JPH0524249B2 - - Google Patents
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- JPH0524249B2 JPH0524249B2 JP1059385A JP1059385A JPH0524249B2 JP H0524249 B2 JPH0524249 B2 JP H0524249B2 JP 1059385 A JP1059385 A JP 1059385A JP 1059385 A JP1059385 A JP 1059385A JP H0524249 B2 JPH0524249 B2 JP H0524249B2
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- Japan
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- tube
- row
- changing
- bobbin
- pipe
- Prior art date
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Links
- 241001061260 Emmelichthys struhsakeri Species 0.000 claims description 7
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 35
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
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- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H9/00—Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
- D01H9/02—Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for removing completed take-up packages and replacing by bobbins, cores, or receptacles at take-up stations; Transferring material between adjacent full and empty take-up elements
- D01H9/08—Doffing arrangements independent of spinning or twisting machines
- D01H9/10—Doffing carriages ; Loading carriages with cores
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、上部支持式フライヤを千鳥状に配備
した複列式の粗紡機前面に沿つて機台一端から他
端へ向けて移動停止自在に設けられ、粗紡機との
間で満、空ボビンの管替えを行う粗紡機の管替機
に関するものである。
した複列式の粗紡機前面に沿つて機台一端から他
端へ向けて移動停止自在に設けられ、粗紡機との
間で満、空ボビンの管替えを行う粗紡機の管替機
に関するものである。
従来の技術
従来、前記のようなワゴン型式の管替機につい
ては例えば特開昭50−89642号に開示されている。
この装置は、粗紡機の満ボビンを2錘ずつ取り出
す、あるいは空ボビンを2本ずつ供給するための
管支持機構を備えると共にボビンの授受を行なう
管保留機構を備えたワゴン型式の管替装置本体
と、粗紡機に沿つて配設された管搬送機構とから
構成され、この管搬送機構はいくつかの搬送パレ
ツトを備え、この搬送パレツトには管支持機構の
管支持間隔(前後間隔)に等しい間隔で複数対の
管ホルダーが千鳥状に取り付けられると共にその
管ホルダーの前、後列における左右のピツチが精
紡機側のボビンピツチに合せてある。この装置に
よれば、搬送パレツトに装着された前、後各1本
ずつの空ボビンと、粗紡機のボビンレール上の
前、後各1錘ずつの満ボビンとを対向させ、管支
持機構によつて搬送パレツトから空ボビンを2本
取り出して管保留機構に保留せしめ、次いでボビ
ンレール上の前記2錘の満ボビンを管支持機構に
よつて取り出し、前記空ボビンが装着されていた
搬送パレツトの管ホルダーに前記満ボビンを装着
し、次いで管支持機構を移動させて前記管保留機
構に領けた空ボビンを粗紡機のボビンレール上の
前記満ボビンを取り出した位置へ供給する。これ
が1回目の管替動作で、次いで管替装置本体を粗
紡機のボビンピツチの1ピツチ分移動させると共
に前記搬送パレツトを粗紡機のボビンピツチと搬
送パレツトのピツチの差だけ移動させて次の管替
動作に備えるようにしてあり、こうして次々と管
替を行なうことで粗紡機側の前、後列夫々のボビ
ンピツチを精紡機側のボビンピツチに変換して操
業上有利となるようにしてある。ところがこのよ
うな装置によれば満ボビンの玉揚げは2錘ずつし
かできないため玉揚作業の効率が悪いという欠点
があつた。しかも搬送パレツトの管ホルダーの前
後方向ピツチは粗紡機のフライヤの前、後列間隔
と同じであるため、搬送パレツトの幅が粗紡機の
ボビンレールの幅と略同一となり、粗紡機前面に
こうして搬送パレツトを備えた管搬送機構を配置
すると、管替装置本体と粗紡機との距離が大きく
なつて必然的に管支持機構のストロークが長くな
り、強度的に不利となる等の問題があつた。
ては例えば特開昭50−89642号に開示されている。
この装置は、粗紡機の満ボビンを2錘ずつ取り出
す、あるいは空ボビンを2本ずつ供給するための
管支持機構を備えると共にボビンの授受を行なう
管保留機構を備えたワゴン型式の管替装置本体
と、粗紡機に沿つて配設された管搬送機構とから
構成され、この管搬送機構はいくつかの搬送パレ
ツトを備え、この搬送パレツトには管支持機構の
管支持間隔(前後間隔)に等しい間隔で複数対の
管ホルダーが千鳥状に取り付けられると共にその
管ホルダーの前、後列における左右のピツチが精
紡機側のボビンピツチに合せてある。この装置に
よれば、搬送パレツトに装着された前、後各1本
ずつの空ボビンと、粗紡機のボビンレール上の
前、後各1錘ずつの満ボビンとを対向させ、管支
持機構によつて搬送パレツトから空ボビンを2本
取り出して管保留機構に保留せしめ、次いでボビ
ンレール上の前記2錘の満ボビンを管支持機構に
よつて取り出し、前記空ボビンが装着されていた
搬送パレツトの管ホルダーに前記満ボビンを装着
し、次いで管支持機構を移動させて前記管保留機
構に領けた空ボビンを粗紡機のボビンレール上の
前記満ボビンを取り出した位置へ供給する。これ
が1回目の管替動作で、次いで管替装置本体を粗
紡機のボビンピツチの1ピツチ分移動させると共
に前記搬送パレツトを粗紡機のボビンピツチと搬
送パレツトのピツチの差だけ移動させて次の管替
動作に備えるようにしてあり、こうして次々と管
替を行なうことで粗紡機側の前、後列夫々のボビ
ンピツチを精紡機側のボビンピツチに変換して操
業上有利となるようにしてある。ところがこのよ
うな装置によれば満ボビンの玉揚げは2錘ずつし
かできないため玉揚作業の効率が悪いという欠点
があつた。しかも搬送パレツトの管ホルダーの前
後方向ピツチは粗紡機のフライヤの前、後列間隔
と同じであるため、搬送パレツトの幅が粗紡機の
ボビンレールの幅と略同一となり、粗紡機前面に
こうして搬送パレツトを備えた管搬送機構を配置
すると、管替装置本体と粗紡機との距離が大きく
なつて必然的に管支持機構のストロークが長くな
り、強度的に不利となる等の問題があつた。
発明が解決しようとする問題点
本願出願人は前記問題点を解決するために、粗
紡機前面に沿つて移動停止自在な管替機に、粗紡
機前面に向けて前後、昇降する管替バーを備え、
この管替バーに粗紡機の千鳥状の上部支持式フラ
イヤと対応可能な前、後列用管交換腕を交互に備
え、これらの交換腕の左右、前後方向間隔変更装
置を配設し、粗紡機から、粗紡機のピツチで千鳥
状に取出した満ボビンの前後、左右の間隔を次工
程(精紡機)に搬送するのに最適な間隔に変更し
得て特にその前後間隔を小さくすることで、粗紡
機から精紡機へのボビン搬送装置の幅を小さくで
きると共に、2錘以上のボビンを取扱うことがで
きるものを既に出願している(特開昭60−139835
号)。本願は前記出願を基盤にした出願に係るも
のである。
紡機前面に沿つて移動停止自在な管替機に、粗紡
