JP2720122B2 - 粉末成形機のフィーダー装置 - Google Patents
粉末成形機のフィーダー装置Info
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- JP2720122B2 JP2720122B2 JP3267009A JP26700991A JP2720122B2 JP 2720122 B2 JP2720122 B2 JP 2720122B2 JP 3267009 A JP3267009 A JP 3267009A JP 26700991 A JP26700991 A JP 26700991A JP 2720122 B2 JP2720122 B2 JP 2720122B2
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- Japan
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- feeder
- die plate
- powder
- molding
- molding machine
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/30—Feeding material to presses
- B30B15/302—Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses
- B30B15/304—Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses by using feed frames or shoes with relative movement with regard to the mould or moulds
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉末を圧縮して成形
する成形機の粉末供給用フィーダー装置に関する。
する成形機の粉末供給用フィーダー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粉末成形機においては、ダイプレートの
ほぼ中央に形成される成形空間a(図4、図5)に成形
用の粉末bを充填するために、フィーダー装置cが設け
られる。この装置cは通常、ダイプレート表面を摺動
し、成形作動時に邪魔にならない退避位置と上記の成形
空間aの間を移動するようになっている。粉末bの圧縮
成形において、成形空間aに充填される粉末bの密度は
重要であり、密度の高低は圧粉体(成形品)の強度や寸
法精度に大きく影響する。しかし、従来のフィーダー装
置cは、油圧シリンダーやクランク機構などで直線状に
移動されるアームの先端にフィーダーを固定しただけの
ものであるために、成形空間aに対する充填の方向と態
様(往復移動)が固定している。そのために、成形空間
aには往復移動の前方と後方側とで密度が不均一になる
傾向がある。そして、充填密度が不均一になる傾向は、
成形空間aの横断面が複雑になると増長される。
ほぼ中央に形成される成形空間a(図4、図5)に成形
用の粉末bを充填するために、フィーダー装置cが設け
られる。この装置cは通常、ダイプレート表面を摺動
し、成形作動時に邪魔にならない退避位置と上記の成形
空間aの間を移動するようになっている。粉末bの圧縮
成形において、成形空間aに充填される粉末bの密度は
重要であり、密度の高低は圧粉体(成形品)の強度や寸
法精度に大きく影響する。しかし、従来のフィーダー装
置cは、油圧シリンダーやクランク機構などで直線状に
移動されるアームの先端にフィーダーを固定しただけの
ものであるために、成形空間aに対する充填の方向と態
様(往復移動)が固定している。そのために、成形空間
aには往復移動の前方と後方側とで密度が不均一になる
傾向がある。そして、充填密度が不均一になる傾向は、
成形空間aの横断面が複雑になると増長される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、横断面形
状がどのような成形空間であっても、その空間に粉末が
均一に充填されるフィーダー装置の提供を課題とする。
状がどのような成形空間であっても、その空間に粉末が
均一に充填されるフィーダー装置の提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】フィーダーをダイプレー
ト表面でX・Y軸方向に移動したり、一軸を中心に半径
