JPH05232968A - 能動騒音消去システムおよび能動騒音消去システムのフィルタ係数更新方法 - Google Patents

能動騒音消去システムおよび能動騒音消去システムのフィルタ係数更新方法

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JPH05232968A
JPH05232968A JP4031877A JP3187792A JPH05232968A JP H05232968 A JPH05232968 A JP H05232968A JP 4031877 A JP4031877 A JP 4031877A JP 3187792 A JP3187792 A JP 3187792A JP H05232968 A JPH05232968 A JP H05232968A
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JP
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noise
signal
blower
speaker
duct
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Withdrawn
Application number
JP4031877A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Hoshino
勉 星野
Toshiro Oga
寿郎 大賀
Kensaku Fujii
健作 藤井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部に送風機を備えた通気ダクトの能動騒音
消去システムとそのフィルタ係数更新方法に関し、消音
用スピーカによる音の回り込みの影響を低減することを
目的とする。 【構成】 騒音検出手段を、ダクト内の送風機近傍に位
置してダクト内の空気の流れ方向に沿って所定の間隔で
配置した2本の無指向特性マイクロホンと、マイクロホ
ンの出力信号の信号レベルを可変制御する信号レベル調
整手段と、マイクロホンの出力信号の遅延時間を可変制
御する遅延時間調整手段と、信号レベルと遅延時間を調
整された後の2つのマイクロホンの出力信号同士の減算
を行なって出力する減算手段とにより構成し、マイクロ
ホンのいずれか一方もしくは両方の出力の信号レベルと
遅延時間を調整することによりマイクロホン全体として
送風機方向に最大感度を持つ単一指向特性を与えるよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部に送風機を備えた
通気ダクトの能動騒音消去システムとそのフィルタ係数
更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子計算機や通信機器などでは、空調装
置から通気ダクトを通じて冷却用の空調気を送り、内部
発熱を防止している。通常、通気ダクト内には送風機が
設けられ、空調気をダクト吸気側から排気側へ送給する
ようになっている。このため、空調気とともに送風機の
騒音も排出され、騒音の原因となっている。
【0003】このような送風機の騒音を低減するために
用いられる最も簡単な方法としては、吸音材を用いる方
法である。しかし、吸音材は、消去する騒音の1/4波
長以上の厚さが必要であるため、現実的には500Hz以
下の騒音を消去することが困難である。そこで、送風機
の発する騒音をマイクロホンなどで集音して消音用の適
応フィルタに通し、フィルタのタップ係数を適応制御す
ることにより騒音と同波形逆相の騒音消去信号を作り出
し、この騒音消去信号を通気ダクト開口部などから消音
用スピーカにより放射して送風機の騒音を相殺消去する
ようにした能動騒音消去システムが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の能動騒音消去シ
ステムの場合、送風機の騒音を検出するマイクロホン
は、通気ダクト開口部に設置された消音用スピーカから
の音の回り込みを受けやすく、消音処理に悪影響を与え
