JP3279123B2 - 利得可変装置 - Google Patents

利得可変装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーオーディオ装置な
どに利用し、デジタル信号処理による利得可変を行う利
得可変装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のデジタル信号処理による利
得可変装置の構成を示すブロック図である。図8におい
て、この例にはCDプレーヤやテープレコーダでの再生
アナログ信号のカットオフ周波数以下の帯域を抽出する
LPF801と、このLPF801からのアナログ信号
をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ802とが
設けられている。また、A/Dコンバータ802からの
デジタル信号に対する利得の可変を行うデジタルシグナ
ルプロセッサ(DSP)803と、このDSP803が
出力するデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A
コンバータ804と、D/Aコンバータ804からのア
ナログ信号のノイズ(カットオフ周波数以下の帯域を抽
出)を除去するLPF805とが設けられている。
【0003】以上のように構成された利得可変装置につ
いて、以下にその動作について説明する。
【0004】CDプレーヤやテープレコーダからのアナ
ログオーディオ信号がLPF801を通じて抽出され、
A/Dコンバータ802でデジタル信号に変換される。
このデジタル信号がDSP803によって、その利得が
可変が行われる。この利得可変は入力信号に対して0以
上かつ1以下の係数を用いて乗算処理を行っている。す
なわち、乗算処理において入力信号を減衰させ、0倍か
ら1倍(−無限大dBから0dB)の乗算による利得可
変を行っている。
【0005】このように上記従来例の利得可変装置では
乗算処理において、入力信号を0倍から1倍で減衰させ
て、その利得可変が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の利得可変装置では、利得を変更する際に利得変更の対
象となる信号(以下、被信号と記載する)の振幅状態に
かかわらずDSP803による乗算処理の係数の変更処
理を行っているため異音が発生する場合がある。図9は
異音の発生状態を説明するための波形図である。図9
(a)は被信号に対して利得変更を行った際のデジタル
信号の波形図であり、図9(b)はアンチエリアシング
フィルタ動作によって波形が歪んだ状態を示す波形図で
ある。図9(a)において、被信号の振幅が比較的大き
い場合に、−4dBの利得変更を行うと、その波形はデ
ジタル信号上で図示される波形になる。また、デジタル
信号処理上の瞬時のレベル変化は、デジタル/アナログ
変換の際のアンチエリアシングフィルタ動作によって波
形が歪んで異音が発生する。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、利得変更を行う際に、異音の発生を低減
し、かつ、確実に利得変更処理が出来ると共に、最短の
所要時間で利得変更処理を完了でき、音質劣化が少ない
デジタル信号処理による利得可変が可能になる優れた利
得可変装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る利得可変装置は、デジタルオーディオ
信号の乗算処理を行うデジタルシグナルプロセッサと、
前記デジタルシグナルプロセッサを制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、前記デジタルオーディオ信
が振幅ゼロ軸を交差するタイミングの監視処理を行い、
かつ、前記タイミングに同期して前記乗算処理の際の利
得の変更を行うとともに、所定時間以上前記タイミング
が無いときは、強制的に前記乗算処理の利得の変更を行
う構成としている。
【0009】このような構成により、本発明に係る利得
可変装置は、利得可変の対象となるデジタルオーディオ
信号が振幅ゼロ軸を交差するタイミングの監視処理を行
