JPH05238431A - キャブオーバー型トラックの車体構造 - Google Patents
キャブオーバー型トラックの車体構造Info
- Publication number
- JPH05238431A JPH05238431A JP7600692A JP7600692A JPH05238431A JP H05238431 A JPH05238431 A JP H05238431A JP 7600692 A JP7600692 A JP 7600692A JP 7600692 A JP7600692 A JP 7600692A JP H05238431 A JPH05238431 A JP H05238431A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcement
- front floor
- members
- cab
- floor side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フロントフロアサイドメンバーとキャブバッ
ククロスメンバーの結合部の変形を防止するとともに、
乗降性の改善を図る。 【構成】 本発明の車体構造は、ストラッドタワーを一
体成形したホイールハウジングの肩の部分に、フロント
フロアサイドメンバーの一端を結合するとともに、該メ
ンバーをここから後方へ延ばしてキャブバッククロスメ
ンバーに結合してなるキャブオーバー型トラックにおい
て、上記両メンバーの結合部の下面に、これらメンバー
を跨ぐようにしてコ字状のリンフォースメントの連結板
部を固着する一方、該リンフォースメントはその両側板
部を前後方向に向けて配置し、上記リンフォースメント
の両側板部をそれぞれサイドシルインナーパネルに固着
し、さらに上記リンフォースメントの連結板部の下面に
他のリンフォースメントを固着したことを特徴とする。
ククロスメンバーの結合部の変形を防止するとともに、
乗降性の改善を図る。 【構成】 本発明の車体構造は、ストラッドタワーを一
体成形したホイールハウジングの肩の部分に、フロント
フロアサイドメンバーの一端を結合するとともに、該メ
ンバーをここから後方へ延ばしてキャブバッククロスメ
ンバーに結合してなるキャブオーバー型トラックにおい
て、上記両メンバーの結合部の下面に、これらメンバー
を跨ぐようにしてコ字状のリンフォースメントの連結板
部を固着する一方、該リンフォースメントはその両側板
部を前後方向に向けて配置し、上記リンフォースメント
の両側板部をそれぞれサイドシルインナーパネルに固着
し、さらに上記リンフォースメントの連結板部の下面に
他のリンフォースメントを固着したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はキャブオーバー型トラッ
クの車体構造に関する。
クの車体構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図９は、図１０に示すキャブオーバー型
トラックの、シートａを取付ける部分の車体構造を示
す。同図において、ｂはフロントフロアサイドメンバー
で、該メンバーｂの後端はキャブバックパネルｃに添設
したキャブバッククロスメンバーｄに結合してある。ま
た、フロントフロアサイドメンバーｂの前半部はホイー
ルハウジングｅの上面に乗り上げてそこに結合してあ
る。そして、これらメンバーｂ，ｄにシートａを載置固
定してある。
トラックの、シートａを取付ける部分の車体構造を示
す。同図において、ｂはフロントフロアサイドメンバー
で、該メンバーｂの後端はキャブバックパネルｃに添設
したキャブバッククロスメンバーｄに結合してある。ま
た、フロントフロアサイドメンバーｂの前半部はホイー
ルハウジングｅの上面に乗り上げてそこに結合してあ
る。そして、これらメンバーｂ，ｄにシートａを載置固
定してある。
【０００３】ところで、このような自動車はホイールハ
ウジングｅが大きくエンジンルームｆ内に突出している
ため、エンジンルームｆの容積が小さくなってしまう。
そこで、図４に示すようにホイールハウジング１の上部
にストラッドタワー２を一体成形した車体を採用してい
る。そして、このような自動車では、図５に示すように
ホイールハウジング１の肩の部分１ａにフロントフロア
サイドメンバー３の前半部を結合するとともに、該メン
バー３をここから真直ぐ後方へ延ばしてキャブバックク
ロスメンバー４に結合してある。
ウジングｅが大きくエンジンルームｆ内に突出している
ため、エンジンルームｆの容積が小さくなってしまう。
そこで、図４に示すようにホイールハウジング１の上部
にストラッドタワー２を一体成形した車体を採用してい
る。そして、このような自動車では、図５に示すように
ホイールハウジング１の肩の部分１ａにフロントフロア
サイドメンバー３の前半部を結合するとともに、該メン
バー３をここから真直ぐ後方へ延ばしてキャブバックク
ロスメンバー４に結合してある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造にすると、フロントフロアサイドメンバー３の宙吊り
になる部分の長さが図８に示すようにΔＬだけ増加する
ため、フロントフロアサイドメンバー３とキャブバック
クロスメンバー４の結合部の剛性が低下し、この部分が
図６、７に示すようにシートａの荷重を受けて変形し易
くなる。この結果、キャビンの気密性が悪くなり、エン
ジンルームから騒音や熱風が漏出するという不具合が生
じる。
造にすると、フロントフロアサイドメンバー３の宙吊り
になる部分の長さが図８に示すようにΔＬだけ増加する
ため、フロントフロアサイドメンバー３とキャブバック
クロスメンバー４の結合部の剛性が低下し、この部分が
図６、７に示すようにシートａの荷重を受けて変形し易
くなる。この結果、キャビンの気密性が悪くなり、エン
ジンルームから騒音や熱風が漏出するという不具合が生
じる。
【０００５】一方、図９に示す構造のものは、フロント
フロアサイドメンバーｂがホイールハウジングｅの上面
に乗り上げているため、乗降性が悪いという欠点があ
る。
フロアサイドメンバーｂがホイールハウジングｅの上面
に乗り上げているため、乗降性が悪いという欠点があ
る。
【０００６】本発明は、このような事情に鑑み、図４に
示したフロントフロアサイドメンバーとキャブバックク
ロスメンバーの結合部を補強することによって、これら
の欠点を除くことを目的とする。
示したフロントフロアサイドメンバーとキャブバックク
ロスメンバーの結合部を補強することによって、これら
の欠点を除くことを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、ストラッドタワーを一体成形したホイール
ハウジングの肩の部分に、フロントフロアサイドメンバ
ーの一端を結合するとともに、該メンバーをここから後
方へ延ばしてキャブバッククロスメンバーに結合してな
るキャブオーバー型トラックにおいて、上記両メンバー
の結合部の下面に、これらメンバーを跨ぐようにしてコ
字状のリンフォースメントの連結板部を固着する一方、
該リンフォースメントはその両側板部を前後方向に向け
て配置し、上記リンフォースメントの両側板部をそれぞ
れサイドシルインナーパネルに固着し、さらに上記リン
フォースメントの連結板部の下面に他のリンフォースメ
ントを固着したことを特徴とする。
の本発明は、ストラッドタワーを一体成形したホイール
ハウジングの肩の部分に、フロントフロアサイドメンバ
ーの一端を結合するとともに、該メンバーをここから後
方へ延ばしてキャブバッククロスメンバーに結合してな
るキャブオーバー型トラックにおいて、上記両メンバー
の結合部の下面に、これらメンバーを跨ぐようにしてコ
字状のリンフォースメントの連結板部を固着する一方、
該リンフォースメントはその両側板部を前後方向に向け
て配置し、上記リンフォースメントの両側板部をそれぞ
れサイドシルインナーパネルに固着し、さらに上記リン
フォースメントの連結板部の下面に他のリンフォースメ
ントを固着したことを特徴とする。
【０００８】
【実施例】図１は、図４に示したフロントフロアサイド
メンバー３とキャブバッククロスメンバー４の結合部を
示す。フロントフロアサイドメンバー３は後端の段部３
ａをキャブバッククロスメンバー４の下に潜り込ませて
スポット溶接で接合してある（図３参照）。これらメン
バー３，４の結合部は第１及び第２のリンフォースメン
ト５，６で補強してある。第１のリンフォースメント５
は図２に示すようにコ字状にプレス成形してなるもの
で、その両側板部５ｂ，５ｂを前後方向に向けて連結板
部５ａを上記両メンバー３，４の下面にスポット溶接で
接合してある。さらに、両側板部５ｂ，５ｂのフランジ
状部５ｃ，５ｃをそれぞれサイドシルインナーパネル７
に溶接接合してある。第１のリンフォースメント５の連
結板部５ａの下面には、断面がクランク状をなす第２の
リンフォースメント６を固設してある。該リンフォース
メント６はその側板部６ａを第１のリンフォースメント
５と一緒にスポット溶接で上記両メンバー３，４に接合
してある。なお、第１のリンフォースメント５の連結板
部５ａと第２のリンフォースメント６の側板部６ａに
は、フロントフロアサイドメンバー３の段部３ａを逃が
すための凹部５ｄ，６ｂをそれぞれ設けてある。
メンバー３とキャブバッククロスメンバー４の結合部を
示す。フロントフロアサイドメンバー３は後端の段部３
ａをキャブバッククロスメンバー４の下に潜り込ませて
スポット溶接で接合してある（図３参照）。これらメン
バー３，４の結合部は第１及び第２のリンフォースメン
ト５，６で補強してある。第１のリンフォースメント５
は図２に示すようにコ字状にプレス成形してなるもの
で、その両側板部５ｂ，５ｂを前後方向に向けて連結板
部５ａを上記両メンバー３，４の下面にスポット溶接で
接合してある。さらに、両側板部５ｂ，５ｂのフランジ
状部５ｃ，５ｃをそれぞれサイドシルインナーパネル７
に溶接接合してある。第１のリンフォースメント５の連
結板部５ａの下面には、断面がクランク状をなす第２の
リンフォースメント６を固設してある。該リンフォース
メント６はその側板部６ａを第１のリンフォースメント
５と一緒にスポット溶接で上記両メンバー３，４に接合
してある。なお、第１のリンフォースメント５の連結板
部５ａと第２のリンフォースメント６の側板部６ａに
は、フロントフロアサイドメンバー３の段部３ａを逃が
すための凹部５ｄ，６ｂをそれぞれ設けてある。
【０００９】フロントフロアサイドメンバー３は左右両
端にフランジ状部３ｂ，３ｃを備えており、右側のフラ
ンジ状部３ｂをサイドシルインナーパネル７に溶接接合
してある。キャブバッククロスメンバー４はフランジ状
部４ａをサイドシルインナーパネル７に、フランジ状部
４ｂをキャブバックパネル８にそれぞれ溶接接合してあ
る。さらに、該メンバー４の下面には第３のリンフォー
スメント９が全長に亘って固設してあり、そのフランジ
状部９ａ，９ｂはそれぞれメンバー４とキャブバックパ
ネル８に溶接接合してある。なお、１０はフロントフロ
アサイドメンバー３とリンフォースメント５に貫設した
シート取付用の孔である。
端にフランジ状部３ｂ，３ｃを備えており、右側のフラ
ンジ状部３ｂをサイドシルインナーパネル７に溶接接合
してある。キャブバッククロスメンバー４はフランジ状
部４ａをサイドシルインナーパネル７に、フランジ状部
４ｂをキャブバックパネル８にそれぞれ溶接接合してあ
る。さらに、該メンバー４の下面には第３のリンフォー
スメント９が全長に亘って固設してあり、そのフランジ
状部９ａ，９ｂはそれぞれメンバー４とキャブバックパ
ネル８に溶接接合してある。なお、１０はフロントフロ
アサイドメンバー３とリンフォースメント５に貫設した
シート取付用の孔である。
【００１０】本実施例はこのように構成してあるので、
図７に示すようなメンバー３，４の結合部の撓みは第１
のリンフォースメント５の連結板部５ａと第２のリンフ
ォースメント６が防止するとともに、図６に示すような
メンバー３の傾きは第１のリンフォースメント５の側板
部５ｂ，５ｂが防止することになる。
図７に示すようなメンバー３，４の結合部の撓みは第１
のリンフォースメント５の連結板部５ａと第２のリンフ
ォースメント６が防止するとともに、図６に示すような
メンバー３の傾きは第１のリンフォースメント５の側板
部５ｂ，５ｂが防止することになる。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、フロントフロアサイド
メンバーとキャブバッククロスメンバーの結合部の剛性
が向上するので、この部分の変形によるキャビンの気密
性の低下を防止することができる。また、フロントフロ
アサイドメンバーの前部はストラッドタワーを一体成形
したホイールハウジングの肩の部分に結合してあるの
で、乗降性が悪くなることはない。
メンバーとキャブバッククロスメンバーの結合部の剛性
が向上するので、この部分の変形によるキャビンの気密
性の低下を防止することができる。また、フロントフロ
アサイドメンバーの前部はストラッドタワーを一体成形
したホイールハウジングの肩の部分に結合してあるの
で、乗降性が悪くなることはない。
【図１】本発明の要部構造を示す斜視図である。
【図２】同構造で使用するリンフォースメントの斜視図
である。
である。
【図３】図１に示したＡ−Ａ線による断面図である。
【図４】図１の構造を採用する車体の斜視図で、図１０
に示した点線枠Ｅ内を矢印Ｆ方向から見た図である。
に示した点線枠Ｅ内を矢印Ｆ方向から見た図である。
【図５】図４に示したＢ−Ｂ線による断面図である。
【図６】図４に示したＣ−Ｃ線による断面図で、従来の
問題点を説明する図である。
問題点を説明する図である。
【図７】図４に示したＤ−Ｄ線による断面図で、従来の
問題点を説明する図である。
問題点を説明する図である。
【図８】フロントフロアサイドメンバーの剛性の低下を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図９】図４と対応する従来例を示す図である。
【図１０】キャブオーバー型トラックの斜視図である。
１ ホイールハウジング １ａ 肩の部分 ２ ストラッドタワー ３ フロントフロアサイドメンバー ３ａ 段部 ４ キャブバッククロスメンバー ５ 第１のリンフォースメント ５ａ 連結板部 ５ｂ 側板部 ５ｃ フランジ状部 ６ 第２のリンフォースメント ６ａ 側板部 ７ サイドシルインナーパネル ８ キャブバックパネル
Claims (1)
- 【請求項１】 ストラッドタワーを一体成形したホイー
ルハウジングの肩の部分に、フロントフロアサイドメン
バーの一端を結合するとともに、該メンバーをここから
後方へ延ばしてキャブバッククロスメンバーに結合して
なるキャブオーバー型トラックにおいて、上記両メンバ
ーの結合部の下面に、これらメンバーを跨ぐようにして
コ字状のリンフォースメントの連結板部を固着する一
方、該リンフォースメントはその両側板部を前後方向に
向けて配置し、上記リンフォースメントの両側板部をそ
れぞれサイドシルインナーパネルに固着し、さらに上記
リンフォースメントの連結板部の下面に他のリンフォー
スメントを固着したことを特徴とするキャブオーバー型
トラックの車体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7600692A JPH05238431A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | キャブオーバー型トラックの車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7600692A JPH05238431A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | キャブオーバー型トラックの車体構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05238431A true JPH05238431A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=13592726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7600692A Pending JPH05238431A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | キャブオーバー型トラックの車体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05238431A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016030505A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | ダイハツ工業株式会社 | 車体前部構造 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP7600692A patent/JPH05238431A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016030505A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | ダイハツ工業株式会社 | 車体前部構造 |
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