオグリカンおよび抗イ/ターフエロ
ンを同時に与えた被験動物に対応する。
図、1のグラフはNu J l i標的細胞にえjする
同様の結果分示す3゜ これらの結果から、プロテオグリカンフラク/ヨンはイ
ンターフェロン産出を仲介としてN、 K、細胞を非常
に強く活性化することが明白に示される。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図および第4図は各種試験例における有効
細胞:標的細胞の比と溶菌率との関係を示すグラフ、 第2図は溶菌率と上記比との関係を回数を変えて示すグ
ラフである。 第1図 肩偕軸肥゛JIFJ′:l細叱 慎2図 ヒーー←−→ −−←←−→  ←菖←  18   
’1    3    6    9 第3図 4InJ傾除謹の特記

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  ダラム陰性菌株の可溶性膜プロテオグリカン
    をリゾチームで加水分解し、分子量200 、000〜
    400 、000を有するプロテオグリカンを加水分解
    生成物よシ分離することを特徴とする、ダラム陰性菌株
    の可溶性膜プロテオグリカンを原料とするインターフェ
    ロン誘発作用を有する菌体膜プロテオグリカンの製造法
  2. (2)分子ふるいクロマトグラフィーによりプロテオグ
    リカンを分離することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
  3. (3)  セファロースゲルCL2Bを用いるクロマト
    グラフィーによりプロテオグリカンを分離することを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の方法。
  4. (4)゛  可溶性プローブ−4グリカンをリゾチーム
    による加水分解前に脱脂することを特徴とする特許 ずれか1項に記載の方法3。
  5. (5)1種もしくは数種の脂肪溶媒を用いる抽出によシ
    脱脂を行なうことを特徴とする特許請求の範囲第4項記
    載の方法,、
  6. (6)  ダラム陰性菌をクレブシエラ;らーモらγ、
    。 七うチア マルセセンス、工人ケリキア コリの中から
    選択することを特徴とする一一一特許請求の範囲第1項
    〜第5項のいずJ″しか1項に記載の方法、。
  7. (7)  ダラム陰性菌がクレブシェラ↓ユー{+ニフ
    ′であることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の
    方法
  8. (8)前記特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1
    項記載の方法を用いて得た菌体膜プロテオグリカン。
  9. (9)分子量     ・・・・・・200,000〜
    400,000ヘギソース含量 ・・・・・・8〜10
    係カラクトース含量 ・・・・・22〜28チヘキソー
    スアミン含蓄・・・・・・ 3〜 6係ウロン酸含量 
     ・・川・ 4〜6係 蛋白質含量   ・・川・35〜50%から成ることを
    特徴とする菌体膜由来7−ロテオグリカン免疫刺激剤。
  10. (10)  クレブシェラ エ歳−モニア、七うチγマ
    ルセセンス4L<ldエスヶリキア コリ に由来する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第9項記載のプロテオ
    グリカン。
  11. (11)  クレブシェラ ニューモシアに由来するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第10項制載のプロテオ
    グリカン。
  12. (12)以下の組成: 分子量     ・・・・・・・・甲・ユ300 、0
    00ヘキソース含量  ・・1川・・・・  9.3%
    力ラクトース含量・・・・・・・川・・ 25.2%ヘ
    キソースアミンキ量 ・・・・・・  4.5%ウロン
    酸含量   ・・・・川・呻5.3%蛋白質含蛍   
    ・・・・川面・ 42.5%9項〜第11項のいずれか
    1項に記載のプロテオグリカン。 (131薬剤として用いる働緒特許請求の範囲第8項〜
    第12項のいずれか1項に記載のプロテオグリカン。
JP58038124A 1982-03-09 1983-03-08 免疫刺激性プロテオグリカンおよびその製造方法 Granted JPS58164514A (ja)

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JP (1) JPS58164514A (ja)
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