JPH0524600Y2 - - Google Patents

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JPH0524600Y2
JPH0524600Y2 JP1986156356U JP15635686U JPH0524600Y2 JP H0524600 Y2 JPH0524600 Y2 JP H0524600Y2 JP 1986156356 U JP1986156356 U JP 1986156356U JP 15635686 U JP15635686 U JP 15635686U JP H0524600 Y2 JPH0524600 Y2 JP H0524600Y2
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JP
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hole
fastener
vehicle body
key
shaped groove
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JP1986156356U
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【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は車両用部品、特にテールランプアセン
ブリ、或いは車体のクオータパネルに取付ける装
飾パネルなどの様に内部に密閉された房室があ
り、電球の点灯や直射日光の照射などにより内部
の圧力が上昇して変形を生ずることを防止するた
めに主として背面側に通気孔が設けられている車
両用部品に関するものである。
【従来の技術】
従来のこの種の通気孔を設けた灯具として、例
えば実開昭53−60694号公報に示されたものがあ
り、また車両用部品の代表的な例としてテールラ
イトアセンブリで説明を行うと、その構造には第
5図、第6図に示すようなものがあり、先ず第5
図のものは、独立した通気孔を設けたものの例
で、レンズ2とハウジング3とが接着などで密封
状態に組立てられた本体である灯体1の車両の車
体4に干渉しない位置には管状に突出した通気孔
11が設けられ、更に前記灯体1内に水などが進
入しないようにゴムなどで形成されたエルボ状の
通気孔カバー12をとりつけて下向きのものとさ
れているものである。このときには前記灯体1は
該灯体1に別に設けられたボス13による車体取
付部とタツピング螺子5とにより前記車体4に取
付けられている。尚、図では省略してあるが前記
灯体1には電球などの光源や反射鏡などが設けら
れているものであることは云うまでもない。 次に第6図に示すものは前記した車体取付部と
通気孔とを兼用した構造のものであり、前記灯体
1のハウジング3に螺子15をインサートモール
ド或いは超音波溶着してあるボス14を設け、更
にこのボス14を囲むように環状のリブ16を形
成して、このリブ16が取囲む内側に小径の穴1
7を開けたものであり、車体4に灯体1を取付け
るときにはゴムなどで形成され同様に穴19が設
けられている前記リブ16部分を覆うガスケツト
18を介して前記車体4にナツト20で継着する
ものであり、灯体1内の空気は前記二個の穴17
と穴19を通じ、更に前記螺子15とナツト20
との螺合部に生ずる隙間を介して外部と流通する
ものである。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、前記した従来の構造の第一の例
のものは、車体取付部とは別に通気孔11を設け
るものであるので、車体4と干渉しない位置に設
けなければ成らず、このために必要以上に前記灯
体1と車体4との間隔を設けたり、或いは車体4
側に逃げを形成したりしなければ成らずスペース
を要すると云う問題点を生ずるものであり、また
別部品である通気孔カバー12は取付後は隠蔽さ
れるので脱落を生じても確認出来ず、それにより
灯体1内に浸水するような信頼性に関する問題点
も生ずるものであり、第二の例のものは、車体取
付部と通気孔とが兼用されたことで、前記第一の
例の問題点は解決されたものの、ボス14の構造
が複雑化すると云う問題点と、一般的に係着を行
うときには螺子による方法がナツトによる方法よ
りも作業効率が高く、このために車体4に灯体1
を係着する工程の作業効率が悪くなると云う問題
点、更にはリブ16が設けられたことにより車体
4側に比較的に広い据付平面を必要として車体4
側の成型が複雑化すると云う問題点も生ずるもの
であつた。
【問題点を解決するための手段】
本考案は、前記した従来のものの問題点を解決
するための具体的手段として、密閉された房室を
もち該房室と外部とを結ぶ通気孔と車体取付部と
が設けられて成る車両用部品において、前記車体
取付部は前記部品の本体に設けられたボスの先端
部にシールパツキンを介して車体に嵌合するフア
スナがタツピング螺子で取付けられると共に、前
記車体取付部の少なくとも一箇所には前記通気孔
が設けられ、この通気孔は前記ボスに前記房室ま
で貫通して設けた前記タツピング螺子用の下孔
と、該下孔に沿つて設けられたキー状溝と、前記
ボスの先端部の前記下孔の開口面に沿つて形成さ
れ前記キー状溝と連通した凹部と、前記下孔と前
記タツピング螺子により連通する前記フアスナの
取付穴に沿つて設けられたキー状溝と、前記フア
スナの前記タツピング螺子の傘部が接する座面に
径方向に設けられ前記フアスナの取付穴に設けら
れたキー状溝と連通するスロツトとで成ることを
特徴とする車両用部品の取付構造を提供すること
で、本体の形成も容易であり且つ車体への取付も
作業効率の高いものとして前記従来の問題点を解
決するものである。
【実施例】
つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づいて
詳細に説明する。 尚、理解を容易にするために従来例と同様にテ
ールライトアセンブリの例で説明し、同じ部分に
