JPH05245766A - 研磨具 - Google Patents

研磨具

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JPH05245766A
JPH05245766A JP8138892A JP8138892A JPH05245766A JP H05245766 A JPH05245766 A JP H05245766A JP 8138892 A JP8138892 A JP 8138892A JP 8138892 A JP8138892 A JP 8138892A JP H05245766 A JPH05245766 A JP H05245766A
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JP
Japan
Prior art keywords
polishing
sheet material
polishing tool
abrasive grains
bent
Prior art date
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JP8138892A
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English (en)
Inventor
Yuichiro Niizaki
優一郎 新崎
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NIPPON UNIT KK
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NIPPON UNIT KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属材のバリ取り用として、或いは木材面、
プラスチック面、その他の物体の表面を研磨する場合に
使用することを目的とする。 【構成】 本発明の研磨具1は、合成樹脂に研磨砥粒を
混合して成形したシート材2を幅方向の略中央から折り
曲げ、その折り曲げた中に芯材3を挿入し、その折り曲
げた部分を芯材3と共に断面U字形の挟着金具4内に挿
入して挟着固定してなることを特徴とする構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属材のバリ取り用、
研磨用として、或いは木材面、プラスチック面、その他
の被研磨材の表面を研磨する場合に使用する研磨具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、各種の被研磨材の表面を
研磨したりバリを取る場合に、従来では多種の研磨具が
使用されている。研磨具のもっとも一般的なものはブラ
シ状のもので、本出願人が開発した特公昭52−376
38号公報に記載のものがある。この研磨具は、ガラス
繊維をロープ状に撚り、そのロープの特定した長さのも
のを断面U字形の挾着金具の内部に挾着固定した構成で
ある。また、従来から無機質の石材からなる硬質の砥石
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本出願
人が開発したガラス繊維をロープ状に撚り、断面U字形
の挾着金具に挾着固定した従来の研磨具は、ある種の目
的に使用することができるが、木材やプラスチック等の
表面を研削する場合には腰が弱くて使用することができ
ないことがある。また、石材からなる硬質な砥石は、そ
の形状加工性が悪いために研磨装置又は研磨工具に取り
付け難い。加えて、使用中に割れたり欠損し易く、しか
もその場合には改めてその形状を整える必要がある。こ
のように砥石は極めて狭い分野・範囲に使用が限定され
る。したがって、十分な強度があって形状加工性にも優
れ、しかも割れたり欠損しないで研磨効果の高い研磨具
が希求されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
欠点を改善し、且つ従来からの要請に対処するために提
案されたもので、合成樹脂に研磨砥粒を混合して成形し
たシート材、若しくはこのシート材に線材を沿わせて幅
方向の略中央において芯材を介在させて線材とともに折
り曲げ、その折り曲げた部分を線材や芯材と共に断面U
字形の挟着金具の内部に挿入して挟着固定する様にした
ことを特徴とする研磨具に関するものである。
【0005】
【実施例】以下に本発明を図面の実施例に基づいて詳細
に説明する。本発明の研磨具1は、合成樹脂に研磨砥粒
を所望の量だけ混合して帯状のシート材2を成形し、こ
のシート材2を適宜の寸法に切断し、幅方向の中央から
折り曲げ、その折り曲げた部分を芯材3と共に断面U字
形の挟着金具4内に挿入して挟着固定してなるものであ
る。
【0006】前記したシート材2を成形する合成樹脂と
しては、例えばポリアミド(商品名;ナイロン)、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、その他の合成樹脂を使用す
ることができる。
【0007】また、前記した合成樹脂に混合する研磨砥
粒としては、例えばシリコン・カーバイト粒、アルミナ
粒、ダイヤモンド粒などの砥粒を使用することができ、
研磨砥粒の粒径としては0.01〜0.8mm程度がよ
い。
【0008】本発明によれば、前記した合成樹脂に前記
した研磨砥粒を混合してシート材2を成形するのである
が、合成樹脂と研磨砥粒とは、合成樹脂40〜80重量
%に対して研磨砥粒を20〜60重量%程度混合し、シ
ート材2を成形する。
