JPH0522906Y2 - - Google Patents

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JPH0522906Y2
JPH0522906Y2 JP1986183408U JP18340886U JPH0522906Y2 JP H0522906 Y2 JPH0522906 Y2 JP H0522906Y2 JP 1986183408 U JP1986183408 U JP 1986183408U JP 18340886 U JP18340886 U JP 18340886U JP H0522906 Y2 JPH0522906 Y2 JP H0522906Y2
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lens
lens frame
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groove
objective lens
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、対物光学系の取付構造を改良した
内視鏡の光学系構造に関する。
[従来の技術] 一般に、内視鏡の挿入部の先端には、対物光学
系が設けられている。こうした対物光学系には、
レンズ面を外部に露出させて対物第1レンズを気
密的に設け、この対物第1レンズより内側に対物
レンズ群を設けることが行なわれている(例えば
実開昭53−121844号公報)。
ところが、こうした光学系は温度の急激な変化
で対物第1レンズの内面に結露が発生して視野が
損われる問題をもつている。具体的には、レンズ
面の洗浄等で、対物第1レンズの温度が体温に近
い温度から急激に下がれば、先端内部の高温多湿
な空気(挿入部の外層から水蒸気が内部に徐々に
侵入してくることによる)が冷されて、対物第1
レンズの内面に結露し、曇りを生じていく。
そこで、本出願人は、結露が原因の視野の曇り
を防止するべく、対物第1レンズとこれより内側
の後方レンズとを各々レンズ枠に気密的に取付
け、両対物レンズ間の空間を気密的に閉塞する技
術を提案している(実願昭60−188081号)。
詳しくは、対物第1レンズ、後方レンズをレン
ズ枠に気密的に固定する構造には、始めに対物第
1レンズをレンズ枠の端側に嵌めて接着により気
密的に固定した後、後方レンズを残るレンズ枠の
端部から落し込み、ついでレンズ外周とレンズ枠
とで形成された円筒状の溝(レンズ枠を後方レン
ズの外径よりわずかに大きくしてなるもの)に接
着剤を隙間なく充填することにより行なわれてい
る。
[考案が解決しようとする問題点] さて、こうした後方レンズを固定する接着剤の
充填作業は、レンズ枠の一方が既に気密的に塞が
れているので、流し込む接着剤と、流し込んだ接
着剤の体積と同体積の空気とを溝部内で、置き換
えていく必要がある。
ところで、こうした作業に際し、溝部内に接着
剤が入り込むと、接着剤はレンズ枠の表面とレン
ズ表面との両方の表面張力を受けて接着剤の移動
速度が遅くなるので、空気との置換は遅い。しか
し、この置換速度を越える速度で接着剤を供給す
ると、接着剤が溝部の空気を包み込み、接着剤の
中で気泡となる問題をもつている。
こうした気泡は、接着剤硬化時の接着剤の体積
縮小により、対物第1レンズと後方レンズとで囲
まれた空間と、内視鏡の内部空間とを連通する連
通路を形成し易く、対物第1レンズとレンズ枠と
の気密性を損う原因となる。
このため、接着剤の充填作業には、気泡の発生
が無いよう接着剤を、接着剤と空気との置換速度
以下で流し込むといつた熟練した作業が要求され
る他、作業時間も多く必要とされるものであつ
た。
この考案は、このような問題点に着目してなさ
れたもので、簡単な作業で、かつ短時間にレンズ
枠と光学部材とを接着固定することができる内視
鏡の光学系構造を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段及び作用] この光学系構造では、レンズ枠19の端面全周
に、該レンズ枠19の端部に配置にされる光学部
材25の外表面と共同して略V字状の溝29を形
成する斜面28を設け、溝29に接着剤30を溜
めて光学部材25とレンズ枠19との間に接着剤
30を充填することにより、溝29に接着剤30
を充填するといつた作業で、接着剤30を置換速
度(接着剤30と空気)より遅い速度でレンズ枠
19と光学部材25との間に流し込み、レンズ枠
内部を気密状態にする。
[実施例] 以下、この考案を第1図および第2図に示す第
1の実施例にもとづいて説明する。第2図は内視
鏡1の全体を示す。この内視鏡1は挿入部2、操
作部3およびライトガイドケーブル4からなる。
