JPH05232973A - 騒音消去用ダクト構造およびこれを用いた能動騒音消去装置 - Google Patents

騒音消去用ダクト構造およびこれを用いた能動騒音消去装置

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JPH05232973A
JPH05232973A JP4033299A JP3329992A JPH05232973A JP H05232973 A JPH05232973 A JP H05232973A JP 4033299 A JP4033299 A JP 4033299A JP 3329992 A JP3329992 A JP 3329992A JP H05232973 A JPH05232973 A JP H05232973A
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duct
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Application number
JP4033299A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Hoshino
勉 星野
Kensaku Fujii
健作 藤井
Toshiro Oga
寿郎 大賀
Tadashi Ohashi
正 大橋
Atsushi Yamaguchi
敦 山口
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 能動騒音消去のためのダクト構造およびこれ
を用いた能動騒音消去装置に関し、能動騒音消去装置を
付設する対象装置の筐体が例え小型であっても、騒音源
から発せられた騒音がダクト内を伝播してダクト開口部
に到達するまでの伝播時間を能動騒音消去装置の処理時
間以上となるようにすることを目的とする。 【構成】 騒音の通過するダクトを電子機器などの筐体
の内壁面に沿わせながら折り曲げて配設し、送風機の騒
音がダクト開口部に達するまでの伝播時間が前記能動騒
音消去装置の処理時間以上となるようにダクト長を選ぶ
ように構成する。また、このようなダクト構造を用いて
能動騒音消去装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、能動騒音消去のための
ダクト構造およびこれを用いた能動騒音消去装置に関す
る。電子計算機や通信機器などの筐体内の発熱部の冷却
を行なう場合、送風機を用いて空冷する方法が一般的で
ある。これに伴い送風機の発する騒音が問題となってい
た。
【0002】
【従来の技術】送風機を用いた従来の冷却方法を図11
に示す。81は電子機器などの筐体、82は冷却用の送
風機であって、筐体81の壁面に装着した送風機82に
よって筐体81内へ冷たい外気を送風し、筐体81の壁
面に設けた通風口83から排気することにより内部の電
子機器を冷却していた。しかし、この方法は通風が良い
代わりに送風機の騒音が周囲に放射されるという欠点が
あった。
【0003】前記送風機の騒音を低減するには、受動騒
音消去法を採るのが一般的であった。すなわち、受動騒
音消去は、スポンジやグラスウールなどの吸音材を筐体
内壁などに張り付けて吸音処理するものであるが、吸音
材が効果を奏するには対象とする騒音の波長に対して最
低1/4波長の厚みが必要であり、仮に騒音の中心周波
数を34Hzとした場合、騒音波長は1mとなり、25cm
の厚みの吸音材を用いる必要がある。このような25cm
の厚みを持つ吸音材は極端としても、受動騒音消去の場
合、少なくともある程度の厚みの吸音材を騒音源と筐体
の壁面間に設けることにより吸音処理を行なわねばなら
ない。
【0004】一方、ディジタル信号処理用LSI、特に
DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)の普及に
伴い、適応フィルタ処理によって騒音と同波形逆相の騒
音消去信号を作成し、これをダクト内に配置したスピー
カから騒音に向けて放射することにより騒音を相殺消去
するようにしたいわゆる能動騒音消去法が近年用いられ
るようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】吸音材を用いた受動騒
音消去の場合、送風機が筐体の壁面に装着されている場
合には吸音材を効果的に張りつけることが困難なため、
筐体外に放射される騒音の消去が困難である。また、能
動騒音消去の場合、騒音と同波形逆相の騒音消去信号を
