JP2006282741A - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents
硬化性樹脂組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006282741A JP2006282741A JP2005101731A JP2005101731A JP2006282741A JP 2006282741 A JP2006282741 A JP 2006282741A JP 2005101731 A JP2005101731 A JP 2005101731A JP 2005101731 A JP2005101731 A JP 2005101731A JP 2006282741 A JP2006282741 A JP 2006282741A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- group
- polybutadiene
- silane coupling
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Abstract
【解決手段】酸無水物基を有するポリブタジエンと、該ポリブタジエンと相溶可能な水酸基含有化合物と、酸無水物基およびアルコキシシリル基を有するシランカップリング剤(A)と、潜在性アミノ基およびアルコキシシリル基を有するシランカップリング剤(B)とを含有する硬化性樹脂組成物であって、
前記ポリブタジエン100質量部に対して、前記水酸基含有化合物を1〜100質量部含有し、前記シランカップリング剤(A)と前記シランカップリング剤(B)とを合計して0.1〜10.0質量部含有する硬化性樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
即ち、本発明は、以下の(1)および(2)に示す硬化性樹脂組成物、(3)に示す複層ガラス用シール剤ならびに(4)〜(6)に示す複層ガラスを提供するものである。
上記ポリブタジエン100質量部に対して、上記水酸基含有化合物を1〜100質量部含有し、上記シランカップリング剤(A)と上記シランカップリング剤(B)とを合計して0.1〜10.0質量部含有する硬化性樹脂組成物。
上記二次シール剤が、上記(3)に記載の複層ガラス用シール剤である複層ガラス。
本発明の第1の態様に係る硬化性樹脂組成物(以下、単に「本発明の組成物」ともいう。)は、酸無水物基を有するポリブタジエンと、該ポリブタジエンと相溶可能な水酸基含有化合物と、酸無水物基およびアルコキシシリル基を有するシランカップリング剤(A)と、潜在性アミノ基およびアルコキシシリル基を有するシランカップリング剤(B)とを含有する硬化性樹脂組成物であって、該ポリブタジエン100質量部に対して、該水酸基含有化合物を1〜100質量部含有し、該シランカップリング剤(A)と該シランカップリング剤(B)とを合計して0.1〜10.0質量部含有する硬化性樹脂組成物である。
次に、本発明の組成物に用いるポリブタジエン、水素基含有化合物、シランカップリング剤(A)およびシランカップリング剤(B)について詳述する。
本発明に用いられるポリブタジエンは、酸無水物基を有するポリブタジエン(以下、「酸無水物変性ポリブタジエン」ともいう。)であれば特に限定されない。
ここで、酸無水物基は、2分子のカルボン酸を脱水縮合させた構造(R−CO−O−CO−R)を有する置換基のことをいい、このような酸無水物基を有するポリブタジエンとしては、ポリブタジエンの主鎖および/または側鎖に、カルボン酸無水物(例えば、無水フタル酸、無水マレイン酸等)を直接または有機基を介して導入させることで形成されるものが挙げられる。なお、本明細書においては、例えば無水マレイン酸を導入して形成された酸無水物基を無水マレイン酸基ということとし、他のカルボン酸無水物由来の酸無水物基についても同様とする。
これらのうち、無水マレイン酸基を有するポリブタジエン(マレイン化ポリブタジエン)であることが、後述する水酸基含有化合物との高い反応性を示す理由から好ましい。
本発明に用いられる水酸基含有化合物は、上記酸無水物変性ポリブタジエンと相溶可能な水酸基含有化合物であれば特に限定されない。
このような水酸基含有化合物としては、具体的には、水酸基を有する、ポリブタジエン(ブタジエンゴム)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)や、グリセリン、ポリエーテルポリオール、ひまし油系ポリオール等が好適に例示される。
これらのうち、水酸基を有するポリブタジエンであることが、上述した酸無水物基を有するポリブタジエンに対する相溶性が良好である理由から好ましい。
本発明に用いられるシランカップリング剤(A)は、酸無水物基およびアルコキシシリル基を有するシランカップリング剤である。
ここで、酸無水物基は、上記酸無水物変性ポリブタジエンにおいて説明したものと同様、2分子のカルボン酸を脱水縮合させた構造(R−CO−O−CO−R)を有する置換基のことをいう。
また、アルコキシシリル基は、湿気や架橋剤の存在下、必要に応じて触媒等を使用することにより縮合反応を起こしてシロキサン結合を形成することにより架橋しうるケイ素含有基であって、下記一般式(1)で表される置換基のことをいう。
このような上記一般式(1)で表されるアルコキシシリル基としては、具体的には、下記式で表される基が好適に例示される。
本発明に用いられるシランカップリング剤(B)は、潜在性アミノ基およびアルコキシシリル基を有するシランカップリング剤である。
ここで、潜在性アミノ基とは、アミノ基の保護基の導入により活性水素をブロッキングした状態のアミノ基のことをいい、その具体例としては、ケトンまたはアルデヒドと、アミンとから導かれるケチミン(C=N)基等が好適に挙げられる。
また、アルコキシシリル基は、上記シランカップリング剤(A)において説明したものと同様、上記一般式(1)で表される置換基である。
(式中、R1およびR2はそれぞれ独立に炭素数1〜8の分岐していてもよいアルキル基であり、R3は炭素数1〜12の二価の有機基であり、R4およびR5は、それぞれ独立に炭素数1〜12の一価の有機基であり、nは0〜2の整数である。また、複数のR1またはR2はそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。)
