JP2578280B2 - 成形機のコントローラ - Google Patents

成形機のコントローラ

Info

Publication number
JP2578280B2
JP2578280B2 JP3355729A JP35572991A JP2578280B2 JP 2578280 B2 JP2578280 B2 JP 2578280B2 JP 3355729 A JP3355729 A JP 3355729A JP 35572991 A JP35572991 A JP 35572991A JP 2578280 B2 JP2578280 B2 JP 2578280B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
input
control parameters
set value
allowable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3355729A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05169505A (ja
Inventor
和男 碓井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissei Plastic Industrial Co Ltd filed Critical Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Priority to JP3355729A priority Critical patent/JP2578280B2/ja
Publication of JPH05169505A publication Critical patent/JPH05169505A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2578280B2 publication Critical patent/JP2578280B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形機のコントローラに
関し、更に詳細には成形機を制御する各種制御パラメー
タの設定値を当該制御パラメータの設定許容範囲を参照
して行うことのできる成形機のコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機等の成形機においては、成形
機を運転する際に、射出圧力、射出速度、金型位置等の
各種制御パラメータを設定する必要がある。近年、この
様な各種パラメータの設定値は、特公平1ー21779
号公報にて提案されているように、成形機を制御するコ
ントローラに設けられたテンキーボード等から入力でき
る。一方、予め設定されている制御パラメータの設定値
を変更せんとする場合には、コントローラに設けられた
選択スイッチによって設定変更する制御パラメータの種
類を選択し、ディスプレイに表示された当該制御パラメ
ータの設定値を参照した後、テンキーボードから所望の
設定値を入力することによって設定値を変更できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記コントローラによ
れば、成形条件を変更する際に、各種制御パラメータを
容易に変更することができる。しかしながら、コントロ
ーラに入力された設定値が制御パラメータの設定許容範
囲を外れる値であれば、成形機の破損や不良品の多発等
の問題を惹起することになる。従って、各種制御パラメ
ータをテンキーボードから入力するオペレータは、制御
パラメータ各々の設定許容範囲を記憶している熟練者で
あることを要する。しかし、最近では、多品種少量生産
が行われることが多く、しかも少人数で複数機の成形機
を監視することが多いため、熟練者であっても各種制御
パラメータの設定許容範囲を全て記憶していることは極
めて困難である。このため、少人数で多品種少量生産を
効率よく行うことが困難になりつつある。そこで、本発
明は、各種制御パラメータの設定許容範囲を全て記憶し
ていないオペレータであっても設定許容範囲内の制御パ
ラメータの設定値を容易に入力できる成形機のコントロ
ーラを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するには、コントローラのディスプレイに設定値を
入力せんとする制御パラメータの設定許容範囲を表示す
ることが有効であると考え検討した結果、本発明に到達
した。即ち、本発明は、成形機を制御する各種制御パラ
メータの設定許容範囲を記憶した記憶手段と、前記制御
パラメータの設定値を入力する第1の入力手段と、前記
各種制御パラメータに対応する設定項目を有する第2の
入力手段たるタッチパネルと、前記記憶手段に記憶され
た各種制御パラメータの設定許容範囲を表示する表示部
および前記各制御パラメータの各設定値を表示する複数
の表示部を有する表示手段と、前記表示手段に表示され
た制御パラメータの設定値を変更すべく、当該制御パラ
メータに対応する前記タッチパネル中の設定項目が選択