い、かつ、前記タイミングに同期して前記乗算処理の際
の利得の変更を行うとともに、所定時間以上前記タイミ
ングが無いときは、強制的に前記乗算処理の利得の変更
を行っている。したがって、デジタルオーディオ信号の
振幅が小さい程、その変化量が小さくなり、その結果、
ゼロクロス監視処理による同期処理がない場合に比較し
て、振幅が十分小さいときに利得が変更されるため異音
の発生を十分小さく出来るようになる。
【0010】本発明に係る利得可変装置は、前記乗算処
理の対象となるデジタルオーディオ信号の再生周波数帯
域を制限し、この再生周波数帯域の下限値に応じて、前
タイミングの監視処理内での時間管理処理の条件を設
定する構成としている。
【0011】このような構成により、本発明に係る利得
可変装置は、再生周波数に対する帯域制限を行い、この
再生周波数帯域の下限値に応じて、交流信号的に振幅ゼ
ロ軸を交差するタイミングの監視処理内の時間管理処理
の条件を設定しており、再生周波数帯域の下限値によっ
て、時間管理処理の条件となるゼロクロス監視の開始か
ら強制的な係数変更処理までの時間を変化させること
で、最短の所要時間で利得変更処理が完了するようにな
る。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【実施例】以下、本発明の利得可変装置の実施例を図面
を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の利得可変装置の実施例にお
ける構成を示すブロック図である。図1において、この
例は、カーオーディオ装置に適用したものであり、CD
プレーヤなどの音源101からのステレオ(L,R)ア
ナログオーディオ信号が、それぞれ供給される二組のロ
ーパスフィルタ(LPF)102と、このLPF102
からのL,Rアナログオーディオ信号をそれぞれデジタ
ル信号化する二組のA/Dコンバータ103と、利得可
変処理を行うDSP104とを有している。また、DS
P104で利得を可変した2チャネルのLデジタルオー
ディオ信号を2チャネルのLアナログオーディオ信号に
変換する二組のD/Aコンバータ105aと、DSP1
04で利得を可変し、2チャネルのLデジタルオーディ
オ信号を2チャネルのLアナログオーディオ信号に変換
する二組のD/Aコンバータ105bを有している。さ
らに、二組のD/Aコンバータ105aからの2チャネ
ルのLアナログオーディオ信号を抽出するLPF106
aと、このLPF106aからの2チャネルのLアナロ
グオーディオ信号を、それぞれ増幅する増幅器107
a,107bと、この増幅器107a,107bからの
音声信号を音声出力するスピーカ108a,108bと
を有している。また、二組のD/Aコンバータ105b
からの2チャネルのRアナログオーディオ信号を抽出す
るLPF106bと、LPF106bからの2チャネル
のRアナログオーディオ信号をそれぞれ増幅する増幅器
107c,107dと、増幅器107c,107dから
の音声信号を音声出力するスピーカ108c,108d
とを有している。また、DSP104を制御するための
制御部109と、使用者が操作を行うための利得指示部
110とが設けられている。
【0017】DSP104は、A/Dコンバータ103
からのL,Rデジタルオーディオ信号を、それぞれ2チ
ャネルに区分して抽出するための、例えば、カットオフ
周波数20Hzで帯域制限する高域通過フィルタ(HP
F)111a,111bと、例えば、カットオフ周波数
200Hzで帯域制限する高域通過フィルタ(HPF)
112a,112bとを有している。さらに、HPF1
11a,111b112a,112bからそれぞれ出
力される被信号A,B,C,Dにおける交流信号的の振
幅ゼロ軸を交差するタイミング(以下、ゼロクロスと記
載する)の監視を行い、ゼロクロス時又はタイムアウト
時に同期して係数変更処理部114を制御するゼロクロ
ス監視処理部115と、HPF111a,111b,1
12a,112bからの4チャネル(L,Rがそれぞれ
2チャネル)のデジタルオーディオ信号の利得を可変す
る乗算器113a,113b,113c,113dとを
