JPH0557498A - 電動式粉末成形機 - Google Patents

電動式粉末成形機

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JPH0557498A
JPH0557498A JP3247029A JP24702991A JPH0557498A JP H0557498 A JPH0557498 A JP H0557498A JP 3247029 A JP3247029 A JP 3247029A JP 24702991 A JP24702991 A JP 24702991A JP H0557498 A JPH0557498 A JP H0557498A
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compression
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威雄 中川
Hideaki Tsuru
英明 鶴
Zenji Inaba
善治 稲葉
Takayuki Taira
尊之 平
Masaki Muranaka
正樹 村中
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0094Press load monitoring means

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パンチによる圧縮力、位置および速度をそれ
ぞれ正確にまた成形時の条件に即応して調整でき、ま
た、サイクルタイムに無駄がない電動式粉末成形機の提
供。 【構成】成形部のパンチを、サーボモーターで駆動され
回転運動を直線運動に変換し、かつ、力の増幅が行える
リンク機構に結合し、サーボモーターの駆動を制御する
制御装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種金属やセラミッ
クなどの粉末をダイとパンチが構成する成形空間で圧縮
して成形するプレスタイプの電動式粉末成形機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の粉末成形機は、一般のプレス機と
同様であって、成形に際して移動するパンチの駆動を、
一定の作動を繰り返す単純な油圧機構や単なる電動モー
ターによる駆動機構で行っているため、寸法精度や圧縮
力を常時一定に維持して成形するのは困難であった。ま
た、主として圧縮力を重点に設計されており、成形に際
して実際は必要なその他の種々な条件についての細かな
調整は無視されている。さらに、パンチのストロークや
圧縮力を調整するには多くの場合、複雑な機構のダイセ
ットを調整することとなり、作業が繁雑で手間を要し、
成形条件の変化に即応することができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パンチによる圧縮力、
位置および速度をそれぞれ正確にまた成形時の条件に即
応して調整でき、さらに、サイクルタイムに無駄がない
電動式粉末成形機の提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】成形部にダイとパンチを
備える。サーボモーターで駆動され回転運動を直線運動
に変換し、かつ、力の増幅が行えるリンク機構に上記の
パンチを直結する。サーボモーターの駆動を制御する制
御装置を設ける。
【0005】
【作用】サーボモーターは、リンク機構を介してパンチ
を移動する。制御装置は、入力データに基づきサーボモ
ーターを介してパンチの移動を、圧縮力、位置、および
速度について、細かく制御する。リンク機構は、サーボ
モーターの出力を倍力してパンチに伝達するとともに、
パンチのストロークにおいて中間部の移動速度を大きく
する。
【0006】
【実施例】図1は第1実施例を示し、縦型の粉末成形機
1(以下、単に成形機1という)である。この成形機1
は成形部2、リンク駆動用サーボモーター3、リンク機
構4および制御装置5を備える。成形機1の機枠ベース
6上に2本の垂直なガイドバー7が平行に立設され、そ
の頂部が上部機枠8で結合されると共に、このガイドバ
ー7にダイプレート9と加圧ラム10が水平に、かつ、
摺動可能に装着されている。
【0007】加圧ラム10は上部機枠8にクランクによ
る倍力構造を備えたリンク機構4を介して連結され、上
部機枠8に取付けられたリンク駆動用サーボモーター3
で上下移動される。ダイプレート9は機枠ベース6に設
けられた運動方向が上下であるねじ・ナット機構11に
支持されて上下方向に位置が調整可能とされている。ね
じ・ナット機構11は機枠ベース6上のダイプレート調
整用サーボモーター12によって駆動される。このモー
ター12はブレーキ13を備える。
【0008】ダイプレート9には中央部に上下方向に貫
