JPH0524054A - 粘着ロールの製造装置及び製造方法 - Google Patents

粘着ロールの製造装置及び製造方法

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JPH0524054A JP20745291A JP20745291A JPH0524054A JP H0524054 A JPH0524054 A JP H0524054A JP 20745291 A JP20745291 A JP 20745291A JP 20745291 A JP20745291 A JP 20745291A JP H0524054 A JPH0524054 A JP H0524054A
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】成型時に同時に粘着層の被覆を行うことが可能
な粘着ロールの成型装置にあって、成型時粘着ロールの
芯の位置決め作業を排除する。 【構成】 シート状体4は、胴部40が筒状であり、一
端が底部41を有し、他端が開口部42を有するもので
ある。このシート状体の上記底部41と胴部40も一体
に形成されたものである。更にこのシート状体4は、自
身の上記胴部40外周面及び底部41が、夫々上記型材
3の内周面及び型の底部31に沿うように配されたもの
であると共に、少なくともこのシート状体4の胴部40
内周面は、離型性に優れた素材によって形成されたもの
である。芯5の一端は、芯5がシート状体4と同心とな
るよう、シート状体4の底部41の内側中央へこの底部
41と一体に形成されたものであり、上記シート状体4
内周面と芯5外周との間は、粘着層2となるための粘着
材20を充填することが可能な空間100を有する。上
記シート状体4の底部41付近は、成型後、切除可能な
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、粘着ロールの製造装
置及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表面に粘着層を有するロールを被清掃面
上で転動させることによって、清掃を行う清掃用のロー
ラが普及しつつある。特に経済性、メインテナンスの容
易さの点から、表面の水洗いによって何回も使用するこ
とが可能な粘着ロールを備えた清掃用ローラの需要が伸
びつつある。この粘着ロールは、筒状体の芯の外周面へ
粘着層が形成されたものであり、この芯が回転軸及び把
手を備えたホルダーの回転軸に固定されることによって
清掃用ローラをなすのである。通常、使用時まで粘着層
を外部へ露出させないために、粘着ロールの粘着層表面
は、シート状体によって被覆される。このため従来よ
り、粘着層の成型後、一枚のシート状体を粘着層表面に
捲回していた。このシート状体の捲回作業は、注意しな
いと粘着層外周面に対してシート状体が擦れてしまう恐
れがあり、このような面倒な作業を回避するために以下
の提案がなされた。即ち上述のような粘着ロールの製造
に際し、円柱状に粘着部材を形成する割型へ、粘着ロー
ラの芯を挿入し、粘着部材を注入してロール表面に粘着
層を形成する方法が採られる。そして、鋳型或いは鋳型
の少なくとも粘着層の表面を形成する部分は、軟質部材
によって形成されたシート状体が配され、成型後、この
シート状体が粘着ロールの表面を被覆するものであるこ
とを特徴とする粘着ロールの製造装置が提案されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な従来の方法は、粘着材を充填する前に、粘着ロールの
芯を、シート状体の中央に正確に配置する必要があっ
た。これは、手間のかかる作業である。又このような手
間を嫌い、自動的にこのような正確な位置決めを行おう
とすれば、芯をシート状体に挿入した際に、芯をシート
状体の中央定位置に配位したことを認識するための手段
や、或いは、その位置で芯を保持するための手段が必要
となる。結局自動化を行おうとする場合にあっては、上
述の認識手段或いは保持手段を、型材或いはシート状体
に設けておくことが要されるのである。このような手段
を形成すること自体、構成部材形成のための工程の複雑
化或いは製造の手間を強いるものであった。本願発明
は、上記課題の解決を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明に係る粘
着ロールの製造装置は、粘着ロール1の粘着層2を成型
するための型材3と、成型後の粘着ロール1の被覆をな
すシート状体4と、粘着ロール1の芯5とを有し、下記
の構成を採る。即ち上記型材3は、胴部30が筒状であ
り、その一端が底部31を有し、他端が開口部32を有
するものである。この型材3の上記底部31と胴部30
とは一体に形成されたものである。他方上記シート状体
4も、胴部40が筒状であり、一端が底部41を有し、
他端が開口部42を有するものである。このシート状体
の上記底部41と胴部40も一体に形成されたものであ
る。更にこのシート状体4は、自身の上記胴部40外周
面及び底部41が、夫々上記型材3の内周面及び型の底
部31に沿うように配されたものであると共に、少なく
ともこのシート状体4の胴部40内周面は、離型性に優
れた素材によって形成されたものである。上記芯5の一
端は、芯5がシート状体4と同心となるよう、シート状
体4の底部41の内側中央へこの底部41と一体に形成
されたものであり、上記シート状体4内周面と芯5外周
との間は、粘着層2となるための粘着材20を充填する
ことが可能な空間100を有する。そして、上記シート
状体4の底部41付近は、成型後、切除可能なるもので
ある。又本願第2の発明に係る粘着ロールの製造装置
は、充填された粘着材20が粘着層2として形成された
際に、この芯5への固着を確実にするための凹凸部5
0,51が、上記芯5の外周面へ形成されている。本願
第3の発明に係る粘着ロールの製造方法は、胴部30が
筒状で、その一端が底部31を有し、他端が開口部32
を有し、且つこの底部31と胴部30とが一体に形成さ
れた型材3を用意し、この型材3の内周面及び底部31
へ、同じく胴部40が筒状で、その一端が開口部42を
有し、その他端が胴部40と一体の底部41を有し、胴
部40内部中央に位置するように底部41へ一体に形成
された芯5を有するシート状体4を、沿わせて配置させ
る第1工程を有し、上記芯5外周面と、シート状体4内
周面との間に形成された空間100へ粘着材20を充填
し、粘着ロール1の粘着層2の成型を行う第2工程を有
する。更に上記成型後、シート状体4と共にシート状体
4が被覆する粘着ロール1の型材からの取り出しを行う
第3工程と、取り出し後の粘着ロールを被覆するシート
状体の底部を切除する第4工程とを有する。そして、少
なくとも上記シート状体として、その胴部内周面が、離
型性に優れた素材によって形成されたものを採用する。
【0005】
【作用】上記本願第1の発明に係る粘着ロールの製造装
置にあっては、シート状体4の内部中央に芯5が位置す
るように、予め芯5は、シート状体4の底部41に一体
に形成されたものであり、シート状体4に対して、芯5
を同心に配位されるための手段を何ら必要としない。又
このような芯5の正確な位置決めのための手間を何ら強
いられない。そして成型後にシート状体4の底部41を
切除することが可能であるため、粘着ロールとして完成
後は、芯5とシート状体4とは、粘着層2を挟んで繋が
るところなく、使用時のシート状体4の取り外しに何ら
支障を生じさせない。そして上記本願第2の発明に係る
粘着ロールの製造装置にあっては、芯5表面に設けられ
た凹凸部50,51の間へ、充填時粘着材20が回りこ
み、成型後、この凹凸部50,51と粘着層2との引っ
掛かり合いによって、粘着層2を芯5が確実に保持する
ものである。更に上記本願第3の発明に係る粘着ロール
の製造方法は、芯5のシート状体4内部における位置決
めを不要としたものであり、成型後のシート状体4底部
41の切除工程(第4工程)の設定により、粘着ロール
使用時、芯5がシート状体4の剥離を妨げない。
【0006】
【実施例】以下、図面を基に本願発明の実施例を具体的
に説明する。図1に、本願発明の一実施例を示す。これ
は、本願発明に係る粘着ロールの製造装置の、粘着ロー
ル1の粘着層2を成型するための型材3を示している。
この型材3は、筒状の胴部30を有する。そして、この
型材3の一端には、底部31が形成されている。この底
部31の中央には、後述する型抜きの際、内部の粘着ロ
ーラ1(正確には、後述するシート状体4の底部41)
を、外部より押圧するための孔35が形成されている。
上記筒状の胴部30と、その底部31とは、一体に成型
されたものであり、型材3は、組み立てる必要なく、そ
の形状のまま、後述する粘着ロール1の粘着層2成型の
ための型をなす。即ち型材3は、コップと同様に、粘着
ロール1等を収容する器として、胴部30それ自身、及
び胴部30とその底部31とが一体に形成されているの
である。勿論最終的に型材3として成されたものが、型
