JPH0523705Y2 - - Google Patents

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JPH0523705Y2
JPH0523705Y2 JP1986184337U JP18433786U JPH0523705Y2 JP H0523705 Y2 JPH0523705 Y2 JP H0523705Y2 JP 1986184337 U JP1986184337 U JP 1986184337U JP 18433786 U JP18433786 U JP 18433786U JP H0523705 Y2 JPH0523705 Y2 JP H0523705Y2
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clamp
hole
rivet
clamps
rivets
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建設工事現場に於ける仮設工事等に
使用される交叉クランプ装置、即ち2本の仮設鋼
管等を互いに直交する状態に結合する場合等に使
用される交叉クランプ装置に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 上記のような交叉クランプ装置は、2つのパイ
プクランプを向きが交叉する状態に複数本のリベ
ツトやボルトナツトで相対回転不能に互いに結合
したものであるが、当該交叉クランプ装置で互い
に結合した2本の鋼管間に、両鋼管間の角度を変
化させる向きに大きな外力が作用した場合、両ク
ランプを結合しているリベツト等に甚大な剪断力
が作用し、この剪断力でリベツト等が破断してし
まう恐れがあつた。
勿論、リベツト等に直接剪断力が作用するのを
避けるために、例えば実開昭60−164548号公報や
実願昭60−7533号のマイクロフイルムに開示され
たように、両クランプに互いに嵌合する回り止め
嵌合部を形成することも考えられたが、何れも回
り止め嵌合部をリベツト等で締結する箇所から離
れた位置に配設していた。
このような従来の構成では、両クランプの互い
に当接する底板部の狭い領域内に、リベツト等を
挿通する貫通孔と前記回り止め嵌合部とを配置し
なければならないので、従来周知のように4本の
リベツト等で両クランプを強固に結合しようとし
たとき、回り止め嵌合部を4つのリベツト等挿通
用貫通孔間の狭い場所に配設することになり、当
然ながら、各回り止め嵌合部の突起や孔を小さく
しなければならない。換言すれば、回り止め嵌合
部の突起や孔を大きくして回り止め効果を高める
ことが出来ないのである。
仮に、回り止め嵌合部の突起や孔を可能な限り
大きくしても、隣接するリベツト等挿通用貫通孔
との距離が短くなるので、クランプ底板部そのも
のの強度が大幅に低下してしまい、両クランプ間
にリベツト等を剪断する方向の大きな外力が作用
したときに、クランプ底板部そのものが孔の位置
から破断してしまうことになる。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記のような従来の問題点を解決する
ために、2つのクランプを向きが交叉する状態に
複数本のリベツト等で互いに結合して成る交叉ク
ランプ装置であつて、一方のクランプのリベツト
等の貫通孔の周囲に、他方のクランプのリベツト
等の貫通孔を有する底板の板厚よりも突出高さが
高くない環状突出部を他方のクランプ側に向かつ
て突設し、他方のクランプのリベツト等の貫通孔
は前記環状突出部が内嵌し得る大径貫通孔として
成る交叉クランプ装置を提案するものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付の例示図に基づ
いて説明する。
第1図及び第2図に於いて、1,2は従来周知
のパイプクランプであつて、L形のベース部材3
の立ち上がり端部に円弧形の押圧部材4の一端を
支軸5により開閉自在に枢着し、ベース部材3の
他端に支軸6で枢着したボルト7を前記押圧部材
4の遊端切り欠き部8に嵌合してナツト9で締結
し得るように構成されている。
第3図乃至第5図に示すように、両パイプクラ
ンプ1,2のベース部材3に於ける底板10に
は、夫々同一大きさの正方形の四隅に位置するよ
うに貫通孔11a〜11d,12a〜12dが設
けられている。一方のパイプクランプ1の各貫通
孔11a〜11dの周囲には、当該貫通孔と同心
状態に環状突出部13が形成され、他方のパイプ
クランプ2の貫通孔12a〜12dは、前記環状
突出部13が内嵌し得るように貫通孔11a〜1
1dよりも大径に構成している。
両パイプクランプ1,2は、第2図に示すよう
に向きが互いに直交する状態で各環状突出部13
を各貫通孔12a〜12dに内嵌させて夫々のベ
ース部材3に於ける底板10を互いに重ね合わせ
る。このとき各環状突出部13は、貫通孔12a
〜12dから底板10の内側に突出しないよう
に、底板10の板厚と略同程度の突出高さが与え
られている。そして、各環状突出部13を有する
貫通孔11a〜11dを貫通させた4本のリベツ
ト14により、両パイプクランプ1,2の底板1
0どうしを互いに相対回転不能に結合一体化して
いる。尚、リベツト14の頭部は前記環状突出部
13の外径よりも大径である。
このように構成された交叉クランプ装置は、従
来の交叉クランプ装置と同様に各パイプクランプ
1,2に夫々仮設鋼管15,16を固定すること
により、両仮設鋼管15,16を互いに直交する
状態に結合することが出来るものである。
尚、上記実施例では、貫通孔11a〜11d,
12a〜12dの構造が異なるため、2種類のパ
イプクランプ1,2を製造しなければならない
が、第6図及び第7図に示すように両パイプクラ
ンプ1,2に於ける4つの貫通孔11a〜11
d,12a〜12dの内、同一向きの対角線上に
位置する2つの貫通孔11a,11c及び12
a,12cの一方、例えば貫通孔11c,12c
には環状突出部13を形成し、他方の貫通孔11
a,12aは当該環状突出部13よりも若干大径
に構成するときは、両パイプクランプ1,2とし
て全く同一構造の1種類のパイプクランプを使用
することが出来るにも拘わらず、両パイプクラン
プ1,2に夫々設けられた環状突出部13を相手
側パイプクランプの大径貫通孔11a,12aに
嵌合させることが出来る。この場合、貫通孔11
b,11d及び12b,12dは、省くことも可
能である。
両パイプクランプ1,2を結合する手段として
リベツト14を使用したが、ボルトナツトを使用
することも出来る。
(考案の作用及び効果) 以上のように本考案の交叉クランプ装置によれ
ば、2つのクランプを一定角度で互いに結合する
リベツト等に剪断力が作用するのを、一方のクラ
ンプから突設された環状突出部と他方のクランプ
に設けられた大径貫通孔との嵌合部によつて確実
に阻止することが出来る。しかも、両クランプを
互いに結合するリベツト等は前記各環状突出部内
を貫通させるのであるから、次のような作用効果
が期待出来る。
即ち、リベツト等の使用本数を多く(例えば4
本)して、両クランプを強固に結合しようとする
場合であつても、このリベツト等を挿通させる数
個の貫通孔とは別に回り止め嵌合部を形成する必
要がない。従つて、各クランプの底板上の狭い領
域内でも、回り止め嵌合部を構成する各環状突出
部の外径及び内径と、この各環状突出部が嵌合す
る大径貫通孔の直径を十分に大きくして、太いリ
ベツト等を使用出来るようにすると共に、強力な
回り止め効果が得られるように構成することが可
能である。しかも、このような手段を講じても、
リベツト等の貫通孔とは別に回り止め嵌合部の突
起や孔を設ける従来の構成と比較して、リベツト
等で互いに結合される両クランプ底板の孔明け加
工による強度低下を十分に抑えることが出来る。
また、両クランプの底板を貫通するリベツト等
は、一方の貫通孔の周囲から立ち上がる環状突出
部の内周面に接触することになり、当該底板の孔
明け加工による切断面に直接接触しない。従つ
て、このリベツト等に大きな剪断力が働く状況に
於いても、その剪断力をクランプ底板の孔明け切
断面で直接受けることにはならず、このため、ク
ランプ底板の孔明け切断面から破断する恐れが殆
どなくなる。換言すれば、リベツト等が貫通する
環状突出部が、両クランプ底板上のリベツト等の
挿通用貫通孔の内周補強手段として機能する。
以上のような理由から、本考案の構成によれ
ば、実施が容易であるにも拘わらず、確実強力な
回り止め効果を発揮させることが出来、リベツト
等による締結部とは別に貫通孔とこれに嵌合する
突起とから成る回り止め嵌合部を設けた従来のも
のと比較して、安全性を大幅に向上させることが
出来るに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は側面図、第2図は縦断側面図、第3図
及び第4図は両パイプクランプの端面図、第5図
はリベツトによる結合箇所の分解断面図、第6図
及び第7図は変形例を示す両パイプクランプの端
面図である。 1,2……パイプクランプ、10……底板、1
1a〜11d,12a〜12d……貫通孔、13
……環状突出部、14……リベツト、15,16
……仮設鋼管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つのクランプを向きが交叉する状態に複数本
    のリベツト等で互いに結合して成る交叉クランプ
    装置であつて、一方のクランプのリベツト等の貫
    通孔の周囲に、他方のクランプのリベツト等の貫
    通孔を有する底板の板厚よりも突出高さが高くな
    い環状突出部を他方のクランプ側に向かつて突設
    し、他方のクランプのリベツト等の貫通孔は前記
    環状突出部が内嵌し得る大径貫通孔として成る交
    叉クランプ装置。
JP1986184337U 1986-11-29 1986-11-29 Expired - Lifetime JPH0523705Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986184337U JPH0523705Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29

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JP1986184337U JPH0523705Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29

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Publication Number Publication Date
JPS6389045U JPS6389045U (ja) 1988-06-09
JPH0523705Y2 true JPH0523705Y2 (ja) 1993-06-17

Family

ID=31131914

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60164548U (ja) * 1984-04-12 1985-11-01 ホリ−株式会社 管材用直交型緊結金具
JPH0311301Y2 (ja) * 1985-01-23 1991-03-19

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Publication number Publication date
JPS6389045U (ja) 1988-06-09

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