JP3260424B2 - 電動プレス - Google Patents

電動プレス

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JP3260424B2
JP3260424B2 JP19751892A JP19751892A JP3260424B2 JP 3260424 B2 JP3260424 B2 JP 3260424B2 JP 19751892 A JP19751892 A JP 19751892A JP 19751892 A JP19751892 A JP 19751892A JP 3260424 B2 JP3260424 B2 JP 3260424B2
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真人 清水
文明 小林
良雄 赤堀
伸一 深田
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Janome Sewing Machine Co Ltd
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Janome Sewing Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型、小容量の被加工
物を精密かつ正確に加工する電動プレスに関する。
【0002】
【従来の技術】プレス技術に関して、大別すると機械プ
レス、液圧プレス、足踏みプレス、空気プレス等のもの
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のプレスは、その
用途で多少異なるものの、一般に大型、大容量のものが
多く、精密なプレス作業をすることができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで発明者は、前記課
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その発明
を、電動機と、該電動機を駆動するモータドライバと、
回転力をネジ機構にてプレス用のラムの直線運動に変換
する変換機構と、ラムの初期位置を設定,記憶,検出す
るラム初期位置制御手段と、加圧直前でラムを一旦停止
させる位置を設定,記憶,検出,変更する加圧直前停止
点制御手段とを備えてなる電動プレスとしたことによ
り、電動機をプレスの主駆動源として用い、プレス用の
ラムの各高さ位置において、速度及び加圧力を制御し、
小型、小容量の被加工物を精密かつ正確に加工すること
ができ、前記の課題を解決したものである。また、その
特性を生かしフレキシブルな対応を可能とさせ、さら
に、電動機による回転力を直線運動に変換する機構を備
えた電動プレスに中央演算装置とその関連装置とにより
ラムへの各種機能を指令するように構成したものであ
る。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、本発明の電動プレスは、図5及び図6に示すよ
うに、昇降動作により、被加工物Wに対して所望の圧力
を与えるプレス用のラム1と、該ラム1に昇降動作を与
えるボール螺子2と、電動機3とからなり、これらがケ
ーシング4の頭部枠体内に設けられている。
【0006】まず、ラム1の構造については、図5に示
すように、筒状体に形成されたものであって、具体的に
は円筒状に形成された筒状本体1aの内部に軸方向に沿
って中空状部が形成されており、該中空状部の内部にボ
ール螺子2の螺子軸2aが挿入可能となっており、ラム
1の筒状本体1aの軸長方向端部箇所には、ボール螺子
2のナット体2bが固着されている。
【0007】その筒状本体1aの最下部には押圧体1b
が装着自在となるように構成されており、実際には該押
圧体1bが被加工物Wに当接して、適宜の圧力を与える
ものであり、さらにその押圧体1bには、歪みゲージの
取付が可能に構成されることもあり、該歪みゲージによ
って、被加工物Wに与える圧力を検出することができる
ようになっている。
【0008】その筒状本体1aの外周側面を包むように
して筒状ガイド5が設けられている。該筒状ガイド5
は、ケーシング4内に固定され、その筒状ガイド5に沿
ってラム1が昇降移動可能に構成されている。該ラム1
は、軸方向直交面上において回転しないように振れ止ガ
イド6が設けられている。該振れ止ガイド6は、具体的
には、図5,図6に示すように、振れ止杆6a,案内部
6b及び連結板6cからなり、その振れ止杆6aがラム
1の下端箇所より上方に向け、且つラム1に平行状とな