R3は、炭素数1〜12の二価の有機基であり、炭素数2〜6のアルキレン基であることが好ましい。このようなR3としては、具体的には、例えば、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基等が挙げられ、入手が容易で接着性が優れる観点からトリメチレン基がより好ましい。
R4およびR5は、それぞれ独立に炭素数1〜12の一価の有機基であり、それぞれ独立に炭素数1〜6の一価の有機基(脂肪族基、脂環式基、芳香族基)であることが好ましく、それぞれ独立に炭素数1〜6のアルキル基であることがより好ましい。このようなR4およびR5としては、R1およびR2で例示したアルキル基を好適に挙げることができる。
アミン系化合物としては、具体的には、例えば、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、ドデシルアミン、オレイルアミン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、1,2−ジアミノプロパン、ブチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、ヘキサメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ジプロプレンジアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、グアニジン等の鎖状脂肪族アミン、シクロヘキシルアミン、トリエチレンジアミン、モルホリン、N−メチルホルホリン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン、イソホロンジアミン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、N−アミノエチルピペラジン、3,3−ジメチル−4,4−ジアミノジシクロヘキシルメタン、メンセンジアミン、イソフオロンジアミン、製鉄化学社製のS Cure 211、S Cure 212、4,4−ジアミノジシクロヘキシルメタン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン等の環状脂肪族アミン、および、ベンジルアミン、m−キシレンジアミン、昭和電工社製のショーアミンX、アミンブラック、ショーアミンブラック、ショーアミンN、ショーアミン1001、ショーアミン1010等の脂肪芳香族アミンなどの脂肪族アミン;
m−フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルフォン、ジフェニルグアニジンなどの芳香族アミン;
アミンアダクト(ポリアミンエポキシ樹脂アダクト)、ポリアミン−エチレンオキシドアダクト、脂肪族アミンとケトンとの反応物であるケチミン;
ジブチルアミン、ベンジルジメチルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルグアニジン、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,6−ヘキサメチレンジアミン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、ピペリジン、ピリジンなどの第2級アミンまたは第3級アミン;
これらのアミン化合物のカルボン酸塩;
ダイマー酸とジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン等のポリアミンとを反応させてなるポリアミドアミン;
ベンジルトリエチルアンモニウムアセタートなどの第四級アンモニウム塩;等が挙げられる。
これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明に用いられる炭酸カルシウムは、特に限定されず、例えば、重質炭酸カルシウム、沈降性炭酸カルシウム(軽質炭酸カルシウム)、コロイダル炭酸カルシウムが挙げられる。
また、脂肪酸、樹脂酸、脂肪酸エステル、高級アルコール付加イソシアネート化合物等により表面処理された表面処理炭酸カルシウムも用いることができる。具体的には、脂肪酸で表面処理された炭酸カルシウムとして、ホワイトン305(重質炭酸カルシウム、白石カルシウム社製)、白艶華CCR(コロイダル炭酸カルシウム、白石工業社製)、カルファイン200(コロイダル炭酸カルシウム、丸尾カルシウム社製)、カルファイン500(コロイダル炭酸カルシウム、丸尾カルシウム社製)、変性脂肪酸で表面処理された炭酸カルシウムとして、ライトンA−4(重質炭酸カルシウム、備北粉化工業社製)、ライトン26A(重質炭酸カルシウム、備北粉化工業社製)、脂肪酸エステルで表面処理された炭酸カルシウムとして、スノーライトSS(重質炭酸カルシウム、丸尾カルシウム社製)、シーレッツ200(コロイダル炭酸カルシウム、丸尾カルシウム社製)等が好適に用いられる。これらのうち、脂肪酸、変性脂肪酸、脂肪酸エステル、高級アルコール付加イソシアネート化合物等で表面処理されたものが、特に好ましい。表面処理炭酸カルシウムは、粘度を高くするため形状保持性および作業性に寄与し、また、表面が疎水性であるため貯蔵安定性に寄与する。
これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
顔料としては、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、群青、ベンガラ、リトポン、鉛、カドミウム、鉄、コバルト、アルミニウム、塩酸塩、硫酸塩等の無機顔料;アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料等の有機顔料が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)が挙げられる。
帯電防止剤としては、例えば、第四級アンモニウム塩;ポリグリコール、エチレンオキサイド誘導体等の親水性化合物が挙げられる。
接着性付与剤としては、例えば、テルペン樹脂、フェノール樹脂、テルペン−フェノール樹脂、ロジン樹脂、キシレン樹脂、エポキシ樹脂が挙げられる。
上記の各添加剤は適宜、組み合わせて用いることができる。
本発明の組成物は、湿気にさらすと、シランカップリング剤(A)および(B)中のアルコキシシリル基の加水分解により、硬化反応が進行する。また、適宜水分を供給して、硬化反応を進行させることもできる。
本発明の複層ガラス用シール剤は、上述したように本発明の組成物がガラスとの接着性、特に耐温水接着性に優れることから、複層ガラスを構成するガラス板同士をスペーサーを介して良好に接着し、また高温、高湿の夏場においてもその接着を十分に保持することができるため非常に有用である。
図1に示すように、複層ガラス10は、2枚のガラス板1を、スペーサ5を介して対向させ、ガラス板1の間に中空層(空気層)2を形成させ、スペーサ5とガラス板1との間に一次シール剤3を介在させて中空層2を外気からしゃ断し、更に、スペーサ5と、一次シール剤3と、対向するガラス板1とで囲まれる端部の空隙に、本発明の複層ガラス用シール剤を二次シール剤4として設けてなる構造を有する。
上記樹脂としては、熱可塑性樹脂であることが好ましく、具体的には、ポリオレフィン系樹脂(例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、アイソタクチックポリプロピレン、シンジオタクチックポリプロピレン、エチレンプロピレン共重合体樹脂);ポリアミド系樹脂(例えば、ナイロン6(N6)、ナイロン6,6(N6,6)、ナイロン4,6(N4,6)、ナイロン11(N11)、ナイロン12(N12)、ナイロン6,10(N6,10)、ナイロン6,12(N6,12)、ナイロン6/6,6共重合体(N6/6,6)、ナイロン6/6,6/6,10共重合体(N6/6,6/6,10)、ナイロンMXD6(MXD6)、ナイロン6T、ナイロン6/6T共重合体、ナイロン6,6/PP共重合体、ナイロン6,6/PPS共重合体);ポリエステル系樹脂(例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の芳香族ポリエステル);ポリエーテル系樹脂(例えば、ポリフェニレンオキシド(PPO)、変性ポリフェニレンオキシド(変性PPO)、ポリサルフォン(PSF)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK));ポリメタクリレート系樹脂(例えば、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリメタクリル酸エチル);ポリビニル系樹脂(例えば、ビニルアルコール/エチレン共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、塩化ビニリデン/メチルアクリレート共重合体);フッ素系樹脂(例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリクロルフルオロエチレン(PCTFE))、ポリアクリロニトリル樹脂(PAN)が挙げられ、1種単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
このうような樹脂組成物は、本発明の組成物で例示した各種添加剤を含有していてもよく、特に、モレキュラーシーブ等の吸湿剤を含有するのが好ましい。
(実施例1〜4、比較例1〜7)
下記第1表に示す各成分を、第1表に示す組成(質量部)で、かくはん機を用いて混合し分散させ、第1表に示される各硬化性樹脂組成物を得た。なお、比較例5では、ポリサルファイド系シーラント(SM8000/B800、横浜ゴム社製)を用い、比較例6では、イソシアネートプレポリマーと不飽和二重結合を骨格とするポリオールとを主成分とする2液型複層ガラス用シーラントであって、通常は炭酸カルシウム等の無機充填材、接着付与剤を適宜含有し、これらを適宜混練して得られたウレタン系シーラントを用い、比較例7では、ウレタン系シーラント(IGS203A/B、サンユレック社製)を用い、同様の評価を行った。
(1)常態接着性
得られた硬化性樹脂組成物をH型に組まれたフロートガラスに充填し、20℃3日間および50℃3日間、硬化養生することでH型試験体を作製した。
作製したH型試験体を用い、JIS A1439-1997に準じて、50mm/分の引張速度で2枚のガラス板を垂直方向に引張る接着面のはく離試験を行い、はく離時の引張強度(N/cm2)を測定し、はく離面の破壊形態を目視により確認した。その結果を下記第1表に示す。第1表中、はく離の状態をCF(凝集破壊)、AF(界面はく離)で示した。
常態接着性の試験で作製したH型試験体を80℃の温水中に14日間浸漬し、その後、20℃で1日放置した。
放置後の試験体を用い、常態接着性と同様のはく離試験を行い、はく離時の引張強度(N/cm2)を測定し、はく離面の破壊形態を目視により確認した。その結果を下記第1表に示す。
常態接着性の試験で作製したH型試験体を90℃の温水中に14日間浸漬し、その後、20℃で1日放置した。
放置後の試験体を用い、常態接着性と同様のはく離試験を行い、はく離時の引張強度(N/cm2)を測定し、はく離面の破壊形態を目視により確認した。その結果を下記第1表に示す。
・酸無水物変性ポリブタジエン1:PolyvestOC800、デグサ社製
・水酸基含有化合物1:Poly Bd R45HT、出光石油化学社製
・シランカップリング剤A1:GF20、WackerChemical社製
・シランカップリング剤B1:S340、チッソ社製
・エポキシシラン:A187、日本ユニカー社製
・イソシアネートシラン:A1310、日本ユニカー社製
・アミン系化合物:N,N,N′,N′−テトラメチル−1,6−ヘキサメチレンジアミン、和光純薬工業社製
・可塑剤1:フタル酸ジイソノニル(DINP、新日本理化社製)
・重質炭酸カルシウム:ライトン26A、備北粉化工業社製
・コロイダル炭酸カルシウム:カルファイン500、丸尾カルシウム社製
図2は、実施例1で得られた硬化性樹脂組成物、比較例5で用いたポリサルファイド系シーラントおよび比較例7で用いたウレタン系シーラントの可使時間と硬度発現のバランスを示す粘度−時間グラフである。なお、粘度は、20℃下、1rpmで測定したmPas値である。
図2に示すグラフから、実施例1で得られた硬化性樹脂組成物は、比較例7で用いたウレタン系シーラントに比べ、可使時間と硬度発現のバランスが格段に良好であることが分かった。
