JPH05230377A - 硬化性充填剤入りポリシロキサン組成物 - Google Patents

硬化性充填剤入りポリシロキサン組成物

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JPH05230377A
JPH05230377A JP4311789A JP31178992A JPH05230377A JP H05230377 A JPH05230377 A JP H05230377A JP 4311789 A JP4311789 A JP 4311789A JP 31178992 A JP31178992 A JP 31178992A JP H05230377 A JPH05230377 A JP H05230377A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シーラント用の硬化性充填剤入りポリシロキ
サン組成物のレオロジーの改良。 【構成】 ヒドロキシポリシロキサン、シラン硬化剤、
微細な充填剤(例えば炭酸カルシウム)、触媒、および
流動性添加剤として重合体鎖に少なくとも1つのカルボ
ン酸無水物基を有する重合体(例えば、無水マレイン酸
で処理されたポリブタジエン)を含有する硬化性組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬化性充填剤入りポリシ
ロキサン組成物に関するものである。硬化性ポリシロキ
サン組成物は種々の用途、例えば各要素間の接合部に適
用され、弾力性のシールを与えるシーラント組成物に使
用される。大気中の水分に暴露して室温で硬化する該組
成物は、所望の品質のシールを得るために一般には特別
な加熱またはその他の条件を必要としないことから、例
えば高速道路の接続部のシーリング、自動車のヘッドラ
イトのような部品における接合部、ガラス用途における
接合部などのシーラントとしての使用に、特に魅力的で
ある。
【0002】
【従来の技術と課題】シーラント組成物としての使用を
意図する組成物は、組み合わせの性質を持つことが必要
である。例えば、該組成物は周囲温度または高温で、許
容しうる速度で硬化して、接合部の表面に対して少なく
とも緩やかに接着した硬化物が得られ、その際該硬化物
は100%伸び率におけるモジュラス、破断点伸びおよ
び引張強さにより表される所望の弾力特性を有するもの
でなくてはならない。選択された場所でのシールの効能
は、原則として接合部表面へのシールの良好な接着およ
び弾力特性に依存する。
【0003】シールの接着特性および弾力特性は、シー
ラント組成物の処方によりその少なくとも一部が支配さ
れ、そして使用される充填剤およびエラストマーの種類
及び割合に影響される。室温で硬化性のシリコーンシー
ラントにしばしば使用される充填剤は、一般には小粒度
のいわゆる補強充填剤、例えば沈降及び熔融シリカ、お
よびいわゆる非補強充填剤、例えば粘土、粉砕ガラス、
石英及び、粉砕又は沈降技術により製造されるカルシウ
ム、マグネシウム、バリウムまたは亜鉛等の粉砕された
酸化物、水酸化物、炭酸塩および重炭酸塩を包含する。
該炭酸塩は処理された、例えばステアレート被覆した表
面であるもの、又は未処理のもでもよい。これらの物質
の中で、通常はシリカが実際に使用される。炭酸カルシ
ウムも使用されるが、表面処理したものが好ましい。組
成物の基材への接着は、該組成物に使用された充填剤に
影響されることがわかった。
【0004】ヨーロッパ特許第384609号明細書に
は、(A)ヒドロキシポリシロキサン100重量部と、
式:RaR'bSiのシランまたは単位:RaR'bSiO
(4-(a+c))/2を有するシロキサンからなる硬化剤5〜1
2重量部とを混合して形成される生成物[上記式中、各
Rは1価の炭化水素残基を示し、各R'はヒドロキシ、
アルコキシ又はアルコキシアルコキシ基を示し、a+b
=4、aは0又は1、bは3又は4、cは1、2又は
3、a+cは3以下である]、(B)10m2/gからの表
面積を有する粒子から主としてなる炭酸カルシウムの混
合物10〜80重量%と、0.5〜12m2/gの表面積を
有する粒子から主としてなる炭酸カルシウムの混合物2
0〜90重量%との混合物を含有する充填剤50〜20
