JPH0871459A - 塗布用2液混合装置 - Google Patents
塗布用2液混合装置Info
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- JPH0871459A JPH0871459A JP6212450A JP21245094A JPH0871459A JP H0871459 A JPH0871459 A JP H0871459A JP 6212450 A JP6212450 A JP 6212450A JP 21245094 A JP21245094 A JP 21245094A JP H0871459 A JPH0871459 A JP H0871459A
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- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/74—Mixing; Kneading using other mixers or combinations of mixers, e.g. of dissimilar mixers ; Plant
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F35/00—Accessories for mixers; Auxiliary operations or auxiliary devices; Parts or details of general application
- B01F35/80—Forming a predetermined ratio of the substances to be mixed
- B01F35/83—Forming a predetermined ratio of the substances to be mixed by controlling the ratio of two or more flows, e.g. using flow sensing or flow controlling devices
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 主剤と硬化剤との混合割合の自動制御に関
し、手動ガンの特色に見合った電子制御を行うようにし
た塗布用2液混合装置を提供する。 【構成】 2液混合装置100は、主剤を収容した第1
のタンクと、シンナーで希釈された硬化剤を収容した第
2のタンクと、主剤と硬化剤とを混合して、混合液を手
動式塗布ガン10に供給するミキサー6と、ミキサー6
と第1のタンクとを連結する主剤用管路12と、ミキサ
ーと第2のタンクとを連結する硬化剤用管路14と、主
剤用管路12に設けられたフローメータ16と、硬化剤
用管路14に設けられたフローメータ22および流量調
整弁20と、両フローメータ16、22からの信号を受
け、硬化剤の量が、主剤の量に対して所定の混合比率と
なるように流量調整弁20を制御するフィードバック制
御手段Uとを有している。
し、手動ガンの特色に見合った電子制御を行うようにし
た塗布用2液混合装置を提供する。 【構成】 2液混合装置100は、主剤を収容した第1
のタンクと、シンナーで希釈された硬化剤を収容した第
2のタンクと、主剤と硬化剤とを混合して、混合液を手
動式塗布ガン10に供給するミキサー6と、ミキサー6
と第1のタンクとを連結する主剤用管路12と、ミキサ
ーと第2のタンクとを連結する硬化剤用管路14と、主
剤用管路12に設けられたフローメータ16と、硬化剤
用管路14に設けられたフローメータ22および流量調
整弁20と、両フローメータ16、22からの信号を受
け、硬化剤の量が、主剤の量に対して所定の混合比率と
なるように流量調整弁20を制御するフィードバック制
御手段Uとを有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主剤と硬化剤とを直前
に混合して塗布ガンに供給する塗布用2液混合装置に関
し、より詳しくは、手動式ガンに好適なものに関する。
に混合して塗布ガンに供給する塗布用2液混合装置に関
し、より詳しくは、手動式ガンに好適なものに関する。
【0002】
【従来技術】例えば、ウレタン樹脂にあっては、ガンに
よる塗布の直前に硬化剤を混合して使用されるが、この
ような主剤と硬化剤とを混合するための装置として、特
開平5−49977号公報、特公平5−41305号公
報等に見られるような2液混合装置が知られている。
よる塗布の直前に硬化剤を混合して使用されるが、この
ような主剤と硬化剤とを混合するための装置として、特
開平5−49977号公報、特公平5−41305号公
報等に見られるような2液混合装置が知られている。
【0003】上記特公平5−41305号公報に開示の
2液混合装置は、主剤と、硬化剤と、希釈液としてのシ
ンナーとが、個々独立した経路を通ってミキサーに供給
され、ミキサーで3者を混合した後、この混合液を手動
式ガンに供給するように構成されている。また、主剤と
硬化剤との混合比率の制御にはギヤポンプが用いられ、
主剤用ギヤポンプと硬化剤用ギヤポンプとの回転比を調
整することにより、主剤と硬化剤との混合比率が所定の
値になるように構成されている。
2液混合装置は、主剤と、硬化剤と、希釈液としてのシ
ンナーとが、個々独立した経路を通ってミキサーに供給
され、ミキサーで3者を混合した後、この混合液を手動
式ガンに供給するように構成されている。また、主剤と
硬化剤との混合比率の制御にはギヤポンプが用いられ、
主剤用ギヤポンプと硬化剤用ギヤポンプとの回転比を調
整することにより、主剤と硬化剤との混合比率が所定の
値になるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、手動式の場
合、当然のことであるが、ガンの操作に個人差がある。
本発明は、主剤と硬化剤との混合割合の自動制御に関
し、このような手動式ガンの特色に見合った電子制御を
行うようにした塗布用2液混合装置を提供することにあ
る。本発明は、更に、制御の精度を確保することが容易
になるようにした塗布用2液混合装置を提供することに
ある。
合、当然のことであるが、ガンの操作に個人差がある。
本発明は、主剤と硬化剤との混合割合の自動制御に関
し、このような手動式ガンの特色に見合った電子制御を
行うようにした塗布用2液混合装置を提供することにあ
る。本発明は、更に、制御の精度を確保することが容易
になるようにした塗布用2液混合装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を達成
すべく、本発明にあっては、基本的に、主剤を収容した
第1のタンクと、薄め液で希釈された硬化剤を収容した
第2のタンクと、主剤と硬化剤とを混合して、この混合
液を手動式塗布ガンに供給するミキサーと、該ミキサー
と前記第1のタンクとを連結する主剤用管路と、前記ミ
キサーと前記第2のタンクとを連結する硬化剤用管路
と、前記主剤用管路に設けられた主剤流量検出手段と、
前記硬化剤用管路に設けられた硬化剤流量検出手段と、
前記硬化剤用管路において、前記流量検出手段よりも上
流側に設けられた流量調整手段と、前記主剤流量検出手
段および前記硬化剤流量検出手段から信号を受け、硬化
剤の量が、前記主剤流量検出手段で検出された主剤の量
に対して所定の混合比率となるように前記流量調整手段
を制御するフィードバック制御手段とを有する構成とし
てある。
すべく、本発明にあっては、基本的に、主剤を収容した
第1のタンクと、薄め液で希釈された硬化剤を収容した
第2のタンクと、主剤と硬化剤とを混合して、この混合
液を手動式塗布ガンに供給するミキサーと、該ミキサー
と前記第1のタンクとを連結する主剤用管路と、前記ミ
キサーと前記第2のタンクとを連結する硬化剤用管路
