JPH05269600A - 粉末成形プレスにおけるダイコントロール速比変換装置 - Google Patents

粉末成形プレスにおけるダイコントロール速比変換装置

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JPH05269600A
JPH05269600A JP35937091A JP35937091A JPH05269600A JP H05269600 A JPH05269600 A JP H05269600A JP 35937091 A JP35937091 A JP 35937091A JP 35937091 A JP35937091 A JP 35937091A JP H05269600 A JPH05269600 A JP H05269600A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】粉末成形プレスの加圧工程で上パンチのスピー
ドに対しダイの加工スピード比率を任意に変えることの
できるダイコントロール速比変換装置。 【構成】上ラム1の動きをダイコントロール用油圧シリ
ンダ18を介してダイ9に伝導させ、上パンチ5がダイ
に数mm突っ込んだとき、ダイコントロール用油圧シリ
ンダのロッド20がコントロールタイミング用調整ネジ
21を押し下げ、上パンチとダイが一緒に下降し粉末8
の下を固め、ダイストッパー等でダイが下降しないとき
には、設定圧に達した油圧シリンダの油圧をリリーフ弁
29から逃がしダイを停止させ上パンチのみ下降させ粉
末の上を固める。油圧シリンダの油圧を抜くタイミング
はプレスの主軸についているロータリエンコンダの角度
信号で行い、ダイの下降速度は、上ラムの動きをリニア
センサ31で読み取った検出信号で、上ラムとダイの速
度比を1:1〜1:1/4の任意の比率に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末成形プレスの加圧
行程において上パンチのスピードに対しダイの加工スピ
ード比率を任意に変えることのできるダイコントロール
速比変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にウイズドロアル式粉末成形プレス
を用いて粉末を加圧する場合、成形品の上,下密度を揃
えるには、上パンチに対しダイの下降タイミング及び速
度を制御することによって行っている。従来、例えば特
公昭62−29160号に示されたようなものがある。
これは図2に示す通り、フローティングダイプレスにお
いて、上ラム101と下圧プレート116と、前記上ラ
ム101に設けられた油圧シリンダ118及びそのピス
トン下端部がラック122と当接可能にし、このラック
122に噛み合うセクターギヤ123aを有する揺動レ
バー123と、前記揺動レバー123の先端ローラ12
6が接するプレスフレーム側に設置されたカム127と
からなり、前記上ラム101の下降量をカム127の設
定角度を変えることで下ラム117に0から上ラム10
1の下降量と同量動かし得るようにした粉末成形プレス
におけるダイコントロール装置である。図2について更
に詳説すると、プレス上ラム101の下部には一体的に
下圧プレート102が取付けられ、この下圧プレート1
02にダイセットの上パンチプレート103が継手10
4を介して連結されている。また、プレス下ラム117
の上部には下ラム117と一体的に下部下圧プレート1
16が取付けられ、この下部下圧プレート116には押
し出しプレート114が継手115を介して連結されて
いる。
【0003】ダイプレート107にはガイドロッド10
6が複数本直立状に埋設されており、上パンチプレート
103は、上下摺動可能にガイドロッド106に嵌合さ
れ、上パンチ105がダイス109に出入りできるよう
になっている。一方、プレスのボルスタ112に固定さ
れているダイセット固定プレート111には、下パンチ
110が取付けられており、上部はダイス109と嵌合
され、上下動が可能に構成されている。従って、上ラム
101によって締め固めのための作動を行うと共に、締
め固めの完了に伴い、下ラム117は押し出しカム(図
示せず)によって引き下げられ、成形品はダイプレート
107が下パンチ110の上端面まで降下することによ
って押し出しを完了する。
【0004】前記上ラム101の下圧プレート102に
は油圧シリンダ118が設けられ、そのピストン119
のロッド120は下方に延長されて下端部には長さの調
