JPH05248062A - タイル張り工法 - Google Patents
タイル張り工法Info
- Publication number
- JPH05248062A JPH05248062A JP4564492A JP4564492A JPH05248062A JP H05248062 A JPH05248062 A JP H05248062A JP 4564492 A JP4564492 A JP 4564492A JP 4564492 A JP4564492 A JP 4564492A JP H05248062 A JPH05248062 A JP H05248062A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mortar
- base
- foaming agent
- tile
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 躯体面に下地モルタルを付着させ、該下地モ
ルタル上に張付モルタルを介してタイルを張り付けるタ
イル施工法において、下地モルタルと張付モルタルとの
付着強度を高める。 【構成】 起泡剤又は発泡剤を混入させたモルタル2を
躯体面1に付着させて表面2aが泡立った下地モルタル
層を形成し、その後、該下地モルタル層上に張付モルタ
ル3を介してタイル4を張り付ける。 【効果】 泡立ち表面2aの投錨効果で、下地モルタル
2と張付モルタル3とが強固に付着する。
ルタル上に張付モルタルを介してタイルを張り付けるタ
イル施工法において、下地モルタルと張付モルタルとの
付着強度を高める。 【構成】 起泡剤又は発泡剤を混入させたモルタル2を
躯体面1に付着させて表面2aが泡立った下地モルタル
層を形成し、その後、該下地モルタル層上に張付モルタ
ル3を介してタイル4を張り付ける。 【効果】 泡立ち表面2aの投錨効果で、下地モルタル
2と張付モルタル3とが強固に付着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイル張り工法に係り、
特に張付モルタルと下地モルタルとの付着を良くするよ
うにしたタイル張り工法に関する。
特に張付モルタルと下地モルタルとの付着を良くするよ
うにしたタイル張り工法に関する。
【0002】
【従来の技術】モルタルによりタイルを躯体表面に張り
付ける場合、躯体表面に下地モルタルを通常は複数回に
分けて塗り付け、この下地モルタルの上に張付モルタル
を用いてタイルを張り付ける。この場合、タイルの裏面
に張付モルタルを盛り付けるように塗り付け、この張付
モルタルを下地モルタルに押し付け、しっかりと張り付
ける。なお、張付モルタルを下地モルタルの上に層状に
塗着し、この張付モルタルの上にタイル裏面を押し付け
る方法もある。
付ける場合、躯体表面に下地モルタルを通常は複数回に
分けて塗り付け、この下地モルタルの上に張付モルタル
を用いてタイルを張り付ける。この場合、タイルの裏面
に張付モルタルを盛り付けるように塗り付け、この張付
モルタルを下地モルタルに押し付け、しっかりと張り付
ける。なお、張付モルタルを下地モルタルの上に層状に
塗着し、この張付モルタルの上にタイル裏面を押し付け
る方法もある。
【0003】上記のタイル張り工法において、躯体表面
は、十分に清掃した後、水でしめらせておく。また、タ
イルが吸水性を有するものであるときには、タイルも水
でしめらせておく。
は、十分に清掃した後、水でしめらせておく。また、タ
イルが吸水性を有するものであるときには、タイルも水
でしめらせておく。
【0004】このタイルの裏面には凹凸が形成されてお
り、タイルと張付モルタルとの付着強度を高くするよう
にしている。
り、タイルと張付モルタルとの付着強度を高くするよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のタイル張り
工法においては、下地モルタルの表面が平坦であるた
め、下地モルタルと張付モルタルとの付着強度がいま一
つ不足する。
工法においては、下地モルタルの表面が平坦であるた
め、下地モルタルと張付モルタルとの付着強度がいま一
つ不足する。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決し、下地
モルタルと張付モルタルとの付着強度を十分に高めるこ
とができるタイル張り工法を提供することを目的とす
る。
モルタルと張付モルタルとの付着強度を十分に高めるこ
とができるタイル張り工法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のタイル張り工法
は、躯体面に下地モルタルを付着させ、該下地モルタル
上に張付モルタルを介してタイルを張り付けるタイル張
り工法において、該下地モルタルとして起泡剤又は発泡
剤を混入させたモルタルを用い、該起泡剤又は発泡剤混
入下地モルタルを前記躯体面に付着させて表面が泡立ち
により粗面となった下地モルタル層を形成し、その後、
該下地モルタル層上に張付モルタルを介してタイルを張
り付けることを特徴とする。
は、躯体面に下地モルタルを付着させ、該下地モルタル
上に張付モルタルを介してタイルを張り付けるタイル張
り工法において、該下地モルタルとして起泡剤又は発泡
剤を混入させたモルタルを用い、該起泡剤又は発泡剤混
入下地モルタルを前記躯体面に付着させて表面が泡立ち
により粗面となった下地モルタル層を形成し、その後、
該下地モルタル層上に張付モルタルを介してタイルを張
り付けることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のタイル張り工法では、下地モルタルと
して起泡剤又は発泡剤を混入させたモルタルを用い、躯
体面に付着させた下地モルタル表面を泡立ちにより粗面
化させる。この粗面の上に張付モルタルを介してタイル
を施工する。この下地モルタル表面が粗面であるところ
から、下地モルタルと張付モルタルとの付着強度が高め
られる。
して起泡剤又は発泡剤を混入させたモルタルを用い、躯
体面に付着させた下地モルタル表面を泡立ちにより粗面
化させる。この粗面の上に張付モルタルを介してタイル
を施工する。この下地モルタル表面が粗面であるところ
から、下地モルタルと張付モルタルとの付着強度が高め
られる。
【0009】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0010】第1図(a)〜(c)は本発明のタイル張
り工法の一実施例を示す縦断面図である。本実施例方法
では、まず、第1図(a)に示す如く、コンクリート壁
1の表面に、起泡剤又は発泡剤を混入させた下地モルタ
ル2を付着(コテ塗り又は吹き付け)させる。これによ
り、第1図(b)に示す如く、この下地モルタル2の表
面2aは、起泡剤又は発泡剤による泡立ちで不規則な泡
立ち面となる。その後、第1図(c)に示す如く、下地
モルタル2上に張付モルタル3を介してタイル4を張り
付け、必要に応じて目地5詰めする。
り工法の一実施例を示す縦断面図である。本実施例方法
では、まず、第1図(a)に示す如く、コンクリート壁
1の表面に、起泡剤又は発泡剤を混入させた下地モルタ
ル2を付着(コテ塗り又は吹き付け)させる。これによ
り、第1図(b)に示す如く、この下地モルタル2の表
面2aは、起泡剤又は発泡剤による泡立ちで不規則な泡
立ち面となる。その後、第1図(c)に示す如く、下地
モルタル2上に張付モルタル3を介してタイル4を張り
付け、必要に応じて目地5詰めする。
【0011】本発明において、下地モルタル中に混入さ
れる起泡剤又は発泡剤としては特に制限はなく、一般に
気泡コンクリート又は気泡モルタルの調製等に使用され
るものであれば良く、また、その混入量にも特に制限は
なく、施工対象等、例えば下地モルタル層の厚さ、張付
モルタル層の厚さ、施工対象の面積等に応じて、下地モ
ルタルの硬化特性を損なうことなく、表面の泡立ち度に
より十分な投錨効果が得られる程度に適宜決定される。
れる起泡剤又は発泡剤としては特に制限はなく、一般に
気泡コンクリート又は気泡モルタルの調製等に使用され
るものであれば良く、また、その混入量にも特に制限は
なく、施工対象等、例えば下地モルタル層の厚さ、張付
モルタル層の厚さ、施工対象の面積等に応じて、下地モ
ルタルの硬化特性を損なうことなく、表面の泡立ち度に
より十分な投錨効果が得られる程度に適宜決定される。
【0012】本発明の方法によれば、下地モルタル2の
表面2aに泡立ちによる凹凸面が形成されるため、張付
モルタル3のダレや剥離が防止され、タイルを極めて強
固に張付施工することができる。そして、モルタル2,
3が硬化した後においても、この凹凸表面2aによる投
錨効果により下地モルタル2及び張付モルタル3同志の
付着強度が著しく高いものとなる。
表面2aに泡立ちによる凹凸面が形成されるため、張付
モルタル3のダレや剥離が防止され、タイルを極めて強
固に張付施工することができる。そして、モルタル2,
3が硬化した後においても、この凹凸表面2aによる投
錨効果により下地モルタル2及び張付モルタル3同志の
付着強度が著しく高いものとなる。
【0013】なお、図示の方法は本発明の一実施方法で
あり、本発明は何ら図示の方法に限定されるものではな
い。
あり、本発明は何ら図示の方法に限定されるものではな
い。
【0014】本発明においては、コンクリート壁1と下
地モルタル2との結合性を高めるためにコンクリート壁
1の表面に凹凸を形成しても良い。
地モルタル2との結合性を高めるためにコンクリート壁
1の表面に凹凸を形成しても良い。
【0015】
【発明の効果】以上の通り、本発明のタイル張り工法に
よると、下地モルタルと張付モルタルとの付着強度が高
められ、その結果、タイルの張付強度が高められる。
よると、下地モルタルと張付モルタルとの付着強度が高
められ、その結果、タイルの張付強度が高められる。
【図1】本発明の実施例方法を示す縦断面図である。
【符号の説明】 1 コンクリート壁 2 下地モルタル 3 張付モルタル 4 タイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 和博 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内
Claims (1)
- 【請求項1】 躯体面に下地モルタルを付着させ、該下
地モルタル上に張付モルタルを介してタイルを張り付け
るタイル張り工法において、 該下地モルタルとして起泡剤又は発泡剤を混入させたモ
ルタルを用い、該起泡剤又は発泡剤混入下地モルタルを
前記躯体面に付着させて表面が泡立ちにより粗面となっ
た下地モルタル層を形成し、その後、該下地モルタル層
上に張付モルタルを介してタイルを張り付けることを特
徴とするタイル張り工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4564492A JPH05248062A (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | タイル張り工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4564492A JPH05248062A (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | タイル張り工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05248062A true JPH05248062A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=12725083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4564492A Pending JPH05248062A (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | タイル張り工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05248062A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011516707A (ja) * | 2008-04-15 | 2011-05-26 | コンストラクション リサーチ アンド テクノロジー ゲーエムベーハー | 体積−接着剤 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55145262A (en) * | 1979-05-01 | 1980-11-12 | Toyo Kagaku Sangyo Kk | Mixed agent for undercoating of building |
JPH0449365A (ja) * | 1990-06-18 | 1992-02-18 | Inax Corp | タイル張り工法 |
-
1992
- 1992-03-03 JP JP4564492A patent/JPH05248062A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55145262A (en) * | 1979-05-01 | 1980-11-12 | Toyo Kagaku Sangyo Kk | Mixed agent for undercoating of building |
JPH0449365A (ja) * | 1990-06-18 | 1992-02-18 | Inax Corp | タイル張り工法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011516707A (ja) * | 2008-04-15 | 2011-05-26 | コンストラクション リサーチ アンド テクノロジー ゲーエムベーハー | 体積−接着剤 |
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