JPH05248000A - 閉断面部材の接合方法および磁化プレート - Google Patents

閉断面部材の接合方法および磁化プレート

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Publication number
JPH05248000A
JPH05248000A JP5048892A JP5048892A JPH05248000A JP H05248000 A JPH05248000 A JP H05248000A JP 5048892 A JP5048892 A JP 5048892A JP 5048892 A JP5048892 A JP 5048892A JP H05248000 A JPH05248000 A JP H05248000A
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JP
Japan
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closed cross
plate
joining
magnetized
strength bolt
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Pending
Application number
JP5048892A
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English (en)
Inventor
Masataka Maesaki
正孝 前崎
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 閉断面部材の内側から高力ボルトをセットす
ることができず、該部材の各面を充分に接合することが
できず、従って剛接合が形成されず、充分な強度が得ら
れないという従来技術の問題点を解決し、完全な剛接合
を達成する閉断面部材の接合方法を得るにある。 【構成】 角型鋼管などの閉断面部材をスプライスプレ
−トと高力ボルトとを使用して互いに接合する方法にし
て、該閉断面部材の内側に内部から高力ボルトをセット
する磁化プレ−トを配置し、外側のスプライスプレ−ト
と磁化プレ−トとを高力ボルトで締付けて剛接合する、
各工程を含む閉断面部材の接合方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は高力ボルトを使用する接
合方法に関し、特に閉断面部材を剛接合する接合方法に
関している。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術および、発明が解決しようとする課題】従
来の接合方法を図6および図7に示す。図6において互
いに接合する閉断面部材3、3の端部に接合プレ−ト
1、1を設けて、接合プレ−ト1、1を互いに高力ボル
ト2によって接合している。この接合方式では接合面に
ギャップ(組立代)があると接合不能であり、剛接合で
はない。また、組立代がないとブレ−ス材などの接合に
おいて組立て作業が著しく困難である。
【0005】
【0003】図7は組立代を設けた場合の接合方法を示
し、閉断面部材3に切込み接合プレ−ト1を溶接固定
し、接合プレ−ト1の外側にスプライスプレ−ト4、4
を配置し、接合プレ−ト1とスプライスプレ−ト4と高
力ボルト2によって締付け接合している。この接合方法
では接合プレ−ト1と閉断面部材3との接合面が直角と
なり、接合部材の各面(フランジ面)からの力の伝達が
スム−スでない。また、接合用プレ−ト1の断面形状と
閉断面部材3の断面形状とが異なり、部材の耐力を充分
に伝達することができない。従って剛接合は形成されな
い。
【0006】
【0004】上述の従来技術は、閉断面部材3が閉断面
であるため内側から高力ボルト2をセットすることがで
きず、閉断面部材3の各面を充分に接合することができ
ず、従って剛接合が形成されず、充分な強度が得られな
いという問題点がある。
【0007】
【0005】本発明の目的は従来技術の問題点を解決
し、完全な剛接合を達成する閉断面部材の接合方法を得
るにある。
【0008】
【0006】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、角型鋼
管などの閉断面部材をスプライスプレ−トと高力ボルト
とを使用して互いに接合する方法にして、該閉断面部材
の内側に内部から高力ボルトをセットする磁化プレ−ト
を配置して、外側のスプライスプレ−トと磁化プレ−ト
とを高力ボルトで締付けて剛接合する、ことを特徴とす
る閉断面部材の接合方法が提供される。
【0010】
【0007】さらに、本発明によれば、角型鋼管、H型
鋼などの断面部材をスプライスプレ−トと高力ボルトと
を使用して互いに接合する場合に、該スプライスプレ−
トと高力ボルトとを該断面部材に位置決め固定するため
に使用する磁化プレ−トが提供される。
【0011】
【0008】
【0012】
【作用】磁化プレ−トの吸着力によって閉断面部材の内
側に内部から高力ボルトをセットすることが可能とな
り、外側にスプライスプレ−トを配置することによっ
て、高力ボルトを各面について締付けることが可能とな
り、剛接合を達成することが可能となる。
【0013】
【0009】
【0014】
【実施例】図1に鉄骨構造物の全体構成例を示し、本発
明の接合方法は(a部)など構造材の接合部に適用され
る。
【0015】
