JPH05239968A - ヒンジ - Google Patents

ヒンジ

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JPH05239968A
JPH05239968A JP4043745A JP4374592A JPH05239968A JP H05239968 A JPH05239968 A JP H05239968A JP 4043745 A JP4043745 A JP 4043745A JP 4374592 A JP4374592 A JP 4374592A JP H05239968 A JPH05239968 A JP H05239968A
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Hiroaki Toyama
浩明 遠山
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Murakoshi Manufacturing Corp
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Murakoshi Manufacturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベース体1に連結部材2を介してヒンジ本体
3を連結する際に、ベース体1の前後の係止部9,12と
連結部材2の前後の係合部38,39 とを位置決めし、か
つ、ガイドし、ベース体1に対してヒンジ本体3をワン
タッチで簡単に連結する。 【構成】 ベース体1は前後に前側係止部9及び後側係
止部12を形成するとともに中間部に中間係止部6を形成
する。連結部材2はベース体1に係止する係止体17及び
係止体17に移動可能に係合しヒンジ本体3に連結する連
結体16からなる。連結体16は中間係止部6に係脱自在に
係合する係合突部28を有する。係止体17は前後に前側係
合部38及び後側係合部39を有する。連結体16と係止体17
との被着係合部32に係止体17を常時付勢するスプリング
40を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば家具などの扉に
用いるヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のヒンジとしては、例えば、先に
提案された特願平2ー232001号の明細書及び図面
に記載された構成のものがある。この先行技術の構成
は、ベース体と、このベース体に被着係止される連結部
材と、この連結部材を介して前記ベース体に連結するヒ
ンジ本体とを備えたものであって、前記ベース体は、前
後に前側係止部及び後側係止部を形成し、前記連結部材
は、前記ベース体の前側係止部及び後側係止部のそれぞ
れに係脱可能に係合する前側係合部及び後側係合部を有
する係止体と、この係止体に前後方向移動可能に被着係
合され前記ヒンジ本体に連結された連結体と、この連結
体と前記係止体との被着係合部に設けられ係止体の前側
係合部及び後側係合部を前記ベース体の前側係止部及び
後側係止部に係合係止させるように係止体を常時附勢す
るスプリングとを備えてなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記先行技術の構成で
は、ベース体に連結部材を介してヒンジ本体をワンタッ
チで連結することができるものであるが、この連結に際
しては、先ずベース体の前側係止部にヒンジ本体に連結
された係止体の前側係合部を係合してから、ベース体に
向かってヒンジ本体を押し付けることにより、ベース体
の後側係止部にヒンジ本体に連結された係止体の後側係
合部が係合されベース体にヒンジ本体が連結されるもの
である。しかし、ベース体とヒンジ本体に連結された係
止体との間にはベース体に対してヒンジ本体を押し付け
る際のガイド部材がないため、ベース体の前側係止部及
び後側係止部に対して係止体の前側係合部及び後側係合
部を同時に連結しようとしても、それら相互の位置合わ
せを必要とし、その位置合わせに手数を要し、特にヒン
ジ本体を家具の扉に回動体を介して固着するとともに、
ベース体を家具本体に固着した状態で、ベース体に対し
てヒンジ本体を連結することが困難であり、また、ベー
ス体の後側係止部にヒンジ本体に連結された係止体の後
側係合部を連結してからベース体の前側係止部に係止体
の前側係合部を連結してベース体にヒンジ本体を連結す
ることも困難である、という問題がある。
【0004】そこで、本発明はこのような課題に鑑みて
なされたもので、ベース体の前側係止部及び後側係止部
に対して係止体の前側係合部及び後側係合部を同時に連
結することができ、また、ベース体の前後の係止部に対
して係止体の前後の係合部をいずれの方向からも連結す
ることができ、したがって、ヒンジ本体を家具の扉に回
動体を介して固着するとともに、ベース体を家具本体に
固着した状態で、ベース体に対してヒンジ本体を、その
状況に応じてワンタッチで簡単に連結することができる
ヒンジを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のヒンジは、ベー
ス体と、このベース体に被着係止される連結部材と、こ
の連結部材を介して前記ベース体に連結するヒンジ本体
とを備え、前記ベース体は、前後に前側係止部及び後側
係止部を離間して形成し、この前側係止部と後側係止部
との間に中間係止部を形成し、前記連結部材は、前記ベ
ース体の前側係止部及び後側係止部のそれぞれに対して
係脱可能に係合する前側係合部及び後側係合部を有する
係止体と、この係止体に前後方向移動可能に被着係合さ
れ前記ヒンジ本体に連結された連結体と、この連結体と
前記係止体との被着係合部に設けられ係止体の前側係合
部及び後側係合部を前記ベース体の前側係止部及び後側
係止部に係合係止させるように係止体を常時附勢するス
プリングとからなり、前記連結体は、中間部に前記ベー
ス体の中間係止部に対して係脱自在に係合する係合突部
を形成したものである。
【0006】
【作用】本発明のヒンジでは、ベース体に、ヒンジ本体
に連結された連結部材を被着すると、この連結部材にお
ける連結体の中間部の係合突部がベース体の中間係止部
に当接され、この状態でベース体に対してヒンジ本体を
押動することにより、中間係止部内に係合突部が挿入さ
れるとともに、前後方向移動可能に被着係合された係止
体の前側係合部がベース体の前側係止部に、かつ、係止
体の後側係合部がベース体の後側係止部に、それぞれ略
同時に係合係止される。この際、係止体は、連結体との
被着係合部に設けられたスプリングの伸縮動作によって
前後方向に自動的に進退動され、したがって、ベース体
に連結部材の係止体及び連結体を介してヒンジ本体がワ
ンタッチで簡単かつ容易に連結係止される。
【0007】また、ベース体の前側係止部と後側係止部
のいずれか一方に対して係止体の前側係合部または後側
係合部を係合するとともに、連結体の係合突部がベース
体の中間係止部に当接し、この係合突部にてベース体に
対して連結部材が位置決めされる。そして、この状態で
ベース体に対してヒンジ本体を押動することにより、係
合突部が中間係止部内に挿入する際のガイド作用によっ
てベース体の前側係止部または後側係止部に対して係止
体の前側係合部または後側係合部が係合係止される。係
止体は、前記の場合と同様にスプリングの伸縮動作によ
って前後方向に自動的に進退動され、したがって、ベー
ス体に連結部材の係止体及び連結体を介してヒンジ本体
がワンタッチで簡単かつ容易に連結係止される。
【0008】このように、ベース体に対してヒンジ本体
が上方、あるいは前方または後方のいずれの方向からも
簡単に連結される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例の構成を添付図面に基
づいて説明する。
【0010】図において、Aはヒンジで、このヒンジA
は家具本体に取付けられるベース体1と、このベース体
1の上部に着脱可能に被着係止される連結部材2と、こ
の連結部材2の上部に被着係止されるヒンジ本体3とに
より構成されている。
【0011】前記ベース体1は、前後方向に延在された
基体部4を有し、この基体部4の左右部には基体部4の
上面部より低い位置に板状の取付板部5がそれぞれ突出
形成され、この左右の取付板部5と前記基体部4の左右
部との間に垂直状に形成された平行の連設段部5aの中間
