JPS61263674A - ２液混合型塗装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、２液即ち主剤及び混合剤の両液を混合した塗
料、例えばウレタン系塗料を使用して自動車車体や機械
部品等の塗装加工を行なうのに有用な２液温合型塗装方
法に関する。

〈従来の技術〉 従来より、２液温合型塗料を使用して自動車車体や機械
部品等の塗装加工がよく行なわれている。この場合、従
来、主剤及び硬化剤の液を夫々の専用ポンプの運転によ
ってこれらの供給源から塗装ガンの方へ給送し、その給
送流路の中途にてこれら両液を合流させ、続いてこれを
ミキサにて混合して塗装ガンまで送シ、そしてこの混合
液を塗装ガンより噴射するという塗装方法が通常取られ
ている。そして多くの場合、逆上弁が主剤及び硬化剤の
合流点より上流側の一方または双方の流路に設けられて
いる。これら両剤の給送時、主剤の給送圧と硬化剤のそ
れとの差によって、主剤（又は硬化剤）が合流点より硬
化剤（又は主剤）の流路内に侵入することがあり、上記
の逆上弁はこの逆流を抑止するための部材である。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、塗装ガンからの塗料噴射及びその一時停止を繰
り返し、これにより主剤（又は硬化剤）が何回も硬化剤
（又は主剤）用流路の逆止弁の内部に侵入すると、そこ
で主剤及び硬化剤の両液が混合されて硬化し、この硬化
物が逆上弁の開閉運動を抑制し、この結果逆止弁が常に
やや開いた状態に固定されて閉弁が困難となシ、逆流を
効果的に抑止できなくなる場合があった。

そこで、本発明者等は、上記の逆流が塗装ガンからの塗
料噴射の停止直後に集中して生ずることに着目し、同日
開示の特許出願に示されるように、従来の２液温合型塗
装装置の構成に加えて停止バルブを合流点と逆止弁の間
に接続して設け、塗料の噴射中については従来通シ逆止
弁により逆流を抑え、塗料噴射を停止したときには停止
バルブを閉じ給送流路を閉鎖して逆流を確実に抑止する
という塗装方法を提案している。この方法においては、
塗装ガンと停止バルブの接続方式として、安全性の面か
ら一般に、空気圧配管を塗装ガンと停止バルブの間に設
け、ガンの噴射停止により空気圧が増大又は減少し、こ
の圧力変化の伝達により停止バルブが閉じる方式が採用
されるであろう。

上記の方法は、艮好な逆流抑止効果を奏するが、なお塗
装ガンの噴射停止時から停止バルブが閉じる時までの時
間的ずれ（タイムラグ）が相当に大きいため、逆流の発
生時において停止バルブが閉じる前に逆流する主剤又は
硬化剤の液が停止バルブを通過して逆止弁付近の流路に
まで侵入し、逆上弁の開閉運動に悪影響を与えるという
虞れが残されている。

本発明は、上記の技術的不具合を解消するべく工夫され
たもので、その目的は、逆流の発生が直重なりｆも、か
つ逆流液の流速が大きくとも、逆流を確実に抑止するこ
とができる２液温合ｍ塗装方法を提供することにある。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明の２液晶台型塗装方法は、塗装ガンの塗料噴射を
止めたとき、合流２液の給送流路を外部と連通させて逆
流液の流れを止め、続いて停止バルブを閉じるようにし
先方法である。即ち、主剤及び硬化剤の液を給送流路の
中途にて合流させ続いて混合して塗装ガンまで給送し。

そしてこの混合液を該塗装ガンより噴射して塗装を行な
うにあたり、逆上弁及び停止バルブをこの順序で前記の
合流点より上流側の流路に設け、かつ逃がし弁を前記合
流点より下流側の流路と接続し、そして前記塗装ガンか
らの塗料噴射を停止したときには、制御手段により前記
逃がし弁を開け続いて前記停止バルブを閉じるようにし
たことを特徴とするものである。

さらに本発明を説明すると、本発明の塗装方法が適用さ
れた２液温合屋塗装装置は、例えばｇｔ図の典型例に示
すように、主剤及び硬化剤の液を夫々の専用ポンプ２ａ
、２ｂの運転によってこれらの供給源から塗装ガン１の
方へ給送し、このときその給送流路の中途にてこれら両
液を合流させ続いてミキサ３にて混合して塗装ガン１ま
で送る装置であシ、その上逆止弁４ａ、４ｂ及び停止バ
ルブ５ａ、５ｂをこの順序で合流点Ａより上流側の流路
に設け、かつ逃がし弁６を合流点Ａより下流側の流路と
接続してなる。そして、図示しない制御手段によって、
塗料の噴射中においては停止バルブ５ａ、５ｂを開の状
態にかつ逃がし弁６を閉の状態に保ち、一方量料の噴射
を止めたときには空気圧回路等を用いて噴射停止信号Ｂ
ｔ−塗装ガン１から逃がし弁６続いて停止バルブ５ａ、
ｓｂに送り、この信号Ｂに応じて逃がし弁６を開けて続
いて停止バルブ５ａ。

５ｂを閉じるようにしたものである。よって亀塗料噴射
の停止直後において主剤（又は硬化剤）が合流点Ａより
硬化剤（又は主剤）の流路に侵入して逆流が生じたとし
ても、塗料噴射の停止に応じて逃がし弁６が開きこれに
よ〕侵入主剤（又は硬化剤）の流れが止まシ続いて正常
な流れ方向Ｋｆｉれ始めるため、塗料噴射の停止時から
停止バルブが閉じる時までの時間的ずれが大きくとも、
その後の停止バルブ５ａ、５ｂの閉鎖によって逆流を確
実に抑止することができ、その上盛１！！により上記の
制御手段によって逃がし弁６を適当な時間の間開いたま
まに保つことにより、侵入主剤（又は硬化剤）を逃がし
弁６より外へ流出させることも可能である。もつとも、
上記停止バルブ５ａ、５ｂ及び逃がし弁６の装備によっ
て逆止弁４ｆｉ、４ｂが不要となるわけではなく、逆上
弁４ａ、４ｂは逆流抑止部材として即ち塗料の噴射中に
おいて逆流が発生したときこれを抑止するための部材と
して依然必要なものである。

本発明における制御手段としては、例えば塗装ガン、電
磁式停止バルブ及び同式逃がし弁の間に配線され、該ガ
ンの塗料噴射が停止したときこれを表わす噴射停止信号
としてのオン信号又はオフ信号を塗装ガンより停止バル
ブ及び逃がし弁に送り、この信号に応じて逃がし弁を開
き続いて停止バルブを閉じる機能を持つ電気回路や、塗
装ガン、空気式停止バルブ及び同式逃がし弁の間に配管
され、該ガンの塗料噴射が停止し九とき空気圧が増大又
は減少し、噴射停止信号としてのこの圧力変化を塗装ガ
ンより停止バルブ及び逃がし弁に伝え、これに応じて逃
がし弁を開き続いて停止バルブを閉じる機能を持つ空気
圧回路等が挙げられる。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面により説明する。

実施例の方法を適用してなる塗装装置は、第２図に示す
ように、主剤の液がその供給源から三方コック７ａ及び
塗料フィルタ８を経てギヤポンプ９ｍに供給され、一方
便化剤の液がその供給源から三方コック７ｂを経てギヤ
ポンプ９ｂに供給され、そしてモータ及び周波数インバ
ータによってギヤポンプ９ａと同ポンプ９ｂの回転数比
を制御することにより、主剤及び硬化剤が一定の流量比
例えば１０：１．５ないし１０　：１５ノ比でギヤポン
プ９ｘ、９ｂより塗装ガン１の方へ給送されるようにな
っている。その後、主剤及び硬化剤の液は、三方゛コッ
ク１ｏａ、ｔａｂ及び逆止弁４ａ、４ｂを経てバルブ組
立体１１に入シ、そのマニホールド内部にて合流しく図
中、矢印人）、続いてミキサＳにて混合されて塗装ガン
１まで給送され、そしてガン１の引き金の操作によって
塗料としての混合液が噴射されるようになっている。本
血装装置では、主剤と硬化剤の両液の給送圧迫を低減す
るため、主剤用給送管１２ａには外径８鵡、内径６謳の
太目の管を使用し、かつ硬化剤用給送管１２ｂには外径
６鵡、内径４Ｂの細目の管を使用してなる。

バルブ組立体１１は、主剤用、硬化剤用及びシンナー及
び空気用の停止バルブ５ａ、５ｂ及び５Ｃを夫々マニホ
ールド１５に装着してなる。

即ち、停止バルブ５ａないし５Ｃは合流点Ａより上流側
の流路に設けられている。また、逃がし弁６が合流点Ａ
より下流側の流路と接続して設けられ、さらに制御手段
としての空気圧回路１４が塗装ガン１、逃がし弁６及び
停止バルブ５ａ、５ｂの間に設けられてお）、該回路１
４の働きによって、ガン１よりの塗料の噴射中に訃いて
は逃がし弁６が閉の状態にかつ停止バルブ５ａ、５ｂが
開の状態に保たれ、一方塗料噴射を停止したときには噴
射停止信号Ｂをガン１よ）逃がし弁６及び停止バルブ５
ａ、５ｂに送り、逃がし弁６が開き続いて停止バルブ５
ａ、５ｂが閉じるようになっている。

ここで、停止バルブ５ａないし５Ｃの構造をさらに説明
すると、第５図に示すように、該バルブ５ａないし５ｃ
はニードル１５をバルブ室１６の中に収容しかつ摺動自
在なピストン１７に固定支持してなり、またＶパツキン
１Ｂをニードル１５にバルブ室１６の壁面と密接するよ
うに嵌合すると共に、ばね１９をピストン１７とバルブ
本体の間に介装し、このはね１９の弾発力によってニー
ドル１５を基端側（マニホールド側）に向けて付勢せし
めている。また、バルブは、基端側では流入孔２０より
ニードル１５を経て流出孔２１に連絡する塗料通路２２
を形成し、かつ何部よりピストン１７に連絡する空気通
ｌ＆２５を形成してなる。この空気通路２ｓは上記の空
気圧回路１４と接続されておシ、ｍ料の噴射中では一定
の圧力以上の空気圧が空気圧回路１４及び空気通路２３
を通してピストン１７に加わっておシ、これによりニー
ドル１５がばね１９に抗して先端側に後退しく図中、矢
印−Ｘ方向）、停止バルブが開の状態に保たれ、また塗
料噴射を停止したときには回路１４の空気圧が°減少し
、この圧力減少（噴射停止信号Ｂとして）が空気通路２
５を通してピストン１７に伝わシ、ニードル１５がばね
１９０力によりて基端側に前進して（図中、矢印＋Ｘ方
向）流出孔２１に嵌挿し、塗料通路２２が閉鎖されて停
止バルブが閉じるようになっている。

本塗装装置では、硬化剤用停止バルブ５ｂが主剤用停止
バルブ５ａの装着個所より上流側の個所にかつシンナー
用停止バルブ５Ｃと対称的に対向するように装着されて
いる。硬化剤用バルブ５ｂを主剤用バルブ５ａより下流
側に装着すると、給送圧が相対的に高い主剤液の流れが
硬化剤用バルブ５ｂの流出孔２１に侵入しこれにより主
剤及び硬化剤の液が混合され、硬化して詰りの問題が生
じ易くなるからである。また、硬化剤用バルブ５ｂをシ
ンナー用バルブ５ｃと対向するように装着すると、シン
ナーの流れが硬化剤用バルブ５ｂの流出孔２１に容易に
侵入しこれによ）硬化剤を効果的に洗い出すことができ
るからである。

停止バルブ５Ｃはバルブ組立体２４と接続して２す、こ
の組立体２４は、空気用カラーバルブ２５ａ、及びシン
ナー用カラーバルブ２５ｂ　　をマニホールド２６に装
着してなる。バルブ２５ａはエアーレギエレータを介し
て図示しない空気供給源と接続し、一方バルプ２５ｂは
ポンプ２７を介してシンナーの供給源と接続しており、
よって空気及びシンナーをバルブ５Ｃ１マニホールド１
３、及びミキサ３を経て塗装ガン１に供給することによ
り、合流黒人よりガ／１までの給送流路を洗浄しその流
路内の硬化物を排出することができるようになっている
。バルブ組立体１１の他にバルブ組立体２４を別個に設
けたのは、主剤及び硬化剤の液が空気管の中に侵入し装
入して空気の流通が妨げられることを防止するためであ
る。

マタ、塗装ガン１はエアーレギ為レータ２８を介して別
の空気供給源（図示せず）と接続してお夛、塗料噴射用
の空気が供給されるようになっている。またこの空気流
路にはエアーフロースイッチ２９が接続されている。こ
れは塗料の流れがあるか否かを間接的に検出するための
スイッチである。

また、前記ギヤポンプ９ａ、９ｂはカラーバルブ３０ａ
、３０ｂと共に循環流路を夫々形成し、かつ該カラーバ
ルブ３０ａ、３０ｂは主剤用給送管１２ａに接続された
圧力スイッチ３１と接続してなシ、正常運転のときには
バルブ５０ａ、３０ｂは閉の状態に保たれているが、主
剤と硬化剤の給送圧着が異常に大きくなったときにはそ
の圧力差異常が圧力スイッチ３１によって検知されてバ
ルブ３０ａ又は５０ｂが開き、過剰量の主剤又は硬化剤
が再びギヤポンプ９ａ又は９ｂの流入口に戻されるよう
になっている。

さらに、本塗装装置では、ＤＯＰ槽５２　よりボンプ３
３を経て停止バルブ５ｂ１同バルブ５ａ。

ギヤポンプ９ｂ及びカラーバルブ３０ｂ　を通って再び
ＤＯＰ楢３２に戻るＤＯＰ流路が設けられておシ、ポン
プ３３の作動によってＤＯＰを該流路内に流通せしめて
硬化物を除去することにより、停止バルブ５ｂ等の各部
材の洗浄及び保全を行なうことができるようになってい
る。例えば、停止バルブ５ａ、５ｂは、第３図に示すよ
うに、側部よりバルブ室１６を経て反対側の側部に通じ
るＤＯＰ通路３４を形成してなシ、ＤＯＰを該通路３４
に流通せしめることにより、ニードル１５の運動が主剤
及び硬化剤によって妨げられることなく常に円滑に保た
れるようになっている。

而して、塗装加工においては、予め所定の空気圧を塗装
ガン１に加えておき、一方主剤及び硬化剤の液をギヤポ
ンプ９ａ、９ｂより送シ、これら両液をバルブ組立体１
１にて合流させ続いてミキサ３にて混合し、しかる後こ
の混合液を塗装ガン１より噴射させて対象とする物の塗
装を行なう。この場合、塗料の噴射中及び噴射停止に応
じて逃がし弁６及び停止バルブ５ａ、５ｂが上述したよ
うに開閉する。従って、塗料の噴射停止直後、主剤と硬
化剤の給送圧着によって逆流（多くは主剤の液が硬化剤
用流路に侵入する流れ）が発生しても、噴射停止に応じ
て逃がし弁６が開くため、その逆流液の流れが止まシ。

そして正常の流れ方向に流れ始め、続いて停止バルブ５
ａ、５ｂが閉じるので、逆流液が逆止弁４ａ、４ｂ付近
まで流れていくことを防止することができる。その上、
開いた逃がし弁６よ）逆流液を外へ流出させることがで
きる。また、稀ではあるが、塗料の噴射中において上記
の逆流が生じたとしても、逆止弁４ａ、４ｂによって逆
流液を抑止することができる。本発明における制御手段
は、逆流の発生を検知するセンナや、逃がし弁の開き時
間を主剤等の給送圧に応じて調節するタイマー機構等を
備えたものであるとより好ましい。

而して塗装地理の終了後においては、空気及びシンナー
を交替で、停止バルブ５ｃより合流黒人より下流側の給
送流路内に圧送することにより、主剤及び硬化剤を該流
路より流出せしめて該流路の詰りを防止する。

〈発明の効果〉 本発明の２液温合型塗装方法は、逆流防止手段として逆
上弁の他に停止バルブを使用しかつ逃がし弁の開によっ
て逆流液の流れを正常の流れ方向に変える方法としたこ
とにより、塗料の噴射中は勿論塗料噴射の停止直後にお
いて逆回が何回となく発生したとしても、その上逆流液
の流れが相当に速いときでも、逆流液を確実に抑止する
ことができしかも逆流による悪影響が発生せず、極めて
長期に亘って円滑な塗装加工を確保することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の塗装方法を利用した２液温合型塗装装
置の典型例を示す図、 第２図は実施例の方法を実施するのに有用な塗装装置を
示す図、 第３図は第２図の塗装装置に使用した停止バルブを示す
断面図である。 図中、 １・・・塗装ガン　　　　５・・・ミキサ４ａ、４ｂ・
・・逆止弁　　５ａ、５ｂ・・・停止バルブ６・・・逃
がし弁 ”°′°合流点　　　　　Ｂ・・・噴射停止信号特許出
願人　　　トリニティ工業株式会社ほか１名 牙３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 主剤及び硬化剤の液を給送流路の中途にて合流させ続い
   て混合して塗装ガンまで給送し、そしてこの混合液を該
   塗装ガンより噴射して塗装を行なうにあたり、逆止弁及
   び停止バルブをこの順序で前記の合流点より上流側の流
   路に設け、かつ逃がし弁を前記合流点より下流側の流路
   と接続し、そして前記塗装ガンからの塗料噴射を停止し
   たときには、制御手段により前記逃がし弁を開け続いて
   前記停止バルブを閉じるようにしたことを特徴とする２
   液混合温塗装方法。