JPH0239742Y2 - - Google Patents

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JPH0239742Y2
JPH0239742Y2 JP8354184U JP8354184U JPH0239742Y2 JP H0239742 Y2 JPH0239742 Y2 JP H0239742Y2 JP 8354184 U JP8354184 U JP 8354184U JP 8354184 U JP8354184 U JP 8354184U JP H0239742 Y2 JPH0239742 Y2 JP H0239742Y2
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JP
Japan
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socket
bolt
tool body
fastening member
tool
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JP8354184U
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JPS611370U (ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はボルト、ナツト等の締結部材の頭部に
嵌合可能な角穴を有するソケツトレンチを備えた
ボルト締付装置に関する。
従来の技術 この種のボルト締付装置において、締結部材で
ある六角ボルトの頭部にソケツトレンチを嵌合さ
せる際、ソケツトレンチと六角ボルトとの回転方
向の位相を合わせなければならないが、従来は、
例えばソケツトレンチを六角ボルトの頭部に押し
当て、ある一定時間ソケツトレンチを回転させる
ことによりソケツトレンチと六角ボルトが相互に
回転方向にスリツプして位相を合わせる等の方法
が一般的であつた。このような方法によると、位
相合わせの為にソケツトレンチを回転させる時間
はタイマー等で一定時間に規定されているので、
早く位相が合つてしまつた場合にはソケツトレン
チを必要以上に回転させかつ位相合わせのために
必要以上の時間がかかることになり、また一方前
記一定時間内に位相が合わなかつた場合はソケツ
トレンチが六角ボルトの頭部に嵌合していないま
ま次の締付工程に進んでしまう等の問題がある。
解決しようとする問題点 本考案では、ソケツトレンチとボルト等の締結
部材との回転方向の位相が合致しているか否かを
検出することにより、必要最小限の時間で位相合
わせを完了すると共に、位相が合つていないまま
次の工程へ進んでしまうことを防止するボルト締
付装置を提案することである。
問題点を解決するための手段 このような問題点を解消するために、本考案で
は、工具本体と、該工具本体に回転可能に且つ一
定範囲内で軸方向にスライド可能に保持されると
共に、締結部材に着脱可能な嵌合部を軸方向の一
端に有するソケツトと、該ソケツトを前記嵌合部
の側へ軸方向に付勢するばねと、前記ソケツトを
回転する回転駆動装置と、前記工具本体を、前記
ソケツトの軸心が前記締結部材の軸心に略一致す
る位置まで移動し且つ前記締結部材の側へ軸方向
に移動させて前記ソケツトが締結部材に接触又は
嵌合する締結準備位置へもたらす工具移動装置
と、前記ソケツトが前記ばねに抗して前記工具本
体に対して軸方向に移動した距離を検出する近接
センサーと、該近接センサーからの信号が入力さ
れ、前記移動距離が所定値以上であるか否かによ
り前記ソケツトが締結部材に嵌合したか否かを検
出し、前記回転駆動装置を制御する制御装置と、
からなる工具締結装置が提供される。
実施例 第1図および第2図において、ボルト締付工具
本体10はブラケツト12を備え、このブラケツ
ト12には回転駆動装置14が取り付けられてい
る。ブラケツト12の下側には回転駆動装置14
の角軸16がのびており、ソケツト18の角穴2
0がこの角軸16に嵌合されている。ソケツト1
8にはこの角穴20の部分を直径方向に貫通しか
つ軸方向にのびた長孔22が形成されており、一
方角軸16には長孔22に嵌入したピン24が取
り付けられている。このような構造により、ソケ
ツト18は回転駆動装置14の角軸16に対して
回転方向には移動が規制されているが、上下方向
すなわち軸方向には一定範囲でスライド可能であ
り、常時はブラケツト12とソケツト18の肩部
18aとの間に取り付けた圧縮コイルばね26に
より下方に付勢されている。ソケツト18の下部
には締結しようとする六角ボルト28の頭部28
aに着脱可能に嵌合できる嵌合部、即ち六角穴3
0が設けてある。
本考案によれば、ブラケツト12にセンサー取
付用ブラケツト32を取付け、このセンサー取付
用ブラケツト32の先端に近接センサー34を取
付け、ソケツト18の肩部18aと軸方向の位置
が整合するように定位置に配置する。近接センサ
ー34の信号はリード線36を介して第3図に示
すようにロボツトの制御装置に伝達される。即
ち、ギヤツプ信号が増幅器(アンプ)41を経て
コントローラ40に伝達される。コントローラ4
0はこのギヤツプ信号に応じてナツトランナコン
トローラ41に回転指令を与え、回転駆動装置1
4を制御する。
工具本体10のブラケツト12は、図示しない
ロボツトのアーム又はハンドに接続され、この工
具本体10を所望位置に移動できるようになつて
いる。そこでまず、被締結体であるベース40に
仮止めされたボルト(締結部材)28の軸心とソ
ケツト18の軸心とが一致するボルト28上方の
位置へ工具本体10を移動する。以下の処理は第
4図のフローチヤートに示したような手順で行
う。即ちステツプ51において、工具本体10を
下降させ、これにより工具本体10と共にソケツ
ト18をボルト28の側へ軸方向に移動させ、そ
の六角穴30を圧縮ばね26に抗してボルト頭部
28aに押し付ける「締結準備位置」まで工具本
体10を移動させる(ステツプ52)。第1図お
よび第2図はいずれもこの「締結準備位置」にお
けるボルト締付工具を示したものであり、第1図
はこの位置においてソケツト18の六角穴30と
六角ボルト28の頭部28aとの回転方向の位相
が合致しておらず、単に接触している状態を示
し、第2図は位相が合致していてソケツト18の
六角穴30が六角ボルト頭部28aに嵌合してい
る状態を示している。ソケツト18の嵌合又は非
嵌合の状態は、ステツプ53において、近接セン
サー34の先端からソケツト18の肩部18aま
での距離(ギヤツプ)が所定値以上であるか(即
ちbの状態であるか否か)で判定する。ギヤツプ