有している。また、使用者が利得指示部110を操作し
た利得可変の係数を保持する係数変更処理部114とが
設けられている。係数変更処理部114は、乗算器11
3a〜113dの利得可変の係数が制御部109を通じ
て転送されて書き替える更新係数格納メモリ116a,
116b,116c,116dを有している。
【0018】図2は乗算器113a〜113dでの係数
によるデジタルオーディオ信号の利得可変(利得値)状
態を示す図である。図2において、再生信号の利得値
(dB)はマイナス(−)無限大dBから0dB(0か
ら1倍)までを可変し、使用者が操作を行うための利得
指示部110から、その乗算値係数(0,−2,−4,
−6,−8,−9…−20…−40…−無限大)が制御
部109を通じて設定される。
【0019】次に、この実施例の動作について説明す
る。使用者が利得指示部110を操作して利得制御が行
われる。利得指示部110からの利得可変の係数が制御
部109で取り込まれ、係数変更処理部114の更新係
数格納メモリ116a〜116dに転送される。同時に
ゼロクロス監視処理部115は、最初に利得を更新する
被信号Aのゼロクロス監視を行い、このゼロクロス時又
はタイムアウト時に同期して係数変更処理部114を制
御する。この制御で乗算器113aに該当する係数を更
新係数格納メモリ116aから転送する。次に、利得を
更新する被信号Bのゼロクロス監視を行い、ゼロクロス
時又はタイムアウト時に同期して係数変更処理部114
を制御する。この制御で乗算器113bに該当する係数
が更新係数格納メモリ116bから転送される。同様に
して被信号Cが入力される乗算器113cに該当する係
数を更新係数格納メモリ116cから転送し、また、被
信号Dが入力される乗算器113dに該当する係数を更
新係数格納メモリ116dから転送する。
【0020】この動作によって、4チャネル(L,Rが
それぞれ2チャネル)の再生信号の利得可変を行うDS
P104での乗算器113a〜113dの係数変更が、
それぞれの被信号A〜Dのゼロクロスに同期して行わ
れ、使用者が利得指示部110で操作した、その操作に
対応した利得制御が行われる。
【0021】次に、ゼロクロス監視処理部115の動作
を詳細に説明する。利得変更を行う際に、被信号A〜D
のゼロクロス時に同期して、利得を決定するDSP10
4による演算処理の係数変更処理が行われる。
【0022】図3は被信号A〜Dを利得制御した場合の
波形を示す図であり、図3(a)は被信号A〜Dの最大
振幅が「1」の場合であり、図3(b)は被信号A〜D
の最大振幅が「0.2」の場合である。ゼロクロス時は
デジタル信号処理上の1サンプリング周期(例えば、周
波数44.1kHzの場合、約22.7μs)の時間精
度で波形のゼロクロスの監視を行う。この際、矩形波の
ような特殊な場合を除いて一般的な音声、音楽再生時に
は、その振幅が一般的に小さく、また、オーディオ装置
の利得可変は一般的にログ可変であり、図3(a)に示
す被信号A〜Dの振幅が「1」の場合、−4dBの変化
量は「0.37」となり、図3(b)に示す被信号A〜
Dの振幅が「0.2」の場合、−4dBの変化量は
「0.07」となる。すなわち、被信号A〜Dの振幅が
小さい程、その変化量が小さい。この結果、ゼロクロス
監視処理による同期処理がない場合に比較し、被信号A
〜Dの振幅が十分小さいときに利得が変更されるため、
異音の発生を十分小さく出来るようになる。また、被信
号A〜Dが直流信号であったり、直流信号成分のオフセ
ットによって、交流信号的な振幅ゼロ軸が、本来のゼロ
軸(デジタル信号上のゼロ)と差異が生じ、ある一定時
間以上ゼロクロスが検出できない場合でも、ゼロクロス
監視処理内の時間管理によって、強制的に係数変更を行
うため、あらゆる場合に確実に利得変更処理が出来るよ
うになる。また、被信号A〜Dの再生周波数帯域の下限
値によって、時間管理処理の条件となるゼロクロス監視
の開始から強制的な係数変更処理までの時間(以下、タ
イムアウト時間と記載し、当該タイミングをタイムアウ
トと記載する)を変化させることで、最短の所要時間で
利得変更処理を完了できるようになる。これらから複数