として一体のものであればよく、例えば型材は、木やプ
ラスチック等でできた割型を接着材で接着することによ
って一体の型としたものであっても実施可能である。更
には、金属性の割型を溶接して一体のものに形成したも
のであっても実施可能である。又従来の分離型の型材の
底部も接着等によって、型材の胴部と一体にしたもので
あっても実施可能である。
【0007】型材3の他端には、開口部32が形成され
ており、この開口部32が後述する成型後の粘着ロール
1の取り出し口となる。開口部32は、このように粘着
ロール1取り出しのため、粘着ロール1に対して充分に
大きな内径bを持つよう形成されている。他方型材3の
一端に設けられた上記底部31付近の胴部30は、成型
後の粘着ロール1の外径とほぼ同じ内径aを持つように
形成されている。そして、この底部30付近から上記開
口部32にかけて型材3の内周面xは、漸次その径を大
きくするようテーパが付けられている。このようなテー
パは、後述する型抜きの円滑を図るものであり、不必要
であれば、このようなテーパをつけずに型材3を形成し
てもよい。
【0008】この図1の実施例においては、後に開口部
32を封ずる栓7を嵌合するため、開口部32周縁に更
に内径の大きな大径部33が設けられている。又この大
径部33の基部、即ち開口部32と大径部33とがなす
段部に、図2の上方に向かって尖った環状突起部34が
設けられている。この環状突起部34は、開口部32端
面に沿って環状に突出している。
【0009】次に図2へ示すように、上述の型材3の内
部に、シート状体4が配される。このシート状体4は、
ポリエチレン等の後述する粘着材に対する離型性の優れ
た素材によって形成される。このシート状体4は、型材
3によって成型される後述の粘着層の表面に被着するも
のであるから、適度な変形性を有するものが適当であ
る。この点からもポリエチレン等の素材の採用が適当で
ある。勿論上記剥離性と変形性が確保されるのであれ
ば、ポリエチレンに代えフッ素樹脂或いはシリコン樹脂
等他の素材によってシート状体4を形成することも可能
である。このような素材を用いてシート状体4を形成す
ることによって、従来より必要としていた型材3内周面
への離型剤の塗布が、不要となった。従って、使用後の
型材3を次の成型に備えて、洗浄する必要が無くなり、
洗浄工程の排除、洗浄装置の不要等、多大な功を奏する
ものである。
【0010】シート状体4は、筒状に形成され、胴部4
0の一端が底部41を有するものであり、他端が開口部
42を有するものである。そして、シート状体4の胴部
40外周面は、型材3の胴部30内周面に沿うものであ
り、シート状体4の底部41の外部は、型材3の底部3
1の内部に沿うものである。このシート状体4の上記底
部41と胴部40も一体に形成されたものである。型材
3の内周面が前述のテーパを有する場合、シート状体4
の外周面は、上述の通り型材3の内周面に沿うために、
底部41から開口部42へ向かって漸次径を大きくする
ようにテーパが付けられたものを採用する。型材3がこ
のようなテーパを持たない場合、シート状体4もテーパ
を持たない。他方筒状のシート状体4の内周面は、何れ
の場合も各部において内径が等しくなるように形成され
ている。これは、後述する粘着ロール1の粘着層2の外
周面各部の外径を等しく成型するためである。この実施
例において、シート状体4(特にその上部)が、型材3
内周面に対して確実に沿うように、逆鉤44が、開口部
42の周縁に形成されている。この逆鉤44が型材3の
開口部32周縁に設けられた既述の環状突起部34と係
合するすることによって、軟質なシート状体4は型材3
内周面に確実に沿うのである。
【0011】上記シート状体4の底部41の内部中央
に、後述する粘着ロール1の芯となる芯5がシート状体
4と一体に形成されている。このように予め芯5がシー
ト状体4と一体に形成されることによって、芯5のシー
ト状体4I対する位置決めの必要が無くなり、工程の簡
略化に効果的である。詳述すると、シート状体4は大小
二つの円筒が、同心となるよう二重に配位するものであ
り、その内側の円筒となる芯5が既述のシート状体4の
底部41に一体に形成されているのである。この一体と
いうのは、シート状体4の胴部40、底部41と上記芯
5が一体に成型されることのみならず、例えば個々別々
に形成されたものを接着材等の手段によって固着され、
これにより一体となっているものも含む意味である。
【0012】上述の通り、上記シート状体4の内部空間
の中央に、シート状体4と一体の芯5が位置する。この