方向寸法を変化させながら回動したりして、成形空間に
対する粉末の充填方向が限定されないものとする。
ト表面でX・Y軸方向に移動したり、一軸を中心に半径
方向寸法を変化させながら回動したりして、成形空間に
対する粉末の充填方向が限定されないものとする。
【0005】
【作用】成形空間に対し、フィーダーは任意の方向、あ
るいは複数の方向から粉末を充填する。
るいは複数の方向から粉末を充填する。
【0006】
【実施例】図3は、縦型の粉末成形機1(以下、単に成
形機1という)であり、成形部2、リンク駆動用サーボ
モーター3、リンク機構4および制御装置5を備えてい
る。成形機1のベース6上に2本または4本の垂直なガ
イドバー7が平行に立設され、その頂部が上部機枠8で
結合されると共に、このガイドバー7にダイプレート9
と加圧ラム10が水平に、かつ、摺動可能に装着されて
いる。
形機1という)であり、成形部2、リンク駆動用サーボ
モーター3、リンク機構4および制御装置5を備えてい
る。成形機1のベース6上に2本または4本の垂直なガ
イドバー7が平行に立設され、その頂部が上部機枠8で
結合されると共に、このガイドバー7にダイプレート9
と加圧ラム10が水平に、かつ、摺動可能に装着されて
いる。
【0007】加圧ラム10は上部機枠8にクランクによ
る倍力構造を備えたリンク機構4を介して連結され、上
部機枠8に取付けられたリンク駆動用サーボモーター3
で上下移動される。ダイプレート9は機枠ベース6に設
けられた運動方向が上下であるねじ・ナット機構11に
支持されて上下方向に位置が調整可能とされている。こ
のねじ・ナット機構11は機枠ベース6上のダイプレー
ト調整用サーボモーター12によって駆動される。ダイ
プレート調整用サーボモーター12はブレーキ13を備
える。
る倍力構造を備えたリンク機構4を介して連結され、上
部機枠8に取付けられたリンク駆動用サーボモーター3
で上下移動される。ダイプレート9は機枠ベース6に設
けられた運動方向が上下であるねじ・ナット機構11に
支持されて上下方向に位置が調整可能とされている。こ
のねじ・ナット機構11は機枠ベース6上のダイプレー
ト調整用サーボモーター12によって駆動される。ダイ
プレート調整用サーボモーター12はブレーキ13を備
える。
【0008】ダイプレート9には中央部に上下方向に貫
通した孔が設けられ、これにダイ14が交換可能に装着
されている。また、ダイプレート9の上面には、フイー
ダー15とアクチュエータ16からなるフィーダー装置
cが設けられており、フイーダー15はアクチュエータ
ー16によってダイプレート9の上面を図の退避位置と
上記ダイ14の位置を往復摺動するように配置されてい
る。フィーダー15には、図示されていないが、上方の
ホッパーから成形用の粉末が常時供給されるようになっ
ている。
通した孔が設けられ、これにダイ14が交換可能に装着
されている。また、ダイプレート9の上面には、フイー
ダー15とアクチュエータ16からなるフィーダー装置
cが設けられており、フイーダー15はアクチュエータ
ー16によってダイプレート9の上面を図の退避位置と
上記ダイ14の位置を往復摺動するように配置されてい
る。フィーダー15には、図示されていないが、上方の
ホッパーから成形用の粉末が常時供給されるようになっ
ている。
【0009】一方、加圧ラム10の下面には第1パンチ
17が、また、ベース6上には第2パンチ18が固定さ
れ、これらのパンチ面が上記のダイ14中で対向するよ
うになっている。すなわち、成形機1には縦方向に一本
の軸線zが設定され、上記の第1、第2のパンチ17,
18およびダイ14はこれを軸線とした同一軸線上に配
置されている。なお、第1、第2パンチ17,18の基
部にはそれぞれ圧縮力センサー19,20が取付けられ
ていて、これらのパンチ17,18に作用する負荷を検
出するようになっている。
17が、また、ベース6上には第2パンチ18が固定さ
れ、これらのパンチ面が上記のダイ14中で対向するよ
うになっている。すなわち、成形機1には縦方向に一本
の軸線zが設定され、上記の第1、第2のパンチ17,
18およびダイ14はこれを軸線とした同一軸線上に配
置されている。なお、第1、第2パンチ17,18の基
部にはそれぞれ圧縮力センサー19,20が取付けられ
ていて、これらのパンチ17,18に作用する負荷を検
出するようになっている。
【0010】圧縮力センサー19,20の検出出力は制
御装置5の数値制御装置(CNC)21に伝達され、ま
た、CNC21はサーボアンプ22を介して、上記のリ
ンク駆動用サーボモーター3、ダイプレート調整用サー
