JPH0524484A - データコンプレツサ - Google Patents
データコンプレツサInfo
- Publication number
- JPH0524484A JPH0524484A JP3186288A JP18628891A JPH0524484A JP H0524484 A JPH0524484 A JP H0524484A JP 3186288 A JP3186288 A JP 3186288A JP 18628891 A JP18628891 A JP 18628891A JP H0524484 A JPH0524484 A JP H0524484A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- level
- vehicle
- signal
- speed
- sound source
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 車両に搭載されるオーディオ機器の微小音響
信号を伸張するデータコンプレッサ10において、前記
車両の速度及びエンジン回転数の増減に応じて基準レベ
ルを発生するスレショルドレベル発生器11と、前記オ
ーディオ機器の音源信号のレベルが前記基準レベルより
も小さいときに前記基準レベルと前記音源信号とのレベ
ルの差の大小に応じて前記音源信号を増幅する増幅部1
2と、前記車両の速度を測定する車速センサ16と、エ
ンジンの回転数を測定するタコメータ17とから構成さ
れたセンサ部13を備えているデータコンプレッサ。 【効果】 車両の走行速度及びエンジン回転数に従って
変動する騒音レベルに対応させて前記オーディオ機器の
微小音響信号を伸張することができるので、音楽中の小
音量の部分をうずもれさせずに聞き取ることができる。
信号を伸張するデータコンプレッサ10において、前記
車両の速度及びエンジン回転数の増減に応じて基準レベ
ルを発生するスレショルドレベル発生器11と、前記オ
ーディオ機器の音源信号のレベルが前記基準レベルより
も小さいときに前記基準レベルと前記音源信号とのレベ
ルの差の大小に応じて前記音源信号を増幅する増幅部1
2と、前記車両の速度を測定する車速センサ16と、エ
ンジンの回転数を測定するタコメータ17とから構成さ
れたセンサ部13を備えているデータコンプレッサ。 【効果】 車両の走行速度及びエンジン回転数に従って
変動する騒音レベルに対応させて前記オーディオ機器の
微小音響信号を伸張することができるので、音楽中の小
音量の部分をうずもれさせずに聞き取ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可聴信号再生時における
微小レベルのデジタルデータを伸張するデータコンプレ
ッサ、より詳細には車両に搭載されるオーディオ機器の
微小音響信号が車両の走行速度等によってレベル変動す
る雑音にうもれることを防止するデータコンプレッサに
関する。
微小レベルのデジタルデータを伸張するデータコンプレ
ッサ、より詳細には車両に搭載されるオーディオ機器の
微小音響信号が車両の走行速度等によってレベル変動す
る雑音にうもれることを防止するデータコンプレッサに
関する。
【0002】
【従来の技術】微小レベルの可聴信号を再生する場合、
アンプの利得を非常に大きくする必要があるが、あまり
アンプの利得を大きくしすぎると普通のレベルの信号が
大きくなりすぎる。そのため信号レベルが小さくなった
場合にのみエキスパンダにより信号レベルが大きいとき
よりも利得を大きめにすることが行われている。
アンプの利得を非常に大きくする必要があるが、あまり
アンプの利得を大きくしすぎると普通のレベルの信号が
大きくなりすぎる。そのため信号レベルが小さくなった
場合にのみエキスパンダにより信号レベルが大きいとき
よりも利得を大きめにすることが行われている。
【0003】図8は従来のエキスパンダ40の原理を示
すブロック図である。データコンプレッサ40はアンプ
41、積分回路42、電源44及び差動増幅器43を含
んで構成されており、このデータコンプレッサ40にお
いて、入力信号Si は利得が1以上の範囲において可変
であるアンプ41を介して出力信号S0 として出力され
るようになっている。また、入力信号Si は入力信号S
i を平滑化して平均レベルの電圧に変換する積分回路4
2を介して差動増幅器43にも与えられ、差動増幅器4
3は伸張の際の基準レベルVL を有する電源44と入力
信号Si との差成分を取り出し、利得制御信号としてア
ンプ41の利得制御端子Gi へ出力するようになってい
る。
すブロック図である。データコンプレッサ40はアンプ
41、積分回路42、電源44及び差動増幅器43を含
んで構成されており、このデータコンプレッサ40にお
いて、入力信号Si は利得が1以上の範囲において可変
であるアンプ41を介して出力信号S0 として出力され
るようになっている。また、入力信号Si は入力信号S
i を平滑化して平均レベルの電圧に変換する積分回路4
2を介して差動増幅器43にも与えられ、差動増幅器4
3は伸張の際の基準レベルVL を有する電源44と入力
信号Si との差成分を取り出し、利得制御信号としてア
ンプ41の利得制御端子Gi へ出力するようになってい
る。
【0004】アンプ41は利得制御端子Gi に正の利得
制御信号が与えられるとその電圧レベルに応じて利得を
増加するようになっている。つまり、入力信号Si の平
均値が基準レベルVL を越えなければ差動増幅器43か
らアンプ41の利得制御端子Gi に正の利得制御信号が