るようにして、連結板6cを介して設けられ、その振れ
止杆6aがラム1の昇降に伴って上下方向に移動する構
成となっている。
【0009】さらに、その振れ止杆6aが所定箇所を通
過するための案内部6bがケーシング4内に固定され、
その案内部6bに沿って、振れ止杆6aが上昇及び下降
するようになっており、ラム1が上下方向に移動する際
に筒状ガイド5内を空転することがないように構成され
ている。
【0010】その振れ止杆6aの上方には、膨出したス
イッチ作動部Sが形成され、ケーシング4内に設けたラ
ム1のストローク範囲を設定するリミットスイッチとし
ての上限スイッチUs及び下限スイッチDsを作動させ
るように構成されている。
【0011】具体的には、上限スイッチUsは、ラム1
の上昇限度点を規制するためのもので、ラム1に連動さ
れた振れ止杆6aのスイッチ作動部Sの上端側に当たっ
て動作すると、中央処理装置(CPU)11がモータド
ライバ12に信号を送り、電動機3の駆動を停止し、前
記ラム1が上昇を停止する。上昇しすぎてラム1と連動
するボール螺子2のナット体2bが上端軸受部に衝突す
るのを防止する。一方、下限スイッチDsは、ラム1の
下降限度点を規制するためのもので、ラム1に固着され
た振れ止杆6aのスイッチ作動部Sの下端側に当たって
動作すると、中央処理装置(CPU)11がモータドラ
イバ12に信号を送り、前記ラム1が下降を停止する。
下降しすぎてボール螺子2のナット体2bが外れること
を防止する。
【0012】以上のように、ラム上限制御手段Aとして
リミットスイッチなる上限スイッチUsにて、ラム1の
上昇限度点が設定されると、上昇による破損等を防止
できる。ラム上限制御手段Aは、ラム1の上昇限度位置
を設定する設定手段A1 と、ラム1の基準位置を検出す
るラム1の位相検出手段A2 から構成されている。
【0013】また、ラム下限制御手段Hとしてリミット
スイッチなる下限スイッチDsにて、ラム1の下降限度
点が設定されると、下降によるナット等の外れ防止や
ラム1の損傷を防止できる。ラム下限制御手段Hは、ラ
ム1の下降限度位置を設定する設定手段にて構成されて
いる。
【0014】前記ケーシング4の下側には、垂直状のコ
ラム7を介して手前側で、且つラム1の直下にベース8
が設けられ、該ベース8の手前には、操作ボタン9a及
び9bが設けられ、ラム1の降下、一旦停止、上昇の機
能を有する。具体的には、ラム1を下降させる場合には
操作ボタン9a及び9bを同時に押し、一時停止の場合
は操作ボタン9aを押し、操作ボタン9bのみを離す。
さらに、操作ボタン9a及び9bを同時に離すとラム1
は上昇するように構成されている。
【0015】また、ケーシング4の横前側に設けた制御
部10には、10a乃至10jまで種々のスイッチ、ボ
タン等を有している。
【0016】その電源スイッチ10a、記憶設定ボタン
10bは、各種の記憶点の設定及び変更を行なう場合に
使用される。10cは被加工物Wの高さに対応して上昇
位置を設定する対応高さ設定ボタン、10dは加圧直前
停止設定ボタン、10eは圧入作業開始設定ボタン、1
0fは圧入停止設定ボタンである。10gはコード発生
器としてのデジタルスイッチで、定位置停止点の補正に
使用される。例えば、その使用方法は、該デジタルスイ
ッチ10gに補正値をセットし、符号切替スイッチ10
hにより加算あるいは減算を指示すると、中央処理装置
(CPU)11が演算を行い加圧直前停止設定ボタン1
0dによる設定点が変更される。10iは上限加圧力設
定ボタンで、10jは下限加圧力設定ボタンである。
【0017】前記中央処理装置(CPU)11は、ラム
初期位置、ラム1の対応高さ設定点、高速から低速
への切替点、設定加圧力発生点、定位置停止点の各位置
を記憶し、これらの各位置へ前記ラム1が到達したこと
を検知し、電動機3に回転速度及び電流値の設定変更と
断続及び反転を指示する機能を有する。
【0018】また、モータドライブ12にて、中央処理
装置11の指令により電動機3を駆動させる。ラム1の
基準位置を検出するものとしてのエンコーダ13が電動
機3に連結されており、これによってラム1の移動量及
び速度を検出する。
【0019】14は電流設定回路で、中央処理装置11
からの信号をデジタルからアナログへ変換して、モータ
ドライブ12へ送る機能を有する。
【0020】次に、圧入作業の設定及び構成について説
明すると、制御部10上の電源スイッチ10aをONに
すると、中央処理装置11から原点設定のための上昇信
号がモータドライバ12に送られ電動機3が駆動してラ
ム1が上昇を開始し、前記ラム1に連結されたスイッチ
作動部Sがリミットスイッチなる上限スイッチUsを押
圧することにより、ラム1の上昇限度点を検知する
と、前記中央処理装置11が電動機3を停止させた後、
反転・駆動されるのでラム1は下降を始め中央処理装置
11に記憶されたパルス分だけ、前記電動機3に連結さ
れたラム1の基準位置を検出する位相を検出手段として
のエンコーダ13で確認しながら下降してゆき、設定パ
ルス分に達すると、前記中央処理装置11は電動機3を
停止させる。これによってラム初期位置が決定され
る。該ラム初期位置を設定する設定手段B1 と、設定
されたラム初期位置を記憶する記憶手段B2 と、設定
したラム初期位置を検出するモータ制御装置としての
検出手段B3 (実施例ではエンコーダ13)と、設定し
たラム初期位置を変更する変更手段B4 とを総称して
ラム初期位置制御手段Bという。
【0021】以後、このラム初期位置を基準点として
各種を機能させる。次に、記憶設定ボタン10bを押し
て中央処理装置11を各種記憶点の取り込み状態にさせ
た後、操作ボタン9a及び操作ボタン9bを同時に押し
てラム1を下降させてゆき、前記操作ボタン9aを押
し、且つ操作ボタン9bを離してラム1を一時停止さ
せ、対応高さ設定ボタン10cを押すと対応高さ設定点
が前記中央処理装置11に記憶される。これによっ
て、ラム1は対応高さ設定点以上に上昇せず、ラムス
トーロクを被加工物Wの大きさに応じた最小ストローク
にできる。該対応高さ設定点を設定する設定手段C1
と、設定された対応高さ設定点を記憶する記憶手段C
2 と、設定した対応高さ設定点を検出する検出手段C
3 と、設定した対応高さ設定点を変更する変更手段C
4 とを総称して対応高さ設定点制御手段Cという。
【0022】さらに、加圧直前停止点の設定は、前記
操作ボタン9a及び操作ボタン9bを押してラム1を下
降させてゆき、加圧直前(約1mm内外)を確認して操作
ボタン9aを押し、且つ操作ボタン9bを離してラム1
を一時停止させ、加圧直前停止設定ボタン10dを押す
と中央処理装置11に加圧直前停止点の位置が記憶さ
れる。該加圧直前停止点を設定する設定手段D1 と、
設定された加圧直前停止点を記憶する記憶手段D2
と、設定した加圧直前停止点を検出する検出手段D3
と、設定された加圧直前停止点を変更する変更手段D
4 とを総称して加圧直前停止点制御手段Dという。
【0023】次いで、圧入作業開始点の設定は、前記
操作ボタン9a及び操作ボタン9bを押してラム1を下
降させてゆき、中央処理装置11がエンコーダ13によ
り前記ラム1の停止を確認した箇所を圧入作業開始設定
ボタン10eを押して中央処理装置11に圧入に必要な
加圧力を加えるべき位置として圧入作業開始点が記憶
される。該圧入作業開始点を設定する設定手段E1
と、設定された圧入作業開始点を記憶する記憶手段E
2 と、設定した圧入作業開始点を検出する検出手段E
3 と、設定された圧入作業開始点を変更する変更手段
E4 とを総称して圧入作業開始点制御手段Eという。
【0024】また、さらに前記操作ボタン9a及び操作
ボタン9bを押してラム1を下降させてゆき、この被加
工物Wに加圧を完了する任意の位置として圧入停止点
でラム1を一時停止させ、圧入停止設定ボタン10fを
押すとこの圧入停止点が中央処理装置11に記憶され
る。このような設定圧力終了位置として圧入停止点を
設定する設定手段F1 と、設定された圧入停止点を記
憶する記憶手段F2 と、設定した圧入停止点を検出す
る検出手段F3 と、設定された圧入停止点を変更する
変更手段F4 とを総称して圧入停止点制御手段Fとい
う。
【0025】この圧入停止点位置まで降下すると、今
度は前記ラム1は自動的に対応高さ設定点まで上昇し
て停止するように構成されている。
【0026】以上の処理位置間におけるラム1のストロ
ークの速度としては、対応高さ設定点乃至加圧直前停
止点までは高速下降するように中央処理装置11に記
憶され、加圧直前停止点より圧入作業開始点までは
低速で降下し、圧入作業開始点位置で一旦停止するよ
うに中央処理装置11に記憶され、さらに圧入作業開始
点より圧入停止点までは、低速で且つ加圧に必要な
充分の出力が可能な状態にて下降するように中央処理装
置11に記憶される。
【0027】前記圧入停止点制御手段Fを実行するのに
は、被加工物Wに圧入するための加圧力を制御する加圧
力制御手段Gが必要とされることが多い。該加圧力制御
手段Gは、圧入するための加圧力を設定するための設定
手段G1 と、設定された加圧力を記憶する記憶手段G2
と、設定した加圧力を検出する検出手段G3 と、設定し