ボモーター12、およびフィーダー装置cを制御する。
CNC21は通常のもので、演算装置(CPU)を中心
として、ROMやRAM、入・出力回路(DI/D
O)、サーボインターフェース(SSU)およびデータ
入力のためのキーボードや表示画面(CRT)さらには
プリンターを備え、成形機1を作動させるためのシステ
ムプログラム、成形過程を実行させるための成形プログ
ラムおよび必要なデータが入力されている。
御装置5の数値制御装置(CNC)21に伝達され、ま
た、CNC21はサーボアンプ22を介して、上記のリ
ンク駆動用サーボモーター3、ダイプレート調整用サー
ボモーター12、およびフィーダー装置cを制御する。
CNC21は通常のもので、演算装置(CPU)を中心
として、ROMやRAM、入・出力回路(DI/D
O)、サーボインターフェース(SSU)およびデータ
入力のためのキーボードや表示画面(CRT)さらには
プリンターを備え、成形機1を作動させるためのシステ
ムプログラム、成形過程を実行させるための成形プログ
ラムおよび必要なデータが入力されている。
【0011】フィーダー装置cは、上記のようにフィー
ダー15とそのアクチュエーター16からなり、フィー
ダー15はダイプレート9の上面に容器を伏せたような
形状で上部に、図示していないがホッパーからの粉末供
給管が接続されている。アクチュエーター16は、図1
のようにX軸移動装置24xとY軸移動装置24yを備
え、これらはそれぞれボールねじ25(x,y)とボー
ルナット26(x,y)およびサーボモーター27
(x,y)を備える。ボールナット26はそれぞれテー
ブル28(x,y)に固定されると共にボールねじ25
に螺合されており、ボールねじ25はそれぞれのサーボ
モーター27で駆動される。サーボモーター27(x,
y)は上記のサーボアンプ22に接続されている。
ダー15とそのアクチュエーター16からなり、フィー
ダー15はダイプレート9の上面に容器を伏せたような
形状で上部に、図示していないがホッパーからの粉末供
給管が接続されている。アクチュエーター16は、図1
のようにX軸移動装置24xとY軸移動装置24yを備
え、これらはそれぞれボールねじ25(x,y)とボー
ルナット26(x,y)およびサーボモーター27
(x,y)を備える。ボールナット26はそれぞれテー
ブル28(x,y)に固定されると共にボールねじ25
に螺合されており、ボールねじ25はそれぞれのサーボ
モーター27で駆動される。サーボモーター27(x,
y)は上記のサーボアンプ22に接続されている。
【0012】そして、Y軸移動装置24yの機枠29y
はダイプレート9に固定され、X軸移動装置24xの機
枠29xは前端部でY軸移動装置24yにおけるテーブ
ル28yに固定される。この時、ボールねじ25(x,
y)は図のように直交させて配置される。X軸移動装置
24xのテーブル28xにはフィーダー15を先端に固
定したアーム30の基部が、その軸方向をボールねじ2
5xの方向と一致させて固定されている。したがって、
フイーダー15はダイプレート9上のダイ14に対し
て、2次元的にどの方向からも接近し、また、退避する
ことができる。
はダイプレート9に固定され、X軸移動装置24xの機
枠29xは前端部でY軸移動装置24yにおけるテーブ
ル28yに固定される。この時、ボールねじ25(x,
y)は図のように直交させて配置される。X軸移動装置
24xのテーブル28xにはフィーダー15を先端に固
定したアーム30の基部が、その軸方向をボールねじ2
5xの方向と一致させて固定されている。したがって、
フイーダー15はダイプレート9上のダイ14に対し
て、2次元的にどの方向からも接近し、また、退避する
ことができる。
【0013】成形機1の作動は概略で次のように行われ
る。なお、初期状態において、リンク機構4はリンク駆
動用サーボモーター3によって収縮され、加圧ラム10
は上昇位置にある。ダイプレート9はダイプレート調整
用サーボモーター12によって最も下降した位置にあ
り、ダイプレート上面と第2パンチ17の上面が面一と
なっている。フィーダー15はダイ14の位置から退避
した位置にある。ダイプレート調整用サーボモーター1
2が駆動されて、ねじ・ナット機構11によりダイプレ
ート9が設定量だけ上昇され成形空間aが形成される
(図3)。ダイプレート調整用サーボモーター12は停
止され、ブレーキ13で位置が保持される。フィーダー
装置cのアクチュエーター16が駆動されて成形空間a
に粉末が充填される。この時、成形空間aに対するフィ
ーダー15の接近、退避方向は任意であって、成形空間