与えられてアンプ41の利得が増加され、入力信号S i
は略基準レベルVL まで伸張されて出力信号S0 として
出力される。
制御信号が与えられるとその電圧レベルに応じて利得を
増加するようになっている。つまり、入力信号Si の平
均値が基準レベルVL を越えなければ差動増幅器43か
らアンプ41の利得制御端子Gi に正の利得制御信号が
与えられてアンプ41の利得が増加され、入力信号S i
は略基準レベルVL まで伸張されて出力信号S0 として
出力される。
【0005】一方、入力信号Si の平均値が基準レベル
VL を越えれば差動増幅器43からは負の利得制御信号
がアンプ41の利得制御端子Gi へ与えられるため、ア
ンプ41の利得は1のままである。
VL を越えれば差動増幅器43からは負の利得制御信号
がアンプ41の利得制御端子Gi へ与えられるため、ア
ンプ41の利得は1のままである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に車両の走行速度
が早くなるにつれ、あるいはエンジン回転数が大きくな
るにつれ、さらには窓の開度が大きくなるにつれて騒音
レベルが上昇し、それに伴ってオーディオからの音楽の
マスキングレベルも上昇する。ところが、上記した従来
のデータコンプレッサ40において電源44の基準レベ
ルVL をマニュアルで運転中に調整することは困難であ
るため、音楽中の小音量の部分が騒音にうもれてだんだ
ん聞こえなくなるという課題があった。
が早くなるにつれ、あるいはエンジン回転数が大きくな
るにつれ、さらには窓の開度が大きくなるにつれて騒音
レベルが上昇し、それに伴ってオーディオからの音楽の
マスキングレベルも上昇する。ところが、上記した従来
のデータコンプレッサ40において電源44の基準レベ
ルVL をマニュアルで運転中に調整することは困難であ
るため、音楽中の小音量の部分が騒音にうもれてだんだ
ん聞こえなくなるという課題があった。
【0007】本発明はこのような課題に鑑み発明された
ものであって、車両の走行速度、エンジン回転数あるい
は窓の開度等に従ってレベル変動する騒音に音楽中の小
音量の部分がうずもれてしまわずに聞き取ることができ
るようなデータコンプレッサを提供することを目的とし
ている。
ものであって、車両の走行速度、エンジン回転数あるい
は窓の開度等に従ってレベル変動する騒音に音楽中の小
音量の部分がうずもれてしまわずに聞き取ることができ
るようなデータコンプレッサを提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るデータコンプレッサは、車両に搭載され
るオーディオ機器の微小音響信号を伸張するデータコン
プレッサにおいて、前記車両の速度及びエンジン回転数
の増減に応じて基準レベルを発生するスレショルドレベ
ル発生器と、前記オーディオ機器の音源信号のレベルが
前記基準レベルよりも小さいときに前記基準レベルと前
記音源信号とのレベルの差の大小に応じて前記音源信号
を増幅する増幅部と、前記車両の速度を測定する車速セ
ンサと、エンジンの回転数を測定するタコメータとを備
えていることを特徴としている。
に本発明に係るデータコンプレッサは、車両に搭載され
るオーディオ機器の微小音響信号を伸張するデータコン
プレッサにおいて、前記車両の速度及びエンジン回転数
の増減に応じて基準レベルを発生するスレショルドレベ
ル発生器と、前記オーディオ機器の音源信号のレベルが
前記基準レベルよりも小さいときに前記基準レベルと前
記音源信号とのレベルの差の大小に応じて前記音源信号
を増幅する増幅部と、前記車両の速度を測定する車速セ
ンサと、エンジンの回転数を測定するタコメータとを備
えていることを特徴としている。
【0009】あるいは、車両に搭載されるオーディオ機
器の微小音響信号を伸張するデータコンプレッサにおい
て、前記車両の速度、エンジン回転数の増減及び窓の開
度に応じて基準レベルを発生するスレショルドレベル発
生器と、前記オーディオ機器の音源信号のレベルが前記
基準レベルよりも小さいときに前記基準レベルと前記音
源信号とのレベルの差の大小に応じて前記音源信号を増
幅する増幅部と、前記車両の速度を測定する車速センサ
と、エンジンの回転数を測定するタコメータと、窓の開
度を測定する開度センサとを備えていることを特徴とし
ている。
器の微小音響信号を伸張するデータコンプレッサにおい
て、前記車両の速度、エンジン回転数の増減及び窓の開
度に応じて基準レベルを発生するスレショルドレベル発
生器と、前記オーディオ機器の音源信号のレベルが前記
基準レベルよりも小さいときに前記基準レベルと前記音
源信号とのレベルの差の大小に応じて前記音源信号を増
幅する増幅部と、前記車両の速度を測定する車速センサ
と、エンジンの回転数を測定するタコメータと、窓の開
度を測定する開度センサとを備えていることを特徴とし
ている。
【0010】
【作用】上記構成によれば、車両に搭載されるオーディ
オ機器の微小音響信号を伸張するデータコンプレッサに
おいて、前記車両の速度及びエンジン回転数の増減に応
じて基準レベルを発生するスレショルドレベル発生器
と、前記オーディオ機器の音源信号のレベルが前記基準
レベルよりも小さいときに前記基準レベルと前記音源信
号とのレベルの差の大小に応じて前記音源信号を増幅す
る増幅部と、前記車両の速度を測定する車速センサと、
エンジンの回転数を測定するタコメータとを備えている
ので、前記車速センサによって前記車両の速度が検知さ
れ、前記タコメータによって前記エンジン回転が検知さ
れ、これら情報が前記増幅部に入力される。そして該増