は同じ符号を付して説明し、重複する部分につい
ては一部その説明を省略する。 第1図に符号1で示すものは従来例と同様にレ
ンズ2とハウジング3とが接着などの手段を用い
て組立てられた本体である灯体であり、この灯体
1には本考案により車体取付部としてボス6が任
意の数だけ設けられているものであり、更に前記
ボス6の頭頂部には弾力性に富む樹脂などの部材
を用いて形成され、略傘状の形状とされたフアス
ナ7がタツピング螺子5で螺着されている。ここ
で、第2図によりフアスナ7の作用を説明する
と、例えば車体4など係着を対象とする板材にこ
のフアスナ7の傘骨状の接合部7aの先端が形成
する外径よりもやや小径の灯体取付穴4aを設
け、この灯体取付穴4aに前記接合部7aを無理
嵌をおこなうと前記接合部7aは形成された部材
の弾力性により変形して灯体取付穴4aを通過し
た後に再度本来の外径に拡がるものとなり、前記
フアスナ7は前記車体4を前記接合部7aとその
後方に設けられた台座部7bとの間で係着するも
のであり、前記台座部7bにゴムなどで形成され
た所定の厚みをもつシールパツキン8を座着して
おくことで任意の厚みをもつ車体4などの板材に
対応することが出来るものである。 つぎに、この車体取付部に併設される通気孔に
ついて説明すると、上記説明のように形成された
車体取付部の少なくとも一個所のボス6のタツピ
ング螺子5用の下孔6cの前記フアスナ7に接す
る側には座ぐり6cが行われて周囲に凹部が形成
されると共に前記ボス6を貫通し灯体1の内部ま
で達するようにされていて、更に第3図に示すよ
うにこの下穴6aに沿うキー状溝6bが設けられ
ている。 また、この位置に螺着される前記フアスナ7に
も同様にキー状溝7cが設けられ、この螺着の時
の前記キー状溝7cの方向は前記ボス6に座ぐり
6cが行われているのでいずれの方向でも良く、
また第4図にも示すようにタツピング螺子5の傘
部が接する座面には前記キー状溝7cを横方向に
延長するスロツト7dが設けられているものであ
り、このときに部品の共通性を持たせるためには
前記フアスナ7は全てのものに前記キー状溝7c
を設けたものを使用することが好ましい。この様
にしたことで、ボス6の先端部にタツピング螺子
5でフアスナ7を螺着したときにも灯体1内の空
気は下穴6a→キー状溝6b→座ぐり6c→キー
状溝7c→スロツト7dと経由して外部と自在に
流通するものとなる。 以上の説明は前記した如くに代表的なテールラ
イトアセンブリの例で説明したが、本考案の要旨
はこのテールライトアセンブリに限定されるもの
でなく、図示は省略するが例えばクオータパネル
などに設けられ、車種名などを表示するための印
字が成された装飾パネルなど車体外部に面して取
付けられる各種の車両用部品で密閉された房室を
もつものであれば光源の有無などに関係なく、ど
のようなものでも同様な手段で実施できることは
云うまでもない。
【考案の効果】 以上に詳細に説明したように本考案により車両
用部品の取付構造を、車体取付部は前記部品の本
体に設けられたボスの先端部にシールパツキンを
介して車体に嵌合するフアスナがタツピング螺子
で取付けられた構造とし、この車体取付部の少な
くとも一個所には前記ボスに設けられる前記タツ
ピング螺子用の下穴が貫通するとともに前記下穴
に沿うキー状溝と、フアスナに接する側に座くり
状に凹部が設けられ、且つ、前記フアスナにも同
様なキー状溝と、タツピング螺子の傘部が接する
座面にスロツトが設けられるものとしたことで、
この本体を車体に取付けるときには、単に車体側
に設けられた穴部にこの本体を圧接するだけで取
付が完了した作業効率が格段に向上すると云う優
れた効果を奏するものであり、更に、この車体取
付部は通気孔を兼ねるようにされているにもかか
わらず、取付スペース、取付方法などにそのため
の何等の付加的なものを生じないものとされたこ
とで比較的に小型の車両用部品にも実施可能と
し、更に従来通気孔が設けられたことで必要とし
た作業などを省略して一層に作業効率を高くする
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用部品の取付構造の
テールライトアセンブリにおける一実施例を要部
で示す断面図、第2図は同じ実施例のフアスナの
作用を示す説明図、第3図は同じく灯体に設けら
れるボスの詳細を部分的に拡大して示す正面図、
第4図は同じくフアスナの詳細を部分的に拡大し
て示す斜視図、第5図、第6図は従来例を示す略
示的な断面図である。 1……灯体、2……レンズ、3……ハウジン
グ、4……車体、4a……灯体取付穴、5……タ
ツピング螺子、6……ボス、6a……下穴、6b
……キー状溝、6c……座ぐり、7……フアス
ナ、7a……接合部、7b……台座部、7c……
キー状溝、7d……スロツト、8……シールパツ
キン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉された房室をもち該房室と外部とを結ぶ通
    気孔と車体取付部とが設けられて成る車両用部品
    において、前記車体取付部は前記部品の本体に設
    けられたボスの先端部にシールパツキンを介して
    車体に嵌合するフアスナがタツピング螺子で取付
    けられると共に、前記車体取付部の少なくとも一
    箇所には前記通気孔が設けられ、この通気孔は前
    記ボスに前記房室まで貫通して設けた前記タツピ
    ング螺子用の下孔と、該下孔に沿つて設けられた
    キー状溝と、前記ボスの先端部の前記下孔の開口
    面に沿つて形成され前記キー状溝と連通した凹部
    と、前記下孔と前記タツピング螺子により連通す
    る前記フアスナの取付穴に沿つて設けられたキー
    状溝と、前記フアスナの前記タツピング螺子の傘
    部が接する座面に径方向に設けられ前記フアスナ
    の取付穴に設けられたキー状溝と連通するスロツ
    トとで成ることを特徴とする車両用部品の取付構
    造。
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