JP2688478B2 - 隠し表示付き合成樹脂製キャップの製造方法 - Google Patents

隠し表示付き合成樹脂製キャップの製造方法

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JP2688478B2
JP2688478B2 JP7203488A JP20348895A JP2688478B2 JP 2688478 B2 JP2688478 B2 JP 2688478B2 JP 7203488 A JP7203488 A JP 7203488A JP 20348895 A JP20348895 A JP 20348895A JP 2688478 B2 JP2688478 B2 JP 2688478B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D41/00Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/32Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
    • B65D41/34Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
    • B65D41/3404Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with ratchet-and-pawl mechanism between the container and the closure skirt or the tamper element
    • B65D41/3409Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with ratchet-and-pawl mechanism between the container and the closure skirt or the tamper element the tamper element being integrally connected to the closure by means of bridges

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  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は販売促進等に用いら
れる隠し表示付きキャップの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の隠し表示付きキャップは、キャッ
プ本体が金属製であった。図5および図6は従来の隠し
表示付きキャップを示すもので、図中符号1は金属製の
キャップ本体である。このキャップ本体1は、天板部2
とその周縁から垂下する筒部3とによって形成されてい
る。このキャップ本体1の天板部2の内面には円板状の
パッキン4が融着されている。パッキン4の中央部4a
と天板部2との間には、隠し表示が設けられている(以
下この部分を隠し表示部5と記す)。そしてパッキン4
には、隠し表示部5を覆う中央部4aと瓶口をシールす
る外周部4bとを仕切る弱化線6が形成されている。
【0003】前記キャップ本体1をなす金属板10の内
面には、図7に示すように、パッキン4が融着する融着
層7が印刷されている。さらにこの融着層7と金属板1
0との間のパッキン4の中央部4aに対応する位置には
非接着性層8が印刷されている。そしてこれにより融着
層7と非接着性層8との間に易剥離性界面9が形成され
ている。
【0004】この隠し表示付きキャップを製造するに
は、金属板に前記非接着性層8と融着層7とをパターン
印刷した後、この金属板をプレス成形してキャップ本体
1を作製し、ついでこのキャップ本体1内に溶融状態の
合成樹脂を投入し、押圧成形してパッキン4を形成す
る。
【0005】この隠し表示付きキャップでは、パッキン
4の中央に形成された突起11を引っ張ると、弱化線6
が切断されると共に易剥離性界面9が剥がれるので、パ
ッキン4の弱化線6に囲まれた中央部4aのみを剥ぎ取
ることができる。そしてこれにより隠し表示部5に設け
られた隠し表示を確認できる。以上のようにして隠し表
示を確認したあと、このキャップを瓶に再度装着する
と、残留しているパッキン4の外周部4bが瓶口をシー
ルするので瓶を再度密封できる。
【0006】このような従来の金属製キャップにおいて
は、金属板に融着層7と非接着性層8をパターン印刷す
ることにより、パッキン4の弱化線6内の部分のみを剥
離容易となすことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが図8に示すよ
うな、キャップ本体13が合成樹脂で形成されたキャッ
プでは、溶融状態の合成樹脂が直ちにキャップ本体13
の形状に成形される。このため前記金属製キャップ本体
1に印刷されていた融着層7や非接着層8をこの合成樹