が所定値以上の時(又は、ギヤツプ=bの時)は
第2図に示すように嵌合状態であり、角軸16の
ピン24はソケツト18の長孔22の上端からあ
る程度離れた位置にあり、ソケツト18は六角ボ
ルト28の頭部28aに対してわずかな軸方向の
付勢力を及ぼし、両者の嵌合、保持状態を確保し
ている。また、この状態では、回転駆動装置14
によりソケツト18を回転させて締付作業を行な
うことができ、六角ボルト28がベース40のね
じ穴42にねじ込まれていく過程においても前記
ばね26によるソケツト18の付勢力により嵌合
状態は確保される。
工具本体10がこのような「締結準備位置」ま
で移動した最初の時点では、通常は第1図のよう
に、ソケツト18の六角穴30とボルト頭部28
aとの位相が合致していないのが普通である。こ
の時、ソケツト18は工具本体10(角軸16)
に対して軸方向上方位置にあり、近接センサー3
4からソケツト肩部18aまでの距離(ギヤツ
プ)は少ない値aであり、近接センサー34は
ONとなる。ステツプ56において、ソケツト1
8を回転駆動装置14により回転させるとソケツ
ト18とボルト頭部28aとの間にすべりを発生
し、ある角度すべりが進むとソケツト18の六角
穴30とボルトの頭部28aの位相が合致し、圧
縮ばね26の作用でソケツト18が下降してボル
ト頭部28aに嵌合し、第2図の状態となる。第
2図の状態では、近接センサー34からソケツト
肩部18aまでの距離(ギヤツプ)はaに対して
大きな値bとなり近接センサー34はOFFとな
る。この近接センサー34のOFFの信号により、
図示しないロボツト側では次の工程(ボルト締結
工程)へ進むように締結工具を制御する。ステツ
プ56において、所定の時間ソケツト18を回転
させてもギヤツプがbとならない時は、異常と判
断してこの処理を終了する。そして、例えば、工
具本体10を上昇させ、第4図のフローチヤート
のスタートから再度開始する。なお、ソケツト1
8の六角穴30とボルトの頭部28aとの位相合
わせのための回転は、ボルト締付のためのソケツ
ト18の回転に比べはるかに遅い速度で行なうの
が好ましい。
考案の効果 以上のように本考案によれば、近接センサーに
より工具本体に対するソケツトの軸方向位置を検
出するだけの簡単な手段で、ソケツトとボルトと
の回転方向の位相が合致しているか否かを検出す
ることができ、このような検出によりソケツトと
ボルトとの位相合わせを最小限の時間で簡単に行
なうことができ、また位相合わせが完了する前に
次の工程に進んでしまうというような問題も生じ
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のボルト締付工具の断面図であ
つてソケツトとボルトとの回転方向の位相が合致
していない状態を示し、第2図は第1図と同様の
断面図であるがソケツトとボルトとの回転方向の
位相が合致しソケツトがボルト頭部に嵌合してい
る状態を示している。第3図は本考案の工具締付
装置の制御部に示す概略図、第4図は本願考案の
工具締付装置の制御手順を示すフローチヤートで
ある。 10……工具本体、14……回転駆動装置、1
8……ソケツト、26……圧縮ばね、28……締
結部材(六角ボルト)、28a……ボルト頭部、
30……ソケツト角穴、34……近接センサー、
40……被締結部材(ベース)、42……コント
ローラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 工具本体10と、 該工具本体10に回転可能に且つ一定範囲内で
    軸方向にスライド可能に保持されると共に、締結
    部材28に着脱可能な嵌合部30を軸方向の一端
    に有するソケツト18と、 該ソケツト18を前記嵌合部30の側へ軸方向
    に付勢するばね26と、 前記ソケツト18を回転する回転駆動装置14
    と、 前記工具本体10を、前記ソケツト18の軸心
    が前記締結部材28の軸心に略一致する位置まで
    移動し且つ前記締結部材28の側へ軸方向に移動
    させて前記ソケツト18が締結部材28に接触又
    は嵌合する締結準備位置へもたらす工具移動装置
    と、 前記ソケツト18が前記ばねに26に抗して前
    記工具本体10に対して軸方向に移動した距離
    a,bを検出する近接センサー34と、 該近接センサー34からの信号により前記移動
    距離が所定値以上であるか否かにより前記ソケツ
    トが締結部材28に嵌合したか否かを検出し、前
    記回転駆動装置14を制御する制御装置42と、 からなる工具締結装置。
JP8354184U 1984-06-07 1984-06-07 ボルト締付装置 Granted JPS611370U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8354184U JPS611370U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 ボルト締付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8354184U JPS611370U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 ボルト締付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS611370U JPS611370U (ja) 1986-01-07
JPH0239742Y2 true JPH0239742Y2 (ja) 1990-10-24

Family

ID=30632262

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8354184U Granted JPS611370U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 ボルト締付装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007210041A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Makita Corp ねじ締め機
JP6517181B2 (ja) * 2016-12-16 2019-05-22 東芝機械株式会社 ワーク支持体移動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS611370U (ja) 1986-01-07

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