節ができるようにネジ121が嵌着されている。前記ネ
ジ121の下端はラック122の上端面に当接するが、
上パンチ105がダイス109の上面に達する前は、ネ
ジ121とラック122には間隙があり、上パンチ10
5の下降に伴って間隙は小さくなり当接する。下部下圧
プレート116の両側面(片側は図示せず)には、揺動
レバー123が、ブラケット部116aにピン124で
回動自在に枢支されており、揺動レバー123の片側に
はラック122と噛み合うセクターギア123aが形成
され、他端にはローラ126がピン125で枢支された
構造になっている。また、プレスフレームのブラケット
部にはカム127がピン128で回動自在に枢支され、
プレスフレームに設けられたカム位置決めボルト129
で回動が阻止されている。前記カム127及びラック1
22には戻し用の引張りスプリング130a,130b
が設けられている。更に、前記下圧プレート116には
支持シリンダ133が連結され、ロッド142を介して
プレス下ラム117を所定の位置に保持している。
【0005】図2は圧縮開始位置を示しており、カム1
27が垂直状態でθ=0の場合では、上ラム101の降
下ストロークは、そのままラック122を押し下げて揺
動レバー123のセクターギア123aを回動させよう
とするが、揺動レバー123のローラ126がプレスフ
レームに取付けたボルト129でカム127の回動が阻
止されているため、下ラム117の下圧プレート116
が上ラム101のストロークと同量だけ押し下げられる
ことになり、粉末108は、下方より圧縮のみとなる。
この下パンチ110の圧縮行程で、圧粉によるダイ内壁
に発生する摩擦力が油圧ラインに設けてたるリリーフバ
ルブ137で設定した値より過大になると圧油を放出
し、タンク134に戻すようになっている。前記カム1
27をθ=45°に設定して、カム127とローラ12
6は加圧開始点で接触していない状態にし加圧を開始し
た場合は、上ラム101の降下ストロークは揺動レバー
123の回動を行うのみで、下ラム117,下圧プレー
ト116は押し下げられない。すなわち、ダイプレート
107は油圧シリンダ118の作用では押し下げられる
ことはなく、ダイプレート107は下圧プレート116
の支持シリンダ133の支持力で支持され下降しない。
従って、粉末108は上方よりの圧縮力のみが加えられ
ることになる。また、カム127をθ=22.5°に設
定すると、上ラム101の降下量と、下ラム117、す
なわちダイの押し下げ量が2分の1となり、上ラム10
1の動きに対して2分の1の速度でダイを降下させるこ
とになる、この時、下ラム117は適当に保持されるよ
うシリンダ133が設置されている。
【0006】そして、油圧シリンダ118、すなわちダ
イコントロールシリンダの油圧回路は、次のようになっ
ている。エアー源131よりエアーは、エアー・オイル
の2層タンク134の上部に供給される。ここからオイ
ルは逆止弁136を通りダイコントロールシリンダ11
8を充満し、つぎにエアーによる駆動油圧ポンプ135
が回転し、設定した吐出圧までオイルを圧送する。吐出
圧が所定圧になると、駆動エアー圧と吐出圧が増幅され
た圧でバランスして停止した状態となって、ピストン1
19はストロークエンドに押し付けられているピストン
ロッド120の先端ネジ121が、ラック122に当接
し、プレス下ラム117を下方へ押し下げることにな
る。一方、下ラム117の下圧プレート116の下側左
右対称位置に油圧シリンダ133,ピストン,ピストン
ロッド142が設けられており、エアー源131より減
圧弁138,エアー・オイル2層タンク139に圧力を
作用させ、タンク139下部よりオイルは逆止弁140
を通りシリンダ133の下面よりピストン142を持ち
上げ、下ラム117の自重を支持するようになってい
る。従って、上ラム101の下降に伴い、ダイコントロ
ールシリンダ118,ピストン119,ネジ121によ
り、下ラム117の下圧プレート116は圧下される
が、上ラム101の油圧出力より小さい力にリリーフバ
ルブ141が設定されているため、ダイプレート10
7,ダイス109の動きを制御する。また、前記した通
りカム127の調整により下ラム117の押し下げが行
われるが、この時、下ラム117は所望の支持力を維持
しながら下方に後退するようになっている。前記支持力
は、外部より制御することができるようにリリーフ弁1
41を調節しているため、上パンチ105とダイス10
9の摩擦力または粉末109とダイス109内壁の摩擦