脂製のキャップ本体13の内面に設けることは困難であ
る。このためキャップ本体13が合成樹脂で形成された
キャップにおいては、パッキン4の弱化線6に囲まれた
中央部のみを部分的に剥離容易にすることができなかっ
た。即ちキャップのシール性を損なわないで隠し表示を
確認できるようになすことができなかった。このため従
来は、合成樹脂製キャップで隠し表示付きのものを提供
することができなかった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、隠し表示付きの合成樹脂製キャップを容易に製造可
能な方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の隠し表示付き合
成樹脂製キャップの製造方法は、キャップ本体の天板部
内面の弱化線の外周部にあたる部分に、パッキンの厚み
より大きい長さを有する複数の突起を立設してなる合成
樹脂製のキャップ本体を作製し、ついでこのキャップ本
体に、このキャップ本体の樹脂と接着し難い合成樹脂よ
りなる溶融パッキン材を投入して型で押圧し上記パッキ
ンを形成すると同時に、上記突起の頭部を潰し、拡径さ
れた頭部を有する補助係止突起がパッキンを貫通し、そ
の突端がパッキンから露出した状態でパッキンの弱化線
の外周部を剥離しない強さでキャップ本体に固定するこ
とを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明方法により製造され
る隠し表示付き合成樹脂製キャップの一例を示すもので
ある。このキャップは、キャップ本体21とパッキン2
2とで構成されている。キャップ本体21は、ポリプロ
ピレンによって形成されている。このキャップ本体21
は、天板部23とその周縁から垂下する筒部24とで構
成されている。筒部24の内面には螺子25が形成され
ている。また筒部24の下端には、ブリッジ26…を介
してウイング27…を備えたタンパーエビデンスリング
28が形成されている。
【0011】このキャップ本体21の筒部24の上部内
面には径方向内方に突出するパッキン保持リブ29が全
周にわたって形成されている。このパッキン保持リブ2
9の下面側には筒部24の内面に連なる三角リブ30…
が設けられている。またこのパッキン保持リブ29と天
板部23との間に形成された凹所31の天板部23側に
は主係止突起32…が設けられている。また天板部23
の内面には、図2および図3に示すように、細径の補助
係止突起34が立設されている。この補助係止突起34
は、後述するパッキン22の弱化線33と瓶口に当接す
る部分との間に配置されており、その頭部は潰されてい
る。
【0012】パッキン22は、前記キャップ本体21を
なすポリプロピレンとは融着し難いポリエチレンによっ
て形成されている。このパッキン22は、円板状に成形
されており、キャップ本体21の天板部23の内面に設
けられている。そしてこのパッキン22には隠し表示部
5を覆う中央部22aと瓶口のシールを行う外周部22
bを仕切る弱化線33が形成されている。この弱化線3
3は、パッキン22の所定部分を薄肉化することによっ
て形成されている。
【0013】このパッキン22の外周部22bは前記キ
ャップ本体21の補助係止突起34…および主係止突起
32…に係止しており、これによりパッキン22の外周
部22bが弱化線33を切断する際に加わる力によって
キャップ本体21から剥離しない強さでキャップ本体2
1に係止固定されている。
【0014】次にこのキャップの製造方法を説明する。
このキャップを製造するには、まずポリプロピレンを圧
縮成形法や射出成形法等で処理することによりキャップ
本体21を作製する。この時点ではキャップ本体21の
補助係止突起34…が、図4に示すように、頭部が潰さ
れていない状態で成形される。またこの状態の補助係止
突起34の長さは、パッキン22の厚み寸法よりも大に
設定されている。
【0015】ついでこのように成形されたキャップ本体
21に、溶融状態のポリエチレンを投入して型で押圧す
る。すると、ポリエチレンが流動して弱化線33を備え
たパッキン22が主係止突起32に係止した状態で成形
される。この時同時に、前記補助係止突起34の頭部
が、投入されたポリエチレンの熱で軟化した状態で押圧
されることにより潰されるので、補助係止突起34がパ
ッキン22に係止した状態となる。
【0016】このキャップでは、キャップ本体21とパ
ッキン22とが互いに融着し難い合成樹脂によって形成
されると共に、キャップ本体21の係止突起32…34
…がパッキン22の外周部22bに弱化線33を切断す
る際に加わる力により剥離しない強さで係止しているの
で、弱化線33で囲まれたパッキン22の中央部22a
を引き上げると、中央部22aはキャップ本体21から
簡単に剥離される。このときパッキン22の外周部22
bはキャップ本体21と前記の如く強く係止固定されて
おりキャップ本体21から離間しないので、弱化線33
の部分が切り裂かれる。その結果、瓶口をシールするパ
ッキン22の外周部22bを残した状態で、パッキン2