通した孔が設けられ、これにダイ14が交換可能に装着
されている。また、ダイプレート9の上面には、フイー
ダー15が配置され、エアアクチュエータによって上面
を図のホームポジションと上記ダイ14の位置を往復摺
動するように配置されている。フィーダー15には、図
示されていないが、上方のホッパーから成形用の粉体が
常時供給されるようになっている。
【0009】一方、加圧ラム10の下面には第1パンチ
16が、また、機枠ベース6上には第2パンチ17が固
定され、これらのパンチ面が上記のダイ14中で対向す
るようになっている。すなわち、成形機1には縦方向に
一本の軸線aが設定され、上記の第1、第2のパンチ1
6,17およびダイ14はこれを軸線とした同一軸線上
に配置されている。さらに、リンク機構4の駆動側軸1
8、従動側軸19もこの軸線a上に配置されている。な
お、第1、第2パンチ16,17の基部にはそれぞれ圧
縮力センサー20,21が取付けられていて、第1,第
2パンチ16,17に作用する負荷を検出するようにな
っている。
【0010】圧縮力センサー20,21の検出出力はコ
ンピューター内蔵数値制御装置(CNC)22に伝達さ
れ、また、CNC22はサーボアンプ23を介して、上
記のリンク駆動用サーボモーター3、ダイプレート調整
用サーボモーター12、およびフィーダー15を制御す
る。CNC22は通常のもので、図2のように、演算装
置(CPU)を中心として、固定記憶部(ROM)、書
き替え記憶部(RAM)、入力回路(DI)、出力回路
(DO)、サーボインターフェース(SSU)、これに
接続されたサーボ回路24、キーボード25および表示
画面(CRT)を備え、サーボ回路25にサーボアンプ
23が接続されている。圧縮力センサー20,21の検
出出力はCNC22の入力回路(DO)へ常時伝達さ
れ、また、フィーダー15のエアアクチュエーターには
出力回路(DO)からオン・オフ信号が伝達される。
【0011】成形機1の作動は次のように行われる。な
お、初期状態において、リンク機構4はリンク駆動用サ
ーボモーター3によって収縮され、加圧ラム10は最上
昇位置にある。ダイプレート9はダイプレート調整用サ
ーボモーター12によって最下降した位置にあり、ダイ
プレート上面と第2パンチ17の上面が面一となってい
る(図3)。フィーダー15はダイ14の位置から退避
したホームポジションにある。CNC22のROMには
成形機1の作動に関するシステムプログラムが格納さ
れ、RAMには成形に関する加工プログラムが格納され
ているものとする。 (1) 成形機が備えた操作盤の起動ボタンを押し、画
面(CRT)に表示された加工に関する各種のデータ入
力個所にキーボード25から次のデータを入力・設定
し、RAMに記憶させる。
【0012】 ダイプレート押上げ量(給粉距離) ……V 第1パンチのストローク距離 ……St 圧縮力 ……Ps これらのデータは成形品の大きさ、成形品の粉体密度と関連する。 第1パンチの移動速度 ……Sp このデータは、サイクルスピードおよび給粉スピードに関連する。 なお、他にも成形しようとする粉末の特性などを入力す
る。画面(CRT)には、設定条件に基づく成形空間2
6の形状と圧縮された状態の粉体、すなわち、成形品の
形状が画面(CRT)に表示される。 (2) 画面に圧縮力と成形寸法のどちらを優先した成
形にするかが表示され、同時にこれを選択するソフトキ
ーが表示されるので、いずれかを選択する。圧縮力を優
先した成形は成形寸法より、成形品の粉体密度を優先す
る成形であり、設計した強度が重要視される部材の成形
に適し、成形寸法を優先した成形は、強度のばらつきよ
り、成形寸法を優先するもので、納まり条件の厳しい部
材の成形に適している。 (3) 圧縮力優先を選定の場合は、圧縮力Psを設定
値としたトルクリミット制御とするか、圧縮力センサー
20,21からの検出出力値が設定値Psに相当するも
のになるまで圧縮するフィードバック制御とするかをソ
フトキーで選択する。トルクリミット制御とした場合、
圧縮力センサー20,21からの検出出力は必要がな
く、フィードバック制御の場合にはリンク駆動サーボモ
ーター3のトルクリミット制御を必要としないので、C
NC22のCPUはどちらが選ばれたかによって、いず
れかの制御方式を選択する。その機構は特開昭62−2
07618号に記載されたトルクリミット制御とフィー
ドバック制御の切り換え機構と同様である。 (4) 操作盤の圧縮成形開始ボタンを押す。 (5) CNC22はリンク駆動用サーボモーター3,
ダイプレート調整用サーボモーター12が初期位置(上
記の位置)にあることおよびフィーダー15が退避位置
にある(リミットを踏んでいる)ことを確認する。 (6) RAMから給粉距離Vを読み、ダイプレート調
整用サーボモーター12を駆動し、ダイプレート9を距
