JPH05250256A - メモリアクセス方法 - Google Patents

メモリアクセス方法

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JPH05250256A
JPH05250256A JP4048543A JP4854392A JPH05250256A JP H05250256 A JPH05250256 A JP H05250256A JP 4048543 A JP4048543 A JP 4048543A JP 4854392 A JP4854392 A JP 4854392A JP H05250256 A JPH05250256 A JP H05250256A
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JP
Japan
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memory
data
memory blocks
address
signal
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JP4048543A
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English (en)
Inventor
Hironobu Jiyouda
宏暢 定田
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリのアクセスデータ幅よりも長いデータ
のアクセスや連続アドレスのデータのアクセスなどにお
けるアクセス時間を短縮することを目的としている。 【構成】 メモリ装置を複数のメモリブロックに分割
し、各メモリブロックに、メモリサイクル中で短縮が困
難な信号期間をもつアドレスやRAS,CASなどの信
号を並列に印加し、複数のメモリブロックのアクセスの
切り分けは、各メモリブロックにおけるOEやWE,C
ASなどの有効化制御信号を1メモリサイクル内で時分
割的に切り替え制御することによって、複数のメモリブ
ロックに分布する複数のデータを連続してアクセスする
ように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DRAMなどの大容量
のメモリ素子の複数個からなるメモリ装置におけるアク
セス時間を短縮するためのメモリアクセス方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10に、DRAMのメモリ装置をもつ
コンピュータの従来例構成を示す。図10において、1
1はDRAMで構成されたメモリ装置、12はメモリコ
ントローラ、13はマイクロプロセッサである。
【0003】マイクロプロセッサ13は、リードアクセ
スを行うときプロセッサアドレスPAをメモリコントロ
ーラ12に送出し、その他制御線を用いてリードアクセ
スを要求するメモリコントローラ12は、プロセッサア
ドレスPAからメモリアドレスMAを作成し、*RAS
(ロウアドレスストローブ)、*CAS(カラムアドレ
スストローブ)、*OE(アウトプットイネーブル)の
各制御信号を1メモリサイクル内の所定のタイミングで
発生して、それぞれをメモリ装置11に供給し、メモリ
データMDを読み出す。
【0004】メモリコントローラ12は、読み出したメ
モリデータMDを、プロセッサデータPDとしてマイク
ロプロセッサ13に送出し、メモリアクセス処理を終了
する。
【0005】図10の例では、メモリデータMDとプロ
セッサデータPDを転送する各データバスのバス幅は3
2ビットである。そのため、もしも8バイトのデータを
読み出すリードアクセス要求がマイクロプロセッサ13
から発行された場合には、メモリコントローラ12は4
バイトずつのリードアクセスを2回のメモリサイクルで
行わなければならない。図11の(a)はそのタイミン
グを示したものである。各メモリサイクルごとに、メモ
リコントローラ12からメモリ装置11へ、MA,*R
AS,*CAS,*OEが供給され、各メモリサイクル
の終わりに4バイトのMDが読み出されてメモリコント
ローラ12へ転送される。これはライトアクセスの場合
