JPH0524578Y2 - - Google Patents

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JPH0524578Y2
JPH0524578Y2 JP1985034968U JP3496885U JPH0524578Y2 JP H0524578 Y2 JPH0524578 Y2 JP H0524578Y2 JP 1985034968 U JP1985034968 U JP 1985034968U JP 3496885 U JP3496885 U JP 3496885U JP H0524578 Y2 JPH0524578 Y2 JP H0524578Y2
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JP
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clutch
valve
shift
clutch pedal
gear
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【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 本考案は、自動車などの車両用クラツチの連結
又は遮断駆動を制御するに好適な車両用クラツチ
制御装置に関する。
(ロ) 従来技術と問題点 従来、マニユアル式の車両用変速装置では、運
転者のクラツチペダル及びレバー操作により所望
のシフト段へシフトチエンジするように構成され
ていた。このため、長距離や混雑時での運転は、
シフトチエンジが大変煩わしく、特に大型車では
クラツチ及びシフトレバー操作が疲労の原因にな
るという問題があつた。
そこで、本出願人が先に機械式クラツチとシン
クロ装置の無いシフト段を有する変速機を用い、
所望するシフト段を押しボタンで選択するだけで
コントロールユニツトからの指令に基づいてアク
チユエータにより自動的にシフトチエンジを行な
う車両用変速装置を提案した(実願昭59−20536
号)。この自動変速装置は、シフトチエンジ操作
に係る運転者の労力を大幅に軽減でき、疲労が少
なくなると共に、シフトチエンジ操作を初心者で
もギア鳴りの発生がなくスムーズに行なうことが
できる。しかも、トルクコンバータを用いた従来
の車両用自動変速装置よりも燃費を向上させるこ
とができる。
このようなセミオートマチツクシステムにおい
て、クラツチは発進時にはマニユアルで、その他
のときにはシフトチエンジ指令によつてオートで
作動するように構成されている。即ち、発進時の
操作としてはクラツチペダルを操作し、シフトチ
エンジ指令を発するセレクタをオートあるいは2
速へセツトするとトランスミツシヨンが2速にギ
アシフトされ、半クラツチによつて発進がなされ
るように構成されていた。
ところが、トランスミツシヨンが2速段にシフ
トされる前に運転者がクラツチペダルを戻すと
(クラツチオン操作)、トランスミツシヨンがニユ
ートラルにセツトされシフトセツトの操作が中断
されてしまい、2速にギアシフトするには再びク
ラツチペダルを踏込み操作して2速のギア段へセ
ツトし、ギアシフトが完了した後、半クラツチに
よつて発進操作しなければ車両を発進させること
ができなかつた。即ち、従来のシステムでは、ク
ラツチペダルを踏込み操作してギアシフトを行な
う場合、ギアセツトが完全に行なわれた後クラツ
チペダルを戻さなければならず、ギアセツトが完
全に行なわれる前にクラツチペダルが戻される
と、変速制御を円滑に行なうことができないとい
う不具合が生じた。
(ハ) 考案の目的 本考案は、前記従来の課題に鑑みて為されたも
のであり、その目的は、クラツチペダルの踏込み
操作後ギアシフトが指令されたときには、クラツ
チペダルを踏込み操作から解放操作に戻すタイミ
ングによらず確実に変速制御を行なうことができ
る車両用クラツチ制御装置を提供することにあ
る。
(ニ) 考案の構成 前記目的を達成するために、本考案は、シフト
チエンジ指令と手動(マニユアル)のクラツチペ
ダルの操作によりクラツチの連結又は遮断駆動を
制御する車両用クラツチ制御装置において、クラ
ツチペダルの踏込み・解放操作に応じた油圧を発
生する油圧発生部と、油圧発生部の油圧を基にク
ラツチを連結又は遮断駆動するクラツチ駆動部
と、油圧発生部の油圧回路を開閉する制御弁と、
クラツチペダルの踏込み操作によりクラツチが遮
断されたとき前記制御弁へ閉弁指令を与えて前記
油圧回路を遮断させ、クラツチペダルの踏込み操
作後シフトチエンジ指令に従つたギアシフトが完
了したとき前記制御弁へ開弁指令を与えて前記油
圧回路を閉成させる制御部とを有するクラツチ制
御装置としたものである。
(ホ) 考案の実施例 以下、本考案の好適な実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図には、本考案の好適な実施例の構成が示
されている。図において、クラツチペダル10は