部には上下方向に貫通した溝状の中間係止部6がそれぞ
れ形成されている。また、前記左右の取付板部5には左
右方向に長い取付孔7が形成されている。
【0012】また、前記基体部4の前端部には上部に膨
出した膨出突部8が形成され、この膨出突部8の前端部
には前側下方に向って傾斜した案内面9aを有する前側係
止部9が前方に向って突出形成されているとともに、こ
の前側係止部9の後側下部には左右に垂直状の係止縁10
が連続形成されている。またこの左右の係止縁10と前記
左右の連設段部5aの前端部との連続部にはそれぞれ弧状
案内面11が形成されている。また前記基体部4の後端部
には前記膨出突部8と略同じ高さと巾で後側係止部12が
形成され、この後側係止部12の下部には斜め前上方に向
って傾斜開口した係止凹部13が形成され、前記後側係止
部12の前端部には前記係止凹部13の開口部に向って下降
傾斜した案内面14が形成されている。また前記係止凹部
13の前側左右部と前記左右の連設段部5aの後端部との連
続部にはそれぞれ弧状案内面15が形成されている。また
前記基体部4の略中間部には取付孔4aが形成されてい
る。つぎに、前記連結部材2は、連結体16と合成樹脂製
の係止体17とからなっている。前記連結体16は、前後方
向に延在した上面板18と、この上面板18の左右下部に折
曲形成された相対する左右の側面板19とにより断面略コ
字形状に形成されている。前記上面板18には、その前端
部に係止凹部20が前方を開口して形成されているととも
に、その後端部にねじ孔21が形成され、このねじ孔21と
前記係止凹部20との間の中間部には矩形状の窓孔22が形
成され、この窓孔22の前端開口縁部には後側下方に向っ
て傾斜した係止片23が一体に突設されている。また、前
記左右の側面板19には、その前端部に前側突片24が突設
され、この左右の前側突片24には前後方向に長い案内長
孔25が左右相対して平行に形成されている。また、前記
左右の側面板19の後端部には後側突片26が突設され、こ
の左右の後側突片26には前後方向に長い案内長溝27が左
右相対して平行に形成されている。
【0013】さらに、前記左右の側面板19の前後方向の
中間部には爪状に突出形成された係合突部28が相対して
下方に向かって一体に突設され、この左右の係合突部28
は、前記左右の中間係止部6内に上方から挿脱自在に挿
入可能な幅と厚みを有して形成されているとともに、そ
の下端部には前側部から後側部に向かって傾斜したガイ
ド28a が形成され、この左右のガイド28a は、前記左右
の中間係止部6の開口縁部に当接され、かつ、この開口
縁部を摺動することにより係合突部28が中間係止部6内
に挿入されるようになっている。
【0014】また前記係止体17は、前記連結体16の上面
板18の下部に係合される前後方向に延在した上面板29a
と、この上面板29a の左右下部に折曲形成され前記連結
体16の左右の側面板19の内側部に係合される相対する左
右の側面板29b とにより断面略コ字形状に形成されてい
る。前記上面板29a には、その前端部に前記連結体16の
係止凹部20に相応する案内凹部30が前方を開口して形成
されているとともに、その後端部には前記連結体16のね
じ孔21に相対する前後方向に長い案内通孔31が形成さ
れ、この案内通孔31と前記案内凹部30との間の中間部に
は上面を開放した前後方向に長い収容凹部32が形成さ
れ、この収容凹部32の後端部には垂直状の係止壁33が形
成されている。
【0015】また前記左右の側面板29b には、その前端
部に前記連結体16の前側突片24の内側部に係合するとと
もに、前記ベース体1の左右の弧状案内面11に係合案内
される弧状の係合縁部34a を後側に有する前側突片34が
相対して突設され、この左右の前側突片34には前記連結
体16の案内長溝25に連通する挿通孔35が相対して形成さ
れている。また前記左右の側面板29b の後端部には、前
記連結体16の後側突片26の内側部に係合するとともに、
前記ベース体1の左右の弧状案内面15に係合案内される
弧状の係合縁部36a を前側に有する後側突片36が相対し
て突設され、この左右の後側突片36には前記連結体16の
案内長溝27に連通する挿通孔37が相対して形成されてい
る。
【0016】そして、前記連結体16と前記係止体17とは
上下に重合され、相互に連通した前側部の左右の挿通孔
35と左右の案内長溝25内には前記ベース体1の前側係止
部9に対して係脱する前側係合部としての係止軸38が挿
通され、かつ、この係止軸38の両端部が左右の挿通孔35
に係止され、この係止軸38の外端部が左右の案内長溝25
内に前後動自在に挿通されている。また、上下に重合さ
れた前記連結体16と前記係止体17との相互に連通した後
側部の左右の挿通孔37と左右の案内長溝27内には前記ベ
ース体1の後側係止部12に対して係脱する後側係合部と
しての係止軸39が挿通され、かつ、この係止軸39の両端
部が左右の挿通孔37に係止され、この係止軸39の外端部
が左右の案内長溝27内に前後動自在に挿通されている。
【0017】さらに、前記連結体16と前記係止体17との
被着係合部には、すなわち、前記係止体17の上面板29a
における収容凹部32内にコイルスプリング40が圧縮収容
され、かつ、このコイルスプリング40の先端部が前記連
結体16の係止片23に挿通係止されているとともに、この
コイルスプリング40の後端部が前記収容凹部32の後側の
係止壁33に係止されている。そして、コイルスプリング
40を介して係止体17に連結体16が前後動自在に被着支持
され、かつ、コイルスプリング40の附勢力によって常時
は係止体17が連結体16にそって連結体16の後方に向って
移動附勢され、係止体17の前後部の係止軸38,39が、こ
の係止軸38,39 を挿通したそれぞれの連結体16の前後左
右の案内長溝25,27内の後端部に係止されるようになっ
ている。また、コイルスプリング40は、連結体16と係止
体17との被着係合部である収容凹部32と係止片23に対し
て収容することにより、簡単に収容係止することがで
き、この被着係合部にコイルスプリング40を配設するこ
とによって全体の全長が前後方向に長大化することが防
止される。
【0018】さらに、前記ヒンジ本体3は、本体部材41
と、扉に取付けられるカップ42と、本体部材41とカップ
42とを連結するリンクアーム43,44とからなっている。
前記本体部材41は、前後方向に延在され前記連結体16の
上面板18に重合する上面板45と、この上面板45の左右下
部に折曲形成され前記連結体16の左右の側面板19の外側
に係合する相対する側面板46により断面ほぼコ字状に形
成されている。また、前記上面板45には、そのほぼ中間
部にねじ孔47が形成されているとともに、この上面板45
の後端部に前後方向に長い長孔48が形成され、この上面
板45の後端部と前記左右の側面板46の後端部との間に前
記係止体17の後端部を押動する操作凹部49が形成されて
いる。また、前記左右の側面板46間の前端上下部には支
軸50,51がそれぞれ架設されているとともに、この支軸
50,51の後側上部に支軸52が架設されている。
【0019】また、前記本体部材41と前記連結部材2の
連結体16とは、本体部材41のねじ孔47に螺着された調整
ねじ53の先端の小径の溝部54が連結体16の係止凹部20内
に係合され、この溝部54の先端の大径の円盤状部55が係
止凹部20の開口下縁部に係止され、また、本体部材41の
長孔48に挿通された止めねじ56が連結体16のねじ孔21に
螺着されることにより、本体部材41に連結体16が一体的
に固着されている。そして、調整ねじ53のねじ込み具合
によって連結部材2に対する本体部材41の高さを調整で
きるとともに、止めねじ56を緩めることによって連結部
材2に対する本体部材41の前後位置を調整できるように
なっている。
【0020】また前記カップ42は、一面を開口したカッ
プ状の埋込部57が形成されているとともに、この埋込部
57の両側開口縁部に取付孔58を有する板状の取付部59が
一体に突設されており、埋込部57の内側間に支軸60,61
が架設されている。
【0021】また、前記一方のリンクアーム43は、断面
ほぼコ字状に形成され、その前端部が前記カップ42の支
軸60に回動自在に軸着されているとともに、その後端部
が前記本体部材41の前端部の支軸50に回動自在に軸着さ
れている。また、前記他方のリンクアーム44は、その前