【0010】図2、図3および図4に本発明による閉断
面部材の接合方法が示され、最初に図2に示すように磁
化プレ−ト1に高力ボルト2を挿入する孔を適宜に設け
高力ボルト2を挿入して、磁化プレ−ト1に吸着せし
め、次に、図3に示すように、高力ボルト2を吸着固定
した磁化プレ−ト1を閉断面部材3の内側から取付けて
磁化プレ−ト1と高力ボルト2とを閉断面部材3に吸着
セットし、図4に示すように、外部からスプライスプレ
−ト4をセットして高力ボルト2を締付けることによっ
て接合を完了せしめる。
【0016】
【0011】接合用プレ−トに磁化プレ−ト1を使用す
ることによって、ずれ、落下などがなく、正確に所定の
位置に高力ボルト2をセットすることができ、磁化プレ
−ト1の吸着力によって閉断面部材3の内側から高力ボ
ルト2を上下、左右の各面に落下のおそれがなくセット
することができ、閉断面部材3の各面が開断面部材の場
合と同様に高力ボルト2による接合が可能となり、剛接
合が得られる。
【0017】
【0012】図5は本発明の別の実施例を示し、開断面
部材の接合に磁化プレ−ト1を使用した例を示す。通常
の場合は高力ボルト2の仮締め時に下方からスプライス
プレ−ト4と高力ボルト2とを支持する必要があるが、
本発明による磁化プレ−ト1を使用すればそのような支
持は不必要となり、作業が著しく容易となり、従って経
費を節減することができる。
【0018】
【0013】
【0019】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、接合用プ
レ−トに磁化プレ−ト1を使用することによって、ず
れ、落下などがなく、正確に所定の位置に高力ボルト2
をセットすることができ、磁化プレ−ト1の吸着力によ
って閉断面部材3の内側から高力ボルト2を上下、左右
の各面に落下のおそれがなくセットすることができ、閉
断面部材3の各面が開断面部材の場合と同様に高力ボル
ト2による接合が可能となり、剛接合が得られる。
【0020】
【0014】従来、閉断面部材をブレ−ス材として使用
する場合に剛接合とすることができず、そのため、座屈
長さが実部材の長さと同一となっていた。本発明によれ
ば、開断面部材の場合と同様に剛接合とすることがで
き、座屈長さを実部材の長さの1/2とすることがで
き、開断面部材の優位性を充分に生かすことができ、H
型鋼などの開断面部材に対比して重量比で約30%低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるに適した鉄骨構造物の全体
構成例を示す図。
【図2】本発明による閉断面部材の接合の第1段階とし
て磁化プレ−トと高力ボルトとを示す正面図および断面
図。
【図3】本発明による閉断面部材の接合の第2段階を示
す側面図および断面図。
【図4】本発明による閉断面部材の接合の第3段階を示
す側面図および断面図。
【図5】開断面部材の接合に使用した磁化プレ−トを示
す側面図および断面図。
【図6】従来の閉断面部材の接合方式の一例を示す側面
図および断面図。
【図7】従来の閉断面部材の接合方式の別の例を示す側
面図および断面図。
【符号の説明】
1…磁化プレ−ト 2…高力ボルト 3…閉断面部材 4…スライスプレ−ト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】角型鋼管などの閉断面部材をスプライスプ
    レ−トと高力ボルトとを使用して互いに接合する方法に
    して、該閉断面部材の内側に内部から高力ボルトをセッ
    トする磁化プレ−トを配置し、外側のスプライスプレ−
    トと磁化プレ−トとを高力ボルトで締付けて剛接合す
    る、ことを特徴とする閉断面部材の接合方法。
  2. 【請求項2】角型鋼管、H型鋼などの断面部材をスプラ
    イスプレ−トと高力ボルトとを使用して互いに接合する
    場合に該スプライスプレ−トと高力ボルトとを該断面部
    材に位置決め固定するために使用する磁化プレ−ト。
JP5048892A 1992-03-09 1992-03-09 閉断面部材の接合方法および磁化プレート Pending JPH05248000A (ja)

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JP5048892A JPH05248000A (ja) 1992-03-09 1992-03-09 閉断面部材の接合方法および磁化プレート

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JP5048892A JPH05248000A (ja) 1992-03-09 1992-03-09 閉断面部材の接合方法および磁化プレート

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JPH05248000A true JPH05248000A (ja) 1993-09-24

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ID=12860309

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JP5048892A Pending JPH05248000A (ja) 1992-03-09 1992-03-09 閉断面部材の接合方法および磁化プレート

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