芯5は、中空の筒状に形成され、シート状体4の他の部
位に比べ、充分な肉厚を以て形成されることにより、適
度な剛性(変形しない性質)を有する。勿論既述の通
り、シート状体4と別体のものを接着材等で一体に固定
し、芯5とする場合は、芯5の上記肉厚を厚くして剛性
を得るものでなく、芯5なす素材そのそのに剛性がある
ものを選択することにより実施してもよいのである。
【0013】芯5の外径は、各部において、シート状体
4の内径よりも小さく形成される。このように形成する
ことによって、上記シート状体4内周面と芯5外周との
間は、粘着層2となるための粘着材を充填することが可
能な空間100を形成するものである。この芯5の外周
面には、後述する凹部51及び凸部52が形成される。
【0014】上述の芯5をシート状体4内部に配した
後、図3へ示すように栓7によって型材3の開口部32
を封じる。この栓7の型材3内部を臨む面に短円筒状の
芯保持部73が設けられる。この短円筒状の芯保持部7
3は、芯5の上端の内側に嵌合するのである。この栓7
には、適宜数の粘着材注入孔71と適宜数の空気抜き孔
72が形成されている。
【0015】上述のように構成された本願発明に係る装
置の使用例を以下に説明する。図4に示すように、シー
ト状体4に嵌められた栓7の上記注入孔71より、粘着
材20が、上記空間100に充填される。このような状
態において、型材3の規制を受けて粘着材が20が、粘
着層2として成型される。充填時空間100にあった空
気は、上記栓7の空気抜き孔72より外部へ排出され
る。
【0016】成型後、図5へ示すように、シート状体4
ごと、型材3より粘着ロール1が抜き出される。この際
に、既述の通り、型材3内周面がテーパを有し、抜き出
しが円滑に行えるのである。又前記孔35から型材3内
部の粘着ロール1を押圧することによって、容易にこの
型抜きが行える。
【0017】図6は、型材3から取り出した後の粘着ロ
ール1を示している。この図6の矢印Aに示す位置にお
いて、シート状体4は切断される。即ちシート状体4の
底部41は、切除される。このような成型後の作業を円
滑に行うためにも、上述のシート状体4の胴部40は、
肉厚が充分に薄いのものとして形成されているのであ
る。こうして粘着ロール1は商品として完成される。そ
して、使用時は、シート状体4を剥がして使用する。
【0018】図7は、粘着ロール1の完成品を示してい
る。この図7に示すように、粘着層2を覆うシート状体
4は、粘着ロールの使用時に、その取り外しが円滑に行
えるよう、切取りのための弱め線6を長手方向に形成し
ておいても効果的である。この弱め線6は、シート状体
4の他の部位よりも肉厚が薄い溝状の部分を形成するこ
とによって設けられる。
【0019】上述のような粘着ロール1は使用時に大き
な粘着力を有するため、清掃中、粘着層2を引き剥がす
際に、粘着層2が、芯5より剥離してしまう事態が往々
にして生じた。これは既述の通り、シート状体4の素材
として、剥離性の高い素材を選択し、特にこのシート状
体4と芯5とを一体成型した場合、芯5自身は本来余計
な剥離性を持つこととなる。従ってこのような芯5は、
上述のような使用中の粘着層2の剥離を助長するのであ
る。この点を考慮して、図8に示すように、製品として
完成された粘着ロール1の芯表面がスプライン状の凹部
51及び凸部52を有するように、芯5を形成する。図
8は、使用時、シート状体4を剥がした状態の粘着ロー
ルを示している。即ち商品として完成後、このような芯
5を粘着ロール1が有するよう形成されたシート状体4
を、成型時に採用する。
【0020】このような凹部51及び凸部52を有する
芯5を既述のシート状体4へ一体に形成することによっ
て、成型時凸部52,52間がなす凹部51へ、粘着材
20が入りこみ、粘着層2の芯5表面に対する留まりを
よくするのである。
【0021】この凹部51及び凸部52として、図9へ
示すような蟻継ぎ構造のものが適当である。これは、凹
部51がその奥に従って幅を大きくするものであり、こ
こに粘着層2の回り込み部分21が入りこむことによっ
て、使用時粘着層2は、芯5表面に引っ掛かり、その剥
離を免れるのである。このような他の例として、図10
及び図11のものも実施可能である。図10に示すもの
は、凹部51の内部が、略球状に形成されたものであ
り、図11に示すものは、凹部51の内部が、矩形状に
形成されたものである。これらも、凹部51は、奥に行
くに従って広くなり、ここへ粘着層2が回り込んだ状態
に成型されることによって、その剥離が防止されるので