された際、前記記憶手段に記憶されている当該制御パラ
メータの設定許容範囲を読みこんで、前記表示部に表示
させると共に、前記第1の入力手段から入力された変更
設定値と前記設定許容範囲とを比較し、変更設定値が設
定許容範囲内にあるときにのみ、前記表示部に該変更設
定値を表示させる制御手段とを具備することを特徴とす
る成形機のコントローラにある。
【0005】
【作用】本発明によれば、設定値を変更せんとする制御
パラメータの設定許容範囲を表示するため、オペレータ
が入力できる範囲を正確に知ることができる。また、制
御パラメータの設定許容範囲を外れた設定値を誤って入
力した場合には、入力された設定値が表示されず、オペ
レータは誤った設定値を入力したことも早期に発見で
き、成形機の破損等や不良品の多発等を未然に防止でき
る。このため、各種制御パラメータの設定許容範囲を正
確に記憶していないオペレータでも、設定許容範囲内の
制御パラメータの設定値を容易に入力できる。
【0006】
【実施例】本発明を図面によって更に詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例を示したブロックダイアグラ
ムであり、公知の構造を具備する射出成形機12はコン
トローラ10によって制御される。かかるコントローラ
10の第1の入力手段としては、キーボード14を使用
している。このキーボード14には、テンキーやカーソ
ルキーが設けられており、テンキー操作やカーソルキー
操作が必要な入力、例えば射出圧力、射出速度、金型位
置等の各種制御パラメータの設定値を入力する際に使用
される。また、表示手段としては、カラーCRTディス
プレイ16(以下、ディスプレイ16と称することがあ
る)が使用されている。このディスプレイ16には、オ
ペレータの指示によって、後述する様に設定値を変更し
ようとする制御パラメータを含む画面が表示可能となっ
ている。その画面の一例を図2に示す。
【0007】図2に示す画面は、型開閉工程の各種制御
パラメータを表示しているものである。図2のTで示す
領域に設けられた枠の内側がタッチエリヤであり、制御
パラメータの現在値が表示されている。これら枠の一つ
を後述する第2の入力手段を介して指定(タッチ)する
と、指定した制御パラメータの設定許容範囲Dが画面の
左上に表示されると共に、第1の入力手段であるキーボ
ード14から所望の設定値の入力が可能となる。尚、設
定許容範囲Dにおいて、下限値mと上限値Mとが併せて
表示される。
【0008】設定値の変更を指定(タッチ)する第2の
入力手段としては、本実施例においては、図1に示すタ
ッチパネル18を使用している。このタッチパネル18
は、透明な材料で形成され、ディスプレイ16の画面を
被覆するように配設されている。タッチパネル18上に
は、多数のタッチ点が配設されており、図2に示す領域
T内の各枠に対応するタッチ点をオペレータが指等で接
触することによって、該当するタッチエリヤを指定でき
る。この様にタッチパネル18及びキーボード14によ
って入力された入力値は、コントローラ10及び射出成
形機の各部を制御する制御手段であるマイクロプロセッ
サ(MPU)20に入力され、MPU20を介して所定
事項がディスプレイ16に表示される。
【0009】MPU20には、記憶手段の一つであるR
AM22が連結されており、予め各種制御パラメータの
設定許容範囲が記憶されている。このため、タッチパネ
ル18によって指定(タッチ)されて特定された制御パ
ラメータの設定許容範囲をMPU20を介して画面の所
定の箇所に表示する。かかるRAM22には、現在の成
形条件が記憶されると共に、MPU20へ入力されたデ
ータ、MPU20が処理した情報及び演算結果等が一時
的に記憶される。尚、記憶手段としては、RAM22の
他、ICカード等の外部メモリを用いてもよい。ところ
で、RAM22に記憶されている制御パラメータの設定
許容範囲が、例えば金型交換後の型開停止位置等の如
く、使用する金型の型厚等の成形条件によって異なる場
合がある。かかる場合には、MPU20に連結されてい
るROM24に予め記憶されている制御パラメータの設
定許容範囲を計算するプログラムを用いて計算した設定
許容範囲をディスプレイ16に表示する。このROM2
4には、制御パラメータの設定許容範囲を計算するプロ
グラムの他に、MPU20のオペレーティングシステ
ム、射出成形機12を含むコントローラ10の制御プロ
グラム、及び制御データ等が予め記憶されている。その
他、コントローラ10には、射出速度や射出圧力を検出
するための公知のセンサ(図示せず)等が設けられてい
る。
【0010】次に、型締時の終期において、金型の保護
のため、型締ラムの高速前進から低速前進に移行する低
速低圧切換位置の設定値を図1に示すコントーラ10に
よって変更する場合について説明する。先ず、キーボー
ド14又はタッチパネル18によって型締時の低速低圧
切換位置を含む画面をディスプレイ16に表示する。デ
ィスプレイ16には、図2に示す画面が表示され、型締
時の低速低圧切換位置については画面の中央部近傍に
