JPS6253316A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JPS6253316A
JPS6253316A JP19232585A JP19232585A JPS6253316A JP S6253316 A JPS6253316 A JP S6253316A JP 19232585 A JP19232585 A JP 19232585A JP 19232585 A JP19232585 A JP 19232585A JP S6253316 A JPS6253316 A JP S6253316A
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flame
resin
maleimide
polymer
parts
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JP19232585A
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Yoshinori Tanaka
良典 田中
Hideho Tanaka
秀穂 田中
Katsuichi Otsuki
勝一 大槻
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Daihachi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Daihachi Chemical Industry Co Ltd
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は難燃性樹脂組成物、特にブルーミングを生じる
ことがなく、かつ耐熱性および耐衝撃性に優れた熱可塑
性樹脂を形成しうる組成物に関する。
(従来の技術) ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂などの熱可
塑性樹脂は、比較的安価に得られかつ成形が容易である
などの優れた特性を有するため。
電子部品や自動車部品をはじめ生活用品全般にわたり広
く使用されている。これらの熱可塑性樹脂は易燃性であ
るため、ひとたび火災が発生すると簡単に燃焼・消失す
る。ケーブルの火災などは特に社会に大きな影響を与え
る。今日では電気製品。
自動車内装品、繊維製品など、これら樹脂の利用分野の
一部では法律で難燃化が義務づけられている。例えば、
米国の自動車関係におけるMVSS−302の難燃規制
が知られている。
熱可塑性樹脂に難燃性を付与するためには、樹脂成型品
の調製時に難燃剤が添加されねばならない。難燃剤とし
ては、無機化合物、有機リン化合物、有機ハロゲン化合
物などがあり、特に有機ハロゲン化合物のうちの有機臭
素化合物が優れた難燃効果を発揮する。しかし、有機臭
素化合物のうち、トリス(2・3−ジブロモプロピル)
イソシアヌレートなどの脂肪族臭素化合物およびヘキサ
ブロモシクロドデカンなどの脂環族臭素化合物は耐熱性
に劣る。そのため1例えば、200℃以上の成形温度を
必要とするABS樹脂などに配合して成形を行うと、t
!燃剤が熱分解して発煙し臭気を発するため2作業環境
が著しく悪化する。成形品も難燃剤の分解に起因する着
色がおこり、耐熱性。
耐衝撃性などの物性が低下する。他方、デカブロモジフ
ェニルエーテル(DBDPE)、テトラブロモビスフェ
ノールA (TBA)、ヘキサブロムベンゼン(HBB
)などの芳香族臭素化合物は脂肪族もしくは脂環族臭素
化合物に比べると耐熱性に優れている。そのため、これ
ら化合物を加えて比較的高温で成形を行うことが可能で
ある。しかし、これらの化合物の多くは融点が高いため
熱可塑性樹脂との相溶性が悪い。そのため2分散不良に
よる樹脂の物性の低下や、配合した上記難燃剤が成形後
に樹脂表面に粉状に析出するブルーミング現象が生じや
すい。
ブルーミングを防止するために、芳香族臭素化合物の重
合体や縮合体を樹脂に添加することが行われている。例
えば、特開昭59−207910号公報には臭素化スチ
レンとN−臭素化フェニルマレイミドとの交互重合体を
難燃剤として使用することが開示されている。この交互