幅部において前記車両の走行速度及びエンジン回転数に
従って変動する騒音レベルに対応させて前記オーディオ
機器の微小音響信号が伸張されることとなり、音楽中の
小音量の部分が聞き取りやすくなる。
オ機器の微小音響信号を伸張するデータコンプレッサに
おいて、前記車両の速度及びエンジン回転数の増減に応
じて基準レベルを発生するスレショルドレベル発生器
と、前記オーディオ機器の音源信号のレベルが前記基準
レベルよりも小さいときに前記基準レベルと前記音源信
号とのレベルの差の大小に応じて前記音源信号を増幅す
る増幅部と、前記車両の速度を測定する車速センサと、
エンジンの回転数を測定するタコメータとを備えている
ので、前記車速センサによって前記車両の速度が検知さ
れ、前記タコメータによって前記エンジン回転が検知さ
れ、これら情報が前記増幅部に入力される。そして該増
幅部において前記車両の走行速度及びエンジン回転数に
従って変動する騒音レベルに対応させて前記オーディオ
機器の微小音響信号が伸張されることとなり、音楽中の
小音量の部分が聞き取りやすくなる。
【0011】あるいは、車両に搭載されるオーディオ機
器の微小音響信号を伸張するデータコンプレッサにおい
て、前記車両の速度、エンジン回転数の増減及び窓の開
度に応じて基準レベルを発生するスレショルドレベル発
生器と、前記オーディオ機器の音源信号のレベルが前記
基準レベルよりも小さいときに前記基準レベルと前記音
源信号とのレベルの差の大小に応じて前記音源信号を増
幅する増幅部と、前記車両の速度を測定する車速センサ
と、エンジンの回転数を測定するタコメータと、窓の開
度を測定する開度センサとを備えているので、該開度セ
ンサによって窓の開度が検知され、前記車両の速度、前
記エンジン回転数の情報に窓の開度が加わり、これら情
報が前記増幅部に入力される。そして該増幅部において
前記車両の走行速度、エンジン回転数及び窓の開度に従
って変動する騒音レベルに対応させて前記オーディオ機
器の微小音響信号が伸張されることとなり、音楽中の小
音量の部分がさらに聞き取りやすくなる。
器の微小音響信号を伸張するデータコンプレッサにおい
て、前記車両の速度、エンジン回転数の増減及び窓の開
度に応じて基準レベルを発生するスレショルドレベル発
生器と、前記オーディオ機器の音源信号のレベルが前記
基準レベルよりも小さいときに前記基準レベルと前記音
源信号とのレベルの差の大小に応じて前記音源信号を増
幅する増幅部と、前記車両の速度を測定する車速センサ
と、エンジンの回転数を測定するタコメータと、窓の開
度を測定する開度センサとを備えているので、該開度セ
ンサによって窓の開度が検知され、前記車両の速度、前
記エンジン回転数の情報に窓の開度が加わり、これら情
報が前記増幅部に入力される。そして該増幅部において
前記車両の走行速度、エンジン回転数及び窓の開度に従
って変動する騒音レベルに対応させて前記オーディオ機
器の微小音響信号が伸張されることとなり、音楽中の小
音量の部分がさらに聞き取りやすくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係るデータコンプレッサの実
施例を図面に基づいて説明する。図1において10はデ
ータコンプレッサを示しており、データコンプレッサ1
0はスレショルドレベル発生器11、増幅部12及びセ
ンサ部13を含んで構成されている。スレショルドレベ
ル発生器11は車両の速度、エンジン回転数の増減及び
窓の開度等をパラメータとした雑音レベルに対応するス
レショルドレベルV thがメモリに記憶されており、各パ
ラメータに応じてスレショルドレベルVthを発生する。
また増幅部12はオーディオ機器の音源信号のレベルが
各パラメータに応じたスレショルドレベルVthよりも小
さい場合に、スレショルドレベルVthと音源信号とのレ
ベルの差の大小に応じて音源信号を増幅する。さらに、
センサ部13では車両の速度、エンジン回転数及び窓の
開度等を測定するようになっている。
施例を図面に基づいて説明する。図1において10はデ
ータコンプレッサを示しており、データコンプレッサ1
0はスレショルドレベル発生器11、増幅部12及びセ
ンサ部13を含んで構成されている。スレショルドレベ
ル発生器11は車両の速度、エンジン回転数の増減及び
窓の開度等をパラメータとした雑音レベルに対応するス
レショルドレベルV thがメモリに記憶されており、各パ
ラメータに応じてスレショルドレベルVthを発生する。
また増幅部12はオーディオ機器の音源信号のレベルが
各パラメータに応じたスレショルドレベルVthよりも小
さい場合に、スレショルドレベルVthと音源信号とのレ
ベルの差の大小に応じて音源信号を増幅する。さらに、
センサ部13では車両の速度、エンジン回転数及び窓の
開度等を測定するようになっている。
【0013】図2(a)はデータコンプレッサ10を示
すブロック図である。データコンプレッサ10を構成し
ているセンサ部13は車両の車速センサ16、エンジン
回転数を測定するタコメータ17及び窓の開度を測定す
る開度センサ31から構成されており、スレショルドレ
ベル発生器11に接続されている。車速センサ16はス
ピードメータケーブルの中間に接地され、フォトインタ
ラプタとシャッタとからなり、ケーゲル1回転につき、
例えば8パルスを出す。また車両の車種に対応して車速
と雑音との関係があらかじめ明らかにされており、この
関係に基づいて後記するメモリマップが作成される。
すブロック図である。データコンプレッサ10を構成し
ているセンサ部13は車両の車速センサ16、エンジン
