JPH05240570A - 温度制御装置の異常警告装置 - Google Patents

温度制御装置の異常警告装置

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JPH05240570A
JPH05240570A JP4118892A JP4118892A JPH05240570A JP H05240570 A JPH05240570 A JP H05240570A JP 4118892 A JP4118892 A JP 4118892A JP 4118892 A JP4118892 A JP 4118892A JP H05240570 A JPH05240570 A JP H05240570A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 将来の重大なる異常発生を予知して警告する
ことができる温度制御装置の異常警告装置を提供する。 【構成】 マイクロコンピュータ3は吐出空気温度を検
出する温度センサー4の出力に基づき圧縮機7の運転を
制御する。比較手段は吐出空気温度の異常温度としての
警報温度よりも設定温度に近い値として設定した警告温
度と吐出空気温度とを比較する。計数手段は比較手段の
出力に基づき吐出空気温度が警告温度に達した回数を積
算する。警告手段は計数手段の積算値が所定の値に達し
た場合に温度制御装置の異常を警告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫や冷凍冷蔵ショ
ーケース等の冷凍装置、若しくは冷凍冷蔵倉庫或いはエ
アコン等の空調設備における温度制御装置の異常を警告
するための異常警告装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種温度制御装置においては
機器に故障等が生ずると、空間の温度制御が不可能とな
り、貯蔵物品の損傷等を引き起こす問題があるため、係
る機器の故障を検出して警報を発することにより、使用
者に知らしめる警報装置が種々考案されている。
【0003】即ち、図5にて従来の冷凍ショーケースに
おける異常温度警報動作を説明する。図5は冷凍ショー
ケースの温度制御装置による庫内への吐出空気温度の時
間推移を示している。吐出空気温度の設定温度である下
限温度、例えば−4℃が設定されると、温度制御装置は
この下限温度よりも例えば3℃のディファレンシャルを
もってその上方に上限温度−1℃を設定する。温度制御
装置は吐出空気温度がこの上限温度に達したら冷凍機を
ON(運転)し、下限温度まで降下したらOFF(停
止)する所謂ON−OFF制御を実行し、正常な状態で
あれば、吐出空気温度も上限・下限温度の間で図に示す
ようなサイクルを繰り返す。
【0004】また、警報装置は前記下限温度(設定温
度)よりも例えば10℃上方の+6℃に警報温度を設定
し、冷凍機に故障が発生して冷凍能力が完全に失われ、
吐出空気温度が下がらずに図5中実線で示すように上昇
してこの警報温度を越えた場合は、警報装置がブザー等
によって警報を発する構成とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、係る機器の故
障は突然に発生するものではなく、部品の劣化が徐々に
進行して故障に到るものである。そして、この劣化の進
行に伴って温度制御上種々の軽微な異常状態が発生する
ことも判っている。例えば、冷凍機の部品劣化が進んで
冷凍能力が低下している時に比較的大なる負荷が投入さ
れると、冷凍能力が負荷の増加に追い付かず、図5にお
いて破線で示す如く吐出空気温度が上限温度よりも相当
高くなる。この時、ある程度の冷凍能力が残存していれ
ば温度は警報温度に達する以前に低下方向に転向し、以
後は正常状態に戻る場合もあり、このような場合、従来
の警報装置は警報を発しない。
【0006】しかしながら、係る軽微な異常状態が続け
ばいずれは機器の故障、冷凍能力の喪失に到るものであ
り、これを事前に判別予知して警告し、処置することが
できれば、将来の重大な異常の発生を未然に防止し、更
に、修理費用を低減することも可能となる。本発明は、
係る従来の技術的課題を解決するために成されたもので
あり、将来の重大なる異常発生を予知して警告すること
ができる温度制御装置の異常警告装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
温度制御装置の異常警告装置は、温度制御空間の空調手
段と、温度制御空間の温度を検出する温度検出手段と、
この温度検出手段の出力に基づき温度制御空間の温度を
設定温度に制御するよう空調手段の運転制御を行う制御
手段とから成る温度制御装置において用いられるもので
あり、温度制御空間の異常温度としての警報温度よりも
設定温度に近い値として設定した警告温度と温度制御空
間の温度とを比較する比較手段と、この比較手段の出力
に基づき温度制御空間の温度が前記警告温度に達した回
数を積算する計数手段と、この計数手段の積算値が所定
の値に達した場合に温度制御装置の異常を警告する警告
