JPH05233093A - クロック信号供給回路および供給方法 - Google Patents

クロック信号供給回路および供給方法

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JPH05233093A
JPH05233093A JP4033828A JP3382892A JPH05233093A JP H05233093 A JPH05233093 A JP H05233093A JP 4033828 A JP4033828 A JP 4033828A JP 3382892 A JP3382892 A JP 3382892A JP H05233093 A JPH05233093 A JP H05233093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock signal
positive
negative
circuit
amplitude
Prior art date
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Pending
Application number
JP4033828A
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English (en)
Inventor
Hachiro Yamada
八郎 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05233093A publication Critical patent/JPH05233093A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大規模集積回路におけるクロック信号配線遅延
時間とクロックスキューを低減する。 【構成】クロック信号分配回路3で、外部から入力され
た正負クロック信号CLK1 および反転CLK1 を、小
振幅で互いに相補関係にある正負クロック信号CLK2
および反転CLK2 に変換する。この正負クロック信号
CLK2 および反転CLK2 を各機能ブロック2内に設
けた差動クロック信号線路4を介して供給する。差動ク
ロック信号増幅回路4は機能ブロック2内の論理ゲート
に論理振幅のクロック信号CLK3 を供給し、クロック
スキューを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大規模集積回路に用いら
れるクロック信号供給回路および供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模集積回路には多数の機能ブロック
が搭載されている。これらの機能ブロックには、クロッ
ク信号に同期して動作するフリップフロップやレジスタ
等の多数の論理ゲートが含まれる。これらの論理ゲート
に位相の異なるクロク信号を供給すると、クロックスキ
ューが大きくなり、動作速度が制限される。論理ゲート
に供給するクロック信号の位相をできるだけ等しくし、
クロックスキューを低減するために、従来、駆動能力の
極めて高い1個のクロックドライバで多数の論理ゲート
にクロック信号を供給する共通クロック信号供給方式や
電子情報通信学会論文誌,第J172−C−II巻,第
5号,第428〜433頁,1989年5月に報告され
ているような、ツリー状に構成した多数のクロックドラ
イバでクロック信号を分配する分配クロック信号供給方
式が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の共通ク
ロック信号供給方式は、クロック信号を供給しなければ
ならない論理ゲートの数と負荷容量が膨大であるので、
クロック信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間が大き
く、高速なクロック信号を供給できないという欠点があ
る。また、従来の分配クロック供給方式は、論理ゲート
に供給されるクロック信号の位相をできるだけ等しくす
るために、クロックドライバから論理ゲートまでのクロ
ック信号配線長と各クロックドライバのファンアウト数
を等しくしなければならないので、論理設計やレイアウ
ト設計が複雑であるという欠点がある。更に、クロック
信号配線長やファンアウト数を等しくしても、クロック
信号線に隣接する周囲の配線によりクロック信号線の配
線容量が変化するので、各論理ゲートに供給するクロッ
ク信号の位相を正確にそろえることが困難で、高速なク
ロック信号を供給できないという欠点がある。
【0004】本発明の目的は、上述した欠点を解決し、
高速なクロック信号を供給できるクロック信号供給回路
と供給方法とを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のクロック信号供
給回路は、複数の機能ブロックにクロック信号を供給す
る大規模集積回路のクロック信号供給回路において、外
部からクロック信号が入力され、小振幅で互いに相補関
係の正クロック信号と負クロック信号とを発生するクロ
ック信号分配回路と、このクロック信号分配回路から前
記正負クロック信号が供給され、機能ブロック内の論理
ゲートに大振幅のクロック信号を供給する差動クロック
信号増幅回路とを有している。
【0006】また、本発明のクロック信号供給方法は、
外部から供給されるクロック信号を小振幅で相補関係の
正負クロック信号に変換し、前記正負クロック信号をほ
ぼ並行に配線した正負2本のクロック信号線を通じて機
能ブロック毎に設けた差動クロック信号増幅回路に供給
してその振幅を論理振幅に増幅し、増幅されたクロック
信号を機能ブロック内の論理ゲートに供給することを特
徴とする供給方法である。
【0007】
【作用】本発明のクロック信号供給回路および供給方法
では、振幅が小さく相補関係にある正負のクロック信号
を、並行に配線されたクロック信号配線を介して各機能
ブロックに供給し、各機能ブロック内に設けられた差動
増幅器で再生しているので、各機能ブロックへの高速な
クロック信号の供給が可能となる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図1を参照すると、この実施例では、
チップ1上に複数の機能ブロック2が配置されている。
そして、外部から供給される第1の正クロック信号CL
1 および負クロック信号(反転CLK1 ) を入力と
し、小振幅で互いに相補関係の第2の正クロック信号C
LK2 と負クロック信号(反転CLK2 )とを発生する
クロック信号分配回路3と、この正負クロック信号CL
2 および反転CLK2 を伝送するためのほぼ並行に配
線された正負クロック信号線路4と、各機能ブロック2
内に配置され、前述のクロック信号分配回路3から正負
クロック信号線路4を介して正負クロック信号CLK2
および反転CLK2 が供給される差動クロック信号増幅
回路5とが設けられている。差動クロック信号増幅回路
5は、正負クロック信号CLK2 および反転CLK2
増幅し、論理振幅に等しい振幅の第3のクロック信号C
LK3 を発生する。このクロック信号CLK3 が各機能
ブロック5内の多数の論理ゲートに供給される。
【0009】正負クロック信号CLK2 および反転CL
2 の振幅は電源電圧の10分の一程度に選ぶ。例え
ば、電源電圧5ボルトの場合、正負クロック信号CLK
2 および反転CLK2 の振幅は約0.5ボルトにする。
クロック信号分配回路3が正負クロック信号線路4を駆
動する場合の遅延時間Td は、菅野卓雄監修、飯塚哲也
編,CMOS超LSIの設計,第111頁〜第113
頁,倍風館(1989年)に記載されているように、負
荷容量C,駆動電流I,信号振幅Vとにより、式で表
される。
【0010】Td =K・C・V/I…… ここで、Kは定数である。遅延時間Td は負荷容量Cに
影響を受ける。負荷容量Cは信号配線長だけでなく、横
に隣接する他の配線の影響も受ける。従って、ツリー状
に分配した多数のクロック信号配線の長さやファンアウ
ト数を等しくしても、隣接配線や配線形状の違いによ
り、クロックスキューが生じる。しかし、本実施例で
は、信号振幅Vを十分の一程度に小さくしているので、
遅延時間Tdも小さくそのばらつきを小さくできる。
【0011】それぞれの機能ブロック2に正クロック信
号CLK2 と負クロック信号(反転CLK2 )とをそれ
ぞれ供給するために、ほぼ並行に配線された2本の信号
線からなる正負クロック信号線路4が、クロック信号分
配回路3と各機能ブロック内の差動クロック信号増幅回
路5とを接続している。クロック信号は、一般に隣接す
る他の信号や上下の他の層の信号から、インダクタンス
や容量を介してのノイズを受ける。しかし、本実施例で
は、正負クロック信号線路4に印加されるこれらのノイ
ズが同相であるため、差動クロック信号増幅回路5で同
相ノイズを除去出来る。このため、ノイズによるクロッ
クスキューが小さく抑えられる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クロック信号の振幅と遅延時間を小さくできるので、ク
ロックスキューを低減でき、大規模集積回路に高速なク
ロック信号を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 チップ 2 機能ブロック 3 クロック信号分配回路 4 クロック信号線路 5 差動クロック信号増幅回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能ブロックにクロック信号を供
    給する大規模集積回路のクロック信号供給回路におい
    て、 外部からクロック信号が入力され、小振幅で互いに相補
    関係の正クロック信号と負クロック信号とを発生するク
    ロック信号分配回路と、 このクロック信号分配回路から前記正負クロック信号が
    供給され、機能ブロック内の論理ゲートに大振幅のクロ
    ック信号を供給する差動クロック信号増幅回路とを有す
    ることを特徴とするクロック信号供給回路。
  2. 【請求項2】 外部から供給されるクロック信号を小振
    幅で相補関係の正負クロック信号に変換し、前記正負ク
    ロック信号をほぼ並行に配線した正負2本のクロック信
    号線を通じて機能ブロック毎に設けた差動クロック信号
    増幅回路に供給してその振幅を論理振幅に増幅し、 増幅されたクロック信号を機能ブロック内の論理ゲート
    に供給することを特徴とする大規模膜集積回路のクロッ
    ク信号供給方法。
JP4033828A 1992-02-21 1992-02-21 クロック信号供給回路および供給方法 Pending JPH05233093A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6157229A (en) * 1997-09-29 2000-12-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Skew compensation device
US6323716B1 (en) 1998-09-28 2001-11-27 Nec Corporation Signal distributing circuit and signal line connecting method
WO2001095075A1 (fr) * 2000-06-02 2001-12-13 Hitachi,Ltd Circuit integre a semi-conducteur et circuit de distribution du signal d'horloge
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WO2018235531A1 (ja) 2017-06-19 2018-12-27 ダイキン工業株式会社 プロペラファン

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JPS5779536A (en) * 1980-10-31 1982-05-18 Nec Corp Signal distributing circuit

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Effective date: 19980811