【0009】そして、成形するシート材2は、例えば厚
さが0.2〜3.0mm程度で、また横幅は10〜15
0mm程度であって、折り曲げたり屈曲することがで
き、また切断することができる長尺な帯材状に成形す
る。
【0010】図1に示す第1実施例である研磨具1は、
前記のようにして成形したシート材2を適宜の寸法に切
断し、幅方向の略中央に芯材3をあてがって折り曲げ、
その折り曲げた部分を芯材3と共に断面U字形の挟着金
具4内に挿入し、プレス等で挟着固定した構成である。
そして、上記の様にして構成した研磨具1は、挾着金具
4から折り曲げられた2枚の翼片5が直立状に延在した
状態であって、上記翼片5が研磨部であるが、翼片5の
表面においても、先端部分においても研磨に利用するこ
とができる。このような研磨具1は、被研磨材の被処理
面の形状や研磨状態に応じて挟着金具4をリング状に屈
曲等して変形させたり、或いは複数本の研磨具1を並列
させたりすることにより所望の研磨面が形成されるよう
に構成し、この研磨面と被処理面とを相対的に移動させ
て研磨したり研削すれば良い。
【0011】また、本発明は、図2に示す第2実施例の
ように二枚のシート材2を重合状にして中央から折り曲
げ、その折り曲げた部分を芯材3と共に断面U字形の挟
着金具4内に挿入挟着するようにした研磨具12 として
も良い。この実施例においては、挟着金具4は挿入する
シート材2の厚みや枚数に応じた寸法の底面部を有する
ものを使用するべきであり、その側部上端を押圧・カシ
メて各シート材22 及び芯材3が抜脱しないようにす
る。
【0012】図3に示す本発明の第3実施例の研磨具1
3 は、幅狭な三枚のシート材23 を重合し、並列させて
芯材3を介して挟着金具4に挿入し、挟着固定させたも
のである。この第3実施例の研磨具13 に使用するシー
ト材23 は、第1及び第2実施例に使用したような長尺
な帯状材ではなく、一定長さの短冊材であり、このシー
ト材23 を三枚積層したものを一組として芯材3の長さ
方向に沿って配列したものを、芯材3と共に挟着金具4
に挿入して挟着固定させた構成である。尚、上記した第
3実施例における三枚を重合したシート材23 の各組は
互いに僅かな隙間を介して芯材3の長さ方向に配列され
ている。これは説明するまでもなく、所望の研磨面を形
成するために挟着金具4を例えばリング状に屈曲し、変
形する際の作業性を向上し、屈曲により生ずる応力(外
側のシート材には伸び応力、内側のシート材には縮み応
力)が発生するのを解消するためである。
【0013】上記した第3実施例の研磨具13 の挟着金
具4を変形させた例としては、図4及び図5に示すリン
グ状の研磨具11がある。上記した円形研磨具11は、
挟着金具4がリング状を描くように成形したものであ
り、挟着金具4の突き合わせ端部はカシメ潰したり、或
いは溶接するなどしてリング状を保持させるとともに、
シート材2及び芯材3が抜脱するのを防止する。このよ
うな円形研磨具11は、例えば挟着金具4が描く円の中
心を軸として回転し、且つその回転面ごと摺動するよう
な操作部材(図示せず)に連結すれば、平面である被処
理面の任意の部分を研磨・研削することができる。勿
論、この円形研磨具11の研磨面は、シート材23 の先
端だけではなく、シート材23 の側面を利用することも
できるので、上記した以外にも種々の形状の被処理面に
対して適用することができ、金属材のバリ取りや、木材
面、プラスチック面、その他の被研磨材の表面を研磨・
研削するのに用いられる。
【0014】また、本発明の研磨具1としては、シート
材2と共に線材6を併用することができる。上記した線
材6としては、例えば金属繊維、或いは動物繊維,植物
繊維等の天然繊維、合成樹脂繊維等の人工繊維等を使用
することができ、被研磨材の研磨用途に応じたものを選
定し、使用すれば良い。例えば、表面の研磨効果を期待
するのであれば、金属繊維や表面に砥粒を固定したり、
内部に砥粒を含浸させた合成繊維等を使用すれば良い。
図6に示す本発明の第4実施例である研磨具14 は、シ
ート材2の外側に線材6が位置する構成で、シート材2
の横幅より僅かに長い線材6を使用するとシート材2の
先端と線材6の先端とが一致する。上記した研磨具14
を製造するには、シート材2の下面に、シート材2の長
さ方向に直交する様にして線材6を配列し、シート材2
の上面の中央に芯材3を長さ方向に配設し、シート材2
の下面中央に挟着金具4を配置して芯材3を挟着金具4
の内部に圧入し、挟着金具4の上端部分をプレス等で挾
着して固定すれば良い。
【0015】また、図7に示す第5実施例である研磨具
5 は、シート材2の内側に線材6が位置する構成で、
シート材2の横幅より僅かに短い線材6を使用するとシ
ート材2の先端と線材6の先端とが一致する。この場合
には、前記第4実施例に対して線材6をシート材2の上
面に配列すれば良い。
【0016】さらに、本発明は、複数枚のシート材23
と線材6とを併用しても良い。図8から図10に示す本
発明の第6実施例の研磨具16 は、一定長さの短冊状の
シート材23 を二枚重合したものを一組として芯材3の
長さ方向に配列し、さらにその外側にシート材23 の横
幅よりも僅かに長い線材6を配置して芯材3と共に挟着
金具4に挿入して挟着固定させた構成である。
【0017】シート材2(23 )と線材6とを併用した
第4実施例から第6実施例の研磨具14 〜16 も、第1
実施例から第3実施例の研磨具1〜13 と同様に金属材
のバリ取りや、木材面、プラスチック面、その他の被研
磨材の表面を研磨・研削するのに用いられるが、特に線
材6がシート材2(23 )により削り取られたバリや研