力が変化しても、ダイプレート109の作動速度、スト
ロークは変化することなく、カム127のθを設定する
ことによってダイコントロールは任意に制御することが
できるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の装置
における、上パンチ105に対しダイス109が下降す
るタイミング及び速比を決めるのは、レバー123とカ
ム127の組み合わせによるものであって、速比を1:
1から1:1/4 まで変えることができる。この装置は、
速比を変えるときカム127の傾斜角を変えるとレバー
123についているカムローラ126の当たる位置が変
わるためにダイコントロールの作動タイミングが変わ
る。すなわち、充填量を変えなくとも速比を変えるとダ
イコントロールの作動タイミングは変化する。また、充
填量を変えたときも同じ現象を起こし作動タイミングは
変化するものである。しかしながら、このような従来の
装置においては、レバー123,カム127などの部品
を組み込むためプレス本体内にスペースを確保しなけれ
ばならないし、この組み込み作業も複雑な部品で取付け
精度が要求されるため困難な作業となる不都合がある。
しかも、ダイの充填量を変えるとダイコントロールの作
動タイミングが変化し、ダイの充填量を変えなくとも速
比を変えるとダイコントロールのタイミングは変化する
(但し1:1の時のみ変化しない)。これは調整の際変
えたくないところまで変わるため再調整を要する不都合
もある。本発明は、このような点に鑑み前記不具合を解
決した粉末成形プレスにおけるダイコントロール速比変
換装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、上ラムの動きをダイコントロール用油圧
シリンダを介してダイに伝動させ、上パンチがダイに数
mm突っ込んだとき、上ラムに設けられた前記ダイコン
トロール用油圧シリンダのロッドの先端がダイを押し下
げ、上パンチとダイが一緒に下降し成形品の下を固め、
またダイストッパー等でダイが下降できないときには、
設定圧に達した油圧シリンダの油圧をリリーフ弁から逃
がしダイを停止させ上パンチのみ下降させ成形品の上を
固める機械式ウイズドロアルプレスにおいて、下記要件
を具備する構成としたものである。 (1) 前記ダイコントロール用油圧シリンダの油圧回路に
油圧調整用の油圧シリンダを具備するサーボモータが設
けられていること。 (2) 上パンチと同期して動くプレスの主軸に上パンチの
ストローク距離を角度で検知し上パンチの位置を検出す
るロータリーエンコーダが設けられていること。 (3) 上パンチの従動体に上パンチの動きを検出するリニ
アセンサが設けられていること。 (4) 前記ロータリーエンコーダの検出信号及びリニアセ
ンサーの検出信号に基づき前記サーボモータを制御する
サーボモータ制御装置が設けられていること。
【0009】
【作用】ダイの下降速度は、上パンチとダイが一緒に下
降する時ダイコントロール用油圧シリンダの油圧を抜く
ことにより油圧を抜いた分遅くなる。前記ダイコントロ
ール用油圧シリンダの油圧回路には、油圧調整用の油圧
シリンダを具備するサーボモータが設けられているの
で、ダイコントロール用油圧シリンダの油圧を抜く速度
を自由に制御することができる。従って、ダイの下降速
度も自由に制御できる。上パンチと同期して動くプレス
の主軸に、上パンチのストローク距離を角度で検知し上
パンチの位置を検出するロータリーエンコーダが設けら
れているので、このロータリーエンコーダの上パンチ位
置検出信号でサーボモータを制御することによって、上
パンチがどの位置にきたときダイコントロール用油圧シ
リンダの油圧を抜くかのダイミングをとることができ
る。上パンチの従動体、例えば下圧プレート、に上パン
チの動きを検出するリニアセンサが設けられているの
で、この検出信号でサーボモータを制御することによっ
てダイの動きを任意の比率に調整できる。従って、ダイ
コントロールの作動するタイミングは、上パンチと同期
して動く主軸についているロータリーエンコーダの角度
信号で動くため、一度角度を決めれば、いかに各調整ハ
ンドルを変えてもダイコントロールの作動タイミングは
変わらない。
【0010】
【実施例】以下、図示の実施例について本発明を詳細に
説明する。図1は本発明の実施例を示す要部の概略構成
図である。同図において、プレス上ラム1の下部には一
体的に上部下圧プレート2が取付けられ、この下圧プレ
ート2にダイセットの上パンチプレート3が継手4を介