2の中央部のみをキャップ本体21から剥ぎ取ることが
でき、そこに隠された隠し表示を確認することができ
る。従ってこのキャップによれば、弱化線33に囲まれ
た部分に隠し表示を施して隠し表示付きキャップとする
ことができる。
【0017】またこのキャップでは、パッキン成形時に
変形する細径の補助係止突起34…をキャップ本体21
に設けたので、パッキン22の外周部22bとキャップ
本体21とを確実に係止固定できる。またこのキャップ
の補助係止突起34…は間隔をおいて設けられているの
で、パッキン21を成形する際の樹脂の流れの障害とな
ることが無い。従ってこの隠し表示付き合成樹脂製キャ
ップは、品質のより安定したものとなる。
【0018】この隠し表示付き合成樹脂製キャップの製
造方法によれば、キャップ本体21の天板部内面の弱化
線の外周部にあたる部分に、パッキン22の厚みより大
きい長さを有する補助係止突起34を多数立設してなる
合成樹脂製のキャップ本体21を作製し、ついでこのキ
ャップ本体21に、このキャップ本体22の樹脂と接着
し難い合成樹脂よりなる溶融パッキン材を投入して型で
押圧し、パッキン22を形成すると同時に、上記補助係
止突起34の頭部を潰し、拡径された頭部を有する補助
係止突起34がパッキン22を貫通し、その突端がパッ
キン22から露出した状態でパッキン22の弱化線33
の外周部22bを剥離しない強さでキャップ本体21に
固定することができ、パッキン22の外周部22bを残
した状態で、パッキン22の中央部のみをキャップ本体
21から剥ぎ取ることができ、そこに隠された隠し表示
を確認する機能を有する隠し表示付きの合成樹脂製キャ
ップを容易に製造することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の隠し表示
付き合成樹脂製キャップの製造方法によれば、キャップ
本体の天板部内面の弱化線の外周部にあたる部分に、パ
ッキンの厚みより大きい長さを有する補助係止突起を多
数立設してなる合成樹脂製のキャップ本体を作製し、つ
いでこのキャップ本体に、このキャップ本体の樹脂と接
着し難い合成樹脂よりなる溶融パッキン材を投入して型
で押圧し、パッキンを形成すると同時に、上記補助係止
突起の頭部を潰し、拡径された頭部を有する補助係止突
起がパッキンを貫通し、その突端がパッキンから露出し
た状態でパッキンの弱化線の外周部を剥離しない強さで
キャップ本体に固定することができ、その結果、パッキ
ンの外周部を残した状態で、パッキンの中央部のみをキ
ャップ本体から剥ぎ取って隠し表示を確認する機能を有
する隠し表示付きの合成樹脂製キャップを容易に製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明方法により製造される隠し表示付
き合成樹脂製キャップの一例を示す一部断面視した正面
図である。
【図2】図2は同じキャップの裏面図である。
【図3】図3は同じキャップの要部を示す断面図であ
る。
【図4】図4は同じキャップを構成するキャップ本体の
成形直後の状態を示す要部断面図である。
【図5】図5は従来の隠し表示付きキャップを示す一部
断面視した面図である。
【図6】図6は同じ従来キャップの裏面図である。
【図7】図7は同従来例の要部を示す断面図である。
【図8】図8は従来の合成樹脂製キャップを示す一部断
面視した正面図である。
【符号の説明】
5…隠し表示部、21…キャップ本体、22…パッキ
ン、22a…中央部、22b…外周部、23…天板部、
24…筒部、32…主係止突起、33…弱化線、34…
補助係止突起。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板部とその周縁から垂下する筒部とか
    らなるキャップ本体の天板部内面に円板状のパッキンが
    設けられ、該パッキンの中央部とキャップ本体の天板部
    との間に隠し表示が設けられると共に、該パッキンにそ
    の外周部と中央部とを仕切る弱化線が形成された隠し表
    示付きキャップの製造方法であって、 キャップ本体の天板部内面の弱化線の外周部にあたる部
    分に、パッキンの厚みより大きい長さを有する複数の突
    起を立設してなる合成樹脂製のキャップ本体を作製し、 ついでこのキャップ本体に、このキャップ本体の樹脂と
    接着し難い合成樹脂よりなる溶融パッキン材を投入して
    型で押圧し上記パッキンを形成すると同時に、上記突起
    の頭部を潰し、拡径された頭部を有する補助係止突起が
    パッキンを貫通し、その突端がパッキンから露出した状
    態でパッキンの弱化線の外周部を剥離しない強さでキャ
    ップ本体に固定することを特徴とする隠し表示付き合成
    樹脂製キャップの製造方法。
JP7203488A 1995-08-09 1995-08-09 隠し表示付き合成樹脂製キャップの製造方法 Expired - Lifetime JP2688478B2 (ja)

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