機前面に向けて前後、昇降する管替バーを備え、
この管替バーに粗紡機の千鳥状の上部支持式フラ
イヤと対応可能な前、後列用管交換腕を交互に備
え、これらの交換腕の左右、前後方向間隔変更装
置を配設し、粗紡機から、粗紡機のピツチで千鳥
状に取出した満ボビンの前後、左右の間隔を次工
程(精紡機)に搬送するのに最適な間隔に変更し
得て特にその前後間隔を小さくすることで、粗紡
機から精紡機へのボビン搬送装置の幅を小さくで
きると共に、2錘以上のボビンを取扱うことがで
きるものを既に出願している(特開昭60−139835
号)。本願は前記出願を基盤にした出願に係るも
のである。
問題点を解決するための手段
本発明では、前記のような管替機において、前
列用管交換腕を備えた前列用スライダと、後列用
管交換腕を前後動自在に備えた後列用スライダと
を機台長手方向に移動するように交互に配設する
と共に管替バーと平行な2本のスプライン軸を回
動自在に軸支し、これらのスプライン軸を駆動装
置に連結し、両側にカム溝を削設した溝カムを前
記前、後列用スライダ間に対応させて夫々一方の
スプライン軸にスプライン嵌合し、かつ、そのう
ちの一つの溝カムを管替バーに固着した左右移動
規制部材により左右移動を規制し、前記前、後列
用スライダには前記カム溝に対応して案内体を設
け、この案内体を夫々対応するカム溝に係合して
左右間隔変更装置を構成し、前記後列用スライダ
に回動自在に設けたピニオンを前記他方のスプラ
イン軸にスプライン嵌合させ、そのピニオンに前
記後列用管交換腕に削設したラツクを噛合させて
前後間隔変更装置を構成したことを特徴とする。
列用管交換腕を備えた前列用スライダと、後列用
管交換腕を前後動自在に備えた後列用スライダと
を機台長手方向に移動するように交互に配設する
と共に管替バーと平行な2本のスプライン軸を回
動自在に軸支し、これらのスプライン軸を駆動装
置に連結し、両側にカム溝を削設した溝カムを前
記前、後列用スライダ間に対応させて夫々一方の
スプライン軸にスプライン嵌合し、かつ、そのう
ちの一つの溝カムを管替バーに固着した左右移動
規制部材により左右移動を規制し、前記前、後列
用スライダには前記カム溝に対応して案内体を設
け、この案内体を夫々対応するカム溝に係合して
左右間隔変更装置を構成し、前記後列用スライダ
に回動自在に設けたピニオンを前記他方のスプラ
イン軸にスプライン嵌合させ、そのピニオンに前
記後列用管交換腕に削設したラツクを噛合させて
前後間隔変更装置を構成したことを特徴とする。
作 用
前記構成によれば、例えば満ボビンを玉揚げす
る場合には、粗紡機前面の所定の管替位置に管替
機が停止され、ボビンレール上で千鳥状の満ボビ
ンを前、後列用管交換腕で千鳥状に取出し、スプ
ライン軸を介して駆動される溝カムにより前、後
列用スライダの左右間隔を変更すると共に後列用
管交換腕を前後方向に移動させて前後間隔を変更
して満ボビンの間隔を精紡機へ搬送する際の最適
な間隔にする。
る場合には、粗紡機前面の所定の管替位置に管替
機が停止され、ボビンレール上で千鳥状の満ボビ
ンを前、後列用管交換腕で千鳥状に取出し、スプ
ライン軸を介して駆動される溝カムにより前、後
列用スライダの左右間隔を変更すると共に後列用
管交換腕を前後方向に移動させて前後間隔を変更
して満ボビンの間隔を精紡機へ搬送する際の最適
な間隔にする。
実施例
第1〜3図において、1は粗紡機を示し、その
トツプレール2に前、後列に上部支持式フライヤ
3…が千鳥状に吊持され、その上部支持式フライ
ヤ3…は1スタツフに4本ずつ一群としてその隣
り合うピツチをP1に保ち、また、この群相互で
隣り合うフライヤ間のピツチをP2に保ち、前後
間隔をLに設定されており、そのフライヤ3…は
トツプレール2内に配置した駆動軸及び歯車を介
して高速回転される。これらのフライヤ3…の下
方にはボビンレール4が配備され、そのボビンレ
ール4には、フライヤ3…と同心のボビンホイー
ル5a,5b…が配置され、駆動軸と歯車を介し
て高速回転される。ボビンホイール5a,5b…
の上部にはボビンレール4上面から突出してい
る。
トツプレール2に前、後列に上部支持式フライヤ
3…が千鳥状に吊持され、その上部支持式フライ
ヤ3…は1スタツフに4本ずつ一群としてその隣
り合うピツチをP1に保ち、また、この群相互で
隣り合うフライヤ間のピツチをP2に保ち、前後
間隔をLに設定されており、そのフライヤ3…は
トツプレール2内に配置した駆動軸及び歯車を介
して高速回転される。これらのフライヤ3…の下
方にはボビンレール4が配備され、そのボビンレ
ール4には、フライヤ3…と同心のボビンホイー
ル5a,5b…が配置され、駆動軸と歯車を介し
て高速回転される。ボビンホイール5a,5b…
の上部にはボビンレール4上面から突出してい
る。
次に管替機ADについて説明する。管替機AD
において6は管替機本体で、その底板7には車軸
8と一体的な走行用車輪9,9が走行方向の前後
に一対、軸受10を介して回動自在に取付けら
れ、底板7に固設された図示しない走行用モータ
により夫々の走行用車輪9,9が前記粗紡機1の
前側床面に粗紡機1の長手方向全長に亘つて敷設
した走行用レール15,15上を転動するように
なつている。16…はこの走行用レール15,1
5の粗紡機1側床面上に機台長手方向に沿つてボ
ビンホイール5a,5bのピツチのうち、ピツチ
P2の中心に一致して、しかも2スタツフ間隔P
3(=6×P1+2×P2)にて配設された複数
の近接体で(この近接体16…を含む垂直面を粗
紡機1の管替中心CL1,CL2…とする)、一方、
管替機本体6には後述する管替バー18a,18
bの第4番目と第5番目の前、後列用管交換腕の
ピツチの中心に一致して前記近接体16を検出可
能な近接スイツチ17が取付けられ(この近接ス
イツチ17を含む垂直面を管替機ADの管替中心
CLとする)、管替機ADが走行用レール15,1
5上を粗紡機1前面に沿つて移動し、近接体16
と近接スイツチ17が対向すると管替位置に停止
するようになつている。
において6は管替機本体で、その底板7には車軸
8と一体的な走行用車輪9,9が走行方向の前後
に一対、軸受10を介して回動自在に取付けら
れ、底板7に固設された図示しない走行用モータ
により夫々の走行用車輪9,9が前記粗紡機1の
前側床面に粗紡機1の長手方向全長に亘つて敷設
した走行用レール15,15上を転動するように
なつている。16…はこの走行用レール15,1
5の粗紡機1側床面上に機台長手方向に沿つてボ
ビンホイール5a,5bのピツチのうち、ピツチ
P2の中心に一致して、しかも2スタツフ間隔P
3(=6×P1+2×P2)にて配設された複数
の近接体で(この近接体16…を含む垂直面を粗
紡機1の管替中心CL1,CL2…とする)、一方、
管替機本体6には後述する管替バー18a,18
bの第4番目と第5番目の前、後列用管交換腕の
ピツチの中心に一致して前記近接体16を検出可
能な近接スイツチ17が取付けられ(この近接ス
イツチ17を含む垂直面を管替機ADの管替中心
CLとする)、管替機ADが走行用レール15,1
5上を粗紡機1前面に沿つて移動し、近接体16
と近接スイツチ17が対向すると管替位置に停止
するようになつている。
次に18a,18bは夫々粗紡機1前面に対し
て前後動及び昇降するように管替機本体6に取付
けられた前後一対の管替バーで前側(粗紡機1に
近い側)の管替バー18aは満ボビン玉揚用、後
側(粗紡機1から遠い側)の管替バー18bは空
ボビン挿着用である。夫々の管替バー18a,1
8b及びその前後動、昇降機構は同一であるの
で、以下、満ボビン玉揚用の管替バー18aとそ
の前後動、昇降機構について説明する。第3図に
示すように19は前記走行用車輪9,9の軸受1
0,10上に固定された中板20の上に固定され
た管替バー18aの前後動用シリンダでそのシリ
ンダロツド21には、後述する右側のスプライン
軸回転用のラツク杆22(以下、右用ラツク杆2
2と記す)が接続され、前記中板20上面に回動
可能に支持された案内輪23,23に下面を案内
されると共に背面を押されて左右に水平移動する
ようにしてある。この右用ラツク杆22はその両
端部分粗紡機側面にラツク24a,24bが形成
されている。25は左側スプライン軸回転用のラ
ツク杆(以下、左用ラツク杆25と記す)で、そ
の左端部には粗紡機側面に、また右端部には前記
右用ラツク杆22の左端部分のラツク24aと対
向する面に夫々ラツク26b,26aが形成さ
れ、案内輪23,23に案内されて水平移動する
ようにしてある。左、右用ラツク杆22,25の
相対するラツク24a,26aは前記中板20に