0重量部、および(C)大気中の水分の存在において生
成物の硬化を促進するチタン又は錫化合物の触媒量を含
有する硬化性組成物が記載されている。
【0005】該ヨーロッパ特許明細書に記載の組成物は
ゴム弾性および接着性の所望の調和を有することが説明
されている。しかしながら、硬化したときシーラントと
して望ましいモジュラス特性を有する前記明細書に記載
された組成物の幾つかは、硬化前に垂直に長い接合部用
のシーラントとして望ましい流れ性より速い流れ性を示
す傾向がある。例えば、多量の非補強充填剤が使用され
た場合、該組成物は速く流れる傾向があり、押出したと
き調節できないことがしばしばあり、そして硬化するま
で流れ続けるので、該組成物は垂直接合部用シーラント
としては不適当となる。このレオロジーの影響を償うた
めに、補強充填剤の割合を増加すると、硬化したシーラ
ントのモジュラスが増加する。所望の流れ性とするため
に、強力な補強充填剤を十分な割合で存在させると、例
えば熔融シリカ(これは比較的少割合で使用すべきであ
る)または沈降炭酸カルシウム(これはシリカと同様の
レオロジーにするためにはより多量を使用すべきであ
る)を用いると、多くのシーラント用途に望ましい10
0%伸びモジュラスより高いモジュラスを有する硬化さ
れたシーラントに導く傾向がある。
【0006】シリコーンシーラントの技術分野におい
て、可塑剤、例えば非反応性シリコーン液体またはガ
ム、例えばトリアルキルシリルポリジオルガノシロキサ
ン、または有機希釈剤、例えば芳香族石油系炭化水素、
例えば石油系ナフサ又はポリエーテルを使用して硬化さ
れた組成物のモジュラスを下げることは公知である。し
かしながら、モジュラスを下げるために可塑剤を多量存
在させることは、組成物の流れ性を増加させるので、レ
オロジーの悪化に導く。また、式:RSO3H(但し、
Rはハロゲン化されていてもよく、そして20までの炭
素原子の脂肪族鎖を含有することができる炭化水素残基
を示す)のスルホン酸塩、例えばアルキル又はアルキル
アリールスルホン酸、例えばドデシルベンゼンスルホン
酸(DBSA)をモジュラス低下剤として、シリコーン系シ
ーラント組成物に配合することも提案されている。該低
下剤はモジュラスに大きな効果があるが、単独では要求
される流れ性についてのレオロジーに対しては非常に限
られたの効果しか示さない。
【0007】
【課題を解決するための手段】驚くべきことには、優れ
たモジュラスおよび接着性のみならず、接合部表面の接
触の際に許容しうる流れ速度での組成物の押出しに関し
て、望ましい流れ性を有し、タレがなく且つ組成物の硬
化中の劣化に耐えうる、炭酸カルシウム充填剤入りシリ
コーン系組成物が、重合体鎖の中または上に少なくとも
1つのカルボン酸無水物基を有する、ある種の重合体を
組成物に配合することにより、提供されることが見いだ
された。
【0008】本発明は、ヒドロキシポリシロキサンをシ
ラン又はシロキサン硬化剤、微細な充填剤、大気中の水
分の存在で生成物の硬化を促進する触媒、および重合体
鎖の中または上に少なくとも1つのカルボン酸無水物基
を有する重合体を含有する流動性添加剤(rheological
additive)と混合することにより形成される生成物を含
有する硬化性組成物を提供するものである。
【0009】本発明の組成物に使用されるヒドロキシポ
リシロキサンは、直鎖または分岐状のもの、および2以
上の官能性を有するものであることができる。重合体は
式:RaSiO(4-a)/2(式中、Rは1価の炭化水素残基
を示し、aは0または1の値である)の分岐単位を含む
ことができる。α−ωジヒドロキシポリシロキサンが最
も好ましく、それは一般式:HO(R2SiO)xH[R
は1価の炭化水素残基、例えば12までの炭素原子を有
するアルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、ビ
ニルまたはアリル)または芳香族基(例えば、フェニ
ル)を示す]により表すことができる。好ましい物質
は、式:HO(R2SiO)xH[式中、xは例えば、2
5℃における粘度が50〜500,000mm2/s、好ましくは1
0,000〜100,000mm2/sの範囲である重合体であるような
整数である]のヒドロキシ末端ポリジオルガノシロキサ
ンである。これらの物質は、通常ジオルガノジ-クロロシ
ランを水/溶剤混合物に添加し、溶剤中に低分子量ヒド
ロキシ末端ブロックオリゴマーと環状シロキサンの混合
物を得ることにより造られる。所望の分子量の直鎖状α
−ωジヒドロキシポリシロキサン重合体は、塩基性また
は酸性触媒の存在下に縮合または平衡化の手法により、
(上記のようにして又は上記の環状物質の開環による方
法により製造された)低分子量の直鎖状ジヒドロキシポ
リジオルガノシロキサンから製造することができる。好
ましい物質においては、Rの少なくとも85%、好まし
くは全てがメチル基である。
【0010】ヒドロキシポリシロキサン重合体は、シラ
ン又はシロキサン硬化剤と混合することにより硬化性組
成物に配合することができる。本発明の組成物において
は、ポリシロキサンの珪素結合ヒドロキシル基と(例え
ば大気水分の影響下に)反応性であるかまたは反応性と
なる珪素結合基3個以上を含有する化合物と、ヒドロキ
シポリシロキサンとの混合物及び/又は反応生成物を形
成するために、硬化剤は式:RbR'cSiのシラン、ま
たは単位:RaR'dSiO(4-(a+d))/2を有するシロキサ
ンであることができる[式中、Rは1価の炭化水素残基
を示し、R'はヒドロキシ、アルコキシ、アルコキシア
ルコキシ基、アルケニルアルコキシ又はオキシモ(oxim
o)を示し、b+c=4であり、bは0又は1の値、c
は3又は4の値、aは0,1又は2の値、dは1,2又
は3の値、a+dは3以下である]。使用することので
きる硬化剤は、例えば公知の3官能性及び4官能性の水
蒸気で活性化される架橋剤であり、アルコキシ、アルコ
キシアルコキシまたはオキシモ置換シラン[例えばメチ
ルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、
メチルトリス(メチルエチルケトキシミノ)シラン)お
よびメトキシメチルビス(メチルエチルケトキシミノ)
シラン]が用いられる。本発明の組成物は、例えば米国
特許第4,898,910号明細書に記載の、下記一般式のポリ
ジオルガノシロキサンを含有することもできる。
【0011】
【化1】 [上記式中、Rは上記と同義であり、R1は式:
【0012】
【化2】 (但し、nは2または3の値、mは0または1の値を示
す)である。]
【0013】本発明の組成物は微細な充填剤を含有して
いる。好ましい充填剤としては、商業的に利用しうる沈
降または粉砕炭酸カルシウム(これは例えば少量の例え
ば炭酸マグネシウムを含有していてもよい)およびそれ
らの混合物である。これらの充填剤はその表面がステア
リン酸で処理されたものでもよい。好ましい充填剤は約
0.4〜3.0重量%のステアレートを含有するものであ
る。商業的に利用しうる沈降炭酸カルシウムは一般に結
晶状であり、その表面積が約20m2/g程度である実質的
に均一な粒度のものであるが、通常使用される商業的に
利用しうる粉砕炭酸カルシウムは、他の粒度のものも使
用しうるが、かなり広く分布した粒度を有し、且つ約1
〜2m2/g程度の表面積を有する粒子から主に構成される
結晶状または無定形の物質である。10〜30m2/gの表
面積を有する粒子から主に構成される炭酸カルシウム1
0〜80重量%と、0.5〜12m2/gの表面積を有する
粒子から主に構成される炭酸カルシウム20〜90重量
%との混合物を使用することが好ましい。10〜30m2
/gの表面積を有する炭酸カルシウムを提供するために沈
降充填剤を使用すること、0.5〜12m2/gの表面積を
有する粒子から主に構成される炭酸カルシウムを提供す
るために粉砕充填剤を使用することが好ましい。炭酸カ
ルシウム混合物からなる充填剤は、ヒドロキシポリシロ
キサン100重量部当たり100〜250重量部の範囲
で存在させることが好ましい。多割合の沈降炭酸カルシ
ウムが使用された組成物は、粗く粉砕された炭酸カルシ
ウムが多割合で使用された組成物より流れ性が劣る傾向
がある。沈降炭酸カルシウムは、混合充填剤の少なくと
も10重量%、好ましくは少なくとも20重量%で、8
0重量%以下、好ましくは約60〜70重量%以下で使
用することが好ましい。粉砕炭酸カルシウムは混合充填
剤の20〜90重量%の割合で使用することができ、少
なくとも60重量%が用意されうる。
