JPH05231977A - 圧力検出器故障診断方式 - Google Patents

圧力検出器故障診断方式

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JPH05231977A
JPH05231977A JP3119092A JP3119092A JPH05231977A JP H05231977 A JPH05231977 A JP H05231977A JP 3119092 A JP3119092 A JP 3119092A JP 3119092 A JP3119092 A JP 3119092A JP H05231977 A JPH05231977 A JP H05231977A
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JP
Japan
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value
sensor
difference
failure
pressure
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3119092A
Other languages
English (en)
Inventor
Saichi Sato
佐一 佐藤
Yoshimasa Kobayashi
義正 小林
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】複数個の圧力センサからのセンサデータを入力
しステップ22)する。複数個のセンサデータから最大
値および最小値を抽出する(ステップ24)。最大値と
最小値との差をあらかじめ定められた値と比較し(ステ
ップ25)、差が小さければ、故障なしと判断して、観
測出力データを出力する(ステップ26,26A)。差
があらかじめ定められた値以上であれば、中間値との差
の大きい方が故障であると判断し、対応するセンサ用の
フラグをセットするとともに、アラーム信号を出力する
(ステップ27〜30)。 【効果】どの圧力センサが故障したかを判断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力センサが故障して
いるかどうかを診断する圧力検出器故障診断方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の複数センサ式圧力検出器は、基本
的に同一性能の二つの圧力センサを使用しているので、
二つのセンサからのセンサデータは、センサの定格的バ
ラツキおよび設置環境によるバラツキを除けば、ほぼ同
一の値となる。センサが正常な動作を行なわなくなった
場合、センサデータ値は直ちに影響を受け、正常値から
極端に大きいか、小さい値となることが経験上知られて
いる。
【0003】従来の圧力検出器故障診断方式において
は、この性質を利用して、二つのセンサデータの差の絶
対値が規定の値より大きくなれば、一方のセンサが故障
していると見なす故障診断が行なわれていた。この従来
の故障診断方式について、図3を参照して、より詳細に
説明する。
【0004】まず、二つのセンサデータを入力し(ステ
ップ11)、二つのセンサデータの差の絶対値Aを算出
する(ステップ12)。この値Aとあらかじめ規定され
た許容値α(実験的にあらかじめ決定された値)とを比
較する(ステップ13)。比較の結果、値Aが許容値α
以下であれば(ステップ13においてイエスの場合)、
二つのセンサに故障は無いのもとし、二つのセンサの内
あらかじめ決められたセンサ(常用センサ)からのセン
サデータを使用して観測出力データを算出する(ステッ
プ14)。その後、再びステップ11に戻り同様の処理
が繰返される。なお、観測出力データ算出14では、常
用センサからのセンサデータが得られる度に、得られた
データをメモリ等に記憶しておき、複数回のデータの平
均値を観測出力データとして使用している。
【0005】ステップ13において、値Aが許容値αよ
り小さくないと判定されると(ステップ13でノーの場
合)、二つのセンサのどちらか一方に故障が発生してい
るものと判断し、センサ故障を伝えるアラーム信号を出
力し、異常表示装置にセンサ故障を表示させる(ステッ
プ15)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の故障診断方
式においては、二つのセンサの内一つが故障しているこ
とを検出することはできるが、どちらのセンサが故障な
のかを特定することができない。したがって、センサ故
障が検出されてセンサを交換する場合には、二つともに
交換しなければならない。
【0007】また、故障が検出されても、圧力検知シス
テムの動作を保つために、観測出力データを出力し続け
なければならない場合には、圧力検出器に接続された外
部機器側で異常の際の処理を行なえるようにしておかな
ければならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による圧力検出器
故障診断方式においては、三個以上の圧力センサを使用
し、前記圧力センサからのセンサデータ中から最大値お
よび最小値を抽出し、前記最大値と前記最小値との差が
あらかじめ定められた値より小さければ前記圧力センサ
は故障していないと判定し、前記最大値と前記最小値と
の差があらかじめ定められた値以上であれば、前記最小
値および最大値以外の任意のセンサデータである中間値
を選び、前記最大値と前記中間値との差と、前記中間値
と前記最小値との差とを比較し、差の大きい方に対応す
る圧力センサが故障していると判断する。
【0009】さらに、本発明による圧力検出器故障診断
方式においては、少なくとも一つの圧力センサからのセ
ンサデータの平均値を記憶しておき、前記圧力センサか
ら新たに出力されたセンサデータと前記平均値とを比較
し、両者の差があらかじめ定められた値より小さけれ
ば、圧力センサは故障していないと判定し、両者の差が
あらかじめ定められた値以上である状態が、複数回起っ
たら圧力センサが故障していると判断する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を示した図面を参照し
て、本発明を詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の第一の実施例による圧力検
出器故障診断方式の処理手順を示すフローチャートであ
る。第一の実施例においては、基本的に同一性能の五つ
の圧力センサを使用し、それぞれセンサに対応してセン
サ故障判定フラグが用いられる。センサ故障が判定され
ていない場合には、対応するセンサ故障判定フラグはリ
セット状態にある。圧力センサが故障であると判定され
ると、対応するセンサ故障フラグがセットされる。
【0012】まず、電源投入時に、初期設定がなされて
すべてのセンサ故障判定フラグをリセット状態に設定す
る(ステップ21)。初期設定が完了すると、五つのセ
ンサからのセンサデータを入力し(ステップ22)、セ
ンサ故障判定フラグがセット状態になっているものがあ
るかを判断する(ステップ23)。故障センサがなけれ
ば(ステップ23でノーの場合)、入力されたセンサデ
ータの並べ変え(ソート処理)を行なう(ステップ2
4)。ソート処理では、センサデータ中の最大値MA
X、最小値minおよびその中間値Midを設定し、そ
れぞれの値を出力したセンサを記憶しておく。
【0013】次に、最大値MAXと最小値Midとの差
を求める。その差とあらかじめ設定された許容値ε(実
験的にあらかじめ決定された値)とを比較する(ステッ
プ25)。最大値と最小値の差が値ε以下であれば、圧
力センサには故障がないと判断し、中間値Midおよび
前回の観測出力データを使用して新しい観測出力データ
を算出する(ステップ26)。算出されたデータはメモ
リに記憶されると共に観測出力データとして出力される
(ステップ26A)。最大値MAXと最小値minとの
差が許容値εより大きければ、最大値MAXおよび最小
値minを出力した二つの圧力センサのどちらかに故障
が発生したものと診断し、故障センサ判別の処理(ステ
ップ27〜30)に移る。故障センサ判別処理では、中
間値から最大値および最小値がそれぞれどの程度離れて
いるかを計算し、離れている差が大きい方のセンサに故
障が発生していると判別する。
【0014】故障センサ判別処理では、まず最大値MA
Xと中間値Midとの差Bと、中間値Midと最小値m
inとの差Cとを比較する(ステップ27)。差Bの方
が大きいならば、最大値を出力した圧力センサが故障で
あると判定し、対応するセンサ故障判定フラグをセット
状態にする。(ステップ28)。また差Cが大きい場合
には最小値を出力した圧力センサが故障であると判定
し、対応するセンサ故障フラグをセット状態にする。
(ステップ29)。センサ故障判定フラグをセットした
後、センサに故障が発生したことを外部に通報するよう
アラーム信号を出力する(ステップ30)。アラーム信
号出力の際には、故障したセンサを示す情報も同時に出
力する。アラーム信号が出力されるとステップ26Aに
進み、メモリに記憶されているデータを観測出力データ
として出力する。
【0015】ステップ23で故障センサありと判断され
ると、センサ故障判定フラグがセットされている圧力セ
ンサからのセンサデータを、診断の対象とならないよう
除く(ステップ31)。次に正常なセンサ(センサ故障
判定フラグがリセット状態のセンサ)の数が3個以上で
あるか判断される(ステップ32)。3個以上であれば
ステップ24以降の処理を行う。
【0016】ステップ26Aにおいて観測出力データを
出力した後は、ステップ22に移り、以後センサの故障
が増加して圧力測定が不可能になるまで続行される。第
一の実施例では正常なセンサが残り2個になると、最大
値、最小値、中間値の三つの値を求めることができず圧
力測定が不可能となる。したがって、ステップ32で、
正常なセンサの数が2個になると、圧力検出が不可能で
ある旨のアラーム信号を出力し続ける(ステップ33)
とともに、ステップ26Aによりメモリに記憶されてい
るデータを出力する。
【0017】次に図2を参照して、本発明の第二の実施
例による圧力検出器故障診断方式について説明する。第
二の実施例においては前数回の平均のセンサデータと今
回のセンサデータとを比較し、差が許容値より大きくな
った場合異常と判定し、異常が複数回(例えば5回)判
定された場合に初めてセンサが故障したと判断する。さ
らに、センサが故障したと判定されると、対応するセン
サ故障フラグがセットされる。使用されるセンサの数は
任意である。
【0018】まず、使用されている全センサからのセン
サデータが入力される(ステップ41)。次に、センサ
故障フラグがセットされているものがないか判断する
(ステップ42)。なければ、正常な全センサの各々に