回転数を測定するタコメータ17及び窓の開度を測定す
る開度センサ31から構成されており、スレショルドレ
ベル発生器11に接続されている。車速センサ16はス
ピードメータケーブルの中間に接地され、フォトインタ
ラプタとシャッタとからなり、ケーゲル1回転につき、
例えば8パルスを出す。また車両の車種に対応して車速
と雑音との関係があらかじめ明らかにされており、この
関係に基づいて後記するメモリマップが作成される。
【0014】また、開度センサ31は図2(b)に示し
たように構成されており、窓ガラス32に取り付けられ
た移動接点33及び所定電圧が印加された抵抗体34を
備え、窓ガラス32の上下動に伴ない移動接点33が抵
抗体34上を摺動し、移動接点33に接続された電圧計
(図示せず)からその開度が検知されるようになってい
る。
たように構成されており、窓ガラス32に取り付けられ
た移動接点33及び所定電圧が印加された抵抗体34を
備え、窓ガラス32の上下動に伴ない移動接点33が抵
抗体34上を摺動し、移動接点33に接続された電圧計
(図示せず)からその開度が検知されるようになってい
る。
【0015】スレショルドレベル発生器11はメモリを
具備しており、このメモリは複数個の車両に対応して車
種ごとに分割されている。これは車種によって、路面と
の摩擦音、エンジンの音等による車内の雑音レベルが異
なるためである。また各メモリは、図3〜図5に示した
ような、車速に対するスレショルド出力係数Kn 、エン
ジン回転数に対するスレショルド出力係数Tn 及び窓の
開度に対するスレショルド出力係数γn のマップをそれ
ぞれ記憶しており、各スレショルド出力係数K n 、T
n 、γn を用い、数1に示した式によってオーディオ機
器の音響信号Siの雑音レベルに対応して伸張されるべ
きレベルが計算され、スレショルドレベルVthが算出さ
れるようになっている。
具備しており、このメモリは複数個の車両に対応して車
種ごとに分割されている。これは車種によって、路面と
の摩擦音、エンジンの音等による車内の雑音レベルが異
なるためである。また各メモリは、図3〜図5に示した
ような、車速に対するスレショルド出力係数Kn 、エン
ジン回転数に対するスレショルド出力係数Tn 及び窓の
開度に対するスレショルド出力係数γn のマップをそれ
ぞれ記憶しており、各スレショルド出力係数K n 、T
n 、γn を用い、数1に示した式によってオーディオ機
器の音響信号Siの雑音レベルに対応して伸張されるべ
きレベルが計算され、スレショルドレベルVthが算出さ
れるようになっている。
【0016】
【数1】
Vth={C1 γn Kn 2+C2(0.7 + 0.3γn)Tn 2}1/2
ただし、C1 、C2 は定数
また、このデータコンプレッサ10は増幅部12を含ん
でおり、この増幅部12はDSP(Digital Signal Proc
essar)で構成されている。増幅部12において、デジタ
ル信号の入力側と出力側との間には乗算器27が介装さ
れており、さらにデジタル信号の入力側は絶対値化部2
2、乗算器23、加算器24及び乗算係数設定部26を
介して乗算器27に接続されている。また、加算器24
にはスレショルドレベル発生器11が接続されており、
さらに加算器24と乗算係数設定部26との間には正負
判断部25が介装されている。
でおり、この増幅部12はDSP(Digital Signal Proc
essar)で構成されている。増幅部12において、デジタ
ル信号の入力側と出力側との間には乗算器27が介装さ
れており、さらにデジタル信号の入力側は絶対値化部2
2、乗算器23、加算器24及び乗算係数設定部26を
介して乗算器27に接続されている。また、加算器24
にはスレショルドレベル発生器11が接続されており、
さらに加算器24と乗算係数設定部26との間には正負
判断部25が介装されている。
【0017】さらに、データコンプレッサ10はデジタ
ル音源14を含んでおり、デジタル音源14は、例え
ば、AM、FM放送のチューナ、テープデッキ等のアナ
ログ音源18と、アナログ音源18に接続され、アナロ
グ音源18をデジタル信号に変換するA/D変換器(An
alog-to-digital Converter )19と、CD等のデジタ
ル信号源20と、これらデジタル音源を選択するスイッ
チ21とを含んで構成されている。
ル音源14を含んでおり、デジタル音源14は、例え
ば、AM、FM放送のチューナ、テープデッキ等のアナ
ログ音源18と、アナログ音源18に接続され、アナロ
グ音源18をデジタル信号に変換するA/D変換器(An
alog-to-digital Converter )19と、CD等のデジタ
ル信号源20と、これらデジタル音源を選択するスイッ
チ21とを含んで構成されている。
【0018】また、データコンプレッサ10は音声出力
部15を含んでいる。音声出力部15は増幅部12に接
続されており、増幅部12の出力であるデジタル信号を
アナログ信号に変換するD/A変換器28と、D/A変
換器28のアナログ信号を電力増幅するパワーアンプ2
9と、パワーアンプ29の電力増幅信号を音に再生する
スピーカー30とを含んで構成されている。
部15を含んでいる。音声出力部15は増幅部12に接
続されており、増幅部12の出力であるデジタル信号を
アナログ信号に変換するD/A変換器28と、D/A変
換器28のアナログ信号を電力増幅するパワーアンプ2
9と、パワーアンプ29の電力増幅信号を音に再生する
スピーカー30とを含んで構成されている。
【0019】このように構成されたデータコンプレッサ
10において、スレショルドレベル発生器11は車速に