た加圧力を変更する変更手段G4 とを総称したものであ
る。
【0028】圧入停止点を設定する場合には、圧入長
さ制御手段を介して行なうこともある。さらに、圧入停
止点については、設定位置が不都合な場合には、前記
制御部10のデジタルスイッチ10gに補正値をセット
し、前記定位置停止点を必要な寸法だけ変更することが
できる。これにより、加圧作業に必要な動作の記憶設定
がされたことになる。
【0029】これらの記憶されたプログラムにて中央処
理装置11からの信号をデジタルより電流設定回路14
にてアナログに変換して、モータドライバ12へ送り、
電流制御がなされ、該電流制御にてラム1の所望の速度
及び圧力調整が行なわれる。
【0030】また、圧入作業開始点は、設定位置を与
えずに、電流制御により自動的に行なうこともある。す
なわち、設定した加圧直前停止点に達するとラム1は
前記中央処理装置11に、予め、設定されたラム1が下
降のみするのに必要なだけの最少電流と回転速度により
前記電動機3が駆動され、ラム1は低速で下降するよう
にし、被加工物Wにラム1下端が到達すると、電動機3
の回転力が被加工物Wの抵抗に負けてラム1は一旦停止
するように設けられる。この時、中央処理装置11がエ
ンコーダ13により前記ラム1の停止を確認すると、瞬
時に設定された加圧力に必要な電流を一定の立上り勾配
をもって電動機3に供給した後、予め、前記中央処理装
置11に設定された定速度で、ラム1は被加工物Wを加
圧しつつ圧入停止点位置まで下降するように構成され
ている。該圧入停止点で電源が切れ停止し、中央処理
装置11にプログラムされた一定時間停止後、前記ラム
1は対応高さ設定点まで上昇し停止する。
【0031】次に、第4図に示すフローチャートについ
て説明する。スタートさせると、ラム1が対応高さ設定
点からS1にて指定速度(高速)で下降し、S2にて
設定した加圧直前停止点か否かを判別し、設定した加
圧直前停止点に達するとラム1はS5にて一旦停止
し、その後すぐに、下降のみするのに必要なだけの最少
電流と回転速度により速度にて下降し、すなわち、S4
にて小トルクで且つ低速度なる圧入作業開始点検出条
件で下降する。そして圧入作業開始点位置で、S5に
て圧力センサーによって圧入作業開始点か否かの判断
をなし、圧入作業開始点が検出された位置より、S6
にて圧入条件としての大トルク,指定圧入速度にて加圧
下降する。このとき、S7にて検出圧力が正常か異常か
を判別し、検出圧力が正常の場合には、さらに加圧下降
し、S8にてラム1の下降限度位置か否かを判別し、圧
入停止点を確認すると、S9にて停止位置か否かを判
別し、停止位置である場合には、停止し、ラム1は再び
前記対応高さ設定点位置に上昇して停止し、一連のプ
レス作業を終了する。
【0032】また、S7にて検出圧力が正常か異常かを
判別し、検出圧力が異常の場合には、すなわち、所定範
囲の外の場合(固すぎる場合、緩すぎる場合)には、S
10にてランプ又は警報さらには両方にて異常表示をし
て停止する。また、ラム1の下降限度位置が所定位置で
ない場合にも異常表示をして(S10参照)停止する。
さらに、S9にて停止位置か否かを判別し、停止位置が
所定位置でない場合、すなわち、圧入する深さが所定位
置でない場合には、再度、S6位置の圧入条件としての
大トルク,指定圧入速度にて加圧下降するように戻る。
【0033】また、S5にて圧力センサーによって圧入
作業開始点か否かの判断をなし、圧入作業開始点で
ないとして検出された場合には、再度、S4位置の前記
小トルクで且つ低速度なる圧入作業開始点の検出条件
に入れる手前に戻る。
【0034】
【発明の効果】まず、請求項1の発明において、ラム1
の初期位置を設定,記憶,検出するラム初期位置制御手
段Bを設けていると、リミットスイッチだけの原点の場
合、ラム1の位置決めに関して精度に問題が生じること
があったが、ラム初期位置が一定ととなり、プレス加
工をより高い寸法精度とすることができる利点がある。
また、加圧直前でラム1を一旦停止させる位置を設定,
記憶,検出,変更する加圧直前停止点制御手段Cを設け
たので、その加圧直前までを、迅速に下降させることが
可能で、これにより能率的な作業が可能である。
【0035】まず、請求項2の発明において、被加工物
Wに対応してラム上限位置を設定,記憶,検出,変更す
る対応高さ設定点制御手段Cを設けたので、連続的な使
用をする場合いつも、前記上昇限度点にラムが移動す
ることなく、被加工物Wの大きさに応じてその高さを任
意に選択でき、その後の作業において、無駄なストロー
クが発生せず、効率的な作業ができる。また、加圧直前
でラム1を一旦停止させる位置を設定,記憶,検出,変
更する加圧直前停止点制御手段Dを設けたので、その加
圧直前までを、迅速に下降させることが可能で、これに
より能率的な作業が可能である。
【0036】請求項3の発明において、ラム1の初期位
置を設定,記憶,検出するラム初期位置制御手段Bを設
けていると、リミットスイッチだけの原点の場合、ラム
1の位置決めに関して精度に問題が生じることがあった
が、ラム初期位置が一定ととなり、プレス加工をより
高い寸法精度とすることができる利点がある。また、被
加工物Wに衝撃荷重を与えないために、加圧直前で一旦
停止させ、そして、本発明では、被加工物Wに対して圧
力を加える圧入作業開始位置設定,記憶,検出,変更す
る圧入作業開始点制御手段Eを設けたので、圧力を0に
近いものから立上り圧力を設定でき、被加工物Wに接触
した点を圧入作業開始位置としたものである。これによ
り、被加工物Wの破壊や損傷が防止される利点がある。
【0037】請求項4の発明において、被加工物Wに対
応してラム上限位置を設定,記憶,検出,変更する対応
高さ設定点制御手段Bを設けたので、連続的な使用をす
る場合いつも、前記上昇限度点にラム1が移動するこ
となく、被加工物Wの大きさに応じてその高さを任意に
選択でき、その後の作業において、無駄なストロークが
発生せず、効率的な作業ができる。また、被加工物Wに
衝撃荷重を与えないために、加圧直前で一旦停止させ、
そして、本発明では、被加工物Wに対して圧力を加える
圧入作業開始位置設定,記憶,検出,変更する圧入作業
開始点制御手段Eを設けたので、圧力を0に近いものか
ら立上り圧力を設定でき、被加工物Wに接触した点を圧
入作業開始位置としたものである。これにより、被加工
物Wの破壊や損傷が防止される利点がある。
【0038】次に、請求項5においては、請求項1,
2,3又は4において、設定圧力終了位置として圧入停
止位置を設定,記憶,検出,変更する圧入停止点制御手
段Fを設けたので、圧入開始後、その圧力を設定し設定
された圧力より大きな荷重を与えないものとした。すな
わち、圧入停止点で設定された位置でラム1の下降、圧
入は停止でき、高精度にできる利点がある。
【0039】請求項6の発明において、ラム1の初期位
置を設定,記憶,検出するラム初期位置制御手段Bを設
けていると、リミットスイッチだけの原点の場合、ラム
1の位置決めに関して精度に問題が生じることがあった
が、ラム初期位置が一定ととなり、プレス加工をより
高い寸法精度とすることができ、被加工物Wに対応して
ラム上限位置を設定,記憶,検出,変更する対応高さ設
定点制御手段Cを設けたので、連続的な使用をする場合
いつも、前記ラム初期位置にラムが移動することな
く、被加工物Wの大きさに応じてその高さを対応高さ設
定点として任意に選択でき、その後の作業において、
無駄なストロークが発生せず、効率的な作業ができる。
被加工物Wの大きさの略一定したものがそれぞれ複数群
ある場合には、ラム初期位置に戻したり、対応高さ設
定点にして作業することができ、より能率的にでき
る。さらに、加圧直前でラム1を一旦停止させる位置を
設定,記憶,検出,変更する加圧直前停止点制御手段D
を設けたので、その加圧直前までを、迅速に下降させる
ことが可能で、これにより能率的な作業が可能である。
【0040】また、被加工物Wに衝撃荷重を与えないた
めに、加圧直前で一旦停止させ、そして、本発明では、
被加工物Wに対して圧力を加える圧入作業開始位置設
定,記憶,検出,変更する圧入作業開始点制御手段Eを
設けたので、圧力を0に近いものから立上り圧力を設定
でき、被加工物Wに接触した点を圧入作業開始位置とし
たものである。これにより、被加工物Wの破壊や損傷が
防止される利点がある。また、本発明では、設定圧力終
了位置としての圧入停止位置を設定,記憶,検出,変更
する圧入停止点制御手段Fとを設けたので、圧入開始
後、その圧力を設定し設定された圧力より大きな荷重を
与えないものとした。すなわち、圧入停止点で設定され
た位置でラムの下降、圧入は停止でき、高精度にでき
る。
【0041】次に、請求項7においては、請求項5又は
6において、被加工物に圧入するための加圧力を設定,
記憶,検出,変更する加圧力制御手段Gを設けたので、
所望圧力より大きな荷重を与えないものとすることがで
きる。すなわち、プレス時の圧力を適正以上の大きさに
ならないようにし、被加工物Wに対して衝撃荷重を与え
ずにプレス作業をなし、極めて高精度に加工できる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【第1図】本発明のブロック図
