JPH0524171U - 電動式スポツト溶接ガンの加圧力制御装置 - Google Patents

電動式スポツト溶接ガンの加圧力制御装置

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JPH0524171U
JPH0524171U JP8141791U JP8141791U JPH0524171U JP H0524171 U JPH0524171 U JP H0524171U JP 8141791 U JP8141791 U JP 8141791U JP 8141791 U JP8141791 U JP 8141791U JP H0524171 U JPH0524171 U JP H0524171U
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JP
Japan
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electric
spot welding
control device
welding gun
pressure
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Application number
JP8141791U
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English (en)
Inventor
康彦 橋本
毅 前原
雅隆 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力センサを用いることなく加圧力の制御で
きるスポット溶接ガンの加圧力制御装置を提供する。 【構成】 電動式上部チップ昇降装置1と制御装置2と
位置検出器3とからなる電動式スポット溶接ガンGの加
圧力制御装置であって、昇降装置1の電動機11への供
給電流と加圧力の関係を予め求めておき、それを制御装
置2のROMに記憶しておいて、加圧力値を入力するこ
とにより必要電流値を選定し、その選定され値の電流
を、昇降装置1の電動機11に供給してワークWの加圧
を行なうものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電動式スポット溶接ガンの加圧力制御装置に関する。さらに詳しく は、加圧力制御が圧力センサを介することなくなされてなる電動式スポット溶接 ガンの加圧力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の生産ラインなどではスポット溶接用ロボットが使用されて いる。このスポット溶接用ロボットにおいては、図5に示しすような圧力センサ を利用した加圧力制御装置を備えたスポット溶接ガンが用いられている。図にお いて、101は電動機、102は昇降部材、103は圧力センサ、104は上部 チップ、105は位置検出器、Gはスポット溶接ガン、Wはワークを示す。
【0003】 かかるスポット溶接ガンでは、圧力センサにより加圧力を測定し、フィードバ ック制御によりリアルタイムで加圧力の補正を行なっている。そのため加圧力の 調整に時間がかかるとともに、スポット溶接に要する時間もその分だけ長くなっ ている。
【0004】 また、圧力センサを用いているので構成部品が増大する。そのため、構成部品 の増大によるスポットガン製造工程における工数の増大、それに伴うコスト増大 を招いている。
【0005】 さらに、圧力センサの劣化による誤動作の恐れもある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はかかる従来技術の問題点に鑑みなされたもので、圧力センサを用いる ことなく加圧力の制御できるスポット溶接ガンの加圧力制御装置を提供すること を目的としている。
【0007】 この目的を達成するため、本考案では、加圧力は電動機のトルクにほぼ比例し 、またトルクは電動機への供給電流にほぼ比例し、したがって加圧力は供給電流 にほぼ比例するという関係を利用するものである。すなわち、加圧力を設定すれ ば供給電流は一義的に定まるので、予め加圧力と供給電流値との関係を求めてお けば、圧力センサを用いることなく、所定の加圧力が得られることを利用するも のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の電動式スポット溶接ガンの加圧力制御装置は、電動式上部チップ昇降 手段と制御手段と位置検出手段とからなる電動式スポット溶接ガンの加圧力制御 装置であって、 前記制御手段が、加圧力設定部及び前記スポット溶接ガンが被溶接物を挟持した 状態における前記昇降手段の供給電流値と加圧力の関係を予め記憶している加圧 力データ部を有し、前記制御手段が、前記加圧力設定部により設定された加圧力 に応じて、前記加圧力データ部から前記昇降手段への供給電流値を選定すること を特徴としている。
【0009】
【作用】
本考案の電動式スポット溶接ガンの加圧力制御装置においては、フィードバッ ク制御によらず加圧力の制御を行なっているので、従来のものに比して加圧力制 御に要する時間を短縮することができる。
【0010】
【実施例】
以下、添付図面を参照しながら本考案の一実施例について説明するが、本考案 はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0011】 図1は本考案の一実施例の機能ブロック図、図2は本考案の電気的構成の一実 施例の概略図、図3は本考案の一実施例の概略図である。図において、1は電動 式上部チップ昇降手段(昇降装置)、2は制御手段(制御装置)、3は位置検出 手段(位置検出器)、Gはスポット溶接ガン、Wはワークを示す。
【0012】 電動式上部チップ昇降装置1は、電動機11とこの電動機11の回転軸と結合 している昇降部材12とからなっている。この回転軸の先端部にはおねじが形成 され、このおねじは昇降部材12のめねじと螺合している。これにより昇降部材 12は電動機11の回転により昇降することができる。この昇降部材12の先端 部には上部チップ13が装着されている。電動機11は、ロボットの他軸との制 御を同一にできるという点より、ロボットに使用されているのと同じ種類のモー タであるサーボモータを用いるのが好ましい。また、使用するねじ部材は、モー タ高速回転に制御しやすい点および耐久性、精度の点から、ボールスクリューを 用いるのが好ましい。
【0013】 電動機11の後端部には、位置検出器3が配設されている。この位置検出器3 は、電動機11の回転軸の回転数から昇降部材12の移動量を検出するものであ る。この位置検出器3は、従来より産業用ロボットに用いられているものと同様 であるので、その構成の詳細な説明は省略する。
【0014】 なお、この昇降装置1は、適宜手段によりスポット溶接ガンGにより保持され ている。
【0015】 制御装置2は、演算処理装置(CPU)とRAMとROMと設定値入力装置と 入出力インターフェースとからなっている。ROMには、昇降装置1の制御プロ グラムが格納されているほか、加圧力と電流値との関係がデータとして入力され ている。表1に加圧力と電流値との関係の一例を示す。
【0016】
【表1】
【0017】 表1より、220kgの加圧力を得ようとすれば、供給電流値を3.456A に設定すればよいことがわかる。またRAMには、昇降装置1への供給電流値、 位置検出器3からの位置情報等が格納される。
【0018】 なお、その余の制御装置2の構成は、従来のマイコン制御装置と同様であるの で、構成の詳細な説明は省略する。
【0019】 次に、このように構成された加圧力制御装置による加圧方法の一例を、図4に 示すフローチャートに基づいて説明する。
【0020】 ステップ1:制御装置を起動する。 ステップ2:昇降装置を起動する。 ステップ3:位置検出器を起動する。 ステップ4:所望加圧力値を入力する。 ステップ5:必要電流値を選定する。 ステップ6:上部チップを所定量降下させる。 ステップ7:ワークが挾み込みされたことを確認する。 ステップ8:電動機への供給電流を増大する。 ステップ9:加圧を開始する。 ステップ10:選定電流値まで電流を増大する。 ステップ11:加圧を終了する。 この後、所定のスポット溶接を行なう。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば圧力センサを用いることなく所定の加圧 力でワークを加圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の機能ブロック図である。
【図2】本考案の電気的構成の一実施例の概略図であ
る。
【図3】本考案の一実施例の概略図である。
【図4】本考案の加圧装置による加圧方法の一例を示す
フローチャートである。
【図5】従来の加圧装置の概略図である。
【符号の説明】
1 電動式上部チップ昇降手段(昇降装置) 2 制御手段(制御装置) 3 位置検出手段(位置検出器)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動式上部チップ昇降手段と制御手段と
    位置検出手段とからなる電動式スポット溶接ガンの加圧
    力制御装置であって、 前記制御手段が、加圧力設定部及び前記スポット溶接ガ
    ンが被溶接物を挟持した状態における前記昇降手段の供
    給電流値と加圧力の関係を予め記憶している加圧力デー
    タ部を有し、 前記制御手段が、前記加圧力設定部により設定された加
    圧力に応じて、前記加圧力データ部から前記昇降手段へ
    の供給電流値を選定することを特徴とする電動式スポッ
    ト溶接ガンの加圧力制御装置。
JP8141791U 1991-09-10 1991-09-10 電動式スポツト溶接ガンの加圧力制御装置 Pending JPH0524171U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010017750A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Mazda Motor Corp ロボット装置及びワークの組立方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63199086A (ja) * 1987-02-12 1988-08-17 アエ−ルオ− エス.ア−. 数値制御による抵抗溶接機およびこの抵抗溶接機の運転方法

Patent Citations (1)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970701