JP4732681B2 - 多液混合装置及び混合状態判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の液体を予め設定された比率で混合する多液混合装置、特には主剤と硬化剤とを混合しながら吐出する塗装機などに好適な多液混合装置及び混合状態判定方法に関する。
例えば主剤と硬化剤とを所定の比率で混合しながら吐出する二液塗装機においては、主剤と硬化剤とを別々の経路で交互にプレミキサに供給した後、両液をスタティックミキサに供給して混合する混合装置を備えている。前記スタティックミキサには、ホースを介してスプレイガンが接続されており、前記スプレイガンから塗料としての混合液が吐出されるようになっている。
前記混合装置では、各液の供給源からプレミキサへの供給経路に流量計及び開閉弁を設け、前記流量計の計測結果に基づき開閉弁の開閉動作を制御することにより、各液が予め設定された混合比率でプレミキサに供給される。この場合、開閉弁の制御信号が発せられてから実際に開閉弁が作動するまでの時間的な遅れやスプレイガンの吐出動作との関係等により、主剤及び硬化剤の供給量を正確に制御することは難しい。そこで、主剤及び硬化剤のうちの一方の供給量を基準にして他方の供給量を演算で求め、両液の混合比率を一定に保持する方法が用いられている。
特許第3144771号公報
しかし、上記した方法はプレミキサへの供給量を制御することにより主剤及び硬化剤の混合比率を一定に保持しようとするものであり、実際の混合液について主剤及び硬化剤が正しく混合されているか否かを判定するものではない。
これに対して、スプレイガンから吐出された混合液をサンプリングして色差測定を行ったり、塗装された混合液(即ち塗膜)をIR分析(赤外分光分析)したりすることにより、主剤と硬化剤が予め設定された混合比率で混合されているか否かを判定する方法がある。
上記方法では、スプレイガンから吐出され、塗装が終了した後に混合液の混合状態を判定している。この場合、塗装された混合液の混合状態を判定するまでに時間が掛かるため、塗装ラインを停止したり塗装ラインから外れた別の工程で確認したりする必要があり実用的ではなく且つ費用が掛かる。また、混合状態の判定に時間が掛かることから、判定結果を主剤や硬化剤のプレミキサへの供給量の制御に精度良くフィードバックすることができない。
更に、上記方法では、スプレイガンから吐出された混合液の一部の混合状態を判定するだけであり、混合液の混合状態を連続的に判定することはできない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、異なる複数の液体の混合液が正しい混合比率で混合されているか否かを早期に且つ連続的に判定することができる多液混合装置及び混合状態判定方法を提供することである。
本発明の多液混合装置は、比重が異なる2種類の液体を混合する混合機と、前記混合機に対して前記2種類の液体を独立的に供給する2つの供給路と、前記供給路の各々に設けられた開閉弁と、前記開閉弁の開閉動作を制御することにより前記2種類の液体を予め設定された混合比率となるように交互に前記混合機に供給する液体供給手段と、前記混合機内で形成された混合液を吐出する吐出経路と、前記吐出経路に設けられ前記混合液の比重を検出する比重検出手段と、2種類の液体それぞれの比重を入力する入力手段と、入力された各液体の比重及び予め設定された混合比率に基づき混合液の比重を算出する算出手段と、前記算出手段による混合液の比重算出値を含む許容範囲の上限値及び下限値を設定する手段と、前記比重検出手段による混合液の比重検出値と、前記許容範囲の上限値及び下限値とを比較し、前記比重検出値が前記許容範囲内にあるか否かに基づき前記混合液の混合状態を判定する判定手段とを具備している。
本発明の混合状態判定方法は、2種類の液体それぞれの比重及び予め設定された混合比率に基づき混合液の比重を算出する工程と、算出された比重を含む許容範囲の上限値及び下限値を設定する工程と、多液混合装置で形成された混合液の比重を検出する工程と、前記許容範囲の上限値及び下限値と検出された比重とを比較し、前記検出された比重が前記許容範囲内にあるか否かに基づき前記混合液の混合状態を判定する工程とを備えている。
前記算出手段或いは算出工程で算出される混合液の比重は、2種類の液体が予め設定された混合比率で正しく混合されていれば得られる理想的な混合液の比重、言い換えると比重の目標値である。一方、比重検出手段或いは比重を検出する工程は、実際の混合液の比重を検出する。つまり、本発明は、実際の混合液の比重と目標値を含む許容範囲の上限値及び下限値とを比較することにより混合液の混合状態を判定することを主要な特徴とする。
本発明の多液混合装置及び混合状態判定方法は、混合機で混合された混合液を吐出する吐出経路を流通する混合液の比重を連続的に検出すると共に混合液の比重検出値と目標値としての比重算出値を含む許容範囲の上限値及び下限値とを比較するように構成したため、混合液の混合状態を早期に且つ連続的に判定できる。
以下、本発明の第1の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本実施例に係る二液混合形塗装機1(多液混合装置に相当)を概略的に示す全体構成図である。本実施例に係る塗装機1は、主剤供給源を構成する3個の圧送ポンプ2〜4、硬化剤供給源を構成する1個の圧送ポンプ5、洗浄用シンナの圧送ポンプ6を備えている。図示しないが前記ポンプ2〜6にはそれぞれ主剤、硬化剤、洗浄用シンナを収容するタンクが接続されている。尚、前記塗装機1に用いられる主剤及び硬化剤は、比重が異なっていることが前提である。
また、前記圧送ポンプ2〜6は、いずれもマニホールド7に接続されている。マニホールド7は、内部が主剤流路8及び硬化剤流路9に分かれている。前記主剤流路8の4個の入口部にはそれぞれ開閉弁10〜13が設けられており、そのうちの開閉弁10〜12に前記主剤用の圧送ポンプ2〜4は接続されている。また、硬化剤流路9の2個の入口部にはそれぞれ開閉弁14,15が設けられており、そのうちの開閉弁14に前記硬化剤用の圧送ポンプ5は接続されている。そして、洗浄用シンナの圧送ポンプ6は前記開閉弁13,15に接続されている。
前記開閉弁10〜15は、防爆上の理由から空圧駆動式のものが採用されている。前記開閉弁10〜15の駆動用の加圧空気は、加圧空気供給源16から電磁弁17を介して供給されるようになっている。
マニホールド7の主剤流路8の出口部は主剤通路18(供給路に相当)を介してプレミキサ19に接続されている。また、マニホールド7の硬化剤流路9の出口部は硬化剤通路20(供給路に相当)を介して前記プレミキサ19に接続されている。前記主剤通路18及び硬化剤通路20の途中部にはそれぞれ流量計21,22及び逆止弁23,24が設けられている。
前記プレミキサ19は、例えば特開平11−347460号公報に記載されているプレミキサと同様に、混合室の内部に分配管を有する二重筒状構造を有している。前記主剤通路18は混合室に、前記硬化剤通路20は分配管にそれぞれ接続されている。
プレミキサ19の混合室及び分配管に対して主剤及び硬化剤が所定の混合比率となるように交互に供給されると、両液は大まかに混ぜ合わされた状態で混合室出口から排出される。混合室出口にはスタティックミキサ25が接続されており、主剤と硬化剤はスタティックミキサ25内でほぼ均一に混ぜ合わされる。前記プレミキサ19及びスタティックミキサ25から混合機26が構成される。
前記スタティックミキサ25の吐出口には、ドレン弁27が接続されている。ドレン弁27の一の出口部には混合液ホース28(吐出経路に相当)を介してスプレイガン29が接続されている。前記混合ホース28の途中部には比重計35(比重検出手段に相当)が設けられている。また、前記ドレン弁27の別の出口部にはドレンホース30が接続されており、前記ドレンホース30の先端部には排液タンク31が配置されている。
前記ドレン弁27は、前記開閉弁10〜15と同様の空圧駆動式のものが採用されている。前記ドレン弁27の駆動用の加圧空気は、図示しない加圧空気供給源から電磁弁を介して供給されるようになっている。
図2は、本実施例に係る塗装機1の電気的構成を概略的に示すものであり、制御装置32は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、塗装機1の各種の動作を制御する制御プログラムやプレミキサ19や混合機26の容量といった各種のデータを予め記憶している。
前記制御装置32には、流量計21,22及び比重計35が接続されている。また、制御装置32には、電磁弁17及び操作キー33並びに表示器34が接続されている。前記流量計21,22は、例えば一定流量を計測することにより1つのパルス信号を発生する容積流量計から構成されている。その信号は制御装置32に与えるように構成されている。前記比重計35は、例えばコリオリ式の質量流量計からなり、混合液ホース28を通過する混合液の比重に相当する電気信号を出力する。流量計21,22及び比重計35から与えられる信号は制御装置32において電圧信号に変換された後、マイクロコンピュータに入力される。
前記操作キー33及び表示器34は塗装機1が備える図示しない操作パネルに設けられている。前記操作キー33は、主剤及び硬化剤の比重を入力したり、主剤と硬化剤の混合比率や塗料の色替え(主剤の選択)等の設定を行ったりするためものである。従って、前記操作キー33は入力手段として機能する。表示器34は、塗装機1の運転状況の表示や異常報知などを行うものである。
そして、前記制御装置32は、前記流量計21,22や前記比重計35からの信号、操作キー33の操作信号等に基づき予め格納された制御プログラムに従って表示器34や電磁弁17の駆動を制御するようになっている。
本実施例では、前記制御装置32から算出手段、判定手段が構成される。また、制御装置32及び電磁弁17から液体供給手段が構成される。
次に、上記構成の作用について説明する。操作キー33が操作されて主剤及び硬化剤の比重や主剤及び硬化剤の混合比率等が設定されると、制御装置32は設定された混合比率及びプレミキサ19の容量等に基づき、1回の供給サイクルにおける主剤及び硬化剤の供給量を演算により求める。尚、1回の供給サイクルにおける主剤及び硬化剤の供給量は適宜変更可能である。
また、制御装置32は主剤及び硬化剤の比重と両者の混合比率とに基づき混合液の比重(以下、目標値とする)を演算により求めると共に、混合液の比重の許容範囲を設定する。
本実施例では、主剤及び硬化剤は交互にプレミキサ19に供給されるため、混合液ホース28内を通過する混合液には、主剤の混合比率が設定比率を上回る状態と下回る状態が交互に現れる。そして、例えば硬化剤の比重よりも主剤の比重の方が大きいとすると、混合液に占める主剤の比率が設定比率を上回る状態では混合液の比重は目標値を上回り、混合液に占める主剤の比率が設定比率を下回る状態では混合液の比重は目標値を下回る。つまり、混合液の比重は1回の供給サイクル毎に変動する。また、混合液の比重が目標値を上回る量及び下回る量は、主剤及び硬化剤の1回の供給量や主剤及び硬化剤の比重によって異なる。
例えば図3は、混合液の比重の目標値(直線A)に対して混合液の比重がどのように変動するかを示している。図3の横軸は時間を、縦軸は比重に相当する電圧値を表しており、直線Aが目標値を、曲線Bが比重の変動を示している。このような比重の変動を考慮して許容範囲の上限値(直線UL)及び下限値(直線LL)が設定される。尚、上限値及び下限値は次のように算出される。
設定された主剤と硬化剤の混合比率を「γ:1」(γ≧1)とすると、混合比率が「(γ+α):1」(α>0)であるときの混合液の比重を上限値とし、混合比率が「(γ−α):1」であるときの混合比率の比重を下限値とする。αの値は、主剤及び硬化剤の1回の供給量や主剤及び硬化剤の比重、混合液の精度等に基づいて設定される。
さて、塗装作業の開始が指示されると、制御装置32からの指令信号に基づき電磁弁17が作動して開閉弁10〜12のいずれか及び開閉弁14が一定時間ずつ交互に開放される。これにより、液体供給動作が実行される。このとき、制御装置32は、流量計21から入力されるパルス信号に基づき主剤のプレミキサ19への供給量を検出し、流量計22から入力されるパルス信号に基づき硬化剤のプレミキサ19への供給量を検出する。そして、これらの検出結果に基づき所定のタイミングで電磁弁17の動作指令信号を出力する。
この結果、主剤及び硬化剤がそれぞれ予め設定された供給量ずつ順にマニホールド7に供給され、主剤通路18及び硬化剤通路20を通ってプレミキサ19に向かう。プレミキサ19に供給された主剤と硬化剤は、混ざり合った状態でスタティックミキサ25へ供給されて完全に混合され、スプレイガン29の吐出弁の開閉動作に応じて混合液ホース28を介して前記スプレイガン29から吐出される。
また、制御装置32には、混合液ホース28内を流れる混合液の比重の検出信号が比重計35より連続的に与えられる。そして、制御装置32は与えられた検出信号に基づき混合液の比重を検出し、その比重検出値と許容範囲の上限値及び下限値とを比較する。また、制御装置32は、比重検出値が許容範囲から外れている場合には、混合不良であると判断し、開閉弁10〜12のいずれか、或いは開閉弁14の開放時間を調節して主剤或いは硬化剤の供給量を増減させる。
具体的には、主剤の方が硬化剤よりも比重が大きいとしたとき硬化剤の1回の供給量に対する主剤の1回の供給量の割合が設定比率を上回った場合には、混合液の比重検出データは図3に曲線B1で示すようになる。このように、混合する二液のうち比重が大きい方の1回の供給量が設定比率に対応する量を超えると、混合液の比重が許容範囲の上限値を上回る状態が存在する。従って、曲線A1のような検出結果が得られた場合、制御装置32は電磁弁17の動作指令信号を変更して比重が大きい方の液体(この場合は主剤)の1回の供給量を減少させる。
一方、図示はしないが、主剤の1回の供給量に対する硬化剤の1回の供給量の割合が設定比率を上回っているときは混合液の比重が許容範囲の下限値を下回る状態が存在する。従って、このような検出結果が得られた場合は、制御装置32は、電磁弁17の動作指令信号を変更して比重が小さい方の液体(この場合は硬化剤)の1回の供給量を減少させる。
また、図4は混合液の比重に許容範囲の上限値を上回る状態及び下回る状態のいずれもが存在する場合の一例を示すものである。図4中、直線A,UL,LLはそれぞれ目標値、上限値、下限値を示している。また、曲線B´は目標値に対する比重の変動を、曲線B2は混合液の比重検出データを示している。図4に示すように曲線B2の中心は目標値と略一致しているが、上下の変動が大きく上限値及び下限値の両方を超える状態が存在する。このような結果は、硬化剤の1回の供給量に対する主剤の1回の供給量の割合は設定比率と略一致しているが、主剤及び硬化剤の1回の供給量の合計量が許容範囲を超えているときに見られる。従って、このような検出データが得られた場合は、制御装置32は電磁弁17の動作指令信号を変更して主剤及び硬化剤の1回の供給量をそれぞれ減少させる。
このように本実施例では、混合液ホース28内を通過する混合液の比重が比重計35により連続的に検出され、その検出値が許容範囲内にあるか否かに基づき混合液の混合状態が判定される。従って、スプレイガン29から吐出される前の段階で混合液の混合状態を連続的に且つ正確に判定することができる。
また、制御装置32は、混合液の混合状態の判定結果に基づいて電磁弁17を制御し、主剤及び硬化剤の1回の供給量を調整する。従って、混合比率が狂っている混合液がスプレイガン29から吐出されて塗装に用いられること、或いは混合比率が狂っている混合液を用いて塗装が続けられることを防止できる。
図5は本発明の第2の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。この第2の実施例では、主剤通路18の途中部、例えば流量計21と逆止弁23との間に主剤の比重を検出する比重計41が設けられている。また、硬化剤通路20の途中部、例えば流量計22と逆止弁24の間に硬化剤の比重を検出する比重計42が設けられている。比重計41,42は混合前比重検出手段に相当する。尚、上記した以外の構成は第1の実施例と同じである。
前記比重計41,42の出力は制御装置32に与えられるようになっている。制御装置32は、比重計41,42の出力に基づき主剤及び硬化剤の比重を検出し、設定する。つまり、本実施例では主剤及び硬化剤の比重は自動的に設定される。
主剤や硬化剤の比重は、主剤や硬化剤の収容タンクに貼付されたラベル等に記載されている。従って、上記した第1の実施例の構成では、作業者はラベル等に記載されている比重を見て主剤や硬化剤の比重を入力することになる。しかし、ラベル等に記載されている比重が実際の主剤及び硬化剤の比重と若干異なる場合には、混合液の比重の目標値を正確に算出することができない。
これに対して、本実施例では、比重計41,42によって主剤及び硬化剤の正確な比重が検出される。このため、混合液の比重の目標値を正確に算出することができ、混合液の混合状態の良否判断を精度よく行うことができる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような変形が可能である。
制御装置32は、混合液の比重の検出値と目標値との差に基づいて混合状態の良否を判断するようにしても良い。
上記実施例では、混合液の比重の検出値が上限値を上回っているときは主剤及び硬化剤のうちの比重が大きい方の1回の供給量を減少させたが、比重が小さい方の1回の供給量を増加させても良く、比重が大きい方の1回の供給量を減少させて比重が小さい方の1回の供給量を増加させるように構成しても良い。
また、下限値を下回っているときは比重が小さい方の1回の供給量を減少させるように構成したが、比重が大きい方の1回の供給量を増加させても良く、比重が大きい方の1回の供給量を増加させて比重が小さい方の1回の供給量を減少させるように構成しても良い。
本発明は、主剤と硬化剤とが同時に混合装置に供給されるタイプの二液混合装置や三種類以上の液体を混合する混合装置にも適用できる。また、複数種の液体を混合して形成される混合液としては、塗料の他、接着剤や薬品、食品等でも良く、本発明は種々の分野で用いられる多液混合装置に適用できる。
本発明の第1の実施例を示すものであり、二液混合形塗装機の全体構成を概略的に示す図 電気的構成を示すブロック図 混合状態の判定方法を説明するための図(その1) 混合状態の判定方法を説明するための図(その2) 本発明の第2の実施例を示す図1相当図
符号の説明
図面中、1は二液混合形塗装機(多液混合装置)、10〜15は開閉弁、17は電磁弁(液体供給手段)、18は主剤通路(供給路)、19はプレミキサ、20は硬化剤通路(供給路)、21,22は流量計、25はスタティックミキサ、26は混合機、28は混合液ホース(吐出経路)、32は制御装置(液体供給手段、算出手段、判定手段)、33は操作キー(入力手段)、35は比重計(比重検出手段)、41,42は比重計(混合前比重検出手段)を示す。

Claims (4)

  1. 比重が異なる2種類の液体を混合する混合機と、
    前記混合機に対して前記2種類の液体を独立的に供給する2つの供給路と、
    前記供給路の各々に設けられた開閉弁と、
    前記開閉弁の開閉動作を制御することにより前記2種類の液体を予め設定された混合比率となるように交互に前記混合機に供給する液体供給手段と、
    前記混合機内で形成された混合液を吐出する吐出経路と、
    前記吐出経路に設けられ前記混合液の比重を検出する比重検出手段と、
    2種類の液体それぞれの比重を入力する入力手段と、
    入力された各液体の比重及び予め設定された混合比率に基づき混合液の比重を算出する算出手段と、
    前記算出手段による混合液の比重算出値を含む許容範囲の上限値及び下限値を設定する手段と、
    前記比重検出手段による混合液の比重検出値と、前記許容範囲の上限値及び下限値とを比較し、前記比重検出値が前記許容範囲内にあるか否かに基づき前記混合液の混合状態を判定する判定手段とを具備する多液混合装置。
  2. 入力手段は、2つの供給路の各々に設けられ各液体の比重を検出する2つの混合前比重検出手段から構成されていることを特徴とする請求項1記載の多液混合装置。
  3. 液体供給手段は、判定手段の判定結果に基づき開閉弁の開閉動作を調整することを特徴とする請求項1または2記載の多液混合装置。
  4. 比重が異なる2種類の液体を予め設定された混合比率となるように交互に混合機に供給して混合する多液混合装置における混合液の混合状態を判定する混合状態判定方法において、
    前記2種類の液体それぞれの比重及び予め設定された混合比率に基づき混合液の比重を算出する工程と、
    算出された比重を含む許容範囲の上限値及び下限値を設定する工程と、
    前記多液混合装置で形成された混合液の比重を検出する工程と、
    前記許容範囲の上限値及び下限値と検出された比重とを比較し、前記検出された比重が前記許容範囲内にあるか否かに基づき前記混合液の混合状態を判定する工程とを備えていることを特徴とする混合状態判定方法。
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