JPH0748541Y2 - 隠し表示付きキャップ - Google Patents

隠し表示付きキャップ

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JPH0748541Y2
JPH0748541Y2 JP1989145574U JP14557489U JPH0748541Y2 JP H0748541 Y2 JPH0748541 Y2 JP H0748541Y2 JP 1989145574 U JP1989145574 U JP 1989145574U JP 14557489 U JP14557489 U JP 14557489U JP H0748541 Y2 JPH0748541 Y2 JP H0748541Y2
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JP
Japan
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cap
liner
display
cap body
synthetic resin
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JP1989145574U
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JPH0384756U (ja
Inventor
昌弘 石塚
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PRECISION SHIBAZAKI CO., LTD.
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PRECISION SHIBAZAKI CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は販売促進等に用いられる隠し表示付きのキャッ
プに係り、特にキャップ本体が合成樹脂で形成されたも
のに適用して好適な隠し表示付きキャップに関するもの
である。
「従来の技術」 販売促進のために隠し表示付きキャップが利用されてい
るが、従来提供されている隠し表示付きキャップは、第
5図および第6図に示すように、キャップ本体1が金属
製のものである(特願昭59-98295号参照)。
このキャップの本体1は、天板部2とその周縁から垂下
する筒部3とによって形成されている。このキャップ本
体1の天板部2の内面には円板状のライナー4が融着さ
れている。ライナー4の中央部4aと天板部2との間に
は、隠し表示が設けられている(以下この部分を隠し表
示部5と記す)。そしてライナー4には、隠し表示部5
を覆う中央部4aと瓶口をシールする外周部4bとを仕切る
弱化線6が形成されている。
前記キャップ本体1は、第7図に示すように、多層の印
刷が施された金属板10をプレス成形することにより製作
されている。金属板10にはまずベースコート層10aが全
面印刷されている。このベースコート層10a上には、ラ
イナー4の中央部4aに対応する位置に非接着性層10bが
印刷されており、さらにこの非接着性層10bを覆うよう
に全面に剥離コート層10cが印刷されている。これら剥
離コート層10cと非接着性層10bとは、互いに接着力の弱
い材料で形成されており、これらの層10c,10bとの間に
は易剥離性界面9が形成されている。そして剥離コート
層10cの非接着性層10bを覆う部分には、当たり外れ等の
表示マーク12が印刷されている。さらにこの剥離コート
層10c上には、ライナー4と融着し易い接着用コート層1
0dが全面印刷されている。
この隠し表示付きキャップを製造するには、金属板10に
各種パターン印刷を施した後、この金属板をプレス成形
してキャップ本体1を作製し、ついでこのキャップ本体
1内に溶融状態の合成樹脂を投入し、押圧成形してライ
ナー4を形成する。
この隠し表示付きキャップでは、ライナー4の中央に形
成された突起11を引っ張ると、弱化線6が切断されると
共に易剥離性界面9が剥がれるので、ライナー4の弱化
線6に囲まれた中央部4aのみを剥ぎ取ることができる。
そしてこれにより隠し表示部5に設けられた隠し表示マ
ーク12を確認できる。
「考案の解決しようとする課題」 前記従来のキャップのようにキャップ本体1が金属製で
ある場合には、キャップ本体1に成形される金属板10が
平板状のうちに非接着性層10bや表示マーク12等をパタ
ーン印刷することができたので、隠し表示マーク付きキ
ャップを採算に見合う速度で量産することができた。
ところが第8図に示すような、キャップ本体13が合成樹
脂で形成されたキャップでは、溶融状態の合成樹脂が直
ちにキャップ本体13の形状に成形されてしまう。このた
め前記従来の金属製のキャップ本体1と同様に印刷法で
合成樹脂製キャップ本体13に隠し表示マークを設けよう
とすると、キャップ本体13の奥まった天板部内面に表示
マーク12や非接着性層10bなどを印刷しなければならな
い。しかしこのような内面印刷をキャップ量産速度で行
うことは困難である。このため、従来は合成樹脂製のキ
ャップ本体13からなる隠し表示付きキャップを量産でき
ない問題があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、キャップ本
体が合成樹脂製のものであっても量産できる隠し表示付
