JPH05250261A - アドレス変換装置 - Google Patents

アドレス変換装置

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Publication number
JPH05250261A
JPH05250261A JP4050210A JP5021092A JPH05250261A JP H05250261 A JPH05250261 A JP H05250261A JP 4050210 A JP4050210 A JP 4050210A JP 5021092 A JP5021092 A JP 5021092A JP H05250261 A JPH05250261 A JP H05250261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
task
translation
buffer mechanism
speed conversion
Prior art date
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Pending
Application number
JP4050210A
Other languages
English (en)
Inventor
Mariko Sano
真理子 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP4050210A priority Critical patent/JPH05250261A/ja
Publication of JPH05250261A publication Critical patent/JPH05250261A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】タスク切替時における、アドレス変換の時間を
短縮し処理の高速化を図る。 【構成】タスクが選択されたことを記憶する高速変換緩
衝機構のポインタ21,31をそれぞれ有するオペレー
ティングシステム専用およびユーザタスク用の高速変換
緩衝機構2,3を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアドレス変換装置に関
し、特に情報処理装置における仮想アドレスから実アド
レスへのアドレス変換を行なうアドレス変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置においては、ページングに
よる仮想記憶方式を採用する例が多い。
【0003】周知のように、本方式では主記憶装置をペ
ージと称される大きさのブロックに分割し、これがロー
ドや再割当の単位となる。これを動かすプログラムも同
じ大きさのページに分割され、ページごとにロードされ
る。
【0004】あるプログラムが実行指示されると、ま
ず、そのプログラムに関するページテーブルが主記憶装
置等に作られる。ページテーブルは、プログラムのペー
ジとハードウェアのページの対応表で仮想アドレスから
実アドレスの変換のためにハードウェアによって用いら
れるものである。
【0005】従来のこの種のアドレス変換装置は、図2
に示すように、仮想アドレス1と、動的アドレス変換機
構4と、実アドレス5とを有して構成されていた。動的
アドレス変換機構4は、エリアテーブルレジスタペア4
1と、エリアテーブル42と、ページテーブル43とを
有して構成されている。エリアテーブル42はエリアテ
ーブルエントリ421を有している。ページテーブル4
3はページテーブルエントリ431を有している。
【0006】次に、従来のアドレス変換装置の動作につ
いて説明する。
【0007】ここでは、32ビットの仮想アドレス1を
実アドレス5に変換する例について説明する。まず、上
位2ビットにより、動的アドレス変換機構4のエリアテ
ーブルレジスタペア41が選択され、エリアテーブル4
2のベースアドレスとなる。次に、エリアテーブルレジ
スタペア41で指定されるベースアドレスを基準とし、
次の10ビットをインデンクス番号としてエリアテーブ
ルエントリ421が選択され、ページテーブル43のベ
ースアドレスとなる。次に、エリアテーブルエントリ4
21で指定されるベースアドレスを基準とし、次の8ビ
ットをインデンクス番号としてアクセスするページテー
ブルエントリ431を選択する。最後に仮想アドレス1
の下位12ビットが連接され、アクセスされるデータの
実アドレス5を得る。
【0008】しかし、この動的アドレス変換機構4を用
いたアドレス変換では、1組のレジスタであるテーブル
レジスタペア41と、2種のアドレス変換テーブル、す
なわちエリアテーブル42とページテーブル43とを参
照するので変換に時間がかかるという問題点がある。
【0009】これを解決する方法として、図3に示すよ
うに、高速変換緩衝機構6を備えたアドレス変換装置が
ある。高速変換緩衝機構は、アドレス変換の結果をキャ
ッシングしておき、次に同一の仮想アドレスの変換を行
なうときには、キャッシングされたテーブル中の仮想ア
ドレスと一致するものを検索し、そこに記憶されている
ページテーブルエントリを選択することにより高速にア
ドレス変換を行なうものである。
【0010】実際にアドレス変換を行なうときには、動
的アドレス変換機構4と高速変換緩衝機構6とを同時に
動作させ、先にページテーブルエントリ431が求めら
れた方をページアドレスのベースポインタとして、仮想
アドレスの下位をページのオフセットアドレスとして実
アドレス5を求める。このとき、高速変換緩衝機構6
に、変換対象の仮想アドレス1と一致したデータがなか
った場合には、動的アドレス変換機構4より得られたア
ドレスを高速変換緩衝機構6のテーブルに設定するとい
うものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のアドレ
ス変換装置は、高速変換緩衝機構を1つだけしか備えて
いないので、タスクが切替る毎に高速変換緩衝機構の内
容が全部消去されてしまい、したがって、タスク切替時
においてアドレス変換のための時間が延伸してしまうと
いう欠点があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のアドレス変換装
置は、テーブルを備え、仮想アドレスから実アドレスへ
のアドレス変換を行なったアドレス変換の結果をキャッ
シングして前記テーブルに格納し、次に同一の前記仮想
アドレスの変換を行なうときには前記テーブルに格納さ
れた前記仮想アドレスと一致するものを検索することに
よりアドレス変換を行なう高速変換緩衝機構を備えたア
ドレス変換装置において、タスクが選択されたことを記
憶する高速変換緩衝機構ポインタをそれぞれ有するオペ
レーティングシステム用の第一およびユーザタスク用の
第二の前記高速変換緩衝機構を備えて構成されている。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は本発明のアドレス変換装置の一実施
例を示すブロック図である。
【0015】本実施例のアドレス変換装置は、図1に示
すように、仮想アドレス1と、オペレーティングシステ
ム用の高速変換緩衝機構2と、ユーザタスク用の高速変
換緩衝機構3と、動的アドレス変換機構4と、実アドレ
ス5とを有して構成されている。
【0016】高速変換緩衝機構2,3は、それぞれ高速
変換緩衝機構がタスクを割当てられたことを記憶するポ
インタ21,31を有する。
【0017】動的アドレス変換機構4は、前述の従来例
と同様のものであり、エリアテーブルレジスタペア41
と、エリアテーブル42と、ページテーブル43とを有
して構成されている。エリアテーブル42はエリアテー
ブルエントリ421を有している。ページテーブル43
はページテーブルエントリ431を有している。
【0018】次に、本実施例の動作について説明する。
【0019】仮想アドレス1は、動的アドレス変換機構
4または、高速変換緩衝機構2,3により実アドレスに
変換される。ここで、高速変換緩衝機構2は、オペレー
ティングシステム専用である。また、複数の高速変換緩
衝機構3はユーザタスク用に割当てられ、タスクが切替
わる毎に切替られる。このとき、高速変換緩衝機構2,
3のうちのいずれにどのタスクが割当てらたかは、それ
ぞれの高速変換緩衝機構のポインタ21,31に記憶さ
れる。プログラム実行中にタスクの切替が発生すると、
ポインタ21,31を参照することにより、そのタスク
に割当てられている高速変換緩衝機構2,3に切替る。
【0020】実際にアドレス変換を行なうときには、動
的アドレス変換機構4と高速変換緩衝機構2,3とを同
時に動作させ、先にページテーブルエントリ431が求
められた方をページアドレスのベースポインタとして、
仮想アドレスの下位をページのオフセットアドレスとし
て実アドレス5を求める。このとき、高速変換緩衝機構
2,3に、変換対象の仮想アドレス1と一致したデータ
がなかった場合には、動的アドレス変換機構4より得ら
れたアドレスを高速変換緩衝機構2,3のテーブルに設
定する。この設定は、タスク毎に割当てられた高速変換
緩衝機構2,3に対し行なわれるので、実行されている
タスクに必要なアドレス変換のデータがテーブルの中に
存在する確率が高くなり、したがって、アドレス変換時
間が短縮される。
【0021】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限られることなく種々の変形が可能で
ある。たとえば、ポインタが高速変換緩衝機構に対する
タスクの割当てだけでなく、さらに、高速変換緩衝機構
のテーブルのいずれを使用しているかを設定すること
も、本発明の主旨を逸脱しない限り適用できることは勿
論である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアドレス
変換装置は、タスクが選択されたことを記憶する高速変
換緩衝機構ポインタをそれぞれ有するオペレーティング
システム用およびユーザタスク用の第一および第二の高
速変換緩衝機構を備えることにより、各タスク毎に高速
変換緩衝機構を割当てることが可能となるので、実行さ
れているタスクに必要なアドレス変換のためのデータが
テーブル中に存在する確率が高くなり、したがってアド
レス変換時間が短縮されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアドレス変換装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】従来のアドレス変換装置の第一の例を示すブロ
ック図である。
【図3】従来のアドレス変換装置の第二の例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 仮想アドレス 2,3,6 高速変換緩衝機構 4 動的アドレス変換機構 5 実アドレス 21,31 ポンインタ 41 エリアテーブルレジスタ 42 エリアテーブル 43 ページテーブル 421 エリアテーブルエントリ 431 ページテーブルエントリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルを備え、仮想アドレスから実ア
    ドレスへのアドレス変換を行なったアドレス変換の結果
    をキャッシングして前記テーブルに格納し、次に同一の
    前記仮想アドレスの変換を行なうときには前記テーブル
    に格納された前記仮想アドレスと一致するものを検索す
    ることによりアドレス変換を行なう高速変換緩衝機構を
    備えたアドレス変換装置において、 タスクが選択されたことを記憶する高速変換緩衝機構ポ
    インタをそれぞれ有するオペレーティングシステム用の
    第一およびユーザタスク用の第二の前記高速変換緩衝機
    構を備えることを特徴とするアドレス変換装置。
JP4050210A 1992-03-09 1992-03-09 アドレス変換装置 Pending JPH05250261A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4050210A JPH05250261A (ja) 1992-03-09 1992-03-09 アドレス変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4050210A JPH05250261A (ja) 1992-03-09 1992-03-09 アドレス変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05250261A true JPH05250261A (ja) 1993-09-28

Family

ID=12852738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4050210A Pending JPH05250261A (ja) 1992-03-09 1992-03-09 アドレス変換装置

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Country Link
JP (1) JPH05250261A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014119850A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Nec Commun Syst Ltd メモリ制御装置、基地局装置、メモリ制御方法、及びプログラム
JP2016504686A (ja) * 2012-12-21 2016-02-12 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッドAdvanced Micro Devices Incorporated アドレス変換プロービングを用いる処理デバイスおよび方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981013