対するスレショルド出力係数、エンジン回転数に対する
スレショルド出力係数及び窓の開度に対するスレショル
ド出力係数をマイクロコンピュータのメモリに記憶して
おり、車両の速度、エンジンの回転数及び窓の開度に応
じて上記数1に示した式を用い、スレショルドレベルV
thを計算して発生させる。そして、車両の速度、エンジ
ンの回転数及び窓の開度に応じたスレショルドレベルV
thを増幅部12の加算器24へ出力する。
10において、スレショルドレベル発生器11は車速に
対するスレショルド出力係数、エンジン回転数に対する
スレショルド出力係数及び窓の開度に対するスレショル
ド出力係数をマイクロコンピュータのメモリに記憶して
おり、車両の速度、エンジンの回転数及び窓の開度に応
じて上記数1に示した式を用い、スレショルドレベルV
thを計算して発生させる。そして、車両の速度、エンジ
ンの回転数及び窓の開度に応じたスレショルドレベルV
thを増幅部12の加算器24へ出力する。
【0020】増幅部12においては、デジタル音源14
から入力されたデジタル信号Si を絶対値化部22で絶
対値化し(|Si |)、乗算器23で絶対値化された信
号(|Si |)に−1を乗算し(−|Si |)、加算器
24で乗算器23からの信号(−|Si |)とスレショ
ルドレベル発生部11からのスレショルドレベルVthの
信号とを加算する(Vth−|Si |)。この後、正負判
断部25で加算器24からの信号(Vth−|Si |)の
正負が判断される。正負判断部25が加算器24からの
信号(Vth−|Si |)を正と判断したときには乗算係
数設定部26で加算器24からの信号(Vth−|Si
|)に正の定数kがかけられ、乗算係数設定部26から
の出力k・(Vth−|Si |)が乗算器27の乗算係数
として設定されて乗算器27に入力される。一方、正負
判断部25が加算器24からの信号(Vth−|Si |)
を負またはゼロと判断したときには乗算係数設定部26
で乗算器27の乗算係数が1に設定されて乗算器27に
入力される。ここに乗算器27の乗算係数は増幅部12
の利得Gi であり、比例定数kによりGi >1となるよ
うに調整される。なお、説明の簡略化のためにGi がV
th−|Si |に比例するとしたがこれに限らず、Vth−
|Si |についての多項式で表すことができる。
から入力されたデジタル信号Si を絶対値化部22で絶
対値化し(|Si |)、乗算器23で絶対値化された信
号(|Si |)に−1を乗算し(−|Si |)、加算器
24で乗算器23からの信号(−|Si |)とスレショ
ルドレベル発生部11からのスレショルドレベルVthの
信号とを加算する(Vth−|Si |)。この後、正負判
断部25で加算器24からの信号(Vth−|Si |)の
正負が判断される。正負判断部25が加算器24からの
信号(Vth−|Si |)を正と判断したときには乗算係
数設定部26で加算器24からの信号(Vth−|Si
|)に正の定数kがかけられ、乗算係数設定部26から
の出力k・(Vth−|Si |)が乗算器27の乗算係数
として設定されて乗算器27に入力される。一方、正負
判断部25が加算器24からの信号(Vth−|Si |)
を負またはゼロと判断したときには乗算係数設定部26
で乗算器27の乗算係数が1に設定されて乗算器27に
入力される。ここに乗算器27の乗算係数は増幅部12
の利得Gi であり、比例定数kによりGi >1となるよ
うに調整される。なお、説明の簡略化のためにGi がV
th−|Si |に比例するとしたがこれに限らず、Vth−
|Si |についての多項式で表すことができる。
【0021】次に本実施例の一連の動作を説明する。図
6はデータコンプレッサ10の一連の動作を示すフロー
チャートである。デジタル音源14よりデジタル信号S
i が増幅部12に、車速センサ16より車両の速度信号
SV 、タコメータ17よりエンジン回転数を示す信号S
R 及び窓の開度センサ31より窓の開度を示す信号SW
がスレショルドレベル発生部11にそれぞれ入力される
(ステップ1)。スレショルドレベル発生部11ではメ
モリマップを用いて速度信号SV 、エンジン回転数を示
す信号SR 及び窓の開度を示す信号SW に対応するスレ
ショルド出力係数Kn 、Tn 、γn が検索される(ステ
ップ2)。そして、これら出力係数Kn 、Tn 、γn 及
びVth={C1 γn Kn 2+C2(0.7 + 0.3γn)Tn 2}
1/2 の式を用いてスレショルドレベルVthが計算される
(ステップ3)。このようにして計算されたスレショル
ドレベルVthは絶対値化部22及び乗算器23を経由し
た信号(−|Si |)と加算器24で加算処理されてV
th−|Si |になる(ステップ4)。次に、正負判定部
25でVth−|Si |の正負が判定され(ステップ
5)、Vth−|Si |が正と判断された場合にはGi =
k・(Vth−|Si |)が乗算器27の乗算係数とされ
る(ステップ6)。一方、Vth−|Si |が負またはゼ
ロと判定された場合には、Gi =1が乗算器27の乗算
係数とされる(ステップ7)。そして、乗算器27では
入力されたデジタル信号Si をS0 =Gi ・Si として
出力し(ステップ8)、音声出力部15で出力信号S0
をアナログ量に変換し、これを電力増幅して音に再生す
る(ステップ9)。
6はデータコンプレッサ10の一連の動作を示すフロー
チャートである。デジタル音源14よりデジタル信号S
i が増幅部12に、車速センサ16より車両の速度信号
SV 、タコメータ17よりエンジン回転数を示す信号S