垂直軸に回動自在に軸支されたピニオンギヤ27
と噛合し、右用ラツク杆22の動作をピニオンギ
ヤ27を介して左用ラツク杆25へ伝達するよう
にしてある。一方、28a,28bは左、右のス
プライン軸で第3図に示すようにその上、下端が
管替機本体6の側板29,29に夫々固設した
上、下のブラケツト30,30に挿通され、上下
方向を位置決めされると共に回動可能に支持され
ている。これらのスプライン軸28a,28bの
下端にはセクタギヤ31,31がキー等で一体的
に取付けられ、このセクタギヤ31,31は夫々
左、右用ラツク杆22,25のラツク26b,2
4bと噛合している。この左右のスプライン軸2
8a,28bには夫々スイングアーム32,32
のボス部が上下方向摺動可能にスプライン嵌合さ
れている。このボス部はその下部が小径に形成さ
れ、この小径部には昇降用案内環33,33が回
動自在に嵌合されている。管替バー18aには第
4図に示すようにその底板34の左右部分に、長
手方向の長孔35,35が夫々形成されている。
また、36,36は案内ラツク杆で夫々管替バー
18aの前、後板37,38の内面及び底板34
に摺接すると共に底板34に垂直軸によつて回動
可能に支持されたガイドローラ39,39によつ
て左右にのみ移動するように装備され、管替バー
18aの中央に位置する部分には対向してラツク
40,40が形成されこれらのラツク40,40
は底板34に回動するように軸支したキヤリアピ
ニオンギヤ41と噛合している。これらの案内ラ
ツク杆36,36は夫々他端部がL字状取付部3
6a,36aに形成され、取付孔36b,36b
が穿設されている。これらの取付孔36b,36
bには夫々摺動ピン42,42が回動可能に挿通
され、これらの摺動ピン42,42は更に管替バ
ー18aの長孔35,35に夫々摺動するように
嵌装され、前記スイングアーム32,32先端に
固定されている(第4図)。次に43は左側のス
プライン軸28aの左側において管替機本体6の
天板44から下方へ向けて垂設された昇降用シリ
ンダで、そのシリンダロツド43a先端には上下
方向に一対のキヤリアスプロケツト45a,45
bを回動自在に軸支したスプロケツトホルダ46
が取付けられている。47は管替機本体6の下方
において、左右方向に亘つて設けられた昇降用同
調シヤフトで管替機本体6に回動するように支持
され、その左右端部にはドライブスプロケツト4
8a,48bがキー連結されている。49a,4
9bは前記ドライブスプロケツト48a,48b
の上方で管替機本体6の左右の側板29,29に
取付けた水平軸に回動自在に軸支されたスプロケ
ツトである。50は昇降用チエーンで、一端が管
替機本体6の天板44に固定され、スプロケツト
ホラダ46の上スプロケツト45a、スプロケツ
ト49a、ドライブスプロケツト48a、スプロ
ケツトホルダ46の下スプロケツト45bの順に
巻回され、他端が底板7に固定されている。ま
た、ドライブスプロケツト48bとスプロケツト
49b間には従動チエーン51が巻回されてい
る。スプロケツト49a,49bとドライブスプ
ロケツト48a,48b間に位置する昇降用チエ
ーン50及び従動チエーン51には夫々前記左右
の昇降用案内環33,33が接続されている。
て前後動及び昇降するように管替機本体6に取付
けられた前後一対の管替バーで前側(粗紡機1に
近い側)の管替バー18aは満ボビン玉揚用、後
側(粗紡機1から遠い側)の管替バー18bは空
ボビン挿着用である。夫々の管替バー18a,1
8b及びその前後動、昇降機構は同一であるの
で、以下、満ボビン玉揚用の管替バー18aとそ
の前後動、昇降機構について説明する。第3図に
示すように19は前記走行用車輪9,9の軸受1
0,10上に固定された中板20の上に固定され
た管替バー18aの前後動用シリンダでそのシリ
ンダロツド21には、後述する右側のスプライン
軸回転用のラツク杆22(以下、右用ラツク杆2
2と記す)が接続され、前記中板20上面に回動
可能に支持された案内輪23,23に下面を案内
されると共に背面を押されて左右に水平移動する
ようにしてある。この右用ラツク杆22はその両
端部分粗紡機側面にラツク24a,24bが形成
されている。25は左側スプライン軸回転用のラ
ツク杆(以下、左用ラツク杆25と記す)で、そ
の左端部には粗紡機側面に、また右端部には前記
右用ラツク杆22の左端部分のラツク24aと対
向する面に夫々ラツク26b,26aが形成さ
れ、案内輪23,23に案内されて水平移動する
ようにしてある。左、右用ラツク杆22,25の
相対するラツク24a,26aは前記中板20に
垂直軸に回動自在に軸支されたピニオンギヤ27
と噛合し、右用ラツク杆22の動作をピニオンギ
ヤ27を介して左用ラツク杆25へ伝達するよう
にしてある。一方、28a,28bは左、右のス
プライン軸で第3図に示すようにその上、下端が
管替機本体6の側板29,29に夫々固設した
上、下のブラケツト30,30に挿通され、上下
方向を位置決めされると共に回動可能に支持され
ている。これらのスプライン軸28a,28bの
下端にはセクタギヤ31,31がキー等で一体的
に取付けられ、このセクタギヤ31,31は夫々
左、右用ラツク杆22,25のラツク26b,2
4bと噛合している。この左右のスプライン軸2
8a,28bには夫々スイングアーム32,32
のボス部が上下方向摺動可能にスプライン嵌合さ
れている。このボス部はその下部が小径に形成さ
れ、この小径部には昇降用案内環33,33が回
動自在に嵌合されている。管替バー18aには第
4図に示すようにその底板34の左右部分に、長
手方向の長孔35,35が夫々形成されている。
また、36,36は案内ラツク杆で夫々管替バー
18aの前、後板37,38の内面及び底板34
に摺接すると共に底板34に垂直軸によつて回動
可能に支持されたガイドローラ39,39によつ
て左右にのみ移動するように装備され、管替バー
18aの中央に位置する部分には対向してラツク
40,40が形成されこれらのラツク40,40
は底板34に回動するように軸支したキヤリアピ
ニオンギヤ41と噛合している。これらの案内ラ
ツク杆36,36は夫々他端部がL字状取付部3
6a,36aに形成され、取付孔36b,36b
が穿設されている。これらの取付孔36b,36
bには夫々摺動ピン42,42が回動可能に挿通
され、これらの摺動ピン42,42は更に管替バ
ー18aの長孔35,35に夫々摺動するように
嵌装され、前記スイングアーム32,32先端に
固定されている(第4図)。次に43は左側のス
プライン軸28aの左側において管替機本体6の
天板44から下方へ向けて垂設された昇降用シリ
ンダで、そのシリンダロツド43a先端には上下
方向に一対のキヤリアスプロケツト45a,45
bを回動自在に軸支したスプロケツトホルダ46
が取付けられている。47は管替機本体6の下方
において、左右方向に亘つて設けられた昇降用同
調シヤフトで管替機本体6に回動するように支持
され、その左右端部にはドライブスプロケツト4
8a,48bがキー連結されている。49a,4
9bは前記ドライブスプロケツト48a,48b
の上方で管替機本体6の左右の側板29,29に
取付けた水平軸に回動自在に軸支されたスプロケ
ツトである。50は昇降用チエーンで、一端が管
替機本体6の天板44に固定され、スプロケツト
ホラダ46の上スプロケツト45a、スプロケツ
ト49a、ドライブスプロケツト48a、スプロ
ケツトホルダ46の下スプロケツト45bの順に
巻回され、他端が底板7に固定されている。ま
た、ドライブスプロケツト48bとスプロケツト
49b間には従動チエーン51が巻回されてい
る。スプロケツト49a,49bとドライブスプ
ロケツト48a,48b間に位置する昇降用チエ
ーン50及び従動チエーン51には夫々前記左右
の昇降用案内環33,33が接続されている。
次に管替バー18aに装着されている8個の
前、後列用管交換腕の左右間隔変更装置について
説明する。管替バー18aは第6図に示すように
上部が開口した箱型形状をしており、その上面は
摺動面52,52に形成されている。53,54
は夫々後述する前、後列用管交換腕を備えた前、
後列用スライダで、前記摺動面52,52上に第
2図のように左側から後列用、前列用…と交互に
載置され、管替バー18aの前、後板37,38
に固設したスライダホルダ55,55によつて前
後方向が規制されて左右移動自在になつている。
この管替バー18aにはスプライン軸62,73
が機台長手方向に沿つて回動自在に支持され、ス
プライン軸62とスプライン軸73とはギヤ6
3,74を介して駆動装置65に連結されてい