きのキャップを提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本考案の隠し表示付きキャップは、キャップ本体の天板
部内面の上記弱化線の外周部に、拡径された頭部を有す
る補助係止突起を多数配設し、これら補助係止突起によ
りライナーの弱化線の外周部が剥離しない強さでキャッ
プ本体に固定し、キャップ本体の天板部内面と合成樹脂
製ライナーとの間でかつ前記補助係止突起より内方に、
所望の表示が描かれた表示フィルムを該ライナーに固着
された状態で介在したものである。
合成樹脂製ライナーに対して接着性を有する表示フィル
ムとしては、ライナーと融着し易い材料で形成された表
示フィルムや、ライナー側の面に適宜な接着剤が塗布さ
れた表示フィルムを挙げることができる。
「作用」 この隠し表示付きキャップを製造するには、通常の手段
でキャップ本体を成形したあと、その中に予め表示マー
クが印刷された表示フィルムを投入し、ついでライナー
を設ければ良い。表示フィルムはライナーに対して接着
性を有するものなので、その上に形成されたライナーと
接着して一体となる。他方表示フィルムとキャップ本体
との間は接着することがなく、この間は易剥離性界面と
なる。このキャップのライナーを外すとライナーに付い
た状態で表示フィルムを取り出すことができる。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案の隠し表示付きキャップを
詳しく説明する。
(実施例1) 第1図は本考案のキャップの一実施例を示すものであ
る。このキャップは、キャップ本体21とライナー22と、
それらの間に介在された表示フィルム25とからなるもの
である。
キャップ本体21は、ポリプロピレン系樹脂によって形成
されている。このキャップ本体21は、天板部23とその周
縁から垂下する筒部24とで構成されている。このキャッ
プ本体21の筒部24の上部内面には径方向内方に突出する
ライナー保持リブ29が全周に亙って形成されている。ま
たこのライナー保持リブ29と天板部23との間には主係止
突起32…が設けられている。さらに天板部23の内面に
は、第2図および第3図に示すように、細径の補助係止
突起34…が立設されている。この補助係止突起34は、後
述するライナー22の弱化線33と瓶口に当接する部分との
間に配置されており、その頭部は潰されている。
ライナー22は、前記キャップ本体21をなすポリプロピレ
ン系樹脂とは融着し難いポリエチレン系樹脂によって形
成されている。このライナー22は、インシェルモールド
成形されたものである。そしてこのライナー22には瓶口
のシールを行う外周部22bと中央部22aを仕切る弱化線33
が形成されている。この弱化線33は、ライナー22を薄肉
化することによって形成されている。
このライナー22の外周部22bは前記キャップ本体21の補
助係止突起34…および主係止突起32…に係止しており、
これによりライナー22の外周部22bは、弱化線33を切断
する際に加わる力によってキャップ本体21から剥離しな
いような強度でキャップ本体21に係止固定されている。
前記表示フィルム25は、ライナー22と融着し易いポリエ
チレン系樹脂で形成されている。この表示フィルム25に
は、当たり外れ等の所望の表示マークが印刷されてい
る。この表示マークを印刷する面は表示フィルム25が不
透明であればキャップ本体21側の面とされるが、表示フ
ィルム25が透明なものであれば表裏いずれの側であって
も良い。
次にこのキャップの製造方法を説明する。
このキャップを製造するには、まずポリプロピレン系樹
脂を圧縮成形法等で成形してキャップ本体21を作製す
る。この時点ではキャップ本体21の補助係止突起34…
が、第4図に示すように、頭部が潰されていない状態で
成形される。またこの状態の補助係止突起34…の長さ
は、ライナー22の厚み寸法よりも大に設定されている。
ついでこのように成形されたキャップ本体21に、所望の
表示マークが印刷された表示フィルム25を投入する。投
入された表示フィルム25は補助係止突起34…によってそ
の位置が規制されるので、キャップ本体21の天板部23の
中央部分に収まる。
このように表示フィルム25を投入した後、キャップ本体
21内に溶融状態のポリエチレン系樹脂を投入して型で押
圧する。すると、樹脂が流動して弱化線33を備えたライ
ナー22が主係止突起32に係止した状態で成形される。こ
の時同時に、前記補助係止突起34の頭部が、投入された
ポリエチレンの熱で軟化した状態で押圧されることによ
り潰されるので、補助係止突起34がライナー22に係止し
た状態となる。また投入された溶融樹脂の熱によって表
示フィルム25とライナー22が融着する。
次に、このキャップの表示マークを確認する際の操作を
説明する。
このキャップの表示マークを確認する際には、まずライ
ナー22に形成された突起11を引っ張る。前記表示フィル
ム25はキャップ本体21に投入されただけでなので、キャ
ップ本体21と全く接着しておらず、表示フィルム25とキ
ャップ本体21との間は易剥離界面となる。この結果、突
起11を引っ張ると弱化線33が切断されてその中央部22a
が取り外される。この際ライナー22の外周部22b側は主
係止突起32…と補助係止突起34…とによって剥離を阻止
される。
このようにしてライナー22の中央部22aを切り取ると、
そこに接着している表示フィルム25も取り外される。そ
してこれにより表示フィルム25に印刷された表示マーク
を視認することができる。
このようにこのキャップは、キャップ本体21の天板部23