「低速低圧」と表示された下方の枠26内に数値が表示
されている。次に、枠26内がタッチエリヤであるた
め、枠26内を指等で押圧すると、タッチパネル18の
タッチ点が押圧される。このため、枠26内の色が色変
わりする共に、設定許容範囲Dが画面の左上に表示され
る。表示された設定許容範囲Dの上限値Mは、RAM2
2に記憶されていた値である。
【0011】更に、キーボード14から所望の低速低圧
切換位置に関する数値を入力すると、低速低圧切換位置
の設定許容範囲D内であれば、入力した低速低圧切換位
置の数値が枠26内に表示され且つ色変わりしていた枠
26内の色も元に戻る。一方、入力された低速低圧切換
位置の数値が設定許容範囲D外であれば、枠26内に入
力された低速低圧切換位置の数値が表示されず、且つ枠
26内も色変わり状態を保持する。このため、オペレー
タは誤った設定値を入力したことが直ちに判断できる。
この場合、再度キーボード14から正しい低速低圧切換
位置の数値を入力することによって、低速低圧切換位置
の設定値を変更することができる。
【0012】この様な本実施例のコントローラ10によ
れば、変更予定の制御パラメータの設定許容範囲Dが予
め表示されるため、オペレータが各種制御パラメータの
設定許容範囲Dを予め正確に記憶していなくても設定許
容範囲Dを外れる設定値を入力するおそれを解消するこ
とができる。しかも、例え設定許容範囲Dを外れる設定
値をキーボード14から入力しても、直ちに設定許容範
囲Dを外れた設定値を入力したことを知ることができる
ため、設定値の入力を直ちにやり直すことができる。以
上、説明してきた本実施例においては、設定値の入力を
キーボード14から行ってきたが、タッチパネル18か
ら行うようにしてもよい。また、本実施例では、型開閉
工程における制御パラメータの設定値を設定する例を説
明してきたが、計量工程関係、射出工程関係、成形品の
突出工程関係の各種制御パラメータ、及び射出温度や金
型温度等の温度パラメータの設定値を設定する際にも、
コントローラ10を使用できることは勿論のことであ
る。更に、金型の予備温調器等の成形機に用いられる周
辺器を制御する制御パラメータの設定値を設定する際に
も、コントローラ10を使用できる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、成形機の各種制御パラ
メータについて、設定許容範囲内にある設定値を容易に
設定できるため、多品種少量生産を少人数で容易に行う
ことができる。また特に本発明では、第2の入力手段た
るタッチパネルにより、複数の設定項目中から所要の設
定項目を直ちに選択でき、設定項目を選択した後は、表
示された設定許容範囲を確認しつつ、および他の設定項
目の設定され、かつ表示部に表示されている設定値も確
認しつつテンキー等の第1の入力手段により変更すべき
制御パラメータの変更数値を入力できるので、誤設定の
おそれなく、かつ迅速に設定作業が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコントローラのブロッ
クダイアグラムである。
【図2】ディスプレイの一例を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 コントローラ 12 射出成形機 14 キーボード 16 ディスプレイ 18 タッチパネル 20 MPU 22 RAM D 設定許容範囲

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形機を制御する各種制御パラメータの
    設定許容範囲を記憶した記憶手段と、 前記制御パラメータの設定値を入力する第1の入力手段
    と、前記各種制御パラメータに対応する設定項目を有する第
    2の入力手段たるタッチパネルと、 前記記憶手段に記憶された各種制御パラメータの設定許
    容範囲を表示する表示部および前記各制御パラメータの
    各設定値を表示する複数の表示部を有する表示手段と、 前記表示手段に表示された制御パラメータの設定値を変
    更すべく、当該制御パラメータに対応する前記タッチパ
    ネル中の設定項目が選択された際、前記記憶手段に記憶
    されている当該制御パラメータの設定許容範囲を読みこ
    んで、前記表示部に表示させると共に、前記第1の入力
    手段から入力された変更設定値と前記設定許容範囲とを
    比較し、変更設定値が設定許容範囲内にあるときにの
    み、前記表示部に該変更設定値を表示させる制御手段と
    を具備することを特徴とする成形機のコントローラ。
JP3355729A 1991-12-21 1991-12-21 成形機のコントローラ Expired - Fee Related JP2578280B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3355729A JP2578280B2 (ja) 1991-12-21 1991-12-21 成形機のコントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3355729A JP2578280B2 (ja) 1991-12-21 1991-12-21 成形機のコントローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05169505A JPH05169505A (ja) 1993-07-09