作るには、DSPや電気音響変換器、騒音消去信号の回
り込みによるハウリング防止用の回り込み防止フィルタ
などの各処理回路の信号処理に時間を要するため、送風
機などの騒音源と騒音消去信号を放射するスピーカの間
の距離を可能な限り大きくしなければならず、必然的に
ダクト長が長くなり、ダクトを収納した筐体の寸法が大
きくなってしまうという問題があった。
【0006】本発明は前記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、能動騒音消去に適したダ
クト構造とこれを用いた能動騒音消去装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。図において、1は冷却用の送風機、2は電子機器
の筐体である。筐体2の外板には吸気口3と排気口4が
形成され、吸気口3には吸気用のダクト5aが、また排
気口4には排気用のダクト5bがそれぞれ接続されてい
る。送風機1は吸気ダクト5a(または排気ダクト5
b)内に配置され、吸気口3から冷却用の外気を吸い込
み、筐体内部の電子機器などの発熱部6を冷却した後、
排気口4から外部へ排気されるようになっている。な
お、図1では、ダクト5a,5bの内部に吸音材7が張
り付けられており、能動騒音消去と同時に受動騒音消去
も行なうように構成されている。
【0008】吸気用ダクト5a内の送風機1の近傍には
騒音検出用のマイクロホン8が配置され、その出力はA
/D変換器9を介して消音用適応フィルタ10へ接続さ
れている。消音用騒音フィルタ10はそのタップ係数を
適応的に変えることができ、タップ係数を変えることに
よって消音すべき騒音と同波形逆相の騒音消去信号を作
るものである。消音用適応フィルタ10の出力はD/A
変換器11を介して排気口4近傍に取り付けられた消音
用のスピーカ12に接続されている。この消音用スピー
カ12の前面直下には、消音後の騒音レベルを検出する
ための誤差検出用のマイクロホン13が設けられてお
り、その出力はA/D変換器14を介して消音用適応フ
ィルタ10へフィードバックされている。
【0009】室内に置かれる電子計算機や通信機器など
の電子機器のほとんどは比較的小型であり、ダクト5
a,5bの長さを充分にとることできない。このため、
通常の電子機器の場合、送風機1の騒音がダクト5a.
5b内を伝播して排気口4に到達するまでの伝播時間は
短い。また、消去対象の騒音は非周期音が比較的多いの
で騒音消去動作に必要な処理時間が長くなり、この処理
時間以上の伝播時間を稼ぐことはなかなか困難である。
そこで、本発明では、能動騒音消去のための充分なダク
ト長を得るために、ダクト5a,5bを筐体2の外板内
壁に沿わすか、あるいはループ状に形成することにより
ダクト長を稼ぐようにする。このとき、ダクト5a,5
bの断面積を、それぞれ吸気口3または排気口4に近づ
くに連れて徐々に広げるようにしてもよい。
【0010】図1においては、騒音を騒音検出用マイク
ロホン8を用いて音響的に取り込むようにしたが、周期
的な騒音のみの取り出しで済むような場合には、送風機
駆動モータの回転成分をエンコーダなどで取り出して騒
音信号としてもよいし、あるいは送風機駆動モータが交
流モータの場合には、トランスなどを介して電源周波数
を騒音信号として取り出すようにしてもよい。
【0011】なお、ダクト5a,5bのダクト径につい
ては、消去する騒音の1/2波長以下の径とする。これ
は、ダクト内部を伝わる音の波長に比べて内部断面の小
さい管内では一次元波動を実現できるので、拡散による
損失が少なく、音波を離れた場所に導くのに有用である
とともに、一次元の進行波,後進波,定在波を生成しや
すいためである。音の周波数が高く、波長がダクトの内
部断面寸法と同程度以下になるとダクト断面内の音圧の
分布が不均一となり、一次元以外の波動が生じるが、こ
のような音はダクト5a,5bの内壁に張り付けた吸音
材7で吸収することができる。
【0012】
【作 用】図1において、送風機1を回転駆動すると、
冷たい外気が吸気口3、ダクト5aを通じて筐体2の内
部に吸い込まれ、電子機器などの発熱部6を空冷する。
熱された排気は、ダクト5b,排気口4を通じて外部へ
排出される。
【0013】一方、能動騒音消去は次のようにして行な
われる。すなわち、前記送風機1近くに配置した騒音検
出用マイクロホン8によって送風機1の発する騒音を集
音し、その出力をA/D変換器9を介して消音用適応フ
ィルタ10へ送る。消音用適用フィルタ10は、送風機
1の騒音がダクト5a,5b内を伝播して排気口4に到
達するまでの経路の伝達特性を模擬し、騒音と同波形逆
相の騒音消去信号を作成する。そして、この騒音消去信
号をD/A変換器11を介して消音用スピーカ12から
放射することにより、送風機1の騒音を排気口4の位置
で相殺消去するように作用する。
【0014】消音用スピーカ12の前面直下に配置した
誤差検出用マイクロホン13は前記消音後の騒音を誤差
信号として集音し、A/D変換器14を介して消音用適
応フィルタの制御端子へフィードバックする。消音用適
応フィルタ9は、このフィードバックされてくる誤差信
号が最も小さくなるようにそのタップ係数を適応制御
し、騒音の消去効果を常に最良に維持する。
【0015】ところで、前述したように、室内に置かれ
る電気計算機や通信機などの電子機器のほとんどは比較
的小型であり、ダクト5a,5bの長さを充分にとるこ
とできない。このため、通常の電子機器の場合、送風機
1の騒音がダクト5a.5b内を伝播して排気口4に到
達するまでの伝播時間は短く、能動騒音消去動作に必要
な処理時間以上の伝播時間を稼ぐことが困難である。こ
の伝播時間は、少なくとも、[A/D変換機9の変換時
間(回り込み防止フィルタの通過時間を含む)+消音用
適応フィルタ10の処理時間+D/A変換器11の変換
時間(回り込み防止フィルタの通過時間を含む)+消音
用スピーカ12の電気音響変換時間]以上でなければ、
送風機1の発した騒音が排気口4に達する間にこれと同
波形逆相の騒音消去信号を作成することができず、非周
期音まで含めた騒音の能動消去は不可能である。
【0016】消音用適応フィルタ10をDSP(ディジ
タル・シグナル・プロセッサ)で構成した場合における
各回路部分における処理時間の一例を挙げると、 ・A/D変換器9の変換時間(16ビット変換時。回り
込み防止フィルタの通過時間も含む)→ 約800μs ・DSP(=消音用適応フィルタ10)の処理時間 →
約250μs ・D/A変換器11の変換時間(16ビット変換時。回
り込み防止フィルタの通過時間も含む)→ 約780μ
s ・消音用スピーカ12の電気音響変換時間 → 約50
0μs 程度であり、全体として約2.3ms程度の処理時間が
必要となる。したがって、非周期音までを含めた本発明
の能動騒音処理を実現するには、ほぼ1m程度のダクト
長が必要である。これは、音の伝播時間に直すと約2.
9msとなる。
【0017】しかし、前述したように電気機器の筐体は
小型であり、1mのダクト長を得ることは現実的に不可
能である。そこで、本発明では、ダクト5a,5bを筐
体2の外板内壁にそって設置するか、あるいはダクト5
a,5bを湾曲したループ状に形成して設置する。これ
により、ダクト5a,5bを遠回しに迂回させることが
でき、必要な伝播時間を稼ぐことが可能となる。
【0018】また、ダクト長を延ばすと通風抵抗が大き
くなり、吸気と排気の効率が低下するが、吸気口3また
は排気口4に近づくに連れてダクト5aまたは5bのダ
クト径を広げていくようにすれば、通風抵抗を下げるこ
とができ、音響管としてのダクトの反射係数を低下して
後進波の生成を防止することができる。
【0019】
【実施例】
(第1実施例)図2に本発明の第1実施例を示す。この
第1実施例は、電子機器の筐体に付設された空冷用ダク
トの吸気系と排気系のそれぞれに、本発明のダクト構造
を用いた能動騒音消去装置を付設した場合の一例であ
る。なお、図1と同一部分には同一の符号を付して示し
た。
【0020】この実施例の場合、吸気口3は筐体2の右
方下部に開口されており、吸気用ダクト5aはこの吸気
口3から筐体の底面に沿って引き回されている。また、
排気口4は筐体2の右方上部に開口されており、排気用
ダクト5bはこの排気口4から筐体の側壁内面および天
井内面に沿って折り曲げながら引き回されている。
【0021】このようにダクト5a,5bを筐体内壁に
沿って折り曲げながら配設することにより、ダクト5
a,5bのそれぞれに所望のダクト長を与えることがで
きる。したがって、例え筐体2が小型であっても、送風
機1の音がダクト内を伝播して吸気口3および排気口4
にそれぞれ到達するまでの伝播時間を、消音用適応フィ
ルタを含む全電気回路の処理時間以上とすることができ
る。このため、送風機の騒音が吸気口および排気口に達
するまでの間に、吸気口および排気口から放射される騒
音と同波形逆相の騒音消去信号を確実に作成することが
でき、非周期音まで含めた騒音を消去すること可能とな
る。
【0022】送風機1は排気用ダクト5bの内部側先端
に位置して設置されている。この送風機1を回すことに
より吸気口3、吸気用ダクト5aを通じて冷たい外気を