ロツド12を介してマスタシリンダ14のピスト
ン16と連結されている。即ち、ピストン16は
クラツチペダル10の踏込み・解放操作に応じて
マスタシリンダ14内を摺動するように構成され
ている。マスタシリンダ14内にはタンク18か
らのオイルが供給されており、ピストン16の摺
動に応じた油圧を油圧回路20、2ウエイオン・
オフバルブ22を介してエア発生器24へ出力す
るように構成されている。エア発生器24には、
エアタンク内のエアがエアポンプの作動によりエ
ア回路26を介して圧送されている。エア発生器
24は油圧に応じた圧力のエアをダブルチエツク
バルブ28へ出力するように構成されている。こ
のダブルチエツクバルブ28には、クラツチバル
ブ30を介してエアが供給されており、ダブルチ
エツクバルブ28はエア発生器24又はクラツチ
バルブ30からのエアをクラツチブースタ32へ
出力するように構成されている。クラツチブース
タ32は、エアが供給されたときロツド34を介
してクラツチレバー36を回動し、クラツチを遮
断駆動するように構成されている。一方、クラツ
チブースタ32へのエアの供給が遮断されたとき
にはロツド34が矢印X方向へ戻され、クラツチ
を連結駆動させるように構成されている。
制御弁として油圧回路20中に挿入されたバル
ブ22はコントローラ38からの制御信号によつ
て作動するように構成されている。このコントロ
ーラ38はCPU,RAM,ROMなどを有するマ
イクロコンピユータで構成されている。そして、
このコントローラ38にはシフトチエンジ指令を
出力するシフトタワー40の出力信号及びエンジ
ン42の回転数を検出する回転数センサ44など
各種センサの出力が供給されている。このコント
ローラ38を各センサからの検出出力に基づいて
ギアブレーキ46、ブザー48、表示器50、ギ
アセツト完了ランプ52などへ各種制御信号を出
力するように構成されている。
本実施例は以上の構成からなり、次に発進時の
ギアセツト制御を第2図のフローチヤートによ
り、走行時の変速制御を第3図のフローチヤート
によりそれぞれ説明する。
第2図において、ドライバによりクラツチペダ
ル10が踏込み操作され(ステツプ100)、シフト
タワー40のシフト操作によつてセレクタがニユ
ートラル位置からオート又は1速、2速へのシフ
トチエンジが指令されると(ステツプ102)、ステ
ツプ104に移り、クラツチスイツチ54の出力に
よりクラツチ10がオフ操作されたか否かの判定
が行なわれる。そして、このステツプでNOと判
定されたときにはステツプ106に移り、表示器5
0にエラー表示を行なうと共にブザー48を作動
し、このルーチンでの処理を終了する。
一方、ステツプ104でYESと判定され、マスタ
シリンダ14からの油圧を基にクラツチブースタ
32が作動してクラツチが遮断駆動した後にはス
テツプ108に移り、バルブ22へ開弁指令を与え
ステツプ110の処理に移る。
ステツプ110においては、ギアブレーキ46へ
作動指定を与え回転数センサ44の出力により
ΔNが100rpm以下か否かの判定を行なう(ステ
ツプ112)。この処理はΔNが100rpm以下になる
まで行なわれ、このステツプでYESと判定され
たときにはステツプ114に移り、ギアブレーキ4
6をオフ作動し(スタツプ114)、ステツプ116の
処理に移る。ステツプ116ではΔNが50rpm以下
か否かの判定を行ない、ΔNが50rpm以下になつ
たときステツプ118に移り、シフトタワー40の
シフトチエンジ指令に従つたギア位置、例えば2
速ギアセツトを行ないステツプ120の処理に移る。
ステツプ120においては、バルブ22へ開弁指令
を与え油圧回路20を閉成させる。続いてステツ
プ122に移り、ギアセツト完了ランプ52へ点灯
指令を与える。この後、ドライバによつて半クラ
ツチによる発進操作が行なわれ(ステツプ124)、
シフトチエンジ後のギアによる走行が行なわれ
(ステツプ126)ると、このルーチンでの処理を全
て終了する。
又、走行時の変速制御は第3図に示されるよう
に、走行時にクラツチペダルが踏込み操作された
後は、ステツプ100〜ステツプ108までの処理が第
2図のものと同様に行なわれ、ステツプ108の後
ステツプ109Aに移り、トランスミツシヨンをニ
ユートラルにする処理を行なう。次に、ステツプ
109Bにおいて変速がシフトアツプからシフトダ
ウンかの判定が行なわれる。
ステツプ109Bでシフトダウンと判定されたと
きにはステツプ128に移り、バルブ22をオフす
るための閉弁指令を与え、ステツプ130の処理に
移る。ステツプ130ではダブルクラツチを指定す
るための表示を表示器50へ指令しステツプ132
の処理に移る。ステツプ132ではドライバによる
クラツチペダル10の解放操作が行なわれ、ドラ
イバのアクセルの踏み込み操作により(ステツプ
130)、さらにクラツチペダル10の踏込み操作が
行なわれる(ステツプ136)。これらの操作が行な
われた後、ステツプ138の処理に移り、バルブ2
2に開弁指令を与え、再びステツプ109Bの処理
に移る。
