JP2004149205A - 樹脂製キャップ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、簡単にボトルの開口部を開けることができるとともに、再シール性の良いキャップ構造及びその製造方法を提供する。
【解決手段】キャップ部材2のスカート部4下端外側に延出する鍔部6上面に、筒状部材10のリップ部13が上方から覆い被さるように設けられており、キャップ部材2を取り外した後再シールする際には、このリップ部13を鍔部6が押圧してシールする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペットボトル等のプラスチック製のボトルやガラス製ボトルの蓋として用いられるキャップ及びその製造方法に関し、特に、取り外し、再キャップが容易なキャップ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
牛乳瓶等のガラスボトルは、通常紙製の蓋部材がボトルの開口部に押し当てられて密閉されている。
【0003】
また、醤油や酢等のボトルとして、頂板部とスカート部とからなるキャップ部材と、ボトル部材に接合した筒状部材とを設け、キャップ部材を筒状部材に被せて両者を螺合しておき、この筒状部材にプル式の蓋部を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、ペットボトル等に多く採用されている構造は、外周にネジ部を形成した筒状部材をボトルの開口部に一体に成形している。そして、頂板部とスカート部とからなるキャップ部材がこの筒状部材に被さるように設けられ、スカート部の内周のネジ部が筒状部材のネジ部に螺合している。そして、スカート部のネジ部の下方にリング部材が薄肉の多数のブリッジで一体に連結されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平07−061454号公報(第2,3頁、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の牛乳瓶等に対しては、紙製の蓋部材を取り外すと、再度蓋することはできず、また、蓋部材を取り外すのも容易でなかった。
【0007】
また、特許文献1のようなものでは、ボトルの開口部を開けるためには、プル式の蓋部を無理やり引っ張る必要があり、老人や子女等の小力のものにとっては開蓋が容易でなかった。その上、一度開口した後の再シールは、上記キャップ部を筒状部材の外周に螺合するだけであり、シール不足で内容物が洩れる恐れがあった。
【0008】
また、上記ペットボトルでは、ボトルの開口時には、キャップ部を強制的に回転させて、キャップ部のネジ部と筒状部材のネジ部の螺合を解除すると同時に、リング部材とスカート部とを無理やり分離しているため、老人や子供等の小力のものでは、開口することが容易でなかった。その上、再度キャップする際は、このキャップ部のネジ部を筒状部材のネジ部に螺合しているだけであり、シールが不十分な場合、ボトル内の内容物が洩れ出る可能性があった。
【0009】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を考慮し、簡単にボトルの開口部を開けることができるとともに、再シール性の良いキャップ構造及びその製造方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、頂板部及びスカート部を備えボトル部材の開口部を施蓋するキャップ部材と、このキャップ部材と螺合し該キャップ部材と上記ボトル部材とを接合する筒状部材とからなる樹脂製キャップであって、上記キャップ部材のスカート部内壁には第1螺合部が設けられているとともに、スカート部下端には外側に延出する鍔部が設けられ、上記筒状部材の上部外壁には、上記キャップ部材の第1螺合部と螺合する第2螺合部と、上記キャップ部材の下端及び鍔部を受ける受け座と、該受け座から延出して上記鍔部上に覆い被さる弾性変形可能なリップ部とが設けられているとともに、筒状部材下端には上記ボトル部材の開口部に接合可能な接合部が設けられている構成である。
【0011】
この構成では、キャップ部材を回転させて筒状部材との螺合を解除する際には、リップ部が弾性変形可能であるため、軽い力で分離できる。それとともに、再度キャップ部材を嵌める際には、筒状部材の螺合部にキャップ部材の螺合部が螺合するだけでなく、キャップ部材の下端が上記リップ部を押しつぶすように被せられるので、この部分でのシールが強化され、再シール性に優れる。
【0012】