離Vだけ持ち上げる。ブレーキ13が作動しダイプレー
ト9の位置が維持される。これにより深さVの成形空間
26が形成される。なお、CNC22の内部における信
号の処理は従来と同様であり、格別な点ないので省略
し、作動のみを記載する。 (7) エアアクチュエーターが駆動されて、フィーダ
ー15が一往復し、上記の成形空間26に成形する粉体
が充填される(図4)。 (8) 圧縮力優先か、成形寸法優先か判定して、その
結果によりRAMから第1パンチのストローク値Stま
たは圧縮力Psを読み込み、リンク駆動用サーボモータ
ー3を駆動し、第1パンチ16を下降させる。この時の
移動速度Spは、リンク駆動用サーボモーター3に関し
ての速度で、リンク機構4としてクランクやトグル構造
を用いている場合、第1パンチ17の実際の移動は、移
動の上端と下端で遅く、中間で早くなる。なお、リンク
機構4の作動は往復動である。
【0013】このとき、成形寸法優先が選択されている
場合は、第1パンチ16のパンチ面(下端)が設定した
位置Stで下方移動が停止し、ついで、上方に移動して
ホームポジションに戻る。圧縮力優先が選択されている
場合には、第1パンチ16の下降中、入力回路(DI)
に伝達される圧力センサー20,21の検出出力値がC
NC22によって監視され、この値が設定した圧力値P
sになったところで、第1パンチ16の下降を停止す
る。ついで、第1パンチ16が上方のホームポジション
に戻される。なお、圧縮力Psは所定時間(t)だけ維
持されることがある。この間、第1パンチ16の下降に
よって、成形空間26の粉体が圧縮されて成形される
(図5)。 (9) 第1パンチ16がホームポジションに戻ると、
ブレーキ13の作動が解除されてダイ調整用サーボモー
ター12が逆方向に駆動されて、ダイプレート9が下降
され、もとのホームポジションに戻される(図6)。こ
れにより成形品がダイプレート9の上面に浮かび上が
り、他の場所に取り出され、収納される。 (10) このようにして、成形作動の一サイクルが終
了し、以後同様のサイクルが継続される。
【0014】以上のように、成形機1における第1パン
チ16のストローク値Stや圧縮成形時の圧縮力値Ps
あるいは第1パンチ16の移動速度をキーボードから入
力することによって任意に定め、リンク駆動用サーボモ
ーター3によって実行させることができるから、成形条
件をきめ細かに設定した粉末成形を行うことができる。
また、倍力構造のリンク機構4を採用するので、第1パ
ンチ16の移動を中間部において素早く行え、成形サイ
クルのスピードを向上することができる。圧縮力センサ
ー20,21はいずれか一方でも良い。しかし、第1パ
ンチ16と第2パンチ17側で検出出力値に時間的なズ
レや値としてのズレの生じることがあるので、正確を期
すには双方に配置するのが好ましい。さらに、実施例の
構造では成形品の抜きだし速度をダイプレート9を移動
するサーボモーター12によって調整できるから、成形
する粉体の組成や圧縮力に対しその成形品を抜き出す時
の速度が適切でないために生じる割れや変形などの事故
を防止できる。
【0015】図7は第2の実施例を示し、第1の実施例
と同様の構造部分には同じ符号を付し、説明を援用す
る。第2実施例が第1の実施例と異なる点は、ダイプレ
ート9が機枠ベース6と一体に構成されて上下位置調整
ができない固定構造であること、そのかわりにダイプレ
ート9の下方に下部可動機枠27が2本のガイドバー7
に摺動可能に装着されると共に上下方向に運動するねじ
・ナット機構11,11で上下位置調整可能とされてい
る点である。ねじ・ナット機構11,11は機枠ベース
6から垂直に構成され、ブレーキ13を備えた下部可動
機枠用サーボモーター28で駆動される。
【0016】基本的な作動および設定すべき必要なデー
タなどは第1実施例と同様であり説明を省略するが、次
の点が異なる。すなわち;成形空間26はダイプレート
9の下降ではなく、第2パンチ17が下降することによ
り設定される。また、成形品の突き出しも第2パンチ1
7が上方へ移動することにより行われる。これらの駆動
および位置の維持は可動機枠用サーボモーター28およ
びブレーキ13で行われる。なお、ねじ・ナット機構1
1,11は下部可動機枠用サーボモーター28にかえ、
通常のモーターや手動で回動するようにしても良い。し
かし、サーボモーターとすれば、制御装置5を備えるこ
とにより、下部可動機枠27の位置を画面(CRT)を
見ながら数値で設定することができ、しかも作動におい
ては自動的に位置決めされ、かつ、正確である利点があ
る。
【0017】下部可動機枠用サーボモーター28を駆動
することによって、第1パンチ16の位置に応じて第2
パンチ17の位置を上下に位置調節することができる。
このため、上下寸法が同じ成形品であっても、第2パン
チ17の位置を下方の適宜位置とすることにより、第1