る。スプライン軸62には前、後列用スライダ5
3,54間に対応して、両側に一条ずつのカム溝
56A,56B又は59A,59Bを刻設した溝
カム56,59が摺動自在にスプライン嵌合さ
れ、そのうちの一つの溝カム、本実施例では中央
の溝カム56にリング溝58を形成し、このリン
グ溝58には管替バー18aに固着した移動規制
部材57が嵌入されていて溝カム56の左右移動
のみ規制されている。これらの溝カム56のカム
溝56A,56Bは第6図に示す所定角度θ(始
点Aから終点Bまで)回動したときスライダ間ピ
ツチをPからP2(又はその逆)に変更するよう
にカム溝56A,56Bの軸方向距離の差L1−
L2がピツチ差P2−Pに設定され、同様にカム
溝59A,59Bはスライダ間ピツチをPからP
1(又はその逆)に変更するようにL4−L3=
P−P1に設定されている。前記前、後列用スラ
イダ53,54の下面には前記カム溝56A,5
6B,59A,59Bと対応する位置にカムフオ
ロア60…が設けられ、これらのカムフオロア6
0は夫々対応するカム溝に係合し、前、後列用ス
ライダ53,54はその両端のものを除いて隣接
する2つの溝カム(56と59又は59と59)
にまたがつて左右間隔変更装置が構成されてい
る。前記前列用スライダ53は粗紡機1の前列の
上部支持式スライヤ(ボビンホイール5aと対向
しているフライヤ)と対向可能な前列用管交換腕
66を一体に備えており、先端が2叉のフオーク
67に形成されて、ボビン頂部の鍔部B1に下か
ら係合するようになつている。また、68は粗紡
機1の後列の上部支持式フライヤ(ボビンホイー
ル5bと対向しているフライヤ)と対向可能な後
列用管交換腕で左右2本のガイド杆69,69の
先端に2叉のフオーク67を備えており、前記後
列用スライダ54の摺動孔70,70に夫々ガイ
ド杆69,69が挿通されて前後方向摺動自在に
してある。これらのガイド杆69,69の下側に
はラツク71が刻設されている。これらのラツク
71には後列用スライダ54に回動自在に支持さ
れたピニオン72が噛合され、このピニオン72
はスプライン軸73に摺動するようにスプライン
嵌合され、このスプライン軸73は前列用スライ
ダ53に対しては遊嵌されて前後間隔変更装置が
構成されている。そしてギヤ63,74の歯数や
ピニオン72の歯数、モジユールは、ピツチ変更
が行なわれるとき、つまり、、スプライン軸62
がθだけ回転したときに丁度後列用管交換腕68
がLだけ移動するように設定され、粗紡機の千鳥
状配列から一列で精紡クリールのボビン配列に一
致した状態への変更動作(又はその逆)を一つの
駆動装置65で同期的に行なうようになつてい
る。また、第1図に示す75,75は後述するボ
ビン搬送装置の位置決めブロツクと係合する位置
決めピン76,76を先端に備えた位置決めシリ
ンダで、管替機本体6の左右側板29,29に取
付けられている。
前、後列用管交換腕の左右間隔変更装置について
説明する。管替バー18aは第6図に示すように
上部が開口した箱型形状をしており、その上面は
摺動面52,52に形成されている。53,54
は夫々後述する前、後列用管交換腕を備えた前、
後列用スライダで、前記摺動面52,52上に第
2図のように左側から後列用、前列用…と交互に
載置され、管替バー18aの前、後板37,38
に固設したスライダホルダ55,55によつて前
後方向が規制されて左右移動自在になつている。
この管替バー18aにはスプライン軸62,73
が機台長手方向に沿つて回動自在に支持され、ス
プライン軸62とスプライン軸73とはギヤ6
3,74を介して駆動装置65に連結されてい
る。スプライン軸62には前、後列用スライダ5
3,54間に対応して、両側に一条ずつのカム溝
56A,56B又は59A,59Bを刻設した溝
カム56,59が摺動自在にスプライン嵌合さ
れ、そのうちの一つの溝カム、本実施例では中央
の溝カム56にリング溝58を形成し、このリン
グ溝58には管替バー18aに固着した移動規制
部材57が嵌入されていて溝カム56の左右移動
のみ規制されている。これらの溝カム56のカム
溝56A,56Bは第6図に示す所定角度θ(始
点Aから終点Bまで)回動したときスライダ間ピ
ツチをPからP2(又はその逆)に変更するよう
にカム溝56A,56Bの軸方向距離の差L1−
L2がピツチ差P2−Pに設定され、同様にカム
溝59A,59Bはスライダ間ピツチをPからP
1(又はその逆)に変更するようにL4−L3=
P−P1に設定されている。前記前、後列用スラ
イダ53,54の下面には前記カム溝56A,5
6B,59A,59Bと対応する位置にカムフオ
ロア60…が設けられ、これらのカムフオロア6
0は夫々対応するカム溝に係合し、前、後列用ス
ライダ53,54はその両端のものを除いて隣接
する2つの溝カム(56と59又は59と59)
にまたがつて左右間隔変更装置が構成されてい
る。前記前列用スライダ53は粗紡機1の前列の
上部支持式スライヤ(ボビンホイール5aと対向
しているフライヤ)と対向可能な前列用管交換腕
66を一体に備えており、先端が2叉のフオーク
67に形成されて、ボビン頂部の鍔部B1に下か
ら係合するようになつている。また、68は粗紡
機1の後列の上部支持式フライヤ(ボビンホイー
ル5bと対向しているフライヤ)と対向可能な後
列用管交換腕で左右2本のガイド杆69,69の
先端に2叉のフオーク67を備えており、前記後
列用スライダ54の摺動孔70,70に夫々ガイ
ド杆69,69が挿通されて前後方向摺動自在に
してある。これらのガイド杆69,69の下側に
はラツク71が刻設されている。これらのラツク
71には後列用スライダ54に回動自在に支持さ
れたピニオン72が噛合され、このピニオン72
はスプライン軸73に摺動するようにスプライン
嵌合され、このスプライン軸73は前列用スライ
ダ53に対しては遊嵌されて前後間隔変更装置が
構成されている。そしてギヤ63,74の歯数や
ピニオン72の歯数、モジユールは、ピツチ変更
が行なわれるとき、つまり、、スプライン軸62
がθだけ回転したときに丁度後列用管交換腕68
がLだけ移動するように設定され、粗紡機の千鳥
状配列から一列で精紡クリールのボビン配列に一
致した状態への変更動作(又はその逆)を一つの
駆動装置65で同期的に行なうようになつてい
る。また、第1図に示す75,75は後述するボ
ビン搬送装置の位置決めブロツクと係合する位置
決めピン76,76を先端に備えた位置決めシリ
ンダで、管替機本体6の左右側板29,29に取
付けられている。
次にボビン搬送装置のボビン搬送具81につい
て説明する。78は粗紡機1の前列のボビンホイ
ール列5a…の鉛直上方に天井より架設された基
板77より吊設された搬送レールで、粗糸ボビン
搬送用の搬送具81がこの搬送レール78に沿つ
て走行可能に懸装され、その搬送具81の基板8
2の下側に長手方向に互いに精紡クリールのボビ
ンピツチPを保つて複数個(実施例では6個)の
管支持具83…が吊設され、この基板82の上面
には管支持具83…の間隔の2倍の間隔P4を保
つた3本の割出ピン84が第9図に示すようにそ
の両端を基板82の両側から突出させて固着され
ている。このような搬送具81は、前、後の搬送
具81,81が精紡クリールのボビン間隔Pを保
つように連結杆85を介してピン連結され、その
連結した多数組の搬送具81…が適宜な移送装置
で搬送レール78に沿つて移送するようにしてあ
る。第11図に示すように搬送具81…の管支持
具83の4個目と5個目のピツチ中心に搬送具8
1の管替中心L1が設定され、以下管支持具83
の8ピツチおきに管替中心L2,L3…が設定さ
れている。空ボビンEBを吊持して移送されてき
た多数組の搬送具81…は搬送レール78上に設
定した空、満ボビンの最初の受渡し位置(搬送具
81の管替中心L1と粗紡機1の管替中心CL1
が一致した位置)に停止されるようにしてある。
て説明する。78は粗紡機1の前列のボビンホイ
ール列5a…の鉛直上方に天井より架設された基
板77より吊設された搬送レールで、粗糸ボビン
搬送用の搬送具81がこの搬送レール78に沿つ
て走行可能に懸装され、その搬送具81の基板8
2の下側に長手方向に互いに精紡クリールのボビ
ンピツチPを保つて複数個(実施例では6個)の
管支持具83…が吊設され、この基板82の上面
には管支持具83…の間隔の2倍の間隔P4を保
つた3本の割出ピン84が第9図に示すようにそ
の両端を基板82の両側から突出させて固着され
ている。このような搬送具81は、前、後の搬送
具81,81が精紡クリールのボビン間隔Pを保
つように連結杆85を介してピン連結され、その
連結した多数組の搬送具81…が適宜な移送装置