も同様であり、8バイトのデータを書き込むとき、2回
のメモリサイクルを用いて4バイトずつの書き込みが行
われる。図11の(b)はそのタイミングを示したもの
で、各メモリサイクルごとにMA,*RAS,*CA
S,*WEと、4バイトずつのMAが、メモリコントロ
ーラ12からメモリ装置11へ供給される。
【0006】図11の(a),(b)から明らかなよう
に、DRAMの1メモリサイクルの長さは、主にアドレ
スとRAS,CASの信号期間によってきまり、その時
間短縮は困難なものである。1データのリードアクセス
にこのようなメモリサイクルが2回必要となれば、その
アクセス時間が処理時間全体に与える影響は大きいもの
となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、メモリのア
クセスデータ幅よりも長いデータのアクセスや連続アド
レスのデータのアクセスなどにおけるアクセス時間を短
縮することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、メモリ装置を
複数のメモリブロックに分割し、各メモリブロックに、
メモリサイクル中で短縮が困難な信号期間をもつアドレ
スやRASなどの制御信号を同時並列的に印加し、複数
のメモリブロック間のアクセスの切り分けは、各メモリ
ブロックにおけるOEやWEなどの有効化制御信号を1
つのメモリサイクル内で時分割切り替え制御することに
よって、複数のメモリブロックに分布する複数のデータ
を連続してリードアクセスする際に、全体のアクセス時
間を短縮できるようにするものである。
【0009】図1により、本発明の原理を説明する。図
1の(a)は本発明の基本構成を例示的方法で示したも
ので、図1の(b)はその動作タイミングを示す。図1
の(a)において、1および2はメモリブロック、3は
メモリコントローラ、3aは時分割制御機能である。
【0010】メモリブロック1および2は同じ構成と同
じアクセスインタフェースをもつ、アクセスインタフェ
ースには、アドレスおよびデータ、メモリブロックの出
力や書き込みなどの機能を有効化する有効化制御信号、
有効化制御信号を除く他の制御信号が含まれる。各メモ
リブロック1,2と、メモリコントローラ3との間で、
メモリブロック1,2の各1つの有効化制御信号(#
1,#2で示される)は、メモリコントローラ3の時分
割制御機能3aによって所定のタイミングで時分割的に
切り替え制御され、アドレスおよびデータと、他の制御
信号とはそれぞれメモリブロック間で並列に共通接続さ
れる。
【0011】各メモリブロック1,2のブロック内アド
レス空間は同一であるが、メモリコントローラ3は、ア
クセス元のアドレス空間における連続アドレスを、メモ
リブロック1,2における各ブロック内アドレス空間の
順次のアドレスに交互に割り付ける。
【0012】これによりメモリコントローラ3は、アク
セス元からのアクセス要求に応じて、その要求に基づく
1つのブロック内アドレスを双方のメモリブロック1,
2に供給し、さらに1メモリサイクル内で有効化制御信
号を時分割的に切り替え、双方のメモリブロック1,2
を連続アクセスして、アクセス元から見て連続した2つ
のアドレスからデータを読み出し、あるいはその2つの
連続したアドレスにデータを書き込む。
【0013】図1の(b)に示すタイミング図を参照し
てメモリアクセス動作を説明する。例としてリードアク
セス要求の場合を示す。メモリコントローラ3は、メモ
リサイクルが始まると、メモリブロック1,2に対して
同一のアドレスを印加する。次に有効化制御信号#1を
メモリブロック1に印加し、メモリブロック1のみを有
効化する。たとえばメモリブロック1の読み出しデータ
の出力のみ有効化される。この有効化制御信号#1はメ
モリサイクルの途中で打ち切られ、代わりに有効化制御
信号#2がメモリブロック2に印加される。これにより
メモリブロック1の出力は無効化され、メモリブロック
2の出力が有効化される。なお、有効化制御信号のアク
セスに必要な他の制御信号は、有効化制御信号#1と#
2の双方に亘って供給される。この結果、有効化制御信
号#1の終わりの部分でメモリブロック1からの読み出
しデータがメモリコントローラ3へ転送され、有効化制
御信号#2の終わりの部分でメモリブロック2からの読
み出しデータがメモリコントローラ3へ転送される。メ
モリコントローラ3では、各転送されてきた2つのデー
タを、それぞれ対応する有効化制御信号の立上りエッジ
で別々にラッチし、取り込むことができる。
【0014】図1の説明ではメモリブロックの個数を2
としたが、有効化制御信号を動作上支障なく分割できる
範囲で個数を任意に設定することができる。
【0015】
【作用】本発明では、複数のメモリブロックへのアクセ
スを1メモリサイクル内で実質的に並列化して実行する
ことができるため、予め複数のメモリブロックの各同一
アドレスに連続データを書き込んでおくことにより、連
続データアクセスの要求に対して、メモリサイクル自体
を短縮することなしに1データ当たりの平均的なデータ
アクセス時間を短縮することが可能となる。
【0016】
【実施例】メモリ装置としてDRAMを用い、有効化制
御信号としてOE(アウトプットイネーブル)、WE
(ライトイネーブル)、CAS(カラムアドレスストロ
ーブ)を時分割的に切り替え制御するそれぞれの場合に
ついて、図2ないし図9により以下に実施例を説明す
る。
【0017】図2の実施例は、メモリ装置をそれぞれが
DRAMからなる2つのメモリブロックに分割し、各メ
モリブロックに、メモリサイクル中で短縮が困難な信号
期間をもつアドレスやRAS,CASなどの信号を並列
に印加し、2つのメモリブロックに対するアクセスの切
り分けは、各メモリブロックにおける出力有効化信号
(OE:アウトプットイネーブル)を1メモリサイクル
内で2段に時分割制御することによって行い、2つのメ
モリブロックの同じブロック内アドレスに存在する2つ
のデータを1メモリサイクル内で連続してリードアクセ
スし、全体のアクセス時間を短縮できるようにするもの
である。
【0018】図2において、1および2は同じDRAM
で構成された2つのメモリブロックであり、アドレスA
n、データDn、ロウアドレスストローブ信号*RA
S、カラムアドレスストローブ信号*CAS、アウトプ
ットイネーブル信号*OEなどの制御信号を、アクセス
インタフェース信号としてそなえている。
【0019】3はメモリコントローラであり、2つのメ
モリブロック1,2の各An,Dn,*RAS,*CA
Sをそれぞれ並列接続して制御し、各メモリブロックの
*OEについては択一的に切り替え制御する。メモリコ
ントローラ3と各メモリブロック1,2との間のインタ
フェース信号は、メモリアドレスMA,*RAS,*C
AS,*OE1,*OE2,メモリデータMDで示され
ている。
【0020】4は、メモリアクセス元となるマイクロプ
ロセッサであり、メモリコントローラ3との間のインタ
フェース信号は、プロセッサアドレスPA、その他制御
線、プロセッサデータPDで示されている。
【0021】メモリコントローラ3は、マイクロプロセ
ッサ4からのアクセス要求があると、そのアドレスを指
定するメモリアドレスMAと、制御信号*RAS,*C
ASをそれぞれ1メモリサイクル内の所定のタイミング
で発生し、メモリブロック1,2の双方へ並列に送出す
る。メモリコントローラ3は、さらに各メモリブロック
1,2からのデータ読み出しを有効化するための制御信
号*OE1,*OE2を、同じメモリサイクル内のタイ
ミングで時分割的にメモリブロック1,2にそれぞれ送
出する。
【0022】これにより、メモリブロック1,2のそれ
ぞれから同一アドレスのデータがメモリデータMDとし
て順次読み出される。メモリコントローラ3は、これら
のデータのうちマイクロプロセッサ4から要求されたア
ドレスのデータをプロセッサデータPDとして送出する
とともに、他方のデータを内部にラッチし、マイクロプ
ロセッサ4からの次のアクセス要求アドレスが連続アド
レスであってそのラッチしてあるデータに対応するもの
であるとき、そのデータを直ちにPDとして送出する。
【0023】図2の実施例構成によるリードアクセスの
動作を、図5の(a)のタイミング図を用いて説明す
る。図5の(a)において、MA,*RAS,*CA
S,*OE1,*OE2,MDは、図2のメモリコント
ローラ3とメモリブロック1,2との間のインタフェー
ス信号である。ここで図5の(a)のタイミング図と図
11の(a)の従来例のタイミング図とを対比してみる
と、両者のMA,*RAS,*CASのタイミングは同
じであることが判る。しかし図11の(a)の*OEの
信号期間は、前後に分割されて図5の(a)の*OE1
と*OE2に分離され、同様に図11の(a)のMDは
図5の(a)において1つのMD中の2つの連続するデ
ータとなる。なお図中の斜線を施した区間は、*OE2
からのアクセスタイムによる不定の区間である。
【0024】図5の(a)のMA,*RAS,*CAS
は図2のメモリブロック1,2の双方に同時に印加され
ているので、それぞれのメモリブロックにおいて従来例
と同様なメモリセルのアクセス動作が行われ、*OE1
と*OE2のそれぞれの後半で双方のアドレスMAのデ
ータがMD上に順次現れる。図2のメモリコントローラ
3は、これら2つのデータを、*OE1と*OE2のそ
れぞれの立上りで分離し、別々にラッチすることができ
る。
【0025】図3は、ライトアクセスの場合に書き込み
有効化信号(WE)を時分割制御して、2つのメモリブ
ロックへのアクセスを切り分ける実施例の構成を示す。
図3の実施例において、メモリブロック1,2とメモリ
コントローラ3との間のインタフェースでは、MA,*
RAS,*CAS,MDがそれぞれ並列接続されるが、
書き込み有効化信号*WEは、メモリブロック1に対す
る*WE1とメモリブロック2に対する*WE2とが独
立に設けられてそれぞれのメモリブロックに別々に接続
され、メモリコントローラ3内の時分割制御機能3aに
よって、ライトサイクル時に1メモリサイクル内で時分
割的に切り替え制御される。
【0026】図3の実施例のライトアクセス動作を、図
5の(b)のタイミング図で説明する。メモリコントロ
ーラ3は、メモリサイクルの開始とともにMAを双方の
メモリブロック1,2に並列に印加し、続いて*RA
S,*CASを少しずつずらして双方のメモリブロック
1,2に印加する。時分割制御機能3aは、*CASの
信号期間内で*WEを分割し、前の期間に*WE1を生
成してメモリブロック1に印加し、後の期間に*WE2
を生成してメモリブロック2に印加する。メモリコント
ローラ3は、たとえば8バイトのロングデータを書き込
むライトアクセス要求を処理する場合、*WE1と*W
E2の各期間に8バイトのロングデータの前半4バイト
と後半4バイトとを分割してMDとして連続送出し、*
WE1のタイミングで前半4バイトのデータをメモリブ
ロック1のアドレスMAに書き込み、*WE2のタイミ
ングで後半4バイトのデータをメモリブロック2のアド
レスMAに書き込む。
【0027】図4は、ライトアクセスの場合に、カラム
アドレスストローブ信号CASを時分割制御して、2つ
のメモリブロックへのアクセスを切り分ける実施例の構
成を示す。
【0028】図4の実施例において、メモリブロック
1,2とメモリコントローラ3との間のインタフェース
では、MA,*RAS,*WE,MDが並列接続される
が、*CASはメモリブロック1に対する*CAS1と
メモリブロック2に対するCAS2とが独立に設けられ
てそれぞれのメモリブロックに別々に接続され、メモリ
コントローラ3内の時分割制御機能3aによって、ライ
トサイクル時に1メモリサイクル内で時分割的に切り替
え制御される。
【0029】図4の実施例のライトアクセス動作を、図
5の(c)のタイミング図で説明する。メモリコントロ
ーラ3は、メモリサイクルの開始とともにMAと*WE
とを双方のメモリブロック1,2に並列に印加し、続い
て*RASを印加した後、時分割制御機能3aにより、
*CAS1と*CAS2とを従来の*CASの信号期間
を分割した形で順次生成し、メモリブロック1とメモリ
ブロック2とにそれぞれ印加する。8バイトのロングデ
ータのライトアクセス要求の場合、メモリコントローラ
3は、*CAS1の立上りエッジと重なるタイミングで
ロングデータの前半4バイトをMDにのせ、また*CA
S2の立上りのエッジと重なるタイミングでロングデー
タの後半4バイトをMDにのせて、メモリブロック1,
2に並列に印加する。これにより、メモリブロック1の
アドレスMAには前半4バイトのデータが書き込まれ、
メモリブロック2のアドレスMAには後半4バイトのデ
ータが書き込まれる。
【0030】図2ないし図3に示された実施例のメモリ
アクセス方法は、図10の従来例などの他のメモリアク
