JPH0524530B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明はCRTなどの表示装置の表示部に重ね
て取付た透視可能なキー要素を有するタツチパネ
ルを備えたタツチ入力表示装置を用いる設定値入
力方法に関する。

＜従来の技術＞ 従来の装置について第４図および第５図により
射出成形機の射出工程に関する制御に必要な画面
の表示の例を採り説明する。第４図および第５図
はいづれも上段から射出圧、充填圧を保持するた
めのタイマー表示設定部１０射出充填圧表示設定
部１１、射出速度表示設定部１２および、射出速
度変換位置表示設定部１３等の各種設定に必要な
項目をCRT画面上に表示したものである。これ
等従来装置における操作をタイマー表示設定部１
０により説明すると、第４図の場合にはグラフイ
ツク状に配置された鎖線で囲つた部分１４で示す
ように複数の設定項目部又は各同設定項目に対応
して設けた複数の装置表示部１５のいづれか一側
にタツチ操作によつて設定項目を選択し、前記選
択された項目への数値データの入力はCRT装置
の外部に設けた図示してないテンキー等によつて
設定および設定替えが行われる。また第５図の場
合はCRT画面内にテンキー１６が予め確保され
た位置に表示されていて、同テンキー１６へのタ
ツチ操作により数値データの入力を行うようにな
つている。

＜発明が解決しようとする問題点＞ しかしながら従来装置は前者において、数値表
示部１５と数値入力部のテンキーが離れてしま
い、操作性が阻害された。また、プロフアイル制
御の設定データはグラフイツクプロフアイル表示
すると感覚的にイメージがつかみ易いものである
が、グラフイツクプロフアイル表示を設定データ
と併用したとき、これと設定動作との関連を持た
せた方法がなく、グラフイツクプロフアイル表示
の効果を十分活かせなかつた。

本発明は前述のような欠点を解決するために成
されたもので、プロフアイル制御のためのデータ
設定に対し、設定データを数値表示するだけでな
く、グラフイツクプロフアイル表示を併用して感
覚的にイメージをつかみ易くすると同時にグラフ
イツクプロフアイル表示の線群を設定項目の選択
要素として使用し、グラフイツクプロフアイル表
示とデータの設定操作を関連づけ、より操作性を
高めることを目的とした。

＜問題点を解決するための手段＞ 上記目的を達成するために、本発明において
は、射出成形機の多数の動作条件に対する設定項
目部及びその設定項目に対応する設定数値を表示
する表示部に重ねて取付たタツチ入力キー要素を
有する透視可能なタツチパネルを備えたタツチ入
力表示装置を用いる設定値入力方法において、 前記設定項目部及び設定数値表示部に加えて１
工程中の速度、圧力、回転数等の動作条件を成形
機可動部の動作位置又は動作開始からの時間に応
じて多段に変化させてプロフアイル制御する設定
値の画面をグラフイツクプロフアイル表示画面と
して表示し、そのグラフイツクプロフアイル表示
の設定値を変更する設定入力用キー枠を表示画面
として通常時に表示し、データ設定入力操作時に
は、選択した設定を必要とする部分にタツチして
後、前記設定入力用キー枠内の設定値変更キーに
よつて前記グラフイツクプロフアイル表示画面の
設定値を変更するようにしたタツチ入力表示装置
を用いる設定値入力方法とした。

＜実施例＞ 次に第１図により本発明の１実施例を射出成形
機の射出工程における射出速度、射出圧力の多段
プログラム制御の場合について説明する。鎖線で
囲んだ２１は射出速度（実施例は４段の場合を示
す）のプロフアイル制御部の設定データ表示部を
示し、上段は射出速度、下段は射出速度の切換位
置を表示するものである。同様に２２は射出圧力
プロフアイル制御部の設定データ表示部を示し、
上段は圧力の作用時間、下段は射出圧力値（実施
例は４段の場合を示す）を表示するものである。
太線のグラフ２３は、前記射出速度表示部に設定
された射出速度のグラフイツクプロフアイル、太
破線のグラフ２４は射出圧力のグラフイツクプロ
フアイルを示し、両グラフイツクプロフアイル２
３および２４は設定項目の選択要素となつてい
る。従つて設定するデータ項目の選択は該当する
直線、例えば第１射出速度２３ａをタツチすると
第１射出速度２３ａが選択され点滅表示に変ると
同時に、それに該当する射出速度の設定データ表
示部２１ａおよび射出速度の切換位置２１ｂも点
滅表示され、入力が可能となる。２５は入力用キ
ー枠で、射出速度の設定データ表示部２１ａへ設
定したいデータを表示するデータ表示部２６およ
びデータの変更用の増加キー２７、減少キー２８
が設けてあり、これ等へのタツチ操作により必要
な数値とした後、入力を行うようになつている。
２９は桁選択用キーで、データ変更をより速く行
うことが出来るようにしたもので、例えば桁選択
キー２９ａをタツチしてから増加キー２７をタツ
チすると、一および十の位いはそのままで、百の
位から上のデータだけが増加するようになつてい
る。当然のことながら、入力用キー枠のためのス
ペースの関係で桁選択キー２９やデータ表示部２
６を省略しても良い。その場合にキー２９やデー
タ表示部２６を省略しても良い。その場合には増
減キー２７および２８の操作により直接選択され
た項目のデータ表示部２１ａに表示されるように
なつている。