と、前記主剤用管路に設けられた主剤流量検出手段と、
前記硬化剤用管路に設けられた硬化剤流量検出手段と、
前記硬化剤用管路において、前記流量検出手段よりも上
流側に設けられた流量調整手段と、前記主剤流量検出手
段および前記硬化剤流量検出手段から信号を受け、硬化
剤の量が、前記主剤流量検出手段で検出された主剤の量
に対して所定の混合比率となるように前記流量調整手段
を制御するフィードバック制御手段とを有する構成とし
てある。
【0006】また、本発明は、更なる構成として、前記
主剤用管路の上流部分が、上流端を閉塞した共通流路で
構成されて、該共通流路の途中部分に取り付けられた第
1、第2の2つの3ポート2位置切換弁と、前記共通流
路の上流端に取り付けられた第1の開閉弁とを有し、前
記第1の3ポート2位置切換弁には、前記第1のタンク
が着脱自在に連結された第1の枝管と、第1のドレン用
開閉弁を介装した第1のドレン管とが接続され、前記第
2の3ポート2位置切換弁には、前記第1のタンクとは
別の主剤を収容したサブタンクが着脱自在に連結された
第2の枝管と、第2のドレン用開閉弁を介装した第2の
ドレン管とが接続され、前記第1の開閉弁には、洗浄液
とエアーとを交互に吐出する洗浄ポットから延びる洗浄
用管路が接続されている構成を有していてもよい。
主剤用管路の上流部分が、上流端を閉塞した共通流路で
構成されて、該共通流路の途中部分に取り付けられた第
1、第2の2つの3ポート2位置切換弁と、前記共通流
路の上流端に取り付けられた第1の開閉弁とを有し、前
記第1の3ポート2位置切換弁には、前記第1のタンク
が着脱自在に連結された第1の枝管と、第1のドレン用
開閉弁を介装した第1のドレン管とが接続され、前記第
2の3ポート2位置切換弁には、前記第1のタンクとは
別の主剤を収容したサブタンクが着脱自在に連結された
第2の枝管と、第2のドレン用開閉弁を介装した第2の
ドレン管とが接続され、前記第1の開閉弁には、洗浄液
とエアーとを交互に吐出する洗浄ポットから延びる洗浄
用管路が接続されている構成を有していてもよい。
【0007】また、本発明の好ましい態様として、更
に、前記硬化剤流量検出手段の検出値を時系列的に複数
個保存する記憶手段と、前記手動式塗布ガンのオン/オ
フを検出する作業開始検出センサと、前記手動式塗布ガ
ンによる作業の中断を検出する作業中断検出手段と、該
作業中断検出手段及び前記作業開始検出センサからの信
号を受け、前記手動式塗布ガンによる作業の中断の後、
該塗布ガンのオンを検出したときには、前記フィードバ
ック制御手段の目標値として前記記憶手段に保存されて
いるメモリ値のうち時系列的に数個前のメモリ値を設定
する目標値設定手段と、該目標値設定手段により目標値
を設定した後に所定時間が経過したときに、前記フィー
ドバック制御による通常の制御に切り換える制御態様変
更手段とを有していてもよい。
に、前記硬化剤流量検出手段の検出値を時系列的に複数
個保存する記憶手段と、前記手動式塗布ガンのオン/オ
フを検出する作業開始検出センサと、前記手動式塗布ガ
ンによる作業の中断を検出する作業中断検出手段と、該
作業中断検出手段及び前記作業開始検出センサからの信
号を受け、前記手動式塗布ガンによる作業の中断の後、
該塗布ガンのオンを検出したときには、前記フィードバ
ック制御手段の目標値として前記記憶手段に保存されて
いるメモリ値のうち時系列的に数個前のメモリ値を設定
する目標値設定手段と、該目標値設定手段により目標値
を設定した後に所定時間が経過したときに、前記フィー
ドバック制御による通常の制御に切り換える制御態様変
更手段とを有していてもよい。
【0008】また、本発明の好ましい態様として、更
に、前記フィードバック制御の目標値を人為的に入力さ
せる目標値入力手段と、該作業開始検出センサからの信
号を受け、前記手動式塗布ガンがオンされた当初に、前
記フィードバック制御手段の目標値として前記入力され
た目標値に変更する目標値変更手段とを有していてもよ
い。上述した本発明の特徴および他の目的及び他の特徴
は、以下の好ましい実施例の説明を参照することによ
り、一層明確なものとなろう。
に、前記フィードバック制御の目標値を人為的に入力さ
せる目標値入力手段と、該作業開始検出センサからの信
号を受け、前記手動式塗布ガンがオンされた当初に、前
記フィードバック制御手段の目標値として前記入力され
た目標値に変更する目標値変更手段とを有していてもよ
い。上述した本発明の特徴および他の目的及び他の特徴
は、以下の好ましい実施例の説明を参照することによ
り、一層明確なものとなろう。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付した図面に基
づいて説明する。図1は、実施例の2液混合装置の全体
系統図である。2液混合装置100は、主剤入口2と、
硬化剤を受け入れる硬化剤入口4とを有し、主剤入口2
には、従来一般的な、例えば圧送タンク、ダイヤフラム
ポンプあるいはプランジャポンプを備えた任意の塗料供
給装置を接続してもよいが、ここでは、図2に示す塗料
色替えユニット200が接続されている。この塗料色替
えユニット200については、後に詳しく説明する。
づいて説明する。図1は、実施例の2液混合装置の全体
系統図である。2液混合装置100は、主剤入口2と、
硬化剤を受け入れる硬化剤入口4とを有し、主剤入口2
には、従来一般的な、例えば圧送タンク、ダイヤフラム
ポンプあるいはプランジャポンプを備えた任意の塗料供
給装置を接続してもよいが、ここでは、図2に示す塗料
色替えユニット200が接続されている。この塗料色替
えユニット200については、後に詳しく説明する。
【0010】硬化剤入口4には、図外の硬化剤用タンク
から延びる管体が接続され、このタンク内の硬化剤は、
ポンプ(図示せず)によって、加圧状態で入口4に送ら
れる。2液混合装置100は、また、塗料(主剤)と硬
化剤とを混合するミキサー6を有し、このミキサー6で
混合された主剤と硬化剤との2液混合液は、ホース8を
通って手動スプレーガン10に供給され、この手動ガン
10によって被塗物(図示せず)に塗布される。
から延びる管体が接続され、このタンク内の硬化剤は、
ポンプ(図示せず)によって、加圧状態で入口4に送ら
れる。2液混合装置100は、また、塗料(主剤)と硬
化剤とを混合するミキサー6を有し、このミキサー6で
混合された主剤と硬化剤との2液混合液は、ホース8を
通って手動スプレーガン10に供給され、この手動ガン
10によって被塗物(図示せず)に塗布される。
【0011】ミキサー6は、主剤用管路12を介して主
剤入口2と接続され、また、硬化剤入口4とは硬化剤用
管路14を介して接続されている。主剤用管路12に
は、主剤の流量を検出する例えばギヤロータ式の主剤用
フローメータ16が介装され、またミキサー6の直上流
側に逆止弁18が設けられている。この逆止弁18は、
入口2側からミキサー6に向けての主剤の流れを許容
し、その逆の流れを禁止する。他方、硬化剤用管路14
には、入口4側からミキサー6に向かって順に、圧力調
整弁26によって調整されたエアー圧によってその開度
が制御される流量調整弁20、硬化剤の流量を検出する
例えばギヤロータ式の硬化剤用フローメータ22が介装
され、また、ミキサー6の直上流側に逆止弁24が設け
られている。この逆止弁24は、入口4側からミキサー
6に向けての硬化剤の流れを許容し、逆の流れを禁止す
る。
剤入口2と接続され、また、硬化剤入口4とは硬化剤用
管路14を介して接続されている。主剤用管路12に
は、主剤の流量を検出する例えばギヤロータ式の主剤用
フローメータ16が介装され、またミキサー6の直上流
側に逆止弁18が設けられている。この逆止弁18は、
入口2側からミキサー6に向けての主剤の流れを許容
し、その逆の流れを禁止する。他方、硬化剤用管路14
には、入口4側からミキサー6に向かって順に、圧力調
整弁26によって調整されたエアー圧によってその開度
が制御される流量調整弁20、硬化剤の流量を検出する
例えばギヤロータ式の硬化剤用フローメータ22が介装
され、また、ミキサー6の直上流側に逆止弁24が設け
られている。この逆止弁24は、入口4側からミキサー
6に向けての硬化剤の流れを許容し、逆の流れを禁止す
る。
【0012】塗料色替えユニット200は、図2に示す
ように、共通流路30を有し、この共通流路30は、そ
の一端が2液混合装置100の主剤入口2に着脱自在に
接続されるようになっており、他方、共通流路30の他
端つまり上流端は閉塞されている。共通流路30には、
その途中部分に、第1、第2の色替えバルブ32、34
が設けられ、これらバルブ32、34は、共に、エアー
作動式の3ポート2位置切換弁で構成されている。第1
の色替えバルブ32には、第1の塗料タンク36に通じ
る第1塗料管路38が接続され、また、第1ドレン管路
40が接続されている。他方、第2の色替えバルブ34
には、第2の塗料タンク42に通じる第2塗料管路44
が接続され、また、第2ドレン管路46が接続されてい
る。
ように、共通流路30を有し、この共通流路30は、そ
の一端が2液混合装置100の主剤入口2に着脱自在に
接続されるようになっており、他方、共通流路30の他
端つまり上流端は閉塞されている。共通流路30には、
その途中部分に、第1、第2の色替えバルブ32、34
が設けられ、これらバルブ32、34は、共に、エアー
作動式の3ポート2位置切換弁で構成されている。第1
の色替えバルブ32には、第1の塗料タンク36に通じ
る第1塗料管路38が接続され、また、第1ドレン管路
40が接続されている。他方、第2の色替えバルブ34
には、第2の塗料タンク42に通じる第2塗料管路44
が接続され、また、第2ドレン管路46が接続されてい
る。
【0013】第1の色替えバルブ32の切換制御は、手
動の2方形バルブ50を備えたエアー通路52を介して
供給されるエアーによって行われ、制御バルブ50を閉
じたときには、第1塗料管路38と第1ドレン管路40
とが連通され、制御バルブ50を開けたときには、第1
塗料管路38と共通流路30とが連通されて、第1塗料
タンク36内の塗料が共通流路30に供給される。
動の2方形バルブ50を備えたエアー通路52を介して
供給されるエアーによって行われ、制御バルブ50を閉
じたときには、第1塗料管路38と第1ドレン管路40
とが連通され、制御バルブ50を開けたときには、第1
塗料管路38と共通流路30とが連通されて、第1塗料
タンク36内の塗料が共通流路30に供給される。
【0014】同様に、第2の色替えバルブ34の切換制
御は、手動の2方形バルブ54を備えたエアー通路56
を介して供給されるエアーによって行われ、制御バルブ
54を閉じたときには、第2塗料管路44と第2ドレン
管路46とが連通され、制御バルブ54を開けたときに
は、第2塗料管路44と共通流路30とが連通されて、
第2塗料タンク42内の塗料が共通流路30に供給され
る。尚、第1塗料タンク36および第2塗料タンク42
内の塗料は、既知のように、これらタンクの近傍に配置
されたダイヤフラムポンプ、プランジャーポンプ等の手
段によって圧送される。
御は、手動の2方形バルブ54を備えたエアー通路56
を介して供給されるエアーによって行われ、制御バルブ
54を閉じたときには、第2塗料管路44と第2ドレン
管路46とが連通され、制御バルブ54を開けたときに
は、第2塗料管路44と共通流路30とが連通されて、
第2塗料タンク42内の塗料が共通流路30に供給され
る。尚、第1塗料タンク36および第2塗料タンク42
内の塗料は、既知のように、これらタンクの近傍に配置
されたダイヤフラムポンプ、プランジャーポンプ等の手
段によって圧送される。
【0015】共通流路30の上流端には、2ポート2位
置切換弁からなる洗浄バルブ58が設けられ、この洗浄
バルブ58には、洗浄ポット60に通じる管路62が接
続されている。洗浄ポット60は、既知のように、洗浄
用シンナーおよび洗浄用エアーを交互に吐出するもので
ある。洗浄バルブ58の切換制御は、手動の2方形バル
ブ64を備えたエアー通路66を介して供給されるエア
ーによって行われ、制御バルブ64を閉じたときには、
洗浄液用管路62と共通流路30との連通が遮断され、
制御バルブ64を開いたときには、洗浄液用管路62と
共通流路30とが連通されて、ポット60内の洗浄用シ
ンナーが共通流路30に供給される。
置切換弁からなる洗浄バルブ58が設けられ、この洗浄
バルブ58には、洗浄ポット60に通じる管路62が接
続されている。洗浄ポット60は、既知のように、洗浄
用シンナーおよび洗浄用エアーを交互に吐出するもので
ある。洗浄バルブ58の切換制御は、手動の2方形バル
ブ64を備えたエアー通路66を介して供給されるエア
ーによって行われ、制御バルブ64を閉じたときには、
洗浄液用管路62と共通流路30との連通が遮断され、
制御バルブ64を開いたときには、洗浄液用管路62と
共通流路30とが連通されて、ポット60内の洗浄用シ
ンナーが共通流路30に供給される。
【0016】第1塗料タンク36と第2塗料タンク42
には、異なる色あるいは種類の塗料が収容され、これら
タンク36、42は選択的に用いられる。2液混合装置
100に供給する塗料の色替えについて以下に説明す
る。以下の説明において、説明の都合上、第1の塗料タ
ンク36から第2の塗料タンク42に切り換える場合を
例に色替え手順を説明する。
には、異なる色あるいは種類の塗料が収容され、これら
タンク36、42は選択的に用いられる。2液混合装置
100に供給する塗料の色替えについて以下に説明す
る。以下の説明において、説明の都合上、第1の塗料タ
ンク36から第2の塗料タンク42に切り換える場合を
例に色替え手順を説明する。
【0017】先ず、第1の色替えバルブ32の切換を行
う。すなわち、第1の塗料タンク36と共通流路30と
の連通を遮断して、第1の塗料タンク36と第1ドレン
管路40とを連通させる。次に、洗浄用制御バルブ64
を開いて、洗浄液用管路62と共通流路30とを連通さ
せ、ポット60内のシンナーによって、共通流路30、
2液混合装置100内の経路およびスプレーガン10の
洗浄を行う。この洗浄工程を完了した後、第2の色替え
バルブ34を切り換えて、第2の塗料タンク42と共通
流路30とを連通させる。以上の手順により、スプレー
ガン10に供給される塗料は、第1のタンク36から第
2のタンク42に切換られ、第2の塗料タンク42内の
塗料が共通流路30を通ってスプレーガン10に供給さ
れる。
う。すなわち、第1の塗料タンク36と共通流路30と
の連通を遮断して、第1の塗料タンク36と第1ドレン
管路40とを連通させる。次に、洗浄用制御バルブ64
を開いて、洗浄液用管路62と共通流路30とを連通さ
せ、ポット60内のシンナーによって、共通流路30、
2液混合装置100内の経路およびスプレーガン10の
洗浄を行う。この洗浄工程を完了した後、第2の色替え
バルブ34を切り換えて、第2の塗料タンク42と共通
流路30とを連通させる。以上の手順により、スプレー
ガン10に供給される塗料は、第1のタンク36から第
2のタンク42に切換られ、第2の塗料タンク42内の
塗料が共通流路30を通ってスプレーガン10に供給さ
れる。
【0018】上記の色替えを行った後、第1の塗料タン
ク36を、別の第3の塗料タンク(図示せず)と交換し
てもよい。すなわち、第1の塗料タンク36を第1塗料
管路38から取り外して、これとは別の塗料を収容した
第3の塗料タンクを第1塗料管路38に連結してもよ
い。このタンクの交換は、次の手順で行われる。
ク36を、別の第3の塗料タンク(図示せず)と交換し
てもよい。すなわち、第1の塗料タンク36を第1塗料
管路38から取り外して、これとは別の塗料を収容した
第3の塗料タンクを第1塗料管路38に連結してもよ
い。このタンクの交換は、次の手順で行われる。
【0019】前述したように、第1の色替えバルブ32
の切換によって、第1の塗料タンク36と共通流路30
との連通を遮断して、第1の塗料タンク36と第1ドレ
ン管路40とを連通させた後、第1の塗料タンク36を
第1塗料管路38から取り外す。その後、洗浄用シンナ
ーを収容したタンク(図示せず)を第1塗料管路38に
連結すると共に、第1ドレン管路40に介装した手動の
2方形バルブからなるドレンバルブ70を開いて、タン
ク内のシンナーを第1塗料管路38および第1の切換弁
32を通過させてその洗浄を行う。
の切換によって、第1の塗料タンク36と共通流路30
との連通を遮断して、第1の塗料タンク36と第1ドレ
ン管路40とを連通させた後、第1の塗料タンク36を
第1塗料管路38から取り外す。その後、洗浄用シンナ
ーを収容したタンク(図示せず)を第1塗料管路38に
連結すると共に、第1ドレン管路40に介装した手動の
2方形バルブからなるドレンバルブ70を開いて、タン
ク内のシンナーを第1塗料管路38および第1の切換弁
32を通過させてその洗浄を行う。
【0020】以上、第1の塗料タンク36から第2の塗
料タンク42に変更する場合について説明したが、逆
に、第2の塗料タンク42から第1の塗料タンク36に
交換する場合についても、その手順は実質的に同一であ
る。また、第2の塗料タンク42を別の第4の塗料タン
クと交換する場合についても、その手順は上述した例と
実質的に同一である。尚、図2において、符号72は、
第2ドレン管路46に介装された手動の2方形バルブか
らなる第2ドレンバルブである。
料タンク42に変更する場合について説明したが、逆
に、第2の塗料タンク42から第1の塗料タンク36に
交換する場合についても、その手順は実質的に同一であ
る。また、第2の塗料タンク42を別の第4の塗料タン
クと交換する場合についても、その手順は上述した例と
実質的に同一である。尚、図2において、符号72は、
第2ドレン管路46に介装された手動の2方形バルブか
らなる第2ドレンバルブである。
【0021】塗料色替えユニット200によれば、洗浄
ポット60を採用してあるため、一つの洗浄用バルブ5
8で足り、従来のように、洗浄シンナー用バルブと洗浄
エアー用バルブとを設ける必要がない。また、一方の塗
料タンク36(あるいは42)を使用している最中に、
他方の塗料タンク42(あるいは36)を別の塗料タン
クと交換することができるため、このタンクの交換のた
めに塗料塗布作業を中断しなければならない時間つまり
洗浄時間を短縮することができる。また、タンクの交換
が可能であるため、2つの色替えバルブ32、34で何
色でも色替えを行うことができる。ユニット200に用
いたバルブとして遠隔制御バルブを採用すれば自動色替
えも可能になる。
ポット60を採用してあるため、一つの洗浄用バルブ5
8で足り、従来のように、洗浄シンナー用バルブと洗浄
エアー用バルブとを設ける必要がない。また、一方の塗
料タンク36(あるいは42)を使用している最中に、
他方の塗料タンク42(あるいは36)を別の塗料タン
クと交換することができるため、このタンクの交換のた
めに塗料塗布作業を中断しなければならない時間つまり
洗浄時間を短縮することができる。また、タンクの交換
が可能であるため、2つの色替えバルブ32、34で何
色でも色替えを行うことができる。ユニット200に用
いたバルブとして遠隔制御バルブを採用すれば自動色替
えも可能になる。
【0022】図1に戻って、2液混合装置100は、R
AM、ROM、CPU等を具備したマイクロコンピュー
タからなるコントローラUを備え、コントローラUに
は、主剤用フローメータ16および硬化剤用フローメー
タ22から流量信号が入力される。ここに、両フローメ
ータ16、22による流量データのサンプリング時間
は、1.5 秒であり、主剤および硬化剤の流量は、1.5 秒
毎に1回サンプリングが行われる。他方、コントローラ
Uからは圧力調整弁25に向けて制御信号が送出され
る。
AM、ROM、CPU等を具備したマイクロコンピュー
タからなるコントローラUを備え、コントローラUに
は、主剤用フローメータ16および硬化剤用フローメー
タ22から流量信号が入力される。ここに、両フローメ
ータ16、22による流量データのサンプリング時間
は、1.5 秒であり、主剤および硬化剤の流量は、1.5 秒
毎に1回サンプリングが行われる。他方、コントローラ
Uからは圧力調整弁25に向けて制御信号が送出され
る。
【0023】図3に基づき、コントローラUによる制御
の一例を具体的に説明するに先立って、先ずその概要を
説明する。2液型塗料の主剤と硬化剤との適正な混合比
率は、塗料の種類によって決まるものであり、塗料メー
カによって指定されている。主剤と硬化剤との混合液の
粘度は、希釈シンナーによって、塗装に適した粘度に調
整されるものであるが、一般的に主剤の粘度が硬化剤の
粘度よりも高いため、従来一般的には、主剤を適量のシ
ンナーで希釈するのが通例とされている。ところで、塗
料の混合割合は、硬化剤の混合割合よりも一般的に大き
く、塗料の種類によっては、硬化剤の混合割合が極端に
小さい場合がある。このような現状を鑑みて、本実施例
では、基本的には、タンクに投入した硬化剤をシンナー
で希釈して、硬化剤の見かけの流量を増量するようにし
てある。勿論、主剤の粘度が高すぎる場合には、主剤用
タンク側にもシンナーを投入して、タンク内の主剤が適
度な粘度となるように調整してもよい。
の一例を具体的に説明するに先立って、先ずその概要を
説明する。2液型塗料の主剤と硬化剤との適正な混合比
率は、塗料の種類によって決まるものであり、塗料メー
カによって指定されている。主剤と硬化剤との混合液の
粘度は、希釈シンナーによって、塗装に適した粘度に調
整されるものであるが、一般的に主剤の粘度が硬化剤の
粘度よりも高いため、従来一般的には、主剤を適量のシ
ンナーで希釈するのが通例とされている。ところで、塗
料の混合割合は、硬化剤の混合割合よりも一般的に大き
く、塗料の種類によっては、硬化剤の混合割合が極端に
小さい場合がある。このような現状を鑑みて、本実施例
では、基本的には、タンクに投入した硬化剤をシンナー
で希釈して、硬化剤の見かけの流量を増量するようにし
てある。勿論、主剤の粘度が高すぎる場合には、主剤用
タンク側にもシンナーを投入して、タンク内の主剤が適
度な粘度となるように調整してもよい。
【0024】そして、実施例の制御は、通過する量が相
対的に多い主剤用管路12の塗料の量を検出し、この塗
料の量に応じた硬化剤の量となるように、ミキサー6に
供給する硬化剤の量をフィードバック制御(PID制
御)するようにしてある。以上のことを前提として、制
御の一例を具体的に説明する。手動スプレーガン10で
実際に塗装を開始する前に、先ず、各種のデータをコン
トローラUに入力する。入力すべきデータは、次のとお
りである。 (1) 固定オフセット量を設定する。固定オフセット量と
は、塗料に対する硬化剤の理論的な混合割合に「+α」
する量、つまり硬化剤の余裕分である。作業者は、好ま
しいオフセット量を設定することにより、何らかの原因
で硬化剤の不足が発生してしまうことを未然に防止でき
る。 (2) ステップアップ量(Qs )を入力する。ステップア
ップ量(Qs )とは、塗装運転開始時における混合比率
が安定化すまでの時間を短縮するために、運転を開始し
た直後に一律に流量調整弁20を所定開度まで強制的に
開かせるために設定する目標値である。作業者は、適当
なステップアップ量(Qs )を入力することにより、運
転開始直後から、硬化剤の不足を伴うことなく、塗装を
行うことができる。
対的に多い主剤用管路12の塗料の量を検出し、この塗
料の量に応じた硬化剤の量となるように、ミキサー6に
供給する硬化剤の量をフィードバック制御(PID制
御)するようにしてある。以上のことを前提として、制
御の一例を具体的に説明する。手動スプレーガン10で
実際に塗装を開始する前に、先ず、各種のデータをコン
トローラUに入力する。入力すべきデータは、次のとお
りである。 (1) 固定オフセット量を設定する。固定オフセット量と
は、塗料に対する硬化剤の理論的な混合割合に「+α」
する量、つまり硬化剤の余裕分である。作業者は、好ま
しいオフセット量を設定することにより、何らかの原因
で硬化剤の不足が発生してしまうことを未然に防止でき
る。 (2) ステップアップ量(Qs )を入力する。ステップア
ップ量(Qs )とは、塗装運転開始時における混合比率
が安定化すまでの時間を短縮するために、運転を開始し
た直後に一律に流量調整弁20を所定開度まで強制的に
開かせるために設定する目標値である。作業者は、適当
なステップアップ量(Qs )を入力することにより、運
転開始直後から、硬化剤の不足を伴うことなく、塗装を
行うことができる。
【0025】(3) 塗料(主剤)と硬化剤との混合比を入
力する。 (4) シンナーによる硬化剤の希釈率を入力する。 (5) シンナーによる主剤の希釈率を入力する。 (6) 希釈用シンナーの比重を入力する。 (7) 硬化剤の比重を入力する。 (8) 主剤の比重を入力する。 (9) 主剤用フローメータ16および硬化剤用フローメー
タ22の検出した流量値に対する補正値を入力する。こ
の補正値は、主に、主剤および硬化剤の粘度に基づく誤
差を補償するためのものである。
力する。 (4) シンナーによる硬化剤の希釈率を入力する。 (5) シンナーによる主剤の希釈率を入力する。 (6) 希釈用シンナーの比重を入力する。 (7) 硬化剤の比重を入力する。 (8) 主剤の比重を入力する。 (9) 主剤用フローメータ16および硬化剤用フローメー
タ22の検出した流量値に対する補正値を入力する。こ
の補正値は、主に、主剤および硬化剤の粘度に基づく誤
差を補償するためのものである。
【0026】以上の初期設定が完了すると、先ずステッ
プS1(以下、ステップ番号を符号「S」を付記して表
す。)で、主剤用フローメータ16を通過した塗料の量
q1の取り込みを行い、次のS2において、この塗料の
量q1 に基づき、ガン10のトリガー10aがON状態
にあるか否かの判定が行われる(S2)。S2でYES
(作業中)と判別されたときには、S3に進んで、始め
てこのステップを通過するのかを判定し、YES(始め
て通過)のときには、S4に進む。このS4では、硬化
剤の目標値Qとしてステップアップ量Qs が設定され、
次のS5で、圧力調整弁26に制御信号が出力されて、
流量調整弁20の開度がステップアップ量Qs に見合っ
た開度に制御される。
プS1(以下、ステップ番号を符号「S」を付記して表
す。)で、主剤用フローメータ16を通過した塗料の量
q1の取り込みを行い、次のS2において、この塗料の
量q1 に基づき、ガン10のトリガー10aがON状態
にあるか否かの判定が行われる(S2)。S2でYES
(作業中)と判別されたときには、S3に進んで、始め
てこのステップを通過するのかを判定し、YES(始め
て通過)のときには、S4に進む。このS4では、硬化
剤の目標値Qとしてステップアップ量Qs が設定され、
次のS5で、圧力調整弁26に制御信号が出力されて、
流量調整弁20の開度がステップアップ量Qs に見合っ
た開度に制御される。
【0027】次のS6において、主剤用フローメータ1
6を通過している塗料の量q1 および硬化剤の目標値を
図外のデスプレーに表示した後、S7に進んで、硬化剤
用フローメータ22を通過した硬化剤の量q2 を取り込
み、またS8で検出した硬化剤の量q2 をメモリ(4回
前までのメモリ値を更新)した後、次のS9で硬化剤の
制御偏差(Q−q2 )の算出が行われる。次のS10
で、この制御偏差(Q−q2 )が所定の範囲内にあるか
否かの判定が行われ、NOのときには、S11に進ん
で、硬化剤用フローメータ22を通過する硬化剤の量q
2 が目標値Qとなるようにフィードバック制御が行われ
る。すなわち、圧力調整弁26に対してフィードバック
信号が出力されて流量調整弁20の開度が増減される。
その後、硬化剤の混合が安定したときには(S10でY
ES)、S13に進んで、両フローメータ16、22で
検出された主剤および硬化剤の量つまり現在の使用量
が、選択的に「ml/min」あるいは「g/min 」の単位でデ
スプレー表示される。手動スプレーガン10のトリガー
10aが操作されている限り、上記の制御が継続される
ことになるが、2回目以降は、S3からS12に進ん
で、計算により算出した硬化剤の目標値Qが設定され、
この目標値Qに基づいてフィードバック制御が行われ
る。
6を通過している塗料の量q1 および硬化剤の目標値を
図外のデスプレーに表示した後、S7に進んで、硬化剤
用フローメータ22を通過した硬化剤の量q2 を取り込
み、またS8で検出した硬化剤の量q2 をメモリ(4回
前までのメモリ値を更新)した後、次のS9で硬化剤の
制御偏差(Q−q2 )の算出が行われる。次のS10
で、この制御偏差(Q−q2 )が所定の範囲内にあるか
否かの判定が行われ、NOのときには、S11に進ん
で、硬化剤用フローメータ22を通過する硬化剤の量q
2 が目標値Qとなるようにフィードバック制御が行われ
る。すなわち、圧力調整弁26に対してフィードバック
信号が出力されて流量調整弁20の開度が増減される。
その後、硬化剤の混合が安定したときには(S10でY
ES)、S13に進んで、両フローメータ16、22で
検出された主剤および硬化剤の量つまり現在の使用量
が、選択的に「ml/min」あるいは「g/min 」の単位でデ
スプレー表示される。手動スプレーガン10のトリガー
10aが操作されている限り、上記の制御が継続される
ことになるが、2回目以降は、S3からS12に進ん
で、計算により算出した硬化剤の目標値Qが設定され、
この目標値Qに基づいてフィードバック制御が行われ
る。
【0028】塗布作業の途中で、ガン10のトリガー1
0aをOFFしたときには、S2でNOということでS
14に進んで作業の停止状態が3秒継続されているか否
かの判定が行われる。ここに、作業の中断を検出するた
めに3秒間トリガー10aのOFFを監視するようにし
たのは、フローメータ16、22による流量データサン
プリング時間が「1.5 秒毎に一回」であることを勘案し
たためである。このS14で、NOと判別されたときに
は、作業の中断ではない(一時的な作業停止である)と
して、S1に戻る。他方、。このS14でYESと判別
されたときには、S15で流量調整弁20の開度を現在
の値に維持した後にS16で、「主剤および硬化剤の現
在の使用は零である」旨のスプレー表示をし、次いでS
17に進んで、トリガー10aの再操作の有無の監視が
行われる。
0aをOFFしたときには、S2でNOということでS
14に進んで作業の停止状態が3秒継続されているか否
かの判定が行われる。ここに、作業の中断を検出するた
めに3秒間トリガー10aのOFFを監視するようにし
たのは、フローメータ16、22による流量データサン
プリング時間が「1.5 秒毎に一回」であることを勘案し
たためである。このS14で、NOと判別されたときに
は、作業の中断ではない(一時的な作業停止である)と
して、S1に戻る。他方、。このS14でYESと判別
されたときには、S15で流量調整弁20の開度を現在
の値に維持した後にS16で、「主剤および硬化剤の現
在の使用は零である」旨のスプレー表示をし、次いでS
17に進んで、トリガー10aの再操作の有無の監視が
行われる。
【0029】このS17でYESと判別されたとき、つ
まりガン10のトリガー10aを再びONしたときに
は、S18に進んで、圧力調整弁25に対して4個前の
メモリ値が出力され、流量調整弁20の開度を、作業を
中断する約6秒前の開度まで強制的に開く。そして、次
のS19で、この状態を3秒間維持した後に、始めてS
1に戻って通常のフィードバック制御に切換れられる。
まりガン10のトリガー10aを再びONしたときに
は、S18に進んで、圧力調整弁25に対して4個前の
メモリ値が出力され、流量調整弁20の開度を、作業を
中断する約6秒前の開度まで強制的に開く。そして、次
のS19で、この状態を3秒間維持した後に、始めてS
1に戻って通常のフィードバック制御に切換れられる。
【0030】上記の制御によれば、主剤の流量に対して
硬化剤の流量が自動的に追従することになるが、一般的
に混合割合が相対的に小さい方の硬化剤を希釈すること
により、見かけの流量を増量したものに対してフィード
バック制御を行うようにしてあるため、これを増量しな
いで行う場合に比べて、制御の精度を向上することがで
きる。言い換えれば、同じような精度を得るのであれ
ば、制御系を多少ラフに構成することができるため、製
造コストを削減できるという実際上の効果がある。
硬化剤の流量が自動的に追従することになるが、一般的
に混合割合が相対的に小さい方の硬化剤を希釈すること
により、見かけの流量を増量したものに対してフィード
バック制御を行うようにしてあるため、これを増量しな
いで行う場合に比べて、制御の精度を向上することがで
きる。言い換えれば、同じような精度を得るのであれ
ば、制御系を多少ラフに構成することができるため、製
造コストを削減できるという実際上の効果がある。
【0031】また、塗布作業の開始直後には、作業者が
入力した目標値(ステップアップ量Qs )に基づいて流
量調整弁20の開度を制御するようにしてあるため、粘
性流体の流量を検出するセンサ特有の検出遅れによる制
御誤差(制御遅れ)に比べて、塗布開始直後における硬
化剤の混合割合を適正化することが容易になる。また、
フィードバック制御が安定化するまでに要する時間を大
幅に短縮することができる。更に、作業を開始する前に
作業者自らが、好ましいステップアップ量Qsを入力で
きるようにしてあるため、作業者の個人差に対応した初
期の制御態様にすることができる。
入力した目標値(ステップアップ量Qs )に基づいて流
量調整弁20の開度を制御するようにしてあるため、粘
性流体の流量を検出するセンサ特有の検出遅れによる制
御誤差(制御遅れ)に比べて、塗布開始直後における硬
化剤の混合割合を適正化することが容易になる。また、
フィードバック制御が安定化するまでに要する時間を大
幅に短縮することができる。更に、作業を開始する前に
作業者自らが、好ましいステップアップ量Qsを入力で
きるようにしてあるため、作業者の個人差に対応した初
期の制御態様にすることができる。
【0032】また、一時中断した作業を再開するときに
は、流量調整弁20を制御するための目標値として、作
業中断前のメモリ値を使用するようにしてあるため(ス
テップS18)、流量調整弁20に対する制御を適切な
ものにすることができる。この点について詳しく説明す
ると、塗布作業を停止する(トリガー10aをOFFに
する)と、ガン10からの噴射は直ちに止まることにな
るが、主剤用フローメータ16および硬化剤用フローメ
ータ22は、その特性として、徐々に低下する信号を出
力し続け、この信号は所定の時間毎にサンプリングされ
ることになる。
は、流量調整弁20を制御するための目標値として、作
業中断前のメモリ値を使用するようにしてあるため(ス
テップS18)、流量調整弁20に対する制御を適切な
ものにすることができる。この点について詳しく説明す
ると、塗布作業を停止する(トリガー10aをOFFに
する)と、ガン10からの噴射は直ちに止まることにな
るが、主剤用フローメータ16および硬化剤用フローメ
ータ22は、その特性として、徐々に低下する信号を出
力し続け、この信号は所定の時間毎にサンプリングされ
ることになる。
【0033】このため、コントローラUは、塗布作業停
止後も暫くの間、圧力調整弁26に対して制御信号を送
出し続け、したがって流量調整弁20はその開度が減少
する方向に制御され続ける。このような状態のときに、
塗布作業を再開すると、主剤の流量に対して硬化剤の流
量を追従させることができなくなり、混合比率を適正化
するまでに多くの時間が必要となる。これに対して、本
実施例では、作業再開直後には、塗装停止前の流量調整
弁20の開度データ(4個前のデータ)に基づいて制御
を行うようにしてあるため、塗布作業開始直後の主剤の
流量の立ち上がりに追従した形で硬化剤を供給すること
が可能になり、このため、制御が安定化するまでの時間
を短縮することができる。
止後も暫くの間、圧力調整弁26に対して制御信号を送
出し続け、したがって流量調整弁20はその開度が減少
する方向に制御され続ける。このような状態のときに、
塗布作業を再開すると、主剤の流量に対して硬化剤の流
量を追従させることができなくなり、混合比率を適正化
するまでに多くの時間が必要となる。これに対して、本
実施例では、作業再開直後には、塗装停止前の流量調整
弁20の開度データ(4個前のデータ)に基づいて制御
を行うようにしてあるため、塗布作業開始直後の主剤の
流量の立ち上がりに追従した形で硬化剤を供給すること
が可能になり、このため、制御が安定化するまでの時間
を短縮することができる。
【0034】また、このような制御(メモリ値に基づく
制御)を、主剤用フローメータ16の検出が安定化する
まで維持した後に始めて通常のフィードバック制御に切
換るようにしてあるため(ステップS19)、作業再開
の直後において、主剤側の流量センサ或いは硬化剤側流
量センサの検出遅れの問題を生じることがなく、作業再
開の当初から、ほぼ適正な混合割合の硬化剤を供給する
とができ、したがってその後の通常のフィードバック制
御に切換えた後に制御が安定化するまでに要する時間を
大幅に短縮することができる。ちなみに、このような制
御を行わない場合(作業再開の当初から通常のフィード
バック制御を行う場合)には、制御が安定化するまでに
約10−15秒の時間が必要であったが、本実施例によ
れば、約半分の時間で制御が安定化した。
制御)を、主剤用フローメータ16の検出が安定化する
まで維持した後に始めて通常のフィードバック制御に切
換るようにしてあるため(ステップS19)、作業再開
の直後において、主剤側の流量センサ或いは硬化剤側流
量センサの検出遅れの問題を生じることがなく、作業再
開の当初から、ほぼ適正な混合割合の硬化剤を供給する
とができ、したがってその後の通常のフィードバック制
御に切換えた後に制御が安定化するまでに要する時間を
大幅に短縮することができる。ちなみに、このような制
御を行わない場合(作業再開の当初から通常のフィード
バック制御を行う場合)には、制御が安定化するまでに
約10−15秒の時間が必要であったが、本実施例によ
れば、約半分の時間で制御が安定化した。
【0035】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、当業者であれば、次のような変形を容易に考えつく
であろう。 (1)本発明の2液混合装置は、塗装の塗布に限られ
ず、例えば接着剤の塗布にも適用可能である。 (2)従来と同様に主剤用タンクに希釈シンナーを投入
して、主剤を希釈する場合にも容易に適用できるように
するために、2液混合装置のコントローラUに関して、
制御開始前に作業者にモード選択を行わせ、「主剤側希
釈モード」を選択したときには、これに対応した制御態
様つまり目標値の計算式を自動的に切り換えるようにし
てもよい。
が、当業者であれば、次のような変形を容易に考えつく
であろう。 (1)本発明の2液混合装置は、塗装の塗布に限られ
ず、例えば接着剤の塗布にも適用可能である。 (2)従来と同様に主剤用タンクに希釈シンナーを投入
して、主剤を希釈する場合にも容易に適用できるように
するために、2液混合装置のコントローラUに関して、
制御開始前に作業者にモード選択を行わせ、「主剤側希
釈モード」を選択したときには、これに対応した制御態
様つまり目標値の計算式を自動的に切り換えるようにし
てもよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、主剤の流量に
対して硬化剤の流量を追従させるようにしてあるため、
実際上、主剤および硬化剤の両者に対して制御目標値を
設定することが困難な手動塗布ガンの2液混合制御の電
子制御システムを比較的簡単に構築することができる。
また、一般的に混合割合が相対的に小さい方の硬化剤を
希釈して見かけの流量を増量したものに対してフィード
バック制御を行うようにしてあるため、これを増量しな
いで行う場合に比べて、制御の精度を向上することがで
きると共に、仮に同じような精度を得るのであれば、制
御系を多少ラフに構成することが可能であるため、製造
コストを削減できる。
対して硬化剤の流量を追従させるようにしてあるため、
実際上、主剤および硬化剤の両者に対して制御目標値を
設定することが困難な手動塗布ガンの2液混合制御の電
子制御システムを比較的簡単に構築することができる。
また、一般的に混合割合が相対的に小さい方の硬化剤を
希釈して見かけの流量を増量したものに対してフィード
バック制御を行うようにしてあるため、これを増量しな
いで行う場合に比べて、制御の精度を向上することがで
きると共に、仮に同じような精度を得るのであれば、制
御系を多少ラフに構成することが可能であるため、製造
コストを削減できる。
【0037】請求項2の発明によれば、上記請求項1の
発明の効果に加えて、先ず、洗浄液とエアーとを交互に
吐出する洗浄ポットを採用してあるため、従来のように
洗浄液用バルブと洗浄エアー用バルブとを夫々用意する
必要がなく、洗浄ポット用の1つのバルブで足りるた
め、バルブの数を削減することができる。また、第1の
タンクからサブタンクに切換えた後には、第1のタンク
から第1の3ポート2位置切換弁を経てドレン管に至る
独立した経路が形成されるため、この経路を独立して洗
浄することができる。したがって、次にサブタンクから
第1のタンクに切り換えるにしても、洗浄ポットを用い
て共通流路から下流部分を洗浄するだけで済むため、タ
ンク切換作業に要する時間を短縮することができる。
発明の効果に加えて、先ず、洗浄液とエアーとを交互に
吐出する洗浄ポットを採用してあるため、従来のように
洗浄液用バルブと洗浄エアー用バルブとを夫々用意する
必要がなく、洗浄ポット用の1つのバルブで足りるた
め、バルブの数を削減することができる。また、第1の
タンクからサブタンクに切換えた後には、第1のタンク
から第1の3ポート2位置切換弁を経てドレン管に至る
独立した経路が形成されるため、この経路を独立して洗
浄することができる。したがって、次にサブタンクから
第1のタンクに切り換えるにしても、洗浄ポットを用い
て共通流路から下流部分を洗浄するだけで済むため、タ
ンク切換作業に要する時間を短縮することができる。
【0038】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明の効果に加えて、作業の中断の後、塗布作
業を再開したときには、所定時間、メモリ値のうち時系
列的に数個前の値つまり塗布作業の中断前のデータを目
標値としてフィードバック制御が行われるため、再開直
後に、粘性流体を対象とする流量センサ特有の検出遅れ
の影響を受けることなく、ほぼ適正な混合比制御を行う
ことができ、その後の通常のフィードバック制御が安定
化するまでの時間を短縮することができる。
求項2の発明の効果に加えて、作業の中断の後、塗布作
業を再開したときには、所定時間、メモリ値のうち時系
列的に数個前の値つまり塗布作業の中断前のデータを目
標値としてフィードバック制御が行われるため、再開直
後に、粘性流体を対象とする流量センサ特有の検出遅れ
の影響を受けることなく、ほぼ適正な混合比制御を行う
ことができ、その後の通常のフィードバック制御が安定
化するまでの時間を短縮することができる。
【0039】請求項4の発明によれば、塗布作業開始直
後には、作業者が入力した好ましい目標値に基づいてフ
ィードバック制御を行うようにしてあるため、作業開始
直後に、粘性流体を対象とする流量センサ特有の検出遅
れの影響を受けることなく、ほぼ適正な混合比制御を行
うことができ、その後の通常のフィードバック制御が安
定化するまでの時間を短縮することができる。
後には、作業者が入力した好ましい目標値に基づいてフ
ィードバック制御を行うようにしてあるため、作業開始
直後に、粘性流体を対象とする流量センサ特有の検出遅
れの影響を受けることなく、ほぼ適正な混合比制御を行
うことができ、その後の通常のフィードバック制御が安
定化するまでの時間を短縮することができる。
【図1】2液混合装置の全体系統図。
【図2】2液混合装置に組み込まれる色替えユニットの
概略図。
概略図。
【図3】制御の一例を示すフローチャート。
100 2液混合装置 2 主剤入口 4 硬化剤入口 6 ミキサー 10 手動スプレーガン 10a スプレーガンのトリガー 12 主剤用管路 14 硬化剤用管路 16 主剤用フローメータ 20 流量調整弁 22 硬化剤用フローメータ 200 色替えユニット 30 共通流路 32 第1の色替えバルブ 34 第2の色替えバルブ 36 第1の塗料タンク 38 第1の塗料管路 40 第1のドレン管路 42 第2の塗料タンク 44 第2の塗料管路 46 第2のドレン管路 58 洗浄バルブ 60 洗浄ポット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 洋司 東京都大田区東六郷3丁目5番3号 ラン ズバーグ・インダストリー株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 主剤を収容した第1のタンクと、 薄め液で希釈された硬化剤を収容した第2のタンクと、 主剤と硬化剤とを混合して、この混合液を手動式塗布ガ
ンに供給するミキサーと、 該ミキサーと前記第1のタンクとを連結する主剤用管路
と、 前記ミキサーと前記第2のタンクとを連結する硬化剤用
管路と、 前記主剤用管路に設けられた主剤流量検出手段と、 前記硬化剤用管路に設けられた硬化剤流量検出手段と、 前記硬化剤用管路において、前記流量検出手段よりも上
流側に設けられた流量調整手段と、 前記主剤流量検出手段および前記硬化剤流量検出手段か
ら信号を受け、硬化剤の量が、前記主剤流量検出手段で
検出された主剤の量に対して所定の混合比率となるよう
に前記流量調整手段を制御するフィードバック制御手段
とを有する、ことを特徴とする塗布用2液混合装置。 - 【請求項2】 前記主剤用管路の上流部分が、上流端を
閉塞した共通流路で構成されて、該共通流路の途中部分
に取り付けられた第1、第2の2つの3ポート2位置切
換弁と、 前記共通流路の上流端に取り付けられた第1の開閉弁と
を有し、 前記第1の3ポート2位置切換弁には、前記第1のタン
クが着脱自在に連結された第1の枝管と、第1のドレン
用開閉弁を介装した第1のドレン管とが接続され、 前記第2の3ポート2位置切換弁には、前記第1のタン
クとは別の主剤を収容したサブタンクが着脱自在に連結
された第2の枝管と、第2のドレン用開閉弁を介装した
第2のドレン管とが接続され、 前記第1の開閉弁には、洗浄液とエアーとを交互に吐出
する洗浄ポットから延びる洗浄用管路が接続されてい
る、請求項1に記載の2液混合装置。 - 【請求項3】 更に、 前記硬化剤流量検出手段の検出値を時系列的に複数個保
存する記憶手段と、 前記手動式塗布ガンのオン/オフを検出する作業開始検
出センサと、 前記手動式塗布ガンによる作業の中断を検出する作業中
断検出手段と、 該作業中断検出手段及び前記作業開始検出センサからの
信号を受け、前記手動式塗布ガンによる作業の中断の
後、該塗布ガンのオンを検出したときには、前記フィー
ドバック制御手段の目標値として前記記憶手段に保存さ
れているメモリ値のうち時系列的に数個前のメモリ値を
設定する目標値設定手段と、 該目標値設定手段により目標値を設定した後に所定時間
が経過したときに、前記フィードバック制御による通常
の制御に切り換える制御態様変更手段とを有する、請求
項1又は請求項2に記載の2液混合装置。 - 【請求項4】 更に、 前記フィードバック制御の目標値を人為的に入力させる
目標値入力手段と、 該作業開始検出センサからの信号を受け、前記手動式塗
布ガンがオンされた当初に、前記フィードバック制御手
段の目標値として前記入力された目標値に変更する目標
値変更手段とを有する、請求項1又は請求項2に記載の
2液混合装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6212450A JPH0871459A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 塗布用2液混合装置 |
EP95113421A EP0701025A3 (en) | 1994-09-06 | 1995-08-26 | Dual components mixing system for coating |
US08/523,856 US5632817A (en) | 1994-09-06 | 1995-09-06 | Dual components mixing system for coating |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6212450A JPH0871459A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 塗布用2液混合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0871459A true JPH0871459A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16622827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6212450A Pending JPH0871459A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 塗布用2液混合装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5632817A (ja) |
EP (1) | EP0701025A3 (ja) |
JP (1) | JPH0871459A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004154641A (ja) * | 2002-11-05 | 2004-06-03 | Asahi Sunac Corp | 多液混合装置 |
KR100707295B1 (ko) * | 2006-05-12 | 2007-04-17 | 권정오 | 스프레이건을 장착한 페인트 도포장치 |
CN103418529A (zh) * | 2013-07-31 | 2013-12-04 | 肇庆力合技术发展有限公司 | 一种喷胶工艺 |
CN103422258A (zh) * | 2013-07-31 | 2013-12-04 | 肇庆力合技术发展有限公司 | 一种蒸汽雾化施胶工艺 |
JP2015514577A (ja) * | 2012-04-16 | 2015-05-21 | フィニッシング ブランズ ホールディングス,インコーポレイティド | スプレー塗装システムのための多成分圧力タンクアセンブリ |
JP2015525117A (ja) * | 2012-05-29 | 2015-09-03 | ヨット・ワグナー アクチエンゲゼルシャフトJ. Wagner Ag | 少なくとも2つの液体成分を混合するための方法及び装置 |
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US6322000B1 (en) * | 1999-09-10 | 2001-11-27 | United Technologies Corporation | Convergent spray nozzle shut-down system |
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KR20010099518A (ko) * | 2001-10-19 | 2001-11-09 | 김성휴 | 구조물의 크랙 충진 보수장치 및 그 방수 시공방법 |
KR20010107911A (ko) * | 2001-11-17 | 2001-12-07 | 황병권 | 균열부 보수 및 보강용 이액형 약액 주입기 |
DE10231288A1 (de) * | 2002-07-10 | 2004-01-22 | Bähr GmbH Bremen Industrie Technik | Verfahren und Vorrichtung zum dosierten Mischen von pumpfähigen Stoffen sowie Entnahmelanze zur Entnahme von Stoffen aus Vorratsbehältern |
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KR100996434B1 (ko) * | 2008-05-02 | 2010-11-24 | 삼성중공업 주식회사 | 배합비 제어형 도장장치 및 그 도장방법 |
KR101221347B1 (ko) | 2010-07-14 | 2013-01-11 | 현대엠코 주식회사 | 제관기의 몰탈 주입기 |
CN104084331B (zh) * | 2014-07-29 | 2016-02-10 | 中国海洋石油总公司 | 双组份高压力可调比例的防火涂料喷涂设备及方法 |
CN104084332A (zh) * | 2014-07-29 | 2014-10-08 | 中国海洋石油总公司 | 双组份高压力可调比例的防火涂料喷涂设备 |
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1994
- 1994-09-06 JP JP6212450A patent/JPH0871459A/ja active Pending
-
1995
- 1995-08-26 EP EP95113421A patent/EP0701025A3/en not_active Ceased
- 1995-09-06 US US08/523,856 patent/US5632817A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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---|---|
US5632817A (en) | 1997-05-27 |
EP0701025A3 (en) | 1996-05-01 |
EP0701025A2 (en) | 1996-03-13 |
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