セス方法ととにも、1つのメモリシステム内に共存さ
せ、動作モードを指定することによって任意選択的に機
能化されるようにすることができる。
【0031】次に図2の実施例の場合について、図6な
いし図9を用いてさらに詳細を説明する。図6は、図2
中に示されているメモリコントローラ3の実施例構成図
であり、以下の説明では必要に応じて図2が参照され
る。
【0032】この実施例ではPDとMDのデータバス幅
は4バイト(32ビット)であり、マイクロプロセッサ
4からのリードアクセス要求に対して、メモリブロック
1,2側のインタフェースでは1メモリサイクルに4バ
イト×2のデータMDがメモリブロック1,2から一度
にメモリコントローラ3へ読み出されるが、マイクロプ
ロセッサ4側のインタフェースでは1アクセスサイクル
に4バイトずつしか転送できないので、4バイト×2の
データの転送に2アクセスサイクルが費やされる。しか
しメモリコントローラ3には4バイトのバッファが設け
られ、1メモリサイクルで読み出された4バイト×2の
データのうち後半の4バイトのデータを一時的に保持
し、次のアクセスサイクルでマイクロプロセッサ4へす
ぐに転送できるようにしている。
【0033】図6において、5はアドレス連続性チェッ
ク・ラッチデータバリデーションチェック部であり、マ
イクロプロセッサ4からのアクセス要求アドレスが先行
アクセスアドレスにつながる連続アドレスとなるもの
(ロングデータの後半データ)であるかどうかと、ラッ
チに取り込んだ転送データの有効性とをチェックする。
【0034】6はサイクル(ウェイト挿入)制御部であ
り、アクセス要求アドレスが新しくメモリブロックのア
クセスを必要とするものであるとき、アクセスサイクル
に1クロック分のウェイトを挿入し、アクセス時間を引
き伸ばす。これに対してアクセス要求アドレスがメモリ
コントローラ内に既にラッチされているデータに対する
ものである場合(先行アクセスアドレスに連続するアド
レス)は、ウェイトを挿入せず、短いアクセス時間を設
定する。具体例は図8を用いて後述される。
【0035】7は*OE1,*OE2タイミング制御部
であり、*OE1および*OE2を発生するタイミング
を制御する。8は32ビットラッチであり、メモリブロ
ック1,2から連続的に読み出されるMDの2つのデー
タのうちの後のデータを一時的に保持する。
【0036】9はラッチタイミング制御部であり、32
ビットラッチ8にMDの後のデータをラッチするタイミ
ングを制御する。10aはセレクタであり、メモリブロ
ックからのデータMDを直接選択するか、32ビットラ
ッチ8のデータを選択するかの切り分けを行う。
【0037】10はセレクタタイミング制御部であり、
セレクタ10aの選択状態を制御する。またマイクロプ
ロセッサ4との間のインタフェース信号中、*ASはア
ドレスストローブ信号、*DSはデータストローブ信
号、*WRTはライト信号、*DSACはデータサイズ
アクノリッジ信号である。
【0038】次に、2つのメモリブロック1,2に対す
るプロセッサアドレスPAの割り付け例を図7に示す。
メモリブロック1とメモリブロック2は、それぞれワー
ド幅が32ビット(4バイト)をもち、図示のようなバ
イトアドレス#0,#1,…が割り付けられている。ま
たメモリブロック1は*OE1で制御され、メモリブロ
ック2は*OE2で制御される。
【0039】次に、図8のタイミング図を用いて図6の
実施例の動作を説明する。マイクロプロセッサ4が、図
7の#0〜#7の64ビット(8バイト)のロングデー
タをリードするアクセス要求をもったとき、最初のアク
セスサイクルで、PA=#0によりアクセスを要求す
る。メモリコントローラ3は、メモリブロック1の#0
〜#3のワードをアクセスするメモリアドレスMA、メ
モリブロック1とメモリブロック2へ送出する。この結
果、メモリブロック1では#0〜#3のワードのアクセ
スが、そしてメモリブロック2では#4〜#7のワード
のアクセスがそれぞれ実行され、図2および図5の
(a)で説明したように、*OE1と*OE2によって
メモリコントローラ3へ読み出される。メモリコントロ
ーラ3では、*OE1で読み出したメモリブロック1か
らのデータ#0〜#3を、図6のセレクタ10aで直接
選択してスルーでマイクロプロセッサ4へ転送し、他
方、*OE2で読み出したメモリブロック2からのデー
タ#4〜#7は、図6の32ビットラッチ8に一旦保持
させる。図8のPD上の最初のデータは、このときスル
ーで転送されたデータ#0〜#3を表している。
【0040】マイクロプロセッサ4は続くアクセスサイ
クルでPA=#4を指定し、再びアクセス要求を行う。
この場合、メモリコントローラ3は先行したアクセスの
アドレスとの連続性を検出し、32ビットラッチ8に保
持されているデータ#4〜#7を選択するようセレクタ
10aを切り替えて、そのデータをマイクロプロセッサ
4へ送出する。図8のPD上の2番目のデータは、この
#4〜#7のデータを表している。
【0041】以上述べたロングデータのアクセスでは、
前述したように、図8の2回目のアクセスサイクルでは
ウェイトの挿入が行われないので、その分の高速化が図
られている。
【0042】次に、図2の実施例を拡張して、3つのメ
モリブロックを用い、1メモリサイクルで4バイト×3
のデータのリードアクセスを行う場合の実施例を説明す
る。この場合のブロック構成図は省略するが、出力有効
化信号*OEは3分割され、1メモリサイクル内で時分
割的に切り替え制御される。図9のタイミング図を参照
して動作を説明する。
【0043】図9の(a)は、4バイト×3のデータを
リードアクセスする場合の従来例のタイミング図であ
り、3つの連続するメモリサイクルを用いて4バイトの
データMDが3回に分けて読み出される。
【0044】図9の(b)は本発明実施例のタイミング
図であり、1メモリサイクル内でMA,*RAS,*C
ASを3つのメモリブロックに並列に印加するととも
に、時分割された*OE1,*OE2,*OE3を逐次
的に発生して3つのメモリブロックに順次印加し、それ
ぞれのアドレスMAから、4バイトずつのデータを連続
してMDに読み出す。
【0045】同様にして、*WEや*CASを3分割す
ることにより、1メモリサイクルで4バイト×3のライ
トアクセスを同時に行うことができる。勿論、*OE,
*WE,*CASなどの有効化制御信号の分割数および
時分割制御による切り替え数は、正常なメモリ動作が保
証される範囲で任意である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、メモリブロックの並列
動作化によりアクセス時間の短縮が図られるため、比較
的低価格のメモリ素子を用いて高速のメモリ装置を容易
に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】出力有効化信号を時分割制御する実施例の構成
図である。
【図3】書き込み有効化信号を時分割制御する実施例の
構成図である。
【図4】カラムアドレスストローブ信号を時分割制御す
る実施例の構成図である。
【図5】本発明実施例のタイミング図である。
【図6】出力有効化信号を時分割制御する実施例による
メモリコントローラの構成図である。
【図7】本発明実施例によるメモリブロックのアドレス
割付け例の説明図である。
【図8】本発明実施例によるメモリアクセス動作例のタ
イミング図である。
【図9】3分割制御の実施例のタイミング図である。
【図10】コンピュータの従来例の構成図である。
【図11】従来例におけるメモリアクセス動作のタイミ
ング図である。
【符号の説明】
1,2 メモリブロック 3 メモリコントローラ 3a 時分割制御機能 4 マイクロプロセッサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレスおよびデータと、有効化制御信
    号を含む制御信号とをアクセスインタフェースとして有
    するメモリブロックを複数個そなえたメモリ装置におい
    て、 上記複数のメモリブロックの各々のアクセスインタフェ
    ース中のアドレスおよびデータと、少なくとも1つの有
    効化制御信号を除く他の制御信号とをそれぞれ並列に接
    続して共通接続し、また上記複数のメモリブロックの少
    なくとも各1つの有効化制御信号を時分割的に切り替え
    制御し、1つのメモリサイクル内で、上記複数のメモリ
    ブロックに同一のアドレスと、少なくとも各1つの有効
    化制御信号を除く他の制御信号とを共通に与えるととも