R 及び窓の開度センサ31より窓の開度を示す信号SW
がスレショルドレベル発生部11にそれぞれ入力される
(ステップ1)。スレショルドレベル発生部11ではメ
モリマップを用いて速度信号SV 、エンジン回転数を示
す信号SR 及び窓の開度を示す信号SW に対応するスレ
ショルド出力係数Kn 、Tn 、γn が検索される(ステ
ップ2)。そして、これら出力係数Kn 、Tn 、γn 及
びVth={C1 γn Kn 2+C2(0.7 + 0.3γn)Tn 2}
1/2 の式を用いてスレショルドレベルVthが計算される
(ステップ3)。このようにして計算されたスレショル
ドレベルVthは絶対値化部22及び乗算器23を経由し
た信号(−|Si |)と加算器24で加算処理されてV
th−|Si |になる(ステップ4)。次に、正負判定部
25でVth−|Si |の正負が判定され(ステップ
5)、Vth−|Si |が正と判断された場合にはGi =
k・(Vth−|Si |)が乗算器27の乗算係数とされ
る(ステップ6)。一方、Vth−|Si |が負またはゼ
ロと判定された場合には、Gi =1が乗算器27の乗算
係数とされる(ステップ7)。そして、乗算器27では
入力されたデジタル信号Si をS0 =Gi ・Si として
出力し(ステップ8)、音声出力部15で出力信号S0
をアナログ量に変換し、これを電力増幅して音に再生す
る(ステップ9)。
【0022】図7はデータコンプレッサ10の出力レベ
ルを示す図である。図7において、横軸はデータコンプ
レッサ10の入力信号Si 、縦軸はデータコンプレッサ
10の出力信号S0 を示している。ある一定の車速、あ
る一定のエンジン回転数及びある一定の窓の開度である
場合のスレショルドレベル発生部11で計算されたスレ
ショルドレベルVthを鎖線で示し、スレショルドレベル
Vthよりも小さい入力信号Si のレベルを一点鎖線で示
している。この時のデータコンプレッサ10の出力信号
S0 のレベルは実線で示したように、増幅部12の利得
がGi =k・(Vth−|Si |)であるから、入力信号
Si のレベルが非常に小さいときには略Gi =kVthで
増幅され、入力信号Si のレベルがスレショルドレベル
Vthよりもやや小さい程度になると、Gi =k・(Vth
−|Si |)となる。入力信号S i のレベルがスレショ
ルドレベルVthよりも大きいときにはGi =1となり、
出力信号S0 レベルと等しくなる。一方、本実施例とは
相違して増幅部の利得Giを一定にして、小さい入力信
号Si を大きく伸張しようとすると、入力信号Siのレ
ベルはスレショルドレベルVthの近傍で出力信号のS0
の出力レベルとの連続性がなくなり、すなわち、図中の
Δが大きくなりすぎ、逆にこのΔを小さくしようとする
と、小さい入力信号Si に対して大きな伸張ができな
い。本実施例によれば増幅部はスレショルドレベル発生
器11で計算されたスレショルドレベルVthと入力信号
Si との差に比例するように利得が得られるので、微小
信号の伸張を円滑に行うことが容易となり、特にクラッ
シック等のfffやppp等の混在する曲等が聞きやす
くなる。
ルを示す図である。図7において、横軸はデータコンプ
レッサ10の入力信号Si 、縦軸はデータコンプレッサ
10の出力信号S0 を示している。ある一定の車速、あ
る一定のエンジン回転数及びある一定の窓の開度である
場合のスレショルドレベル発生部11で計算されたスレ
ショルドレベルVthを鎖線で示し、スレショルドレベル
Vthよりも小さい入力信号Si のレベルを一点鎖線で示
している。この時のデータコンプレッサ10の出力信号
S0 のレベルは実線で示したように、増幅部12の利得
がGi =k・(Vth−|Si |)であるから、入力信号
Si のレベルが非常に小さいときには略Gi =kVthで
増幅され、入力信号Si のレベルがスレショルドレベル
Vthよりもやや小さい程度になると、Gi =k・(Vth
−|Si |)となる。入力信号S i のレベルがスレショ
ルドレベルVthよりも大きいときにはGi =1となり、
出力信号S0 レベルと等しくなる。一方、本実施例とは
相違して増幅部の利得Giを一定にして、小さい入力信
号Si を大きく伸張しようとすると、入力信号Siのレ
ベルはスレショルドレベルVthの近傍で出力信号のS0
の出力レベルとの連続性がなくなり、すなわち、図中の
Δが大きくなりすぎ、逆にこのΔを小さくしようとする
と、小さい入力信号Si に対して大きな伸張ができな
い。本実施例によれば増幅部はスレショルドレベル発生
器11で計算されたスレショルドレベルVthと入力信号
Si との差に比例するように利得が得られるので、微小
信号の伸張を円滑に行うことが容易となり、特にクラッ
シック等のfffやppp等の混在する曲等が聞きやす
くなる。
【0023】なお、本実施例において、スレショルドレ
ベル発生器11で計算するスレショルドレベルVthのパ
ラメータとして車速センサ16、タコメータ17及び窓
の開度センサ31によって速度信号SV 、エンジン回転
数を示す信号SR 及び窓の開度を示す信号SW を用いる
場合について説明したが、速度信号SV 及びエンジン回
転数を示す信号SR をパラメータとした場合についても
実施することができる。なおその場合、数1に示した式
は例えば数2に変更する必要がある。
ベル発生器11で計算するスレショルドレベルVthのパ
ラメータとして車速センサ16、タコメータ17及び窓
の開度センサ31によって速度信号SV 、エンジン回転
数を示す信号SR 及び窓の開度を示す信号SW を用いる