チャネルを連続して利得変更処理する場合でも、最短の
所要時間で利得変更処理を完了できるようになる。
【0023】図4はゼロクロスの発生状態を示す図であ
り、図4(a)は被信号A〜Dの下限値が低い周波数の
場合のゼロクロスの発生状態を示し、図4(b)は被信
号A〜Dの下限値が高い場合のゼロクロスの発生状態を
示している。例えば、被信号A〜Dを正弦波と仮定し、
再生周波数帯域の下限値が20Hzの場合、25msに
1回はゼロクロスが発生し、また、200Hzの波形は
2.5msに1回となる。この時間をタイムアウト時間
と設定すれば、あらゆるタイミングで、確実にゼロクロ
スが検出される。また、4チャネル分周の利得変更処理
を、時間的に重複せずに、連続して処理する場合、この
処理が完了するまでの時間は、4チャネルの再生周波数
帯域の下限値が全て20Hzならば、最大100msを
有する。一方、4チャネル内の2チャネルの再生周波数
帯域の下限が200Hz、その他の2チャネルが20H
zならば、最大55ms(2.5×2+25×2)を有
し、被信号A〜Dの再生周波数帯域の下限値を考慮する
ことによって、この下限値を考慮しない場合に比較して
所要時間が短くなる。
【0024】これらをまとめると被信号A〜Dの振幅状
態が、デジタル信号処理上でのゼロクロス時が次式
(1)で判断される。
【0025】 1サンプリング前信号の振幅値 ×現サンプリング信号の振幅値≦0 …(1) 図5はゼロクロスの検出状態を示す図である。図5にお
いて、被信号A〜Dの波形が振幅ゼロ軸を交差するタイ
ミングを検出している。さらにゼロクロスの監視時間で
あるタイムアウト時間を、再生周波数タイミングの下限
周波数から次式(2)で求める。
【0026】 タイムアウト時間=1/下限周波数/2 …(2) すなわち、下限周波数の正弦波を仮定した場合のゼロク
ロス間隔と定め、ここでは下限周波数が20Hzである
被信号A,Bに対して25ms、下限周波数が200H
zである被信号C,Dに対して2.5msとなる。図6
及び図7はDSP104での1サンプリング周期の処理
手順を示すフローチャートである。図4において、使用
者が利得指示部110を操作し、利得変更が開始される
と、制御部109から更新された四つの係数がDSP1
04内の係数変更処理部114の更新係数格納メモリ1
16a〜116dに転送される。同時に制御部109は
ゼロクロス監視処理部115内の利得変更が開始された
旨を示す利得変更開始フラグを更新係数格納メモリ11
6a〜116dに設定する(ステップS10)。ゼロク
ロス監視処理部115は被信号Aに対するゼロクロスを
監視する(ルーチンA)。被信号Aに対して式(1)の
判断を全サンプリング周期ごとに行い、ゼロクロスか否
かを監視しながら監視開始から経過時間を測定する(ス
テップS11,S12,S13,S14)。経過時間が
タイムアウト時間内にゼロクロスが発生し、又は、経過
時間がタイムアウト時間に等しくなって、タイムアウト
と判断された場合(ステップS15)、係数変更処理部
114内に設けられた乗算器113aの係数変更を許可
する旨の係数変更許可フラグAを設定する(ステップS
16)。これによって被信号Aに対するゼロクロス監視
を完了する。そして、次のサンプリング周期に、被信号
Bに対するゼロクロス監視を開始する。以下、被信号A
の場合と同様に被信号C,Dに対するゼロクロス監視を
処理して、全被信号A〜Dの係数変更許可フラグを設定
する(ステップS17)。
【0027】次に、係数変更処理部114の処理につい
て説明する。この係数変更処理部114での処理は、ゼ
ロクロス監視処理部115と時間的に並列して、その処
理が実行される。係数変更処理部114内の係数変更許
可フラグAがゼロクロス監視処理部115で実行された
場合、予め係数変更処理部114内の更新係数格納メモ
リ116aに格納されている乗算器113aの係数を同
サンプリング周期内に、乗算器113aに転送し(ステ
ップS18)、係数変更許可フラグAを解除し(ステッ
プS19)、被信号Aの利得更新を完了する。以下、同
様にして、被信号B,C,Dに対する利得更新を完了す
る(ステップS20,21,22,SA)。全被信号A
〜Dの利得更新が完了した場合、利得変更開始フラグを
解除し(ステップS23)、4チャネルの利得変更処理
を終了する(ステップS24)。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る利得可変装置によれば、デジタルオーディオ信号
の振幅が小さい程、その変化量が小さくなり、その結
果、ゼロクロス監視処理による同期処理がない場合に比
較して、振幅が十分小さいときに利得が変更されるため
異音の発生を十分小さく出来るようになるという効果を
有する。
【0029】本発明に係る利得可変装置は、一定時間以
上振幅ゼロ軸を交差するタイミングがない場合に、強制
的にデジタルシグナルプロセッサでの乗算処理の係数変
更処理を行っている。すなわち直流信号成分のオフセッ
トによって、交流信号的な振幅ゼロ軸が、本来のゼロ軸
と差異を生じ、ある一定時間以上ゼロクロスが検出でき
ない場合でも、ゼロクロス監視処理内の時間管理によっ
て、強制的に係数変更を行うため、確実に利得変更処理
が出来るという効果を有する。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の利得可変装置の実施例における構成を
示すブロック図
【図2】同実施例の乗算器での係数によるデジタルオー
ディオ信号の利得可変状態を示す特性図
【図3】同実施例の被信号を利得制御した場合の波形を
示す波形図
【図4】同実施例のゼロクロスの発生状態を示す波形図
【図5】同実施例のゼロクロスの検出状態を示すタイミ
ング図
【図6】同実施例のDSPでの1サンプリング周期の処
理手順を示すフロー図
【図7】同実施例のDSPでの1サンプリング周期の処
理手順を示すフロー図
【図8】従来のデジタル信号処理による利得可変装置の
構成を示すブロック図
【図9】従来例にあって異音の発生状態を説明するため
の波形図
【符号の説明】
102,106a,106b LPF 103 A/Dコンバータ 104 DSP 105a,105b D/Aコンバータ 107a〜107d 増幅器 109 制御部 110 利得指示部 111a,111b,112a,112b HPF 113a〜113d 乗算器 114 係数変更処理部 115 ゼロクロス監視処理部 116a〜116d 更新係数格納メモリ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルオーディオ信号の乗算処理を行
    うデジタルシグナルプロセッサと、前記デジタルシグナ
    ルプロセッサを制御する制御手段とを備え、前記制御手
    段は、前記デジタルオーディオ信号が振幅ゼロ軸を交差
    するタイミングの監視処理を行い、かつ、前記タイミン
    グに同期して前記乗算処理の際の利得の変更を行うとと
    もに、所定時間以上前記タイミングが無いときは、強制
    的に前記乗算処理の利得の変更を行うことを特徴とする
    利得可変装置。
  2. 【請求項2】 前記乗算処理の対象となるデジタルオー
    ディオ信号の再生周波数帯域を制限し、この再生周波数
    帯域の下限値に応じて、前記タイミングの監視処理内で
    の時間管理処理の条件を設定することを特徴とする請求
    項1記載の利得可変装置。
  3. 【請求項3】 デジタルオーディオ信号が振幅ゼロ軸を
    交差するタイミングの監視処理を行い、かつ、前記タイ
    ミングに同期して前記デジタルオーディオ信号の乗算処
    理の際の利得の変更を行うとともに、所定時間以上前記
    タイミングが無いときは、強制的に前記乗算処理の利得
    の変更を行うことを特徴とする利得可変方法。
  4. 【請求項4】 前記乗算処理の対象となるデジタルオー
    ディオ信号の再生周波数帯域を制限し、この再生周波数
    帯域の下限値に応じて、前記タイミングの監視処理内で
    の時間管理処理の条件を設定することを特徴とする請求
    項3記載の利得可変方法。
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