    に、上記複数のメモリブロックの各々内における同一の
    アドレスを、上記複数のメモリブロックの各1つの有効
    化制御信号の時分割的切り替え制御にしたがって順次的
    にアクセスすることを特徴とするメモリアクセス方法。
  2. 【請求項2】 アドレスおよびデータと、出力有効化信
    号(OE)を含む制御信号とをアクセスインタフェース
    として有するメモリブロックを複数そなえたメモリ装置
    において、 上記複数のメモリブロックの各々のアクセスインタフェ
    ース中のアドレスおよびデータと、少なくとも出力有効
    化信号(OE)を除く他の制御信号とをそれぞれ並列に
    接続して共通制御し、また上記複数のメモリブロックの
    各出力有効化信号(OE)を時分割的に切り替え制御
    し、読み出しサイクル時に1つのメモリサイクル内で、
    上記複数のメモリブロックに同一のアドレスと出力有効
    化信号(OE)以外の必要な制御信号とを共通に与える
    とともに、上記複数のメモリブロックの各々内における
    同一アドレスのデータを、上記複数のメモリブロックの
    各出力有効化信号(OE)の切り替え制御にしたがって
    順次的に読み出すことを特徴とするメモリアクセス方
    法。
  3. 【請求項3】 アドレスおよびデータと、書き込み有効
    化信号(WE)を含む制御信号とをアクセスインタフェ
    ースとして有するメモリブロックを複数そなえたメモリ
    装置において、 上記複数のメモリブロックの各々のアクセスインタフェ
    ース中のアドレスおよびデータと、少なくとも書き込み
    有効化信号(WE)を除く他の制御信号とをそれぞれ並
    列に接続して共通制御し、また上記複数のメモリブロッ
    クへの各書き込み有効化信号(WE)を時分割的に切り
    替え制御し、書き込みサイクル時に1つのメモリサイク
    ル内で、上記複数のメモリブロックに同一のアドレスと
    書き込み有効化信号(WE)以外の必要な制御信号とを
    共通に与えるとともに、上記複数のメモリブロックの各
    々内における同一アドレスに、上記複数のメモリブロッ
    クの各書き込み有効化信号(WE)の切り替え制御にし
    たがって順次的にデータを書き込むことを特徴とするメ
    モリアクセス方法。
  4. 【請求項4】 アドレスおよびデータと、カラムアドレ
    スストローブ信号(CAS)を含む制御信号とをアクセ
    スインタフェース信号として有するメモリブロックを複
    数そなえたメモリ装置において、 上記複数のメモリブロックの各々のアクセスインタフェ
    ース信号中のアドレスおよびデータと、少なくともカラ
    ムアドレスストローブ信号(CAS)を除く他の制御信
    号とをそれぞれ並列に接続して共通制御し、また上記複
    数のメモリブロックへの各カラムアドレスストローブ信
    号(CAS)を時分割的に切り替え制御し、書き込みサ
    イクル時に1つのメモリサイクル内で、上記複数のメモ
    リブロックに同一のアドレスとカラムアドレスストロー
    ブ信号(CAS)以外の必要な制御信号とを共通に与え
    るとともに、上記複数のメモリブロックの各々内におけ
    る同一アドレスに、上記複数のメモリブロックの各カラ
    ムアドレスストローブ信号(CAS)の切り替え制御に
    したがって順次的にデータを書き込むことを特徴とする
    メモリアクセス方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09204355A (ja) * 1996-01-25 1997-08-05 Tokyo Electron Ltd メモリ読出し方法及びメモリ制御装置

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JPH09204355A (ja) * 1996-01-25 1997-08-05 Tokyo Electron Ltd メモリ読出し方法及びメモリ制御装置

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