重合体は比較的長鎖のポリマーとなっているため樹脂と
の相溶性が良く。
そのためブルーミングが生じにくい。しかし9本質的に
難燃剤という異質のポリマーが混合されるため、得られ
る難燃性樹脂はもとの樹脂に比べて耐熱性、耐衝撃性な
どの物性が低下することは避けがたい。
これに対して、熱硬化性樹脂の分野では、テトラブロモ
ビスフェノールAジグリシジルエーテル。
ジブロモクレジルグリシジルエーテル、テトラブロモ無
水フタル酸、テトラブロモフタル酸ジアリルエステルな
どの反応型難燃剤をエポキシ樹脂やポリエステル樹脂の
合成時に添加して、これらを樹脂の分子骨格中に組み込
み、樹脂自体を難燃化することが行われている。このよ
うな方法で得られた樹脂は難燃剤を添加して得られる樹
脂とは異なり、耐熱性、耐衝撃性などの物性の低下が起
こらない。しかし、上記反応型難燃剤のうちテトラブロ
モフタル酸ジアリルエステル以外の化合物は不飽和基を
もたないため9例えば、熱可塑性樹脂を構成しうるスチ
レンやアクリロニトリルとは反応しない。つまり1通常
の熱可塑性樹脂2例えば。
ポリスチレン、ABS樹脂、ポリメチルメタクリレート
スチレン変性PPO樹脂、耐衝撃性ポリスチレンの合成
時に添加して反応させ、その分子骨格中に組み込むとい
うことはできない。テトラブロモフタル酸ジアリルエス
テルは不飽和結合を有するが、共重合時にゲル化するた
め、やはり熱可塑性樹脂の合成に用いることはできない
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の欠点を解決するものであり。
その目的とするところは耐熱性や耐衝撃性などの物性に
優れ、かつブルーミングを生じない難燃性熱可塑性樹脂
を形成しうる組成物を提供することにある。本発明の他
の目的は、難燃性成分が樹脂の分子骨格中に組み込まれ
るため樹脂自体が難燃性を備え、かつ上記の優れた性質
を有する熱可塑性樹脂を形成しうる組成物を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明の難
燃性樹脂組成物は、不飽和基含有モノマーおよび/もし
くは不飽和基含有ポリマー。
および下記式で示されるN−臭素化フェニルマレイミド
を含有し、そのことにより上記目的が達成される: ここでRは水素またはメチル基1mは1〜5の整数;そ
してnは1〜4の整数である。
本発明の難燃性樹脂組成物に用いられるモノマーおよび
/もしくはポリマーは1重合により熱可塑性樹脂を形成
しうるちのであればよい。このような重合性のモノマー
としては、スチレン、メチルメタクリレート、アクリロ
ニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、N−フェニルマレ
イミド、N−(メチルフェニル)マレイミドなどがある
。重合性のポリマーとしては2例えば、グラフト重合に
よりABS樹脂を形成しうるポリブタジェンがある。
本発明に用いられるN−臭素化フェニルマレイミドには
N−(モノブロモフェニル)マレイミド。
N−(ジブロモフェニル)マレイミド、N−(トリブロ
モフェニル)マレイミド、N−(テトラブロモフェニル
)マレイミド、N−(ペンタブロモフェニル)マレイミ
ド、N−(モノブロモメチルフェニル)マレイミド、N
−(ジブロキメチルフェニル)マレイミド、N−()リ
ブロモメチルフェニル)マレイミド、N−(テトラブロ
モメチルフェニル)マレイミド、N−(モノブロモジメ
チルフェニル)マレイミド、N−(ジブロモジメチルフ
ェニル)マレイミド、  N−(1−ジブロモジメチル
フェニル)マレイミドなどがある。これらのN−臭素化
フェニルマレイミドは、臭素化アニリンと無水マレイン
酸とを極性溶媒中、触媒の存在下で加熱して得られる。
N−臭素化フェニルマレイミドは、上記モノマーおよび
/もしくはポリマー100重量部に対して通常、2〜5
0重量部、好ましくは10〜30重量部の割合で組成物
中に含有される。過少であると難燃効果が得られない。
過剰であってもさしつかえないが、得られる樹脂の難燃
性はそれ以上向上しない。
組成物中には、得られる難燃性樹脂の物性に影響を与え
ない範囲で1例えば、酸化防止剤;充填剤;二酸化アン
チモンなどの難燃助剤が添加されていてもよい。
