JPH0633702Y2 - レベル検出装置 - Google Patents

レベル検出装置

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JPH0633702Y2
JPH0633702Y2 JP8304089U JP8304089U JPH0633702Y2 JP H0633702 Y2 JPH0633702 Y2 JP H0633702Y2 JP 8304089 U JP8304089 U JP 8304089U JP 8304089 U JP8304089 U JP 8304089U JP H0633702 Y2 JPH0633702 Y2 JP H0633702Y2
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JP
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low
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signal
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JP8304089U
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JPH0322420U (ja
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貴子 福田
武 長野
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 本考案は、低域フィルタ手段および該低域フィルタ手段
の出力を平均化する積分手段を有するレベル検出装置で
あって、曲中の無音部分の雑音を低減することができ
る。
〔産業上の利用分野〕
本考案はオーディオシステムのミューティングに、特に
ミューティングのためのレベル検出装置関する。一般に
はミューティングは、選局時、曲間スキップ時等の雑音
を除去するために用いられる。
〔従来の技術〕
第8図は従来のカセットデッキにレベル検出装置を用い
たミューティングを説明する図である。以下に本図の構
成を示す。なお、全図を通じて同様の構成要素について
は同一参照番号または記号をもって表す。本図のカセッ
トデッキシステムは音声再生部1およびレベル検出装置
8からなる。さらに音声再生部1はカセットデッキ2、
該カセットデッキ2に接続されるプリアンプ部3、該プ
リアンプ部3に接続される音声信号処理部4、該音声処
理部4に接続されるパワーアンプ部5、該パワーアンプ
部5に接続されるミューティング部6およびミューティ
ング部6に接続されるスピーカ7を含む。またレベル検
出装置8はプリアンプ部3に接続される片側検波手段
9、該片側検波手段9に接続される低域フィルタ手段1
0、該低域フィルタ手段10に接続され、かつ基準電圧VR
に接続される比較手段11ならびに該比較手段11および該
ミューティング部6に接続されるマイコン12からなる。
次にカセットデッキシステムの動作を説明する。セット
デッキ2で発生した微弱音声信号Sinはプリアンプ部3
で増幅され、音声信号処理部4でボリウム調整等の処理
がされ、さらにパワーアンプ部5で電力増幅され、ミュ
ーティング部6を介して出力信号Soutになりスピーカ7
を鳴らす。ミューティング部6は曲間のような無録時に
“サー”という雑音が再生されるのを防止する。第9図
は第8図のカセットデッキ各部の出力波形を説明する図
である。第9図aはプリアンプ部3の出力波形で時間0
〜t1では録音部分の音声信号を出力し、t1以後には未録
音部で雑音信号を出力する。第9図bは片側検波手段の
出力波形で、プリアンプ3の出力波形を図のように検波
する。第9図cは低域フィルタ手段10の出力波形で、片
側検波手段9の出力を平滑化する。V1は時間0〜t1の音
声信号を平均化した出力であり、V2は時間t2以後の雑音
出力を平均化したものである。第9図dは比較手段11の
出力波形であり、比較手段11では低域フィルタ手段10の
出力波形と第9図cに示す基準電圧VRとの大小比較を行
い、VR≧V1になると出力信号を出す。第9図eはマイコ
ン12の出力波形であり、例えば曲間を判断するのに不要
なスキップ動作を防止するために、時間t2−t1を要し、
時間t2に出力信号である制御信号Scを発生する。かくし
てレベル検出装置8はこのマイコン12の制御信号Scによ
りミューティング手段6がスピーカ7へ送出する信号So
utを遮断するレベルを検出して、曲間の雑音がスピーカ
7から出るのを防止して、聴感上の音質の向上を図る。
〔考案が解決しようとする課題〕
音声信号のない部分の雑音は曲と曲との間すなわち曲間
には限らず、曲中の中にも音声信号がないすなわち無音
部分があるので、この場合の雑音も聴感上除去するのが
好ましい。このためには比較手段11の基準電圧VRをでき
るだけ低くして音声信号Soutを遮断しないようにしか
つ、VRを低くしたために雑音信号が音声信号とみなされ
ないようにする必要がある。
しかしながら、曲中の雑音を除去するには以下に説明す
る問題がある。第10図は第8図の低域フィルタ手段を説
明する図である。この低域フィルタ手段10は抵抗Rおよ
びコンデンサCからなる公知の低域フィルタである。第
11図は第10図の低域フィルタ手段の特性を説明する図で
ある。図中のfcはカットオフ周波数である。このような
低域フィルタ手段10のカットオフ周波数fcをできるだけ
低くできれば低域フィルタ手段10の出力波形を一定にで
きるが、実際には製造上fcはある有限値にせざるを得な
い。このため第9図cのように低域フィルタ手段10の出
力はゆるやかな変動をする。従って、この変動を考慮し
てミューティングする基準電圧VRを高目に決定する音声
信号Soutを遮断してしまい、他方、基準電圧VRを低目に
決定すると、低域フィルタ手段10の雑音レベルV1がVR
超える場合があり目的とする無音時の雑音信号しかなく
ても、ミューティングをかけられない場合が生ずる。
したがって本考案は上記問題点に鑑み、曲中の無音部分
の雑音を低減するレベル検出装置を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本考案の原理構成を示す図である。本考案では
前記問題点を解決するために低域フィルタ手段10は、カ
セットデッキ2からの信号がディジタル化され、絶対値
化された音響信号Sinを平滑化する。積分手段20は、該
低域フィルタ手段からの出力を記憶して平均化する。比
較手段11は該積分手段20の出力を基準値VRと比較し、該
基準値よりも小さい場合にミューティングを動作せしめ
る制御信号Scを出力する。
〔作用〕
第1図において、低域フィルタ手段10によって平滑化さ
れた信号のうち高周波部分は除去されるが低周波部分の
ものが残る。積分手段20によって低域フィルタ手段10の
出力が平均化されるので該出力の低周波部分が除去され
る。このため、積分手段20の出力は十分に平滑された信
号となり、比較手段11の基準値と比較されて出力される
制御信号(Sc)はミューティングの動作を安定にせしめ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。第2図は本考案の実施例であるカセットデッキ
システムを説明する図である。本図において第8図と異
なる音声再生部1の構成要素はプリアンプ部3に接続さ
れるA/D変換部13、該A/D変換部13に接続するDSP 14(Di
gital Signal Processor)、該DSP 14およびパワーアン
プ部5に接続されるD/A変換部15ならびに該DSP 14およ
びミューティング部6に接続されるマイコン12である。
該DSP 14は後述するABS 9および低域フィルタ手段10を
含み、マイコン12は積分手段20および比較手段11を含
む。本実施例ではカセットデッキ2からの信号Sinをプ
リアンプ部3で増幅した後にA/D変換部13でアナログ信
号をディジタル信号に変換し、DSP 14でディジタル信号
をボリウム処理、後述する処理等をし、D/A変換部15で
ディジタル信号をアナログ信号に戻して、前述と同様に
スピーカ7を鳴らす。レベル検出装置8はDSP 14および
マイコン12からなる。第3図は第2図におけるDSPの低
域フィルタ手段等の説明図である。本図はABS 9および
低域フィルタ手段10からなる。ABS 9はディジタル化さ
れた信号を絶対値化する手段で、第8図の片側検波手段
9に対応する。該ABS 9に接続する低域フィルタ手段10
は遅延器17、アンプ18および加算器19からなる。従来の
アナログ回路をディジタル化することによって製造上の
部品数、工数の削減、さらには小形化が図れる。このよ
うに低域フィルタ手段10をディジタル化しても第11図の
特性に示すカットオフ周波数fcを小さくするのは困難で
ある。ここで例えばサンプリング周波数を44.1KHzとし
て聴感実験を行って評価した結果では最適のカットオフ
周波数は42Hzである。次に前記カットオフ周波数fcを小
さくできないために生ずる低域フィルタ手段10の変動を
生ずるという問題を解決する積分手段20について説明す
る。マイコン12に内蔵される積分手段20は第4図に示す
ようにリアルタイムで音響信号を処理するDSP 14から一
定間隔(Δt)で例えばΔt=45ミリ秒で音響信号デー
タ…,N−3,N−2,N−1,N,N+1,N+2,N+3,…、を逐次抽
出する。次にこれらの音響信号データをRAMにストアす
る。第5図はDSPから抽出された音響信号データの記憶
手段を説明する図である。第5図では一例として4個の
音響信号データを時間とともにアドレスカウンタの移動
に伴ない、アドレスカウンタが指示する番地に旧データ
