JPH05236192A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH05236192A
JPH05236192A JP4032468A JP3246892A JPH05236192A JP H05236192 A JPH05236192 A JP H05236192A JP 4032468 A JP4032468 A JP 4032468A JP 3246892 A JP3246892 A JP 3246892A JP H05236192 A JPH05236192 A JP H05236192A
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JP4032468A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Kawashima
保宏 川嶋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動原稿給紙装置の原稿センサによってコン
タクトガラス上の原稿の有無を検知することにより、自
動給紙原稿のジャムおよび読取不良を解消する画像読取
装置を提供することを目的としている。 【構成】 ADF(自動原稿給紙装置)13に備えられ
自動給紙される原稿先端および読取開始タイミングを検
知するS2センサ(原稿センサ)27によって、コンタ
クトガラス15上に載置された原稿の有無を検知する。
このために、S2センサ27の下方部分はコンタクトガ
ラス15まで達する開口部が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばファクシミリ装
置、イメージスキャナ、複写機等の画像読取装置に関
し、特に自動原稿給紙装置いわゆるADFを備えた画像
読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読取装置にあっては、原稿か
らの画像読取を自動化するために自動原稿給紙装置AD
Fが多用されている。従来のこの種の画像読取装置とし
ては、例えば特開昭63−42280号公報等に記載さ
れたものがあり、図7のように示される。
【0003】図7は従来の画像読取装置の一例を示すも
ので、同図(a)はその外観図、同図(b)はその内部
構成図である。図7(a)に示す画像読取装置は一例と
してのファクシミリ装置11であり、装置本体12に自
動原稿給紙装置(以下、ADFともいう)13が取り付
けられている。ADF13は、白色シート14を備え、
コンタクトガラス15の圧板を兼ねて装置本体12の取
付位置を中心に開閉する。原稿トレイ16は、ADF1
3によって給紙され読取の終了した原稿が排出される。
装置本体12の下部には記録部17が設けられており、
本装置により読み取った原稿画像または受信した原稿画
像を記録紙に記録する。記録部17により画像記録の行
われた記録紙は記録紙トレイ18に排出される。
【0004】ADF13を使用する場合は、図7(b)
に示すように閉じ、その上面テーブルに原稿をセットす
る。原稿セットはS1センサ21によって検知される。
原稿セットが検知された状態で、コピーまたはファクシ
ミリ送信等の画像読取が指示されると、加圧板22とピ
ックアップローラ23によって原稿がADF内部に搬送
される。原稿は分離ローラ24とフィードローラ25の
ニップ部まで搬送され、ここで最下部の原稿1枚が分離
されて搬送ローラ対26に送られる。搬送ローラ対26
によって搬送される原稿は、原稿センサとしてのS2セ
ンサ27にて先端を検知され、読取タイミングに合わせ
て読取圧板28とコンタクトガラス15の間に送られ
る。読取圧板28は、白色テープ29が貼付けられてお
り、またスプリング30によって下方に付勢されてい
る。ここで、読取圧板28とコンタクトガラス15との
間には、原稿通過のために一定の隙間が確保されてい
る。この読取圧板28の下で原稿画像の読取が行われ、
読み取られた原稿は、排紙ローラ対35によって原稿ト
レイ16に排出される。
【0005】原稿画像の読取のために、読取圧板28の
下には、ADF13によって給紙された原稿を照光し、
またコンタクトガラス15上に載置された原稿を移動し
ながら照光する移動式照光装置(第1キャリッジ)32
が設けられている。照光による原稿画像の反射光は、第
1キャリッジ32と連動する第2キャリッジ33を介し
て、読取光学系を構成するレンズ34およびCCD(Ch
arge Coupled Device)35に結像する。
【0006】この読取光学系について、1例として縮小
読取動作を説明する。第1キャリッジ32に備えた光源
36によって原稿を照射し、反射光を第1ミラー37で
折返し、さらに第2キャリッジ33に備えた第2および
第3ミラー38、39で折返し、レンズ34を介してC
CD35に結像する。このとき、ADF13により原稿
を給紙した場合は、第1キャリッジ32はA位置に固定
され、移動する原稿を読み取る。ADF非使用時すなわ
ちコンタクトガラス15に載置された原稿を読み取る場
合は、Book原稿読取開始位置Bより、第1キャリッ
ジ32が図の右方向へ副走査し、また第2キャリッジ3
3が同様に第1キャリッジ32の1/2の速度で移動し
ながら読み取る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像読取装置にあっては、コンタクトガラス
15の上に原稿を載せ、Bookモードにて読み取った
後、その原稿を取除かないと、次のような不具合が起こ
る可能性がある。図8に示すように、コンタクトガラス
15の上に原稿P1が残っている状態で、ADF13に
て搬送された原稿P2が入ってくると、コンタクトガラ
ス15と読取圧板28の隙間が狭められているため、原
稿P2はジャムする。
【0008】また、うまくこの隙間に原稿P2が通った
としても、読取位置に原稿P1があるため、原稿P2の
画像が読み取られないということが起きる。そこで、請
求項1記載の発明は、自動原稿給紙装置の原稿センサに
よってコンタクトガラス上の原稿の有無を検知すること
により、自動給紙原稿のジャムおよび読取不良を解消す
る画像読取装置を提供することを目的としている。
【0009】また、請求項2記載の発明は、読取装置本
体に備えた載置原稿センサによってコンタクトガラス上
の原稿の有無を検知することにより、自動給紙原稿のジ
ャムおよび読取不良を解消する画像読取装置を提供する
ことを目的としている。また、請求項3記載の発明は、
移動式照光装置に備えた載置原稿センサによってコンタ
クトガラス上の原稿の有無を検知することにより、自動
給紙原稿のジャムおよび読取不良を解消する画像読取装
置を提供することを目的としている。
【0010】また、請求項4記載の発明は、読取光学系
によってコンタクトガラス上の原稿の有無を検知するこ
とにより、自動給紙原稿のジャムおよび読取不良を解消
する画像読取装置を提供することを目的としている。ま
た、請求項5記載の発明は、自動原稿給紙装置の開閉検
知センサによって開閉動作を検知することにより、コン
タクトガラス上の原稿の有無を判断し、自動給紙原稿の
ジャムおよび読取不良を解消する画像読取装置を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、コンタクトガラスの圧板を
兼ねて読取装置本体に開閉自在に取り付けられた自動原
稿給紙装置と、この自動原稿給紙装置に備えられ自動給
紙される原稿先端および読取開始タイミングを検知する
原稿センサと、を備えた画像読取装置において、前記コ
ンタクトガラス上に載置された原稿の有無を前記原稿セ
ンサによって検知することを特徴とするものである。
【0012】また、請求項2記載の発明は、上記目的を
達成するために、コンタクトガラスの圧板を兼ねて装置
本体に開閉自在に取り付けられた自動原稿給紙装置を備
えた画像読取装置において、前記コンタクトガラス上に
載置された原稿の有無を検知する載置原稿センサを前記
読取装置本体に備えたことを特徴とする。また、請求項
3記載の発明は、上記目的を達成するために、コンタク
トガラスの圧板を兼ねて読取装置本体に開閉自在に取り
付けられた自動原稿給紙装置と、この自動原稿給紙装置
によって給紙された原稿を所定位置にて照光し、また前
記コンタクトガラス上に載置された原稿を移動しながら
照光する移動式照光装置と、を備えた画像読取装置にお
いて、前記コンタクトガラス上に載置された原稿の有無
を検知する載置原稿センサを前記移動式照光装置に備え
たことを特徴とする。
【0013】また、請求項4記載の発明は、上記目的を
達成するために、コンタクトガラスの圧板を兼ねて読取
装置本体に開閉自在に取り付けられた自動原稿給紙装置
と、この自動原稿給紙装置によって給紙された原稿を所
定位置にて照光し、また前記コンタクトガラス上に載置
された原稿を移動しながら照光する移動式照光装置と、
この移動式照光装置に照光された原稿画像を読み取る読
取光学系と、を備えた画像読取装置において、前記コン
タクトガラス上に載置された原稿の有無を前記読取光学
系によって検知することを特徴とする。
【0014】また、請求項5記載の発明は、上記目的を
達成するために、コンタクトガラスの圧板を兼ねて装置
本体に開閉自在に取り付けられた自動原稿給紙装置と、
この自動原稿給紙装置の開閉を検知する開閉検知センサ
と、を備えた画像読取装置において、前記開閉検知セン
サで検知された自動原稿給紙装置の開閉動作によって前
記コンタクトガラス上に載置された原稿の有無を判断す
ることを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明において
は、自動原稿給紙装置に備えられ自動給紙される原稿先
端および読取開始タイミングを検知する原稿センサによ
って、コンタクトガラス上に載置された原稿の有無を検
知する。また、上記構成を有する請求項2記載の発明に
おいては、読取装置本体に備えられた載置原稿センサに
よって、コンタクトガラス上に載置された原稿の有無を
検知する。
【0016】また、上記構成を有する請求項3記載の発
明においては、自動原稿給紙装置によって給紙された原
稿を所定位置にて照光し、またコンタクトガラス上に載
置された原稿を移動しながら照光する移動式照光装置に
備えられた載置原稿センサによって、コンタクトガラス
上に載置された原稿の有無を検知する。また、上記構成
を有する請求項4記載の発明においては、移動式照光装
置に照光された原稿画像を読み取る読取光学系によっ
て、コンタクトガラス上に載置された原稿の有無を検知
する。
【0017】また、上記構成を有する請求項5記載の発
明においては、開閉検知センサで検知された自動原稿給
紙装置の開閉動作によって、コンタクトガラス上に載置
された原稿の有無を判断する。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は請求項1記載の発明の一実施例に係る画像読取装
置を示す図であり、同図(a)はその第1実施例、同図
(b)はその第2実施例である。なお、本実施例におい
て前述した従来例と同一の構成については、同一符号を
付してその具体的な説明を省略する。
【0019】まず、構成を説明する。図1(a)におい
て、ADF13に備えられ自動給紙される原稿先端およ
び読取開始タイミングを検知するS2センサ(原稿セン
サ)27によって、コンタクトガラス15上に載置され
た原稿の有無を検知する。このために、S2センサ27
の下方部分はコンタクトガラス15まで達する開口部が
形成されている。
【0020】また、図1(b)において、ADF13に
は前記S2センサ27とは別に、載置原稿センサ41が
備えられ、この載置原稿センサ41によってコンタクト
ガラス15上に載置された原稿の有無を検知する。次
に、作用を説明する。図1(a)および(b)に示すよ
うに、ADF13の読取圧板28より手前側(図では右
側)に設けられた反射型センサすなわちS2センサ27
または載置原稿センサ41によって、コンタクトガラス
15上の原稿有無を検知する。
【0021】センサによる原稿の有無検知により、図示
していないCPU等の制御部は、コンタクトガラス15
上に原稿が残っているかどうかを判別し、原稿が残って
いる場合には、ADF13の使用を禁止する。さらに、
オペレータにメッセージを通知することによって、コン
タクトガラス15上に残された原稿を取り除いてもらう
よう要請する。
【0022】このように、本実施例においては、ADF
13に備えられたセンサによってコンタクトガラス15
上に原稿が残っているかどうかを検知し、原稿が残って
いる場合には、ADF13を使用できないようにするの
で、ADF13による給紙原稿のジャムや画像読取不良
を無くすことができる。従って、装置の信頼性を高め、
ジャムによって原稿を痛めることもなくなり、複写機に
ついては無駄なコピーが、ファクシミリ装置については
送信画像不良が、またイメージスキャナについては読取
画像不良がなくなる。
【0023】以下、請求項2記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。図2は請求項2記載の発明の一実施例に
係る画像読取装置を示す図であり、同図(a)はその内
部構成図、同図(b)はその部分拡大図である。なお、
本実施例において上述例と同一の構成については、同一
符号を付してその具体的な説明を省略する。
【0024】まず、構成を説明する。図2(a)におい
て、コンタクトガラス15上に載置された原稿の有無を
検知する原稿載置センサ41は、読取装置本体12に備
えられている。本実施例はコンタクトガラス15上の原
稿を読取部本体側にて検知する構成であり、このため
に、図2(b)に示すように、読取圧板28の白色テー
プ29の前側(図では右側)に黒色部42を設ける。な
お、黒色部42を設ける代わりに、読取圧板28自体を
黒色のもので形成しても構わない。また、載置原稿セン
サ41は、図示のように、光源36からの反射光を検知
する構成に限らず、前記黒色部42での原稿の有無を検
出するものであればよく、例えば反射型センサを用いる
こともでき、その取付位置も問わない。
【0025】なお、本実施例による作用および効果は前
記実施例と同様なので、説明は省略する。以下、請求項
3記載の発明を実施例に基づいて説明する。図3は請求
項3記載の発明の一実施例に係る画像読取装置を示す図
である。なお、本実施例において上述例と同一の構成に
ついては、同一符号を付してその具体的な説明を省略す
る。
【0026】まず、構成を説明する。図において、コン
タクトガラス15上に載置された原稿の有無を検知する
載置原稿センサ41は、第1キャリッジ32に備えられ
ている。本実施例も前記実施例と同様に、コンタクトガ
ラス15上の原稿を読取部本体側にて検知する構成であ
り、前述した黒色部42が読取圧板28の白色テープ2
9の前側(図では右側)に設けられている。また、本実
施例においても載置原稿センサ41は、外部光入射型ま
たは反射型どちらのセンサをも使用できる。
【0027】なお、本実施例による作用および効果は前
記実施例と同様なので、説明は省略する。以下、請求項
4記載の発明を実施例に基づいて説明する。図4は請求
項4記載の発明の一実施例に係る画像読取装置を示す図
であり、同図(a)はその構成図、同図(b)は載置原
稿の有無による検知信号を示す波形図である。なお、本
実施例において上述例と同一の構成については、同一符
号を付してその具体的な説明を省略する。
【0028】まず、構成を説明する。図4(a)におい
て、光源36からCCD35までの読取光学系によっ
て、コンタクトガラス15上に載置された原稿の有無を
検知する。本実施例も前記実施例と同様に、コンタクト
ガラス15上の原稿を読取部本体側にて検知する構成で
あり、前述した黒色部42が読取圧板28の白色テープ
29の前側(図では右側)に設けられている。本実施例
においては、ADF13にて読取原稿を搬送する前に、
光源36(第1キャリッジ)をA点からC点に移動して
載置原稿の有無を検知する。ここで、CCD35の出力
は、図4(b)に示され、載置原稿が無い場合には黒色
部42からの反射光を読み取って黒レベルを、また載置
原稿が有る場合には原稿の地肌(白色)を読み取って白
レベルをそれぞれ検出する。なお、本実施例では縮小光
学系を例示したが、等倍センサ(密着センサ)を用いた
光学系についても本構成を実現できる。
【0029】なお、本実施例による作用および効果は前
記実施例と同様なので、説明は省略する。以下、請求項
5記載の発明を実施例に基づいて説明する。図5は請求
項5記載の発明の一実施例に係る画像読取装置を示す図
であり、同図(a)はその外観図、同図(b)はADF
開閉動作の検知信号を示す波形図である。なお、本実施
例において上述例と同一の構成については、同一符号を
付してその具体的な説明を省略する。
【0030】まず、構成を説明する。図5(a)におい
て、ADF13の開閉を検知するために開閉検知センサ
51が備えられており、この開閉検知センサ51で検知
されたADF13の開閉動作によってコンタクトガラス
15上に載置された原稿の有無を判断する。次に、作用
を説明する。
【0031】コンタクトガラス15上に原稿が残ってい
るということは、コンタクトガラス15上に原稿をセッ
トし、スキャンした後、取除くのを忘れたということで
あるから、次の、の動作が考えられる。 以上の動作、による開閉センサ51の検知信号が図
5(b)に示され、このときのフローチャートが図6に
示される。
【0032】図6は請求項5記載の実施例を実現するた
めのフローチャートである。まず、図7(b)に示した
S1センサ21によってADF13に原稿がセットされ
たかどうかを判断し(ステップT1)、給紙原稿がセッ
トされていなければ、図5に示す開閉センサ51のON
/OFFを判断する(ステップT2)。ここで開閉セン
サ51がONならば、すなわちADF13が閉じられて
いれば、前述した動作と判断し、ユーザーによってコ
ンタクトガラス15に載置された原稿の読取が指示され
るかどうかを判断する(ステップT3)。読取が指示さ
れない間は待機状態となり、読取が指示されるとスキャ
ンを行う(ステップT4)。
【0033】スキャン後、開閉センサ51のON/OF
Fを判断し(ステップT5)、OFFすると、すなわち
載置原稿取り除きのためにADF13が開けられると、
再び開閉センサ51のON/OFFを判断する(ステッ
プT6)。ここで、開閉センサ51がONすると、原稿
を取り除いた後にADF13が閉じられて使用可能状態
であると判断し、ADF13の使用を許可するOKフラ
グを立てて(ステップT7)、処理を終了する。
【0034】なお、ステップT5の判断で開閉センサ5
1がONのままならば、ADF13の使用を禁止するN
Gフラグを立てて(ステップT8)、開閉センサ51O
FFにより載置原稿が取り除かれるのを待機する。ま
た、ステップT6の判断で開閉センサ51がOFFのま
まならば、ADF13が開けられた状態にあり、使用で
きないものとしてNGフラグを立てて(ステップT
9)、ADF13が閉じられるのを待機する。
【0035】一方、ステップT2の判断でOFFのと
き、すなわちADF13が開いた状態のまま載置原稿の
読取が指示された場合(ステップT10)、例えば厚手
の本等の読取が指示された場合、ADF13の開閉にか
かわらずスキャンを行い(ステップT11)、開閉セン
サ51のON/OFFを判断する(ステップT12)。
ここで、開閉センサ51がONすると、すなわちADF
13を開いたスキャン後、厚手の本等の載置原稿が取り
除かれ、ADF13が閉じられると、ステップT7に進
み、ADF13の使用を許可するOKフラグを立てる。
【0036】なお、ステップT12の判断で開閉センサ
51がOFFのままならば、ADF13の使用を禁止す
るNGフラグを立てて(ステップT13)、開閉センサ
51ONにより載置原稿が取り除かれるのを待機する。
一方、ステップT1の判断でS1センサがONすると、
ADF13のフラグを確認し(ステップT14)、OK
ならばADF13により原稿を給紙しながら原稿画像を
読み取る(ステップT15)。
【0037】なお、ステップT14の判断でADF13
のフラグがNGならば、載置原稿が残っている旨のメッ
セージを表示し(ステップT16)、ユーザーに取り除
きを要請する。なお、本実施例による効果は前記実施例
と同様なので、説明は省略する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る画像読取装置によれば、自動原稿給紙装置に備
えられ自動給紙される原稿先端および読取開始タイミン
グを検知する原稿センサによって、コンタクトガラス上
に載置された原稿の有無を検知するので、自動給紙原稿
のジャムおよび読取不良を解消できる。
【0039】また、請求項2記載の発明に係る画像読取
装置によれば、読取装置本体に備えられた載置原稿セン
サによって、コンタクトガラス上に載置された原稿の有
無を検知するので、自動給紙原稿のジャムおよび読取不
良を解消できる。また、請求項3記載の発明に係る画像
読取装置によれば、自動原稿給紙装置によって給紙され
た原稿を所定位置にて照光し、またコンタクトガラス上
に載置された原稿を移動しながら照光する移動式照光装
置に備えられた載置原稿センサによって、コンタクトガ
ラス上に載置された原稿の有無を検知するので、自動給
紙原稿のジャムおよび読取不良を解消できる。
【0040】また、請求項4記載の発明に係る画像読取
装置によれば、移動式照光装置に照光された原稿画像を
読み取る読取光学系によって、コンタクトガラス上に載
置された原稿の有無を検知するので、自動給紙原稿のジ
ャムおよび読取不良を解消できる。また、請求項5記載
の発明に係る画像読取装置によれば、開閉検知センサで
検知された自動原稿給紙装置の開閉動作によって、コン
タクトガラス上に載置された原稿の有無を判断するの
で、自動給紙原稿のジャムおよび読取不良を解消でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例に係る画像読取
装置を示す図であり、同図(a)はその第1実施例、同
図(b)はその第2実施例である。
【図2】請求項2記載の発明の一実施例に係る画像読取
装置を示す図であり、同図(a)はその内部構成図、同
図(b)はその部分拡大図である。
【図3】請求項3記載の発明の一実施例に係る画像読取
装置を示す図である。
【図4】請求項4記載の発明の一実施例に係る画像読取
装置を示す図であり、同図(a)はその構成図、同図
(b)は載置原稿の有無による検知信号を示す波形図で
ある。
【図5】請求項5記載の発明の一実施例に係る画像読取
装置を示す図であり、同図(a)はその外観図、同図
(b)はADF開閉動作の検知信号を示す波形図であ
る。
【図6】請求項5記載の実施例を実現するためのフロー
チャートである。
【図7】従来の画像読取装置の一例を示すもので、同図
(a)はその外観図、同図(b)はその内部構成図であ
る。
【図8】従来の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
13 ADF(自動原稿給紙装置) 15 コンタクトガラス 17 記録部 27 S2センサ(原稿センサ) 32 第1キャリッジ(移動式照光装置) 35 CCD(読取光学系) 41 載置原稿センサ 51 開閉センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンタクトガラスの圧板を兼ねて読取装置
    本体に開閉自在に取り付けられた自動原稿給紙装置と、 この自動原稿給紙装置に備えられ自動給紙される原稿先
    端および読取開始タイミングを検知する原稿センサと、
    を備えた画像読取装置において、 前記コンタクトガラス上に載置された原稿の有無を前記
    原稿センサによって検知することを特徴とする画像読取
    装置。
  2. 【請求項2】コンタクトガラスの圧板を兼ねて装置本体
    に開閉自在に取り付けられた自動原稿給紙装置を備えた
    画像読取装置において、 前記コンタクトガラス上に載置された原稿の有無を検知
    する載置原稿センサを前記読取装置本体に備えたことを
    特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】コンタクトガラスの圧板を兼ねて読取装置
    本体に開閉自在に取り付けられた自動原稿給紙装置と、 この自動原稿給紙装置によって給紙された原稿を所定位
    置にて照光し、また前記コンタクトガラス上に載置され
    た原稿を移動しながら照光する移動式照光装置と、を備
    えた画像読取装置において、 前記コンタクトガラス上に載置された原稿の有無を検知
    する載置原稿センサを前記移動式照光装置に備えたこと
    を特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】コンタクトガラスの圧板を兼ねて読取装置
    本体に開閉自在に取り付けられた自動原稿給紙装置と、 この自動原稿給紙装置によって給紙された原稿を所定位
    置にて照光し、また前記コンタクトガラス上に載置され
    た原稿を移動しながら照光する移動式照光装置と、 この移動式照光装置に照光された原稿画像を読み取る読
    取光学系と、を備えた画像読取装置において、 前記コンタクトガラス上に載置された原稿の有無を前記
    読取光学系によって検知することを特徴とする画像読取
    装置。
  5. 【請求項5】コンタクトガラスの圧板を兼ねて装置本体
    に開閉自在に取り付けられた自動原稿給紙装置と、 この自動原稿給紙装置の開閉を検知する開閉検知センサ
    と、を備えた画像読取装置において、 前記開閉検知センサで検知された自動原稿給紙装置の開
    閉動作によって前記コンタクトガラス上に載置された原
    稿の有無を判断することを特徴とする画像読取装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009182406A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Sharp Corp 原稿読取装置及び画像形成装置
JP2009231887A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Sharp Corp 原稿読取装置

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US8274711B2 (en) 2008-03-19 2012-09-25 Sharp Kabushiki Kaisha Document reading apparatus capable of sequentially reading documents stacked on an automatic document feeder and a document set on a platen

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