ある。
【0022】
【発明の効果】本願第1の発明の実施によって、シート
状体4の内部において、成型前に芯5の位置決めをする
必要がなく、又芯の位置は中心からずれることはない。
更にこのようなシート状体4と芯5との一体構造を採る
ものであっても、シート状体4の底部41が切除される
ため、粘着ローラ1として完成後、シート状体4は、芯
5に拘束されることなく、粘着層2表面から剥がすこと
が可能である。又本願第2の発明の実施によって、上記
粘着ロール1の成型時において、芯5に対する粘着層2
の固着性を向上させることが可能となった。更に本願第
3の発明の実施によって、実際に芯の位置決めの非能率
を回避することが可能であると共に、使用時に簡単にシ
ート状体を剥離することが可能な粘着ロールを提供し得
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部略断面図である。
【図2】本発明の上記実施例の要部略断面図である。
【図3】本発明の上記実施例の略全体断面図である。
【図4】本発明に係る装置の使用状態を示す説明図であ
る。
【図5】本発明に係る装置の使用状態を示す説明図であ
る。
【図6】本発明に係る装置によって成型された粘着ロー
ル1の略断面図である。
【図7】本発明に係る装置によって成型された粘着ロー
ル1の全体斜視図である。
【図8】本発明に係る装置によって成型された粘着ロー
ル1の一部切欠斜視図である。
【図9】本発明に係る装置によって成型された粘着ロー
ル2の要部説明図である。
【図10】本発明に係る装置によって成型された粘着ロ
ール2の要部説明図である。
【図11】本発明に係る装置によって成型された粘着ロ
ール2の要部説明図である。
【符号の説明】
1 粘着ロール 2 粘着層 3 型材 4 シート状体 5 芯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着ロールの粘着層を成型するための型
    材と、成型後の粘着ロールの被覆をなすシート状体と、
    粘着ロールの芯とを有してなり、 上記型材は、胴部が筒状であり、その一端が底部を有
    し、他端が開口部を有するものであり、この型材の上記
    底部と胴部とは一体に形成されたものであり、 上記シート状体も、胴部が筒状であり、一端が底部を有
    し、他端が開口部を有するものであり、このシート状体
    の上記底部と胴部も一体に形成されたものであり、 更にこのシート状体は、自身の上記胴部外周面及び底部
    が、夫々上記型の内周面及び型の底部に沿うように配さ
    れたものであると共に、少なくともこのシート状体の胴
    部内周面は、離型性に優れた素材によって形成されたも
    のであり、 上記芯は、シート状体の内部中央に位置するようにシー
    ト状体の底部に、この底部と一体に形成されたものであ
    り、上記シート状体内周面と芯外周との間は、粘着層と
    なるための粘着材を充填することが可能な空間を有する
    ものであり、 上記シート状体の底部付近は、成型後切除可能なるもの
    であること特徴とする粘着ロールの製造装置。
  2. 【請求項2】 上記芯の外周面は、充填された粘着材が
    粘着層として形成された際に、この芯への固着を確実に
    するための凹凸部が形成されたことを特徴とする請求項
    第1項記載の粘着ロールの製造装置。
  3. 【請求項3】 胴部が筒状で、その一端が開口部を有
    し、他端が胴部と一体の底部を有する型材を用意し、こ
    の型材の内周面と底部に、同じく自身の胴部が筒状で、
    その一端が開口部を有し、他端が胴部と一体の底部を有
    し、更に胴部内部中央に位置するよう底部に一体なる芯
    を有するシート状体を沿わせて配置する第1工程と上記
    芯外周面と、シート状体内周面との間に形成された空間
    へ粘着材を充填し、粘着ロールの粘着層の成型を行う第
    2工程と、 上記成型後、シート状体と共にシート状体が被覆する粘
    着ロールの型材からの取り出しを行う第3工程と、 取り出し後の粘着ロールを被覆するシート状体の底部を
    切除する第4工程とが設定されたものであり、 少なくとも上記シート状体として、その胴部内周面が、
    離型性に優れた素材によって形成されたものを採用した
    ことを特徴とする粘着ロールの製造方法。
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