で搬送レール78に沿つて移送するようにしてあ
る。第11図に示すように搬送具81…の管支持
具83の4個目と5個目のピツチ中心に搬送具8
1の管替中心L1が設定され、以下管支持具83
の8ピツチおきに管替中心L2,L3…が設定さ
れている。空ボビンEBを吊持して移送されてき
た多数組の搬送具81…は搬送レール78上に設
定した空、満ボビンの最初の受渡し位置(搬送具
81の管替中心L1と粗紡機1の管替中心CL1
が一致した位置)に停止されるようにしてある。
次にボビン搬送具移送装置は、粗紡機1上方に
長手方向全長に亘つて配設されたレール93に沿
つて移動する移送装置本体94に、前記搬送具8
1…の割出しピン84と係合する送りドラム10
0を割出しピン84と係脱可能に揺動するように
支持し、この送りドラム100はモータ111で
回動されるようにしてあり、割出しピン84を4
ピツチ分(4×4P)ずつ移動するようにしてあ
る。この送りドラム100は前記搬送具81…が
最初の受渡し位置に、また移送装置本体94が待
機位置(管替機ADが一回目の管替位置にある
時、この管替機AD上方で対向した位置)にあつ
て、送りドラム100を退避位置(第1図仮想線
の位置)から係合位置に到つた時に、丁度送りド
ラム100の送りカム溝99が割出しピン84と
係合するように送りドラム100の回転位置が設
定されている。また、移送装置本体94は前記の
ように管替機ADの上方に位置したとき、位置決
めシリンダ75,75の連結ピン76,76によ
り係合するようにしてある。
長手方向全長に亘つて配設されたレール93に沿
つて移動する移送装置本体94に、前記搬送具8
1…の割出しピン84と係合する送りドラム10
0を割出しピン84と係脱可能に揺動するように
支持し、この送りドラム100はモータ111で
回動されるようにしてあり、割出しピン84を4
ピツチ分(4×4P)ずつ移動するようにしてあ
る。この送りドラム100は前記搬送具81…が
最初の受渡し位置に、また移送装置本体94が待
機位置(管替機ADが一回目の管替位置にある
時、この管替機AD上方で対向した位置)にあつ
て、送りドラム100を退避位置(第1図仮想線
の位置)から係合位置に到つた時に、丁度送りド
ラム100の送りカム溝99が割出しピン84と
係合するように送りドラム100の回転位置が設
定されている。また、移送装置本体94は前記の
ように管替機ADの上方に位置したとき、位置決
めシリンダ75,75の連結ピン76,76によ
り係合するようにしてある。
次に作用について説明する。まず、移送装置本
体94が予めレール93上で設定された待機位置
で停止している。このとき、送りドラム100は
退避状態となつている。一定、空ボビンEBを吊
下した搬送具81…がボビン搬送具移送装置とは
別の適宜な移送装置によつて移送され、搬送具8
1…先端のリミツトドツグが図示しないリミツト
スイツチと係合して搬送具81…の管替中心L1
が粗紡機1の管替中心CL1に一致して搬送具8
1…は最初の受渡し位置に停止される。さて、こ
のように搬送具81…が最初の受渡し位置で、移
送装置本体94が待機位置にある粗紡機1から満
管指令が出ると、第11図aに示すように管替機
ADはその粗紡機1の前面に接台され、最初の近
接体16と近接スイツチ17が対向して最初の管
替位置に停止され、管替機AD、搬送具81…、
粗紡機1の夫々の管替中心CL、L1、CL1が一
致し、管替バー18a,18bは夫々第2図に示
す一列配列であつて、丁度受渡し位置にある8本
の空ボビンEBに対応している。同時に位置決め
シリンダ75,75が上方へ突出されて、先端の
連結ピン76,76が移送装置本体94に係合し
て管替機本体6と移送装置本体94とが一体的に
連結され、また、送りドラム100を退避状態か
ら係合状態へ移動させてその送りカム溝99が搬
送具81…の割出しピン84と係合される。次い
で満ボビン玉揚げ用の管替バー18aと空ボビン
挿着用の管替バー18bが同時に作動し始め、玉
揚げと空ボビン挿着が同時的に実行されるが、説
明上、先ず満ボビン玉揚げから説明する。満ボビ
ン玉揚げ用の管替バー18aが下降端位置で、か
つ後退端にある(これを原位置という)。この状
態(第1,2,8図)で駆動装置65によりスプ
ライン軸62を第6図において時計方向へ回動さ
せ、溝カム56,59を所定角度θだけ回転させ
るのであるが、溝カム56に注目すると、第5,
6,8図からわかるように始点Aから終点Bへ向
かつて回動したとき溝カム56と係合している
前、後列用スライダ53,54はそのピツチPが
粗紡機の管替中心CLを中心に左右に等距離拡が
つてP2に変更され、同時にその他の溝カム59
…も回動し、これらの溝カム59…と係合してい
る前、後列用スライダ53,54のピツチがPか
らP1に変更される。こうしてカム溝56A,5
6B,59A,59Bとカムフオロア60…との
係合による前、後列用スライダ53,54と溝カ
ム56,59の軸方向移動で管替中心CLに対し
て左右対称にピツチ変更が行われる。このとき、
各カム溝56A,56B,59A,59Bは、カ
ム溝の始点Aと終点Bの軸方向の距離の差(L1
−L2又はL4−L3)を粗紡機のピツチと精紡
クリールのピツチ差(P2−P又はP−P1)に
してあつてカム溝のリード角が大きくならないの
で、このカム溝内でのカムフオロア60の摺動が
極めてスムーズに行われる。この左右間隔変更と
同時にギヤ63,74を介してスプライン軸73
が回転され、後列用スライダ54のピニオン72
と後列用管交換腕68のラツク71,71を介し
て後列用管交換腕68を一列状態からピツチLだ
け前進させる。こうして管替バー18aが下降端
位置で、かつ後退端にあるときに、第2図に示す
一列配列から粗紡機1のボビンホイール5a,5
bの千鳥状配列に変更され、2スタツフ分の満ボ
ビンFBと対向する。次いで適宜なタイミングで、
前、後動用シリンダ19のシリンダロツド21を
左行させ、この動きは左、右用ラツク杆22,2
5、ピニオン27、左右のセクタギヤ31,31
を介して左右、のスプライン軸28a,28bを
内側へ回転させ、左右のスイングアーム32,3
2を粗紡機1側へ揺動させる。スイングアーム3
2,32が揺動すると、夫々先端の摺動ピン4
2,42が管替バー18aの左右の長孔35,3
5内を摺動して、案内ラツク杆36,36を夫々
左、右動させる。案内ラツク杆36,36はキヤ
リアピニオンギヤ41に夫々噛合しているので、
管替バー18aは左右にずれることなく真直に前
進し、その前、後列用管交換腕66,68のフオ
ーク67…がボビンレール4上で相対向する最初
の2スタツフ分(8錘)の千鳥状の前、後列の満
ボビンFBの頂部の鍔部B1下部へ進入する。次
いで昇降用シリンダ43のシリンダロツド43a
が僅か下降して左側の昇降用案内環33に連結さ
れている部分の昇降用チエーン50が上昇し、ま
た同調シヤフト47を介して右側の昇降用案内環
33に連結されている部分の従動チエーン51が
僅か上昇し、左右のスイングアーム32,32が
夫々スプライン軸28a,28bに沿つて摺動
し、上昇されて管替バー18aが上昇し、前、後
列用管交換腕66,68の夫々のフオーク67…
に満ボビンFBの鍔部B1が係合して満ボビンFB
を上方へ抜き上げる(第10図a、b)。次いで
前後動用シリンダ19のシリンダロツド21が右
行して前記と逆方向に左右のスプライン軸28
a,28bを回転させて管替バー18aをその
前、後列用管交換腕66,68に夫々満ボビン
FBを吊持したまま後退させて後退端にて停止し、
次いで駆動装置65が前記と逆回転して前後、左
右間隔変更装置を前記と逆に作動させて千鳥状配
列から一列配列に整列させる(第10図c)。次
いで適宜のタイミングで昇降用シリンダ43のシ
リンダロツド43aが大きく下降し、管替バー1
8aが上昇端下位置で停止し、前後動用シリンダ
19のシリンダロツド21が左行して管替バー1
8aが前進して管替バー18aは前進端で停止
し、一列配列で吊下された8錘の満ボビンFBが、
後述する空ボビンEBを取り外した一列の搬送具
81…の8個の管支持具83と…対応して夫々直
下へ位置し(第10図d)、昇降用シリンダ43
のシリンダロツド43aが僅か下降されて管替バ
ー18aが上昇し、夫々の管支持具83…に満ボ
ビンFBが挿入され、次いで、シリンダロツド4
3aが僅か上昇されて、管替バー18aが下降
し、満ボビンFBが管支持具83…に吊持されて
前、後列用管交換腕66,68のフオーク67上
面が満ボビンFBの頂部の鍔部B1下面より離れ
る(第10図e)。次いで前後動用シリンダ19
