JPH05237907A - 発泡樹脂押出機の樹脂逆流防止方法 - Google Patents
発泡樹脂押出機の樹脂逆流防止方法Info
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- JPH05237907A JPH05237907A JP4073027A JP7302792A JPH05237907A JP H05237907 A JPH05237907 A JP H05237907A JP 4073027 A JP4073027 A JP 4073027A JP 7302792 A JP7302792 A JP 7302792A JP H05237907 A JPH05237907 A JP H05237907A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 押出機内の液状樹脂が発泡材注入部２から逆
流して注入孔をふさぐのを防ぐ。 【構成】 ２発明の一つは、シリンダ内圧が発泡材注入
圧を上回った時、応急的に注入圧を高め、警報を発して
本格対策を行わす。他の一つは、過大なシリンダ内圧を
放出路を開いて下げ、同時に警報を発する。
流して注入孔をふさぐのを防ぐ。 【構成】 ２発明の一つは、シリンダ内圧が発泡材注入
圧を上回った時、応急的に注入圧を高め、警報を発して
本格対策を行わす。他の一つは、過大なシリンダ内圧を
放出路を開いて下げ、同時に警報を発する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は発泡樹脂押出機の樹脂
逆流防止方法に関する。
逆流防止方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】スクリュシリンダの途中に発泡材（発泡
剤又は発泡用ガス）の注入部をもつ発泡樹脂押出機は、
合成樹脂が溶融状態になった位置へ、シリンダの外か
ら、注入部へ発泡材を送り、樹脂と混合させて押出す。
スクリュの回転により、シリンダ内圧が高くなっている
ので、発泡材を注入するには、その樹脂内圧以上の注入
圧を必要とする。樹脂内圧が注入圧を上回った時、樹脂
が注入孔へ逆流して、孔をふさぐ。
剤又は発泡用ガス）の注入部をもつ発泡樹脂押出機は、
合成樹脂が溶融状態になった位置へ、シリンダの外か
ら、注入部へ発泡材を送り、樹脂と混合させて押出す。
スクリュの回転により、シリンダ内圧が高くなっている
ので、発泡材を注入するには、その樹脂内圧以上の注入
圧を必要とする。樹脂内圧が注入圧を上回った時、樹脂
が注入孔へ逆流して、孔をふさぐ。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述の樹脂が注入孔へ
逆流してくる現象は、運転停止時、スクリュ回転も発泡
材注入も停めた時に最も多く発生するので、スクリュ回
転を停めても、暫くは発泡材注入を続けた後、停止す
る、といった対策も提案されているが、運転中の逆流対
策としては見るべきものが無かった。この発明は、その
運転中に、発生する逆流現象の新しい対策を提案する。
逆流してくる現象は、運転停止時、スクリュ回転も発泡
材注入も停めた時に最も多く発生するので、スクリュ回
転を停めても、暫くは発泡材注入を続けた後、停止す
る、といった対策も提案されているが、運転中の逆流対
策としては見るべきものが無かった。この発明は、その
運転中に、発生する逆流現象の新しい対策を提案する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明の発泡樹脂押出
機の樹脂逆流防止方法は、スクリュシリンダの途中に発
泡材の注入部をもつ発泡樹脂押出機において、上記注入
部付近の、シリンダ内圧を検出するセンサを設け、この
センサによりシリンダ内圧が発泡材注入圧を上回った
時、応急策として、自動的に上記注入圧をシリンダ内圧
に打勝つ高さまで上げると同時に、警報を発せしめるこ
とを特徴とする。
機の樹脂逆流防止方法は、スクリュシリンダの途中に発
泡材の注入部をもつ発泡樹脂押出機において、上記注入
部付近の、シリンダ内圧を検出するセンサを設け、この
センサによりシリンダ内圧が発泡材注入圧を上回った
時、応急策として、自動的に上記注入圧をシリンダ内圧
に打勝つ高さまで上げると同時に、警報を発せしめるこ
とを特徴とする。
【０００５】また、スクリュシリンダの途中に発泡材の
注入部をもつ発泡樹脂押出機において、上記注入部付近
の、シリンダ内圧を検出するセンサを設け、またシリン
ダを内から外へ貫通する放出路と、その出口の開閉弁を
設け、上記センサにより、シリンダ内圧が発泡材注入圧
を上回った時、応急策として自動的に上記開閉弁を開か
せると共に、警報を発せしめることを特徴とする。
注入部をもつ発泡樹脂押出機において、上記注入部付近
の、シリンダ内圧を検出するセンサを設け、またシリン
ダを内から外へ貫通する放出路と、その出口の開閉弁を
設け、上記センサにより、シリンダ内圧が発泡材注入圧
を上回った時、応急策として自動的に上記開閉弁を開か
せると共に、警報を発せしめることを特徴とする。
【０００６】
【作用】この発明の請求項１は、シリンダの注入部付近
の内圧を常時検出するセンサを設けることにより、その
シリンダ内圧と自動制御されている発泡材注入圧とを比
較することを可能にし、シリンダ内圧が注入圧より低け
れば良いが、注入圧を上回った時、自動的に注入圧を内
圧より高めると共に、警報を発しめるから、応急処置が
自動的に行われると共に、操作員に諸条件の再検討を告
げる警告を出すのである。
の内圧を常時検出するセンサを設けることにより、その
シリンダ内圧と自動制御されている発泡材注入圧とを比
較することを可能にし、シリンダ内圧が注入圧より低け
れば良いが、注入圧を上回った時、自動的に注入圧を内
圧より高めると共に、警報を発しめるから、応急処置が
自動的に行われると共に、操作員に諸条件の再検討を告
げる警告を出すのである。
【０００７】この発明の請求項２は、シリンダ内圧が注
入圧を上回った時、注入圧を上げるのでなく、シリンダ
に設けた放出路を開いて発泡材の逆流を防ぐ応急策を自
動的に行うと同時に、警報により、諸条件の再検討をう
ながすのである。
入圧を上回った時、注入圧を上げるのでなく、シリンダ
に設けた放出路を開いて発泡材の逆流を防ぐ応急策を自
動的に行うと同時に、警報により、諸条件の再検討をう
ながすのである。
【０００８】
【実施例】図１はこの発明を電線被覆装置に適用した一
実施例説明図で、押出機のスクリュシリンダを１、発泡
材注入部を２、圧力センサを３、放出路開閉弁を４、押
出機駆動モータを５、発泡材（ガス）供給源を６、その
流量調整器を７、モータ制御盤を８、圧力信号演算器を
９、警報器を１０、発泡樹脂被覆される電線を１１とし
ている。
実施例説明図で、押出機のスクリュシリンダを１、発泡
材注入部を２、圧力センサを３、放出路開閉弁を４、押
出機駆動モータを５、発泡材（ガス）供給源を６、その
流量調整器を７、モータ制御盤を８、圧力信号演算器を
９、警報器を１０、発泡樹脂被覆される電線を１１とし
ている。
【０００９】図１のＸ−Ｘ断面を図２に示す。１ａはス
クリュ、Ｐは混練されている合成樹脂、１２は加熱器で
ある。センサ３がシリンダ１の内圧を圧力信号演算器９
へ送り、こゝで発泡材注入部２の設定注入圧より高い
と、注入圧をシリンダ内圧よりも高めるよう、流量調整
器７へ指令し、同時に警報器１０を鳴らす。また圧力信
号演算器９はモータ制御盤８へも指令を出して、モータ
５の回転を落とし、シリンダ内圧を下げさせる。もっと
も、これは警報により操作員が手動で行ってもよい。
クリュ、Ｐは混練されている合成樹脂、１２は加熱器で
ある。センサ３がシリンダ１の内圧を圧力信号演算器９
へ送り、こゝで発泡材注入部２の設定注入圧より高い
と、注入圧をシリンダ内圧よりも高めるよう、流量調整
器７へ指令し、同時に警報器１０を鳴らす。また圧力信
号演算器９はモータ制御盤８へも指令を出して、モータ
５の回転を落とし、シリンダ内圧を下げさせる。もっと
も、これは警報により操作員が手動で行ってもよい。
【００１０】以上はこの発明の請求項（１）であるが、
請求項（２）の方法の場合、センサ３が過大なシリンダ
内圧を圧力信号演算器９へ送信すると、演算器９は放出
路開閉弁４ａを開かせてシリンダ内圧を下げ、警報１０
を鳴らして拾収させる。なお図３は従来技術を示す図で
ある。
請求項（２）の方法の場合、センサ３が過大なシリンダ
内圧を圧力信号演算器９へ送信すると、演算器９は放出
路開閉弁４ａを開かせてシリンダ内圧を下げ、警報１０
を鳴らして拾収させる。なお図３は従来技術を示す図で
ある。
【００１１】
【発明の効果】この発明は初めて発泡樹脂押出機の樹脂
逆流の問題を積極的に取上げ、その防止方法を発泡材注
入圧増大、又はシリンダ内圧急減という二つの応急策、
及び警報による操作員の押出条件調整指示という具体策
を提示した。
逆流の問題を積極的に取上げ、その防止方法を発泡材注
入圧増大、又はシリンダ内圧急減という二つの応急策、
及び警報による操作員の押出条件調整指示という具体策
を提示した。
【図１】この発明の一実施例説明図。
【図２】同上、Ｘ−Ｘ断面図。
【図３】従来技術の説明図。
２ 発泡材注入部 ３ 圧力センサ ４ 放出路開閉弁 １０ 警報器
Claims (2)
- 【請求項１】 スクリュシリンダの途中に発泡材の注入
部をもつ発泡樹脂押出機において、 上記注入部付近の、シリンダ内圧を検出するセンサを設
け、このセンサによりシリンダ内圧が発泡材注入圧を上
回った時、応急策として、自動的に上記注入圧をシリン
ダ内圧に打勝つ高さまで上げると同時に、警報を発せし
めることを特徴とする発泡樹脂押出機の樹脂逆流防止方
法。 - 【請求項２】 スクリュシリンダの途中に発泡材の注入
部をもつ発泡樹脂押出機において、上記注入部付近の、
シリンダ内圧を検出するセンサを設け、またシリンダを
内から外へ貫通する放出路と、その出口の開閉弁を設
け、 上記センサにより、シリンダ内圧が発泡材注入圧を上回
った時、応急策として自動的に上記開閉弁を開かせると
共に、警報を発せしめることを特徴とする発泡樹脂押出
機の樹脂逆流防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4073027A JPH0735080B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 発泡樹脂押出機の樹脂逆流防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4073027A JPH0735080B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 発泡樹脂押出機の樹脂逆流防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05237907A true JPH05237907A (ja) | 1993-09-17 |
| JPH0735080B2 JPH0735080B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=13506456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4073027A Expired - Fee Related JPH0735080B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 発泡樹脂押出機の樹脂逆流防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735080B2 (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4913260A (ja) * | 1972-05-17 | 1974-02-05 | ||
| JPS551911A (en) * | 1978-06-17 | 1980-01-09 | Kobe Steel Ltd | Welding method for steel for use of ultra-low temperature |
| JPS61182912A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-15 | Nissei Plastics Ind Co | 発泡成形におけるガス状発泡剤の注入圧力制御方法 |
| JPH02231122A (ja) * | 1989-03-03 | 1990-09-13 | Toyobo Co Ltd | ベント押出機のベント検出方法 |
| JPH0418324A (ja) * | 1990-05-12 | 1992-01-22 | Toyo Denki Kk | 多層式押出機の監視装置 |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP4073027A patent/JPH0735080B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4913260A (ja) * | 1972-05-17 | 1974-02-05 | ||
| JPS551911A (en) * | 1978-06-17 | 1980-01-09 | Kobe Steel Ltd | Welding method for steel for use of ultra-low temperature |
| JPS61182912A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-15 | Nissei Plastics Ind Co | 発泡成形におけるガス状発泡剤の注入圧力制御方法 |
| JPH02231122A (ja) * | 1989-03-03 | 1990-09-13 | Toyobo Co Ltd | ベント押出機のベント検出方法 |
| JPH0418324A (ja) * | 1990-05-12 | 1992-01-22 | Toyo Denki Kk | 多層式押出機の監視装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0735080B2 (ja) | 1995-04-19 |
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Legal Events
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