磨粉、研磨片等を被処理面から除去し、バリ取り或いは
研磨・研削作業中に作業の進行状況を確認しながら行う
ことができ、過剰な研磨・研削を行うおそれがない。ま
た、第4〜第6実施例の研磨具14 〜16 は、線材6が
緻密な研磨・研削を行うので、適用する範囲は極めて広
いものとなり、特に仕上研磨様として有効に利用するこ
とができる。さらに、線材だけで構成されるブラシは継
続使用において線材が傾倒し足り折れ易いが、このよう
な研磨材14 〜16 ではシート材2(23 )が線材6の
傾倒を防ぐため、安定した一定の研磨を施すことができ
る。尚、上記いずれの実施例においても、研磨具を製造
する場合には、1枚又は複数枚のシート材の上面中央に
長さ方向に沿って芯材3を配列するとともにシート材の
下面中央に長さ方向に沿って挟着金具4を配置し、必要
であればシート材の上面、下面に線材6を配設し、芯材
3を挟着金具4の内部に圧入してシート材や線材を屈曲
し、挟着金具4の開口部を潰して固定すれば良い。そし
て、挟着金具4を屈曲させたり変形させ、又は他の金具
を取り付けることによりどのような構造の研磨具でも構
成することができる。
【0018】以上本発明を図面の実施例に基づいて説明
したが、本発明は前記した実施例に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り
どのようにでも実施することができる。
【0019】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、合成樹脂
に研磨砥粒を混合して成形したシート材を幅方向の略中
央から折り曲げ、その折り曲げた中に芯材を挿入し、そ
の折り曲げた部分を芯材と共に断面U字形の挟着金具内
に挿入挟着してなるので、挟着金具を研磨装置又は研磨
工具に取付けるだけで高速回転させて研磨装置として利
用することができる。そして、被研磨材を研磨する際に
は、シート材が研磨時の摩擦熱により多少軟化するの
で、被研磨面との接触が柔軟になって仕上げ面が著しく
良好である。しかも、シート材は合成樹脂に研磨砥粒を
混合してなるので適度な腰があり、ブラシのように軟弱
ではないし、また無機質の砥石のように極端に硬質では
ないから欠損したり破壊することがなく、さらに加工性
も極めて優れているので、被研磨材の被処理面の形状に
応じた研磨面を形成することが容易であり、特に金属材
のバリ取りや木材面、プラスチック面、その他の物体の
表面を研削・研磨するのに実用的に使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の研磨具の斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例の研磨具の斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例の研磨具の斜視図である。
【図4】第3実施例の研磨具を円形に変形した円形研磨
具の斜視図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】本発明の第4実施例の研磨具の斜視図である。
【図7】本発明の第5実施例の研磨具の斜視図である。
【図8】本発明の第6実施例の研磨具を円形に変形した
円形研磨具の一部の斜視図である。
【図9】第6実施例の研磨具の縦断面図である。
【図10】第6実施例の研磨具を円形に変形した円形研
磨具の平面図である。
【符号の説明】
1,12 ,13 ,14 ,15 ,16 研磨具 2 シート材 3 芯材 4 挟着金具 6 線材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂に研磨砥粒を混合して成形した
    シート材を幅方向の略中央において芯材を介在させて折
    り曲げ、その折り曲げた部分を芯材と共に挟着金具の内
    部に挿入して挟着固定する様にしたことを特徴とする研
    磨具。
  2. 【請求項2】 合成樹脂に研磨砥粒を混合して成形した
    シート材に線材を沿わせ、上記シート材を幅方向の略中
    央において線材とともに芯材を介在させて折り曲げ、そ
    の折り曲げた部分を芯材と共に挟着金具の内部に挿入し
    て挟着固定する様にしたことを特徴とする研磨具。
  3. 【請求項3】合成樹脂はポリアミド、ポリエチレン、ポ
    リプロピレン等で、研磨砥粒はシリコン・カーバイト
    粒、アルミナ粒、ダイヤモンド粒等の砥粒であることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の研磨具。
JP8138892A 1992-03-04 1992-03-04 研磨具 Pending JPH05245766A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6237503U (ja) * 1985-05-16 1987-03-05
JPS6253316A (ja) * 1985-08-30 1987-03-09 Daihachi Kagaku Kogyosho:Kk 難燃性樹脂組成物
JPS6321920A (ja) * 1986-07-10 1988-01-29 Teijin Ltd 無機細片混合全芳香族ポリアミド扁平糸とその製造方法
JPS6399179A (ja) * 1986-10-15 1988-04-30 Fukusaburo Niizaki 研磨部材

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