aの横断面形状や粉末の特性などで、データを入力しあ
らかじめ設定しておく。例えば、図5のように横断面形
状が小判形の場合には、長手方向の軸線pに対し直交す
る方向と平行な方向、あるいは斜交する方向を組み合わ
せて数回往復移動させる。このような移動は移動装置2
4(x,y)を駆動するサーボモーター27(x,y)
に対する移動指令を適宜にプログラムし、上記の設定デ
ータを活用することで達成できる。
る。なお、初期状態において、リンク機構4はリンク駆
動用サーボモーター3によって収縮され、加圧ラム10
は上昇位置にある。ダイプレート9はダイプレート調整
用サーボモーター12によって最も下降した位置にあ
り、ダイプレート上面と第2パンチ17の上面が面一と
なっている。フィーダー15はダイ14の位置から退避
した位置にある。ダイプレート調整用サーボモーター1
2が駆動されて、ねじ・ナット機構11によりダイプレ
ート9が設定量だけ上昇され成形空間aが形成される
(図3)。ダイプレート調整用サーボモーター12は停
止され、ブレーキ13で位置が保持される。フィーダー
装置cのアクチュエーター16が駆動されて成形空間a
に粉末が充填される。この時、成形空間aに対するフィ
ーダー15の接近、退避方向は任意であって、成形空間
aの横断面形状や粉末の特性などで、データを入力しあ
らかじめ設定しておく。例えば、図5のように横断面形
状が小判形の場合には、長手方向の軸線pに対し直交す
る方向と平行な方向、あるいは斜交する方向を組み合わ
せて数回往復移動させる。このような移動は移動装置2
4(x,y)を駆動するサーボモーター27(x,y)
に対する移動指令を適宜にプログラムし、上記の設定デ
ータを活用することで達成できる。
【0014】粉末の充填が終了し、フィーダー15が退
避するとリンク駆動用サーボモーター3が駆動されてリ
ンク機構4、加圧ラム10を介して第1パンチ17が成
形空間aに下降し、粉末を圧縮成形する。圧縮に際して
は、第1パンチ17の位置を設定位置まで下降させる位
置制御による場合とリンク駆動用サーボモーター3のサ
ーボ回路に適宜なトルクリミット(設定値に基づく)を
印加することで圧縮力を設定値に収める圧縮力制御の場
合があり、寸法重視の場合と強度(粉末密度)を重視す
る場合とで使い分ける。なお、圧縮制御の場合に圧縮力
センサー19,20の検出出力を用い、これによりトル
クリミット指令をフィードバック制御し、第1パンチ1
7による実際の圧縮力を設定値に一致させるようにする
こともできる。
避するとリンク駆動用サーボモーター3が駆動されてリ
ンク機構4、加圧ラム10を介して第1パンチ17が成
形空間aに下降し、粉末を圧縮成形する。圧縮に際して
は、第1パンチ17の位置を設定位置まで下降させる位
置制御による場合とリンク駆動用サーボモーター3のサ
ーボ回路に適宜なトルクリミット(設定値に基づく)を
印加することで圧縮力を設定値に収める圧縮力制御の場
合があり、寸法重視の場合と強度(粉末密度)を重視す
る場合とで使い分ける。なお、圧縮制御の場合に圧縮力
センサー19,20の検出出力を用い、これによりトル
クリミット指令をフィードバック制御し、第1パンチ1
7による実際の圧縮力を設定値に一致させるようにする
こともできる。
【0015】加圧後、第1パンチ17は上方へ移動して
ホームポジションに戻され、また、ブレーキ13が解除
されてダイプレート調整用サーボモーター12が逆方向
に駆動されてダイプレート9が第2パンチ18のパンチ
面と一致する位置まで下降し、成形品である圧粉体をダ
イプレート9の上面に抜き出す。以上により、1サイク
ルの成形作動が終了する。このサイクルにおいて、成形
用粉末は任意に定められた複数の方向から成形空間aに
充填され、成形空間内部において粉末密度はほぼ均一と
なっているから、成形品である圧粉体の強度が向上し、
寸法も設定した値となる。さらに、個々の圧粉体間での
強度や寸法のばらつきが減少する。
ホームポジションに戻され、また、ブレーキ13が解除
されてダイプレート調整用サーボモーター12が逆方向
に駆動されてダイプレート9が第2パンチ18のパンチ
面と一致する位置まで下降し、成形品である圧粉体をダ
イプレート9の上面に抜き出す。以上により、1サイク
ルの成形作動が終了する。このサイクルにおいて、成形
用粉末は任意に定められた複数の方向から成形空間aに
充填され、成形空間内部において粉末密度はほぼ均一と
なっているから、成形品である圧粉体の強度が向上し、
寸法も設定した値となる。さらに、個々の圧粉体間での
強度や寸法のばらつきが減少する。
【0016】図2は、フィーダー装置cの他の実施例で
あって、上記のものがダイプレート9の表面にX・Y直
交座標を設定したものであるのに対し、この実施例は極
座標を設定したものである。すなわち、アクチュエータ
16は、ダイプレート9の上面に設けた垂直な回動軸3
1を中心として水平に回動する機枠32に、ボールねじ
33が半径方向で伸縮可能に軸支された構造を備える。
ボールねじ33は先端にフィーダー15が取付けられる
と共に、基部側が上記の機枠32に対して摺動自在に支
持され、また、ボールナット34が螺合されている。フ
ィーダー15は上記と同様に容器を伏せたような形状で
ダイプレート9の表面を摺動する。
あって、上記のものがダイプレート9の表面にX・Y直
交座標を設定したものであるのに対し、この実施例は極
座標を設定したものである。すなわち、アクチュエータ
16は、ダイプレート9の上面に設けた垂直な回動軸3
1を中心として水平に回動する機枠32に、ボールねじ
33が半径方向で伸縮可能に軸支された構造を備える。
ボールねじ33は先端にフィーダー15が取付けられる
と共に、基部側が上記の機枠32に対して摺動自在に支
持され、また、ボールナット34が螺合されている。フ
ィーダー15は上記と同様に容器を伏せたような形状で
ダイプレート9の表面を摺動する。
【0017】ボールナット34はさらに機枠32に定位
置で回動可能に軸支されており、伸縮用サーボモーター
35で駆動回転されるようになっている。一方、機枠3
2は下面に回動用サーボモーター36で駆動されるベベ
ルピニオン(図に見えていない)を備え、このピニオン
はダイプレート9側に固定されたベベルラック37に噛
合している。そして、伸縮用サーボモーター35、回動
用サーボモーター36が制御装置5に接続されている。
したがって、サーボモーター35が駆動されると、機枠
32に対してボールねじ33が繰り出されたり引き込ま
れたりしてフィーダー15が半径方向に移動し、サーボ
モーター36がこ駆動されると、回動軸31を中心とし
て機枠32の向きが変化し、フィーダー15は回動軸3
1の回りに回転する。その結果、成形空間15に対して
フィーダー15を2次元の任意方向から接近させ、ま
た、退避させることができる。このような動きは、フィ
ーダー15の回動軸31に対する半径方向距離と回転角
度をデータとして設定し、これを活用するプログラムを
組むことによって両サーボモーター35,36をそれぞ
れ適宜に駆動して達成することができる。
置で回動可能に軸支されており、伸縮用サーボモーター
35で駆動回転されるようになっている。一方、機枠3
2は下面に回動用サーボモーター36で駆動されるベベ
ルピニオン(図に見えていない)を備え、このピニオン
はダイプレート9側に固定されたベベルラック37に噛
合している。そして、伸縮用サーボモーター35、回動
用サーボモーター36が制御装置5に接続されている。
したがって、サーボモーター35が駆動されると、機枠
32に対してボールねじ33が繰り出されたり引き込ま
れたりしてフィーダー15が半径方向に移動し、サーボ
モーター36がこ駆動されると、回動軸31を中心とし
て機枠32の向きが変化し、フィーダー15は回動軸3
1の回りに回転する。その結果、成形空間15に対して
フィーダー15を2次元の任意方向から接近させ、ま
た、退避させることができる。このような動きは、フィ
ーダー15の回動軸31に対する半径方向距離と回転角
度をデータとして設定し、これを活用するプログラムを
組むことによって両サーボモーター35,36をそれぞ
れ適宜に駆動して達成することができる。
【0018】以上は実施例であって、アクチュエーター
16における駆動源はサーボモーターに限らず位置決め
のできるエアシリンダー、油圧シリンダーであっても良
い。また、上記のようなフィーダー装置cは一つの成形
機に複数設けることがあり、互いに作動方向を違えて、
複数種の成形用粉末bを相互に干渉することなく供給で
きるようにすることもできる。
16における駆動源はサーボモーターに限らず位置決め
のできるエアシリンダー、油圧シリンダーであっても良
い。また、上記のようなフィーダー装置cは一つの成形
機に複数設けることがあり、互いに作動方向を違えて、
複数種の成形用粉末bを相互に干渉することなく供給で
きるようにすることもできる。
【0019】
【発明の効果】成形空間に充填された粉末の密度が均一
になり、成形品としての圧粉体の強度や寸法精度が向上
すると共に、成形品間でのばらつきも少なくなる。
になり、成形品としての圧粉体の強度や寸法精度が向上
すると共に、成形品間でのばらつきも少なくなる。