上記モノマーおよび/もしくはポリマー、N−臭素化フ
ェニルマレイミドなどを含有する組成物を用いて難燃性
樹脂を得るには2通常の溶液重合法、乳化重合法、塊状
重合法などが用いられる。
例えば、上記モノマーおよび/もしくはポリマー。
N−臭素化フェニルマレイミドおよび触媒を酢酸エチル
、トルエンなどの溶媒中で加熱して重合させる。触媒と
しては、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、過
酸化ベンゾイル、クメンヒドロパーオキシドなどのラジ
カル重合開始剤;三フッ化ホウ素、塩化アルミニウム、
塩化トリフェニルメチルなどのカチオン重合開始剤;ア
ルカリ金属化合物などのアニオン重合開始剤など重合反
応に通常用いられる化合物が利用されうる。
このようにして得られる樹脂は、上記モノマーおよび/
もしくはポリマーが重合して得られる熱可塑性樹脂の骨
格にN−臭素化フェニルマレイミドが共重合されて組み
込まれた分子構造を有する共重合体である。例えば、ポ
リスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体(A
S樹脂)、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン共
重合体(ABS樹脂)、ポリメチルメタクリレート、ス
チレン変性ポリフェニレンオキシド、耐衝撃性ポリスチ
レンの分子骨格にN−臭素化フェニルマレイミドが組み
込まれた分子構造の樹脂が得られる。
傅られた樹脂は9通常の押出成形、射出成形、プレス成
形などを用いて所望の形状に成形されうる。
このように9本発明の組成物を用いると、熱可塑性樹脂
の分子骨格中にN−臭素化フェニルマレイミドを難燃性
成分として組み込むことができる。
この樹脂は、熱可塑性樹脂に難燃剤という異質の化合物
が混合されたものではないためブルーミングを生じない
、耐熱性、耐衝撃性などの物性も低下しない。N−g素
化フェニルマレイミドのイミド環が樹脂の分子骨格に導
入されるため樹脂の耐熱性はさらに向上する。
本発明の組成物を用いて得られる難燃性樹脂を。
従来のように、他の熱可塑性樹脂に添加して難燃剤とし
て使用することも可能である。本発明で得られる難燃性
樹脂は、比較的長鎖のポリマーとなっているため熱可塑
性樹脂との相溶性が良好である。そのため、これを他の
樹脂に混合してもブルーミングを生じない、耐熱性、耐
衝撃性などの物性の低下も起こりにくい、N−臭素化フ
ェニルマレイミドのみでなるポリマーを難燃剤として他
の熱可塑性樹脂に添加してもブルーミングを生ずること
のなく、比較的物性の良好な難燃性樹脂が得られる。
(実施例) 以下に本発明を実施例につき説明する。
叉隻斑上 (A)N−()リブロモフェニル)マレイミドの調製:
攪拌機および還流冷却管を備えた反応器に無水マレイン
酸65g (0,66モル)、2・4・6−トリブロム
アニリン99g  (0,3モル)、トルエン460 
g 、  ジメチルホルムアミド12g、塩化亜鉛5g
を加えて混合した。これを約115℃に加熱し。
トルエンを還流しながら約3時間反応させた。次いで、
苛性ソーダ水溶液を加えて中和し、湯で洗浄した。トル
エンを留去して融点140〜141℃の結晶101gを
得た。得られた結晶はその元素分析値からN−(1−リ
プロモフェニル)マレイミドであることが確認された。
元素分析値 N (%)      Br (%) 計算値   3.4     58.5実測値   3
,3     56.7(B)難燃性樹脂の調製:攪拌
機および還流冷却管を備えた反応器にポリブタジェンラ
テックス114 g (ポリブタジェン固形分濃度35
%)、水160g、脂肪酸カリウムIg、硫酸第一鉄0
.004 g 。
エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム0.01gおよび
ホルムアルデヒドナトリウムスルホキシラート0.2 
gを仕込み、混合した。窒素気流下約50℃で、この反
応器内へスチレンモノマー42g、アクリロニトリル1
8g、  (A)項で得られたN−(トリブロモフェニ
ル)マレイミド20 g + tar t−ドデシルメ
ルカプタン0.48gおよびジクミルパーオキシド0.