場合について説明したが、速度信号SV 及びエンジン回
転数を示す信号SR をパラメータとした場合についても
実施することができる。なおその場合、数1に示した式
は例えば数2に変更する必要がある。
【0024】
【数2】Vth=(C1 Kn 2+C2Tn 2)1/2
ただし、C1 、C2 は定数
このように上記実施例によれば、車両の速度を測定する
車速センサ16と、エンジンの回転数を測定するタコメ
ータ17と、窓の開度を測定する開度センサ31とを備
え、さらに車両の速度、エンジン回転数の増減及び窓の
開度に応じてスレショルドレベルVthを発生するスレシ
ョルドレベル発生器11と、オーディオ機器の音源信号
のレベルがスレショルドレベルVthよりも小さいときに
スレショルドレベルVthと音源信号とのレベルの差の大
小に応じて音源信号を増幅する増幅部12とを備えてい
るので、車両の走行速度、エンジン回転数及び窓の開度
に従って変動する騒音レベルに対応させて前記オーディ
オ機器の微小音響信号を伸張することができるので、音
楽中の小音量の部分をうずもれさせずに聞き取ることが
できる。
車速センサ16と、エンジンの回転数を測定するタコメ
ータ17と、窓の開度を測定する開度センサ31とを備
え、さらに車両の速度、エンジン回転数の増減及び窓の
開度に応じてスレショルドレベルVthを発生するスレシ
ョルドレベル発生器11と、オーディオ機器の音源信号
のレベルがスレショルドレベルVthよりも小さいときに
スレショルドレベルVthと音源信号とのレベルの差の大
小に応じて音源信号を増幅する増幅部12とを備えてい
るので、車両の走行速度、エンジン回転数及び窓の開度
に従って変動する騒音レベルに対応させて前記オーディ
オ機器の微小音響信号を伸張することができるので、音
楽中の小音量の部分をうずもれさせずに聞き取ることが
できる。
【0025】あるいは、車両の速度を測定する車速セン
サー16と、エンジンの回転数を測定するタコメータ1
7とを備え、さらに車両の速度及びエンジン回転数の増
減に応じてスレショルドレベルVthを発生するスレショ
ルドレベル発生器11と、オーディオ機器の音源信号の
レベルが基準レベルVよりも小さいときに基準レベルV
と音源信号とのレベルの差の大小に応じて音源信号を増
幅する増幅部12とを備えている場合にも、車両の走行
速度及びエンジン回転数に従って変動する騒音レベルに
対応させて前記オーディオ機器の微小音響信号を伸張す
ることができるので、音楽中の小音量の部分をうずもれ
させずに聞き取ることができる。
サー16と、エンジンの回転数を測定するタコメータ1
7とを備え、さらに車両の速度及びエンジン回転数の増
減に応じてスレショルドレベルVthを発生するスレショ
ルドレベル発生器11と、オーディオ機器の音源信号の
レベルが基準レベルVよりも小さいときに基準レベルV
と音源信号とのレベルの差の大小に応じて音源信号を増
幅する増幅部12とを備えている場合にも、車両の走行
速度及びエンジン回転数に従って変動する騒音レベルに
対応させて前記オーディオ機器の微小音響信号を伸張す
ることができるので、音楽中の小音量の部分をうずもれ
させずに聞き取ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るデータ
コンプレッサは、車両に搭載されるオーディオ機器の微
小音響信号を伸張するデータコンプレッサにおいて、前
記車両の速度及びエンジン回転数の増減に応じて基準レ
ベルを発生するスレショルドレベル発生器と、前記オー
ディオ機器の音源信号のレベルが前記基準レベルよりも
小さいときに前記基準レベルと前記音源信号とのレベル
の差の大小に応じて前記音源信号を増幅する増幅部と、
前記車両の速度を測定する車速センサと、エンジンの回
転数を測定するタコメータとを備えているので、前記車
両の走行速度及びエンジン回転数に従って変動する騒音
レベルに対応させて前記オーディオ機器の微小音響信号
を伸張することができることとなり、音楽中の小音量の
部分をうずもれさせずに聞き取ることができる。
コンプレッサは、車両に搭載されるオーディオ機器の微
小音響信号を伸張するデータコンプレッサにおいて、前
記車両の速度及びエンジン回転数の増減に応じて基準レ
ベルを発生するスレショルドレベル発生器と、前記オー
ディオ機器の音源信号のレベルが前記基準レベルよりも
小さいときに前記基準レベルと前記音源信号とのレベル
の差の大小に応じて前記音源信号を増幅する増幅部と、
前記車両の速度を測定する車速センサと、エンジンの回
転数を測定するタコメータとを備えているので、前記車
両の走行速度及びエンジン回転数に従って変動する騒音
レベルに対応させて前記オーディオ機器の微小音響信号
を伸張することができることとなり、音楽中の小音量の
部分をうずもれさせずに聞き取ることができる。
【0027】あるいは、車両に搭載されるオーディオ機
器の微小音響信号を伸張するデータコンプレッサにおい
て、前記車両の速度、エンジン回転数の増減及び窓の開
度に応じて基準レベルを発生するスレショルドレベル発
生器と、前記オーディオ機器の音源信号のレベルが前記
基準レベルよりも小さいときに前記基準レベルと前記音
源信号とのレベルの差の大小に応じて前記音源信号を増
幅する増幅部と、前記車両の速度を測定する車速センサ
と、エンジンの回転数を測定するタコメータと、窓の開
度を測定する開度センサとを備えているので、前記車両
の走行速度、エンジン回転数及び窓の開度に従って変動
する騒音レベルに対応させて前記オーディオ機器の微小
音響信号を伸張することができることとなり、音楽中の