【図1】平面図。
【図2】要部の平面図。
【図3】概略で示す正面図。
【図4】成形空間に対する粉末の充填状態を示す縦断面
図。
図。
【図5】成形空間に対する粉末の充填状態を示す平面
図。
図。
1 成形機 5 制御装置 14 ダイ 15 フィーダー 16 アクチュエーター 17 第1パンチ 18 第2パンチ 24x X軸移動装
置 24y Y軸移動装置 a 成形空間 b 粉末 c フィーダー装置
置 24y Y軸移動装置 a 成形空間 b 粉末 c フィーダー装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平 尊之 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 番地 ファナック株式会社 商品開発研 究所内 (72)発明者 村中 正樹 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 番地 ファナック株式会社 商品開発研 究所内 (56)参考文献 特開 昭59−113101(JP,A) 実開 平3−91199(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】 ダイプレートの表面を摺動し、成形空間
に対する粉末の充填方向が限定されないフィーダーを備
えたことを特徴とする粉末成形機のフィーダー装置。 - 【請求項2】 ダイプレート表面にX・Y直交座標を設
定し、それぞれサーボモーターで駆動され、フィーダー
を移動する、X軸方向移動装置とY軸方向移動装置およ
びこれらの制御装置を備えたことを特徴とする請求項1
に記載の粉末成形機のフィーダー装置。 - 【請求項3】 ダイプレート表面に極座標を設定し、そ
れぞれサーボモーターで駆動され、フィーダーを移動す
る、半径方向移動装置と回転方向移動装置およびこれら
の制御装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
粉末成形機のフィーダー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3267009A JP2720122B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 粉末成形機のフィーダー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3267009A JP2720122B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 粉末成形機のフィーダー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577098A JPH0577098A (ja) | 1993-03-30 |
JP2720122B2 true JP2720122B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=17438794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3267009A Expired - Fee Related JP2720122B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 粉末成形機のフィーダー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2720122B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101847605B1 (ko) * | 2018-01-24 | 2018-04-11 | 주식회사 피티케이 | 핵정제 생산용 원료 공급 장치 |
KR101862848B1 (ko) * | 2018-01-24 | 2018-05-31 | 주식회사 피티케이 | 다중정제 생산용 원료 공급 장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012047033A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-03-08 | Kanaflex Corporation | 管体引込み装置および管体引込み方法 |
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