JPH0524536Y2 - - Google Patents

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JPH0524536Y2
JPH0524536Y2 JP1988016969U JP1696988U JPH0524536Y2 JP H0524536 Y2 JPH0524536 Y2 JP H0524536Y2 JP 1988016969 U JP1988016969 U JP 1988016969U JP 1696988 U JP1696988 U JP 1696988U JP H0524536 Y2 JPH0524536 Y2 JP H0524536Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ノーカーボン式の複写用紙に関し、
特に、用紙裏面に印刷がなされる、クレジツトカ
ードやキヤツシユサービスあるいは生命保険等の
各種申込書、航空券、配送伝票等に用いると好適
な複写用紙に関する。
従来の技術 一般に複写用紙は、多数枚の複写能力、高度な
不透明性、すぐれた印刷適性等の機能を有するこ
とが要求される。
従来のノーカーボン式複写用紙の紙質を主な項
目について示すと、実坪量が41.0g/m2、呈色剤
層を含む厚さが0.055mm、密度が0.75g/cm3、白
色度が81.3%、不透明度が68%が一般的である。
これに対して、従来の一般市販の上質伝票用紙
(連量55Kg)の紙質を同一項目について示すと、
坪量が67.8g/m2、厚さが0.087mm、密度が0.78
g/cm3、白色度が80%、不透明度が88%が一般的
である。
上述した従来例の紙質の比較でも明らかなよう
に、用紙の紙厚を増すと不透明度も高くなるが、
多数枚の複写能力を向上させるためには、用紙の
紙厚を薄くすることが望ましいものであり、これ
らの相反する要求を満たしたノーカーボン式複写
用紙は存在しなかつた。従来のノーカーボン式複
写用紙では、紙厚を厚くすると、複写が不鮮明と
なり、また、複写用紙からなる申込書等の全体が
厚くなつて、取扱や保管が不便となるので、多数
枚の複写能力の向上、及び取扱を優先させてお
り、不透明度は劣つたものとなつている。
考案が解決しようとする問題点 このため従来のノーカーボン式複写用紙を、用
紙裏面に契約文、規約文等が印刷される、各種申
込書、航空券、配送伝票等に用いた場合には、前
述の印刷が透けて見えるので、記入内容が読み取
り難いほか、コピーした場合には裏面側の印刷も
写つてしまうという欠点があつた。
本考案は、これらの欠点を解消したノーカーボ
ン式の複写用紙を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案のノーカーボ
ン式の複写用紙は、表面には活性白土あるいは酸
性フヨノール樹脂等の酸性材料からなる呈色剤層
を設け、厚さはこの呈色剤層を含めて0.075mm以
下にするとともに、炭酸カルシウム、二酸化チタ
ン等の填料を添加して不透明度を79%以上とした
ものである。
作 用 厚さを0.075mm以下として紙厚を薄く設定する
とともに、填料を添加して不透明度を79%以上と
することにより、用紙裏面に印刷された契約文、
規約文等が透けることがなく、また用紙表面に設
けた呈色剤層と反応し得るマイクロカプセル層を
裏面に設けた他の用紙と組合わせることにより複
写可能となる。
実施例 以下、本考案を複写用紙の下用紙に適用した場
合の好適な実施例を添付図面の第1図及び第2図
に基づいて詳細に説明する。
ここにおいて、第1図は第1実施例を示す概略
的な拡大断面図、第2図は第2実施例を示す概略
的な拡大断面図である。
まず、第1実施例を第1図に基づいて説明する
と、複写用紙組1は、上用紙2と、下用紙3との
二枚の複写用紙が、互いの一辺縁で糊4により綴
じ合わされて構成されている。前記上用紙2に
は、綴じ合わせ部分の内側に沿つて切り用ミシン
目5が設けられるとともに、その裏面全体には、
ロイコ染料を内包したマイクロカプセル層6が設
けられている。また、前記上用紙2の表面の適所
には、記入欄や記入注意書き等が印刷された印刷
部7が設けられる一方、その裏面の適所には、契
約文、規約文、案内文等が印刷された印刷部8が
設けられている。
下用紙3は、その表面に活性白土あるいは酸性
フエノール樹脂等の酸性材料からなる呈色剤層9
が設けられ、この呈色剤層9にマイクロカプセル
層6の染料が転移すると、発色するものである。
この下用紙3の表面には、上用紙2の記入欄に対
応して設けられた複写記入欄や案内文等が印刷さ
れた印刷部10が設けられる一方、その裏面に
は、契約文、規約文、案内文等が印刷された印刷
部11が設けられている。
下用紙3の厚さは、呈色剤層9を含めて平均値
0.047mmであり、炭酸カルシウム、二酸化チタン
等の填料を添加して不透明度を平均値79.9%に高
めている。前記填料は、下用紙3の表面側に多
く、裏面側には少なく、またはその逆に分布する
よう内典されている。前記下用紙3の厚さは、
0.040〜0.075mmの範囲にあることが好ましく、ま
た、不透明度は79.0%以上であればよく、その他
の主要な値は、実坪量が35〜45g/m2、密度が
0.798〜0.90g/cm3、灰分が13.0〜20.8%、白色度
が84.0〜90.5%、透気度が150秒以上好ましくは
200秒以上である。なお、坪量はJIS−P−8124、
密度はJIS−P−8118、灰分はJIS−P−8204、白
色度はJIS−P−8123、不透明度は白色度はJIS−
P−8138、透気度はJIS−P−8117の測定法に準
じて測定した値である。
また、上用紙2の紙質は、マイクロカプセル層
6を含めた厚さが0.047mmであることをはじめ、
すべて下用紙2と同一である。
本実施例は以上のように構成したので、上用紙
2の表面からはその裏面や下用紙3の表面に設け
た印刷部8,10が、また、下用紙3の表面から
はその裏面に設けた印刷部11が、それぞれ透け
て見えることはほとんどどない。したがつて、前
記上用紙2表面の印刷部7の一部である記入欄に
所定事項を書き込んだり、同じく印刷部7の一部
である記入注意書き等を読み取る動作は、各印刷