12gからなる混合物を約5時間かけて連続的に添加し
た。これを70℃に加熱し、さらに1時間反応させた。
得られた共重合体ラテックスを凝析。
分離、乾燥して粉末状の共重合体118gを得た。
(C)難燃性樹脂の性能評価: (B)項で得られた粉
末状ポリマー100重量部と三酸化アンチモン6重量部
を配合し、プレンダーにて30℃で15分間混合したの
ち押出機によりペレット化した。得られたベレットを射
出温度220℃、射出圧力60kgで射出成形し、試験
片を作製した。得られた試験片を用いて、この樹脂の難
燃性、ブルーミング性耐衝撃性および耐熱性を評価した
。難燃性はアンダーライターラボラトリ−(UL)94
の耐炎性試験規格に従って評価した。ブルーミング性は
試験片を100℃で48時間保存後、粉状物質の吹き出
し状態の有無を肉眼で判定した結果を示す。耐衝撃性は
アイゾツト衝撃強度(ノツチ付)の測定値で示す。耐熱
性はASTM 0648の方法に従い、熱変形温度を測
定して得た値で示す。これらの結果を表1に示す。
ス」U述1 (A)難燃性樹脂の調製:攪拌機および還流冷却管を備
えた反応器にN−(トリブロモフェニル)マレイミド2
5g (0,06モル)、スチレン104g(1モル)
、シクロヘキサノン500 g 、過酸化ベンゾイル2
.6g (1,1xlOペモル)を仕込み、混合した。
窒素気流下、約70℃で約10時間加熱して重合させた
。得られた反応生成物をエチルエーテル1Crazに投
入し、ポリマーを析出・沈澱させた。沈澱物を濾別し、
アセトンで数回洗浄したのち乾燥させた。123gの共
重合体を得た。
(B)難燃性樹脂の性能評価二本実施例(A)項で得ら
れた共重合体を押出機によりペレット化し、射出温度2
00℃、射出圧力60kg/cm2にて射出成形し、試
験片を作製した。得られた試験片を用い、実施例1 (
C)項の方法に従って難燃性。
ブルーミング性、耐衝撃性および耐熱性の評価を行った
。その結果を表1に示す。
大旌開主 (A)N−(モノブロモフェニル)マレイミドの調製:
2・4・6−ドリブロムアニリン99g(0,3モル)
の代わりにp−ブロムアニリン103 g(0,6モル
)、塩化亜鉛5gの代わりにパラトルエンスルホン酸1
7gを用いたこと以外は実施例1(A)項と同様に行い
、融点120〜121℃の結晶115gを得た。得られ
た結晶はその元素分析値からN−(モノブロモフェニル
)マレイミドであることが確認された。
(以下余白) 元素分析値 N(%)    Br (%) 計算イt    5.6     31.7実測値  
 5,5     30.3(B)i!it燃性樹脂の
調製:N−(1−リブロモフェニル)マレイミド25g
 (0,06モル)の代わりに本実施例(A)項で得ら
れたN−(モノブロモフェニル)マレイミド25g (
0,1モル)を、そしてスチレン104g(1モル)の
代わりにメチルメタクリル−ト100g (1モル)を
用いたこと以外は実施例2(A)項と同様に行い、  
120gの共重合体を得た。
(C)u燃性樹脂の性能評価:本実施例(A)項で得ら
れた共重合体を押出機によりペレット化し、射出温度2
10℃、射出圧力60kg/cm”にて射出成形し、試
験片を作製した。得られた試験片を用い、実施例1(C
)項の方法に従って難燃性。
ブルーミング性、耐衝撃性および耐熱性の評価を行った
。その結果を表1に示す。
去衡■工 (A) fdt燃性樹脂の調製:スチレンの量を83g
(0,8モル)とし、さらにアクリロニトリル20g(
0,38モル)を加えたこと以外は実施例2 (A)項
と同様に行い120gの共重合体を得た。
(B)難燃性樹脂の性能評価:本実施例(A)項で得ら
れた共重合体を押出機によりペレット化し、射出温度2
00℃、射出圧力60kg/cm!にて射出成形し、試
験片を作製した。得られた試験片を用い、実施例1 (
C)項の方法に従って難燃性。
ブルーミング性、耐衝撃性および耐熱性の評価を行った
。その結果を表1に示す。
大旌桝1 (A)難燃性樹脂の調製:スチレンの量を83g(0,
8モル)とし、さらにポリブタジェン20gを加えたこ
と以外は実施例2(A)項と同様に行い122gの共重
合体を得た。
(B)M燃性樹脂の性能評価二本実施例(A)項で得ら