小音量の部分をうずもれさせずに聞き取ることができ
る。
器の微小音響信号を伸張するデータコンプレッサにおい
て、前記車両の速度、エンジン回転数の増減及び窓の開
度に応じて基準レベルを発生するスレショルドレベル発
生器と、前記オーディオ機器の音源信号のレベルが前記
基準レベルよりも小さいときに前記基準レベルと前記音
源信号とのレベルの差の大小に応じて前記音源信号を増
幅する増幅部と、前記車両の速度を測定する車速センサ
と、エンジンの回転数を測定するタコメータと、窓の開
度を測定する開度センサとを備えているので、前記車両
の走行速度、エンジン回転数及び窓の開度に従って変動
する騒音レベルに対応させて前記オーディオ機器の微小
音響信号を伸張することができることとなり、音楽中の
小音量の部分をうずもれさせずに聞き取ることができ
る。
【図1】本発明に係るデータコンプレッサの原理を示す
概略ブロック構成図である。
概略ブロック構成図である。
【図2】(a)はデータコンプレッサの実施例を示すブ
ロック図である。 (b)は開度センサを示す概略構成図である。
ロック図である。 (b)は開度センサを示す概略構成図である。
【図3】車速と出力係数Kn との関係を示すグラフであ
る。
る。
【図4】エンジン回転数と出力係数Tn との関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図5】窓の開度と出力係数γn との関係を示すグラフ
である。
である。
【図6】データコンプレッサの一連の動作を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図7】データコンプレッサの入力信号に対する出力信
号レベルを示す図である。
号レベルを示す図である。
【図8】従来のデータコンプレッサの原理を示す概略ブ
ロック図である。
ロック図である。
10 データコンプレッサ
11 スレショルドレベル発生器
12 増幅部
16 車速センサ
17 タコメータ
31 開度センサ
Claims (2)
- 【請求項1】 車両に搭載されるオーディオ機器の微小
音響信号を伸張するデータコンプレッサにおいて、前記
車両の速度及びエンジン回転数の増減に応じて基準レベ
ルを発生するスレショルドレベル発生器と、前記オーデ
ィオ機器の音源信号のレベルが前記基準レベルよりも小
さいときに前記基準レベルと前記音源信号とのレベルの
差の大小に応じて前記音源信号を増幅する増幅部と、前
記車両の速度を測定する車速センサと、エンジンの回転
数を測定するタコメータとを備えていることを特徴とす
るデータコンプレッサ。 - 【請求項2】 車両に搭載されるオーディオ機器の微小
音響信号を伸張するデータコンプレッサにおいて、前記
車両の速度、エンジン回転数の増減及び窓の開度に応じ
て基準レベルを発生するスレショルドレベル発生器と、
前記オーディオ機器の音源信号のレベルが前記基準レベ
ルよりも小さいときに前記基準レベルと前記音源信号と
のレベルの差の大小に応じて前記音源信号を増幅する増
幅部と、前記車両の速度を測定する車速センサと、エン
ジンの回転数を測定するタコメータと、窓の開度を測定
する開度センサとを備えていることを特徴とするデータ
コンプレッサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3186288A JPH0524484A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | データコンプレツサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3186288A JPH0524484A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | データコンプレツサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524484A true JPH0524484A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16185690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3186288A Withdrawn JPH0524484A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | データコンプレツサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524484A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008187547A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Alpine Electronics Inc | オーディオ装置 |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP3186288A patent/JPH0524484A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008187547A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Alpine Electronics Inc | オーディオ装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |