JPH0522937A - スイツチングレギユレータ - Google Patents

スイツチングレギユレータ

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JPH0522937A
JPH0522937A JP17204591A JP17204591A JPH0522937A JP H0522937 A JPH0522937 A JP H0522937A JP 17204591 A JP17204591 A JP 17204591A JP 17204591 A JP17204591 A JP 17204591A JP H0522937 A JPH0522937 A JP H0522937A
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capacitor
reset
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Hisao Shimizu
久雄 清水
Katsuhiko Nishimura
勝彦 西村
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成によりメイントランスのリセット
を行わせ、且つスイッチング損失を低減することを目的
とする。 【構成】 メイントランス1の一次巻線2の一端と他端
とにそれぞれトランジスタ等の第1,第2のスイッチン
グ素子3,4及び第1,第2のリセット回路5,6を接
続する。この第1,第2のリセット回路5,6を、巻線
7を有するトランス8と、この巻線7の両端に接続した
第1,第2のダイオード9,10と、コンデンサ11と
により構成し、スイッチング素子3,4のオフ時のメイ
ントランス1のリセット電流を、第2のダイオードとコ
ンデンサ11とを介して流し、スイッチング素子3,4
のオン時に、コンデンサ11の充電電圧を、巻線7との
共振電流をダイオード9により半波のみ流して反転す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メイントランスの一次
巻線の両端にそれぞれスイッチング素子を接続した直列
二石フォワード型のスイッチングレギュレータに関す
る。直列二石フォワード型のスイッチングレギュレータ
は、メイントランスの一次巻線と直流電源の正極側及び
負極側との間に、それぞれトランジスタ等のスイッチン
グ素子を接続したものであり、これらのスイッチング素
子を保護する為のスナバ回路及びメイントランスの磁気
飽和を防止する為のリセット回路が設けられている。こ
のようなリセット回路及びスナバ回路の特性を向上し、
且つ経済化を図ることが要望されている。
【0002】
【従来の技術】従来例の直列二石フォワード型スイッチ
ングレギュレータは、例えば、図3に示す構成を有する
ものである。即ち、メイントランス31の一次巻線32
の一端と直流電源37の正極側との間に第1のスイッチ
ング素子としての電界効果トランジスタ33を接続し、
その一次巻線32の他端と直流電源37の負極側との間
に第2のスイッチング素子としての電界効果トランジス
タ34を接続し、電界効果トランジスタ33と並列に抵
抗44とコンデンサ45とからなるスナバ回路を接続
し、電界効果トランジスタ34と並列に抵抗46とコン
デンサ47とからなるスナバ回路を接続して、電界効果
トランジスタ33,34のターンオフ時のサージ電圧を
スナバ回路により吸収する。又メイントランス31の一
次巻線32の他端と直流電源37の正極側との間にダイ
オード49からなるリセット回路35を接続し、その一
次巻線32の一端と直流電源37の負極側との間にダイ
オード50からなるリセット回路36を接続して、メイ
ントランス31の磁気飽和を防止する。
【0003】又メイントランス31の二次巻線56に、
ダイオード51,52とチョークコイル53とコンデン
サ54とからなる整流平滑回路を接続し、二次巻線56
に誘起した電圧を整流して平滑化し、負荷55に直流出
力電圧を印加する。又スイッチング制御回路48は、そ
の直流出力電圧と設定基準値とを比較し、設定した電圧
となるように、補助トランス38の一次巻線41に電界
効果トランジスタ33,34のオン期間を示すパルス幅
の駆動信号を加える。この補助トランス38の二次巻線
39,40に誘起した駆動信号を、抵抗42を介して電
界効果トランジスタ33のゲートに、又抵抗43を介し
て電界効果トランジスタ34のゲートにそれぞれ加え
る。電界効果トランジスタ33,34は、駆動信号によ
り同時にオンとなるから、直流電源37からメイントラ
ンス31の一次巻線32に電流が流れる。
【0004】図4は従来例の動作説明図であり、(a)
は電界効果トランジスタ34のドレイン・ソース間電
圧、(b)は電界効果トランジスタ34に流れる電流、
(c)はスナバ回路に流れる電流、(d)はリセット回
路に流れる電流のそれぞれ一例を示す。電界効果トラン
ジスタ33とそのスナバ回路とリセット回路35とが、
電界効果トランジスタ34とそのスナバ回路とリセット
回路36と同様の動作を行うものであるから、電界効果
トランジスタ34側について説明する。
【0005】時刻t1に電界効果トランジスタ34を電
界効果トランジスタ33と共にオフとすると、電界効果
トランジスタ34に流れる電流IQ は(b)に示すよう
に急速に減少して零となり、又ドレイン・ソース間電圧
は(a)に示すように上昇する。又スナバ回路の抵抗4
6とコンデンサ47とを介して(c)に示す電流IR
流れて、電界効果トランジスタ34に印加されるサージ
電圧を吸収する。又リセット電流ID が(d)に示すよ
うに流れ、時刻t2には零となる。それによって、メイ
ントランス31のリセットが行われる。このリセット終
了時に電界効果トランジスタ34のドレイン・ソース間
電圧の変化が生じるから、それに対応してスナバ回路に
は、(c)に示すように逆方向(図3の矢印と反対方
向)の電流IR が流れる。
【0006】又時刻t3に電界効果トランジスタ34を
電界効果トランジスタ33と共にオンとすると、電界効
果トランジスタ34に流れる電流IQ は(b)に示すよ
うに急速に上昇した後、メイントランス31の一次巻線
32のインダクタンスに対応して徐々に上昇する。又電
界効果トランジスタ34のドレイン・ソース間電圧は
(a)に示すように急激に減少してほぼ零となる。又こ
のドレイン・ソース間電圧の変化に従って、スナバ回路
には(c)に示すように電流IR (図3の矢印と反対方
向の電流)が流れる。又時刻t4に電界効果トランジス
タ34を電界効果トランジスタ33と共にオフとする
と、時刻t1に於いてオフとした場合と同様な動作が行
われる。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】電界効果トランジス
タ33,34をオフとした時に発生するサージ電圧を吸
収する為のスナバ回路は、図示のような抵抗とコンデン
サとの直列回路から構成される場合が一般的であり、そ
のコンデンサ45,47に流れる充放電電流が抵抗4
4,46を通るから損失が生じる欠点がある。又電界効
果トランジスタ33,34によるスイッチング速度がス
ナバ回路により遅れるから、電界効果トランジスタ3
3,34に於けるスイッチング損失が増加する問題があ
る。本発明は、比較的簡単な構成によりメイントランス
のリセットを行わせると共にスイッチング損失を低減す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチングレ
ギュレータは、図1を参照して説明すると、メイントラ
ンス1の一次巻線2の一端と他端とにそれぞれ接続した
トランジスタ等の第1,第2のスイッチング素子3,4
及びメイントランス1のリセットを行う第1,第2のリ
セット回路5,6とを接続した直列二石フォワード型の
スイッチングレギュレータに於いて、第1,第2のリセ
ット回路5,6は、同一巻数の巻線7を有するトランス
8と、巻線7の両端に接続した第1,第2のダイオード
9,10と、コンデンサ11とを有し、コンデンサ11
と第2のダイオード10との直列回路に、メイントラン
ス1の一次巻線2にリセット電流を流すように接続し、
コンデンサ11と巻線7と第1のダイオード9との直列
回路を、スイッチング素子3,4と並列に接続した構成
とするものである。
【0009】
【作用】第1,第2のスイッチング素子3,4がオンと
なると、直流電源20からメイントランス1の一次巻線
2に電流が流れ、二次巻線26に誘起する。この誘起電
圧は、ダイオード21,22とチョークコイル23とコ
ンデンサ24とからなる整流平滑回路により整流されて
平滑化され、負荷25に印加される。又第1,第2のス
イッチング素子3,4がオフとなると、メイントランス
1の一次巻線2の両端に、リセット回路5,6のコンデ
ンサ11と第2のダイオード10との直列回路が接続さ
れた状態となり、メイントランス11の一次巻線2の蓄
積エネルギによって、ダイオード10を介してコンデン
サ11の充電が行われ、その充電電流がメイントランス
1のリセット電流となる。又第1,第2のスイッチング
素子3,4と並列に、第1のダイオード9とトランス8
の巻線7とコンデンサ11との直列回路が接続された状
態となり、第1,第2のスイッチング素子3,4に印加
されるサージ電圧は、この直列回路により吸収される。
【0010】次に、第1,第2のスイッチング素子3,
4がオンとなると、前述の場合と同様に、直流電源20
からメイントランス1の一次巻線2に電流が流れる。又
リセット回路5,6のコンデンサ11の充電電荷は、オ
ン状態となった第1,第2のスイッチング素子3,4を
介して流れ、その時に、トランス8の巻線7と直列共振
を起こし、又ダイオード9により共振電流の半波のみが
流れるから、コンデンサ11の充電電圧の極性は反転す
る。従って、次に第1,第2のスイッチング素子3,4
がオフとなった時のリセット電流及びサージ電圧吸収電
流をコンデンサ11に流すことができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例の説明図であり、メイ
ントランス1の一次巻線2の一端と他端とに、電界効果
トランジスタとして示す第1,第2のスイッチング素子
3,4及び第1,第2のリセット回路5,6を接続し、
第1,第2のリセット回路5,6を、第1,第2のダイ
オード9,10とコンデンサ11と巻線7を有するトラ
ンス8とにより構成したものである。又13,14は抵
抗、15は補助トランス、16,17は二次巻線、18
は一次巻線、19はスイッチング制御回路、20は直流
電源、21,22はダイオード、23はチョークコイ
ル、24はコンデンサ、25は負荷、26はメイントラ
ンスの二次巻線である。
【0012】第1,第2のリセット回路5,6のコンデ
ンサ11とトランス8の巻線7と第1のダイオード9と
の直列回路が、第1,第2のスイッチング素子3,4と
並列に接続され、又コンデンサ11と第2のダイオード
10との直列回路が、メイントランス1の一次巻線2に
並列に接続された構成とする。この場合、第1,第2の
リセット回路5,6のそれぞれの巻線7は、トランス8
の鉄心に巻回されたものであり、磁気結合されている。
又スイッチング制御回路19は、従来例と同様に、負荷
25に印加する直流出力電圧を設定基準値と比較して、
第1,第2のスイッチング素子3,4のオン期間を制御
するもので、そのオン期間を示す駆動信号を補助トラン
ス15の一次巻線18に加える。従って、補助トランス
15の二次巻線16,17から抵抗13,14を介して
第1,第2のスイッチング素子3,4のゲートに駆動信
号を加えることになり、その駆動信号によって第1,第
2のスイッチング素子3,4は同時にオンとなり、直流
電源20からメイントランス1の一次巻線2に電流が流
れ、その二次巻線26に電圧が誘起する。
【0013】二次巻線26の誘起電圧を、ダイオード2
1,22とチョークコイル23とコンデンサ24とから
なる整流平滑回路により整流して平滑化し、負荷25に
印加する直流出力電圧とする。又第1,第2のスイッチ
ング素子3,4をオフとすると、トランス1の蓄積エネ
ルギによりダイオード10とコンデンサ11との回路に
電流が流れて、トランス1のリセットが行われる。又ス
イッチング素子3,4に印加されるサージ電圧は、コン
デンサ11とトランス8の巻線7とダイオード9との回
路により吸収される。
【0014】又第1,第2のスイッチング素子3,4を
オンとすると、コンデンサ11の充電電荷は、トランス
8の巻線7とダイオード9とを介して放電し、その時
に、コンデンサ11と巻線7との直列共振による電流の
半波が流れることになり、コンデンサ11の充電電圧極
性は反転する。従って、次に第1,第2のスイッチング
素子3,4をオフとした時のリセット電流及びサージ電
圧吸収電流をコンデンサ11に流すことができる。
【0015】図2は本発明の実施例の動作説明図であ
り、第1,第2のスイッチング素子3,4は同一の動作
を行い、且つ第1,第2のリセット回路5,6も同一の
動作を行うものであるから、第2のスイッチング素子4
と第2のリセット回路6とについて説明する。図2の
(a)はスイッチング素子4のドレイン・ソース間電
圧、(b)はスイッチング素子4に流れる電流IQ
(c)はコンデンサ11を流れる電流IC 、(d)はコ
ンデンサ11の端子電圧、(e)はダイオード9を流れ
る電流ID1、(f)はダイオード10を流れる電流ID2
の一例を示す。又時刻t1〜t3がオフ期間、t3〜t
5がオン期間を示す。
【0016】時刻t1に、第2のスイッチング素子4を
第1のスイッチング素子と共にオフとすると、スイッチ
ング素子4に流れる電流IQ は(b)に示すように急速
に減少して零となり、又スイッチング素子4に印加され
る電圧は(a)に示すように上昇し、又コンデンサ11
に矢印方向に流れる電流IC は(c)に示すものとな
り、又ダイオード10に矢印方向に流れる電流ID2
(f)に示すものとなる。この場合、IC =ID2とな
る。即ち、メイントランス1の一次巻線2に、第1,第
2のリセット回路5,6のそれぞれのコンデンサ11と
ダイオード10とを介してリセット電流が流れることに
なる。そして、コンデンサ11の端子電圧は、(d)に
示すように上昇し、充電が完了する時刻t2以降に徐々
に低下する。
【0017】時刻t3に第2のスイッチング素子4を、
第1のスイッチング素子3と共に駆動信号によってオン
とすると、スイッチング素子4のドレイン・ソース間電
圧は(a)に示すように零となり、又コンデンサ11の
充電電荷がオン状態となったスイッチング素子4とダイ
オード9とトランス8の巻線7とを介して放電する。そ
の時に、コンデンサ11と巻線7との直列共振による電
流が流れようとするが、ダイオード9によりその共振電
流の半波のみが流れることになる。従って、ダイオード
9に矢印方向に流れる電流ID1は(e)に示すものとな
り、又コンデンサ11に矢印と反対方向に流れる電流I
C は(c)に示すものとなる。この場合、ID1=IC
なる。又コンデンサ11の端子電圧は(d)に示すよう
に極性が反転する。
【0018】又オン状態となったスイッチング素子4に
は、メイントランス1の一次巻線2に流れる電流とコン
デンサ11に流れる電流IC との和の電流が流れ、
(b)に示すように、時刻t3から急上昇し、共振電流
の半波が終わる時刻t4からは、メイントランス1の一
次巻線2のインダクタンス等に従った電流となる。
【0019】次の時刻t5に於いて第2のスイッチング
素子4を第1のスイッチング素子3と共にオフとする
と、時刻t1〜t2間と同様に、時刻t5〜t6間の動
作が行われ、メイントランス1のリセット及びサージ電
圧の吸収が行われる。前述の動作が繰り返されて、メイ
ントランス1のリセットが行われ、且つ第1,第2のス
イッチング素子3,4のサージ電圧の吸収が行われて、
負荷25に安定化直流出力電圧が印加される。なお、本
発明は前述の実施例にのみ限定されるものではなく、種
々付加変更することが可能であり、例えば、スイッチン
グ素子はバイポーラトランジスタ等を用いることも可能
であり、それに対応した駆動回路構成とすることができ
るものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、直列二
石フォワード型のスイッチングレギュレータに於いて、
メイントランス1のリセットを行わせる第1,第2のリ
セット回路5,6を、第1,第2のスイッチング素子
3,4のスナバ回路の機能を持たせることができる。従
って、従来例に於けるスナバ回路を省略することができ
るから、経済的な構成となると共に、スイッチング速度
を低下させることがないから、スイッチング損失を低減
できる利点がある。又第1,第2のリセット回路5,6
のそれぞれの巻線7は、1個のトランス8の巻線である
から、部品点数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明図である。
【図2】本発明の実施例の動作説明図である。
【図3】従来例の説明図である。
【図4】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 メイントランス 2 一次巻線 3 第1のスイッチング素子 4 第2のスイッチング素子 5 第1のリセット回路 6 第2のリセット回路 7 巻線 8 トランス 9 第1のダイオード 10 第2のダイオード 11 コンデンサ 15 補助トランス 19 スイッチング制御回路 25 負荷

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 メイントランス(1)の一次巻線(2)
    の一端と他端とにそれぞれ接続した第1,第2のスイッ
    チング素子(3),(4)及び前記メイントランス
    (1)のリセットを行う第1,第2のリセット回路
    (5),(6)とを接続した直列二石フォワード型のス
    イッチングレギュレータに於いて、 前記第1,第2のリセット回路(5),(6)は、同一
    巻数の巻線(7)を有するトランス(8)と、前記巻線
    (7)の両端に接続した第1,第2のダイオード
    (9),(10)と、コンデンサ(11)とを有し、前
    記コンデンサ(11)と前記第2のダイオード(10)
    との直列回路を、前記メイントランス(1)の一次巻線
    (2)にリセット電流が流れるように接続し、前記コン
    デンサ(11)と前記巻線(7)と前記第1のダイオー
    ド(9)との直列回路を、前記スイッチング素子
    (3),(4)と並列に接続した構成としたことを特徴
    とするスイッチングレギュレータ。
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