のシリンダロツド21が前進して管替バー18a
が後退し、管替バー18aが後退端で停止し、そ
のまま待機する(第10図f)。以上が満ボビン
玉揚げ動作である。
体94が予めレール93上で設定された待機位置
で停止している。このとき、送りドラム100は
退避状態となつている。一定、空ボビンEBを吊
下した搬送具81…がボビン搬送具移送装置とは
別の適宜な移送装置によつて移送され、搬送具8
1…先端のリミツトドツグが図示しないリミツト
スイツチと係合して搬送具81…の管替中心L1
が粗紡機1の管替中心CL1に一致して搬送具8
1…は最初の受渡し位置に停止される。さて、こ
のように搬送具81…が最初の受渡し位置で、移
送装置本体94が待機位置にある粗紡機1から満
管指令が出ると、第11図aに示すように管替機
ADはその粗紡機1の前面に接台され、最初の近
接体16と近接スイツチ17が対向して最初の管
替位置に停止され、管替機AD、搬送具81…、
粗紡機1の夫々の管替中心CL、L1、CL1が一
致し、管替バー18a,18bは夫々第2図に示
す一列配列であつて、丁度受渡し位置にある8本
の空ボビンEBに対応している。同時に位置決め
シリンダ75,75が上方へ突出されて、先端の
連結ピン76,76が移送装置本体94に係合し
て管替機本体6と移送装置本体94とが一体的に
連結され、また、送りドラム100を退避状態か
ら係合状態へ移動させてその送りカム溝99が搬
送具81…の割出しピン84と係合される。次い
で満ボビン玉揚げ用の管替バー18aと空ボビン
挿着用の管替バー18bが同時に作動し始め、玉
揚げと空ボビン挿着が同時的に実行されるが、説
明上、先ず満ボビン玉揚げから説明する。満ボビ
ン玉揚げ用の管替バー18aが下降端位置で、か
つ後退端にある(これを原位置という)。この状
態(第1,2,8図)で駆動装置65によりスプ
ライン軸62を第6図において時計方向へ回動さ
せ、溝カム56,59を所定角度θだけ回転させ
るのであるが、溝カム56に注目すると、第5,
6,8図からわかるように始点Aから終点Bへ向
かつて回動したとき溝カム56と係合している
前、後列用スライダ53,54はそのピツチPが
粗紡機の管替中心CLを中心に左右に等距離拡が
つてP2に変更され、同時にその他の溝カム59
…も回動し、これらの溝カム59…と係合してい
る前、後列用スライダ53,54のピツチがPか
らP1に変更される。こうしてカム溝56A,5
6B,59A,59Bとカムフオロア60…との
係合による前、後列用スライダ53,54と溝カ
ム56,59の軸方向移動で管替中心CLに対し
て左右対称にピツチ変更が行われる。このとき、
各カム溝56A,56B,59A,59Bは、カ
ム溝の始点Aと終点Bの軸方向の距離の差(L1
−L2又はL4−L3)を粗紡機のピツチと精紡
クリールのピツチ差(P2−P又はP−P1)に
してあつてカム溝のリード角が大きくならないの
で、このカム溝内でのカムフオロア60の摺動が
極めてスムーズに行われる。この左右間隔変更と
同時にギヤ63,74を介してスプライン軸73
が回転され、後列用スライダ54のピニオン72
と後列用管交換腕68のラツク71,71を介し
て後列用管交換腕68を一列状態からピツチLだ
け前進させる。こうして管替バー18aが下降端
位置で、かつ後退端にあるときに、第2図に示す
一列配列から粗紡機1のボビンホイール5a,5
bの千鳥状配列に変更され、2スタツフ分の満ボ
ビンFBと対向する。次いで適宜なタイミングで、
前、後動用シリンダ19のシリンダロツド21を
左行させ、この動きは左、右用ラツク杆22,2
5、ピニオン27、左右のセクタギヤ31,31
を介して左右、のスプライン軸28a,28bを
内側へ回転させ、左右のスイングアーム32,3
2を粗紡機1側へ揺動させる。スイングアーム3
2,32が揺動すると、夫々先端の摺動ピン4
2,42が管替バー18aの左右の長孔35,3
5内を摺動して、案内ラツク杆36,36を夫々
左、右動させる。案内ラツク杆36,36はキヤ
リアピニオンギヤ41に夫々噛合しているので、
管替バー18aは左右にずれることなく真直に前
進し、その前、後列用管交換腕66,68のフオ
ーク67…がボビンレール4上で相対向する最初
の2スタツフ分(8錘)の千鳥状の前、後列の満
ボビンFBの頂部の鍔部B1下部へ進入する。次
いで昇降用シリンダ43のシリンダロツド43a
が僅か下降して左側の昇降用案内環33に連結さ
れている部分の昇降用チエーン50が上昇し、ま
た同調シヤフト47を介して右側の昇降用案内環
33に連結されている部分の従動チエーン51が
僅か上昇し、左右のスイングアーム32,32が
夫々スプライン軸28a,28bに沿つて摺動
し、上昇されて管替バー18aが上昇し、前、後
列用管交換腕66,68の夫々のフオーク67…
に満ボビンFBの鍔部B1が係合して満ボビンFB
を上方へ抜き上げる(第10図a、b)。次いで
前後動用シリンダ19のシリンダロツド21が右
行して前記と逆方向に左右のスプライン軸28
a,28bを回転させて管替バー18aをその
前、後列用管交換腕66,68に夫々満ボビン
FBを吊持したまま後退させて後退端にて停止し、
次いで駆動装置65が前記と逆回転して前後、左
右間隔変更装置を前記と逆に作動させて千鳥状配
列から一列配列に整列させる(第10図c)。次
いで適宜のタイミングで昇降用シリンダ43のシ
リンダロツド43aが大きく下降し、管替バー1
8aが上昇端下位置で停止し、前後動用シリンダ
19のシリンダロツド21が左行して管替バー1
8aが前進して管替バー18aは前進端で停止
し、一列配列で吊下された8錘の満ボビンFBが、
後述する空ボビンEBを取り外した一列の搬送具
81…の8個の管支持具83と…対応して夫々直
下へ位置し(第10図d)、昇降用シリンダ43
のシリンダロツド43aが僅か下降されて管替バ
ー18aが上昇し、夫々の管支持具83…に満ボ
ビンFBが挿入され、次いで、シリンダロツド4
3aが僅か上昇されて、管替バー18aが下降
し、満ボビンFBが管支持具83…に吊持されて
前、後列用管交換腕66,68のフオーク67上
面が満ボビンFBの頂部の鍔部B1下面より離れ
る(第10図e)。次いで前後動用シリンダ19
のシリンダロツド21が前進して管替バー18a
が後退し、管替バー18aが後退端で停止し、そ
のまま待機する(第10図f)。以上が満ボビン
玉揚げ動作である。
次に、この満ボビン玉揚げ動作と並行して行わ
れる空ボビン挿着動作について説明するが、その
管替バー18bや前後列用管交換腕66,68、
左右、前後間隔交換装置等は満ボビン玉揚げ用の
ものと全く同一の構成であるので、以下、管替バ
ー18bの前、後列用管交換腕66,68の配列
状態と上下位置に注目して説明する。一列状態の
前、、後列用管交換腕66,68が上昇端下位置
にて後退端(原位置を示す、第10図a)から前
進端へ向けて移動し、前進端で僅かに上昇して上
昇端上位置で停止して空ボビンEBを持ち上げ、
僅かに下降して受渡し位置の一列の管支持具84
からフオーク67…に8本の空ボビンEBを吊下
し(第10図b)、次いでこのまま一列状態にて
後退して後退端で待機し(第10図c)、大きく
下降して下降端上位置で停止して左右、前後間隔
変更装置を作動させて前、後列用管交換腕66,
68の配列状態を一列配列して千鳥状配列に変更
し(第10図d)、前進して満ボビンFBを抜き取
られた後の千鳥状のボビンホイール5a,5bと
対応してその僅か上方で停止し、僅か下降して下
降端下位置にて停止してボビンホイール5a,5
bに空ボビンEBを挿入し(第10図e)、後退端
まで後退して前、後列用管交換腕66,68の配
列を千鳥状配列から一列配列に変更する(第10
図f)。
れる空ボビン挿着動作について説明するが、その
管替バー18bや前後列用管交換腕66,68、
左右、前後間隔交換装置等は満ボビン玉揚げ用の
ものと全く同一の構成であるので、以下、管替バ
ー18bの前、後列用管交換腕66,68の配列
状態と上下位置に注目して説明する。一列状態の
前、、後列用管交換腕66,68が上昇端下位置
にて後退端(原位置を示す、第10図a)から前
進端へ向けて移動し、前進端で僅かに上昇して上
昇端上位置で停止して空ボビンEBを持ち上げ、
僅かに下降して受渡し位置の一列の管支持具84
からフオーク67…に8本の空ボビンEBを吊下
し(第10図b)、次いでこのまま一列状態にて
後退して後退端で待機し(第10図c)、大きく
下降して下降端上位置で停止して左右、前後間隔
変更装置を作動させて前、後列用管交換腕66,
68の配列状態を一列配列して千鳥状配列に変更
し(第10図d)、前進して満ボビンFBを抜き取
られた後の千鳥状のボビンホイール5a,5bと
対応してその僅か上方で停止し、僅か下降して下
降端下位置にて停止してボビンホイール5a,5
bに空ボビンEBを挿入し(第10図e)、後退端
まで後退して前、後列用管交換腕66,68の配
列を千鳥状配列から一列配列に変更する(第10
図f)。
こうして最初の管替位置にて管替動作が完了す
ると、適宜なタイミングで管替機ADの駆動モー
タが駆動され、管替機ADが移送装置本体94と
共に粗紡機1に沿つて走行し、P3(=6×P1
+2×P2)のピツチで配設された次の近接体1
6を近接スイツチ17が検出すると駆動モータ1
2が停止されて管替機ADは二回目の管替位置で
停止する(第11図b)。この走行中に、管替バ
ー18a,18bは夫々原位置に復帰し、また、
移送装置本体94の駆動モータ111が駆動され
て送りドラム100を回動させ、割出しピン84
との係合により搬送具81を管替機ADの移動方
向と逆方向へ4×P4だけ移動させる。従つて搬
送具81…は一回の管替動作ごとに(4×P4−
P3)だけ粗紡機1に対して移動する。こうして
第11図bに示すように搬送具81…に吊下され
た次の8錘の空ボビンEB…が二回目の受渡し位
置に停止し、粗紡機1、管替機AD、搬送具81
…の夫々の管替中心CL2,CL,L2が一致し、
二回目の管替動作が実行される。こうした動作を
繰り返し、粗紡機1の端で最後の管替動作を完了
すると、適宜なタイミングにより移送装置本体9
4の送りドラム100を退避位置に揺動させ、そ
のカム溝99と搬送具81…の割出しピン84と
の係合を外し、次いで管替機ADの駆動モータを
逆転させて左方向へ移動させて一回目の管替位置
で停止させ、移送装置本体94は待機位置で待機
される。次いで管替機本体6の位置決めシリンダ
75,75の位置決めピン76,76が移送装置
本体94から外されて、管替機本体6は、次の満
管指令を出している粗紡機1へと移動する。
ると、適宜なタイミングで管替機ADの駆動モー
タが駆動され、管替機ADが移送装置本体94と
共に粗紡機1に沿つて走行し、P3(=6×P1
+2×P2)のピツチで配設された次の近接体1
6を近接スイツチ17が検出すると駆動モータ1
2が停止されて管替機ADは二回目の管替位置で
停止する(第11図b)。この走行中に、管替バ
ー18a,18bは夫々原位置に復帰し、また、
移送装置本体94の駆動モータ111が駆動され
て送りドラム100を回動させ、割出しピン84
との係合により搬送具81を管替機ADの移動方
向と逆方向へ4×P4だけ移動させる。従つて搬
送具81…は一回の管替動作ごとに(4×P4−
P3)だけ粗紡機1に対して移動する。こうして
第11図bに示すように搬送具81…に吊下され
た次の8錘の空ボビンEB…が二回目の受渡し位
置に停止し、粗紡機1、管替機AD、搬送具81
…の夫々の管替中心CL2,CL,L2が一致し、
二回目の管替動作が実行される。こうした動作を
繰り返し、粗紡機1の端で最後の管替動作を完了
すると、適宜なタイミングにより移送装置本体9
4の送りドラム100を退避位置に揺動させ、そ
のカム溝99と搬送具81…の割出しピン84と
の係合を外し、次いで管替機ADの駆動モータを
逆転させて左方向へ移動させて一回目の管替位置
で停止させ、移送装置本体94は待機位置で待機
される。次いで管替機本体6の位置決めシリンダ
75,75の位置決めピン76,76が移送装置
本体94から外されて、管替機本体6は、次の満
管指令を出している粗紡機1へと移動する。
本実施例では、満ボビン玉揚げ用の管替バー1
8aに装着された後列用管交換腕68の左右2本
のガイド杆69,69の間を第2図に示すように
空ボビン挿着用の管替バー18bに装着された後
列用管交換腕68のフオーク67が通過するよう
にしたので、夫々の管替バー18a,18bの前
後方向の距離を小さくできる。
8aに装着された後列用管交換腕68の左右2本
のガイド杆69,69の間を第2図に示すように
空ボビン挿着用の管替バー18bに装着された後
列用管交換腕68のフオーク67が通過するよう
にしたので、夫々の管替バー18a,18bの前
後方向の距離を小さくできる。
また、粗紡機1のボビンホイール5a,5bの
隣り合うピツチが4個おきに不等ピツチP1・P
2になつているものについて説明したが、全て等
ピツチP1のものにも適用でき、この場合は左右
間隔変更装置を全てP−P1に変更する構成にす
ればよい。上記実施例では2スタツフの管替機に
ついて説明したがこれに限定する必要はなく、1
スタツフの管替機若しくは2錘の倍数の適宜の管
替機にしても良いし、また、ボビン搬送具の移送
は送りドラムと搬送具の割出しピンによつて行な
つているが、これに限ることはなく、例えば本願
出願人が既に出願済の特願昭58−172639号に示す
搬送装置を用いてもよい。この搬送装置は基板を
両側から搬送デイスクではさみ、この搬送デイス
クを回動させるものである。更に本実施例では搬
送装置を一列のもので説明したが、精紡機側のク
リールのボビン配列によつては粗紡機の千鳥状の
ボビン配列から、左右、前後のボビン間隔を小さ
くした千鳥状配列にすることもできる。
隣り合うピツチが4個おきに不等ピツチP1・P
2になつているものについて説明したが、全て等
ピツチP1のものにも適用でき、この場合は左右
間隔変更装置を全てP−P1に変更する構成にす
ればよい。上記実施例では2スタツフの管替機に
ついて説明したがこれに限定する必要はなく、1
スタツフの管替機若しくは2錘の倍数の適宜の管
替機にしても良いし、また、ボビン搬送具の移送
は送りドラムと搬送具の割出しピンによつて行な
つているが、これに限ることはなく、例えば本願
出願人が既に出願済の特願昭58−172639号に示す
搬送装置を用いてもよい。この搬送装置は基板を
両側から搬送デイスクではさみ、この搬送デイス
クを回動させるものである。更に本実施例では搬
送装置を一列のもので説明したが、精紡機側のク
リールのボビン配列によつては粗紡機の千鳥状の
ボビン配列から、左右、前後のボビン間隔を小さ
くした千鳥状配列にすることもできる。
また、本実施例では玉揚げと空ボビン供給を
夫々の管替バーによつて同時に行なつたが、空ボ
ビンの供給用の管替バーは省略してこの空ボビン
供給を人手によつて行なつてもよい。
夫々の管替バーによつて同時に行なつたが、空ボ
ビンの供給用の管替バーは省略してこの空ボビン
供給を人手によつて行なつてもよい。
効 果
以上のように本発明は、粗紡機の一端から他端
に向けて移動停止自在に管替機を配置し、この管
替機には粗紡機前面へ向けて前後動可能でしかも
昇降可能な管替バーを備え、この管替バーには管
替機が所定の管替位置に停止した状態で粗紡機の
千鳥状の上部支持式フライヤと対応可能な前、後
列用管交換腕を交互に備えると共にこれらの交換
腕の機台長手方向及び前後方向の間隔変更装置を
備えたので、例えば満ボビンを玉揚げする場合に
は、ボビンレール上で千鳥状の満ボビンを取り出
し、そのまま千鳥状の満ボビンの前後、左右間隔
を、精紡機へ搬送する際の最適な間隔に変更で
き、玉揚げした満ボビンを精紡機へ搬送する場合
の後処理が簡略化できる。しかも、前記間隔を縮
めることでボビン搬送装置の幅を小さくし得て、
その占めるスペースを小さくできる。また、粗紡
機のボビンホイールの配列と異なる搬送装置から
空ボビンを受け取つて粗紡機へ供給する際にも、
前、後列用管交換腕を作動させて粗紡機のボビン
ホイール配列と一致させて空ボビンを供給でき
る。更に、ワゴン型式としたので、機台毎に固定
される一斉揚げのものに比べ安価に実施でき、し
かも一度に2錘以上同時に扱かうことができ、管
交換効率良く行われる。また管替バーに平行で回
動自在に支持した2本のスプライン軸を駆動装置
に連結し、一方のスプライン軸に両側にカム溝を
形成した溝カムを各交換腕間に対応させてスプラ
イン嵌合し、そのうちの一つの溝カムの左右移動
を規制すると共に前、後列用スライダには案内体
を設け、対応するカム溝に係合して左右間隔変更
装置を構成し、後列用スライダに回動自在に設け
たピニオンに他方のスプライン軸をスプライン嵌
合させ、そのピニオンに後列用管交換腕に削設し
たラツクを噛合させて前後間隔変更装置を構成し
たので、一つの駆動装置によつて左右、前後間隔
を同期的に変更し得て、制御が容易である。更
に、カム溝の始点と終点の軸方向距離の差を粗紡
機のピツチと精紡機のピツチの差にできるため、
溝カムの外径を小さくしてもカム溝のリード角が
大きくなることを防止でき、スライダの案内体が
スムーズにこのカム溝に案内されると共に溝カム
の軽量化を図ることができる。しかも、カムの大
部分又は全部を同一の形状部品とすることがで
き、製作加工上有利となるなどの利点を有する。
に向けて移動停止自在に管替機を配置し、この管
替機には粗紡機前面へ向けて前後動可能でしかも
昇降可能な管替バーを備え、この管替バーには管
替機が所定の管替位置に停止した状態で粗紡機の
千鳥状の上部支持式フライヤと対応可能な前、後
列用管交換腕を交互に備えると共にこれらの交換
腕の機台長手方向及び前後方向の間隔変更装置を
備えたので、例えば満ボビンを玉揚げする場合に
は、ボビンレール上で千鳥状の満ボビンを取り出
し、そのまま千鳥状の満ボビンの前後、左右間隔
を、精紡機へ搬送する際の最適な間隔に変更で
き、玉揚げした満ボビンを精紡機へ搬送する場合
の後処理が簡略化できる。しかも、前記間隔を縮
めることでボビン搬送装置の幅を小さくし得て、
その占めるスペースを小さくできる。また、粗紡
機のボビンホイールの配列と異なる搬送装置から
空ボビンを受け取つて粗紡機へ供給する際にも、
前、後列用管交換腕を作動させて粗紡機のボビン
ホイール配列と一致させて空ボビンを供給でき
る。更に、ワゴン型式としたので、機台毎に固定
される一斉揚げのものに比べ安価に実施でき、し
かも一度に2錘以上同時に扱かうことができ、管
交換効率良く行われる。また管替バーに平行で回
動自在に支持した2本のスプライン軸を駆動装置
に連結し、一方のスプライン軸に両側にカム溝を
形成した溝カムを各交換腕間に対応させてスプラ
イン嵌合し、そのうちの一つの溝カムの左右移動
を規制すると共に前、後列用スライダには案内体
を設け、対応するカム溝に係合して左右間隔変更
装置を構成し、後列用スライダに回動自在に設け
たピニオンに他方のスプライン軸をスプライン嵌
合させ、そのピニオンに後列用管交換腕に削設し
たラツクを噛合させて前後間隔変更装置を構成し
たので、一つの駆動装置によつて左右、前後間隔
を同期的に変更し得て、制御が容易である。更
に、カム溝の始点と終点の軸方向距離の差を粗紡
機のピツチと精紡機のピツチの差にできるため、
溝カムの外径を小さくしてもカム溝のリード角が
大きくなることを防止でき、スライダの案内体が
スムーズにこのカム溝に案内されると共に溝カム
の軽量化を図ることができる。しかも、カムの大
部分又は全部を同一の形状部品とすることがで
き、製作加工上有利となるなどの利点を有する。
第1図は本願の管替機の断面図、第2図は平面
図、第3,4図は管替バーの前後、昇降機構を示
す図、第5図は前、後列用管交換腕の前後、左右
間隔変更装置の全体図、第6図は後列用管交換腕
が後退した時(一列状態)の管替バー断面図、第
7図は粗紡機のボビンピツチの状態における第6
図の−断面図、第8図はカム溝形状を示す
図、第9図はボビン搬送具移送装置を示す図、第
10,11図は管替動作説明図である。 AD…管替機、FB…満ボビン、EB…空ボビン、
1…粗紡機、4…ボビンレール、5a,5b…ボ
ビンレール、18a,18b…管替バー、19…
前後動用シリンダ、32…スイングアーム、43
…昇降用シリンダ、53…前列用スライダ、54
…後列用スライダ、56,59…溝カム、57…
左右移動規制部材、60…カムフオロア、28
a,28b,62,73…スプライン軸、65…
駆動装置用、66,68…前、後列用管交換腕、
71…ラツク、72…ピニオン、78…搬送レー
ル、81…搬送具、83…管支持具、93…レー
ル、94…移送装置本体、100…送りドラム。
図、第3,4図は管替バーの前後、昇降機構を示
す図、第5図は前、後列用管交換腕の前後、左右
間隔変更装置の全体図、第6図は後列用管交換腕
が後退した時(一列状態)の管替バー断面図、第
7図は粗紡機のボビンピツチの状態における第6
図の−断面図、第8図はカム溝形状を示す
図、第9図はボビン搬送具移送装置を示す図、第
10,11図は管替動作説明図である。 AD…管替機、FB…満ボビン、EB…空ボビン、
1…粗紡機、4…ボビンレール、5a,5b…ボ
ビンレール、18a,18b…管替バー、19…
前後動用シリンダ、32…スイングアーム、43
…昇降用シリンダ、53…前列用スライダ、54
…後列用スライダ、56,59…溝カム、57…
左右移動規制部材、60…カムフオロア、28
a,28b,62,73…スプライン軸、65…
駆動装置用、66,68…前、後列用管交換腕、
71…ラツク、72…ピニオン、78…搬送レー
ル、81…搬送具、83…管支持具、93…レー
ル、94…移送装置本体、100…送りドラム。
Claims (1)
- 1 千鳥状に配置された複数の上部支持式フライ
ヤを具備した複列式粗紡機の前面に沿つて移動
し、且つ所定位置に停止することができる粗紡機
の管替機であつて、該管替機には粗紡機前面に対
する前後動と昇降運動を行う少くとも一つの管替
バーが設けられ、この管替バーに前列の上部支持
式フライヤに対応する前列用管交換腕を備えた前
列用スライダと後列の上部支持式フライヤに対応
する後列用管交換腕を前後動自在に備えた後列用
スライダとを機台長手方向に移動するように交互
に配設すると共にその管替バーと平行な2本のス
プライン軸を回動自在に軸支し、これらのスプラ
イン軸を駆動装置に連結し、両側に一条ずつのカ
ム溝を削設した溝カムを前記各管交換腕間に対応
させて夫々一方のスプライン軸にスプライン嵌合
し、かつそのうちの一つの溝カムを管替バーに固
着した左右移動規制部材により左右移動を規制
し、前記前、後列用スライダには、前記カム溝に
対応して案内体を設け、この案内体を夫々対応す
るカム溝に係合して左右間隔変更装置を構成し、
前記後列用スライダに回動自在に設けたピニオン
を前記他方のスプライン軸にスプライン嵌合さ
せ、そのピニオンに前記後列用管交換腕に削設し
たラツクを噛合させて前後間隔変更装置を構成し
たことを特徴とする粗紡機の管替機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1059385A JPS61174432A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 粗紡機の管替機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1059385A JPS61174432A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 粗紡機の管替機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61174432A JPS61174432A (ja) | 1986-08-06 |
JPH0524249B2 true JPH0524249B2 (ja) | 1993-04-07 |
Family
ID=11754540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1059385A Granted JPS61174432A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 粗紡機の管替機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61174432A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0247973B1 (en) * | 1986-05-28 | 1995-08-02 | Howa Machinery Limited | Apparatus for preventing unwinding of roving end applied to roving bobbin transporting system |
JPH08157144A (ja) * | 1994-11-30 | 1996-06-18 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 紡機におけるボビン搬送システム |
JP4846347B2 (ja) * | 2005-11-11 | 2011-12-28 | 株式会社岡村製作所 | 昇降式テーブル |
-
1985
- 1985-01-23 JP JP1059385A patent/JPS61174432A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61174432A (ja) | 1986-08-06 |
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