手段とを具備しているものである。
【0008】次に、請求項2の発明の温度制御装置の異
常警告装置は、温度制御空間の空調手段と、温度制御空
間の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段
の出力に基づき温度制御空間の温度を設定温度に制御す
るよう空調手段の運転制御を行う制御手段とから成る温
度制御装置において用いられるものであり、温度制御空
間の異常温度としての警報温度よりも設定温度に近い値
として設定した警告温度と温度制御空間の温度とを比較
する比較手段と、この比較手段の出力に基づき温度制御
空間の温度が前記警告温度に達している時間を積算する
時限手段と、この時限手段の積算時間が所定の値に達し
た場合に温度制御装置の異常を警告する警告手段とを具
備しているものである。
【0009】更に、請求項3の発明の温度制御装置の異
常警告装置は、温度制御空間の空調手段と、温度制御空
間の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段
の出力に基づき温度制御空間の温度を設定温度に制御す
るよう空調手段の運転制御を行う制御手段とから成る温
度制御装置において用いられるものであり、温度制御空
間の異常温度としての警報温度よりも設定温度に近い値
として設定した警告温度と温度制御空間の温度とを比較
する比較手段と、この比較手段の出力に基づき温度制御
空間の温度が前記警告温度を越えた場合に両者の偏差を
積分する積分手段と、この積分手段の積分値が所定の値
に達した場合に温度制御装置の異常を警告する警告手段
とを具備しているものである。
【0010】
【作用】請求項1の温度制御装置の異常警告装置によれ
ば、温度制御空間の温度が警告温度に達し、警報温度ま
で到る前に再び正常状態に復帰したとしても、比較手段
は警告温度に達したことを出力し、計数手段はこの出力
に基づいてその回数を計数し、所定の値に達した時点で
警告手段が警告を発する。即ち、警報に到る前の軽微な
異常を判別し、その回数が所定回数に達したら将来の重
大なる異常を予知して警告を発する。
【0011】請求項2の温度制御装置の異常警告装置に
よれば、温度制御空間の温度が警告温度に達し、警報温
度まで到る前に再び正常状態に復帰したとしても、比較
手段は警告温度に達したことを出力し、時限手段はこの
出力に基づいて警告温度に達している時間を積算し、所
定の積算値に達した時点で警告手段が警告を発する。即
ち、警報に到る前の軽微な異常を判別し、その時間が所
定の積算値に達したら将来の重大なる異常を予知して警
告を発する。
【0012】請求項3の温度制御装置の異常警告装置に
よれば、温度制御空間の温度が警告温度に達し、警報温
度まで到る前に再び正常状態に復帰したとしても、比較
手段は警告温度に達したことを出力し、積分手段はこの
出力に基づいて警告温度と温度制御空間の温度との偏差
を積分し、所定の積分値に達した時点で警告手段が警告
を発する。即ち、警報に到る前の軽微な異常を判別し、
その温度異常の度合いの積分値が所定の値に達したら将
来の重大なる異常を予知して警告を発する。
【0013】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は実施例としての図示しない冷凍ショーケース
の温度制御装置1のブロック図、図2は本発明の異常警
告装置2の機能ブロック図をそれぞれ示している。図示
しない冷凍ショーケースの温度制御装置1は、制御手段
としての汎用のマイクロコンピュータ3から構成されて
おり、このマイクロコンピュータ3には図示しない冷凍
ショーケースの冷却器と熱交換して庫内に吐出される吐
出空気温度(温度制御空間温度)を検出する温度検出手
段としての温度センサー4の出力と、この吐出空気温度
を設定する温度設定装置6の出力が入力されている。マ
イクロコンピュータ3の出力には、空調手段としての図
示しない冷凍機の冷凍サイクルを構成する圧縮機7、警
報装置8及び本発明の異常警告装置2が接続され、警報
装置8にはブザーやランプからなる警報器9が、また異
常警告装置2には同様にブザーやランプからなる警告器
11が接続される。
【0014】図2において異常警告装置2は比較手段1
2と、計数手段13、時限手段14、積分手段15及び
警告手段16とから成る異常判別手段17とから構成さ
れている。マイクロコンピュータ3は、温度設定装置6
によって吐出空気温度として例えば−4℃が設定される
と、その3℃上の−1℃を上限温度とし、設定温度の−
4℃を下限温度として圧縮機7の運転を制御する。即
ち、マイクロコンピュータ3は温度センサー4の出力に
基づき、図3に示す如く吐出空気温度が上限温度の−1
℃まで上昇したら圧縮機7を運転すると共に、下限温度
の−4℃まで降下したら圧縮機7を停止する制御を実行
する。警報装置8は前記図5と同様に下限温度(設定温
度)の−4℃よりも10℃上方の+6℃に警報温度を設
定しており、マイクロコンピュータ3から吐出空気温度
のデータを入力し、圧縮機7の運転によっても吐出空気
温度が下がらずに同図中実線で示すように上昇してこの