JP2578280B2 true JP2578280B2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=18445471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3355729A Expired - Fee Related JP2578280B2 (ja) 1991-12-21 1991-12-21 成形機のコントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2578280B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6400510B2 (ja) * 2015-02-27 2018-10-03 住友重機械工業株式会社 射出成形機、および射出成形機の操作画面
JP6776141B2 (ja) * 2017-01-31 2020-10-28 住友重機械工業株式会社 成形条件管理装置、および射出成形機
JP6916225B2 (ja) * 2019-02-04 2021-08-11 日精樹脂工業株式会社 成形条件設定値入力装置
CN111993652A (zh) * 2020-07-24 2020-11-27 格力电器(武汉)有限公司 一种注塑机参数导入方法及系统
WO2023223421A1 (ja) * 2022-05-17 2023-11-23 ファナック株式会社 射出成形機の制御装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5999534A (ja) * 1982-11-30 1984-06-08 Toshiba Corp キ−入力装置
JPS61249734A (ja) * 1985-04-30 1986-11-06 Fanuc Ltd 最大値以下の設定値のみ設定可能な射出成形機
JPS62170317A (ja) * 1986-01-24 1987-07-27 Fanuc Ltd 射出成形機の各種設定値誤り検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05169505A (ja) 1993-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3880651B2 (ja) タッチパネルを用いたタッチ入力表示装置における設定画面の表示方法および装置
JP4091613B2 (ja) 射出成形機の画面表示制御装置
JP2004167669A (ja) 制御装置
US7447561B2 (en) Display apparatus for injection molding machine
JP5791661B2 (ja) 射出成形機
JP2578280B2 (ja) 成形機のコントローラ
US20040186607A1 (en) Display device and history collecting system
JP2016141040A (ja) 射出成形機の設定入力手段
US20180345555A1 (en) Industrial machine system and control method of industrial machine system
KR100552951B1 (ko) 사출성형기의 표시장치 및 사출성형기
JPS6111615A (ja) プロセス監視装置
US5340297A (en) Molding machine having controlled injection screw speed and resin pressure
JP5485775B2 (ja) タッチパネルにおける入力ウィンドウの表示方法及び装置
JP3756870B2 (ja) 射出成形機の動作スイッチ表示方法
JP6916225B2 (ja) 成形条件設定値入力装置
JP2577151B2 (ja) 成形機のコントローラ
JPH07241894A (ja) 射出成形機の設定値変更操作方法
JP3806393B2 (ja) 射出成形機の表示装置
JPS63213004A (ja) 工作機械の工具位置制御装置
JP3733104B2 (ja) 射出成形機の設定値表示方法
JPH0314121A (ja) プログラマブルディスプレイ装置
EP3531106B1 (en) Material testing machine
JPS63278127A (ja) タッチ入力表示装置を用いる設定値入力方法
JP2831505B2 (ja) 成形機のコントローラ
JPH0741649B2 (ja) 成形機のコントローラ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees