JP2003144877A - 離型剤連続希釈供給装置 - Google Patents

離型剤連続希釈供給装置

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JP2003144877A
JP2003144877A JP2001347943A JP2001347943A JP2003144877A JP 2003144877 A JP2003144877 A JP 2003144877A JP 2001347943 A JP2001347943 A JP 2001347943A JP 2001347943 A JP2001347943 A JP 2001347943A JP 2003144877 A JP2003144877 A JP 2003144877A
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liquid
pump
dilution
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Yoshinori Imaizumi
吉規 今泉
Hiroshi Tagawachi
浩 田河内
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Daisen Sangyo Co Ltd
Rix Corp
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Daisen Sangyo Co Ltd
Rix Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型で成形する部品に合わせた離型剤濃度に
短時間で変更でき、連続使用に適し装置の設置面積を狭
小化できる技術を提供する。 【解決手段】 高濃度離型剤液を圧送する第1ポンプ2
および希釈用液体を圧送する第2ポンプ5と、第1、第
2ポンプ2、5から送られた2液を流路内で合流させる
ことにより混合する混合器3と、混合器3の下流で更に
2液を流路内で完全に攪拌混合するインライン型攪拌器
6とからなり、混合器3では2つの液体の入口である第
1ノズルと第2ノズル径を2液の流速が略同一となるよ
うに設定することにより攪拌タンクや希釈離型剤液の貯
液タンクを不要とした構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短時間で離型剤液
の精密希釈を行なって直ちに連続供給できるようにした
離型剤連続希釈供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の離型剤希釈供給装置は、図5に示
すように、離型剤原液を希釈するのに混合タンク51を
備えている。この混合タンク51には、離型剤原液を定
量計測してポンプ52で供給するための離型剤原液タン
ク50と、希釈水(工業用水)を定量計測して供給する
希釈水定量タンク53とがそれぞれ接続されている。前
記混合タンク51では、希釈水と離型剤原液とをそれぞ
れ定量ずつ受けた後、内部に備えた撹拌機54により攪
拌する。この混合タンク51はポンプ56を介して下流
側に配置された貯液タンク55に接続されており、前記
混合タンク51によって攪拌混合が終了した希釈離型剤
液は一旦この貯液タンク55に蓄えられる。そして、金
型59位置に備えたノズル57には、吐出シリンダ58
を介し前記貯液タンク55に貯留された希釈離型剤液が
供給される。
【0003】上記構成の離型剤希釈供給装置は、以下の
繰り返しによって連続使用がなされる。 1.離型剤原液タンク50から一定量の離型剤原液を、
また希釈水定量タンク53から一定量の希釈水をそれぞ
れ一旦混合タンク51に定量供給して攪拌し、一定濃度
の希釈離型剤液を調整する。 2.前記攪拌混合して設けた希釈離型剤液を一旦貯液タ
ンク55へ貯めておき、必要に応じて使用する。 3.貯液タンク55の希釈離型剤液が減量し補給レベル
になったら、再度1、2の工程を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
離型剤希釈供給装置の構成では、以下のような問題点が