に代わり新データを記憶する。第5図では第4図の時刻
t1,…,t4に対応してRAMのデータ配置が示される。積
分手段20では各時刻毎にRAMにストアされているデータ
を平均化する。次に積分手段20を用いた一連の動作を説
明する。第6図は積分手段の処理を示すフローチャート
である。本図において、アドレスカウンタに+1がセッ
トされる(ステップ)。アドレスカウンタが例えば最
大値4ならアドレスカウンタを0にセットし、そうでな
ければ(ステップ,)、DSP 14よりデータを入力す
る(ステップ)。次にアドレスカウンタの示すRAMに
データを入れる(ステップ)。その後4つのデータの
平均をとる(ステップ)。この平均値とマイコン12内
の比較手段11の基準値VRとを比較し制御信号Scを形成す
る。この比較に基づきミューティングの必要性を判断す
る(ステップ)。この平均値が基準値VRよりも小さい
ときには、制御信号Scによりミューティング部を駆動す
る(ステップ)。逆の場合にはミューティング部を非
駆動にして音響信号を通す(ステップ)。
かくして、従来、低域フィルタ手段10だけでは音響レベ
ルを十分に平均化できなかったけれどもさらにDSP処理
技術と相まって、積分手段20によって音響信号の低周波
部分を除去するようにしたので、音響レベルの平均化を
見ることができる。このため雑音レベルの検出精度が改
善される。
次に別の実施例を説明する。雑音は音響レベルが低い、
すなわちボリウムが絞られた状態で、聴感上特に問題と
なるので、比較手段11の基準値VRをボリウムが絞られた
状態に合せて設定するのがよい。ボリウムが大きくなる
と、雑音があまり耳ざわりにならないからである。第7
図は本考案の別の実施例であるカセットデッキシステム
を説明する図である。さらにボリウムを大きくしたとき
にも雑音を除去するには、本図のボリウム14′の調整と
連動してマイコン12の比較手段11の基準値VRを変化させ
ればよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、低域フィルタ手段
および該低域フィルタ手段に接続される積分手段を設け
たので、音響信号のうち高周波のみならず低周波の部分
も除去できるようになり、曲中の無音部分の雑音を除去
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理構成を示す図、 第2図は本考案の実施例であるカセットデッキシステム
を説明する図、 第3図は第2図におけるDSPの低域フィルタ手段等の説
明図、 第4図はDSPから抽出する音響信号を説明する図、 第5図はDSPから抽出された音響信号データの記憶手段
を説明する図、 第6図は積分手段の処理を示すフローチャート、 第7図は本考案の別の実施例であるカセットデッキシス
テムを説明する図、 第8図は従来のカセットデッキシステムにレベル検出装
置を用いたミューティングを説明する図、 第9図は第8図のカセットデッキシステムの各部の出力
波形を説明する図、 第10図は第8図の低域フィルタ手段を説明する図、 第11図は第10図の低域フィルタ手段の特性を説明する図
である。 図において、 1……低域フィルタ手段、 20……積分手段、 11……比較手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力音響信号(Sin)をアナログからディ
    ジタルに変換し、ディジタル化された音響信号を絶対値
    化し、さらに前記入力音響信号の無音部分を検出して、
    ミューティング部(6)を駆動するための制御信号(S
    c)を出力するレベル検出装置(8)において、 絶対値化された音響信号(Sin)を平滑化する低域フィ
    ルタ手段(10)と、 該低域フィルタ手段(10)からの出力を平均化する積分
    手段(20)と、 該積分手段(20)の出力を基準値(VR)と比較し、該基
    準値よりも小さい場合に前記制御信号(Sc)を出力する
    比較手段(11)とを備えることを特徴とするレベル検出
    装置。
JP8304089U 1989-07-17 1989-07-17 レベル検出装置 Expired - Lifetime JPH0633702Y2 (ja)

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JP8304089U JPH0633702Y2 (ja) 1989-07-17 1989-07-17 レベル検出装置

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JPH0322420U JPH0322420U (ja) 1991-03-07
JPH0633702Y2 true JPH0633702Y2 (ja) 1994-08-31

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