端部がカップ42の支軸61に回動自在に軸着されていると
ともにその後端部が本体部材41の前端部の支軸51に回動
自在に軸着されている。そして、これらのリンクアーム
43,44によってカップ42が本体部材41に回動自在に連結
されており、本体部材41の支軸52に取付けられたトーシ
ョンばね62の弾力によって、カップ42は開状態または閉
状態に保持されるようになっている。
【0022】つぎに、このように構成されたヒンジAを
家具の側壁Bと扉Cとの連結に用いる場合について説明
する。
【0023】まず、家具の側壁Bには、ベース体1を当
接するとともに、この各取付孔7,4aから側壁Bにねじ
63をそれぞれ螺着することにより、側壁Bにベース体1
が固定される。また、家具の扉Cには、扉Cに形成され
た凹部D内にヒンジ本体3のカップ42を埋設し、このカ
ップ42の各取付孔58から扉Cの凹部Dの開口縁部にねじ
64を螺着することにより、扉Cの凹部D内カップ42が固
定される。
【0024】つぎに、家具の側壁Bに固着されたベース
体1に対して、家具の扉Cにカップ42を固着したヒンジ
本体3の本体部材41を、この本体部材41に連結した連結
部材2を介して被着嵌合して連結する。すなわち、ま
ず、ベース体1の前側係止部9及び後側係止部12に対し
てヒンジ本体3の本体部材41に連結された連結部材2の
前側の係止軸38及び後側の係止軸39を同時に連結する場
合には、ベース体1に対して連結部材2を有するヒンジ
本体3を上方から被嵌すると、この連結部材2における
連結体16の中間部に突設された左右の係合突部28のガイ
ド28a が、ベース体1の中間部に形成された左右の中間
係止部6の開口縁部に当接される。
【0025】そして、この状態でベース体1に対してヒ
ンジ本体3を上方から押動することにより、左右の係合
突部28のガイド28a が左右の中間係止部6の開口縁部を
摺動して左右の中間係止部6内に左右の係合突部28が挿
入されるとともに、連結体16に前後方向移動可能に被着
係合された係止体17の前側の係止軸38が前側係止部9の
案内面9aから前側係止部9に、かつ、係止体17の後側の
係止軸39が後側係止部12の案内面14から後側係止部12
に、それぞれ略同時に係合係止される。
【0026】この際、係止体17は、連結体16との被着係
合部、すなわち、係止体17の収容凹部32内に収容され、
かつ、この係止壁33と連結体16の係止片23とに両端部が
それぞれ支持されたコイルスプリング40の伸縮動作によ
って前後方向に自動的に進退動され、したがって、ベー
ス体1に連結部材2の係止体17及び連結体16を介してヒ
ンジ本体3が上方からワンタッチで簡単に連結係止され
る。そして、係止体17はベース体1に対してそれぞれの
前後の係止軸38,39及びベース対1の前側係止部9と後
側係止部12とによって前後左右方向及び上下方向に確実
に抜け止めされた状態で連結係止される。
【0027】つぎに、ベース体1の前側係止部9から後
側係止部12に係止体17の前後の係止軸38,39 を順次係合
係止する場合には、ベース体1に対して連結部材2を有
するヒンジ本体3を外側から被着すると、ベース体1の
前側係止部9の案内面9aに連結部材2の前側の係止軸38
が当接するとともに、この案内面9a及び係止軸38による
案内作用によってベース体1の膨出突部8に係止体17の
前側部が被着嵌合される。そして、ベース体1に対して
連結部材2をベース体1にそって後方に向って移動する
と、膨出突部8の左右の弧状案内面11に係止体17の左右
の前側突片34が係合されるとともに、この膨出突部8の
前側係止部9が係止軸38の上部に挿入され、かつ、この
前側係止部9の下部の左右の係止縁10に係止軸38の左右
部が係止され、ベース体1に対する本体部材41の後方へ
の移動が規制される。また、この本体部材41の移動が規
制されるとともに、ベース体1の後側係止部12の案内面
14に連結部材2の後側の係止軸39が当接される。
【0028】ついで、この状態において、本体部材41を
ベース体1に押し付けると、前側の係止軸38を中心とし
て後側の係止軸39が後側係止部12を押し付ける方向に回
動される。そして、この後側の係止軸39がその案内面14
に案内されてコイルスプリング40を収縮しつつ前側の係
止軸38側の前方に強制的に移動され、この後側の係止軸
39は連結体16の後側左右の案内長溝27に沿って、また前
側の係止軸38は連結体16の前側左右の案内長溝25に沿っ
て、それぞれ前方に移動され、したがって、前後に係止
軸38,39を有する係止体17は連結体16に沿って前方に移
動される。
【0029】そうして、後側の係止軸39が後側係止部12
の案内面14から外れると、係止体17の左右の前側突片34
の弧状の係合縁部34a がベース体1の左右の弧状案内面
11に案内されて本体部材41がさらにベース体1に押し付
けられ、この係止体17の左右の後側突片36の弧状の係合
縁部36a がベース体1の左右の弧状案内面15に案内さ
れ、この係止体17がベース体1に被着嵌合される。ま
た、後側の係止軸39が後側係止部12の案内面14から外れ
てベース体1に係止体17が被着嵌合されると同時的に、
この係止体17はコイルスプリング40の復元力によって連
結体16に沿って後方に押し戻され、この係止体17の後側
の係止軸39がベース体1の後側係止部12の係止凹部13内
に圧入係止される。
【0030】したがって、ベース体1に対する本体部材
41のワンタッチ操作によって本体部材41に連結した連結
体16の係止体17は、前後の係止軸38,39がベース体1の
前側係止部9と後側係止部12にそれぞれ自動的に係止さ
れることによって、ベース体1に簡単かつ確実に被着係
止され、かつ、この係止体17及び連結体16を介してベー
ス体1にヒンジ本体3の本体部材41が連結係止される。
そして、係止体17はベース体1に対してそれぞれの前後
の係止軸38,39及びベース体1の前側係止部9と後側係
止部12とによって前後左右方向及び上下方向に確実に抜
け止めされた状態で連結係止される。このようにして、
ヒンジAを介して家具の側壁Bに扉Cが簡単に開閉自在
に連結される。
【0031】さらに、ベース体1の後側係止部12から前
側係止部9に係止体17の前後の係止軸38,39 を順次係合
係止する場合には、前記ベース体1の前側係止部9から
後側係止部12に係止体17の前後の係止軸38,39 を順次係
合係止する場合とは逆に、ベース体1の後側係止部12に
係止体17の後側の係止軸39を当接するとともに、ベース
体1に対して連結部材2を有するヒンジ本体3を押付け
操作することによって、前記前側から連結する場合と同
様に、ベース体1に対してヒンジ本体3をワンタッチで
簡単に連結することができ、係止体17はベース体1に対
してそれぞれの前後の係止軸38,39及びベース体1の前
側係止部9と後側係止部12とによって前後左右方向及び
上下方向に確実に抜け止めされた状態で連結係止され
る。
【0032】つぎに、ベース体1からヒンジ本体3の本
体部材41を取外す場合には、本体部材41の上面板45にお
ける操作凹部49において、この操作凹部49に突出してい
る係止体17の後端部を前方に向って押動操作すると、こ
の係止体17は、コイルスプリング40を収縮しつつ前後の
係止軸38,39及びこの係止軸38,39を挿通した案内長溝
25,27を介して連結体16に沿って前方に移動される。そ
して、この係止体17の後側の係止軸39がベース体1の後
側係止部12の係止凹部13から外れるとともに、本体部材
41をベース体1から離脱する方向の外方に引張ることに
より、係止体17はベース体1から簡単に離脱され、この
係止体17を有する本体部材41はベース体1から簡単に取
外すことができる。
【0033】前記実施例では、ベース体1に形成した中
間係止部6は、ベース体1の中間部の左右にそれぞれ形
成し、この左右の中間係止部6に挿脱自在に係合する連
結体16の係合突部28は、連結体16の左右の側面板19にそ
れぞれ形成する場合について説明したが、これに限ら
ず、中間係止部6及びこの中間係止部6に係合する係合
突部28は、相互に挿脱自在の状態でそれぞれに一個ずつ
設けるようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、ベース体の中間部には
中間係止部を形成し、連結部材の連結体の中間部には前
記中間係止部に対して係脱自在に係合する係合突部を形
成したので、この中間係止部に対して係合突部が係合す
る際の係合突部の位置決め作用及びガイド作用によって
ベース体の前側係止部及び後側係止部に対して連結部材
の係止体の前側係合部及び後側係合部を同時に連結する
ことができ、また、ベース体の前側係止部及び後側係止
部に対して係止体の前側係合部及び後側係合部を前後の
いずれの方向からも連結することができ、したがって、
ヒンジ本体を家具の扉に回動体を介して固着するととも
に、ベース体を家具本体に固着した状態で、ベース体に
対してヒンジ本体を、その連結状況に応じて連結し易い
方向からワンタッチで簡単に連結することができる。
【0035】また、ベース体に連結部材を介してヒンジ
本体を被着押動することにより、連結部材の係止体がス
プリングの伸縮動作によって進退動されるとともに、こ
のスプリングの付勢力によって係止体の前側係合部及び
後側係合部がベース体の前側係止部及び後側係止部にそ
れぞれ係合係止され、したがって、ベース体に対するヒ
ンジ本体の連結状態を確実に保持することができる。
【0036】また、係止体を進退動させるスプリング
は、係止体と連結体との被着係合部に設けたので、係止
体と連結体との端部間の空間部にスプリングを設けるも
のに比べその相互の連結後の前後方向の全長を確実に短
小化することができるとともに、係止体と連結体との端
部間の狭い空間部にスプリングを配設する面倒な手数も
なく、スプリングが露出する見苦しさを解消することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒンジの分解状態の斜視図である。
【図2】同上組立状態の断面図である。
【図3】同上平面図である。
【図4】同上ベース体に対してヒンジ本体を上方から連
結する状態を示す断面図である。
【図5】同上ベース体に対してヒンジ本体を前方から連
結する状態を示す断面図である。
【図6】同上ベース体に対してヒンジ本体を後方から連
結する状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ベース体 2 連結部材 3 ヒンジ本体 6 中間係止部 9 前側係止部 12 後側係止部 16 連結体 17 係止体 28 係合突部 38 前側係合部 39 後側係合部 40 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース体と、このベース体に被着係止さ
    れる連結部材と、この連結部材を介して前記ベース体に
    連結するヒンジ本体とを備え、 前記ベース体は、前後に前側係止部及び後側係止部を離
    間して形成し、この前側係止部と後側係止部との間に中
    間係止部を形成し、 前記連結部材は、前記ベース体の前側係止部及び後側係
    止部のそれぞれに対して係脱可能に係合する前側係合部
    及び後側係合部を有する係止体と、この係止体に前後方
    向移動可能に被着係合され前記ヒンジ本体に連結された
    連結体と、この連結体と前記係止体との被着係合部に設
    けられ係止体の前側係合部及び後側係合部を前記ベース
    体の前側係止部及び後側係止部に係合係止させるように
    係止体を常時附勢するスプリングとからなり、 前記連結体は、中間部に前記ベース体の中間係止部に対
    して係脱自在に係合する係合突部を形成したことを特徴
    とするヒンジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012511642A (ja) * 2008-12-10 2012-05-24 アルトゥーロ サリス・エス・ペー・アー ヒンジを家具部材に固定するためのベースに取り付けられるアダプターを備える装置の構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012511642A (ja) * 2008-12-10 2012-05-24 アルトゥーロ サリス・エス・ペー・アー ヒンジを家具部材に固定するためのベースに取り付けられるアダプターを備える装置の構造

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