【第2図】本発明の詳細ブロック図
【第3図】本発明のラムの位置関係を示す説明図
【第4図】本発明のフローチャート図
【第5図】本発明の断面図
【第6図】本発明の斜視図
【符号の説明】
B…ラム初期位置制御手段 C…対応高さ設定点制御手段 D…加圧直前停止点制御手段 E…圧入作業開始点制御手段 F…圧入停止点制御手段 G…加圧力制御手段 W…被加工物 1…ラム 3…電動機 12…モータドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深田 伸一 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の 目ミシン工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−224898(JP,A) 特開 昭62−259632(JP,A) 特開 昭61−242796(JP,A) 特開 平5−261628(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B30B 15/14 B23P 19/02 B30B 1/18 B30B 15/26

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機と、該電動機を駆動するモータド
    ライバと、回転力をネジ機構にてプレス用のラムの直線
    運動に変換する変換機構と、ラムの初期位置を設定,記
    憶,検出するラム初期位置制御手段と、加圧直前でラム
    を一旦停止させる位置を設定,記憶,検出,変更する加
    圧直前停止点制御手段とを備えてなることを特徴とする
    電動プレス。
  2. 【請求項2】 電動機と、該電動機を駆動するモータド
    ライバと、回転力をネジ機構にてプレス用のラムの直線
    運動に変換する変換機構と、被加工物に対応してラム上
    限位置を設定,記憶,検出,変更する対応高さ設定点制
    御手段と、加圧直前でラムを一旦停止させる位置を設
    定,記憶,検出,変更する加圧直前停止点制御手段とを
    備えてなることを特徴とする電動プレス。
  3. 【請求項3】 電動機と、該電動機を駆動するモータド
    ライバと、回転力をネジ機構にてプレス用のラムの直線
    運動に変換する変換機構と、ラムの初期位置を設定,記
    憶,検出するラム初期位置制御手段と、被加工物に対し
    て圧力を加える圧入作業開始位置設定,記憶,検出,変
    更する圧入作業開始点制御手段とを備えてなることを特
    徴とする電動プレス。
  4. 【請求項4】 電動機と、該電動機を駆動するモータド
    ライバと、回転力をネジ機構にてプレス用のラムの直線
    運動に変換する変換機構と、被加工物に対応してラム上
    限位置を設定,記憶,検出,変更する対応高さ設定点制
    御手段と、被加工物に対して圧力を加える圧入作業開始
    位置設定,記憶,検出,変更する圧入作業開始点制御手
    段とを備えてなることを特徴とする電動プレス。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、設定
    圧力終了位置として圧入停止位置を設定,記憶,検出,
    変更する圧入停止点制御手段を設けてなることを特徴と
    する電動プレス。
  6. 【請求項6】 電動機と、該電動機を駆動するモータド
    ライバと、回転力をネジ機構にてプレス用のラムの直線
    運動に変換する変換機構と、ラムの初期位置を設定,記
    憶,検出するラム初期位置制御手段と、被加工物に対応
    してラム上限位置を設定,記憶,検出,変更する対応高
    さ設定点制御手段と、加圧直前でラムを一旦停止させる
    位置を設定,記憶,検出,変更する加圧直前停止点制御
    手段と、被加工物に対して圧力を加える圧入作業開始位
    置設定,記憶,検出,変更する圧入作業開始点制御手段
    と、設定圧力終了位置として圧入停止位置を設定,記
    憶,検出,変更する圧入停止点制御手段とを備えてなる
    ことを特徴とする電動プレス。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、被加工物に圧
    入するための加圧力を設定,記憶,検出,変更する加圧
    力制御手段を設けてなることを特徴とする電動プレス。
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