JPH0542171Y2 - - Google Patents

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JPH0542171Y2
JPH0542171Y2 JP1986026625U JP2662586U JPH0542171Y2 JP H0542171 Y2 JPH0542171 Y2 JP H0542171Y2 JP 1986026625 U JP1986026625 U JP 1986026625U JP 2662586 U JP2662586 U JP 2662586U JP H0542171 Y2 JPH0542171 Y2 JP H0542171Y2
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folded
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、既設の第1折板材に新設の第2折板
材を構築したり、又は新設の内側の第1折板材に
新設の外側の第2折板材を構築したりしてなる2
重構造の折板建築物において、第1折板材に第2
折板材を取り付ける第2取付金具に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
2重構造の折板建築物は、一般に主骨組に第1
取付金具を固定し、その第1取付金具に第1折板
材を取り付け、その第1折板材および第1取付金
具に第2取付金具を固定し、その第2取付金具に
第2折板材を取り付けてなる。この2重構造の折
板建築物は、吸音断熱効果があり、また既設の屋
根や壁などの第1折板材を取り壊さずに新設の屋
根や壁などの第2折板材を構築することができ
る。
上述の2重構造の折板建築物としては、本出願
人が先に出願したもの(実願昭57−74906号「実
開昭58−179324号」)がある。
かかる2重構造の折板建築物における第2取付
金具は、薄鋼板の左右両端部を略直角に下方に折
曲して形成した取付山部と、その取付山部の両下
部を外方に折曲して形成した末広がり状の固定脚
部と、からなる。この第2取付金具の固定脚部を
第1折板材および第1取付金具の山部の両側にタ
ツピングボルトなどにより固定し、その第2取付
金具の取付山部に第2折板材の山部を取り付け
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上述の従来の第2取付金具は、薄鋼
板の左右両端部を略直角に下方に折曲して形成し
た取付山部と、その取付山部の両下部を外方に折
曲して形成した末広がり状の固定脚部と、からな
るものであるから、この第2取付金具を第1折板
材および第1取付金具にボルト等で固定する前に
おいては、この第2取付金具の末広がり状の固定
脚部の両傾斜側面を第1折板材の山部の両傾斜側
面にただ単に載せておくだけであり、この第2取
付金具の固定脚部が第1折板材の両傾斜側面に対
してフリーの状態にある。このために、この第2
取付金具や第1折板材の製造上の寸法誤差などに
より、この第2取付金具の末広がり状の固定脚部
が第1折板材の山部の両傾斜側面において広がつ
たり窄まつたりして、第1折板材と第2折板材と
間の間隔、すなわち第2折板材の高さが一定し難
い。しかも、この第2取付金具の固定脚部の位置
がずれて第2取付金具の姿勢が傾いたりすると、
第1折板材の山部の中心と第2折板材の山部の中
心とがずれたりすることがある。この第2取付金
具を姿勢がずれた状態で第1折板材および第1取
付金具にボルト等で固定してしまう場合がある。
この第2折板材の山部の高さの不均等および第1
折板材の山部の中心と第2折板材の山部の中心と
のずれが大きくなると、第2折板材を構築できな
くなる場合がある。
また、この第2取付金具を第1折板材および第
1取付金具にボルト等で固定した後においては、
この第2取付金具の末広がり状の固定脚部を第1
折板材の山部の両傾斜側面にタツピングボルトな
どでただ単に固定しているだけである。このため
に、第2折板材上に多量の雪が積つたり、あるい
はソーラパネルなどの熱交換器を設置したりなど
して、第2折板材からこの第2取付金具に荷重が
かかると、この第2取付金具の固定脚部に、その
固定脚部を第1折板材の山部の両傾斜側面に沿つ
て広げようとする力が作用する。すると、その力
を、第2取付金具と第1折板材および第1取付金
具とを固定するタツピングボルトのみで受ける。
このために、その力が大きいと、タツピングボル
トなどが第2取付金具と第1折板材および第1取
付金具との間において切断される場合がある。タ
ツピングボルトなどが切断されれば、第1折板材
と第2折板材との間の緊締手段が解除され、第2
折板材が沈んだり浮き上がつたりなどする原因と
なる。
本考案の目的は、第2取付金具を第1折板材お
よび第1取付金具にボルト等で固定する前におい
ては、第2折板材の山部の高さを一定にし、かつ
第1折板材の山部の中心と第2折板材の山部の中
心とを一致させることができ、また第2取付金具
を第1折板材および第1取付金具にボルト等で固
定した後においては、第2折板材からの荷重に対
して十分に耐え得る2重構造の折板建築物におけ
る第2取付金具を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の第2取付金具は、別部材の嵌合固定部
材と取付部材とからなる。
前記嵌合固定部材は、前記第1折板材の山部に
跨がつて密着外嵌するものであつて、鋼板の中央
部の天板部と、その天板部の両端部をそれぞれ逆
方向に斜め下方に末広がり状に折り曲げて形成
し、第1折板材および第1取付金具にボルト等で
固定する左右両脚部と、その左右両脚部の下部を
外側にかつ上方に折り返して設けた折返部とから
なる。
前記取付部材は、前記第2折板材を取り付ける
鋼板の中央部の天板部と、その天板部の両端部を
それぞれ逆方向に下方にほぼ直角に折り曲げて形
成した垂直状の左右両脚部と、その左右両脚部の
先端部をそれぞれ外方に末広がり状に折り曲げて
形成し、前記嵌合固定部材の左右両脚部に載置
し、かつ第1折板材および第1取付金具にボルト
等で固定する末広がり状の左右両脚部とからな
る。
前記嵌合固定部材の左右両脚部に前記取付部材
の末広がり状の左右両脚部を載置すると共に、そ
の嵌合固定部材の折返部に前記取付部材の左右両
脚部の下部を挟み込んで嵌合固定部材と取付部材
とを一体にしたことを特徴とする。
〔作用〕 本考案は、上記の構成により、第2取付金具を
第1折板材および第1取付金具にボルト等で固定
する前においては、嵌合固定部材が第1折板材の
山部に跨がつて密着外嵌し、その嵌合固定部材を
介して第2取付部材が第1折板材に確固に位置決
めされた状態でセツトされる。このために、本考
案の第2取付金具は、第1折板材に対して、上下
したり、又は傾斜したりすることなく、第1折板
材の山部と取付部材の天板部との間の高さ、およ
び第1折板材の山部の中心と取付部材の天板部の
中心とを一致させることができる。
また、第2取付金具を第1折板材および第1取
付金具にボルト等で固定した後においては、嵌合
固定部材が第1折板材の山部に跨がつて密着外嵌
し、かつその嵌合固定部材の折返部に取付部材の
左右両脚部の下部を挟み込んで嵌合固定部材と取
付部材とが一体となし、しかもその嵌合固定部材
の左右両脚部および取付部材の左右両脚部が第1
折板材および第1取付金具にボルト等で固定され
ている。このために、第2折板材からの荷重を十
分に受けることができる。すなわち、第2折板材
からの荷重が取付部材にかかつて、その取付部材
の末広がり状の左右両脚部に、その末広がり状の
左右両脚部を第1折板材の山部の両傾斜側面に沿
つて広げようとする力が作用すると、その力を、
まずボルト等および前記取付部材の左右両脚部の
下部を挟み込んだ前記嵌合固定部材の折返部で受
け、次に第1折板材の山部に跨がつて密着した嵌
合固定部材の左右両脚部および天板部を介して第
1折板材の山部の中央水平面に伝え、さらにその
第1折板材、第1取付金具および主骨組で受ける
こととなるので、第2折板材からの荷重を十分に
受けることができる。
さらに、嵌合固定部材の折返部において取付部
材の左右両脚部の下部を挟み込んで、別部材から
なる嵌合固定部材と取付部材とを一体にするもの
である。この結果、プレス加工等により、嵌合固
定部材の左右両脚部の下部を、外側にかつ上方に
折り返して、取付部材の末広がり状の左右両脚部
の下部に加締付けるだけで、別部材からなる嵌合
固定部材と取付部材とを簡単に一体に装着するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る2重構造の折板建築物にお
ける第2取付金具の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
第1図乃至第6図は本考案に係る第2取付金具
の一実施例を示し、第1図は施工状態の一部断面
図、第2図は平面図、第3図は正面図、第4図は
底面図、第5図は第1取付金具の斜視図、第6図
は第1折板材および第2折板材の斜視図である。
この実施例は2重構造の折板建築物の屋根につ
いて説明する。図において、1は主骨組であつ
て、この例では角柱状のはりである。なお、この
角柱以外にH鋼を用いても良い。
2は主骨組1に溶接などにより固定した第1取
付金具としてのタイトフレームであつて、このタ
イトフレーム2は、第5図に示すように、短冊形
状の鋼板を折曲してなるもので、天板部20と、
その天板部20の両端を斜め下方に広げて折曲し
て形成した側板部21,21と、その側板部2
1,21の端を外側に水平に折曲して形成した底
板部22,22とからなる。なお、このタイトフ
レーム2は1山形状であるが、2山、3山…であ
つても良い。
3はタイトフレーム2および本考案の第2取付
金具5に取り付ける第1折板材および第2折板材
としての折板屋根材であつて、この折板屋根材3
は、第6図に示すように、薄鋼板を折曲してなる
もので、底板部30と、その底板部30の両端を
斜め上方に広げて折曲して形成した側板部31,
31と、その側板部31の一方(左側)の端部を
外側に水平に折曲して形成した第1天板部32
と、その第1天板部32の端を斜め下方に折曲し
て形成した第1垂下板部33と、前記側板部31
の他方(右側)の端部を外側に水平に折曲して形
成した第2天板部34と、その第2天板部34の
端を斜め下方に折曲して形成した第2垂下板部3
5とからなり、前記第2天板部34および第2垂
下板部35に前記第1天板部32および第1垂下
板部33が外嵌し得るように構成したものであ
る。
40および41はタイトフレーム2に第1折板
材としての折板屋根材(以下、第1折板屋根材と
称す。)3を取り付けるボルトおよびナツト、4
2は内部にパツキング(図示せず)を充填したし
ぼり座である。
5は本考案の第2取付金具であつて、この実施
例における本考案の第2取付金具は、第2図乃至
第4図に示すように、嵌合固定部材51と取付部
材52とからなる。嵌合固定部材51は、長方形
状の鋼板の両端部をそれぞれ逆方向に斜め下方に
末広がり状に折り曲げ、第1折板屋根材3の山
部、すなわち第1天板部32と、その第1天板部
32の両側の第1垂下板部33および側板部31
の上端部とに密着外嵌し、かつ第1折板屋根材3
およびタイトフレーム2に固定する天板部510
および左右両脚部511,511を形成する。つ
まり、嵌合固定部材51の天板部510および左
右両脚部511,511の内法を、第1折板屋根
材3の第1天板部32、第1垂下板部33および
側板部31の上端部の外法とほぼ同一にする。一
方、取付部材52は、長方形状の鋼板の両端部を
それぞれ逆方向に下方にほぼ直角に折り曲げ、さ
らにその先端部をそれぞれ外方に末広がり状に折
り曲げ、第2折板材としての折板屋根材(以下、
第2折板屋根材と称す。)3の第1天板部32お
よび第2天板部34を取付ける天板部521と、
嵌合固定部材51の左右両脚部511,511に
外嵌する左右両脚部520,520とを形成す
る。かくしてなる取付部材52の左右両脚部52
0,520を嵌合固定部材51の左右両脚部51
1,511に外嵌し、プレス加工等により、嵌合
固定部材51の左右両脚部511,511の下部
を外側にかつ上方に折り返して取付部材52の左
右両脚部520,520に加締め付けて、嵌合固
定部材51と取付部材52とを一体にする。すな
わち、嵌合固定部材51の下部を外側にかつ上方
に折り返して折返部512,512を設け、その
折返部512,512と取付部材52の下部とを
装着して嵌合固定部材51と取付部材52とを一
体にする。この嵌合固定部材51の左右両脚部5
11,511および取付部材52の左右両脚部5
20,520に後述するボルト60が挿入し、も
しくはタツピングボルト(図示せず)が螺合する
透孔53をあける。嵌合固定部材51の天板部5
10の中央に上述のしぼり座42を外嵌する透孔
54をあける。取付部材52の天板部521の中
央に後述するボルト70が挿入する透孔55をあ
ける。このようにして、本考案の第2取付金具5
1は、第1折板屋根材3の山部に密着外嵌して第
1折板屋根材3およびタイトフレーム2に固定す
る嵌合固定部材51とその嵌合固定部材51と一
体となし、第2折板屋根材2を取り付ける取付部
材52とからなる。
60および61は本考案の第2取付金具5を第
1折板屋根材3およびタイトフレームに固定する
ボルトおよびナツト、70および71は本考案の
第2取付金具5に第2折板屋根材3を取り付ける
ボルトおよびナツトである。
以下、施工作業について説明する。まず、主骨
組1にタイトフレーム2の底板部22を固定す
る。そのタイトフレーム2に第1折板屋根材3を
葺き上げる。すなわち、一の第1折板屋根材3の
山部(第1天板部32、第1垂下板部33および
側板部31の上端部)を、他の第1折板屋根材3
の山部(第2天板部34、第2垂下板部35およ
び側板部31の上端部)に外嵌し、その一の第1
折板屋根材3の第1天板部32と、他の第1折板
屋根材3の第2天板部34と、タイトフレーム2
の天板部20とを、しぼり座42を介してボルト
40およびナツト41により一体に固定して葺き
上げる。
なお、既設の屋根に新設の屋根を葺き上げる場
合は、上述の第1折板屋根材3の葺上作業後、後
年後述の第2折板屋根材3の葺上作業を行う。ま
た、新設の内側の屋根に新設の外側の屋根を葺き
上げる場合は、上述の第1折板屋根材3の葺上作
業に引き続いて、次の第2折板屋根材3の葺上作
業を行う。
第1折板屋根材3の山部に本考案の第2取付金
具5の嵌合固定部材51を外から嵌合密着し、か
つボルト40、ナツト41、しぼり座42を透孔
54に通して逃がす。このとき、第2取付金具5
を第1折板材3およびタイトフレーム2にボルト
60およびナツト61等で固定する前において
は、嵌合固定部材51が第1折板材3の山部に跨
がつて密着外嵌し、その嵌合固定部材51を介し
て第2取付部材5が第1折板材3に確固に位置決
めされた状態でセツトされる。このために、本考
案の第2取付金具5は、第1折板材3に対して、
上下したり、又は傾斜したりすることなく、第1
折板材3の山部と取付部材52の天板部521と
の間の高さ、および第1折板材3の山部の中心と
取付部材52の天板部521の中心とを一致させ
ることができる。この結果、第2折板屋根材3を
精度良く葺き上げることができる。
次に、その第2取付金具5の嵌合固定部材51
および取付部52の左右両脚部511,511,
520,520と、第1折板屋根材3の側板部3
1と、タイトフレーム2の側板部21とをボルト
60、ナツト61により固定する。この第2取付
金具5の取付部材52に第2折板屋根材3を葺き
上げる。すなわち、一の第2折板屋根材3の山部
(第1天板部32、第1垂下板部33および側板
部31の上端部)を、他の第2折板屋根材3の山
部(第2天板部34、第2垂下板部35および側
板部31の上端部)に外嵌し、その一の第2折板
屋根材3の第1天板部32と、他の第2折板屋根
材3の第2天板部34と、第2取付金具5の取付
部材52の天板部521とを、ボルト70、ナツ
ト71により一体に固定して葺き上げる。かくし
て2重構造の折板屋根が構築される。
かかる2重構造の折板屋根においては、本考案
の第2取付金具5の嵌合固定部材51を第1折板
屋根材3の山部に密着外嵌させ、その嵌合固定部
材51および取付部材52を第1折板屋根材3お
よびタイトフレーム2に固定し、その本考案の第
2取付金具5の取付部材52に第2折板屋根材3
を取付けてなるものであるから、第2折板屋根材
3上に多量の雪が積つたり、ソーラパネルなどの
熱交換器を設置したりなどして、第2折板屋根材
3から本考案の第2取付金具5に荷重がかかる
と、その荷重は本考案の第2取付金具5の取付部
材52および嵌合固定部材51を介して、第1折
板屋根材3、タイトフレーム2、主骨組1に伝わ
る。すなわち、第2折板屋根材3からの荷重が取
付部材52にかかつて、その取付部材52の末広
がり状の左右両脚部520,520に、その末広
がり状の左右両脚部520,520を第1折板屋
根材3の山部の両傾斜側面に沿つて広げようとす
る力が作用すると、その力を、まずボルト60、
ナツト61および前記取付部材52の左右両脚部
520,520の下部を挟み込んだ嵌合固定部材
51の折返部512で受け、次に第1折板屋根材
3の山部に跨がつて密着した嵌合固定部材51の
左右両脚部511,511および天板部510を
介して第1折板屋根材の山部の中央水平面(第1
天板部32および第2天板部34)に伝え、さら
にその第1折板屋根材3、タイトフレーム2およ
び主骨組1で受けることとなるので、第2折板屋
根材3からの荷重を十分に受けることができる。
さらに、本考案の第2取付金具5は、嵌合固定
部材51の下部に折返部512を設け、その折返
部512と取付部材52の下部とを装着して嵌合
固定部材51と取付部材52とを一体にするもの
であるから、プレス加工等により、嵌合固定部材
51の下部を外側にかつ上方に折り返して取付部
材52の下部に加締め付けるだけで、嵌合固定部
材51と取付部材52とを一体にすることができ
る。従つて、嵌合固定部材51と取付部材52と
を溶接等により一体にするものと比較して製作が
容易である。
なお、上述の実施例においては、プレス加工等
により、予め製作段階で嵌合固定部材51と取付
部材52とを一体にしたものであるが、製作段階
で嵌合固定部材51に折返部512を形成してお
き、施工段階で嵌合固定部材51の折返部512
と取付部材52の下部とを装着して嵌合固定部材
51と取付部材52とを一体にしても良い。ま
た、ボルト60、ナツト61の数は特に限定しな
い。
〔考案の効果〕
以上から明らかなように、本考案の2重構造の
折板建築物における第2取付金具は、第2折板材
からの大きい荷重に十分に耐えることができ、ま
た第2折板材を精度良く取り付けることができ、
さらにプレス加工等により別部材からなる嵌合固
定部材と取付部材とを簡単に一体に装着すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案に係る第2取付金具
の一実施例を示し、第1図は施工状態の一部断面
図、第2図は平面図、第3図は正面図、第4図は
底面図、第5図は第1取付金具の斜視図、第6図
は第1折板材および第2折板材の斜視図である。 1……主骨組、2……タイトフレーム(第1取
付金具)、3……折板屋根材(第1折板材、第2
折板材)、5……第2取付金具、51……嵌合固
定部材、512……折返部、52……取付部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 主骨組に第1取付金具を固定し、その第1取付
    金具に第1折板材を取り付け、その第1折板材お
    よび第1取付金具に第2取付金具をボルトで固定
    し、その第2取付金具に第2折板材を取り付けて
    なる2重構造の折板建築物において、 前記第2取付金具は、別部材の嵌合固定部材と
    取付部材とからなり、 前記嵌合固定部材は、前記第1折板材の山部に
    跨がつて密着外嵌するものであつて、鋼板の中央
    部の天板部と、その天板部の両端部をそれぞれ逆
    方向に斜め下方に末広がり状に折り曲げて形成
    し、第1折板材および第1取付金具にボルトで固
    定する左右両脚部と、その左右両脚部の下部を外
    側にかつ上方に折り返して設けた折返部とからな
    り、 前記取付部材は、前記第2折板材を取り付ける
    鋼板の中央部の天板部と、その天板部の両端部を
    それぞれ逆方向に下方にほぼ直角に折り曲げて形
    成した垂直状の左右両脚部と、その左右両脚部の
    先端部をそれぞれ外方に末広がり状に折り曲げて
    形成し、前記嵌合固定部材の左右両脚部に載置
    し、かつ第1折板材および第1取付金具にボルト
    で固定する末広がり状の左右両脚部とからなり、 前記嵌合固定部材の左右両脚部に前記取付部材
    の末広がり状の左右両脚部を載置すると共に、そ
    の嵌合固定部材の折返部に前記取付部材の左右両
    脚部の下部を挟み込んで装着して嵌合固定部材と
    取付部材とを一体にしたことを特徴とする2重構
    造の折板建築物。
JP1986026625U 1986-02-27 1986-02-27 Expired - Lifetime JPH0542171Y2 (ja)

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