警報温度を越えた場合は、警報器9を動作させて警報を
発するものである。
【0015】更に、マイクロコンピュータ3は温度セン
サー4の出力に基づき、吐出空気温度に関するデータを
異常警告装置2の比較手段12に出力している。比較手
段12では図3に示す如く、上限温度(−1℃)より高
く、且つ前記警報温度(+6℃)よりも低い+2℃に警
告温度が設定されており、前記吐出空気温度とこの警告
温度とを比較することにより、計数手段13には吐出空
気温度が警告温度を越えた場合に出力を発生し、時限手
段14には吐出空気温度が警告温度を越えている時間中
出力を発生し、積分手段15には吐出空気温度が警告温
度をどの位越えたか、即ち、吐出空気温度と警告温度と
の偏差を出力する。
【0016】計数手段13はこの比較手段12からの出
力に基づいて吐出空気温度が警告温度を越えた回数を計
数する。即ち、冷凍機が正常であれば図3に示す如く吐
出空気温度は上限温度と下限温度の間で制御されてい
る。ここで、冷凍機の劣化(例えば、冷媒ガス漏れ等)
によって冷却器による冷凍能力が低下し、圧縮機7が運
転されても吐出空気温度が下がらず、図4中破線で示す
如く上限温度を大きく上回り、警告温度を越えて両者の
偏差がD1(deg)に達した時点で警報温度に達する
前に下降方向に転じ、警告温度を越えてからT1(mi
n)後に再び警告温度以下になったものとすると、計数
手段13は吐出空気温度が警告温度を1回越えたことを
積算する。その後、再び吐出空気温度が上限温度を上回
り、警告温度を越えて両者の偏差がD2(deg)に達
した時点で警報温度に達する前に下降方向に転じ、警告
温度を越えてからT2(min)後に再び警告温度以下
になったものとすると、計数手段13は同様に吐出空気
温度が警告温度を越えたことを計数し、一日(24時
間)当たりこの回数が2回を越えると2回目に越えた時
点で警告手段16に出力を発する。
【0017】また、時限手段14は同様に比較手段12
からの出力に基づいて吐出空気温度が警告温度を越えて
いる時間を積算する。即ち、図4の例によれば前記T1
(min)とT2(min)の合計時間が一日(24時
間)当たり30min(分)を越えると(勿論1回で越
えても差し支えない)、越えた時点で警告手段16に出
力を発する。
【0018】更に、積分手段15は同様に比較手段12
からの出力に基づいて吐出空気温度が警告温度を越えた
場合に両者の偏差を積分している。即ち、図4の例によ
れば前記D1(deg)×T1(min)の値と、D2
(deg)×T2(min)の値との和が一日(24時
間)当たり60deg・minを越えると(勿論1回で
越えても差し支えない)、越えた時点で警告手段16に
出力を発する。
【0019】警告手段16はこれら計数手段13、時限
手段14及び積分手段15のいずれかの出力を入力する
と、警告器11によって警告を発生する。このように、
異常警告装置2は吐出空気温度が警報温度に達する異常
事態となる以前の軽微な異常を把握し、これによって警
告器11により使用者に警告を発するので、使用者は温
度制御装置1の動作が奇怪しくなっていることを認識す
ることができる。従って、それに基づき冷凍機の点検を
行うことにより、将来発生するであろう重大な異常事態
を予知して回避し、保存物品や修理に関して生ずる損害
を回避し、或いは縮小することが可能となる。
【0020】また、単に警報温度よりも低い警告温度を
越えたことによって警告を発するのではなく、所定回数
越えたことにより、或いは所定期間越えていたことによ
り、若しくは所定の度合いで所定期間越えたことにより
警告を発するように構成しているので、一時的な異常に
よる警告の頻繁な発生を防止し、比較的高い蓋然性をも
って将来の重大なる異常の発生を予知することができ
る。
【0021】尚、実施例では計数手段13、時限手段1
4及び積分手段15を具備した異常判別手段17につき
説明したが、それに限られず、計数手段13、時限手段
14、或いは積分手段15それぞれのみと警告手段16
の組み合わせにより異常判別手段17を構成し、吐出空
気温度が警告温度を越えた回数のみ、或いは越えている
期間のみ、或いは積分値のみ、若しくはそれらの内の2
種類の組み合わせに基づいて警告を発する構成としても
有効であることは云うまでもない。
【0022】但し、計数手段13によって警告を発する
場合には、吐出空気温度と警告温度との偏差が小さく、
且つ越えている時間が短い異常状態が頻発する場合に有
利であり、時限手段14による場合には1回の異常状態
が長く続く場合に有利である。また、積分手段15によ
る場合には1回の異常は短いが吐出空気温度が警報温度
の直前まで上昇するような場合に有利である。従って、
実施例の如くこれらの全てを具備すれば、様々な異常に
対処できることになる。
【0023】更に、実施例では空調手段として圧縮機7
にて構成される冷凍機を例にとり説明したが、それに限
らず、ヒータ等の加熱装置によって或いは加熱装置と冷
凍機の双方で空調手段を構成しても良く、その場合にも
本発明の温度制御装置の異常警告装置は極めて有効であ
る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、温度制御空間の温度が警報温度まで到らずとも、そ
れより設定温度に近い警告温度に達した回数により警告
を発するので、警報に到る前に正常状態に戻るような軽
微な異常の発生をも判別し、比較的高い蓋然性をもって
将来の重大なる異常の発生を予知することができ、事前
に適切なる処置をとることによって損害の縮小を図るこ
とが可能となる。
【0025】また、請求項2の発明によれば、温度制御
空間の温度が警報温度まで到らずとも、それより設定温
度に近い警告温度に達している時間により警告を発する
ので、警報に到る前に正常状態に戻るような軽微な異常
の発生をも判別し、比較的高い蓋然性をもって将来の重
大なる異常を予知することができ、事前に適切なる処置
をとることによって損害の縮小を図ることが可能とな
る。
【0026】更に、請求項3の発明によれば、温度制御
空間の温度が警報温度まで到らずとも、それより設定温
度に近い警告温度に達してその偏差の積分値により警告
を発するので、警報に到る前に正常状態に戻るような軽
微な異常の発生をも判別し、比較的高い蓋然性をもって
将来の重大なる異常を予知することができ、事前に適切
なる処置をとることによって、損害の縮小を図ることが
可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての温度制御装置のブロッ
ク図である。
【図2】本発明の異常警告装置の機能ブロック図であ
る。
【図3】正常時の吐出空気温度の時間推移を示す図であ
る。
【図4】温度異常時の吐出空気温度の時間推移を示す図
である。
【図5】従来の冷凍ショーケースの異常温度警報動作を
説明するための異常状態の吐出空気温度の時間推移を示
す図である。
【符号の説明】
1 温度制御装置 2 異常警告装置 3 マイクロコンピュータ 4 温度センサー 7 圧縮機 11 警告器 12 比較手段 13 計数手段 14 時限手段 15 積分手段 16 警告手段 17 異常判別手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 健 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度制御空間の空調手段と、前記温度制
    御空間の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手
    段の出力に基づき前記温度制御空間の温度を設定温度に
    制御するよう前記空調手段の運転制御を行う制御手段と
    から成る温度制御装置において、前記温度制御空間の異
    常温度としての警報温度よりも前記設定温度に近い値と
    して設定した警告温度と前記温度制御空間の温度とを比
    較する比較手段と、該比較手段の出力に基づき前記温度
    制御空間の温度が前記警告温度に達した回数を積算する
    計数手段と、該計数手段の積算値が所定の値に達した場
    合に前記温度制御装置の異常を警告する警告手段とを具
    備したことを特徴とする温度制御装置の異常警告装置。
  2. 【請求項2】 温度制御空間の空調手段と、前記温度制
    御空間の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手
    段の出力に基づき前記温度制御空間の温度を設定温度に
    制御するよう前記空調手段の運転制御を行う制御手段と
    から成る温度制御装置において、前記温度制御空間の異
    常温度としての警報温度よりも前記設定温度に近い値と
    して設定した警告温度と前記温度制御空間の温度とを比
    較する比較手段と、該比較手段の出力に基づき前記温度
    制御空間の温度が前記警告温度に達している期間を積算
    する時限手段と、該時限手段の積算値が所定の値に達し
    た場合に前記温度制御装置の異常を警告する警告手段と
    を具備したことを特徴とする温度制御装置の異常警告装
    置。
  3. 【請求項3】 温度制御空間の空調手段と、前記温度制
    御空間の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手
    段の出力に基づき前記温度制御空間の温度を設定温度に
    制御するよう前記空調手段の運転制御を行う制御手段と
    から成る温度制御装置において、前記温度制御空間の異
    常温度としての警報温度よりも前記設定温度に近い値と
    して設定した警告温度と前記温度制御空間の温度とを比
    較する比較手段と、該比較手段の出力に基づき前記温度
    制御空間の温度が前記警告温度を越えた場合に両者の偏
    差を積分する積分手段と、該積分手段の積分値が所定の
    値に達した場合に前記温度制御装置の異常を警告する警
    告手段とを具備したことを特徴とする温度制御装置の異
    常警告装置。
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