請求項2の発明は、頂板部及びスカート部を備えボトル部材の開口部を施蓋するキャップ部材と、このキャップ部材と上記ボトル部材とを接合するリング状部材とからなる樹脂製キャップであって、上記キャップ部材のスカート部内壁には第1螺合部が設けられているとともに、スカート部の下端には外側に延出する鍔部が設けられ、上記ボトル部材の開口部外壁には、上記キャップ部材の第1螺合部と螺合する第2螺合部と、上記キャップ部材の下端及び鍔部を受ける受け座とが設けられ、上記リング状部材には、上記鍔部上に覆い被さる弾性変形可能なリップ部と、上記受け座に係合可能なフック部材とが設けられている構成である。この構成でも請求項1と同様に、シール性の良いキャップを得られる。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の樹脂製キャップにおいて、キャップ部材の頂板部の中央部には開口部が形成され、該開口部には、上記筒状部材上端又はボトル部材の開口部上端に薄肉部で分離可能に一体に接続された蓋部材が嵌合されている構成である。
【0014】
この構成では、この筒状部材でボトルの開口部が密閉されているので、キャップ材を筒状部材に螺合している初期状態でのシール性に優れたものが得られる。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の樹脂製キャップにおいて、リップ部がリング状に設けられ、該リップ部の内周数箇所には凹部が形成され、キャップ部外壁には上記凹部に嵌合する突出部が形成されている構成である。
【0016】
この構成では、キャップ部材を開放する際に節度感があり、開放した感触を得られる。
【0017】
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の樹脂製キャップにおいて、キャップ部材、筒状部材及びリング状部材は、別の樹脂材からなるので、両者の螺合部を密着させること無く、高品質で確実に成形できる。
【0018】
請求項6の発明は、請求項5に記載の樹脂製キャップにおいて、キャップ部材は、筒状部材又はリング状部材よりも高融点の樹脂材からなるので、両者の螺合部を密着させること無く、高品質で更に確実に成形できる。
【0019】
請求項7の発明は、頂板部及びスカート部を備えボトル部材の開口部を施蓋するキャップ部材と、このキャップ部材と螺合し該キャップ部材と上記ボトル部材とを接合する筒状部材とからなる樹脂製キャップの製造方法であって、上記キャップ部材を成形する金型に樹脂を射出してキャップ部材を成形した後、成形したキャップ部材を別の金型にセットし、筒状部材用の樹脂を射出して上記キャップ部材と筒状部材とが螺合したキャップを製造するので、生産性が良く、かつキャップ部材と筒状部材との螺合部が一体に密着してないキャップが得られる。
【0020】
請求項8の発明は、頂板部及びスカート部を備えボトル部材の開口部を施蓋するキャップ部材と、このキャップ部材と螺合し該キャップ部材と上記ボトル部材とを接合する筒状部材とからなる樹脂製キャップの製造方法であって、上記筒状部材を成形する金型に樹脂を射出して筒状部材を成形した後、成形した筒状部材を別の金型にセットし、キャップ部材用の樹脂を射出して上記筒状部材とキャップ部材とが螺合したキャップを製造するので、請求項7と同様に、生産性が良く、かつキャップ部材と筒状部材との螺合部が一体に密着してないキャップが得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1ないし図3は本発明の第1実施形態に係わるキャップを示す。
【0022】
第1実施形態に係わる樹脂製キャップ1は、頂板部3とその周囲に一体に形成されたスカート部材4とを有するキャップ部2と、筒状部材10とを備える。キャップ部材2のスカート部4の内壁には、第1螺合部5が形成されている。スカート部2の下端には、半径方向外側に延びた鍔部6が形成されている。
【0023】
筒状部材10の上部外壁には、第1螺合部5と螺合する第2螺合部11が形成されている。この第2螺合部11の直ぐ下方には、キャップ部材2のスカート部4下端及び鍔部6を受ける受け座12が形成されている。この受け座12の上面は、スカート部4の下端及び鍔部6の形状に合わせてフラットな平面で形成されている。この受け座12の外周に対応して一体にリップ部13が形成されている。このリップ部13は、図1に示すように、弾性変形可能であって、薄膜状態で鍔部6の下方から鍔部6の上方に延びて、この鍔部6上面に覆い被さるように形成されている。筒状部材10の下端部には、ボトル部材20の開口部21を外側から嵌合する接合部16が形成されている。この接合部16は、ボトル部材20の開口部21の先端のフランジ部22を外側から巻き込むように設けられている。また、鍔部6の下面には、押さえ部7が一体にリング状に形成されている。
【0024】
鍔部6とリップ部13との合わさった部分の詳細を説明する。鍔部6の上面に数箇所突出部15が形成され、この突出部15が位置する部分では、リップ部13には凹部14が形成されている。キャップ部材2を外す方向に回転すると、この突出部15と凹部14との合わさった部分が直ぐに外れるので、キャップ部材2を外す感触が得られる。また、この突出部15がキャップ部材2の回転に連れて回転することでリップ部13の下側になるので、リップ部13が持上げられるようになり、リップ部13の先端が持上げられ、弾性変形し易くなっている。
