JPH0524950Y2 - - Google Patents

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JPH0524950Y2
JPH0524950Y2 JP11592088U JP11592088U JPH0524950Y2 JP H0524950 Y2 JPH0524950 Y2 JP H0524950Y2 JP 11592088 U JP11592088 U JP 11592088U JP 11592088 U JP11592088 U JP 11592088U JP H0524950 Y2 JPH0524950 Y2 JP H0524950Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のマークプレートランプ等に
適用して好適な表示装置の防水構造に関する。
〔従来の技術〕
最近の自動車においては安全性の向上を計るた
め、燃料、ブレーキ、オイル、ドア、安全ベル
ト、各種灯具等の状態を表示したりあるいはまた
自車の車体マークを表示したりする表示装置が車
体の内外に取付けられている(例:実開昭53−
27791号公報等)。その場合、特に車体外部に取付
けられるものについては単にボルト等で車体に固
定するだけでは不十分で、ガスケツト等による防
水構造を採用し、表示装置内に雨水が侵入するの
を防止している。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、従来の防水構造は単に表示装置と車
体との間にゴム等からなる比較的ゴム硬度の大な
るパツキンを介挿しているだけであるため、表示
装置並びに車体に設けられた穴を完全にシールす
ることが難しく、耐水性という点で問題があつ
た。
一方、ゴム硬度の低いパツキンを使用した場合
は、圧縮変形によりシール効果は向上する反面、
ねじの締付力により車体表面からの表示装置の取
付位置が一定せず、また表示装置の周囲に露呈す
るパツキンの周縁部が損傷したり、劣化しやす
い。
そこで、本考案は上述したような従来の問題点
を解決し、簡単な構成で、表示装置と車体に設け
られている穴を確実にシールすることができ、耐
水性を向上させると共に、車体表面からの取付位
置を一定にし得る表示装置の防水構造を提供する
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、ボデイ本
体の背面周縁部と車体表面との間に、リング状の
第1防水部材と、この第1防水部材によつて周囲
を囲燒された第2防水部材とを介挿してなり、第
2防水部材は第1防水部材より厚みが大で、硬度
が低く、ボデイ本体背面に設けたバルブ交換用孔
と、車体に設けたボルト用孔およびコード導入孔
をシールするようにしたものである。
〔作用〕
本考案において第1防水部材は第2防水部材を
保護すると共にボデイ本体と車体との間隙を略一
定に保持する。第2防水部材は圧縮変形すること
で、バルブ交換用孔、ボルト用孔およびコード導
入孔に喰い込み、これらの孔をシールする。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案を自動車の内照式マークプレー
トランプに適用した場合の一実施例を示す第2図
−線拡大断面図、第2図は正面図、第3図は
側面図、第4図は第2図−線拡大断面図、第
5図は第2図−線拡大断面図、第6図はスポ
ンジゴムパツキンの平面図である。これらの図に
おいてマークプレートランプ1は、ボデイ本体
2、前面レンズ3、導光板4、プリント基板5、
バルブとしての発光ダイオード6、外部コード7
等を有し、車体8の適宜箇所に防水部材9を介し
て配設され、かつ左右一対のボルト10により強
固に固定されている。ボルト10はその頭部が前
記ボデイ本体2に埋込まれ、車体8の内側よりナ
ツト(図示せず)が螺合される。
前記ボデイ本体2はABS等の遮光性白色樹脂
によつて円板状に形成され、その表面周縁部に嵌
合壁11(第1図)が全周に亘つて一体に突設さ
れると共にV字状の水切溝12が嵌合壁11の内
側近傍部に形成され、表面中央部には前記導光板
4の背面を保持する保持壁13(第4図)と、該
導光板4を位置決めする位置決壁14(第1図)
が前方に向つて一体に突設され、さらに背面中央
には筒状のコード導出部15(第1図、第5図)
が後方に向つて一体に突設されている。
前記前面レンズ3は前記ボデイ本体2より若干
小さい円板状に形成されて、その表面が熱プレス
加工により大きな曲率の凸曲面をなし、周縁部が
全周に亘つて背面側に屈曲されることにより固定
部16を形成している。固定部16は、その先端
面に突設され前記水切溝12に係合するV字状の
水切山17(第1図)を有して前記嵌合壁11の
内側に嵌合され、かつ超音波溶着によりボデイ本
体2に固着されている。前記前面レンズ3の裏面
中央部には「AB」の文字からなるマーク部(表
示部)20(第5図)が凹設されており、このマ
ーク部20には金属ハーフ蒸着膜21が形成さ
れ、マーク部20以外の裏面は黒色塗料等からな
る遮光膜層21Aによつて被覆されている。前記
金属ハーフ蒸着膜21は、マーク部20の文字
「AB」を華やかに見せて視認性を向上させるた
め昼間は外光(太陽光)を反射して金属調に見
せ、夜間は内部より照明されるもので、Al膜層
で構成されている。このようなAl膜層は蒸着ま
たはスパツタリング法によつてAl粒子が互いに
接触したり重なり合わないように適宜な隙間をあ
けて薄く(300〜400Å)形成されることにより透
光性を有している。そして、前面レンズ3の裏面
には適宜色に着色されたフイルタ23が固着さ
れ、前記金属ハーフ蒸着膜21を保護している。
前記導光板4はアクリル樹脂等の透明樹脂によ
つて前記マーク部20より大きな面積を有する板
状に形成されて前記ボデイ本体2の前面に配設さ
れ、板厚が周縁部において最も厚く、中央におい
て最も薄くなるように、該導光板4の背面側に円
錐状の凹部が形成されている。また、導光板4の
上下端部には表裏面に貫通する合計4つの入光部
24(第2図、第4図)が形成されており、これ
らの入光部24に発光ダイオード6がそれぞれ挿
入配置されている。一方、導光板4の裏面には前
記発光ダイオード6から出て導光板4内を進行す
る光26を表面側に反射させる反射手段としての
点刻27が形成されている。点刻27は小さな円
錐状凹部からなり、マーク部20の均一照明をは
かるため発光ダイオード6から遠のくにしたがつ
て徐々に稠密になるよう点刻密度が変化してい
る。なお、導光板4の裏面には反射シート28
(第4図)が接着されており、このシート28に
より導光板4内を進行する光が裏面側に出光する
のを防止し、光の有効利用を計つている。
前記プリント基板5はボデイ本体2の表面に複
数個の突起30(第1図)によつて密接固定さ
れ、その表面で前記各入光部24に対応する箇所
に前記発光ダイオード6がホルダー29を介して
それぞれ実装され、裏面中央には前記外部コード
7の一端が接続されている。前記突起30はボデ
イ本体2の表面に一体に突設されてプリント基板
5の小孔31に挿通され、その先端部が冷間かし
めされることにより、小孔31からの抜けを防止
されている。
前記外部コード7は前記コード導出部15の中
心孔32より車体内部に導出されている。コード
導出部15はボデイ本体2の背面中央に突設さ
れ、その開口部をプツシング33により気密にシ
ールし、雨水等の侵入を防止している。
前記防水部材9は、前記ボデイ本体2の周縁部
に嵌着されたリング状のエンドラバー(第1防水
部材)35と、ボデイ本体2の背面中央部に配設
され前記エンドラバー35によつて囲繞されたス
ポンジゴムパツキン(第2防水部材)36とで構
成されている。前記エンドラバー35はEPTゴ
ム等によつて形成されて比較的大きなゴム硬度を
有し、その表面外周部には略L字形に屈曲する覆
部37が一体に設けられ、この覆部37によつて
前記ボデイ本体2と前面レンズ3の接合部を被
い、マークプレートランプ1の外観品質の向上を
計つている。また、エンドラバー35の裏面下部
には内外周面を連通させる水抜き溝48(第1
図)が径方向に形成され、これによりボデイ本体
2と車体8との間に溜る雨水を排出するようにし
ている。
前記スポンジゴムパツキン36は平板状に形成
されて前記エンドラバー35の厚みもより大きな
厚みt1(第4図)を有すると共に、該エンドラバ
ー35より柔らかく、したがつて左右一対のボル
ト10でマークプレートランプ1を車体8に固定
すると、圧縮変形され、この圧縮を利用してボデ
イ本体2の背面に設けたバルブ交換用孔48(第
4図)と、車体8に設けたボルト用孔49および
コード導入孔50(第5図)を塞ぎ気密にシール
する。すなわち、スポンジゴムパツキン36をエ
ンドラバー35の厚みtまで、圧縮すると、その
一部が前記バルブ交換用孔48とバルブホルダー
29との〓間、ボルト10とボルト用孔49との
〓間およびコード導出部15とコード導入孔50
との〓間にそれぞれ喰込み、これらの孔をシール
するからである。この場合、本実施例において
は、スポンジゴムパツキン36の厚みt1をエンド
ラバー35の厚みt(例えば3.5mm)の2倍として
略50%圧縮しているが、ボルト取付部分について
はシール効果を高めるため100%に近い圧縮率で
圧縮している。また、スポンジゴムパツキン36
は第6図に示すように六角形(但し、円形等適宜
形状であつてもよい)に形成され、中央にコード
導出部15が嵌合する嵌合孔53が形成され、こ
の嵌合孔53の上下には一対の円弧状貫通孔55
が、また左右には一対のボルト挿通孔56A,5
6Bが形成されている。ボルト挿通孔56A,5
6Bはボルト10の山径より小さな穴径を有する
ことにより、ボルト10が挿通された際、スポン
ジゴムパツキン36をボルト用孔49に喰込ま
せ、該パツキン36を車体8に固定するようにし
ている。前記一対の円弧状貫通孔55は、スポン
ジゴムパツキン36のねじれ、歪、引張り等によ
り各防水箇所間で防水性能に悪影響が生じるのを
防止するために設けられている。
発光ダイオード6の交換に際しては車体8から
マークプレートランプ1を防火部材9と共に外し
てスポンジゴムパツキン36の発光ダイオード6
に対応する部分を捲り、バルブホルダー29を所
要角度回動させてバルブ交換用孔48との係合状
態を解除し、しかる後バルブホルダー29を発光
ダイオード6と共にボデイ本体2から外し、新し
い発光ダイオードと交換すればよい。
このような構成からなるマークプレートランプ
1において、夜間に発光ダイオード6を点灯する
と、その光は入光部24から導光板4内に入射し
て進行し、点刻27および反射シート28に当つ
て前面側に反射し、マーク部20を照明する。点
刻27は入光部24から遠のくにしたがつて密度
が増大し、単位面積当りの光照射量を等しくして
いるので、マーク部20全体の均一照明を可能に
する。この時のマーク部20の照明色はフイルタ
23によつて決定される。
一方、昼間は太陽光をマーク部20の金属ハー
フ蒸着膜21が反射し、金属調の照明色とされ
る。
ここで、本考案においてはマークプレートラン
プ1と車体8との間に硬度および厚みの異なるエ
ンドラバー35とスポンジゴムパツキン36とを
介在させ、スポンジゴムパツキン36を圧縮変形
させると、その一部がバルブ変換用孔48、ボル
ト用孔49およびコード導入孔50に喰込み、こ
れらの孔を気密シールするので、マークプレート
ランプ1と車体8の防水が確実である。また、エ
ンドラバー35はスポンジゴムパツキン36の周
囲を囲繞して直射光等から保護する機能と、確度
が大で圧縮量が少ないことでマークプレートラン
プ1と車体8との間隔を設定する機能と、マーク
プレートランプ1と車体8との〓間をシールし雨
水が侵入するのを防止する機能の3機能を有す
る。
なお、上記実施例はマークプレートランプに適
用した場合について説明したが、本考案はこれに
何ら特定されるものではなく、警告表示を行う表
示装置等にも適用実施し得るものである。
また、上記実施例は第1、第2の防水部材とし
てエンドラバー35とスポンジゴムパツキン36
を使用したが、これに限らず種々の材質からなる
防水部材を使用することが可能で、要は第1防水
部材がリング状で、第2防水部材が平板状で第1
防水部材より厚くて柔らかいものであればよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る表示装置の防
水構造は、表示装置と車体との間に、それぞれリ
ング状と平板状に形成された第1および第2の防
水部材を介在させ、第1防水部材で第2の防水部
材の周囲を囲繞し、第2の防水部材の板厚を第1
防水部材の厚みより薄くかつ確度を低くして該第
2の防水部材を表示装置と車体とで圧縮変形させ
るようにしたので、表示装置と車体とで圧縮変形
させるようにしたので、表示装置のバルブ交換用
孔と車体のボルト用孔およびコード導入孔を前記
第2防水部材が気密にシールし、これらの孔への
雨水の浸入を確実に防止することができる。ま
た、第1防水部材は表示装置を車体にねじ止めし
た際、これら両者の間隔を一定に設定すると共に
第2防水部材を囲繞保護し、その損傷、直射光に
よる劣化等から守るなど、その実用上の効果は大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案をマークプレートランプに適用
した場合の一実施例を示す第2図I−I線拡大断
面図、第2図は正面図、第3図は側面図、第4図
は第2図−線拡大断面図、第5図は第2図
−線拡大断面図、第6図はスポンジゴムパツキ
ンの平面図である。 2……ボデイ本体、3……前面レンズ、4……
導光板、6……発光ダイオード、8……車体、9
……防水部材、35……第1防水部材、36……
第2防水部材、48……バルブ交換用孔、49…
…ボルト用孔、50……コード導入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボデイ本体と、前面レンズとを備え、前記ボデ
    イ本体内に前記前面レンズの表示部を照明するバ
    ルブを組込んだ表示装置において、前記ボデイ本
    体の背面と車体との間に、リング状の第1防水部
    材と、この第1防水部材によつて周囲を囲繞され
    た第2防水部材とを介挿してなり、前記第2防水
    部材は前記第1防水部材より厚みが大で硬度が低
    く、ボデイ本体背面に設けたバルブ交換用孔と、
    車体に設けたボルト用孔およびコード導入孔をシ
    ールすることを特徴とする表示装置の防水構造。
JP11592088U 1988-09-05 1988-09-05 Expired - Lifetime JPH0524950Y2 (ja)

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JP5270433B2 (ja) * 2009-04-10 2013-08-21 日東光学株式会社 発光装置および看板用の照明装置
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