部8,10により煩わされることなく、容易、か
つ確実に行うことができる。そして、上用紙2の
記入欄に記入された各事項は、対応位置するマイ
クロカプセル層6が破壊されて、内包されていた
染料が下用紙3の呈色剤層9に転移することによ
り発色し、前記下用紙3の複写記入欄に複写記入
される。また、前記下用紙3表面の印刷部10の
一部である複写記入部に複写記入された事項や印
刷部10の印刷内容を読み取る動作は、印刷部1
1により煩わされることなく、容易、かつ確実に
行うことができる。さらに、この下用紙3の複写
記入事項あるいは上用紙2の記入事項をにコピー
した場合に、各用紙3,2の裏面側の印刷部1
1,8が写ることはない。
続いて、第2図に基づき、本考案の第2実施例
を説明する。
第2実施例の複写用紙組21は、上用紙22、
中用紙24、下用紙23の三枚の複写用紙が、互
いに対応する一辺縁で糊27により綴じ合わされ
て構成されている。前記上用紙22と前記下用紙
23の構成は、上述した第1実施例と印刷パター
ンを除いて同一であるから、対応する各構成要素
に同一の符号を付するに止め、その説明は省略す
る。また、前記中用紙24は、その表面に、前記
下用紙23の呈色剤層9と同様の呈色剤層29を
設けるとともに、下用紙23の印刷部10と同様
の印刷部30を設ける一方、その裏面には、上用
紙22のマイクロカプセル層6と同様のマイクロ
カプセル層26を設けるとともに、上用紙22の
印刷部8と同様の印刷部28を設けたものであ
る。そして、中用紙24の紙質は、厚さが呈色剤
層29およびマイクロカプセル層26を含めて
0.047mmであることをはじめすべて上用紙22及
び下用紙23と同一である。なお、この中用紙2
4にも、上用紙22の切り用ミシン目5と対応す
る位置に切り用ミシン目25が設けられている。
本実施例は以上のように構成したので、第1実
施例と同様、上用紙22の表面から、その裏面に
設けた印刷部8や中用紙24の表面に設けた印刷
部30が透けて見えることはほとんどどない。し
たがつて、前記上用紙22表面の印刷部7の一部
である記入欄に所定事項を書き込んだり、同じく
印刷部7の一部である記入注意書き等を読み取る
動作を、各印刷部8,30により煩わされること
なく、容易、かつ確実に行うことができる。そし
て、上用紙22の記入欄に記入された各事項は、
上下に対応位置する上用紙22及び中用紙24の
各マイクロカプセル層6,26が破壊されて、内
包されていた染料が対応する中用紙24及び下用
紙23の各呈色剤層29,9に転移することによ
り発色し、前記中用紙24及び前記下用紙23の
各複写記入欄に複写記入されるものである。ま
た、前記中用紙24表面の印刷部30あるいは前
記下用紙3表面の印刷部10の各一部である複写
記入部に複写記入された事項や印刷部30あるい
は印刷部10の印刷内容を読み取る動作は、印刷
部28,10あるいは印刷部11により煩わされ
ることなく、容易、かつ確実に行うことができ
る。さらに、各用紙22,24,23の表面側を
コピーした場合に、裏面側の各印刷部8,28,
11が複写されることがない。
なお、本考案は上述した各実施例に限定される
ものではなく、例えば、上用紙2,22と中用紙
24の紙質は必ずしも下用紙3,23と同一であ
る必要はなく、従来の複写用紙と同様のものであ
つてもよい。また、接着力が弱い糊4,27を使
用することにより、綴じ合わされた各用紙2,3
あるいは22,24,23を離反自在とすれば、
切り用ミシン目5,25は不要となる。さらに、
本考案が適用される複写用紙組1,21の枚数が
二枚あるいは三枚に限定されないことはもちろん
である。またさらに、各用紙2,3,22,2
3,24の表裏面の各印刷部7,8,10,1
1,28,30は、必ずしも設ける必要はない。
効 果 以上説明したところで明らかなように、本考案
によれば、薄くて不透明度の高い複写用紙を得る
ことができるほか、用紙裏面に印刷部が存在して
も、これが透けて見えることはほとんどなく、用
紙表面に複写記入された事項や印刷部の読み取り
を、容易かつ確実に行うことができるとともに、
裏面に印刷部が存在する場合に用紙表面をコピー
をしても前記印刷部が写らないという多くの効果
を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の好適な実施例を示し、第1図は第
1実施例を示す概略的な拡大断面図、第2図は第
2実施例を示す概略的な拡大断面図である。 1,21……複写用紙組、2,22……上用
紙、24……中用紙、3,23……下用紙、6,
26……マイクロカプセル層、9,29……呈色
剤層、7,8,10,11,28,30……印刷
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 用紙表面には呈色剤層が設けられ、この呈色剤
    層を含めた厚さが0.075mm以下であるとともに、
    填料を添加して不透明度を79%以上としたことを
    特徴とする複写用紙。
JP1988016969U 1988-02-10 1988-02-10 Expired - Lifetime JPH0524536Y2 (ja)

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JP1988016969U JPH0524536Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10

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JP1988016969U JPH0524536Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10

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JPH01125668U JPH01125668U (ja) 1989-08-28
JPH0524536Y2 true JPH0524536Y2 (ja) 1993-06-22

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