JPH05239228A - 接着層付シリコーンゴム部材 - Google Patents

接着層付シリコーンゴム部材

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JPH05239228A
JPH05239228A JP4076049A JP7604992A JPH05239228A JP H05239228 A JPH05239228 A JP H05239228A JP 4076049 A JP4076049 A JP 4076049A JP 7604992 A JP7604992 A JP 7604992A JP H05239228 A JPH05239228 A JP H05239228A
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JP
Japan
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silicone rubber
silicone
adhesive
adhesive layer
emulsion
Prior art date
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Pending
Application number
JP4076049A
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English (en)
Inventor
Junya Ishida
純也 石田
Hiroyoshi Arima
弘善 有馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来、接着困難であった合成ゴム系接着剤
で接着可能となる接着層を有するシリコーンゴム部材を
提供する。 【構成】 シリコーンゴム部材の表面にアセチレンア
ルコールを添加したエラストマーまたは樹脂系のエマル
ジョン接着剤または粘着剤で被覆してなることを特徴と
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコーンゴム系以外
の有機ゴム系接着剤で異種材料と接着可能な接着層付き
シリコーンゴム部材に関するもので、プレキャストコン
クリート(PC)板と接着する建材用の目地ガスケット
等に好適に使用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコーンゴム部材と被着物であ
る異種材料との接着にあたっては、異種材料の表面にあ
らかじめプライマー処理を施し、シリコーンゴム系接着
剤でシリコーン部材との接着を行うか、あるいは片面が
シリコーンゴム用の粘着剤、片面が被着物である異種材
料用の粘着剤である両面テープで、シリコーンゴム部材
と異種材料との粘接着を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来の方
法では、シリコーンゴム部材と良好な接着性が得られる
接着剤としては、シリコーンゴム系接着剤しかなく、被
着物である異種材料に対しては逆に接着性が悪いため
に、プライマーを併用するなどの方法がとられ、また、
このシリコーン系接着剤を使用する場合には、接着剤に
初期の粘着性がないために接着剤が加硫固化するまで接
着部を二次的手段によって固定しておく等、使用可能な
接着剤が大きく制約されることにより作業性をいちじる
しく低下させるという欠点があった。また、両面テープ
の使用についても、粘接着であるため接着強度が低く、
また、両面テープは比較的にコスト高である等の欠点が
あった。
【0004】本発明は、上記した従来の問題を解決した
ものであり、従来の接着方法に代わり、シリコーンゴム
部材の表面に接着層を成形させることにより、シリコー
ンゴム系接着剤以外の合成樹脂系接着剤で異種材料との
接着を可能とした接着層付きシリコーンゴム部材を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、シリコーンゴム部材の表面に、 (イ) 固形分5〜90%のアクリル系、シリコーンアクリル系、エチレンプロピレン ゴム系、クロロプレン系等の合成樹脂系水性もしくは油性エマルジョン 100重量部、 (ロ) アセチレンアルコール 0.1〜10重量部、 からなる混合溶液を塗布し、合成樹脂の被膜を成形した
ことを特徴とする接着層付シリコーンゴム部材を要旨と
するものである。
【0006】本発明に使用される前記 (イ)成分の合成樹
脂系の水性もしくは油性エマルジョンは、アクリル系、
シリコーンアクリル系、エチレンプロピレンゴム(EP
DM)系、クロロプレン系のエマルジョンなどが例示さ
れ、これらは場合により、その2種以上を混合しても何
ら差支えない。この (イ)成分のエマルジョンの合成樹脂
固形分は5〜90%の範囲とすることが最適とされ、シリ
コーンゴム部材表面への接着層の成形上、これが5%よ
りも小さいと接着層としての合成樹脂分による被膜の強
度がいちじるしく低下し、そのためシリコーンゴム部材
と異種材料との接着で充分な接着強度が得られなくな
り、他方、これが90%よりも大きくなると、エマルジョ
ンとしての粘度が大きくなるため被膜成形処理の作業性
がいちじるしく低下する。
【0007】(ロ)成分のアセチレンアルコールは、界面
活性剤として作用するものであり、(イ)成分に添加する
ことで、シリコーンゴム面への濡れ性を向上させるもの
で、シリコーンゴム部材表面に成形する接着層としての
被膜強度を向上させるものである。この (ロ)成分のアセ
チレンアルコールの添加量は、前記 (イ)成分 100重量部
に対して 0.1〜10重量部の範囲とすることが望ましく、
これが 0.1重量部よりも少ないと、シリコーンゴム面へ
の濡れ性向上による被膜強度の向上が得られない。
【0008】(イ)成分と (ロ)成分の混合物を得るには、
ライカイ機、ミキサーなどの一般的な混合機を用いて混
合すればよく、また、この混合物をシリコーンゴム部材
に塗布し接着層を形成する操作は、グラビアコーター、
スクリーン印刷等の一般的な成膜方法に準じて行えばよ
い。また、この接着層を形成するシリコーンゴム部材の
シリコーンゴム面については、特に制約はないが、接着
層の被膜強度を向上させるためブラスト処理等によりシ
リコーンゴム面を粗らすことは何ら差支えなく、シリコ
ーンゴム発泡体のようなシリコーンゴム部材の場合、接
着層成形面とすべきシリコーン部材表面のスキン層を除
去した発泡セル面にすれば、 (イ)成分がセル間で物理吸
着を起こして、さらに強固な接着層を形成することがで
きる。
【0009】
【実施例】 (1) アクリル系水性エマルジョン(日信化学工業(株)製商品名ADH-680、固 形分60% ) 100重量部 (2) アセチレンアルコール 3重量部 上記(1)、 (2)をビーカーにとり、スパチュラにて充分に
撹拌した。この混合物を厚さ5mmのシリコーンゴム発泡
体シートの表面に、表1に示す塗布量になるようハケ塗
りで塗布し、90℃×15分間の熱処理を施し、接着層を得
た。この得られた接着層付シリコーンゴム部材をPC板
に、クロロプレン系接着剤・ハマタイトA-862B(横浜
ゴム(株)商品名)を用いて( 200g/m2の塗布量)接
着し、このものを剥離角度90°、剥離速度50mm/分で引
剥してその剥離力を測定したところ、表1に示すような
強度を示した。
【0010】
【表1】
【0011】(比較例)上記の実施例で、アセチレンア
ルコールを添加せずアクリル系水性エマルジョンを用い
て、同様な操作で得た接着層付シリコーンゴム部材を同
様な方法で評価したところ表2に示すような強度を示し
た。アセチレンアルコールを添加しないものは強度がほ
ぼ半分になることが分かる
【0012】
【表2】
【0013】
【発明の効果】従来シリコーンゴムと異種材料との接着
に実用的に使用可能な接着剤はシリコーンゴム系接着剤
しかなく、制約されたものであったのを、クロロプレン
系等の一般的な合成ゴム系接着剤による接着を実用可能
にした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/10 G 9159−4H R 9159−4H // C08L 83:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコーンゴム部材の表面に、 (イ) 固形分5〜90%のアクリル系、シリコーンアクリル系、エチレンプロピレン ゴム系、クロロプレン系等の合成樹脂系水性もしくは油性エマルジョン 100重量部、 (ロ) アセチレンアルコール 0.1〜10重量部、 からなる混合溶液を塗布し、合成樹脂被膜を成形したこ
    とを特徴とする接着層付シリコーンゴム部材。
JP4076049A 1992-02-27 1992-02-27 接着層付シリコーンゴム部材 Pending JPH05239228A (ja)

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