【0014】上記の炭酸カルシウム充填剤は単独の充填
剤として用いることが好ましい。付加的な充填剤、例え
ば酸化第二鉄、珪藻土、アルミナ、水和アルミナ、酸化
チタン、ガラルミクロバルーン、有機充填剤又は樹脂、
破砕石英、硫酸カルシウム、カルシウム、マグネシウ
ム、バリウム又は亜鉛の水酸化物、炭酸塩又は重炭酸
塩、硫酸バリウム、及び熔融シリカ、またはこれらの混
合物を包含することができるが、所望の配合割合が逆の
影響を与えることのないように注意する必要がある。
【0015】ヒドロキシポリシロキサンの架橋を促進す
るために本発明の組成物に使用することのできる触媒
は、公知の錫及びチタン化合物触媒を含む。適当な錫化
合物はカルボン酸の錫塩、特に普通に利用されるカルボ
ン酸第一錫塩である。適当な触媒の例としては、ジブチ
ル錫ジラウレート、酢酸第一錫、ナフテン酸第一錫、安
息香酸第一錫、セバシン酸第一錫、サクシン酸第一錫及
びオクテン酸第一錫である。適当なチタン化合物は、ア
ルキルチタネート及びアルキルチタン錯化合物、例えば
テトライソブチルチタネート、テトライソプロピルチタ
ネート及びジ(イソプロピル)−ジ(エチルアセトアセ
テート)チタネートを含む。
【0016】本発明の組成物は重合体鎖に少なくとも1
つのカルボン酸無水物基が結合した重合体を含有する流
動性添加剤を含有する。特別な理論に拘束されるつもり
は無いが、該重合体は充填剤と相互作用して、化学反応
又は水素結合により充填剤と協同した流れ性に影響を与
えるものと考えられる。該重合体は重合体鎖当たり2ま
たはそれ以上の酸無水物基を有することができる、重合
体鎖当たり平均約1〜7つの酸無水物基を有する混合物
が好ましい。選択される重合体は流体のもの、または例
えば組成物が調製される温度で有機溶剤に溶解すること
により有効に流体になりうるものである。好ましい重合
体は、室温で液体であるもの、特に1,000〜30,000mm2/s
の範囲の粘度を有するものである。組成物の性質に逆の
影響を与えない所望の重合体鎖はいずれも使用すること
ができる。酸無水物基を末端に、鎖中に又はペンダント
としてに有する重合体も使用することができる。使用さ
れる重合体は、硬化された後に組成物から分離しないよ
うに、組成物中の多の成分と相溶性であることが望まし
い。ポリブタジエンまたはポリスチレンから製造された
重合体は、ヒドロキシポリシロキサン100重量部当た
り10重量部未満の割合で、ポリシロキサンから製造さ
れた重合体と同様に、本発明での使用に適している。ポ
リブタジエンをマレイン酸無水物により“官能化”する
ことにより、またはスチレンとマレイン酸無水物の共重
合することにより製造された重合体は商業的に入手可能
であり、本発明での使用に適している。カルボン酸無水
物で処理された、1,000〜6,000の範囲の分子量、1,500
〜20,000mm2/sの範囲の粘度、50〜200の範囲の酸
価(mg KOH/g)、分子当たり平均1.2〜5の酸無水物
基を有するポリブタジエン重合体を使用することが好ま
しい。この好ましい重合体は充填剤100重量部当たり
0.5〜5重量部の割合で使用することが好ましい。流
動性添加剤は、ヒドロキシポリシロキサン100重量部
当たり約0.75〜2.5重量部使用することが好まし
い。
【0017】本発明の組成物は、所望の流れ性を高める
ために流動性添加剤と共働しうるモジュラス低下剤を含
有することができ、好ましくは含有することである。適
当なモジュラス低下剤は、例えば式:RSO3H(式
中、Rはハロゲン化されていてもよく、そして20まで
の炭素原子の脂肪族鎖を含有する炭化水素残基を示
す)、例えば式RSO3H[但し、Rは6〜18の炭素
原子を有する1価の炭化水素単位又はR'C64(R'は
6〜18の炭素原子を有するアルキルである)を示す]
で表されるアルキル又はアルキルアリールスルホン酸及
びその塩を包含する。好ましい酸はドデシルベンゼンス
ルホン酸(DBSA)である。この酸はヒドロキシポリシロ
キサンの重量当たり0.6〜0.9重量部使用することが
好ましい。
【0018】本発明の組成物は液状の可塑剤又は増量剤
を含有することができる。例えば、非反応性シリコーン
液体又はガム、例えばトリアルキルシリル末端ブロック
ポリジオルガノシロキサン又は有機希釈剤を使用するこ
とができる。トリアルキルシリル末端ブロックポリジメ
チルシロキサンが好ましく、特に100〜15,000mm2/s
の範囲の粘度を有するものである。これらの物質は10
0%伸びモジュラスを低下させるのに効果的であり、ま
た組成物のコンクリートへの接着能力に寄与する。しか
しながら、該物質は、長時間にわたると組成物から滲出
する傾向があることから、この滲出が許容しうる場合に
限り使用することが好ましい。このような場合、トリア
ルキルシリル末端ブロックポリジメチルシロキサンを、
ヒドロキシポリシロキサン100重量部当たり約70重
量部まで、好ましくは50重量部以下で使用することが
好ましい。
【0019】本発明の組成物はシリコーンシーラントに
しばしば使用される他の添加剤、例えば顔料、抗酸化剤
および接着促進剤、例えば加水分解性アミノシラン、例
えばγ−アミノ−プロピル−トリメトキシシラン、N−
γ−アミノエチル−アミノプロピル−トリエトキシシラ
ンおよびグリシドキシプロピルトリメトキシシランを含
有することもできる。
【0020】本発明の組成物は、1つの、又は2つの部
分からなることができ、各成分を所望の順序で混合する
ことができる。例えば、1つの部分からなることを好む
場合は、水分で硬化される組成物は混合された充填剤組
成物をヒドロキシポリシロキサン中に分散するか、又は
充填剤を別々にヒドロキシポリシロキサンに加え、次い
で触媒及び硬化剤を添加することにより調製することが
できる。硬化剤を加える前に混合物から過剰の水を除去
する必要があるが、加水分解性シランの適当量の使用に
より貯蔵中に小過剰量を除去することができる。流動性
添加剤は、系のレオロジーについて同じ効果を伴い、配
合処理のいかなる段階でも合体することができる。しか
しながら、好ましい配合においては、酸無水物官能化剤
は充填剤のポリシロキサンへの分散後に添加される。顔
料及び少量添加剤は所望の段階で加えることができる
が、できるだけ混合操作の末期近くで加えることが好ま
しい。ついで組成物はカートリッジに詰められ、使用前
に室温で7日間以熟成される。
【0021】本発明の組成物は、建築物の接合部の充填
用シーラント、ガラスユニット又はガラス膨張接合部の
断熱用シーラント、または一般用シーラントとしての使
用に適した性質の所望のブレンドを有するように配合す
ることができる。特別な利益は、硬化前にカートリッジ
ノズルから接合部への容易な押出し及びチキソトロピ
ー、並びに種々の基材への良好な接着を示す組成物を配
合することが可能なことである。特に、DBSAようなモジ
ュラス低下添加剤が存在している場合は、硬化前に組成
物本体がシリカ含有組成物から得られるものと類似する
ことがわかる改良されたレオロジー特性および低いモジ
ュラスを有する、水分硬化性炭酸カルシウム充填入りシ
リコーンシーラントが提供される。
【0022】
【実施例】本発明をより明らかにするために、以下に本
発明を説明するための実施例を挙げる。なお、「部」は
特記しないかぎり「重量部」である。以下の試験は実施
例の組成物について行われた。押出し速度は、25℃で
2mm直径のノズルを有する標準セコム(secom)カートリ
ッジから6.2バールにて1分間に押出されたシーラン
トの重量により測定した。浸透性(Penetration)は3
g針を有する標準浸透計(PNR10-SVR)を用いて測定し
た。浸透性は30秒間でのmm単位で表示した。100
%伸びモジュラス、引張強さ、および、伸び、は、張力
計を用いて2mmのシートサンプルを一定の速度で破断す
るまで引っ張り、そして妥当値を計算することにより測
定した。ガラスへの接着はシーラントビーズを基材に塗
布し、次の順序でテストすることにより測定した:硬化
室温7日−テスト−室温2日水浸漬−テスト−50℃
水中2日−テスト。テストは、シーラント/基材界面の
接合部を剃刀刃で切ることにより初期破損させた後、9
0度の角度で該ビーズを該界面から引っ張ることにより
行われた。各テスト後に、各ビーズについて記録された
破損のタイプに基づいてランクを付けた。0=初期破
損、1=境界破損、2=凝集破損。最終ランクは3回の
テストにより得られたランクの平均値である。
【0023】実施例1 25℃における粘度50,000mm2/sのOH末端ジメチルポ
リシロキサン100部、25℃における粘度100mm2/
sのトリメチルシリル末端ブロックジメチルポリシロキ
サン41部、表面積20m2/gの炭酸カルシウム106部
及び表面積1〜2m2/gの炭酸カルシウム78部(両者と
もそれぞれステアレート3%,0.4%被覆)を含有す
る充填剤混合物184部、硬化剤としてメチルトリメト
キシシラン7部、触媒としてジ−(イソプロピル)ジ
(エチルアセトアセテート)チタネート1.8部、接着
促進剤としてN−γ−アミノエチル−α−アミノプロピ
ル−トリメトキシシラン0.19部およびDBSA0.9部を
含有する、良好な接着性を有するシーラントとして有用
な組成物を調製した。同じ材料及び割合で第2組成物を
調製し、これに酸無水物官能化ポリブタジエン(分子量
2160、酸価70mgKOH/g、鎖当たり酸無水物基1.3
5)1.0部を加えた。第1組成物は下記の物性を示し
た。押出し速度(6.2バール):320g/分、浸透
性:220mm/30秒、引張強さ:1.67MPa、伸び:6
88%、100%モジュラス:0.39MPa、ガラスへの
接着性:2.00。これらの結果と対比して、酸無水物
官能化ポリブタジエンを含有する第2組成物の物性を示
すと、それぞれ230、140、1.61、673、0.
40及び2.00であった。
【0024】実施例2 25℃における粘度50,000mm2/sのOH末端ジメチルポ
リシロキサン100部、25℃における粘度100mm2/
sのトリメチルシリル末端ブロックジメチルポリシロキ
サン39部、表面積20m2/gの炭酸カルシウム92部及
び表面積1〜2m2/gの炭酸カルシウム69部(両者とも
それぞれステアレート3%,0.4%被覆)を含有する
充填剤混合物161部、硬化剤としてメチルトリメトキ
シシラン6.25部、触媒としてジ−(イソプロピル)
ジ(エチルアセトアセテート)チタネート1.6部、接
着促進剤としてN−γ−アミノエチル−アミノプロピル
−トリメトキシシラン0.16部およびDBSA0.75部を
含有する組成物を調製した。同じ材料及び割合で第2組
成物を調製し、これに酸無水物官能化ポリブタジエン
0.8部を加えた。第1組成物は下記の物性を示した。
押出し速度(6.2バール):360g/分、浸透性:
220mm/30秒、引張強さ:1.50MPa、伸び:510
%、100%応力:0.30MPa、ガラスへの接着性:
2.00。これらの結果と対比して、酸無水物官能化ポ
リブタジエンを含有する第2組成物の物性を示すと、そ
れぞれ220、150、1.67、560、0.30及び
2.00であった。
【0025】実施例3 25℃における粘度50,000mm2/sのOH末端ジメチルポ
リシロキサン100部、25℃における粘度100mm2/
sのトリメチルシリル末端ブロックジメチルポリシロキ
サン44部、表面積20m2/gの炭酸カルシウム106部
及び表面積1〜2m2/gの炭酸カルシウム78部(両者と
もそれぞれステアレート3%,0.4%被覆)を含有す
る充填剤混合物184部、硬化剤としてメチルトリメト
キシシラン7部、触媒としてジ−(イソプロピル)ジ
(エチルアセトアセテート)チタネート1.8部、接着
促進剤としてN−γ−アミノエチル−アミノプロピル−
トリメトキシシラン0.18部およびDBSA0.6部を含有
する2つの組成物を調製した。第1の組成物は付加的に
酸無水物官能化ポリブタジエン1.0部を含有し、第2
の組成物は酸無水物官能化ポリブタジエン1.5部を含
有していた。第1組成物は下記の物性を示した:押出し
速度(6.2バール):220g/分、浸透性:120m
m/30秒、引張強さ:1.59MPa、伸び:687%、10
0%応力:0.34MPa、ガラスへの接着性:2.00。
これらの結果と対比して、第2組成物の物性を示すと、
それぞれ180、104、1.81、752、0.35及
び2.00であった。上記実施例1〜3は、シリコーン
シーラント組成物のレオロジーに関し、種々の濃度レベ
ルで無水物官能化ポリブタジエンの効果を示している。
【0026】実施例4 25℃における粘度50,000mm2/sのOH末端ジメチルポ
リシロキサン100部、25℃における粘度100mm2/
sのトリメチルシリル末端ブロックジメチルポリシロキ
サン28部、表面積20m2/gの炭酸カルシウム(ステア
レート3%被覆)127部、メチルトリス(メチルケト
キシミノ)シラン7〜8部、ジメトキシメチル(メチル
ケトキシミノ)シラン0.4部、メトキシメチルビス
(メチルケトキシミノ)シラン2部(これら3つのシラ
ンは架橋剤として使用されるものである)、接着促進剤
としてγ−アミノプロピルトリメトキシシラン2.55
部および触媒としてジブチル錫ジラウレート0.085
部を含有する組成物を調製した。同じ材料及び割合で第
2組成物を調製し、これに酸無水物官能化ポリブタジエ
ン2.5部を加えた。第1の組成物は116g/分の押出
し速度、128mm/30秒の浸透性を示し、酸無水物官能
化添加剤が使用された第2組成物はそれぞれ72、及び
103であった。
【0027】実施例5 25℃における粘度50,000mm2/sのOH末端ジメチルポ
リシロキサン100部、25℃における粘度100mm2/
sのトリメチルシリル末端ブロックジメチルポリシロキ
サン20部、表面積20m2/gの炭酸カルシウム80部及
び表面積1〜2m2/gの炭酸カルシウム45部(両者と
もそれぞれステアレート3%,0.4%被覆)を含有す
る充填剤混合物125部、硬化剤としてメチルトリメト
キシシラン8部、触媒としてジ−(イソプロピル)ジ
(エチルアセトアセテート)チタネート2部、接着促進
剤としてN−γ−アミノエチル−アミノプロピル−トリ
メトキシシラン0.2部を含有する組成物は、押出し速
度(6.2バール):400g/分、引張強さ:1.90
MPa、伸び:464%、100%応力:0.71MPa、ガ
ラスへの接着性:2.00を有していた。DBSA0.65
部を付加的に含有する第2組成物は、押出し速度(6.
2バール):390g/分、引張強さ:1.70MPa、伸
び:600%、100%応力:0.42MPa、ガラスへの
接着性:2.00を有していた。DBSA0.65部および
酸無水物官能化ポリブタジエン1部を含有する第3組成
物は、押出し速度(6.2バール):330g/分、引
張強さ:1.79MPa、伸び:610%、100%応力:
0.42MPa、ガラスへの接着性:2.00を有してい
た。実施例5は、配合中に用いられた2つの添加剤が特
別の役割を演じていることを説明している。
【0028】実施例6 25℃における粘度50,000mm2/sのOH末端ジメチルポ
リシロキサン100部、25℃における粘度100mm2/
sのトリメチルシリル末端ブロックジメチルポリシロキ
サン39部、表面積20m2/gの炭酸カルシウム92部及
び表面積1〜2m2/gの炭酸カルシウム69部(両者とも
それぞれステアレート3%,0.4%被覆)を含有する
充填剤混合物161部、硬化剤としてメチルトリメトキ
シシラン7部、触媒としてジ−(イソプロピル)ジ(エ
チルアセトアセテート)チタネート1.6部、接着促進
剤としてN−γ−アミノエチル−アミノプロピル−トリ
メトキシシラン0.16部、DBSA0.75部および、酸無
水物官能化ポリブタジエン、カルボン酸官能化ポリブタ
ジエン(Goodrich社製:Hycar 200/162)、未官能化ポ
リブテン(AMOCO社製:H1500)及びヒドロキシル官能化
ポリブタジエン(Sartomer社製:Sartomer R45-HT)から
選ばれた添加剤1.0部を含有する組成物を調製した。
酸無水物官能化ポリブタジエンを含有する組成物の押出
し速度(6.2バール)は220g/分であるのに対
し、カルボン酸官能化ポリブタジエン含有組成物のそれ
は280、未官能化ポリブテン含有組成物のそれは32
0、ヒドロキシル官能化ポリブタジエン組成物のそれは
280であった。
【0029】実施例7 25℃における粘度50,000mm2/sのOH末端ジメチルポ
リシロキサン100部、25℃における粘度100mm2/
sのトリメチルシリル末端ブロックジメチルポリシロキ
サン39部、表面積20m2/gの炭酸カルシウム92部及
び表面積1〜2m2/gの炭酸カルシウム69部(両者とも
それぞれステアレート3%,0.4%被覆)を含有する
充填剤混合物161部、硬化剤としてメチルトリメトキ
シシラン7部、触媒としてジ−(イソプロピル)ジ(エ
チルアセトアセテート)チタネート1.6部、接着促進
剤としてN−γ−アミノエチル−アミノプロピル−トリ
メトキシシラン0.16部、DBSA0.75部および、カル
ボン酸官能化ポリブタジエン(Goodrich社製:Hycar 20
0/162)及びカルボン酸官能化ポリエステル(Huels社
製:Dynacol 8221)から選ばれた添加剤2.0部を含有す
る組成物を調製した。カルボン酸官能化ポリブタジエン
を含有する組成物の押出し速度(6.2バール)は28
0g/分であるのに対し、カルボン酸官能化ポリエステ
ル含有組成物のそれは285であった。
【0030】酸無水物官能性重合体は組成物中に等量の
カルボキシル基を含有するカルボン酸官能性分子のもの
より効果的であることが、上記実施例6及び7から明ら
かである。しかしながら、ヒドロキシル官能性分子は望
ましくなく、シーラントとして負の効果を示す。重合体
の骨格は特別の機能を持たず、本発明の目的にはいずれ
の骨格でも適しているものと考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 83/06 9:00)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒドロキシポリシロキサンを、シラン又
    はシロキサン硬化剤、微細な充填剤、大気中の水分の存
    在で生成物の硬化を促進する触媒および流動性添加剤と
    混合することにより形成される生成物を含有する硬化性
    組成物であって、該流動性添加剤が重合体鎖中にまたは
    重合体鎖上に少なくとも1つのカルボン酸無水物基を有
    する重合体を含有することを特徴とする硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 前記流動性添加剤が通常の使用温度で液
    体または低融点固体である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記流動性添加剤が、カルボン酸無水物
    で処理された、1,000〜6,000の範囲の分子量、1,500〜2
    0,000mm2/sの範囲の粘度、50〜200の範囲の酸価
    (mg KOH/g)および分子当たり平均1〜7個の酸無水物
    基を有するポリブタジエン重合体を含有する請求項1記
    載の組成物。
  4. 【請求項4】 カルボン酸無水物が無水マレイン酸であ
    る請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 充填剤が沈降及び/又は粉砕炭酸カルシ
    ウムである請求項1〜4のいずれか1項記載の組成物。
  6. 【請求項6】 充填剤が、ヒドロキシポリシロキサン1
    00重量部当たり150〜250重量部の範囲で存在
    し、(i)20m2/gの表面積を有する粒子から主としてな
    る炭酸カルシウムと(ii)1〜2m2/gの表面積を有する粒
    子から主としてなる炭酸カルシウムとの混合物を含有
    し、(ii)に対して(i)が1〜3重量部の割合である請求
    項1〜5のいずれか1項記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記生成物が、前記成分と一般式:RS
    3H[但し、Rは6〜18の炭素原子を有する1価の
    炭化水素残基、またはR'C64(R'は6〜18の炭素
    原子を有するアルキル基である)を示す]のアルキルま
    たはアリールアルキルスルホン酸を混合することにより
    形成されるものである請求項1〜6のいずれか1項記載
    の組成物。
  8. 【請求項8】 ヒドロキシポリシロキサンが、一般式:
    HO(R2SiO)xH(但し、各Rは12までの炭素原
    子を有する1価の炭化水素残基を示し、xは重合体が5
    0〜500,000mm2/sの範囲の粘度を有するような整数であ
    る)で表されるジヒドロキシポリシロキサンである請求
    項1〜7のいずれか1項記載の組成物。
  9. 【請求項9】 硬化剤がメチルトリメトキシシランであ
    る請求項1〜8のいずれか1項記載の組成物。
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