【0025】
キャップ部材2を取り外し、再度螺合する際の状態を図2及び図3により説明する。キャップ部材2の第1螺合部5と筒状部材10の第2螺合部11とは螺合しているだけであり、成形時に一体に接合しているものではないので、キャップ部材2を回転することによって、キャップ部材2は筒状部材10から軽い力で離すことができる。この際に、鍔部6がリップ部13で覆われているが、リップ部13は極めて薄肉の数μm〜数十μmの極めて薄肉の膜状態であり、キャップ部材2が回転して持上げられるようになると、変形して鍔部6がリップ部13から外れることができるものである。
【0026】
そして、鍔部6がリップ部13よりも上になってリップ部13から離れると、リップ部13は元の状態に戻る。即ち、受け座12にリップ部13の先端が当接した状態になる。この状態で再度キャップ部材2を螺合すると、図3に示すように、鍔部6が、リップ部13の上に乗っかった状態となる。そして、さらに螺合が進んでキャップ部材2が奥まで挿入されると、鍔部6の押さえ部7でリップ部13を押圧してシールするようになる。従って、螺合部5,11同士の螺合に加えて、この押さえ部7とリップ部13とでシールされるので、シール性に優れたものが得られる。
【0027】
次に、キャップ1の製造方法を説明する。高融点の樹脂材、例えば、PPS、ABSやフィラ入りの樹脂などでキャップ部材2を射出成形する。そして、このキャップ部材2を筒状部材用の金型にインサートし、低融点樹脂材、例えばPP、PET等を射出し、筒状部材10を成形する。この際に、上記のように融点の異なる樹脂を使用しているので、筒状部材10を射出成形する際、射出時の樹脂の熱でキャップ部材2の表面が溶けて両者が一体になるような状態を防止している。
【0028】
更には、別の手段で、或は別の手段を加えて両者が一体に溶着することを防止するようにしてもよい。例えば、溶着を防止するようなものをキャップ部材2に塗布するようにしても良い。また、キャップ部材2を成形後十分に冷却硬化させておけば、上記金型にインサートするだけでもよいこともある。
【0029】
上記第1実施形態では、キャップ部材2を先に射出成形し、筒状部材成形用のの金型にインサートするようにしたが、逆にしてもよい。即ち、筒状部材10を先に成形し、これをキャップ部材成形用の金型にインサートし、両者が螺合したものを成形するようにしてもよい。このようにすれば、筒状部材をボトル部に鋳ぐるむようにすることも容易である。また、筒状部材とボトル部材とが一体に成形されたものに対しても好適である。
【0030】
なお、上記のように鍔部6が持上げられる際に、リップ部13が弾性変形して持上げられるようにすることをさらに容易にするため、リップ部13に数箇所スリットを設けるようにしてもよい。そうすると、キャップ部材2を外すためにキャップ部材2を回転させた際に、鍔部6の上昇動作につれてリップ部13も簡単に持上げられる方向に弾性変形し易い。
【0031】
図4及び図5は第2実施形態に係わり、図4は図1と同様な図を示す。図5は図3と同様な図を示す。第2実施形態において、第1実施形態と同部分は同符号として説明を省略し、異なる部分のみを説明する。キャップ部材32の頂板部33に開口部38が形成され、この開口部38にキャップ部材32と別部材の蓋部材37が一体に嵌め込まれている。そして、蓋部材37の外周下端が筒状部材30の上端に薄肉部31で一体に成形されている。また、接合部36の例としてボトル部材20の開口部21端面に接着するようにしたものを示す。
【0032】
この第2実施形態では、通常では、筒状部材30の下端がボトル部材20の開口部21端面に密着されて上部に蓋部材を有するので、この筒状部材30でボトル部材20内の内容物が密閉されて閉塞性に優れる。
【0033】
図6及び図7はそれぞれ第3実施形態及び第4実施形態に係わり、接合部の異なる実施形態を示す。図6の第3実施形態では、接合部46がボトル部材20の開口部21から内方に向けて延びて形成され、その先端にツメ部47が数箇所形成されている。ボトル部材20の開口部21に接着剤で接合するとともに、このツメ部47で接合するようにして接合強度を向上している。このような接合部46の構造は、ボトル部材20が高剛性のガラス瓶からなり、開口部21にフランジ部22が設けられてないような場合に好適である。
【0034】
また、図7の第4実施形態は第3実施形態の考え方を第1実施形態に適用した場合を示す。筒状部材10の下端に下方に延びる円筒部56を設け、この円筒部56の内側にツメ部57を複数箇所設けたものである。これらについても、筒状部材10とボトル部材20との接合強度をアップできる。
【0035】
特に、これら第3及び第4実施形態のものは、図1の第1実施形態のようなフランジ部22の全周に巻き込むようになった構造に対して複数箇所のツメ部47,57で係合しているので、リサイクル時にボトル部材20と筒状部材10との分離も容易であり、リサイクル性に優れる。
【0036】
筒状部材10の接合部の構造は、上記実施形態のものに限られるものではなく、係合、接着、鋳ぐるみ、溶着など各種の接合手法が適用できるものである。
【0037】
図8及び図9は第5実施形態に係わり、別タイプのキャップ構造に関する。特に、第1〜第4実施形態は、キャップ部材と筒状部材とを備えたキャップであったが、この第5実施形態は筒状部材を別途備えるのではなく、筒状部材に相当するものがボトル部材の開口部に一体に形成された、所謂ペットボトルといわれているものに適用可能なキャップの実施形態を示す。
【0038】
第5実施形態について説明する。ボトル部材200の開口部211の円筒状外周に第2螺合部111が形成されている。第2螺合部111の下部に半径方向外方向に突出する受け座112を備える。
樹脂製キャップ100は、頂板部103とその周囲に一体に形成された円筒状のスカート部104とからなるキャップ部材102を備える。スカート部104の内壁には、ボトル部材200の第2螺合部111に螺合する第1螺合部105が形成されている。スカート部102の下端には半径方向外側に延びた鍔部106が形成されている。鍔部106の下面部には押さえ部107が一体にリング状に形成されている。
【0039】
鍔部106にはリング状部材120が係合されている。このリング状部材120は、受け座112の半径方向外方に配設された係合本体部121と、この係合本体部121の下部に一体に形成されたフック部122と、この係合本体部121の上部に一体に形成されたリップ部123とを備える。フック部122が受け座112に係合されている。リップ部123は弾性変形可能な薄膜体であって、断面円弧状の半円リングのドーナツ状に形成され、係合本体部121から上方及び半径方向内方に一体的に延びて、上記鍔部106に覆い被さるように配設されている。このリップ部123によってリング状部材120とスカート部104の鍔部106とが結合されている。
【0040】
鍔部106とリップ部123との合わさった部分の詳細を説明する。鍔部106の上面に数箇所突出部108が形成され、この突出部108が位置する部分では、リップ部123には凹部124が形成されている。キャップ100を外す方向に回転すると、この突出部108と凹部124との合わさった部分が上下方向にずれて直ぐに外れるので、キャップ100を外す感触を得られる。また、この突出部108がキャップ100の回転に連れて回転することでリップ部123の下側になるので、リップ部123が持上げられるようになり、リップ部123の先端が持上げられ、弾性変形し拡径し易くなっている。
【0041】
キャップ100を取り外す際には、第1実施形態と同様に、キャップ100の第1螺合部105とボトル部材200の第2螺合部111とは螺合しているだけであり、成形時に一体に接合しているものではないので、キャップ100を回転することによって、キャップ100はボトル部材200から軽い力で離すことができる。この際に、鍔部106がリップ部123で覆われているが、リップ部123は極めて薄肉の数μm〜数十μmの極めて薄肉の膜状態であり、キャップ100が回転して持上げられるようになると、変形して鍔部106がリップ部123から外れることができるものである。
【0042】
そして、鍔部106がリップ部123よりも上になり、リップ部123から離れると、リップ部123は元の状態に戻る。この状態で再度キャップ100を螺合すると、鍔部106がリップ部123の上に乗っかった状態となる。そして、さらに螺合が進んでキャップ100が奥まで挿入されると、鍔部106の押さえ部107でリップ部123を係合本体部121に押圧してシールするようになる。従って、螺合部105,111同士の螺合に加えて、この押さえ部107とリップ部123とでシールされるので、シール性に優れたものが得られる。
【0043】
【発明の効果】
本発明では、キャップ部材のスカート部の下端部外側に延出する鍔部に、筒状部材のリップ部が下方から覆い被さるように設けられ、キャップ部材を外す際にはリップ部が外側に広がるように弾性変形し、鍔部がこのリップ部から外れる。それとともに、再シール時にはこのリップ部を鍔部が押圧してシールするので、再度キャップ部を螺合した際のシール性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わるキャップを示す。
【図2】図1のキャップのキャップ部材を取り外した状態を説明する図である。
【図3】図1のキャップのキャップ部材を再度螺合した状態を説明する図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係わり、図1と同様な図を示す。
【図5】図4のキャップ部材を取り外した状態を説明する図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係わり、図1と同様な図を示す。
【図7】本発明の第4実施形態に係わり、図1と同様な図を示す。
【図8】本発明の第5実施形態に係わり、図1と同様な図を示す。
【図9】図8の部分拡大図を示す。
【符号の説明】
1,100 キャップ
2,32,102 キャップ部材
3,33 頂板部
4 スカート部
5,105 第1螺合部
6 鍔部
7 押さえ部
10 筒状部材
11,111 第2螺合部
12,112 受け座
13 リップ部
14,124 凹部
15,108 突出部
16,36,46 接合部
20,200 ボトル部材
21,221 開口部
31 薄肉部
37 蓋部材
38 開口部
120 リング状部材
122 フック部
123 リップ部

Claims (8)

  1. 頂板部及びスカート部を備えボトル部材の開口部を施蓋するキャップ部材と、このキャップ部材と螺合し該キャップ部材と上記ボトル部材とを接合する筒状部材とからなる樹脂製キャップであって、
    上記キャップ部材のスカート部内壁には第1螺合部が設けられているとともに、スカート部下端には外側に延出する鍔部が設けられ、
    上記筒状部材の上部外壁には、上記キャップ部材の第1螺合部と螺合する第2螺合部と、上記キャップ部材の下端及び鍔部を受ける受け座と、該受け座から延出して上記鍔部上に覆い被さる弾性変形可能なリップ部とが設けられているとともに、筒状部材下端には上記ボトル部材の開口部に接合可能な接合部が設けられていることを特徴とする樹脂製キャップ。
  2. 頂板部及びスカート部を備えボトル部材の開口部を施蓋するキャップ部材と、このキャップ部材と上記ボトル部材とを接合するリング状部材とからなる樹脂製キャップであって、
    上記キャップ部材のスカート部内壁には第1螺合部が設けられているとともに、スカート部の下端には外側に延出する鍔部が設けられ、
    上記ボトル部材の開口部外壁には、上記キャップ部材の第1螺合部と螺合する第2螺合部と、上記キャップ部材の下端及び鍔部を受ける受け座とが設けられ、
    上記リング状部材には、上記鍔部上に覆い被さる弾性変形可能なリップ部と、上記受け座に係合可能なフック部材とが設けられていることを特徴とする樹脂製キャップ。
  3. 請求項1又は2に記載の樹脂製キャップにおいて、
    キャップ部材の頂板部の中央部には開口部が形成され、該開口部には、上記筒状部材上端又はボトル部材の開口部上端に薄肉部で分離可能に一体に接続された蓋部材が嵌合されていることを特徴とする樹脂製キャップ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の樹脂製キャップにおいて、
    リップ部がリング状に設けられ、該リップ部の内周数箇所には凹部が形成され、キャップ部外壁には上記凹部に嵌合する突出部が形成されていることを特徴とする樹脂製キャップ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の樹脂製キャップにおいて、
    キャップ部材、筒状部材及びリング状部材は、別の樹脂材からなることを特徴とする樹脂製キャップ。
  6. 請求項5に記載の樹脂製キャップにおいて、
    キャップ部材は、筒状部材又はリング状部材よりも高融点の樹脂材からなることを特徴とする樹脂製キャップ。
  7. 頂板部及びスカート部を備えボトル部材の開口部を施蓋するキャップ部材と、このキャップ部材と螺合し該キャップ部材と上記ボトル部材とを接合する筒状部材とからなる樹脂製キャップの製造方法であって、
    上記キャップ部材を成形する金型に樹脂を射出してキャップ部材を成形した後、成形したキャップ部材を別の金型にセットし、筒状部材用の樹脂を射出して上記キャップ部材と筒状部材とが螺合したキャップを製造することを特徴とする樹脂製キャップの製造方法。
  8. 頂板部及びスカート部を備えボトル部材の開口部を施蓋するキャップ部材と、このキャップ部材と螺合し該キャップ部材と上記ボトル部材とを接合する筒状部材とからなる樹脂製キャップの製造方法であって、
    上記筒状部材を成形する金型に樹脂を射出して筒状部材を成形した後、成形した筒状部材を別の金型にセットし、キャップ部材用の樹脂を射出して上記筒状部材とキャップ部材とが螺合したキャップを製造することを特徴とする樹脂製キャップの製造方法。
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KR101560143B1 (ko) 2013-10-17 2015-10-14 양형택 캡부재 사출성형을 위한 금형 장치

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