るという問題があった。この問題を解決するひとつの方
法として、送風機の発する騒音をマイクロホンで取り出
す代わりに、送風機モータの回転成分情報をエンコーダ
で収集したり、あるいは送風機モータが交流モータであ
る場合にはトランスを介して送風機モータの電源周波数
を収集し、これらの間接的な情報を実際の騒音の代わり
に用いるようにしたシステムも提案されている。しか
し、これらの方法では、実際の騒音ではないため、広範
囲な周波数にわたる消音が難しく、また周期的な音源情
報しか収集できないという問題があった。
【0005】さらに、他の方法として、消音用スピーカ
からの回り込みによる影響を最小とするように動作する
適応フィルタを用いる方法もあるが、処理が複雑とな
り、また音の伝播状況が温度や湿度などで変動するため
にフィルタ係数を常に更新処理しなければならないとい
う問題があった。
【0006】本発明は前記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、消音用スピーカによる音
の回り込みの影響を低減することのできる能動騒音消去
システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。図1において、通気ダクト1内には送風機2が設
けられており、空調装置(図示せず)から送給されてく
る冷却用の空調気を吸気側開口部3に排気側開口部4に
向かって送り出している。送風機2の風下側近傍には、
送風機の騒音を集音するための2本の無指向性の騒音検
出用マイクロホン5a,5bが所定の距離dをおいて設
けられている。一方の騒音検出用マイクロホン5aの出
力は、遅延回路6a,減衰器7aを介して減算器8の一
方の入力端子へ接続され、他方の騒音検出用マイクロホ
ン5bの出力は遅延回路6a,減衰器7aを介して減算
器8の他方の入力端子へ接続されている。
【0008】減算器8は、遅延回路6a,減衰器7aと
遅延回路6b,減算器7bを介して送られてくる騒音検
出用マイクロホン5aと5bのピックアップ信号の減算
を行なうもので、その減算出力は消音用適応フィルタ9
の入力端子へ接続されている。消音用適応フィルタ9
は、フィルタのタップ係数を入力情報に応じて適応的に
変え、騒音と同波形逆相の騒音消去信号を作り出すフィ
ルタ回路である。消音用適応フィルタ9の出力は、排気
側開口部4に位置してダクト内へ向けて配置された消音
用スピーカ10に接続されている。
【0009】消音用スピーカ10は、消音用適応フィル
タ9から送られてくる騒音消去信号をダクト内にむけて
放射し、送風機の騒音を相殺消去するものである。消音
用スピーカ10の前面適宜位置には、消去後の騒音を抽
出するための誤差検出用マイクロホン11が配置されて
いる。この誤差検出用マイクロホン11の出力は消音用
適応フィルタ9へフィードバックされており、消音用適
応フィルタ9はこの誤差信号が最小となるようにフィル
タのタップ係数を更新するものである。
【0010】
【作 用】図1において、騒音検出用マイクロホン5
a,5b、遅延回路6a,6bおよび減衰器7a,7b
の作用について説明する。遅延回路6a,6bおよび減
衰器7a,7bのいずれも動作させない場合、すなわち
遅延時間τ=0、減衰量R=0とした場合、減算器8の
出力信号は、騒音検出用マイクロホン5a,5bで集音
した騒音の単なる差信号となり、マイクロホン全体の指
向特性は図2(a)に示すように左右対称な双方向指向
性となる。
【0011】次に、遅延回路6a,6bを動作させるこ
となく、いずれか一方の減衰器7a,7b、例えば減衰
器7aに減衰量R=rを与えていくと、マイクロホン全
体の指向特性はは図2(b)に示すように徐々に双方向
指向性から無指向性に近づいていく。極限として、減衰
器5aの減衰量Rを無限大にすると、騒音検出用マイク
ロホン5aは存在しないことと同じになり、残りの騒音
検出用マイクロホン5bのみによる完全な無指向特性と
なる。すなわち、減衰量Rによって、2本のマイクロホ
ンの感度を双方向指向性から無指向性までの範囲で調整
することができる。
【0012】次に、2本の騒音検出用マイクロホン5
a,5bの距離をd、音速をcとするとき、減衰器7
a,7bを動作させることなく、いずれか一方の遅延回
路6a,6b、例えば遅延回路6aに、τ=d/cの遅
延時間を与えると、遅延時間τを与えられた騒音検出用
マイクロホン5aの信号は減算器8で遅延時間τをもっ
て他方の騒音検出用マイクロホン5bの出力から減算さ
れるので、マイクロホン全体としての指向特性は図2
(c)に示すように単一指向特性となる。
【0013】すなわち、遅延特性τによって騒音検出用
のマイクロホンの指向性を調整することができる。な
お、前記説明ではマイクロホン5a側の遅延回路6aと
減衰器7aを可変制御したが、反対側のマイクロホン5
bの遅延回路6bと減衰器7bを可変制御すれば、図2
(b)および(c)の指向特性はそれぞれ左右逆とな
る。
【0014】このように、遅延回路6a,6bおよび減
衰器7a,7bの遅延時間τと減衰量Rを調整すること
により、2本のマイクロホン5a,5bに任意の感度か
らなる広範囲な指向特性を与えることができる。そこ
で、本発明ではこの特性を利用し、前記遅延回路6a,
6bと減衰器7a,7bを調整して図1中に点線で示す
ような送風機2側に向かう単一指向特性となるように設
定し、この指向特性の調整によって消音用スピーカ10
からの音の回り込みを阻止し、送風機2の発する騒音の
みをピックアップするようにしたものである。
【0015】前記のようにしてピックアップされた送風
機の騒音信号は、減算器8から消音用適応フィルタ9へ
送られ、逆位相の騒音消去信号に変換された後、消音用
スピーカ10から放射され、排気側開口部4において送
風機8の騒音を相殺消去する。この消音された後の騒音
誤差検出用マイクロホン11で拾われ、騒音消去の誤差
信号として消音用適応フィルタ9へフィードバックされ
る。
【0016】そして、消音用適応フィルタ9は、前記誤
差検出用マイクロホン11から送られてくる誤差信号が
最も小さくなるようにそのタップ係数を適応的に更新
し、騒音波形に可能な限り近似する逆相の騒音消去信号
を作り出し、これを消音用スピーカ10から放射して送
風機2の騒音を消音する。
【0017】図1において、消音用スピーカ10からの
騒音消去信号の放射音量が大きい場合、あるいは通気ダ
クト1の外部からの騒音が大きい場合などには、その音
が騒音検出用マイクロホン5a,5bまで回り込み、送
風機2の騒音に付加されて消音動作に影響を与えるが、
本発明のように2本の騒音検出用マイクロホン5a,5
bを用い、このマイクロホンにそれぞれ接続された遅延
回路6a,6bおよび減衰器7a,7bの遅延時間τと
減衰量Rを調整することにより、これらの音に対しては
最小感度となるようにマイクロホン全体の指向特性を設
定することができるので、これらの影響を最小にするこ
とができる。
【0018】
【実施例】
(第1実施例)図3に本発明の第1実施例を示す。な
お、図3中、図1と同一部分には同一の符号を付して示
した。1は通気ダクト、2は送風機、3は吸気側開口
部、4は排気側開口部、5a,5bは無指向性の騒音検
出用マイクロホン、6a,6bはBBD(電荷転送デバ
イス)などから構成された遅延回路、7a,7bは減衰
器、8は減算器、9は消音用適応フィルタ、10は消音
用スピーカ、11は誤差検出用マイクロホン、12は制
御部、13,14はアナログ信号からディジタル信号へ
変換するA/D変換器、15はディジタル信号からアナ
ログ信号へ変換するD/A変換器、16a,16b,1
7,18は増幅器、19は送風機用電源、20は送風機
用電源スイッチである。制御部12は装置全体の動作を
制御するもので、マイクロコンピュータなどから構成さ
れている。消音用スピーカ10は、密閉式のスピーカボ
ックス21に取り付けられている。なお、マイクロホン
5a,5bの出力をA/D変換してディジタル信号とす
れば、減衰器7a,7bは乗算器で構成することがで
き、遅延回路6a,6bはシフトレジスタで構成するこ
とも可能である。
【0019】進んで、図3において、マイクロホンに図
中の点線で示すような単一指向特性を与えるための遅延
時間τと減衰量Rの設定動作について、図4のフローチ
ャートを参照して説明する。なお、この設定動作は、本
発明システムの据え付け時、あるいは周辺の雑音変動が
激しい場合には一定期間毎や空調開始時に必要に応じて
実行される。
【0020】さて、設定処理が開始されると、制御部1
2は、まず送風機2を停止状態に設定した後(ステップ
S1)、減衰器7aと7bの減衰量Rをそれぞれ中間値
に設定する(ステップS2)。そして、2つの騒音検出
用マイクロホン5aと5bとの距離をd2 、騒音検出用
マイクロホン5aと消音用スピーカ10との距離をd 1
とするとき、制御部12は、消音用スピーカ10から遠
い方の騒音検出用マイクロホン5bの減衰器7bの減衰
量を、他方の減衰器7aの減衰量に比較してd 1 /(d
1 +d2 )倍(<1)となるように調整する(ステップ
S3)。これにより、消音用スピーカ10に対する騒音
検出用マイクロホン5aと5bの感度は計算上同一に設
定される。
【0021】次に、制御部12は、遅延回路6aと6b
の遅延時間τをそれぞれ0に設定した後(ステップS
4)、内蔵した広帯域雑音信号(ホワイトノイズ)発生
器(図示なし)から広帯域雑音信号を発生させ、D/A
変換器15,増幅器17を介して消音用スピーカ10か
ら放射する(ステップS5)。そして、このときの減算
器8の出力が0もしくは予め定めた0に近い値以下であ
るか否かを判定する(ステップS6)。0もしくは予め
定めた0に近い値以下である場合には、2つのマイクロ
ホン5a,5bの消音用スピーカ10に対する感度は実
際に同一とみなし得るから、それ以上減衰器7aと7b
の減衰量を調整する必要がないので、処理はステップS
14へ移行する。一方、0もしくは予め定めた0に近い
値以下でない場合には、騒音検出用マイクロホン5aと
5bの感度を同一にするために、処理はステップS7へ
移行する。
【0022】ステップS7において、消音用スピーカ1
0に近い方の騒音検出用マイクロホン5aの減衰器7a
の減衰量を微小量下げ、減衰器7aの減衰量が0になっ
たか否かを判定した後(ステップS8)、減算器8の出
力が0もしくは予め定めた0に近い値以下になったか否
かを判定する(ステップS6)。このステップS6〜S
8の調整動作を繰り返し、減算器8の出力が0もしくは
予め定めた0に近い値以下になった場合に、騒音検出用
マイクロホン5aと5bの感度が同一になったとしてス
テップS14へ移行する。
【0023】一方、ステップS8において、減衰器7a
の減衰量が0になった場合には、減衰器7aによっては
それ以上の感度の調整は不可能であるから、減衰器7a
に代わって、消音用スピーカ10から遠い方の騒音検出
用マイクロホン5bの減衰器7bを用いて感度を調整す
るために、減衰器7aの減衰量を元の中間値に戻した後
(ステップS9)、ステップS10へ移行する。
【0024】ステップS10において、減衰器7bの減
衰量を微小量下げ、減衰器7bの減衰量が0になったか
否かを判定した後(ステップS11)、減算器8の出力
が0もしくは予め定めた0に近い値以下になったか否か
を判定する(ステップS12)。このステップS6〜S
8の調整動作を繰り返し、減算器8の出力が0もしくは
予め定めた0に近い値以下になった場合に、騒音検出用
マイクロホン5aと5bの感度が同一になったものと判
定し、ステップS14へ移行する。
【0025】なお、ステップS11において、減衰器7
bの減衰量が0となった場合、それ以上の感度調整はで
きないので、処理はステップS13へ移行し、減算器8
の減算出力がそれまでで一番小さくなった時の減衰量を
減衰器7aまたは7bに設定し、ステップS14へ移行
する。
【0026】次いで、ステップS14において、消音用
スピーカ10に近い方の騒音検出用マイクロホン5aの
遅延回路6aに微小量の遅延時間τを与え、該遅延時間
τが最大値になったか否かを判定した後(ステップS1
5)、減算器8の出力が0もしくは予め定めた0に近い
値以下になったか否かを判定する(ステップS16)。
【0027】減算器8の出力が0もしくは予め定めた0
に近い値以下でない場合には、処理はステップS14へ
戻り、前記遅延時間τの調整動作を繰り返す。また、ス
テップS15において遅延時間τが最大値となった場合
にはそれ以上の遅延時間調整は不可能であるから、処理
はステップS17へ移行し、減算器8の減算出力がそれ
までで一番小さくなった時の遅延時間τを遅延回路5a
の遅延時間として設定した後、ステップS18へ移行す
る。
【0028】前記ステップS16において、減算器8の
出力が0もしくは予め定めた0に近い値以下となった場
合、騒音検出用マイクロホン5a,5bの指向特性が図
3中に点線で示すような単一指向特性になったものと判
定し、ステップS18へ移行して、消音用スピーカから
鳴らしていた広帯域雑音信号を止める。そして、この広
帯域雑音信号停止時の減算器8の出力レベルN(N:ス
ピーカからの回り込み分)を検出して記憶する(ステッ
プS19)。
【0029】次いで、制御部12は、送風機用電源スイ
ッチ20をONし、送風機用電源19から送風機2へ電
源を供給し、送風機2を定格状態で稼働する(ステップ
S20)。そして、この時の減算器8からの出力レベル
(S+N)(S:送風機の騒音)を検出して記憶し(ス
テップS21)、前記ステップS19で記憶しておいた
広帯域雑音信号停止時の周囲騒音の出力レベルNを用い
て、その比(S+N)/Nを計算する。(ステップS2
2)、この比が予め定めた設定値内にあるか否かを判定
し(ステップS23)、設定値内にある場合には、騒音
検出用マイクロホン5a,5bの感度と指向特性の設定
動作が完全であるものと判定し、処理を終了する。一
方、設定値内にない場合、周囲騒音Nが発生している時
に遅延時間τと減衰量Rを設定したと考えられるため、
再びステップS1へ戻り、前記動作を繰り返す。
【0030】以上のようにして騒音検出用マイクロホン
5aと5bの感度と指向特性の設定を完了した後、送風
機2によって空調気の送風を開始する。減算器8から出
力される送風機2の騒音信号は、A/D変換器13にお
いてディジタル信号に変換された後、消音用適応フィル
タ9へ送られる。消音用適応フィルタ9は、この騒音信
号から逆位相の騒音消去信号を作成し、D/A変換器1
5でアナログ信号に変換して消音用スピーカ10から排
気側開口部4へ向けて放射する。この消音用スピーカの
騒音消去信号によって相殺消去された送風機2からの騒
音は誤差検出用マイクロホン11で誤差信号として拾わ
れ、増幅器18、A/D変換器14を介して消音用適応
フィルタ9へフィードバックされる。
【0031】消音用適応フィルタ9は、前記誤差検出用
マイクロホン11から送られてくる誤差信号が最も小さ
くなるようにフィルタのタップ係数を適応的に更新し、
これによって得られた同波形逆相の騒音消去信号を消音
用スピーカ10に送り、送風機8の騒音を可能な限り消
去する。
【0032】(第2実施例)図5に本発明の第2実施例
を示す。この第2実施例は、排気側開口部4と吸気側開
口部3の両方に騒音消去システムを備えたもので、送風
機2を中心にして左右対称に構成されている。したがっ
て、図5中、図3と同一構成部材には同一符号を付すと
ともに、排気側の騒音消去構造にはその符号に添字a
を、また、吸気側の騒音消去構造にはその符号に添字b
を付して両者を区別した。
【0033】図5のように通気ダクト1の吸気側開口部
3と排気側開口部4の両方に消音用スピーカ10a,1
0bを設け、吸気側と排気側の両方で消音を行なうよう
に構成した場合、お互いの消音用スピーカ10a,10
bの音が自己の側の騒音検出用マイクロホン5aまたは
5bに回り込むだけでなく、相手側の騒音検出用マイク
ロホン5aまたは5bにも回り込んでしまう。
【0034】そこで、これらの回り込みをキャンセルし
てやる必要があるが、図5の実施例ではこれを実現する
ために、前記図3で採用した遅延回路6a,6b、減衰
器7a,7bおよび減算器8に代えて、騒音検出用マイ
クロホン5a,5bと消音用スピーカ10a,10bの
間の騒音伝達系を模擬するための適応フィルタからなる
自己回り込み防止用フィルタ22a,22bおよび相手
側回り込み防止用フィルタ23a,23bを採用し、自
己の消音用スピーカから発せられる音と反対側の消音用
スピーカから発せられる音のそれぞれのマイクロホンへ
の回り込みを防止するようにしている。
【0035】前記回り込みを防止するには、図5中の自
己回り込み防止用フィルタ22a,22bおよび相手側
回り込み防止用フィルタ23a,23bのタップ係数を
最良状態に設定することが重要である。そこで、以下
に、この自己回り込み防止用フィルタ22a,22bお
よび相手側回り込み防止用フィルタ23a,23bのタ
タップ係数の設定動作について説明する。なお、以下の
設定動作はすべて制御部12の制御の下に自動的に行な
われる。
【0036】まず、送風機2を定格回転数で回転させ、
排気側の消音用スピーカ10aから広帯域雑音信号を放
射する。この時の広帯域雑音信号の放射レベルは、S/
N比を大きくとるために、騒音検出用マイクロホン5
a,5bの位置において送風機2の発する騒音よりもは
るかに大きな音となるように設定する。
【0037】前記のように設定した後、排気側の消音用
スピーカ10aに供給されている広帯域雑音信号を自己
回り込み防止用フィルタ22aを通じて排気側の消音用
適応フィルタ9aの入力端へ逆位相で戻し、排気側の騒
音検出用マイクロホン5aの出力信号から自己のスピー
カ10aからの回り込み分を差し引くようにする。そし
て、この時の騒音検出用マイクロホン5aの出力を自己
回り込み防止用フィルタ22aへ制御信号としてフィー
ドバックし、排気側の騒音検出用マイクロホン5aの出
力が最小となるように、自己回り込み防止用フィルタ2
2aのタップ係数を適応制御する。最小値が得られた段
階で自己回り込み防止用フィルタ22aのタップ係数を
当該値に固定する。これにより、排気側の消音用スピー
カ10aから自己側の騒音検出用マイクロホン5aに回
り込む音を消去することができる。
【0038】次に、排気側の消音用スピーカ10aに供
給されている広帯域雑音信号を相手側回り込み防止用フ
ィルタ23aで取り出し、吸気側の消音用適応フィルタ
9bの入力端に逆相で供給し、吸気側の騒音検出用マイ
クロホン5bの出力信号から排気側のスピーカ10aか
らの回り込み分を差し引くようにする。そして、この時
の吸気側の騒音検出用マイクロホン5bの出力を相手側
回り込み防止用フィルタ23aへ制御信号としてフィー
ドバックし、吸気側の騒音検出用マイクロホン5aの出
力が最小となるように、相手側回り込み防止用フィルタ
23aのタップ係数を適応制御する。最小値が得られた
段階で相手側回り込み防止用フィルタ23aのタップ係
数を当該値に固定する。これにより、排気側の消音用ス
ピーカ10aから吸気側の騒音検出用マイクロホン5a
に回り込む音を消去することができる。
【0039】次いで、前記排気側の消音用スピーカ10
aからの広帯域雑音信号の放射を止め、前記とは反対の
吸気側の消音用スピーカ10bから広帯域雑音信号の放
射を行なう。そして、前記と同様にして、吸気側の自己
回り込み防止用フィルタ22bと相手側回り込み防止用
フィルタ23bのタップ係数を設定することにより、吸
気側の消音用スピーカ10bから自己の騒音検出用マイ
クロホン5bに回り込む消音用スピーカからの音と、排
気側の騒音検出用マイクロホン5aに回り込み消音用ス
ピーカ19bからの音をそれぞれ消去することができ
る。
【0040】以上のようにして自己回り込み防止用フィ
ルタ22a,22bおよび相手側回り込み防止用フィル
タ23a,23bのタップ係数を設定した後、消音用適
応フィルタ9aおよび9bの適応動作を開始させ、それ
ぞれのフィルタのタップ係数を適応制御すれば、吸気側
開口部3と排気側開口部4の両端において送風機2の騒
音をスピーカ10aと10bによって消去することがで
きる。なお、消音用適応フィルタ9a,9bおよびスピ
ーカ10a,10bによる消音動作は前述した図3の実
施例の場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0041】(第3実施例)図6に本発明の第3実施例
を示す。この第3実施例は、図5における相手側回り込
み防止用フィルタ23a,23bへの入力を、自己回り
込み防止用フィルタ22a,22bの出力から取るよう
に接続したものである。なお、他の部分の構成および作
用は図5ものと同様であるので、その詳細な説明は省略
する。
【0042】前述した本発明の能動騒音消去システムの
ように適応フィルタを用いて回路を構成した場合、音響
系と電気系を一巡するハウリングループが形成される。
例えば、図6の第3実施例の排気側を例に採ると、消音
用スピーカ10a→騒音検出用マイクロホン5a→A/
D変換器24a→適応フィルタ9a→D/A変換器15
a→増幅器17a→消音用スピーカ10のルートで一巡
するハウリングループが形成される。
【0043】このハウリングループのループゲインが1
以上になると、スピーカ音によるハウリングを生じる。
そこで、このようなハウリングが生じることのないよう
に各フィルタのタップ係数を更新する必要がある。本発
明の場合、図5の第2実施例において詳述したように、
まず最初に自己回り込み防止用フィルタ22a,22b
と相手側回り込み防止用フィルタ23a,23bの方か
らタップ係数の更新を行なうことにより、ループゲイン
が1以上となることのないように調整することができ
る。
【0044】また、図5および図6において説明したよ
うに、送風機2を定格回転数で回転させながらフィルタ
のタップ係数の更新動作を行なうことにより、送風機使
用時と同一の騒音伝達系を模擬した状態で正確な設定を
行なうことができる。ただし、このタップ係数の更新動
作時には、送風機の音は消音用スピーカから出力される
広帯域雑音信号に対して騒音となるので、S/N向上の
ため、前述したように広帯域雑音信号の放射レベルをで
きるだけ大きくすることが望ましい。広帯域雑音信号の
放射レベルを大きくすることによりフィルタの収束係数
を大きくすることができ、タップ係数の収束をそれだけ
早めることができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明の能動騒音消去システムによるときは、送風機の
騒音を取り込む騒音検出手段への消音用スピーカからの
スピーカ音の回り込みを可能な限り防止することができ
る。また、本発明のフィルタ係数更新方法によるとき
は、ハウリングを防止することができ、また、フィルタ
のタップ係数更新時のS/Nを向上し、フィルタの収束
係数を大きくして係数の収束を早め、短時間でタップ係
数の更新動作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】マイクロホンの感度と指向特性の説明図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】第1実施例のマイクロホン指向特性の設定動作
のフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 通気ダクト 2 送風機 3 吸気側ダクト開口部 4 排気側ダクト開口部 5 騒音検出用マイクロホン 6 遅延回路 7 減衰器 8 減算器 9 消音用適応フィルタ 10 スピーカ 11 誤差検出用マイクロホン 12 制御部 22 自己回り込み防止用フィルタ 23 相手側回り込み防止用フィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に送風機を設けた通風ダクトの騒音
    消去システムであって、前記送風機の発する騒音を検出
    する騒音検出手段と、該騒音検出手段の出力する騒音信
    号を基に騒音信号と同波形逆相の騒音消去信号を作成す
    る消音用適応フィルタと、ダクト開口部に位置してダク
    ト内に向けて配置され、前記消音用適応フィルタで得ら
    れた騒音消去信号をダクトへ放射する消音用スピーカ
    と、該消音用スピーカ近傍に配置され、消音後の騒音を
    誤差信号として検出する誤差検出手段とを備え、前記誤
    差検出手段で検出した誤差信号を前記消音用適応フィル
    タにフィードバックすることにより誤差信号が最小とな
    るように消音用適応フィルタのタップ係数を適応制御す
    るようにした能動騒音消去システムにおいて、 前記騒音検出手段を、 ダクト内の送風機近傍に位置してダクト内の空気の流れ
    方向に沿って所定の間隔で配置した2本の無指向特性マ
    イクロホンと、 前記マイクロホンの出力信号の信号レベルを可変制御す
    る信号レベル調整手段と、 前記マイクロホンの出力信号の遅延時間を可変制御する
    遅延時間調整手段と、 前記信号レベルと遅延時間を調整された後の2つのマイ
    クロホンの出力信号同士の減算を行い、該減算信号を騒
    音信号として出力する手段により構成し、 前記2本のマイクロホンのいずれか一方もしくは両方の
    出力の信号レベルと遅延時間を前記信号レベル調整手段
    と遅延時間調整手段によって調整することによりマイク
    ロホン全体として送風機方向に最大感度を持つ単一指向
    特性を与えたことを特徴とする能動騒音消去システム。
  2. 【請求項2】 内部に送風機を設けた通風ダクトの騒音
    消去システムであって、前記通風ダクトの吸気側と排気
    側の両方に、前記送風機の発する騒音を検出する騒音検
    出手段と、該騒音検出手段の出力する騒音信号を基に騒
    音信号と同波形逆相の騒音消去信号を作成する消音用適
    応フィルタと、ダクト開口部に位置してダクト内に向け
    て配置され、前記消音用適応フィルタで得られた騒音消
    去信号をダクトへ放射する消音用スピーカと、該消音用
    スピーカ近傍に配置され、消音後の騒音を誤差信号とし
    て検出する誤差検出手段とをそれぞれ備え、前記誤差検
    出手段で検出した誤差信号を前記消音用適応フィルタに
    フィードバックすることにより誤差信号が最小となるよ
    うに消音用適応フィルタのタップ係数を適応制御するよ
    うにした能動騒音消去システムにおいて、 前記消音スピーカの入力信号を自己回り込み防止用フィ
    ルタを介して自己の騒音検出手段の出力信号に差し引く
    ように加えるとともに、 前記消音スピーカの入力信号を相手側回り込み防止用フ
    ィルタを介して相手側の騒音検出手段の出力信号に差し
    引くように加えたことを特徴とする能動騒音消去システ
    ム。
  3. 【請求項3】 内部に送風機を設けた通風ダクトの騒音
    消去システムであって、前記通風ダクトの吸気側と排気
    側の両方に、前記送風機の発する騒音を検出する騒音検
    出手段と、該騒音検出手段の出力する騒音信号を基に騒
    音信号と同波形逆相の騒音消去信号を作成する消音用適
    応フィルタと、ダクト開口部に位置してダクト内に向け
    て配置され、前記消音用適応フィルタで得られた騒音消
    去信号をダクトへ放射する消音用スピーカと、該消音用
    スピーカ近傍に配置され、消音後の騒音を誤差信号とし
    て検出する誤差検出手段とをそれぞれ備え、前記誤差検
    出手段で検出した誤差信号を前記消音用適応フィルタに
    フィードバックすることにより誤差信号が最小となるよ
    うに消音用適応フィルタのタップ係数を適応制御するよ
    うにした能動騒音消去システムにおいて、 前記消音スピーカの入力信号を自己回り込み防止用フィ
    ルタを介して自己の騒音検出手段の出力信号に差し引く
    ように加えるとともに、 前記自己回り込み防止用フィルタの出力信号を相手側回
    り込み防止用フィルタを介して相手側の騒音検出手段の
    出力信号に差し引くように加えたことを特徴とする能動
    騒音消去システム。
  4. 【請求項4】フィルタのタップ係数の更新時に、送風機
    を定格回転数で回転させながらダクト開口部に設置した
    消音用スピーカから広帯域雑音信号を放射し、 初めに自己回り込み防止用フィルタと相手側回り込み防
    止用フィルタのタップ係数の更新を行なった後、消音用
    適応フィルタのタップ係数の更新を行なうことを特徴と
    する請求項2または3記載の能動騒音消去システムのフ
    ィルタ係数更新方法。
JP4031877A 1992-02-19 1992-02-19 能動騒音消去システムおよび能動騒音消去システムのフィルタ係数更新方法 Withdrawn JPH05232968A (ja)

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