ステツプ109Bでシフトアツプと判定されたと
きにはステツプ110に移る。このステツプ110から
ステツプ122までの処理は第2図と同じ処理が行
なわれ、ステツプ124Aの処理に移る。ステツプ
124Aにおいては、ドライバによるクラツチペダ
ル10の解放操作が行なわれると、ステツプ126
の処理に移り、セレクタセツト操作に従つた走行
制御が行なわれ、このルーチンでの処理を全て終
了する。このように本実施例においては、発進時
及び走行時にクラツチペダル10を踏込み操作
し、ギアセツト指令を行なうと、ギアセツトが完
了するまではクラツチペダル10を離してもクラ
ツチの遮断駆動が維持され、連結駆動が阻止され
るため、クラツチペダル10の操作タイミングに
よらず確実に変速制御を行なうことができる。
(ヘ) 考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、クラツ
チペダル付け自動変速機において、クラツチペダ
ルが踏込み操作されたとき、シフトチエンジが完
了するまでクラツチの遮断駆動を維持して連結駆
動を阻止するようにしたため、クラツチペダルの
操作タイミングによらず、クラツチの変速制御を
確実に行なうことができ、クラツチの操作性の向
上に寄与することができるという優れた効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2
図は発進時の作用を説明するためのフローチヤー
ト、第3図は走行時の作用を説明するためのフロ
ーチヤートである。 10……マスタシリンダ、20……油圧回路、
22……2ウエイオン・オフバルブ、24……エ
ア発生器、26……エア回路、28……ダブルチ
エツクバルブ、30……クラツチバルブ、32…
…クラツチブースタ、36……クラツチレバー、
38……コントローラ、40……シフトタワー、
42……エンジン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シフトチエンジ指令と手動(マニユアル)のク
    ラツチペダルの操作によりクラツチの連結又は遮
    断駆動を制御する車両用クラツチ制御装置におい
    て、クラツチペダルの踏込み・解放操作に応じた
    油圧発生部と、油圧発生部の油圧を基にクラツチ
    を連結又は遮断駆動するクラツチ駆動部と、油圧
    発生部の油圧回路を開閉する制御弁と、クラツチ
    ペダルの踏込み操作によりクラツチが遮断された
    とき前記制御弁へ閉弁指令を与えて油圧回路を遮
    断させ、前記クラツチペダルの踏込み操作後シフ
    トチエンジ指令に従つたギアシフトが完了したと
    き前記制御弁へ開弁指令を与えて油圧回路を閉成
    させる制御部とを有することを特徴とする車両用
    クラツチ制御装置。
JP1985034968U 1985-03-12 1985-03-12 Expired - Lifetime JPH0524578Y2 (ja)

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JP1985034968U JPH0524578Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

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Publication Number Publication Date
JPS61150637U JPS61150637U (ja) 1986-09-17
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5671635A (en) * 1979-11-13 1981-06-15 Daihatsu Motor Co Ltd Controller for automatic clutch
JPS5865352A (ja) * 1981-09-18 1983-04-19 ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 自動車の多段変速機用の変速段切り替え装置
JPS5975838A (ja) * 1982-10-22 1984-04-28 Shizukou Isuzu Jidosha Kk 自動車クラツチの車速対応自動切断、接続装置

Patent Citations (3)

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JPS5975838A (ja) * 1982-10-22 1984-04-28 Shizukou Isuzu Jidosha Kk 自動車クラツチの車速対応自動切断、接続装置

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JPS61150637U (ja) 1986-09-17

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