パンチ16を駆動するリンク機構4を伸びきった位置ま
で作動させることができ、リンク機構4としてのクラン
クやトグル構造が本来備えている大きな倍力機能を十分
に活かすことができ、比較的小型のサーボモーターで大
きな圧縮力を必要とする成形を行える。なお、勿論、第
2パンチ17の位置を上記の場合より上方としてリンク
機構4を上死点と下死点の間で利用し、第1実施例で述
べたと同様の作動を行わせることができる。
【0018】さらに、リンク機構4を伸びきらせ、第1
パンチ16を最下端位置として行った一次圧縮の後、そ
の状態を維持して下部可動機枠用サーボモーター28を
駆動し、内部の成形品に二次圧縮を加えたり、ねじ・ナ
ット機構11の特徴を活かして圧縮力を緩慢に除去する
など成形品の圧縮後養生に役立てることができる。
【0019】さらに、第2パンチ17の位置を上下移動
できることを利用して、第1回の成形作動の後、その成
形品(部分成形品)を取り出さず、そのまま、第二回目
として設定した給粉距離だけ第2パンチ17を下方に移
動して成形空間を拡大し、その上に給粉し、その上から
第二回の成形作動(圧縮)を行うことを繰り返し、前回
で圧縮成形された部分成形品に順次、部分成形品を継ぎ
足して行き、最終的に圧縮密度がほぼ均等な長尺物を得
る、いわゆる、継ぎ足し成形もしくは突き固め成形を行
うことができる。
【0020】図8は、第3の実施例で、第1の実施例と
同様の部材には同じ符号を付して説明を援用する。な
お、制御装置5については図示を省略している。この実
施例は、第1の実施例に対して上方の第1パンチ16が
上部可動機枠29に取り付けられ、この機枠29が加圧
ラム10に運動方向が垂直なねじ・ナット機構30,3
0で上下位置調整可能に構成されている点が異なる。ね
じ・ナット機構30,30はブレーキ31を備えた上部
可動機枠用サーボモーター32で駆動される。
【0021】このものでは、ダイプレート9の上下位置
調整により、成形空間26が形成され、また、上部可動
機枠29を上方の適宜位置へ移動することにより圧縮時
にリンク機構4を伸びきらせる圧縮作動が可能である。
また、上部可動機枠29を適宜位置に上下移動すること
により圧縮完了時におけるリンク機構4の伸縮度を任意
に調整でき、リンク機構4が備えた伸縮時の位置−倍力
曲線の都合の良い領域のみを利用し、成形する粉末の特
性に合致した成形作動を行わせることができる。ねじ・
ナット機構30もまた、手動とすることができるが、サ
ーボモーターで駆動するのが便利である。
【0022】図9は第4実施例であって、第2、第3実
施例に特徴的な要素を組み合わせたものである。第2,
第3実施例と同様の部材には同じ符号を付し、説明を援
用する。なお、制御装置5については図示を省略してい
る。この構成は、圧縮時にリンク機構4を伸びきらせる
作動が可能であると共に、第2実施例の構成が備えた二
次圧縮の機能や第3実施例が備えたリンク機構4におけ
る位置−倍力曲線の都合の良い領域を利用できる機能を
合わせ有し、これらを選択的に、または、組み合わせて
利用できる利点がある。
【0023】図10は第5の実施例を示す。この実施例
は、第1の実施例に対し上部機枠8がガイドバー7,7
に沿って位置調整可能とされている点が異なる。他の構
成は第1の実施例とほぼ同様であり、同様の部材には同
じ符号を付し、説明を援用する。また、制御装置5につ
いては図示を省略している。すなわち、上部機枠8がは
左右のガイドバー7,7に嵌挿され、ガイドバー7,7
の上端部は送りねじ部33に形成されている。そして、
上部機枠8の上面には上記のガイドバー7,7が貫通す
る位置にナット34がその位置で回動するように軸支さ
れ、これに上記の送りねじ部33が螺合している。ナッ
ト34は、また、外周にギアを備え、これに掛け回され
たベルトを上部機枠用サーボモーター35で駆動され
る。このサーボモーター35はブレーキ36を備える。
上部機枠用サーボモーター35を駆動すると複数のナッ
ト34はベルトによって同期して回動し、上部機枠8が
上下に位置調整される。これにより、上部機枠8と加圧
ラム10の間隔が調整され、任意の伸縮程度で圧縮を行
う作動に加え、圧縮時にリンク機構4を伸びきらせる作
動が可能となる。また、第3,4実施例のように上部可
動機枠29を設ける構成に比べ、第1パンチ16と共に
移動する部分が軽量でリンク駆動サーボモーター3に対
する負荷が小さい。
【0024】図11は第6の実施例を示し、プレスのタ
イプを両押しタイプとしたものである。第1実施例のも
のに対し、上部は同構造とし、下部を上部と同様に第2
パンチ17がリンク駆動用サーボモーター3bによって
駆動されるリンク機構4bで移動される構造となってい
る。第6実施例と同様の部材には同じ符号を付し、説明
を援用する。また、制御装置5に関しては図示を省略し
ている。作動においては、下方の第2パンチ17がダイ
14と成形空間26を形成してからフィーダー15が作
動して給粉し、ついで上方の第1パンチ16が下降して
圧縮成形を行う手順となる。圧縮後の成形品はダイプレ
ート9の上面側、下面側のいずれの側にも押出せる。
【0025】図12は第7実施例を示し、第6実施例に
第4実施例の技術思想を付加したものであり、これらと
同様の部材には同じ符号を付して説明を援用する。ま
た、制御装置5に関しては図示を省略している。この実
施例は上記第4,第6両実施例が発揮する作用効果を有
し、特に、圧縮時に両リンク機構4a,4bを伸びきっ
た状態とし、小馬力のサーボモーター3a,3bで強い
圧縮力の成形を行える特徴がある。
【0026】以上、第1、第2パンチ16,17の移動
方向が垂直である縦型の成形機1について説明してきた
が、上記の移動方向が垂直方向に対して角度をもった斜
行型や移動方向が水平な横型としても構成することがで
きる。ただし、これらの場合にはフィーダー15による
給粉構造に工夫を要する。フィーダー15による給粉
は、すでに形成されている成形空間26の位置にフィー
ダー15が移動して給粉する場合と、フィーダー15が
ダイ24の位置に移動してから第2パンチ17を下げ、
成形空間26を形成する際の吸引によって給粉する場合
とがある。フィーダー15の駆動源はエアに限らず、油
圧やモーター駆動であっても良い。
【0027】
【発明の効果】パンチの位置を定めるサーボモーターと
制御装置を備えることにより、パンチがリンク機構で駆
動されるものであっても成形品の容積(パンチ移動方向
の寸法)を変えることができ、かつ、正確に成形でき
る。サーボモーターと制御装置を備えることによって成
形時の圧縮力をほぼ任意に設定できる。リンク機構によ
って、成形のサイクルタイムが短縮されると共に圧縮時
に大きな力を得られ、リンク駆動用サーボモーターの出
力が効率良く利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】機構を示す正面図(第1実施例)。
【図2】CNCの概略を示すブロック図。
【図3】機構の要部を示す正面図。
【図4】機構の要部を示す正面図。
【図5】機構の要部を示す正面図。
【図6】機構の要部を示す正面図。
【図7】機構を示す正面図(第2実施例)。
【図8】機構を示す正面図(第3実施例)。
【図9】機構を示す正面図(第4実施例)。
【図10】機構を示す正面図(第5実施例)。
【図11】機構を示す正面図(第6実施例)。
【図12】機構を示す正面図(第7実施例)。
【符号の説明】
2 成形部 3 リンク駆動用
サーボモーター 4 リンク機構 5 制御装置 9 ダイプレート 10 加圧ラム 12 ダイプレート調整用サーボモーター 14 ダイ 15 フィーダー 16 第1パンチ 17 第2パンチ 20,21 圧縮力センサー 26 成形空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平 尊之 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 フアナツク株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 村中 正樹 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 フアナツク株式会社商品開発研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形部にダイとパンチを備え、サーボモ
    ーターで駆動され回転運動を直線運動に変換し、かつ、
    力の増幅が行えるリンク機構にパンチを結合し、サーボ
    モーターの駆動を制御する制御装置を設けたことを特徴
    とする電動式粉末成形機。
  2. 【請求項2】 パンチによる圧縮力を検出する圧縮力セ
    ンサーを備え、制御装置が圧縮力センサーの出力が設定
    した圧縮力に相当するものとなるようにサーボモーター
    の駆動を制御するものであることを特徴とした請求項1
    に記載の電動式粉末成形機。
  3. 【請求項3】 ダイがパンチに対し同一軸上で移動可能
    としてあることを特徴とした請求項1に記載の電動式粉
    末成形機。
  4. 【請求項4】 パンチが同一軸線上で対向する第1、第
    2のパンチからなり、第1のパンチをリンク機構に結合
    し、第2のパンチを第1のパンチに対し位置調整可能と
    してあることを特徴とした請求項1に記載の電動式粉末
    成形機。
JP3247029A 1991-08-31 1991-08-31 電動式粉末成形機 Expired - Fee Related JP3029151B2 (ja)

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