内面と合成樹脂製ライナー22との間に、所望の表示が描
かれると共に合成樹脂製のライナー22に対して接着性を
有する所望の表示が描かれた表示フィルム25が介在され
たものなので、ライナー22を成形する前にキャップ本体
21に表示フィルム25を投入するだけで、キャップ本体21
・ライナー22間の易剥離性界面形成とライナー22への表
示マーク付けを行うことができる。このようにこの隠し
表示付きキャップは、キャップ本体21に印刷等を施さず
に隠し表示マークを付することができるので、量産性に
優れたものとなる。
なお前記実施例にはキャップ本体21が合成樹脂製のもの
を例示したが、本考案のキャップにはキャップ本体が金
属製のものも包含される。キャップ本体が金属製であっ
ても、表示フィルム25を介在させることによる作用効果
は前記実施例と同様に得ることができる。
また前記実施例には、ライナー22の中央部22aのみ切り
取られるキャップを例示したが、ライナーはその全体が
剥離されるように形成されていても良い。
加えて、前記実施例ではライナー22と同種の合成樹脂で
表示フィルム25を形成することにより表示フィルム25を
ライナー22に対して接着性を有するものとしたが、表示
フィルム25のライナー22と接する面にホットメルト等の
接着剤を塗布することによっても、表示フィルム25をラ
イナー22に対して接着性を有するものとすることができ
る。
「考案の効果」 以上説明したように本考案の隠し表示付きキャップは、
キャップ本体の天板部内面と合成樹脂製ライナーとの間
に、当たり外れ等の所望の表示が描かれると共に合成樹
脂製ライナーに対して接着性を有する表示フィルムが介
在されたものなので、ライナーを成形する前にキャップ
本体内に表示フィルムを投入するだけで、キャップ本体
・ライナー間の易剥離性界面形成とライナー側に表示マ
ーク付けを行うことができる。このように本考案の隠し
表示付きキャップは、キャップ本体に印刷等を施さずに
隠し表示マークを付することができるので、量産性に優
れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の隠し表示付き合成樹脂製キャップの一
実施例を示す一部断面視した正面図、第2図は同裏面
図、第3図は同実施例の要部を示す断面図、第4図は同
実施例のキャップを製造する際のライナー成形直前の状
態を示す要部断面図、第5図は従来の隠し表示付きキャ
ップを示す一部断面視した断面図、第6図は同裏面図、
第7図は同従来例のキャップ本体にプレス成形される金
属板の要部を示す断面図、第8図は従来の合成樹脂製キ
ャップを示す一部断面視した正面図である。 21……キャップ本体、22……ライナー、23……天板部、
24……筒部、25……表示フィルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板部の周縁から筒部が垂下してなるキャ
    ップ本体と、該キャップ本体の天板部内面に配設された
    合成樹脂製ライナーとを具備し、かつ該ライナーにその
    外周部と中央部とを仕切る弱化線が形成された隠し表示
    付きキャップであって、 前記キャップ本体の天板部内面の上記弱化線の外周部
    に、拡径された頭部を有する補助係止突起を多数配設
    し、これら補助係止突起によりライナーの弱化線の外周
    部が剥離しない強さでキャップ本体に固定され、 前記キャップ本体の天板部内面と合成樹脂製ライナーと
    の間でかつ前記補助係止突起より内方に、所望の表示が
    描かれた表示フィルムが該ライナーに固着された状態で
    介在されたことを特徴とする隠し表示付きキャップ。
JP1989145574U 1989-12-18 1989-12-18 隠し表示付きキャップ Expired - Lifetime JPH0748541Y2 (ja)

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JP1989145574U JPH0748541Y2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 隠し表示付きキャップ

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JP1989145574U JPH0748541Y2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 隠し表示付きキャップ

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JPH0384756U JPH0384756U (ja) 1991-08-28
JPH0748541Y2 true JPH0748541Y2 (ja) 1995-11-08

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ID=31692202

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20220141440A (ko) * 2021-04-13 2022-10-20 이재성 용기 뚜껑의 에코 패킹
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JPH0384756U (ja) 1991-08-28

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