して連結されている。また、プレス下ラム17の上部に
は下ラム17と一体的に下部下圧プレート16が取付け
られ、この下部下圧プレート16には押し出しプレート
14が継手15を介して連結されている。該押し出しプ
レート14には、連結ロッド13が複数本プレスのボル
スタ12に固定されているダイセット固定プレート11
を貫通して直立状に立設され、このロッド13はダイプ
レート7に連結されている。
【0011】ダイプレート7にはガイドロッド6が複数
本直立状に埋設されており、上パンチプレート3は、上
下摺動可能にガイドロッド6に嵌合され、上パンチ5が
ダイ9に出入りできるようになっている。一方、プレス
のボルスタ12に固定されているダイセット固定プレー
ト11には、下パンチ10が取付けられており、ダイプ
レート7の上下動で上部はダイ9と嵌合される。
【0012】前記上ラム1の下圧プレート2にはダイコ
ントロール用油圧シリンダ18が設けられ、そのピスト
ン19のロッド20は下方に延長され、その下端部は、
下部下圧プレート16に螺合されたダイコントロールタ
イミング用の調整ネジ21の上端に当接されている。こ
のロッド20と調整ネジ21は、上パンチ5がダイ9の
上面に達する前は間隙があり、上パンチ5の下降に伴っ
て間隙は小さくなり当接する。
【0013】前記ダイコントロール用油圧シリンダ18
の油圧回路は、エアー源24よりエアーをエアー・オイ
ルの二層タンク27の上部に供給し、オイルを逆止弁2
8を通りダイコントロール用油圧シリンダ18に送り、
下パンチ10の圧縮行程で圧粉によるダイ内壁に発生す
る摩擦力がリリーフ弁29で設定した値より過大になる
と圧油を放出し、二層タンク27に戻すようになってい
る。また、下ラム17の下圧プレート16の下側には、
エアーシリンダ22のピストンロッド23が連結されて
おり、エアー源24よりエアーを送り下ラム17の自重
を支持するようになっている。
【0014】一方、前記油圧回路には、ダイコントロー
ル用油圧シリンダ18の油圧を抜くための油圧シリンダ
36を備えたサーボモータ35が設けられている。この
サーボモータ35にはサーボモータ制御装置38が連結
され、この制御装置38に制御されて駆動する。しか
も、前記サーボモータ制御装置38には、上パンチ5の
動きを検出するリニアセンサ31がパルスユニット34
を介して連結され、また、上パンチ5と同期して動くプ
レス主軸(図示せず)に、上パンチ5のストローク距離
を角度で検知し上パンチ5の位置を検出するロータリー
エンコーダ(図示せず)が連結され、リニアセンサ31
及びロータリーエンコーダの検出信号でサーボモータ3
5を制御するようになっている。前記リニアセンサ31
は、上部下圧プレート2に設けられた可動部33と、プ
レスのボルスタルに固定された固定部32とより構成さ
れている。尚、図中8は粉末、25,26はエアーレギ
ュレータ、30は電磁弁及び37はサーボモータ35の
速比変換部で油圧シリンダ36に連結されている。
【0015】しかして、プレスの加圧行程において、上
パンチ5がダイ9に数mm突っ込んだ時、上ラム1と一
緒に動くダイコントロール用油圧ラムシリンダ18のロ
ッド20の下端が、ダイ9と一体的に動くダイコントロ
ールタイミング用の調整ネジ21を押し下げ、上パンチ
5とダイ9が一緒に下降し粉末8の下を固め、また図示
しないダイストッパー等で、ダイ9が下降できなくなっ
てもまだ上パンチ5が下降した場合、ダイコントロール
用油圧シリンダ18の油圧が上昇し、リリーフ弁29の
設定圧力以上になると油圧シリンダ18の油圧をリリー
フ弁29から二層タンク27へ逃がしダイ9を停止さ
せ、上パンチ5のみ下降させ粉末8の上部を固める。
【0016】この時、上パンチ5とダイ9が一緒に下降
する時は、ダイコントロール用油圧シリンダ18の油圧
(油)は移動しないが、もし油圧を抜けばその分ピスト
ン19の下降速度は遅れダイ9の下降速度も遅れる。前
記ダイコントロール用油圧シリンダ18の油圧回路に
は、油圧調整用の油圧シリンダ36を具備するサーボモ
ータ35が設けられているので、ダイコントロール用油
圧シリンダの油圧(油)を抜く速度を自由に制御でき、
従って、ダイ9の下降速度も自由に制御できる。
【0017】上パンチ5と同期して動くプレスの主軸
に、上パンチ5のストローク距離を角度で検知し上パン
チ5の位置を検出するロータリーエンコーダが設けられ
ているので、このロータリーエンコーダの上パンチ位置
検出信号(角度信号)によりサーボモータを制御装置3
8でサーボモータ35を制御し、上パンチ5がどの位置
にきたときダイコントロール用油圧シリンダの油圧
(油)を抜くかのタイミングをとることができる。ま
た、上パンチ5の下圧プレート2に上パンチ5の動きを
検出するリニアセンサ31が設けられているので、この
検出信号により制御装置38でサーボモータ35を制御
しダイ9の動きを任意の比率に調整できる。
【0018】すなわち、ダイコントロール用油圧シリン
ダ18の油圧(油)を抜くタイミングは、上パンチ5と
同期して動くプレスの主軸についているロータリーエン
コーダの角度信号(位置信号)で行い、また、ダイ9の
下降速度は、上ラム1の動きをリニアセンサ31で読み
とった検出信号で、上ラム1の速度に対しダイ9の動き
を1:1〜1:1/4 の任意の比率にサーボモータ35で
制御することができる。尚、前記実施例におけるダイコ
ントロール用油圧シリンダ18およびエアーシリンダ2
2は、それぞれ1個しか図示されていないが、通常は上
部下圧プレート2及び下部下圧プレート16の両側に設
けられる。
【0019】
【発明の効果】以上説明のとおり、本発明によればダイ
コントロール用油圧シリンダの油圧(油)を抜くタイミ
ングは、上パンチと同期して動くプレスの主軸について
いるロータリーエンコーダの角度で上パンチの位置を検
出し、この検出信号で、また、ダイの下降速度は、上ラ
ムの動きをリニアセンサで読みとり、この検出信号で、
上ラムの速度に対しダイの動きを1:1〜1:1/4 の任
意の比率に、サーボモータで制御することができる効果
を奏する。また、ダイコントロールの作動するタイミン
グは、上パンチと同期して動く主軸についているロータ
リーエンコーダの角度信号で動くため、一度角度を決め
れば、いかに各調整ハンドルを変えてもダイコントロー
ルの作動タイミングは変わらないので再調整の煩わしさ
から解放される。更に、従来は複雑な機械部品をプレス
本体内に組み込むため組み作業に手数がかかるばかりで
なく製作コストが高くなり、しかもプレス内部が変わる
ため製作期間も長くかかる不都合があったが、本発明
は、ダイコントロール用油圧シリンダの油圧を制御すれ
ば良いので、このシリンダとサーボモータ駆動の制御ユ
ニットを配管でつなぐだけでよく、プレス本体とは別に
サーボモータ駆動の制御ユニットを用意しておき、プレ
ス本体外側の適所に取付ければ良い。従って、取付け作
業も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部概略構成図である。
【図2】従来例を示す要部概略構成図である。
【符号の説明】
1 上ラム 2 上部下圧プレート 5 上パンチ 9 ダイ 10 下パンチ 16 下部下圧プレート 17 下ラム 18 ダイコントロール用油圧シリンダ 20 ロッド 21 調整ネジ 31 リニアセンサ 35 サーボモータ 36 油圧シリンダ 37 速比変換部 38 サーボモータ制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ラムの動きをダイコントロール用油圧
    シリンダを介してダイに伝動させ、上パンチがダイに数
    mm突っ込んだとき、上ラムに設けられた前記ダイコン
    トロール用油圧シリンダのロッドの先端がダイを押し下
    げ、上パンチとダイが一緒に下降し成形品の下を固め、
    またダイストッパー等でダイが下降できないときには、
    設定圧に達した油圧シリンダの油圧をリリーフ弁から逃
    がしダイを停止させ上パンチのみ下降させ成形品の上を
    固める機械式ウイズドロアルプレスにおいて、下記要件
    を具備することを特徴とする粉末成形プレスにおけるダ
    イコントロール速比変換装置。 (1) 前記ダイコントロール用油圧シリンダの油圧回路に
    油圧調整用の油圧シリンダを具備するサーボモータが設
    けられていること。 (2) 上パンチと同期して動くプレスの主軸に上パンチの
    ストローク距離を角度で検知し上パンチの位置を検出す
    るロータリーエンコーダが設けられていること。 (3) 上パンチの従動体に上パンチの動きを検出するリニ
    アセンサが設けられていること。 (4) 前記ロータリーエンコーダの検出信号及びリニアセ
    ンサーの検出信号に基づき前記サーボモータを制御する
    サーボモータ制御装置が設けられていること。
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