吸い込み、発熱部6などに吹きつける。発熱部13で温
められた熱気は送風機1により吸い出され、排気用ダク
ト5bを通って排気口4より外部へ排出される。なお、
図示は略したが、ダクト5aと5bの内壁にはそれぞれ
所要厚さの吸音材が張り付けられており、後述する消音
用適応フィルタ10を用いた能動騒音消去と同時に受動
騒音も行なうように構成されている。
【0023】吸気用ダクト5aおよび排気用ダクト5b
のダクト径については、前述したように消音する音の波
長以下とする。一般に、電気計算機や通信機器などの電
子機器の冷却に用いられる送風機としては、6〜7枚の
羽根を持ったものを2000〜3000回転/分程度で
回転させ、使用することが多い。このような場合、約3
000Hz程度の基本波とその高調波成分からなる周期性
の騒音が発生することが多い。したがって、このような
送風機を用いる場合、ダクト径は例えば約10〜15c
m程度に選べばよい。
【0024】なお、音の周波数が高くなり、波長がダク
トの内部断面寸法と同程度以下になるとダクト断面内の
音圧の分布が不均一となって一次元以外の波動が生じる
が、このような波長の短い音はダクト5a,5bの内壁
に張り付けた吸音材で吸収することができる。
【0025】以上のダクト構造において、騒音源となる
送風機1の音を吸気側ダクト5aと排気側ダクト5bの
ダクト壁面に配置した騒音検出用マイクロホン8によっ
てそれぞれ取り込む。図示例の場合、マイクロホン8
は、風切り音による影響を減らすため、ダクト5の壁面
に風の流れに沿ったスリットを穿設し、このスリットを
通して、ダクト裏面側に配置した吸音材を満たしたマイ
クロホンボックス内に設置されている。なお、騒音とし
て周期音のみを取り出す場合には、このマイクロホン8
に代え、送風機1の回転成分をエンコーダで取り出し、
あるいは送風機モータが交流式ならその電源周波数をト
ランスなどで取り出すようにしてもよい。
【0026】それぞれの騒音検出用マイクロホン8で検
出した騒音信号はA/D変換器9でディジタル化した
後、それぞれの消音用適応フィルタ10に入力される。
消音用適応フィルタ10はDSPを用いて構成されたF
IF型またはIIR型のディジタルフィルであって、相
関除去法、学習同定法、LMS法、Filterd−X
法などの公知の係数更新アルゴリズムにより適応フィル
タのタップ係数の更新を行ない、送風機1の発した騒音
がダクト5a、ダクト5b内を伝播して吸気口3または
排気口4のそれぞれに到達するまでの経路の伝達特性を
模擬し、吸気口3または排気口4から放出される騒音と
同波形逆相の騒音消去信号を作成する。
【0027】消音用適応フィルタ10で作成された騒音
消去信号は、吸気口3と排気口4に設置した消音用スピ
ーカ12よりそれぞれ放射され、吸気口3および排気口
4か放出される騒音を相殺消去する。なお、消音用スピ
ーカ12の背面には、低音の利得増加と他の部分への混
入を防止するため、スピーカボックス(図示せず)を設
けることが望ましい。
【0028】前記のようにして消音用スピーカ12で消
音された後の騒音は、スピーカの前面近傍に設置した誤
差検出用マイクロホン13により誤差信号として取り出
され、A/D変換器14でディジタル化した後、それぞ
れの消音用適応フィルタ10へフィードバックされ、タ
ップ係数更新のための制御信号となる。
【0029】なお、図2において、消音用スピーカ12
の放射音が騒音検出用マイクロホン8まで回り込んでハ
ウリングが生じることを防止するため、消音用スピーカ
12から騒音検出用マイクロホン8までの回り込み経路
を模擬する回り込み防止用の適応フィルタ(図示なし)
を設け、消音用スピーカ13からの回り込み成分と同波
形の回り込み消去信号を作り、この信号を騒音検出用マ
イクロホン8の出力から差し引くように構成してよい。
また、騒音検出用マイクロホン8を単一指向特性とし、
方向的に反対側の消音用スピーカ12に対しては最小感
度となるようにしてもよい。
【0030】(第2実施例)図3に本発明の第2実施例
を示す。この第2実施例は、前記第1実施例とは吸気側
ダクト5aと排気側ダクト5bのダクト引き回し形状が
異なるのみで、他の部分の構成と作用は第1実施例のも
のと同様である。
【0031】すなわち、図3の第2実施例は、少ない専
有面積でダクトの距離を稼ぐために、吸気ダクト5aと
排気ダクト5bをループ状に引き回したものである。こ
のようなダクト構造とすることにより、比較的小型の筐
体4でも能動騒音消去が適用可能となり、消音用適応フ
ィルタ10による送風機1から吸気口および排気4まで
