JPH05234129A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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Publication number
JPH05234129A
JPH05234129A JP4073460A JP7346092A JPH05234129A JP H05234129 A JPH05234129 A JP H05234129A JP 4073460 A JP4073460 A JP 4073460A JP 7346092 A JP7346092 A JP 7346092A JP H05234129 A JPH05234129 A JP H05234129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
recording medium
optical recording
coating
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4073460A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ueda
裕 上田
Toru Yashiro
徹 八代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4073460A priority Critical patent/JPH05234129A/ja
Publication of JPH05234129A publication Critical patent/JPH05234129A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コート層形成時におけるコーティング液だま
りを低減させる。 【構成】 基板2の外周端1の光入射面側の稜線部5を
連続状態から不連続状態に乱すことにより、コーティン
グ液だまりを低減させる。具体的には、稜線部5の一部
に不連続部3として切欠部4を設けることにより、該切
欠部4よりコーティング液を排出させやすくし、液だま
りをなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、光記録媒体に関し、より詳細に
は、光ディスクなどの光記録媒体に関する。
【0002】
【従来技術】従来の光記録媒体において、レーザビーム
を光記録媒体に照射する場合、基板を通して照射するも
のと、記録層の表面に形成した保護層を通して照射する
ものとがある。現在では前者のものの方が一般的である
が、基板の表面状態の影響は無視できず、表面のキズ、
ゴミ等がS/N比に大きな影響を与える。これを防止す
るためには、基板の表面の耐摩耗性を向上させなければ
ならない。また、基板の記録層側に記録層を保護する保
護層を形成した従来の光記録媒体は、基板の一方のみに
保護層を形成しているため、強度にアンバランスが生
じ、反りを生じるおそれがあった。
【0003】この点を解決するために、例えば、特公平
3−30217号公報に「ディスクレコードの構造」が
提案されている。この公報のものは、基板の一方に設け
られた記録層上に第1の保護層を形成し、前記基板の他
方に第2の保護層を形成することにより、防曇性及び耐
摩擦性を得るとともに反りを軽減したものである。この
ように、基板の光入射面側にハードコート層等を設ける
ことは知られているものの、ハードコート層を形成する
に際し、コーティング液だまりの問題に着目したもの
は、未だ提案されていない。
【0004】現在、種々の光記録媒体が開発され、使用
されている。それらの光記録媒体は、コンパクトディス
クやビデオディスク等の再生専用のものや、有機色素,
低融点金属を用いた追記型のもの、光磁気材料,相変化
材料を用いた書換型のもの等多岐にわたっている。これ
らの記憶媒体の基板として最も一般的に用いられている
のは、ポリカーボネート又はポリメテルメタクリレート
(PMMA)といった樹脂材料である。これらの樹脂
は、基板材料として種々の優れた特性をもつのである
が、やや軟らかいため傷つきやすいという欠点を有す
る。一般には、基板の片方の面には、反射層や記録層等
が設けられ、その上を保護層で被覆したり、2枚の基板
対を記録層を対向させて貼り合わせたりするので、表面
が露出するのは光入射面の側である。記録媒体使用中に
光入射面に傷がつくと、情報の記録再生に支障をきたす
こともある。そこで、光入射面上に基板材料より硬いコ
ート層を設けることがあり、これを一般的にハードコー
ト層と呼んでいる。
【0005】基板の表面にハードコート層を施す場合、
膜厚の均一性や生産性等の観点からスピンコーティング
によりハードコート層を形成するのが好ましい。ところ
が、スピンコーティングを行うと、図4に示すように、
通常外周端11の近傍にコーティング液だまり12が生
じ、その部分のハードコート膜厚が極端に厚くなる。厚
くなった部分は、記録再生に悪影響を及ぼすという問題
があった。
【0006】
【目的】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、基板にハードコート層などのコート層を設ける
場合に、コーティングの液だまりを低減するようにした
光記録媒体を提供することを目的としてなされたもので
ある。
【0007】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
透光性基板を通して情報の記録再生を行う光記録媒体に
おいて、前記基板の外周端の光入射面側の稜線の一部に
切欠部を設けたこと、更には、(2)透光性基板を通し
て情報の記録再生を行う光記録媒体において、前記基板
の外周端に沿って光入射面側に断続的に突起部を設けた
こと、更には、(3)前記(1)又は(2)において、
前記光入射面上に透光性のコート層を設けたこと、更に
は、(4)前記(3)において、前記透光性のコート層
がスピンコーティングにより形成される光硬化性樹脂層
であることを特徴としたものである。以下、本発明の実
施例に基づいて説明する。
【0008】図1は、本発明による光記録媒体の一実施
例を説明するための構成図で、図中、1は基板の外周
端、2は基板、3は不連続部、4は切欠部、5は稜線部
である。基板2の外周端1の光入射面側の稜線部5を連
続状態から不連続状態に"乱す"ことにより、コーティン
グ液だまりを低減しようとするものである。具体的に
は、前記稜線部5の一部に不連続部3を設けたものであ
る。図1においては、不連続部3として切欠部4を設け
ている。この切欠部分の切欠面の形状は三角形をしたも
のである。すなわちV字溝である。このような構成によ
り、スピンコーティング中に稜線部5の不連続部からコ
ーティング液が排出されやすくなり、図4に示したよう
な液だまり12がなくなる。
【0009】図2は、本発明による光記録媒体の他の実
施例を示す図で、稜線部5の一部に他の形状の切欠部6
を設けたもので、該切欠部の切欠部の形状は、三角形と
四角形の組合せ形状である。すなわち凹溝である。図3
は、本発明による光記録媒体の更に他の実施例を示す図
で、稜線部5に沿って断続的に突起部7を設けたもので
ある。
【0010】このような切欠部あるいは突起部は、基板
の外周端にわたり複数設ける。各々の切欠部あるいは突
起部間の間隔は必ずしも等しくする必要はないが、ディ
スク形状の場合に対称性を考えると等間隔が好ましい。
前記切欠部あるいは突起部の個数は、少なすぎると全周
にわたる液だまりの低減効果が出ないため、10個程度
以上は必要である。また、前記切欠部あるいは突起部
は、射出成形法によりあらかじめ基板に設けておくのが
最も望ましい。しかし、通常の基板を用意し、後から機
械的な加工により設けることも可能である。
【0011】次に、具体的な実施例について以下に説明
する。実施例1 図1に示した切欠部を外周にわたって50ヶ所設けた、
半径60mmのポリカーボネート射出成形ディスク基板を
用意し、光入射面側に紫外線硬化樹脂SD−17(大日
本インキ工業(株))をスピンコート後、紫外線照射し、
ハードコート層を設けた。反射側の面には、以下の(化
1)に示す色素を2−メトキシエタノールを用いてスピ
ンコートし、次いでスパッタリングによりAu反射層を
設け、更にその上に保護層として上記SD−17の層を
設けて追記型CDメディアを作成した。
【0012】
【化1】
【0013】このメディアの内周側より記録をはじめ、
何mmの半径位置までメディアとして使用可能か調べた。
なお、半径59mmまで案内溝を有する基板を用いた。
【0014】実施例2 図2に示した切欠部を設けた以外、実施例1と同様であ
る。実施例3 図3に示した突起部を外周にわたり100ヶ所設けた以
外は、実施例1と同じである。実施例4 実施例1において、切欠部の数を200ヶとした。比較例1 実施例1において、切欠部の数を4ヶ所とした。比較例2 切欠部及び突起部等を設けなかった。以上の結果を以下
の表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】なお、透光性のコート層がハードコートで
ある場合を中心に述べたが、他の目的のコート層(例:
帯電防止コート層)にも本発明が適用されるのはもちろ
んである。
【0017】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、以下のような効果がある。基板の外周端の光入射面
側の稜線に切欠部あるいは突起部を設けたので、コーテ
ィングの液だまりが低減でき、均一な膜厚が得られ、反
りの生じない耐摩耗性の優れた光ディスクを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による光記録媒体の一実施例を説明す
るための構成図である。
【図2】 本発明による光記録媒体の他の実施例を示す
図である。
【図3】 本発明による光記録媒体の更に他の実施例を
示す図である。
【図4】 コーティング液だまりの様子を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1…基板の外周端、2…基板、3…不連続部、4,6…
切欠部、5…稜線部、7…突起部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性基板を通して情報の記録再生を行
    う光記録媒体において、前記基板の外周端の光入射面側
    の稜線の一部に切欠部を設けたことを特徴とする光記録
    媒体。
  2. 【請求項2】 透光性基板を通して情報の記録再生を行
    う光記録媒体において、前記基板の外周端に沿って光入
    射面側に断続的に突起部を設けたことを特徴とする光記
    録媒体。
  3. 【請求項3】 前記光入射面上に透光性のコート層を設
    けたことを特徴とする請求項1又は2記載の光記録媒
    体。
JP4073460A 1992-02-24 1992-02-24 光記録媒体 Pending JPH05234129A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4073460A JPH05234129A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 光記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4073460A JPH05234129A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 光記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05234129A true JPH05234129A (ja) 1993-09-10

Family

ID=13518891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4073460A Pending JPH05234129A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 光記録媒体

Country Status (1)

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JP (1) JPH05234129A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006209913A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Toshiba Corp パターンド磁気記録媒体、パターンド磁気記録媒体作製用スタンパー、パターンド磁気記録媒体の製造方法、および磁気記録再生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006209913A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Toshiba Corp パターンド磁気記録媒体、パターンド磁気記録媒体作製用スタンパー、パターンド磁気記録媒体の製造方法、および磁気記録再生装置

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