れた共重合体を用い、射出温度を210℃としたこと以
外は実施例1 (C)項と同様の方法で行い、性能を評
価した。その結果を表1に示す。
叉鳳■工 (A)難燃性樹脂の調製:N−()リプロモフェニル)
マレイミドの代わりにN−(ジブロモ−〇−メチルフェ
ニル)マレイミドを用いたこと以外は実施例1 (B)
項と同様に行い、  120gの共重合体を得た。
(B)難燃性樹脂の性能評価:本実施例(A)項で得ら
れた共重合体を用いたこと以外は実施例1 (C)項と
同様の方法で行い、性能を評価した。
その結果を表1に示す。
大嵐五工 (A)難燃性樹脂の調製:N−()リブロモフェニル)
マレイミドの代わりにN−(ジブロモ−p−メチルフヱ
ニル)マレイミドを用い、スチレン104g(1モル)
の代わりにメチルメタクリレ−) 100g (1モル
)を用いたこと以外は実施例2(A)項と同様に行い、
  120gの共重合体を得た。
(B)難燃性樹脂の性能評価:本実施例(A)項で得ら
れた共重合体を押出機によりペレット化し、射出温度2
10℃、射出圧力60kg/cm2にて射出成形し、試
験片を作製した。得られた試験片を用い、実施例1 (
C)項の方法に従って難燃性。
ブルーミング性、4耐衝撃性および耐熱性の評価を行っ
た。その結果を表1に示す。
(以下余白) 表1から1本発明の組成物を用いると、難燃性に優れ、
ブルーミング現象が起こらず、かつ耐熱性および耐衝撃
性に優れた樹脂の得られることが明らかである。
ル較桝土 ABS樹脂100重量部にデカブロモビフェニルオキシ
ド20重量部および三酸化アンチモン5重量部を配合し
、ブレンダーにて30℃で15分間混合したのち押出機
によりベレット化した。得られたベレットを射出温度2
20℃、射出圧力60kg/cm”にて射出成形し、試
験片を作製した。得られた試験片を用い、実施例1 (
C)項の方法に従って性能評価を行った。その結果を表
2に示す。
比較貫主 ABS樹脂の代わりにポリスチレンを用い、デカブロモ
ビフェニルオキシドの量を25重量部とし。
三酸化アンチモンを配合しなかったこと以外は比。
較例1と同様である。
ル較■主 ABS樹脂の代わりにポリメチルメタクリレートを用い
、デカブロモビフェニルオキシドおよび三酸化アンチモ
ンの代わりにテトラブロモビスフェノールA25重量部
を用いたこと以外は比較例1と同様である。
ル較貫↓ ABS樹脂の代わりにアクリロニトリル−スチレン共重
合体を用い、デカブロモビフェニルオキシドの量を25
重量部とし、三酸化アンチモンを配合しなかったこと以
外は比較例1と同様である。
工較拠】 ABS樹脂の代わりにポリブタジェン−スチレン゛共重
合体(耐衝撃性ポリスチレン)を用いたことげ外は比較
例1と同様である。
ル較桝亙 ABS樹脂の代わりにスチレン変性ポリフェニレンオキ
シドを用い、デカブロモビフェニルオキシド20重量部
の代わりにテトラブロモビスフェノールAを配合し、射
出温度を300℃としたこと以外は比較例1と同様であ
る。
表2から、従来の難燃剤を熱可塑性樹脂に配合して得ら
れる難燃性樹脂は耐熱性および耐衝撃性に劣り、かつブ
ルーミングを生じることがわかる。
次に、N−臭素化フェニルマレイミド重合体または本発
明により得られる難燃性樹脂を熱可塑性樹脂に配合した
参考例を挙げる。
蒼考血上 (A)N−(トリブロモフェニル)マレイミド重合体の
調製:攪拌機および還流冷却管を備えた反応器にN−(
トリブロモフェニル)マレイミド82g(0,2モル)
、シクロへキサノン500 g 、過酸化ベンゾイル0
.48g (0,2X10−”モル)を仕込み、混合し
た。窒素気流下、約70℃で約10時間加熱し1重合さ
せた。得られた反応生成物をエチルエーテルに投入し、
ポリマーを析出・沈澱させた。
沈澱物を濾別し、アセトンで数回洗浄したのち。
乾燥させた。ガラス転移温度285℃のポリマー75g
が得られた。
(B)!f燃性樹脂の調製および性能評価:ABS樹脂
100重量部に(A)項で得られたN−(1−リブロモ
フヱニル)マレイミド重合体20重量部および三酸化ア
ンチモン5重量部を配合し、ブレンダーにて30°Cで
15分間混合したのち押出機によりペレット化した。得
られたベレットを射出温度220℃・射出圧力60kg
/am”にて射出成形し、試験片を作製した。得られた
試験片を用い、実施例1 (C)項の方法に従って性能
評価を行った。その結果を表3に示す。
豊考五主 ABS樹脂の代わりにポリスチレンを用い、N−(トリ
ブロモフェニル)マレイミド重合体の量を25重量部と
し、三酸化アンチモンを配合せず。
そして射出温度を200℃としたこと以外は参考例1 
(B)項と同様である。
1監拠1 (A)N−(モノブロモフェニル)マレイミド重合体の
調製:N−(!−リブロモフェニル)マレイミド82g
 (0,2モル)の代わりにN−(モノブロモフェニル
)マレイミド50g(0,2モル)ヲ用いたこと以外は
参考例1 (A)項と同様に行い。
ガラス転移温度269℃のポリマー47gを得た。
(B)難燃性樹脂の調製および性能評価:ABS樹脂の
代わりにポリメチルメタクリレートを用い、N−()リ
プロモフヱニル)マレイミド重合体の代わりに本参考例
(A)項で得られたN−(モノブロモフェニル)マレイ
ミド重合体25重量部を用い三酸化アンチモンを配合せ
ず、射出温度を210℃としたこと以外は参考例1 (
B)項と同様である。
貴1目生先 PPO樹脂55重量部に実施例2で得られた難燃性m脂
(スチレン−N−()リブロモフェニル)マレイミド共
重合体)44重量部および二酸化アンチモン5重量部を
配合し、プレンダーにて30℃で15分間混合したのち
押出機によりペレット化した。
得られたベレットを射出温度300℃、射出圧力100
kg/cm2にて射出成形し試験片を作製した。得られ
た試験片を用い、実施例1 (C)項の方法に従って性
能評価を行った。その結果を表3に示す。
(発明の効果) 本発明によれば、このように、ブルーミングを生ずるこ
とがなく、かつ耐熱性、耐衝撃性などの物性に優れた難
燃性の熱可塑性樹脂が得られる。
このような難燃性樹脂は9通常の熱可塑性樹脂と同等に
自動車部品や電子部品をはじめ生活用品全般にわたり広
く利用されうる。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、不飽和基含有モノマーおよび/もしくは不飽和基含
    有ポリマー、および下記式で示されるN−臭素化フェニ
    ルマレイミドを含有する難燃性樹脂組成物: ▲数式、化学式、表等があります▼ ここでRは水素またはメチル基、mは1〜5の整数;そ
    してnは1〜4の整数である。 2、前記N−臭素化フェニルマレイミドが前記モノマー
    および/もしくはポリマー100重量部に対して2〜5
    0重量部の割合で含有される特許請求の範囲第1項に記
    載の組成物。 3、前記モノマーおよび/もしくはポリマーが熱可塑性
    樹脂を形成しうる特許請求の範囲第1項に記載の組成物
    。 4、前記熱可塑性樹脂がポリスチレン、アクリロニトリ
    ル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン
    −スチレン共重合体、ポリメチルメタクリレート、スチ
    レン変性ポリフェニレンオキシドまたは耐衝撃性ポリス
    チレンである特許請求の範囲第3項に記載の組成物。
JP19232585A 1985-08-30 1985-08-30 難燃性樹脂組成物 Pending JPS6253316A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05245766A (ja) * 1992-03-04 1993-09-24 Nippon Unit Kk 研磨具
US5405670A (en) * 1993-08-19 1995-04-11 Rohm And Haas Company Polycarbonate blends

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JPS59207910A (ja) * 1983-04-28 1984-11-26 アトランテイツク・リツチフイ−ルド・カンパニ− 臭素化スチレン及びn―臭素化フェニルマレイミドの交互共重合体、その製造方法及びその交互共重合体よりなる非ブルーミング性難燃性添加剤
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