2液型の硬化剤成分として、上記第1表における水酸基含有化合物1、シランカップリング剤B1、アミン系化合物および可塑剤1を、それぞれ、40.0:1.0:1.6:19.0の質量比で含有する硬化剤成分1を調整した。
調整した硬化剤成分1を下記第2表に示す時間放置し、その際の外観変化を目視により確認することで硬化剤成分の経時安定性を評価した。同様の評価を比較例6で用いたウレタン系シーラントの硬化剤成分2(TDIウレタンプレポリマー:可塑剤=40:5(質量比))についても行った。その結果を下記第2表に示す。
2 空気層(中空層)
3 一次シール材
4 二次シール材
5 スペーサ
10 複層ガラス
Claims (6)
- 酸無水物基を有するポリブタジエンと、該ポリブタジエンと相溶可能な水酸基含有化合物と、酸無水物基およびアルコキシシリル基を有するシランカップリング剤(A)と、潜在性アミノ基およびアルコキシシリル基を有するシランカップリング剤(B)とを含有する硬化性樹脂組成物であって、
前記ポリブタジエン100質量部に対して、前記水酸基含有化合物を1〜100質量部含有し、前記シランカップリング剤(A)と前記シランカップリング剤(B)とを合計して0.1〜10.0質量部含有する硬化性樹脂組成物。 - 前記ポリブタジエンおよび/または前記シランカップリング剤(A)の酸無水物基が、無水マレイン酸基である請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
- 請求項1または2に記載の硬化性樹脂組成物からなる複層ガラス用シール剤。
- 2枚以上のガラス板が中空層を形成するようにスペーサを介して対向配置され、該スペーサと該ガラス板との間に一次シール剤が充填され、該ガラス板の周縁部とスペーサの外周部とで形成された凹部に二次シール剤が充填されてなる複層ガラスであって、
前記二次シール剤が、請求項3に記載の複層ガラス用シール剤である複層ガラス。 - 前記スペーサが金属または樹脂により形成され、前記一次シール剤がブチルシーラーにより形成された請求項4に記載の複層ガラス。
- 前記ガラス板が、フロートガラス、型板ガラス、網入りガラス、熱線反射ガラス、および、酸化チタン系光触媒を被覆してなるガラスのいずれかである請求項4または5に記載の複層ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005101731A JP4788175B2 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 硬化性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005101731A JP4788175B2 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 硬化性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006282741A true JP2006282741A (ja) | 2006-10-19 |
JP4788175B2 JP4788175B2 (ja) | 2011-10-05 |
Family
ID=37404993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005101731A Expired - Fee Related JP4788175B2 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 硬化性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4788175B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006282777A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 硬化性樹脂組成物 |
JP2010525090A (ja) * | 2007-04-16 | 2010-07-22 | ダウ コーニング コーポレーション | 基材への改良された自己接着性を有する縮合硬化性組成物 |
JP2010284964A (ja) * | 2009-05-14 | 2010-12-24 | Nitto Denko Corp | 透明基板ならびに透明基板を用いた表示素子、太陽電池および照明素子 |
JP2012533639A (ja) * | 2009-07-17 | 2012-12-27 | ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト | 有機ケイ素化合物ベースの架橋可能な組成物 |
KR20140037033A (ko) * | 2011-08-17 | 2014-03-26 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 액정 표시 소자용 시일제 및 액정 표시 소자 |
EP3293217A1 (en) | 2016-09-07 | 2018-03-14 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Silane-modified copolymer, making method, and adhesion improver |
US10221090B2 (en) | 2009-10-23 | 2019-03-05 | Nitto Denko Corporation | Transparent substrate |
JP2021035895A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 真空断熱複層ガラスパネル |
WO2022006423A1 (en) * | 2020-07-01 | 2022-01-06 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Methods of preparing coated substrates and non-aqueous, curable film-forming compositions used therefor |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60210624A (ja) * | 1984-02-27 | 1985-10-23 | ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ | 熱硬化性エポキシ樹脂組成物 |
JPH02117940A (ja) * | 1988-09-10 | 1990-05-02 | Huels Ag | 架橋可能な物質 |
JPH05230377A (ja) * | 1991-11-22 | 1993-09-07 | Dow Corning Sa | 硬化性充填剤入りポリシロキサン組成物 |
JPH11209539A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-03 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 複層ガラス用シーリング材 |
JP2002293885A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-09 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
JP2003165867A (ja) * | 2001-11-28 | 2003-06-10 | Hitachi Chemical Dupont Microsystems Ltd | シランカップリング剤 |
JP2005281073A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 複層ガラス用二次シール材組成物およびそれを用いた複層ガラス |
JP2006273976A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 2液型複層ガラス二次シール材用組成物およびそれを用いた複層ガラス |
JP2006282777A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 硬化性樹脂組成物 |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005101731A patent/JP4788175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60210624A (ja) * | 1984-02-27 | 1985-10-23 | ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ | 熱硬化性エポキシ樹脂組成物 |
JPH02117940A (ja) * | 1988-09-10 | 1990-05-02 | Huels Ag | 架橋可能な物質 |
JPH05230377A (ja) * | 1991-11-22 | 1993-09-07 | Dow Corning Sa | 硬化性充填剤入りポリシロキサン組成物 |
JPH11209539A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-03 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 複層ガラス用シーリング材 |
JP2002293885A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-09 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
JP2003165867A (ja) * | 2001-11-28 | 2003-06-10 | Hitachi Chemical Dupont Microsystems Ltd | シランカップリング剤 |
JP2005281073A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 複層ガラス用二次シール材組成物およびそれを用いた複層ガラス |
JP2006273976A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 2液型複層ガラス二次シール材用組成物およびそれを用いた複層ガラス |
JP2006282777A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 硬化性樹脂組成物 |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006282777A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 硬化性樹脂組成物 |
JP2010525090A (ja) * | 2007-04-16 | 2010-07-22 | ダウ コーニング コーポレーション | 基材への改良された自己接着性を有する縮合硬化性組成物 |
JP2010284964A (ja) * | 2009-05-14 | 2010-12-24 | Nitto Denko Corp | 透明基板ならびに透明基板を用いた表示素子、太陽電池および照明素子 |
JP2014000815A (ja) * | 2009-05-14 | 2014-01-09 | Nitto Denko Corp | 透明基板ならびに透明基板を用いた表示素子、太陽電池および照明素子 |
JP2012533639A (ja) * | 2009-07-17 | 2012-12-27 | ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト | 有機ケイ素化合物ベースの架橋可能な組成物 |
US10221090B2 (en) | 2009-10-23 | 2019-03-05 | Nitto Denko Corporation | Transparent substrate |
KR101953925B1 (ko) * | 2011-08-17 | 2019-03-04 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 액정 표시 소자용 시일제 및 액정 표시 소자 |
KR20140037033A (ko) * | 2011-08-17 | 2014-03-26 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 액정 표시 소자용 시일제 및 액정 표시 소자 |
EP3293217A1 (en) | 2016-09-07 | 2018-03-14 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Silane-modified copolymer, making method, and adhesion improver |
KR20180028030A (ko) | 2016-09-07 | 2018-03-15 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 실란 변성 공중합체, 그의 제조 방법 및 밀착 향상제 |
JP2021035895A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 真空断熱複層ガラスパネル |
WO2021038907A1 (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 真空断熱複層ガラスパネル |
WO2022006423A1 (en) * | 2020-07-01 | 2022-01-06 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Methods of preparing coated substrates and non-aqueous, curable film-forming compositions used therefor |
CN115867621B (zh) * | 2020-07-01 | 2024-03-22 | Ppg工业俄亥俄公司 | 制备经涂覆的基材的方法以及其所用的非水性可固化成膜组合物 |
AU2021301263B2 (en) * | 2020-07-01 | 2024-03-28 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Methods of preparing coated substrates and non-aqueous, curable film-forming compositions used therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4788175B2 (ja) | 2011-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4788175B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物 | |
US8865817B2 (en) | Rapidly curing compound having good adhesive properties | |
EP0520426B1 (en) | A curable composition | |
JP4139851B2 (ja) | 通電剥離用組成物を用いた接着剤、通電剥離性多層接着剤 | |
JP5061531B2 (ja) | 緩衝材用接着剤、通気緩衝複合防水工法および通気緩衝複合防水工法を用いて製造される構造体 | |
KR20070007905A (ko) | 2-성분 접착제/밀봉제 | |
JP4862272B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物 | |
KR20110095394A (ko) | 알콕시실란-말단형 폴리머를 포함하는 폴리머 블렌드 | |
JP5098170B2 (ja) | 通気緩衝シート用接着剤および通気緩衝複合防水工法 | |
EP0620241A1 (en) | Curable composition of polyoxyalkylenes | |
JP2012117266A (ja) | 接着剤を用いたタイル張り工法 | |
WO2010047249A1 (ja) | 1液室温湿気硬化型硬化性樹脂組成物 | |
JP2010166032A (ja) | 太陽電池用反応型ホットメルトシーリング剤組成物 | |
JP5158240B2 (ja) | 複層ガラス用二次シーリング材組成物及びそれを用いた複層ガラス | |
JP2007211142A (ja) | 一液型熱硬化性組成物 | |
JP2005281073A (ja) | 複層ガラス用二次シール材組成物およびそれを用いた複層ガラス | |
JP2008179690A (ja) | ガラス用接着剤組成物 | |
JP2007070519A (ja) | シーリング材組成物 | |
JP2005336429A (ja) | 2液硬化型ポリウレタン樹脂組成物 | |
JP2008127439A (ja) | 湿気硬化型接着剤を用いた接着方法及び接着構造 | |
JP2010100737A (ja) | シーリング材組成物 | |
JP2006028474A (ja) | 難接着樹脂製被着体の接着方法および難接着樹脂製被着体の接着構造 | |
JP4802532B2 (ja) | 2液型複層ガラス二次シール材用組成物およびそれを用いた複層ガラス | |
JP2007308589A (ja) | 湿気硬化型接着性組成物とスピーカの組み立て方法 | |
KR20160091320A (ko) | 실링재 조성물 및 복합 유리 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110405 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110530 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110621 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110704 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |