JPH05241319A - 半導体集積回路用レチクル - Google Patents

半導体集積回路用レチクル

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JPH05241319A
JPH05241319A JP887292A JP887292A JPH05241319A JP H05241319 A JPH05241319 A JP H05241319A JP 887292 A JP887292 A JP 887292A JP 887292 A JP887292 A JP 887292A JP H05241319 A JPH05241319 A JP H05241319A
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JP
Japan
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film
reticle
pattern
wafer
region
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Withdrawn
Application number
JP887292A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nozue
寛 野末
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05241319A publication Critical patent/JPH05241319A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】露光装置の焦点深度を越える段差を有する半導
体基板に対しても焦点外れなく露光できるレチクルを提
供する。 【構成】石英基板1上にクロム膜2及び酸化クロム膜3
による繰り返しパターン領域4と周辺回路パターン領域
5とを有す半導体集積回路用レチクルに於いて、繰り返
しパターン領域4上に光透過膜7を設ける。光透過膜7
即ち、繰り返しパターン領域4を通る光の光路長を周辺
回路パターン領域5を通る光に比べ長くし、半導体基板
上での焦点面を高くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路用レチク
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】高集積度・微細化を要する超LSIのパ
ターンを半導体基板上に形成するためには、微細パター
ンを正確に形成する縮小投影露光法が用いられている。
従来、縮小投影露光方法を用いる装置は図4に示す構造
のものが一般的である。
【0003】図4において21は防震台であり、この防
震台21上にはX−Y2方向に移動可能なステージ台2
2が設置されている。そしてこのステージ台22上に
は、露光を必要とするウェハー23を載置するウェハー
台24が設置されている。また、ウェハー台24の上部
に設けられた光源25から発生した紫外光26は、コン
デンサレンズ27によって平行光束に集束されて、形成
しようとする半導体集積回路のパターンがN倍の大きさ
に形成してあるレチクル10Aを通過する。レチクル1
0Aを通過してできたレチクル像は、縮小投影レンズ2
9によって1/N倍される。即ち、実寸に縮小されたパ
ターンをウェハー23上に結像露光する。
【0004】ところで、縮小投影レンズ29は、通常露
光可能な面積が5〜20mm□程度であり、それに対し
て、ウェハー23は100mm〜200mmφ程度ある
ので、一度にウェハー23の全面を露光することができ
ない。そのため、ある部分を露光した後に、ステージ台
22を動作させて、他の部分を順次露光することを繰り
返して、ウェハー23の全面を露光している。
【0005】図5は従来例のレチクル10Aの平面図で
ある。レチクル10Aのスクライブ線領域6で囲まれる
領域がウェハー上に転写される。この領域にはスクライ
ブ線領域6に囲まれた集積回路パターンが2ケ所に形成
されている。集積回路パターンの中は、例えば微細パタ
ーンが高密度に配置されたセル部と呼ばれる繰り返しパ
ターン領域4とそれ以外のセル部に比べパターン密度の
低い周辺回路パターン領域5より形成されている。
【0006】図6は図7の拡大断面図である。石英(ま
たはガラス)基板1上には、クロム膜2によって集積回
路の素子パターンが形成されている。クロム膜2の表面
には反射防止用の酸化クロム膜3が被着されている。レ
チクル10Aを均一に照明した光9は、クロム膜2の無
い部分でのみレチクルを通過し、ウェハー上のホトレジ
スト膜を露光する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のレチクルは平坦
な石英基板上にクロム膜でパターンを形成しているた
め、ウェハー上に縮小投影されるパターン面は、縮小投
影露光装置固有の像面傾斜・湾曲等収差による影響を無
視すれば、ウェハー上でウェハーに平行な平面となって
いる。
【0008】ところで、ウェハー上には製造工程を経る
にしたがって、各素子や素子間の配線等のパターンが形
成され、凹凸が大きくなっている。特に繰り返しパター
ン部であるセル部は素子が密に形成され、周辺回路部に
比べ、例えば素子間の配線工程では1μm以上も高くな
っている。図7は、半導体基板11上に素子が形成され
てから、各素子の配線を行なうため、配線材料12と配
線回路パターン転写のためのポジ型ホトレジスト膜13
が塗布されているときの断面図である。
【0009】繰り返しパターン部14には素子16が形
成され、周辺回路パターン部15との高さの差dは1μ
m以上になる場合もある。このウェハーに対し露光を行
なう場合、レチクルパターンの焦点面17を周辺回路パ
ターン部15に於けるホトレジスト膜13に合わせる
と、パターンが正常に形成される範囲は焦点深度とよば
れ、平面18と平面19の間で通常NA0.5を有する
i線ステッパーで0.5μmパターンを形成する時±
0.75μm程度である。繰り返しパターン部14上の
ホトレジスト膜の部分はこの範囲に入らないため、正常
なパターンが形成されないので集積回路装置の性能が劣
化して、歩留まりが低くなるという問題があった。
【0010】本発明の目的は上記の欠点を除去し、工程
上高さが異なる半導体基板上の高密度素子領域と低密度
素子領域とで正常にパターンが形成される半導体集積回
路用レチクルを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
レチクルは、透明基板上にクロム等の金属膜によりパタ
ーンが形成された高密度素子領域と低密度素子領域とを
有する半導体集積回路用レチクルにおいて、前記高密度
素子領域に光透過膜を設けたものである。
【0012】高密度素子領域を通過する光は、光透過膜
の膜厚をt,屈折率をnとすると、低密度素子領域を通
過する光に比べt×(n−1)だけ縮小投影レンズ中心
まで長い距離を進むことになる。従って、縮小投影露光
装置の縮小率がNの場合、ウェハー面上で高密度素子部
の焦点面は、低密度素子部よりもt×(n−1)/Nだ
け高くなり(レンズに近くなり)、ウェハーが段差を有
していても段差の上下ともに焦点を合わせる事が可能と
なり、正確なパターンを形成することができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1および図2は本発明の第1の実施例の
上面図および拡大断面図である。
【0014】図1および図2において、石英基板1上に
はクロム膜2と反射防止用の酸化クロム膜3からなる素
子パターンが形成され、低密度素子からなる周辺回路パ
ターン領域5に囲まれた高密度素子からなる繰り返しパ
ターン領域4が形成されている。そして特に、この繰り
返しパターン領域4には、スパッター法によるSiO2
からなる光透過膜7が設けられている。光透過膜として
はこの他に、有機ベースのSOG膜,ITO膜,PbO
2 膜等を用いることができる。尚図1において6はスク
ライブ線領域である。
【0015】このように構成された本実施例のレチクル
10では屈折率n=1.64のSiO2 膜を膜厚t=
7.8μmで形成した場合、光透過膜7を通過する光、
即ち繰り返しパターン領域4を通過する光は、周辺回路
パターン領域5を通過する光に対し、t×(n−1)=
7.8×(1.64−1)≒5μmだけ空気中を長く通
過したことと同等となる。従ってウェハー上では、ステ
ッパの縮小率N=5とすると、5/5=1μmだけ焦点
面が高くなる。このためウェハー上で1μmの段差があ
っても、焦点がはずれることなく全面に渡ってパターン
が正確に形成される。
【0016】尚、ここでは光透過膜として厚さ7.8μ
mのSiO2 膜を用いたがこれに限られるものではな
い。また、ウェハー上での段差も1μmに限るわけでは
なく、段差によって光透過膜の膜厚は適宜制御されるも
のである。
【0017】図3は本発明の第2の実施例の断面図であ
る。この第2の実施例では、繰り返しパターン領域4に
光透過膜7を形成すると共に、周辺回路パターン領域5
の石英基板裏面に、露光々の吸収膜8を形成したもので
ある。これは光透過膜7を通過する光がこの光透過膜7
によりやや吸収され強度が下がってしまう為、周辺回路
パターン領域5を通る光も光吸収膜8によって同程度吸
収させ、レチクル下で均一な光強度を得るものである。
約1μm厚さのSiO2 膜で、水銀のi線を約4%程度
を吸収する。
【0018】光吸収膜8はクロムパターンよりも上方、
即ち縮小投影レンズの反対側にあるため、ウェハー上で
焦点面は変化しない。これにより、ウェハー上で所望の
焦点面を持ち、かつ均一な強度を持った露光が行なわれ
るため、正確なパターンが得られる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、レチクル
表面の高密度素子領域に光透過膜を形成することによ
り、ウェハー上に大きな段差があっても、ウェハー上に
露光される光の焦点面が調整できるため、設計寸法通り
の高精度パターンを形成できる。このため高性能,低価
格の集積回路が多量に安定供給できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の上面図。
【図2】第1の実施例の断面図。
【図3】第2の実施例の断面図。
【図4】縮小投影露光装置の構成図。
【図5】従来例の上面図。
【図6】従来例の断面図。
【図7】従来例を説明するための半導体チップの断面
図。
【符号の説明】
1 石英基板 2 クロム膜 3 酸化クロム膜 4 繰り返しパターン領域 5 周辺回路パターン領域 6 スクライブ線領域 7 光透過膜 8 光吸収膜 9 光 10,10A レチクル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上にクロム等の金属膜によりパ
    ターンが形成された高密度素子領域と低密度素子領域と
    を有する半導体集積回路用レチクルにおいて、前記高密
    度素子領域に光透過膜を設けたことを特徴とする半導体
    集積回路用レチクル。
JP887292A 1992-01-22 1992-01-22 半導体集積回路用レチクル Withdrawn JPH05241319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP887292A JPH05241319A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 半導体集積回路用レチクル

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JP887292A JPH05241319A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 半導体集積回路用レチクル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05241319A true JPH05241319A (ja) 1993-09-21

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ID=11704778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP887292A Withdrawn JPH05241319A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 半導体集積回路用レチクル

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JP (1) JPH05241319A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20070013735A (ko) * 2005-07-27 2007-01-31 주식회사 하이닉스반도체 노광 마스크 및 그 형성 방법
US7335449B2 (en) 2003-06-20 2008-02-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Masks each having a central main pattern region and a peripheral phantom pattern region with light-transmitting features in both pattern regions having the shame shape and pitch and methods of manufacturing the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7335449B2 (en) 2003-06-20 2008-02-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Masks each having a central main pattern region and a peripheral phantom pattern region with light-transmitting features in both pattern regions having the shame shape and pitch and methods of manufacturing the same
KR20070013735A (ko) * 2005-07-27 2007-01-31 주식회사 하이닉스반도체 노광 마스크 및 그 형성 방법

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Effective date: 19990408