ついて、全数回のセンサデータの平均値(前回の観測出
力データ)と入力された今回のセンサデータとが比較さ
れる(ステップ43)。差が許容値δ以下であれば、前
回の観測出力データを使用して、新しい観測出力データ
を算出する(ステップ44)。算出された観測出力デー
タは、メモリに記憶される。ここまでの処理は全てのセ
ンサの各々について行われる。メモリに記憶された観測
出力データ中から、その時点で正常なセンサの観測出力
データの平均値を出力する(ステップ45)。ステップ
43で、差が許容値より大きければ、カウンタの値を+
1する(ステップ46)。次にカウンタの値が予め定め
られた値(例えば5回)と比較され(ステップ47)、
小さければ、ステップ45に進む。5回以上であれば、
対応するセンサの故障判定フラグをセットして(ステッ
プ48)、アラーム信号を出力する(ステップ49)。
【0019】ステップ42で故障センサありと判断され
ると、センサ故障判定フラグがセットされている圧力セ
ンサからのセンサデータを、診断の対象とならないよう
除く(ステップ50)。次に正常なセンサ(センサ故障
判定フラグがリセット状態のセンサ)の数が1個以上で
あるか判断される(ステップ51)。一つでもあればス
テップ43以降の処理を行う。
【0020】全てのセンサが故障になると、圧力検出が
不可能である旨のアラーム信号を出力し続ける(ステッ
プ52)とともに、ステップ45によりメモリに記憶さ
れているデータを出力する。
【0021】ステップ45において観測出力データを出
力した後は、ステップ41に移り、以後センサの故障が
増加して圧力測定が不可能になるまで続行される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、圧力セン
サが故障した際にどのセンサが故障したかを判別し、そ
の故障したセンサを特定してアラームを出力するととも
に正常なセンサデータのみによって計算された正しい値
を出力する。
【0023】更に、一部のセンサが故障した場合でも、
故障したセンサのデータは無視するので、一部のセンサ
の故障によってシステムダウンということがなくなる。
また、その間にセンサを取り替えることが出来るように
なる。これらによって本発明は大幅に信頼性を向上させ
る効果がある。
【0024】全てのセンサが故障する最悪の状態が生じ
た場合は、その直前のデータの出力を保持することによ
り、外部の連接機器のデータ処理が容易になるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例による圧力検出器故障診
断方式の処理手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の第二の実施例による圧力検出器故障診
断方式の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】従来の圧力検出器故障診断方式の処理手順を示
すフローチャートである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三個以上の圧力センサを使用し、前記圧
    力センサからのセンサデータ中から最大値および最小値
    を抽出し、 前記最大値と前記最小値との差があらかじめ定められた
    値より小さければ前記圧力センサは故障していないと判
    定し、 前記最大値と前記最小値との差があらかじめ定められた
    値以上であれば、前記最小値および最大値以外の任意の
    センサデータである中間値を選び、 前記最大値と前記中間値との差と、前記中間値と前記最
    小値との差とを比較し、差の大きい方に対応する圧力セ
    ンサが故障していると判断することを特徴とする圧力検
    出器故障診断方式。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つの圧力センサからのセン
    サデータの平均値を記憶しておき、 前記圧力センサから新たに出力されたセンサデータと前
    記平均値とを比較し、 両者の差があらかじめ定められた値より小さければ、圧
    力センサは故障していないと判定し、 両者の差があらかじめ定められた値以上である状態が、
    複数回起ったら圧力センサが故障していると判断するこ
    とを特徴とする圧力検出器故障診断方式。
JP3119092A 1992-02-19 1992-02-19 圧力検出器故障診断方式 Withdrawn JPH05231977A (ja)

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JPH05231977A true JPH05231977A (ja) 1993-09-07

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001086195A1 (en) * 2000-05-12 2001-11-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gas feed device
CN114441093A (zh) * 2021-12-31 2022-05-06 浙江天信仪表科技有限公司 供水设备的压力变送器故障诊断方法、装置及设备

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Effective date: 19990518