上記挿入部2は、操作部3側から順次位置する可
撓管5、彎曲管6および先端構成部7からなり、
上記彎曲管6は操作部3に設けたアングルノブ8
の操作により遠隔的に彎曲させられるようになつ
ている。なお、操作部3には送気送水釦9と吸引
釦10が並んで設けられ、またその手元側には接
眼部11が設けられている。
一方、先端構成部7の先端には視察窓12、一
対の照明窓13、ノズル14および吸引口15が
それぞれ設けられている。そして、第1図に示す
ように先端構成部7には本体16に先端カバー1
7を被着してなり、この本体16と先端カバー1
7に渡り挿入部2の軸方向に沿つて貫通する貫通
孔18が穿設されている。この貫通孔18の先端
部分には筒状のレンズ枠19が嵌入され、接着に
より気密的に固定されている。このレンズ枠19
は、その中途外周に周状突起20を設けてなり、
この周状突起20により先端側を大径筒状部2
1、この大径筒状部21より後端側を小径筒状部
22としてある。上記各筒状部21,22間の内
周面部には段部23が形成されている。そして、
このレンズ枠19の大径筒状部21には、外部に
露出する光学部材たる対物大1レンズ24が嵌め
込まれている。また上記小径筒状部22には、光
学部材たる凸球面25aをもつ対物第2レンズ2
5が嵌め込まれ、凸側のレンズ面を外部に配して
いる。つまり、上記レンズ枠19内は複数の光学
部材を配備する取付孔26を構成している。
上記対物第1レンズ24を嵌め込む大径筒状部
21の内径は、その対物第1レンズ24の外径よ
りわずかに大きく形成されている。そして、その
両者間に形成された円筒状の溝に対して接着剤2
7を隙間なく充填することにより、外部との気密
性を確保している。そして、残るレンズ枠端の対
物第2レンズ25側の気密性の確保に、この考案
が適用されている。
すなわち、対物第2レンズ25を嵌め込む小径
筒状部22の内径もその対物第2レンズ25の外
径よりわずかに大きく形成されている。また小径
筒状部22の端面の全体には、軸心部に向かうに
したがい下だる形状の面取りが施され、全周に渡
り斜面28を形成している。そして、斜面28、
露出した対物第2レンズ25の側面および対物第
2レンズ25の外周側の凸球面の共同によつて形
成された略V字状の溝部29に、接着剤30を溜
めて対物第2レンズ25とレンズ枠19との間に
形成される円筒状の溝に隙間なく充填することに
より、内視鏡1の内外に対して気密性を確保して
いる。
なお、31は貫通孔18に装着された支持筒、
32はその支持筒31の先端側に装着された、後
群レンズ33を内蔵した第2のレンズ枠、34は
支持筒31の後端側に固定されたイメージガイド
フアイバ、35はそのイメージガイドフアイバ3
4の先端に取着されたレンズ、36はノズル14
に接ながる送気送水管路である。
しかして、こうした内視鏡の先端側の対物光学
系を組立てるときは、従来同様、始めに対物第1
レンズ24をレンズ枠19の大径筒状部21に嵌
めて接着により気密的に固定する。この後、対物
第2レンズ25を、残るレンズ枠19の小径筒状
部22へ落し込む。このレンズ配置により、小径
筒状部22の端部に略V字上の溝部22が形成さ
れていく。
そうした後、溝部29に接着剤30を充填して
溜めれば、置換速度以下の速度で溝部29から対
物第2レンズ25とレンズ枠19との間の溝に接
着剤30が入り込んで、両者間に隙間なく充填さ
れていく。これにより、溝部29での接着剤30
と空気との置換がスムーズに行なわれ、接着剤3
0が空気を包み込んで気泡を発生させることはな
くなる。
かくして、溝部29に接着剤30を溜めるとい
つた簡単な作業で、気密不良なくレンズ枠19と
対物第2レンズ25とを接着固定することができ
る。しかも、従来のような熟練した作業が要らな
い分、作業時間も短くなる。
また斜面28を、先端構成部7の孔内面の一部
が露出するよう大きく形成して接着剤30を充填
するようにすれば、先端構成部7と接着する部分
の面積の拡大する分(小径筒状部22の軸方向長
さが長くなる分)、先端構成部7との結合強度を
増すことができる。このことは、挿入部2の先端
に外力が加わつた場合でも、先端構成部7とレン
ズ枠19との気密的な結合が損なわれることが少
なくてすむようになる。つまり、先端構成部7と
レンズ枠19との気密性が失われ起こる水漏れを
減少させることができる。
なお、この考案は第1の実施例に限らず、例え
ば第3図に示す第2の実施例のようにしてもよ
い。
すなわち、第2の実施例は対物第1レンズ2
4、対物第2レンズ25の他に後群レンズ33も
同じレンズ枠32に取付けた構造に、この考案を
適用したものである。
具体的には、対物第1レンズ24は第1の実施
例と同様、気密的にレンズ枠32に取付けられ
る。また後群レンズ33のうち最も後方のレンズ
37の取付けも、第1の実施例と同様、レンズ枠
端に斜面28を設けて、斜面28、レンズ37の
側面、レンズ37の外周のレンズ面37aで形成
される溝部29に接着剤30を充填する構造とな
つている。もちろん、対物第1レンズ24と最後
方のレンズ37との間を分割するよう配置された
レンズ間の空間は気密的に密閉される。但し、3
8はレンズ間の距離を保つための間隔管を示す。
また、上述した実施例では、斜面、レンズの側
面、レンズの外周端の三者から溝部を形成した
が、もちろん斜面とレンズの外周端とで溝部を形
成してもよい。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案によれば、溝に接
着剤を充填するといつた作業で、接着剤を置換速
度より遅い速度でレンズ枠と光学部材との間に流
し込んで、レンズ枠内部を気密状態にすることが
できるようになる。
これ故、簡単な作業で気泡の発生なくレンズ枠
と光学部材とを接着固定することができる。しか
も、気泡の発生を防ぐための熟練した作業が要ら
ないので、その分、作業時間も少なくてすむ利点
をもつ。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の第1の実施例
を示し、第1図はこの考案の要部を内視鏡の先端
部と共に示す断面図、第2図はそれを適用した内
視鏡を示す斜視図、第3図はこの考案の第2の実
施例の要部を示す断面図である。 19……レンズ枠、24,25……対物第1レ
ンズ,対物第2レンズ(光学部材)、28……斜
面、29……溝部(V字状の溝)、30……接着
剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) レンズ枠内に複数の光学部材を設け、前記レ
    ンズ枠の一端には第1レンズが気密的に取付け
    られているとともに、前記レンズ枠の他端には
    レンズ枠の端面全周に、レンズ枠の端部に配置
    された光学部材の外表面と共同して略V字状の
    溝を形成する斜面を設け、前記溝に接着剤を溜
    めて光学部材とレンズ枠との間に接着剤を充填
    し、レンズ枠内部を気密状態としたことを特徴
    とする内視鏡の光学系構造。 (2) 略V字状の溝は、凸球面を備えた光学部材の
    外周側の球面と斜面とで形成されることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    内視鏡の光学系構造。 (3) 略V字状の溝は、凸球面を備えた光学部材の
    外周側の球面および側面と斜面とで形成される
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の内視鏡の光学系構造。
JP1986183408U 1986-11-06 1986-11-28 Expired - Lifetime JPH0522906Y2 (ja)

Priority Applications (3)

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JP1986183408U JPH0522906Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28
US07/116,018 US4841952A (en) 1986-11-06 1987-10-30 Endoscope with an optical system
DE19873737425 DE3737425A1 (de) 1986-11-06 1987-11-04 Endoskop mit verbessertem optischen system, sowie verfahren zur herstellung des optischen systems

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JP1986183408U JPH0522906Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

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JPS6388816U JPS6388816U (ja) 1988-06-09
JPH0522906Y2 true JPH0522906Y2 (ja) 1993-06-11

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ID=31130117

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