あった。 1.定量供給するための各容量が決まっているため、金
型で成形する部品に合わせて離型剤濃度を微調整するこ
とができない。 2.希釈離型剤液は混合タンク51に一旦貯めてから攪
拌希釈しなければならないから、各液を供給する時間、
攪拌時間が必要となり、急に大量の希釈離型剤液が使用
されると、その補給が間に合わない場合がある。大量に
使用したい時に使用できない場合がある。 3.タンクやポンプの設置数が多くなり、占有面積が大
きい。
【0005】本発明は、上述のような従来の問題点を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、金型で成形する部品に合わせた離型剤濃度に短時間
で変更でき、連続使用に適すると共に、装置の設置面積
を狭小化できる離型剤連続希釈供給装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明請求項1に記載の離型剤連続希釈供給装置に
あっては、高濃度離型剤液と希釈用液体のそれぞれの液
体を圧送するポンプと、前記2つのポンプから送られた
2液を圧送状態で合流させることにより混合する混合器
と、前記混合器の下流で更に2液を流路内で完全に攪拌
混合する攪拌器と、からなり、前記混合器では単位時間
当りの流量が所定の値のとき2つの液体の流速が略同一
となるように各入口の流路径を設定したことを特徴とす
る。
【0007】請求項2に記載の離型剤連続希釈供給装置
にあっては、請求項1記載の離型剤連続希釈供給装置に
おいて、希釈用液体を水道水または工業用水とし、その
水供給口と前記希釈用液体圧送用ポンプの吸水口とを配
管で直結し、希釈用液体の貯留タンクを有さないことを
特徴とする。
【0008】請求項3に記載の離型剤連続希釈供給装置
にあっては、請求項1または請求項2に記載の離型剤連
続希釈供給装置において、高濃度離型剤液、希釈用液
体、希釈離型剤液の流路の少なくとも1カ所にその静圧
力を監視する圧力検知手段を備え、その圧力値の変化に
応じて、高濃度離型剤液および希釈用液体を圧送するポ
ンプの吐出圧を制御する制御手段を備えたことを特徴と
する。
【0009】請求項4に記載の離型剤連続希釈供給装置
にあっては、請求項1ないし請求項3の内いずれかの項
に記載の離型剤連続希釈供給装置において、攪拌器の下
流側と、希釈離型剤を金型キャビティ内面に向けて塗布
するノズルとを配管で直結し、希釈と塗布を一連の動作
として行なうことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の離型剤連続希釈供給装置
にあっては、請求項1ないし請求項4の内いずれかの項
に記載の離型剤連続希釈供給装置において、離型剤が発
泡性を有していることを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の離型剤連続希釈供給装置
にあっては、請求項3ないし請求項5の内いずれかの項
に記載の離型剤連続希釈供給装置において、希釈用液体
を圧送するポンプに代えて減圧弁を前記希釈用液体の供
給元に連設し、該減圧弁を前記希釈用液体供給元圧の圧
力調整手段としたことを特徴とする。
【0012】
【作用および効果】本発明請求項1に記載の離型剤連続
希釈供給装置では、高濃度離型剤液と希釈用液体をそれ
ぞれポンプで混合器に圧送する。この混合器は2液を流
路内で混合するが、その各入口の流路径は2つの液体の
流速が略同一となるように設定されている。前記流速が
異なると希釈水だけが吐出されたり、その逆の状態もあ
り、この場合、供給開始直後から安定した濃度での供給
ができないのである。この2液の流速を略同一とするに
は、2液の各入口の面積比と流量比を略同一となるよう
に設定すればよく、単位時間当りの必要流量は前記各入
口の流路径大きさの設定による。このため、使用に必要
な濃度の希釈離型剤を単位時間当り必要量だけ混合器に
て調整し、更に下流側の攪拌器によって完全に希釈する
ことができる。従って、請求項1に記載の発明では、精
密希釈された希釈離型剤液を一定量ずつ連続して供給す
ることができる。金型で成形する部品に合わせた離型剤
濃度に変更するのが極めて短時間に行なうことができ
る。希釈タンクが不要となり、設置面積の狭小化が図れ
るので、金型と本希釈供給装置を1対1の使用とするこ
とにより、連続的に使用することができる。また、製造
コストの低減化が可能となるなどの効果が得られる。
【0013】請求項2に記載の離型剤連続希釈供給装置
では、希釈用液体を水道水または工業用水とし、その水
供給口を直接希釈用液体圧送ポンプと接続することによ
り、希釈用液体を貯留タンクを介することなく混合器に
圧送する構造である。従って、請求項2に記載の発明で
は、希釈用液体の貯留タンクを不要とし、装置の設置面
積を狭小化できるし、製造コストの低減化を図ることが
できるなどの効果が得られる。
【0014】請求項3に記載の離型剤連続希釈供給装置
では、高濃度離型剤液、希釈用液体、希釈離型剤液の流
路の少なくとも1カ所の静圧力を圧力検知手段にて監視
しておく。長時間の使用などにより噴霧ノズルが次第に
目詰まりを起し、このままでは噴霧量が減少していき離
型剤量の減少により離型性が悪化するが、この圧力を監
視しておくことにより、その圧力変動があった時、その
圧力値の変化を高濃度離型剤液および希釈用液体を圧送
するポンプにフィードバックして各吐出圧を制御するこ
とにより、常時濃度の一定した希釈離型剤液を供給し良
好な離型性を確保することができる。従って、請求項3
に記載の発明では、金型への短時間噴霧の動作の中で、
常に精密連続希釈された希釈離型剤液を一定量ずつ供給
し良好な離型性を確保することができるという効果が得
られる。
【0015】請求項4に記載の離型剤連続希釈供給装置
では、混合器にて混合された希釈離型剤液を攪拌して完
全に希釈させる攪拌器の下流側を金型キャビティ内面に
向け希釈離型剤液を噴霧して塗布するノズルに配管で直
結することにより、2液をポンプで圧送しただけ希釈し
ながらそのまま金型キャビティに噴霧するという希釈と
塗布の同調処理を行なう。従って、請求項4に記載の発
明では、金型で成形する部品に合わせた濃度の希釈離型
剤液を精密連続希釈しながら、短時間のタクトタイムで
行なわれる金型噴霧を安定して行なうことができる。希
釈倍率が高くなるほど、大きな効果が得られる。また、
貯液タンクが不要となるため、設置面積を狭小化できる
し、製造コストの低減化を図ることができるなどの効果
が得られる。
【0016】請求項5に記載の離型剤連続希釈供給装置
では、高濃度離型剤液が発泡性を有していることから、
高濃度離型剤液を希釈した後の希釈離型剤液を発泡させ
ることにより、発泡した希釈離型剤液を容易に使用する
ことができる。従って、請求項5に記載の発明では、金
型で成形する部品が、希釈発泡離型剤液の塗布を適当と
するとき、時間を要することなく、直ちに使用すること
ができるようになるという効果が得られる。
【0017】請求項6に記載の離型剤連続希釈供給装置
では、希釈用液体を圧送するポンプに代えて減圧弁を前
記希釈用液体供給元圧の圧力調整手段としているため、
元々高圧で供給される工業用水などでは減圧弁による圧
力調整にて一定流量に調整することができる。従って、
請求項6に記載の発明では、高価なポンプやそれに付帯
する設備を不要とし、製造コストの低減化ができるとい
う効果が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は実施の形態1の離型剤連続希釈
供給装置を示す構成図、図2は混合器を示す断面図であ
る。
【0019】図1において、1は離型剤の原液タンク、
2は第1ポンプ、3は混合器、4は工業用水の供給口、
5は第2ポンプ、6は攪拌器、7は希釈離型剤液供給バ
ルブ、8は金型のキャビティ(図示せず)に向けた噴霧
ノズルである。前記離型剤原液タンク1は逆止弁11を
介して第1ポンプ2の入口に接続されている。また、こ
の第1ポンプ2の出口は逆止弁13を介して混合器3の
第1ノズル17(図2参照)に接続されている。図中1
4は前記第1ポンプ2と混合器3との間を測定する原液
圧力センサ、15はこのラインの原液サンプルコックで
ある。
【0020】ここで、前記混合器3を図2に基づいて詳
細に説明する。混合器3はボディ16と第1ノズル1
7、第2ノズル18とで構成されており、前記ボディ1
6は内部にT字形の流路を有しており、この流路の内、
直線状の流路はボディ端部に開口する一方側が第1流入
口16aに形成され他方側が流出口16cに形成される
と共に、この直線状の流路に直交する流路のボディ端部
開口側が第2流入口16bに形成されている。そして、
前記第1ノズル17は前記第1流入口16aにおいて流
路内に向けて接続され、第2ノズル18は前記第2流入
口16bにおいて流路内に向けて接続されている。ま
た、本実施の形態では、希釈用水:離型剤の比を23:
1とし1分間当りの希釈処理量を1800cc(従って
希釈用水が1725cc/min、離型剤原液が75c
c/min)とするため、前記第2ノズル18の吐出口
面積:第1ノズル17の吐出面積が23:1であればよ
いことから、それぞれ第2ノズルのオリフィス径18a
では12.7mm、第1ノズルのオリフィス径17aで
は2.6mmに形成されている。
【0021】また図1に戻って説明すると、前記工業用
水の供給口4は、希釈水元バルブ19、Y型ストレーナ
20、減圧弁21を介して前記第2ポンプ5の入口に接
続されている。続いて、この第2ポンプ5の出口は逆止
弁23を介して前記混合器3の第2ノズル18に接続さ
れている。図中24は前記第2ポンプ5の出口と第2ノ
ズル18との間を測定する希釈水圧力センサ、25はこ
のラインの希釈水サンプルコックである。
【0022】前記混合器3の流出口16cは攪拌器6に
接続されている。この攪拌器6はインライン型が使用さ
れる。前記攪拌器6の出口は離型剤切替えバルブ26と
逆止弁27を介して希釈離型剤供給バルブ7に接続され
ている。図中28はサンプリングバルブ、29は流量測
定用バルブ、30は前記希釈離型剤供給バルブ7の入口
側を測定する圧力計、31は離型剤残圧抜きバルブであ
る。前記希釈離型剤供給バルブ7の出口が噴霧ノズル8
に接続されている。32はこの希釈離型剤供給バルブ7
と噴霧ノズル8との間を測定する希釈離型剤液圧力セン
サである。前記第1ポンプ2と第2ポンプ5は、回転数
制御の電動機を備えることにより吐出圧を制御する制御
手段としている。
【0023】次に、本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、第1ポンプ2の駆動により原液タンク1から離型剤
原液を混合器3に圧送する。この離型剤原液は混合器3
内で第1ノズル17から流路内に吐出される。また第2
ポンプ5の駆動により供給口4から工業用水を混合器3
に圧送する。この工業用水は混合器3内で第2ノズル1
8から流路内に吐出される。前記混合器3では前記各ノ
ズル17、18の面積比において、離型剤原液と工業用
水が両者同一流速にて吐出される。従って、混合器3内
では原液1に対して工業用水23の割合で混合し原液が
希釈される。この希釈離型剤液は続いて攪拌器6に流入
し、ここで濃淡なく完全に希釈され、この後、希釈離型
剤供給バルブ7を介して噴霧ノズル8により金型のキャ
ビティ内に噴霧される。
【0024】濃度の微調整を行なう場合は、離型剤原液
用の第1ポンプ2と希釈水用の第2ポンプ5の回転数を
それぞれ変更することで対応できるため、鋳造の状態を
見ながら離型剤の濃度変更が平行して容易に行なえる。
尚、前記希釈離型剤液の濃度を大幅に変更する場合は、
内部の各ノズル17、18のオリフィス径をその濃度に
希釈するように設けられた混合器と取り換えることによ
り、簡単に対応することができる。
【0025】前記希釈離型剤液を噴霧中、長時間の使用
で噴霧ノズル8が目詰まりすることなどにより、離型剤
原液の静圧力に変動があったときは圧力センサ14が検
知し、この検知信号によって図外の制御部が第1ポンプ
2を設定圧力になるまで回転数制御する。また、工業用
水の静圧力に変動があったときは圧力センサ24が検知
し、この検知信号によって図外の制御部が第2ポンプ5
を設定圧力になるまで回転数制御することにより、離型
剤濃度は常に一定に保持される。また、ノズル目詰まり
などにより希釈離型剤液の静圧力が変動した場合は、希
釈離型剤液圧力センサ32からの信号に基づきポンプ
2、5の吐出量(回転数)を制御する。
【0026】以上説明してきたように、本実施の形態1
の離型剤連続希釈供給装置では、始動と共に離型剤原液
と工業用水とを設定比率にして確実に希釈開始すること
ができるし、精密連続希釈された希釈離型剤液を一定量
ずつ連続供給して短時間のタクトタイムで行なわれる金
型噴霧でも安定して行なうことができる。希釈倍率が高
くなるほど、大きな効果が得られる。各圧力センサ1
4、24、32などにより各流路の圧力を監視しておく
ことにより、噴霧ノズル8の目詰まりなどにより噴霧量
が減少していった場合、その圧力値の変化を高濃度離型
剤液および希釈用液体を圧送するポンプにフィードバッ
クして各吐出圧を制御することにより、常時濃度の一定
した希釈離型剤液を供給し良好な離型性を確保すること
ができる。金型で成形する部品に合わせた離型剤濃度に
変更するのが極めて短時間に行なうことができる。本離
型剤連続希釈供給装置は希釈タンクおよび貯留タンクを
不要として極めてコンパクトに形成できるものであるか
ら、金型との1対1の使用も可能となり、離型剤原液と
工業用水とが供給される限り原理的にはいつまでも希釈
離型剤液を供給できることになり、このため多数の金型
の同時噴霧処理で大量の希釈離型剤液を使用する作業で
も長時間連続的に行なうことができる。希釈タンクおよ
び希釈溶液体の貯留タンクが不要となることから、設置
面積の狭小化および製造コストの低減化が可能となる。
【0027】次に、本発明の実施の形態2を図面により
説明する。図3は実施の形態2の離型剤連続希釈供給装
置を示す構成図である。尚、本実施の形態2の説明にお
いて、前記実施の形態1の構成と同一構成部分がある場
合は、同一の符号を付してその具体的な説明は省略す
る。
【0028】図3において、35は希釈離型剤液供給バ
ルブ7と噴霧ノズル8との間に設置した発泡器、36は
希釈泡離型剤供給バルブである。本実施の形態2の離型
剤連続希釈供給装置は上記のように構成されており、離
型剤原液タンク1には泡離型剤原液が貯留される。混合
器3と攪拌器6とで希釈された希釈泡離型剤液をエアと
共に発泡器35に供給し、希釈泡離型剤供給バルブ36
を開いて噴霧ノズル8に供給する。以上説明してきたよ
うに、本実施の形態2の離型剤連続希釈供給装置では、
希釈泡離型剤の噴霧ノズルへの供給において、実施の形
態1と同様の効果が得られる外、金型に発泡離型剤を連
続噴霧することができるという効果が得られる。
【0029】次に、本発明実施の形態3を図面により説
明する。図4は実施の形態3の離型剤連続希釈供給装置
を示す構成図である。尚、本実施の形態3の説明におい
て、前記実施の形態1の構成と同一構成部分がある場合
は、同一の符号を付してその具体的な説明は省略する。
【0030】本実施の形態の離型剤連続供給装置は、実
施の形態1における工業用水の供給口に十分安定して高
圧な工業用水が連続供給されるとき、第2ポンプ5に代
えて減圧弁21を圧力調整手段となし、更に希釈具合の
チェック、噴霧中断中の圧力維持ができるのを特徴とし
ており、図4において、37はリザーブタンク、38は
ノズル配管39に設けた第3のポンプ、40はノズル配
管39に設けた三方弁、41は前記三方弁40からリザ
ーブタンク37まで設けた戻し配管、42はニードル
弁、43は戻し配管41の圧力計、44は開閉弁であ
る。本実施の形態3の離型剤連続希釈供給装置は上記の
ように構成されており、希釈用液体を圧送するポンプに
代えて減圧弁21が工業用水供給口4から高圧で安定的
に連続して供給されるのを必要な流量に調整するように
なっている。また、攪拌器6を出た希釈離型剤液は一旦
リザーブタンク37に排出される。作業員はこのリザー
ブタンク37内の希釈離型剤液を目視して希釈具合をチ
ェックする。また、作業中断のとき、第3のポンプを駆
動したまま三方弁41を切り替え、戻し配管40を介し
て希釈離型剤液をリザーブタンク37へ循環させておく
ことにより、三方弁41までの圧力を使用状態に維持し
ておく。以上説明してきたように、本実施の形態3の離
型剤連続希釈供給装置では、希釈離型剤の噴霧ノズルへ
の供給において、実施の形態1と同様の効果が得られる
外、高価なポンプやそれに付帯する設備を不要とし、製
造コストの低減化ができる。また、リザーブタンク37
内の希釈離型剤液を目視して希釈具合をチェックし、常
に的確で最良の状態の希釈離型剤液を供給することがで
きる。また、三方弁41までの圧力を使用状態に維持し
ておくことにより、短時間での再開を実施することがで
きるなどの効果が得られる。
【0031】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限定され
るものではない。例えば、圧力センサの配置などは任意
に設定することができる。攪拌器6の機構は任意であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態1の離型剤連続希釈供給装置
を示す構成図である。
【図2】実施の形態1の混合器を示す断面図である。
【図3】実施の形態2の離型剤連続希釈供給装置を示す
構成図である。
【図4】実施の形態3の離型剤連続希釈供給装置を示す
構成図である。
【図5】従来の離型剤希釈供給装置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 離型剤原液タンク 2 第1ポンプ(離型剤原液圧送ポンプ) 3 混合器 4 工業用水(希釈用液)の供給口 5 第2ポンプ(工業用水の圧送ポンプ) 6 混合器 8 噴霧ノズル 14 離型剤原液供給路の圧力センサ(圧力検知手段) 17 第1ノズル(混合器) 18 第2ノズル(混合器) 21 減圧弁(圧力調整手段) 24 希釈水圧力センサ(圧力検知手段) 32 希釈離型剤液の圧力センサ(圧力検知手段) 35 発泡器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29C 33/58 B29C 33/58 (72)発明者 田河内 浩 福岡県糟屋郡須恵町植木1321−10 リック ス株式会社福岡工場内 Fターム(参考) 4E093 NB10 4E094 CC55 CC57 4F202 CA30 CB01 CM83 4G035 AB37 AC01 AC23 AC55 AE02 AE13 4G037 AA02 BA01 BB01 EA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高濃度離型剤液と希釈用液体のそれぞれ
    の液体を圧送するポンプと、 前記2つのポンプから送られた2液を圧送状態で合流さ
    せることにより混合する混合器と、 前記混合器の下流で更に2液を流路内で完全に攪拌混合
    する攪拌器と、からなり、 前記混合器では単位時間当りの流量が所定の値のとき2
    つの液体の流速が略同一となるように各入口の流路径を
    設定したことを特徴とする離型剤連続希釈供給装置。
  2. 【請求項2】 希釈用液体を水道水または工業用水と
    し、その水供給口と前記希釈用液体圧送用ポンプの吸水
    口とを配管で直結し、希釈用液体の貯留タンクを有さな
    いことを特徴とする請求項1記載の離型剤連続希釈供給
    装置。
  3. 【請求項3】 高濃度離型剤液、希釈用液体、希釈離型
    剤液の流路の少なくとも1カ所にその静圧力を監視する
    圧力検知手段を備え、その圧力値の変化に応じて、高濃
    度離型剤液および希釈用液体を圧送するポンプの吐出圧
    を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の離型剤連続希釈供給装置。
  4. 【請求項4】 攪拌器の下流側と、希釈離型剤を金型キ
    ャビティ内面に向けて塗布するノズルとを配管で直結
    し、希釈と塗布を一連の動作として行なうことを特徴と
    する請求項1ないし請求項3の内いずれかの項に記載の
    離型剤連続希釈供給装置。
  5. 【請求項5】 離型剤が発泡性を有していることを特徴
    とする請求項1ないし請求項4の内いずれかの項に記載
    の離型剤連続希釈供給装置。
  6. 【請求項6】 希釈用液体を圧送するポンプに代えて減
    圧弁を前記希釈用液体の供給元に連設し、該減圧弁を前
    記希釈用液体供給元圧の圧力調整手段としたことを特徴
    とする請求項3ないし請求項5の内いずれかの項に記載
    の離型剤連続希釈供給装置。
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