の経路の模擬が可能となる。なお、図3の場合、図示は
略したが、吸気口3は筐体下底面に、また排気口4は奥
側の筐体側壁面にそれぞれ開口されている。
【0032】(第3実施例)図4に本発明の第3実施例
を示す。前記第1および第2実施例の場合、ダクト5
a,5bは筐体内壁に沿って曲げたり、ループ状に形成
したりすることにより、所望の長さまで引き伸ばした
が、このようにダクト長を引き伸ばすと通風抵抗が大き
くなり、吸気と排気の効率が低下する。これを防止する
には、ダクト径をできるだけ太くする必要があるが、筐
体の小型化を図る場合、太いダクトの設置はこれに相反
するものとなる。
【0033】そこで、図4の第3実施例では、送風機1
の近くではダクト径を送風機の送風開口面と同じ程度と
し、吸気口3または排気口4にそれぞれ近づくに連れて
ダクト径を徐々に広げていくようにしたものである。こ
のように構成することにより、太いダクトに近い効果を
与えることができる。
【0034】前記のようにダクト径を徐々に広げる場合
でも、ダクト末端の吸気口3および排気口4部分でのダ
クト径が消音する音の1/2波長以下となるように設定
すれば、ダクト内部を伝わる音の波長に比べて内部断面
が小さくなり、内部を伝わる音を一次元波動のままとす
ることができる。そのため、拡散による損失が少なく、
音を離れた場所まで導くのに有用である。また、このよ
うなダクト構造とすることにより、一次元の進行波を生
成しやすいので、前記第1実施例(図2)あるいは第2
実施例(図3)で用いた能動騒音消去装置をそのまま用
いることができる。
【0035】図4のようなダクト構造とした場合、送風
機の吸気と排気の効率が良くなるという以外に、ダクト
内の反射波の低減効果も奏する。反射波が少なければそ
の分進行波が多くなり、その結果として定在波も少なく
なり、吸気口3と排気口4における能動騒音効果もより
大きくなる。
【0036】図4のダクト構造とすることにより反射波
が低減する理由を以下に説明する。いま、ダクトを音響
管と考えると、図4のダクトはその断面積が徐々に大き
くなる微小長Δdの長さを持つ音響管をn個接続したも
のと仮定できる。これらの音響管の接続面に着目して音
波の流れを説明すると、断面積の異なる音響管Δdの接
続部で音の反射が起こる。
【0037】Δd長からなる1個の音響管を電気的な等
価回路で表現すると、インダクタンスL、キャパシタン
スCからなるインピーダンスを持った四端子網として表
すことできる。したがって、Δd長の音響管の接続部は
このような四端子網からなる等価回路同士の接続部と考
えることができ、インピーダンスの異なる等価回路を接
続した部分で反射が起こることに相当する。
【0038】いま、接続部における反射の比率を表す反
射係数をKn とすると、この反射係数Kn は接続された
2つの音響管の断面積で表すことができ、前段の音響管
の断面積をSn 、後段の音響管の断面積をSn+1 とする
と、次の通りとなる。 Kn =(Sn −Sn+1 )/(Sn +Sn+1 ) (1) これより、前段の音響管の方が大きければKn >0とな
り、後段の音響管の方が大きければKn <0となること
が分かる。
【0039】また、進行波と反射波のそれぞれの成分を
p ,Fr 、前段の音響管からの音波をFn とすると、
進行波成分Fp と反射波成分Fr は次のように表せる。 Fp =(1−Kn )Fn (2) Fr =Kn ・Fn (3) したがって、前段の音響管の断面積の方が大きければ、
(1)式よりKn >0であるから、前段の音響管の断面
積の方が大きい場合には反射成分Fr が多くなるが、図
4のダクトのように後段の音響管の断面積の方が大きけ
れば、(1)式よりKn <0であるから、反射波成分F
r は無くなり、進行波成分Fp のみとなる。
【0040】(第4実施例)図5に本発明の第4実施例
を示す。この第4実施例は、室内用空調装置に本発明を
適用したもので、ループ状のダクト5を天井16の中空
部17に設置したものである。ダクト5としては、図示
のループ形状以外に、天井や柱などに沿って折り曲げて
設置したり、排気口4に近づくに連れてダクトの断面積
を大きくしたりしてもよい。
【0041】送風機1の騒音は図示のように騒音検出用
マイクロホン8で収集してもよく、これに代えて、ロー
タリエンコーダなどにより送風機1の回転成分を騒音信
号として取り込んだり、送風機1が交流モータならばト
ランスなどにより電源周波数を騒音信号として取り込ん
でもよい。
【0042】騒音検出用マイクロホン8の出力は消音用
適応フィルタ10へ入力される。消音用適応フィルタ1
0で作成された騒音消去信号は排気口4に設けた消音用
スピーカ12から放射される。スピーカ12の背面には
スピーカボックス18を設けてもよく、また騒音検出用
マイクロホン8は前述したようにマイクロホンボックス
内に設置してもよい。
【0043】消音後の騒音はスピーカ12の前面に配置
した誤差検出用マイクロホン12により誤差信号として
取り込み、消音用適応フィルタ9にフィードバックし、
フィルタのタップ係数の更新に用いる。この誤差検出用
マイクロホン12もマイクロホンボックス内に設置して
もよい。
【0044】(第5実施例)図6に本発明の第5実施例
を説明する。この第5実施例は、前記図5と同様の構成
において、CDプレーヤ19やテープデッキ20などの
室内オーディオ装置の音場変換装置(サラウンドプロセ
ッサなど)に搭載されているDSP21、D/A変換器
22、音響増幅器23のいずれかあるいはすべてを、能
動消音用の電気回路として切り替え使用するように構成
し、部品の共用化を図ったものである。これにより低コ
ストで能動消音消去装置を構成することができる。
【0045】すなわち、空調使用時には、切替器24a
によりCDプレーヤ19やテープデッキ20などのオー
ディオソース側から騒音検出用マイクロホン8側へ切り
替えるとともに、切替器24bにより音場変換用の処理
プログラムが格納されたオーディオ用ROM25側から
能動騒音消去用の処理プログラムが格納されたフィルタ
用ROM26側へ切り替え、また切替器24cによりオ
ーディオ用スピーカ27側から消音用スピーカ12側へ
切り替えることにより、DSP21を能動騒音消去のた
めの消音用適応フィルタ10として用いるようにしたも
のである。
【0046】図7に本発明の第6実施例を示す。この第
6実施例は、自動車28に搭載された車載用空調装置2
9の空調用ダクト5に本発明を適用したもので、ダクト
5を車両のエンジンルームとダッシュボードのスペース
などを利用してループ状に配設し、能動騒音消去のため
の伝播時間を与えるようにしたものである。ダクト5と
しては、図示のループ状以外に、エンジンルームやダッ
シュボードなどの内壁に沿って折り曲げて設置したり、
排気口4に近づくに連れてダクトの断面積を大きくした
りしてもよい。なお、消音用適応フィルタ10を用いた
能動騒音消去の構成とその作用は前述した第1図の原理
図と同様であるので、その説明は省略する。
【0047】図8に本発明の第7実施例を示す。この第
7実施例は、前記図7と同様の車載用空調装置29にお
いて、CDプレーヤ19やテープデッキ20などの車載
用オーディオ装置の音場変換装置(サラウンドプロセッ
サなど)に搭載されているDSP21、D/A変換器2
2、音響増幅器23のいずれかあるいはすべてを、能動
消音用の電気回路として切り替え使用するように構成
し、部品の共用化を図ったものである。これにより低コ
ストで能動消音消去装置を構成することができる。
【0048】すなわち、空調使用時には、切替器24a
によりCDプレーヤ19やテープデッキ20などのオー
ディオソース側から騒音検出用マイクロホン8側へ切り
替えるとともに、切替器24bにより音場変換用の処理
プログラムが格納されたオーディオ用ROM25側から
能動騒音消去用の処理プログラムが格納されたフィルタ
用ROM26側へ切り替え、また切替器24cによりオ
ーディオ用スピーカ27側から消音用スピーカ12側へ
切り替えることにより、DSP21を能動騒音消去のた
めの消音用適応フィルタ10として用いるようにしたも
のである。
【0049】図9に本発明の第8実施例を示す。この第
8実施例は、自動車28のリアエンジン30から消音器
31間を結ぶ排気管32に本発明のダクト5の構造を適
用し、この排気管32(5)に能動騒音消去装置を組み
込み、エンジンの排気音を消音するように構成したもの
である。
【0050】本実施例では、排気管32の上流側に騒音
検出用マイクロホン8(図示なし)を設置してもよい
が、自動車などのエンジンの排気音には周期成分が非常
に多いので、マイクロホンに代えて点火パルスや光学
式,電磁誘導式あるいは機械式などのロータリエンコー
ダ33によってエンジンの回転成分を騒音として取り出
すことも考えられる。この回転成分を消音用適応フィル
タ10に入力し、消音用適応フィルタ10で作成した騒
音消去信号を排気管32(5)の排気口4部分に設けた
消音用スピーカ12より放射し、エンジン排気音を相殺
消音する。
【0051】なお、排気管32(5)としては、図示の
ループ状以外に、エンジンルームやリアトランクなどの
形状に沿って折り曲げて設置したり、排気口4に近づく
に連れてダクトの断面積を大きくしたりしてもよい。
【0052】図10に本発明の第9実施例を示す。この
第9実施例は、前記図9と同様の自動車28において、
CDプレーヤ19やテープデッキ20などの車載用オー
ディオ装置の音場変換装置(サラウンドプロセッサな
ど)に搭載されているDSP21、D/A変換器22、
音響増幅器23のいずれかあるいはすべてを、能動消音
用の電気回路として切り替え使用するように構成し、部
品の共用化を図ったものである。これにより低コストで
能動消音消去装置を構成することができる。
【0053】すなわち、エンジン排気音の能動消音器使
用時には、切替器24aによりCDプレーヤ19やテー
プデッキ20などのオーディオソース側から排気管32
の上流側に設置した騒音検出用マイクロホン8(図示な
し)側へ切り替えるとともに、切替器24bにより音場
変換用の処理プログラムが格納されたオーディオ用RO
M25側から能動騒音消去用の処理プログラムが格納さ
れたフィルタ用ROM26側へ切り替え、また切替器2
4cによりオーディオ用スピーカ27側から消音用スピ
ーカ12側へ切り替えることにより、DSP21を能動
騒音消去のための消音用適応フィルタ10として用いる
ようにしたものである。
【0054】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明のダクト構造によるときは、能動騒音装置で必要
な信号処理時間以上のダクト長を容易に得ることがで
き、良好な能動騒音消去を行なうことができる。また、
本発明のダクト構造を用いて構成した能動騒音消去装置
は、電子機器、室内空調、車内空調あるいはエンジン排
気管など、あらゆる騒音源に対して適用することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施例の構成を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例の構成を示す図である。
【図4】本発明の第3実施例の構成を示す図である。
【図5】本発明の第4実施例の構成を示す図である。
【図6】本発明の第5実施例の構成を示す図である。
【図7】本発明の第6実施例の構成を示す図である。
【図8】本発明の第7実施例の構成を示す図である。
【図9】本発明の第8実施例の構成を示す図である。
【図10】本発明の第9実施例の構成を示す図である。
【図11】従来例を示す電気機器の筐体斜視図である。
【符号の説明】
1 送風機 2 筐体 3 吸気口 4 排気口 5 ダクト 6 発熱部 7 吸音材 8 騒音検出用マイクロホン 10 消音用適応フィルタ 12 消音用スピーカ 13 誤差検出用マイクロホン 16 天井 17 天井の中空部 19 CDプレーヤ 20 テープデッキ 21 DSP 24 切替器 25 オーディオ用ROM 26 フィルタ用ROM 27 オーディオ用スピーカ 28 自動車 29 車載用空調装置 30 リアエンジン 31 消音器 32 排気管 33 ロータリエンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 正 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 山口 敦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクト内に騒音源が配置され、該騒音源
    の騒音を騒音検出手段で検出して消音用適応フィルタに
    送り、消音用適応フィルタのタップ係数を適応的に更新
    することにより騒音と同波形逆相の騒音消去信号を作
    り、この騒音消去信号をスピーカからダクト開口部に向
    けて放射することにより騒音源の騒音を相殺消去し、該
    消去された後の騒音レベルを誤差検出用マイクロホンで
    検出して適応制御のための誤差信号として前記消音用適
    応フィルタへフィードバックするように構成した能動騒
    音消去装置において、 前記ダクトを電子機器などの筐体の内壁面に沿わせなが
    ら折り曲げて配設し、騒音源の騒音がダクト開口部に達
    するまでの伝播時間が前記能動騒音消去装置の処理時間
    以上となるようにダクト長を選んだことを特徴とする騒
    音消去用ダクト構造。
  2. 【請求項2】 ダクト内に騒音源が配置され、該騒音源
    の騒音を騒音検出手段で検出して消音用適応フィルタに
    送り、消音用適応フィルタのタップ係数を適応的に更新
    することにより騒音と同波形逆相の騒音消去信号を作
    り、この騒音消去信号をスピーカからダクト開口部に向
    けて放射することにより騒音源の騒音を相殺消去し、該
    消去された後の騒音レベルを誤差検出用マイクロホンで
    検出して適応制御のための誤差信号として前記消音用適
    応フィルタへフィードバックするように構成した能動騒
    音消去装置において、 前記ダクトを電子機器などの筐体内において湾曲したル
    ープ状に形成し、騒音源の騒音がダクト開口部に達する
    までの伝播時間が前記能動騒音消去装置の処理時間以上
    となるようにダクト長を選んだことを特徴とする騒音消
    去用ダクト構造。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のダクト構造におい
    て、 ダクト開口部に近づくに連れてダクトの断面積を広げた
    ことを特徴とする騒音消去用ダクト構造。
  4. 【請求項4】室内用空調装置の能動騒音消去装置であっ
    て、送風ダクトに請求項1、2または3記載のダクト構
    造を採用したことを特徴とする能動騒音消去装置。
  5. 【請求項5】室内空調時に室内に設置された音響機器の
    音響変換装置、D/A変換器、音響増幅器、スピーカの
    すべてまたはその一部を能動騒音消去装置の電気回路と
    して切り替え使用するようにしたことを特徴とする請求
    項4記載の室内用空調装置の能動騒音消去装置。
  6. 【請求項6】車載用空調装置の能動騒音消去装置であっ
    て、送風ダクトに前記請求項1、2または3記載のダク
    ト構造を採用したことを特徴とする車載用空調装置の能
    動騒音消去装置。
  7. 【請求項7】車内空調時に車内に設置された音響機器の
    音響変換装置、D/A変換器、音響増幅器、スピーカの
    すべてまたはその一部を能動騒音消去装置の電気回路と
    して切り替え使用するようにしたことを特徴と請求項6
    記載の車載用空調装置の能動騒音消去装置。
  8. 【請求項8】内燃機関,外燃機関などのエンジン排気音
    の能動騒音消去装置であって、エンジンの排気管に請求
    項1、2または3記載のダクト構造を採用したことを特
    徴とするエンジン排気音の能動騒音消去装置。
  9. 【請求項9】エンジン排気音消去時に車内に設置された
    音響機器の音響変換装置、D/A変換器、音響増幅器、
    スピーカのすべてまたはその一部を能動騒音消去装置の
    電気回路として切り替え使用するようにしたことを特徴
    とする請求項8記載のエンジン排気音の能動騒音消去装
    置。
JP4033299A 1992-02-20 1992-02-20 騒音消去用ダクト構造およびこれを用いた能動騒音消去装置 Withdrawn JPH05232973A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5636286A (en) * 1993-10-01 1997-06-03 Fujitsu Limited Active noise reduction device for electronic apparatus
US5689572A (en) * 1993-12-08 1997-11-18 Hitachi, Ltd. Method of actively controlling noise, and apparatus thereof
JP2012145776A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Mitsubishi Electric Corp 音響特性改善構造
KR101974358B1 (ko) * 2017-12-13 2019-09-05 (주)코리아인코어테크놀러지 소음저감 타입 고효율 송풍기
DE102019121664B4 (de) 2019-08-12 2023-10-05 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Verfahren und System zur Verminderung von Nebengeräuschen beim Ladevorgang eines Kraftfahrzeugs

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Effective date: 19990518