前述した入力用キー枠はこれに限らず、第２図
に示すようにデータ表示部３０の各桁ごとに増加
キー３２ａ，３２ｂ……減少キー３３ａ，３３ｂ
…を設け、データの設定はデータ表示部３０に表
示された値の必要な桁を直接増減させるもの或
は、第３図のようにテンキー３４とテンキーの入
力データを表示する表示部３５から構成したもの
等、入力用キー枠のスペース、又は運転操作の都
合上、種々採用することが出来る。

入力操作は、点滅表示しているデータ項目を表
示している部分に再タツチするか、別の項目を選
択する操作によりメモリに入力され、同時にプロ
フアイルのイメージをより明確にするため、デー
タの大小に応じて鎖線で示す２３ｂ，２３ｃのよ
うに、表示画面が伸縮するようになつている。第
１図乃至第５図は全てCRTによる表示装置を用
いた例について述べているが、他にプラズマデイ
スプレイ、EL表示装置、液晶などデイスプレイ
スクリーン方式の表示装置であればどんなもので
も適用できる。

＜発明の効果＞ 本発明によれば当初に掲げた数値入力部と数値
表示部が離れてしまつて操作性が悪かつたという
欠点、およびプロフアイル制御用のデータの大小
に応じて、その表示画面が伸縮変化するのでプロ
フアイルのイメージがより明確となつたので、プ
ロフアイル制御におけるグラフイツクプロフアイ
ル表示と設定データとを表示したとき、設定動作
との関連性がなく、グラフイツクプロフアイル表
示の効果がなかつたという欠点が取除かれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示す図。第２図は
他の実施例を示す図で入力用キー枠の図。第３図
はさらに他の実施例を示す図で、入力キー枠の
図。第４図は従来装置の説明図。第５図は他の従
来装置の説明図。 ２１……射出速度設定データ表示部、２２……
射出圧力設定データ表示部、２３……射出速度の
グラフイツクプロフアイル、２４……射出圧力の
グラフイツクプロフアイル、２５……入力用キー
枠、２６，３０，３５……表示部、２７，３２…
…増加キー、２８，３３……減少キー、３４……
テンキー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 射出成形機の多数の動作条件に対する設定項
   目部及びその設定項目に対応する設定数値を表示
   する表示部に重ねて取付たタツチ入力キー要素を
   有する透視可能なタツチパネルを備えたタツチ入
   力表示装置を用いる設定値入力方法において、 前記設定項目部及び設定数値表示部に加えて１
   工程中の速度、圧力、回転数等の動作条件を成形
   機可動部の動作位置又は動作開始からの時間に応
   じて多段に変化させてプロフアイル制御する設定
   値の画面をグラフイツクプロフアイル表示画面と
   して表示し、そのグラフイツクプロフアイル表示
   の設定値を変更する設定入力用キー枠を表示画面
   として通常時に表示し、データ設定入力操作時に
   は、選択した設定を必要とする部分にタツチして
   後、前記設定入力用キー枠内の設定値変更キーに
   よつて前記グラフイツクプロフアイル表示画面の
   設定値を変更するようにしたタツチ入力表示装置
   を用いる設定値入力方法。 ２ 前記設定入力用キー枠には少なくとも２桁以
   上の数値表示部と１組の増加キー及び減少キーを
   備えている前記特許請求の範囲第１項記載のタツ
   チ入力表示装置を用いる設定値入力方法。 ３ 前記設定入力用キー枠には少なくとも２桁以
   上の数値表示部を持ち、各桁ごとに数値表示部に
   隣接して増加キー及び減少キーを備えている前記
   特許請求の範囲第１項記載のタツチ入力表示装置
   を用いる設定値入力方法。 ４ 前記設定入力用キー枠はテンキーと入力デー
   タ表示部を備えている前記特許請求の範囲第１項
   記載のタツチ入力表示装置を用いる設定値入力方
   法。